JP2011040046A - 印刷制御方法、制御プログラム、画像形成装置 - Google Patents

印刷制御方法、制御プログラム、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合であっても、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐ。
【解決手段】
アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータの印刷が指示された場合に、このドキュメントデータの印刷設定情報を表す第1の設定データを取得し、取得した第1の設定データをメモリへ記憶し、印刷指示の後に、アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータが新たに印刷を指示された場合に、この新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す第2の設定データを取得し、第2の設定データが、メモリが記憶する第1の設定データと等しい場合、第2の設定データが、第1の設定データと等しい旨を表す情報を表示部へ表示する。
【選択図】 図3

Description

本開示は、外部装置で生成された画像データを画像形成装置で出力する印刷制御方法、制御プログラム、および画像形成装置に関する。
コピーあるいはプリント機能を用いて印刷する場合、画像形成装置が印刷を開始する前に、ユーザーは画像形成装置のコントロールパネル、あるいはネットワークに接続されたPC(Personal Computer)を介して、カラー/モノクロ、印刷部数、拡大/縮小、複数ページを1ページに集約して出力(Nin1)、両面印字等の印刷条件を設定する。画像形成装置は、設定された印刷条件に基づいてシート上へ画像を形成する。
しかしながら、設定した印刷条件が最終的にユーザーによって確認されない状態で画像形成装置が印刷を開始する場合、適切な印刷結果が得られないことがあった。例えば、前に画像形成された印刷条件が残っていた場合、ユーザーが前に印刷条件を設定したことを忘れた状態で印刷を指示することにより、ユーザーが意図しない印刷設定でドキュメントが出力されてしまう虞がある。
特開2007−281802公報
そこで、本発明の実施の形態では、前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合であっても、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の印刷制御方法は、アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータ、およびプリンタドライバの設定画面を介して設定された印刷設定情報に基づいて生成された画像データを画像形成装置へ送信する処理装置で実行する印刷制御方法であって、ドキュメントデータの印刷が指示された場合に、このドキュメントデータの前記印刷設定情報を表す第1の設定データを取得し、取得した前記第1の設定データをメモリへ記憶し、前記印刷指示の後に、前記アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータが新たに印刷を指示された場合に、この新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す第2の設定データを取得し、前記第2の設定データが、前記メモリが記憶する前記第1の設定データと等しい場合、前記第2の設定データが、前記第1の設定データと等しい旨を表す情報を表示部へ表示する印刷制御方法。
プリンタ制御システムの構成を説明するブロック図 印刷システムのソフトウェア構成の一例を示すブロック図 第1の実施の形態における印刷設定情報確認機能の仕組みを示す概略図 第1の実施の形態における印刷設定情報確認機能を説明するフローチャート 第1の実施の形態における印刷設定情報確認機能を説明するフローチャート 第1の実施の形態における確認画面の一例を示す概略図 第2の実施の形態における印刷設定情報確認機能の仕組みを説明するための概略図 第2の実施の形態における画像処理装置側の印刷設定情報確認機能を説明するフローチャート 第2の実施の形態における画像処理装置側の印刷設定情報確認機能を説明するフローチャート 第2の実施の形態における確認画面の一例を示す概略図 設定画面の一例を示す概略図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、プリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。処理装置100と画像形成装置140は双方向性インターフェース130を介して接続される。
処理装置100は、画像形成装置140との通信等を実行するためのソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの適切な組合せを含む。また、処理装置100は、多様なウェブ・ページおよびデバイス・ページ等とやり取りするためのWebブラウザまたは他の専用アプリケーション等の適切なインターフェースを有する。
処理装置100は制御部102と、記憶装置112と、通信インターフェース(通信I/F)114と、入力インターフェース(入力I/F)116と、入力部118と、表示インターフェース(表示I/F)120と、表示部122とを有する。処理装置100としてはPC(Personal Computer)を用いてよい。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ104、メモリ106、およびオペレーティングシステム(Operating System、OS)126により機能する。制御部102は、図形、イメージ、文字、表等が混在した文書処理を実行する。メモリ106は、例えば、半導体メモリであり、プロセッサ104の制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)108と、プロセッサ104に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)110とを有する。処理装置100の各コンポーネントは、バス128を介して接続される。
記憶装置112は、アプリケーションプログラム124と、プリンタドライバ125と、プロセッサ104の制御プログラムであるOS126と、を記憶する。アプリケーションプログラム124は、OS126のソフトウェアとして動作する。アプリケーションプログラム124は、一般的なソフトウェアに加え、Webアプリケーションを含む。プリンタドライバ125は、アプリケーションプログラム124からの印刷指示に合わせて画像形成装置140を制御するデバイスドライバであり、OS126のソフトウェアとして動作する。記憶装置112としては、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置またはこれらの任意の組合せであってよい。
通信I/F114は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F114は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線の双方向性インターフェース130を介して画像形成装置140と通信する。通信I/F114は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部102は、通信I/F114を介して画像形成装置140やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
入力I/F116は、入力部118と接続される。入力部118としては、マン・マシンインターフェースとしてキーボードデバイスやマウスが用いられる。
表示I/F120は、表示部122と接続される。表示I/F120は、バス128に接続された他のコンポーネントから表示部122に表示するデータまたはインストラクションを受け取る。表示I/F120は、表示部122へ表示データを出力する。表示部122としては、例えば、PCに付随するディスプレイが用いられる。
画像形成装置140は制御部142と、記憶装置152と、通信インターフェース(通信I/F)154と、操作パネル156と、原稿を読み取るスキャナ部160と、画像を形成するプリンタ部162と、を備える。画像形成装置140の各コンポーネントは、バス164を介して接続される。
制御部142は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ144、メモリ146、およびオペレーティングシステム(Operating System、OS)により機能する。メモリ146は、例えば、半導体メモリであり、プロセッサ144の制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)148と、プロセッサ144に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)150を有する。制御部142は、ROM148あるいは、記憶装置152に格納された制御プログラム等に基づいて、操作パネル156、スキャナ部160、プリンタ部162、ファクシミリコントロールユニット(FCU)166を制御する。制御部142はさらに、画像データを補正、あるいは伸張する機能を有する。
記憶装置152は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワークファイル機能といった画像形成装置が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。
記憶装置152は、スキャナ部160で読取った原稿の画像データあるいは通信I/F154を介して取得した画像データ等を一時的に記憶する。記憶装置152としては、例えば、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置、光学式記憶装置、半導体記憶装置(フラッシュ・メモリ等)またはこれら記憶装置の任意の組合せでもよい。記憶装置152は、ソフトウェア更新、保護された電子ドキュメント、テキストデータ、アカウント情報、ポリシー情報等を適切に保存する。
通信I/F154は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F154は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線の双方向性インターフェース130を介して外部機器と接続する。通信I/F154は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部142は、通信I/F154を介してPC(Personal Computer)やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。本実施の形態では、制御部142は、通信I/F154および双方向性インターフェース130を介して処理装置100と通信する。
操作パネル156は、タッチパネル式の表示部157と各種の操作キー158とを有する。操作キー158は、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。また、表示部157は、例えば、用紙サイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部157から入力される。
スキャナ部160は、原稿を画像として読み取る内蔵された走査読取ユニットと、原稿載置台、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ部160の走査読取ユニットは、原稿載置台あるいは自動原稿送り装置にセットされた原稿を読取る。
プリンタ部162は、スキャナ部160で読取った原稿の画像データに対応する画像や、処理装置100から送られてきた画像データに対応する画像をシート上へ形成する。
続いて、ドキュメントデータ200の印刷処理を説明する。ドキュメントデータ200は、アプリケーションプログラム124に関連するものであり、アプリケーションプログラム124によって作成されたデータ、あるいは適切なアプリケーションプログラム124によって起動あるいは表示されたデータである。図2は印刷システムのソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。プロセッサ104は、以下のように、画像形成装置の選択、印刷設定情報の作成、および画像データの変換の処理を順番に処理する。
処理装置100は、アプリケーションプログラム124、グラフィックスエンジン206、プリンタドライバ125、プリントサブシステム220を有する。アプリケーションプログラム124、グラフィックスエンジン206、プリンタドライバ125、プリントサブシステム220は、記憶装置112に保存されたプログラムモジュールである。これらのプログラムモジュールは、プロセッサ104によって、RAM110へロードされて実行される。
グラフィックスエンジン206は、OS126が有する描画モジュールであり、アプリケーションプログラム124から指示を受け、プリンタドライバ125に対して指示する。
プリントサブシステム220は、印刷ジョブのスケジューリング、処理装置100と画像形成装置140との接続制御、および画像形成装置140のステータスの管理を行なう。
アプリケーションプログラム124から画像データを画像形成装置140へ印刷する場合には、アプリケーションプログラム124は、グラフィックスエンジン206へ描画データ202を出力する。OS126が、入力部118を介して、印刷する画像形成装置140に対応するプリンタドライバ125の選択を受け付けると、グラフィックスエンジン206は、プリンタドライバ125を記憶装置112からRAM110へロードし、アプリケーションプログラム124からの描画データ202の出力をライブラリに基づいて変換し、プリンタドライバ125へ出力する。
プリンタドライバ125は、受け取った描画データを、画像形成装置140が認識可能な制御コマンド、例えば、PostScriptやPDF(Portable Document Format)、XPS(XML Paper Specification)といったPDL(Page Description Language)へ変換する。変換された制御コマンドは、プリントサブシステム220により、通信I/F114を介して画像形成装置140へ画像データとして出力される。
次に、アプリケーションプログラム124からの画像データを、拡大縮小、複数ページを1ページに集約して出力(Nin1)、両面印字等の設定された印刷設定情報に基づいて画像処理する場合を説明する。印刷設定情報は、通常、プリンタドライバ125が提供する設定画面において、入力部118を介して設定される。印刷設定情報は拡大縮小、複数ページを1ページに集約して出力(Nin1)、両面印字等の画像処理や、画像形成後のステイプル、ホールパンチ、折り等のシート処理を含む。描画データを上記印刷設定情報に基づいて加工する場合、描画データは、スプール処理部210で加工処理される。スプール処理部210は、スプーラ212、スプールファイル214、スプールファイルマネージャ216、デスプーラ218を有する。
OS126が、入力部118を介して、印刷する画像形成装置140に対応するプリンタドライバ125の選択を受け付ける。選択されたプリンタドライバ125は、ドキュメントデータ200の印刷設定情報の初期値を作成する。描画データ202を加工するための印刷設定情報204を設定あるいは変更する場合、プリンタドライバ125は、表示部310へプロパティの設定画面を表示する。アプリケーションプログラム124は、プリンタドライバ125の設定画面を介して入力された印刷設定情報204を設定する。
アプリケーションプログラム124は、プリンタドライバ125のプロパティの設定画面で設定された印刷設定情報204を一時的にRAM110へ保存する。印刷設定情報204は、アプリケーションプログラム124において、プリンタドライバ毎に作成され、保存される。印刷設定情報204のデータ形式としては、例えば、設定ファイルとしてOSが提供するデータ構造体や、XML(Extensible Markup Language)形式のテキストデータなどがある。
例えば、Microsoft社のオペレーティングシステムであるWindows(登録商標)では、GDI(Graphics Device Interface)と呼ばれる印刷システムがある。このGDI印刷システムでは、アプリケーションプログラム124及びプリンタドライバ125は、DEVMODE構造体(バイナリデータ形式のデータ構造体)と呼ばれるメモリブロックを用いて印刷設定情報204のやり取りを行なう。このデータ構造体は、仕様が公開されるパブリック部と、仕様が公開されずプリンタドライバのみアクセス可能なプライベート部とを有する。用紙サイズ、用紙の向き、あるいは解像度等の基本機能はパブリック部に記述される。拡大縮小、Nin1、両面印字等の機能はプライベート部に記述される。一方、XML形式のテキストデータを用いる技術では、プリンタドライバの各機能の設定情報は、プリントチケットと呼ばれるタグに格納される。アプリケーションプログラムは、プリントチケットの内で自身が把握できる機能を検索し、設定値の取得、修正を行なうことができる。
ユーザーからの印刷実行の指示が入力されると、アプリケーションプログラム124はOS126へ印刷実行を指示する。すなわち、アプリケーションプログラム124は、グラフィックスエンジン206に対して、描画データ202を出力する。グラフィックスエンジン206は、アプリケーションプログラム124からの描画データ202の出力を変換し、印刷命令としてディスパッチャ208へ出力する。
ディスパッチャ208が取得したグラフィックスエンジン206からの印刷命令が、アプリケーションプログラム124からグラフィックスエンジン206へ出された描画データ202に基づくものである場合には、ディスパッチャ208は、記憶装置112が格納するスプール処理モジュールであるスプーラ212をRAM110へロードし、スプーラ212へ印刷命令を送る。
スプーラ212は受け取った印刷命令を解釈し、ページ単位に中間コードデータへ変換してスプールファイル214へ保存する。このページ単位に保存された中間コードデータのスプールファイルをページ描画ファイルと呼ぶ。
また、ユーザーからの印刷実行の指示が入力されると、プリンタドライバ125は、レイアウト処理が設定された印刷設定情報204を取得する。スプーラ212は、印刷設定情報204を、プリンタドライバ125から取得してジョブ単位のファイルとしてスプールファイル214へ保存する。このジョブ単位に格納された印刷設定情報204の設定ファイルをジョブ設定ファイルと呼ぶ。スプールファイル214は、RAM110あるいは記憶装置112上に生成される。
スプーラ212は、記憶装置112が格納するスプールファイルマネージャ216をRAM110へロードし、スプールファイルマネージャ216へスプールファイル214の生成状況を通知する。スプールファイルマネージャ216は、記憶装置112が格納するデスプーラ218をRAM110へロードする。スプールファイルマネージャ216は、デスプーラ218に対し、スプールファイル214に記述された中間コードデータのページ描画ファイルの印刷処理を指示する。
デスプーラ218は、スプールファイル214に保存された中間コードデータのページ描画ファイルを、スプールファイル214に保存された印刷設定情報204を含むジョブ設定ファイルの内容に従って加工し、描画データを再生成する。デスプーラ218は、生成した描画データをグラフィックスエンジン206へ出力する。グラフィックスエンジン206は、デスプーラ218から受け取った描画データを変換し、印刷命令としてディスパッチャ208へ出力する。
ディスパッチャ208が取得したグラフィックスエンジン206からの印刷命令が、デスプーラ218からグラフィックスエンジン206へ出された描画データに基づくものである場合には、ディスパッチャ208は、プリンタドライバ125へ印刷命令を送る。
プリンタドライバ125は、受け取った印刷命令に基づいて、画像形成装置140が認識可能な制御コマンドを生成し、プリントサブシステム220を介して画像形成装置140へ出力する。
プリンタドライバ125のプロパティの設定画面で設定された印刷設定情報204は、アプリケーションプログラム124が終了されるまで、アプリケーションプログラム124によってRAM110上に保持される。従来では、アプリケーションプログラム124を終了する前に、前回使用したプリンタドライバ125に対してアプリケーションプログラム124から印刷が指示されると、アプリケーションプログラム124に関連するドキュメントデータは、初期値ではなく、前に設定された印刷設定情報204に基づいて画像処理される。例えば、ユーザーが前に印刷設定情報204を設定したことを忘れた状態で印刷を指示すると、従来では、ユーザーが意図しない印刷設定でドキュメントが出力されることになり、使い勝手が良くない。
これに対し、第1の実施の形態では、以下に説明する印刷設定情報確認機能により、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐ。図3は、第1の実施の形態における印刷設定情報確認機能の仕組みを示す概略図である。
300は、印刷設定情報確認機能を実現する印刷設定確認部である。印刷設定確認部300は、記憶装置112に保存されたプログラムモジュールである。印刷設定確認部300は、OS126のソフトウェアとして動作する。印刷設定確認部300は、監視部302、データ取得部304、データ格納部306、制御部308を有する。監視部302は、アプリケーションプログラム124の起動、終了あるいは、アプリケーションプログラム124からの印刷指示を監視する。データ取得部304は、アプリケーションプログラム124において設定された印刷設定情報204に対応する設定データを取得する。データ格納部306は、印刷設定情報204に対応する設定データを格納する。すなわち、印刷設定確認部300は、印刷設定情報204に対応する設定データをRAM110あるいは記憶装置112へ記憶する。制御部308は、アプリケーションプログラム124から印刷が指示された描画データに対応する印刷設定情報が前に印刷指示された描画データに対応する印刷設定情報と同じか否かを判断する。制御部308は、印刷設定情報が以前に実行された印刷設定情報と同じであると判断した場合に、その旨をユーザーに対して報知する。また、制御部308は、アプリケーションプログラム124が終了した場合に、データ格納部306に格納されたアプリケーションプログラム124の印刷設定情報204に対応する設定データを消去する。
次に、印刷設定確認部300の処理動作について説明する。図4および図5は、第1の実施の形態における印刷設定情報確認機能を説明するフローチャートである。
印刷設定確認部300の監視部302は、アプリケーションプログラム124の起動を確認する(401)。また、監視部302は、起動したアプリケーションプログラム124の動作を監視する(402)。アプリケーションプログラム124は、プリンタドライバ(以下、プリンタドライバA)の設定画面を介して設定された印刷設定情報を一時的にRAM110へ保存する。他方、監視部302は、403において印刷指示が無い場合には(403のNo)、402に戻り、印刷指示を検出するまで、402、403を実行し、アプリケーションプログラムの動作を監視する。
アプリケーションプログラム124から印刷指示が実行された場合に(403のYes)、データ取得部304は、アプリケーションプログラム124において設定された印刷設定情報に対応する設定データを取得する(404)。すなわち、データ取得部304は、プリントジョブの印刷設定情報を表す設定データを取得する。405において、格納部306は、データ取得部304が取得した印刷設定情報に対応する設定データを格納する。印刷指示が出されたアプリケーションプログラム124のドキュメントデータは、上述したように、描画データがグラフィックスエンジン206へ出力され、印刷設定情報に基づいて加工され印刷処理される。
監視部302は、406において、アプリケーションプログラム124が終了したかを監視する。アプリケーションプログラム124が終了しない場合には(406のNo)、監視部302は、アプリケーションプログラム124の動作の監視を継続する(407)。
アプリケーションプログラム124が終了する前に、アプリケーションプログラム124に関連するドキュメントデータの新たな印刷指示が実行された場合には(407のYes)、データ取得部304は、アプリケーションプログラム124において設定されている印刷設定情報に対応する設定データを取得する(408)。すなわち、データ取得部304は、新たなプリントジョブの印刷設定情報を表す設定データを取得する。この場合、新たな印刷指示がされたドキュメントデータは、直前に印字したドキュメントデータあるいは新たなドキュメントデータのいずれかを問わない。
制御部308は、新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データに関連するプリンタドライバを判断する(409)。制御部308は、対象のプリンタドライバを、取得した設定データから判断しても、グラフィックスエンジン206により起動されているプリンタドライバを検出することで判断しても良い。
制御部308は、410において、新たに印刷が指示されたドキュメントデータの設定データのプリンタドライバが、データ格納部306が格納する設定データに対応するプリンタドライバと同じか否かを判断する。すなわち、制御部308は、アプリケーションプログラム124が起動してから終了するまでの間に、少なくとも1度印刷指示が実行されたプリンタドライバに対して、再度、印刷指示が実行されたか否かを判断する。
同一のプリンタドライバ(プリンタドライバA)に対して、再度、印刷指示が実行された場合には(410のYes)、制御部308は、新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データが、データ格納部306が格納する設定データと同じ設定データであるかを判断する(501)。すなわち、制御部308は、アプリケーションプログラム124から印刷が指示された新たなプリントジョブの印刷設定情報が前に印刷指示されたプリントジョブの印刷設定情報と同じか否かを判断する。
新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データが、データ格納部306が格納する設定データと同じ設定データである場合には、(501のYes)、その旨をユーザーに対して報知する(502)。すなわち、印刷が指示された描画データに対応する印刷設定情報が以前に実行された印刷設定情報と同じである場合、その旨がユーザーに知らされる。例えば、502において、制御部308は、図6の(a)あるいは図6の(b)に示すようなUI画面を表示部122へ表示させる。すなわち、前のプリントジョブが完了した後、前のプリントジョブの印刷設定が残った状態で印刷指示が入力されると、ユーザーに対して印刷指示されたプリントジョブが前のプリントジョブと同様の印刷条件が設定されている旨を示す確認画面を表示する。
図6において、601はメッセージ表示部、602は実行キー、603はキャンセルキー、604は印刷設定変更キー、605は印刷設定確認キーである。メッセージ表示部601は、ユーザーへのメッセージあるいは印刷設定の情報を表示する。実行キー602は、現在のアプリケーションプログラム124の印刷設定情報で印刷を実行する。キャンセルキー603は、印刷処理をキャンセルする。印刷設定変更キー604は、印刷設定変更処理を実行する。例えば、印刷設定変更キー604が押されると、対応するプリンタドライバのプロパティの設定画面が呼び出される。印刷設定確認キー605は、アプリケーションプログラム124で設定されている印刷設定を確認できる画面を表示する。
図5の503において、印刷設定確認部300の制御部308は、印刷設定情報が変更されたか否かを判断する。印刷設定情報が変更された場合(503のYes)、データ格納部306は、古い設定データに代えて、変更された印刷設定情報に対応する設定データを格納する(504)。印刷指示が出されたアプリケーションプログラム124のドキュメントデータは、上述したように、描画データがグラフィックスエンジン206へ出力され、変更された印刷設定情報に基づいて加工され印刷処理される。
図4の406において、アプリケーションプログラム124が終了された場合には(406のYes)、制御部308は、データ格納部306に格納されたアプリケーションプログラム124の印刷設定情報に対応する設定データを消去する(411)。
一方、410において、新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データのプリンタドライバが、データ格納部306が格納する設定データに対応するプリンタドライバと同じでない場合(410のNo)、412において、格納部306は、データ取得部304が取得した新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データを格納する。すなわち、アプリケーションプログラム124のドキュメントデータが別のプリンタドライバBに対して印刷指示が出された場合には、データ格納部306は、格納している設定データとは別の設定データとして新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データを記憶する。したがって、データ格納部には、プリンタドライバAに関連する設定データおよびプリンタドライバBに関連する別の設定データの両方が保持される。印刷指示が出されたアプリケーションプログラム124のドキュメントデータは、上述したように、描画データがグラフィックスエンジン206へ出力され、別の設定データに対応する印刷設定情報に基づいて加工され、別のプリンタドライバBを介して印刷処理される。
501において、新たに印刷指示がされたドキュメントデータの設定データが、データ格納部306が格納する設定データと異なる場合には(501のNo)、データ格納部306は、古い設定データに代えて、取得した新たな設定データを格納する(505)。印刷指示が出されたアプリケーションプログラム124のドキュメントデータは、上述したように、描画データがグラフィックスエンジン206へ出力され、新たな設定データに対応する印刷設定情報に基づいて加工され、同じプリンタドライバAを介して印刷処理される。
503において、印刷設定情報が変更されない場合(503のNo)、506において、制御部308は、印刷実行が指示されたか否かを判断する。実行キー602を介して印刷実行が指示された場合には(506のYes)、印刷指示が出されたアプリケーションプログラム124のドキュメントデータは、印刷設定情報を変更することなくプリンタドライバAを介して印刷処理される。一方、キャンセルキー603が選択された場合には(506のNo)、ドキュメントデータの印刷がキャンセルされる(507)。
このように、本実施の形態では、前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合であっても、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐことができる。
なお、上記の実施の形態では、印刷設定確認部300は、印刷設定情報をアプリケーションプログラム124から取得する技術を説明したが、実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、アプリケーションプログラム124から印刷指示が入力された場合に、印刷設定情報をプリンタドライバから取得するとしても良い。印刷設定確認部300は、OS126で動作するソフトウェア、ハードウェア、またはこれらの適切な組合せを含む。
また、上記の実施の形態は印刷設定情報に対応する設定データを用いて説明したが、実施の形態はこれに限定されるものではない。設定データは、印刷設定情報を表すデータであれば良く、印刷設定情報と同じ形式のデータであっても良い。すなわち、印刷設定確認部300は、印刷設定情報を取得し、上記処理を実行するとしてよい。
また、ディスパッチャ208あるいはスプール処理部210は、プリンタドライバ125が有する構成の一部として実現してもよい。
また、新たなプリントジョブの設定データおよびデータ格納部306が記憶する前のプリントジョブの設定データの両方が、プリンタドライバ125に設定された初期値(デフォルト値)である場合には、印刷設定確認部300は、確認画面を表示しなくてもよい。すなわち、デフォルト値で実行された前のプリントジョブに続いて、デフォルト値で新たなプリントジョブが印刷指示された場合には、設定データが同じであっても確認画面は表示されない。
例えば、データ取得部304は、プリンタドライバ125のデフォルト値を取得し、データ格納部306へ格納する。データ取得部304は、例えば、印刷設定確認部300の起動時、プリンタドライバ125のデフォルト値の変更時、あるいは所定の期間毎等の適切なタイミングで、プリンタドライバ125のデフォルト値を取得する。プリンタドライバ125のデフォルト値は、例えば、処理装置100の記憶装置112のレジストリから取得する。データ格納部306は、新たなデフォルト値を取得した場合に、前に記憶したデフォルト値を新たなデフォルト値として書き換える。
アプリケーションプログラム124から印刷指示が実行された場合に、データ取得部304は、アプリケーションプログラム124に関連するドキュメントデータの設定データを取得する。制御部308は、取得した設定データが、格納部306が記憶するデフォルト値と同じか判断する。取得した設定データがデフォルト値と同じである場合には、制御部308は、上記確認画面を表示しない。この場合、格納部306は、取得したデフォルト値と同じ設定データを格納する必要はない。
(第2の実施の形態)
図7は第2の実施の形態における印刷設定情報確認機能の仕組みを説明するための概略図である。本実施の形態では、第1の実施の形態における印刷設定情報確認の機能を画像形成装置140の制御部142において実現する。画像形成装置140は、パラメータ解析部700、パラメータ格納部702、プリント制御部704、画像データ記憶部706を有する。パラメータ解析部700は、処理装置100から送信されてきたプリントデータに対応する制御コマンドを解釈し、ラスタイメージ(ビットマップ画像)を生成する(RIP処理)。また、パラメータ解析部700は、RIP処理されたデータから印刷設定情報204に対応する印刷設定条件のパラメータを取得する。また、パラメータ解析部700は、プリントデータの送信元を判別可能な識別情報を取得する。パラメータ格納部702は、取得されたパラメータを識別情報に関連付けてRAM150あるいは記憶装置152へ格納する。プリント制御部704は、生成したラスタイメージをプリンタ部162へ出力する。また、プリント制御部704は、処理装置100から受信したプリントデータに対応する印刷設定条件のパラメータが前に処理装置100から受信したプリントデータに対応する印刷設定条件のパラメータと同じか否かを判断する。また、プリント制御部704は、パラメータが前に実行されたプリントデータのパラメータと同じであると判断した場合に、その旨をユーザーに対して報知する。なお、画像データ記憶部706は、図1に示す記憶装置152により構成される。
次に、印刷設定情報確認機能の処理動作について説明する。図8および図9は、第2の実施の形態における画像処理装置側の印刷設定情報確認機能を説明するフローチャートである。
画像処理装置140は、通信I/F154を介して処理装置100からプリントデータの制御コマンド(プリントジョブ)を受信する(801)。パラメータ解析部700は、処理装置100から送信されてきたプリントジョブの制御コマンドを解釈し、ラスタイメージ(例えば、ビットマップ画像)を生成する(802)。画像データ記憶部706は、生成されたラスタイメージを記憶する。
パラメータ解析部700は、解析の結果に基づき、プリンタドライバで設定された印刷設定情報のパラメータを取得する(803)。パラメータ解析部700は、804において、プリントジョブの送信元を判別可能な識別情報を取得する。識別情報は、処理装置100を識別するIPアドレス等の情報であってもユーザーを識別するユーザー識別情報等であってもよい。
プリント制御部704は、取得した識別情報と同じ識別情報に関連づけられたパラメータをパラメータ格納部702が保持しているか否かを判断する(805)。取得した識別情報と同じ識別情報に関連づけられたパラメータがない場合(805のNo)、パラメータ格納部702は、取得されたパラメータを識別情報に関連付けてRAM150あるいは記憶装置152へ格納する(806)。807において、プリント制御部704は、生成したラスタイメージをプリンタ部162へ出力する。プリンタ部162は、ラスタイメージに基づいて画像をシート上へ形成する。
一方、805において、取得した識別情報と同じ識別情報に関連づけられたパラメータが有ると判断された場合(805のYes)、プリント制御部704は、取得したパラメータが、パラメータ格納部702が格納するパラメータと同じ印刷条件を示すパラメータであるかを判断する(808)。新たに取得したパラメータが、パラメータ格納部702が格納するパラメータと異なる印刷条件を示すパラメータである場合には(808のNo)、プリント制御部704は、パラメータ格納部702が格納するパラメータに代えて、新たに取得したパラメータを取得した識別情報に関連付けてパラメータ格納部702へ格納する(809)。
一方、808において、新たに取得したパラメータが、パラメータ格納部702が格納するパラメータと同じ印刷条件を示すパラメータである場合には(808のYes)、プリント制御部704は、Rip処理が完了した後、生成したラスタイメージをプリンタ部162へ出力せずに処理を一時停止する(901)。すなわち、同じ処理装置100(あるいはユーザ)からのプリントジョブの印刷設定条件のパラメータが連続して同じパラメータであった場合には、プリント制御部704は、プリントジョブをHoldキューへ格納する。
プリント制御部704は、902において、受信したプリントジョブのパラメータが、1つ前に受信したプリントジョブのパラメータと同じパラメータである旨をユーザーに対して報知する。例えば、902において、プリント制御部704は、図10の(a)あるいは図10の(b)に示すようなUI画面を画像形成装置140の表示部157へ表示させる。あるいは、プリント制御部704は、図10の(a)あるいは図10の(b)に示すようなUI画面を処理装置100で表示させるための表示データを処理装置100へ送信する。すなわち、前のプリントジョブを実行した後、前のプリントジョブと同じパラメータのプリントジョブを受信した場合に、プリント制御部704は、ユーザーに対して確認画面を表示させる。
図10において、1001はメッセージ表示部、1002は実行キー、1003はキャンセルキー、1004は印刷設定変更キー、1005は印刷設定確認キーである。メッセージ表示部1001は、ユーザーへのメッセージあるいは印刷設定条件のパラメータを表示する。実行キー1002は、Holdキューに保持されている対象のプリントジョブの印刷を実行する。キャンセルキー1003は、印刷処理をキャンセルする。印刷設定変更キー1004は、印刷設定変更処理を実行する。例えば、画像形成装置140の操作パネル156を介して、印刷設定変更キー1004が選択されると、画像形成装置140は、印刷設定条件の設定画面を表示部157へ表示する。印刷設定確認キー1005は、Holdキューに保持されている対象のプリントジョブのパラメータを確認できる画面を表示する。待機させたプリントジョブは、操作パネル156あるいは処理装置100を介して入力された画像形成実行が指示されるとプリンタ部162によりシート上へ形成される。
903において、プリント制御部704は、印刷設定条件のパラメータが変更されたか否かを判断する。パラメータが変更された場合(903のYes)、パラメータ格納部702は、古いパラメータに代えて、変更されたパラメータを格納する(904)。プリント制御部704は、変更されたパラメータに基づいて、画像データ記憶部706のラスタイメージを修正するあるいは再生成する。プリント制御部704は、修正あるいは生成したラスタイメージをプリント部162へ出力する。プリンタ部162は、ラスタイメージに基づいて画像をシート上へ形成する。
903において、パラメータが変更されない場合(903のNo)、905において、プリント制御部704は、印刷実行が指示されたか否かを判断する。実行キー1002を介して印刷実行が指示された場合には(905のYes)、Holdキューに保持されている対象のプリントジョブのラスターデータは、パラメータを変更されることなく、プリント部へ出力される。一方、キャンセルキー1003が選択された場合には(905のNo)、プリントジョブの印刷処理がキャンセルされる(906)。
このように、本実施の形態では、前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合であっても、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐことができる。
なお、902において、プリントジョブの受信後に自動で確認画面を画像形成装置140の表示部157へ表示するとしたが、本実施例はこれに限定されるものではない。例えば、受信したプリントジョブをHoldキューへ格納した後、画像形成装置140の操作パネル156を介してユーザーがHoldキューへ格納されたプリントジョブの実行を選択した場合に、上記確認画面を表示するとしても良い。この場合、事前に処理装置100に対してプリントジョブがHoldキューに格納され、待機された旨を報知すると良い。
また、プリント制御部704は、パラメータ格納部702が格納するデータを消去するか判断する。プリント制御部704は、パラメータ格納部702が格納するデータを、画像形成装置140の電源がOFFになった場合に消去する。あるいは、プリント制御部704は、一定の期間、格納するデータに関連付けられた識別情報と同じ識別情報を有するプリントデータを受信しなかった場合に、パラメータ格納部702が格納するデータを消去しても良い。
上記実施の形態では、処理装置100から受信されたプリントジョブは、自動でプリンタ部162へ出力されてシートへ画像形成される実施の形態について説明したがこれに限定されるものではない。上記技術は、処理装置100から受信されたプリントジョブをユーザーの指示があるまで保持するプライベート印刷にも適用してよい。例えば、Holdジョブのリストからジョブが選択され、ユーザーからの印刷指示が入力された後、実行指示されたプリントジョブのパラメータが、1つ前に実行したプリントジョブのパラメータと同じパラメータである場合には、その旨をユーザーに対して報知するようにしても良い。
また、上記第1および第2の実施の形態では、前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合にユーザーに対し報知する実施の形態を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、印刷処理するプリントジョブの印刷条件が、前に実行された印刷ジョブの印刷条件と同じ、且つ、特定の印刷条件が設定されている場合、印刷が指示されたプリントジョブの印刷条件が、1つ前に実行したプリントジョブの印刷条件と同じパラメータである旨をユーザーに対して報知するとしてもよい。すなわち、印刷処理するプリントジョブの印刷条件が、前に実行された印刷ジョブの印刷条件と同じ場合に(図5の501のYesあるいは、図8の808のYes)、特定の印刷条件が設定されているか判断される。この特定の印刷条件は、例えば、図11に示す設定画面1100において、ユーザーが事前に処理装置100あるいは画像形成装置140において設定することができる。図11の1101は設定部、1102はキャンセルキー、1103は保存キーである。設定部1101は、確認画面を表示させる条件を設定する。キャンセルキー1102は、設定を中断し、設定画面1100を消す。保存キー1103は設定部1101で設定した条件を保存する。例えば、印刷コスト増大につながるフルカラー印刷や裏紙で運用する画像形成装置における両面印刷など、ユーザーが画像形成装置の使用状況に合わせて設定すればよい。本実施の形態では、前に実行された印刷ジョブの印刷条件の設定が残っていた場合であっても、ユーザーが意図しない印刷条件で印刷されることを防ぐことができ、特に確認画面が表示される状況をユーザーの要求に対して適切に設定することができる。
なお、動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコンピュータであるがこれらに限るものではない。例えば、画像形成装置や処理装置およびそこで実行されるアプリケーションが動作を実行する主体であってもよい。プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。動作を実行する主体が1つの文書処理装置内にあってもよいし、複数の文書処理装置へ分配されたかたちであってもよい。
上記実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 処理装置
102 制御部
112 記憶装置
118 入力部
122 表示部
124 アプリケーション
125 プリンタドライバ
126 オペレーティングシステム
140 画像形成装置
142 制御部
152 記憶装置
156 操作パネル
157 表示部
158 操作キー
162 プリンタ部
204 印刷設定情報
206 グラフィックエンジン
210 スプール処理部
300 印刷設定確認部
302 監視部
304 データ取得部
306 データ格納部
308 制御部
700 パラメータ解析部
702 パラメータ格納部
704 プリント制御部

Claims (9)

  1. アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータ、およびプリンタドライバの設定画面を介して設定された印刷設定情報に基づいて生成された画像データを画像形成装置へ送信する処理装置で実行する印刷制御方法であって、
    ドキュメントデータの印刷が指示された場合に、このドキュメントデータの前記印刷設定情報を表す第1の設定データを取得し、
    取得した前記第1の設定データをメモリへ記憶し、
    前記印刷指示の後に、前記アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータが新たに印刷を指示された場合に、この新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す第2の設定データを取得し、
    前記第2の設定データが、前記メモリが記憶する前記第1の設定データと等しい場合、前記第2の設定データが、前記第1の設定データと等しい旨を表す情報を表示部へ表示する印刷制御方法。
  2. 前記アプリケーションプログラムが終了する前に、このアプリケーションプログラムのドキュメントデータが新たに印刷を指示された場合に、新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す第2の設定データを取得し、
    前記第2の設定データが、前記メモリが記憶する前記第1の設定データと等しいか判断することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御方法。
  3. 前記第2の設定データが、前記第1の設定データと異なる場合、前記第1の設定データに代えて新たに取得した第2の設定データを前記メモリに上書きすることを特徴とする請求項2に記載の印刷制御方法。
  4. 前記表示部に表示される画面において、印刷設定変更が指示された場合、前記プリンタドライバの設定画面を表示部に表示させる請求項1に記載の印刷制御方法。
  5. ドキュメントデータの印刷設定情報がデフォルト設定の情報である場合には、新たに印刷指示がされた前記ドキュメントデータの第2の設定データが、前記メモリが記憶する第1の設定データと等しい場合であっても、前記等しい旨を表す情報を表示部へ表示しないことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御方法。
  6. 前記新たな印刷が指示されたドキュメントデータのプリンタドライバが、先に印刷指示されたドキュメントデータのプリンタドライバと同じかどうか判断し、
    異なる場合には、新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す第2の設定データを前記第1の設定データとは別に、新たに前記メモリに記憶することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御方法。
  7. アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータ、およびプリンタドライバの設定画面を介して設定された印刷設定情報に基づいて生成された画像データを画像形成装置へ送信する処理装置を制御する制御プログラムであって、
    ドキュメントデータの印刷が指示された場合に、このドキュメントデータの前記印刷設定情報を表す設定データを取得する手順と、
    取得した前記設定データをメモリへ記憶する手順と、
    前記アプリケーションプログラムに関連するドキュメントデータの新たな印刷が指示された場合に、この新たな印刷が指示されたドキュメントデータの印刷設定情報を表す設定データを取得する手順と、
    新たに印刷指示がされた前記ドキュメントデータの設定データが、前記メモリが記憶する設定データと等しい場合、新たに印刷指示がされた前記ドキュメントデータの設定データが、前記メモリが記憶する設定データと等しい旨を表す情報を表示部へ表示する手順を実行させる制御プログラム。
  8. 処理装置が送信したプリントジョブを受信するインターフェース部と、
    前記プリントジョブが含む、プリンタドライバの設定画面を介して設定された、印刷設定情報のパラメータを取得する取得部と、
    取得した前記印刷設定情報のパラメータに基づいて、前記プリントジョブの画像をシートへ印刷するプリンタ部と、
    印刷したプリントジョブの印刷設定情報のパラメータを記憶する記憶部と、
    前記処理装置から受信した新たなプリントジョブの印刷設定情報のパラメータが前記記憶部が記憶するパラメータと等しい場合には、前記新たなプリントジョブのパラメータが1つ前に前記処理装置から受信し印刷したプリントジョブのパラメータと等しい旨をユーザーへ報知させ、新たなプリントジョブの印刷設定情報のパラメータが前記記憶部が記憶するパラメータと異なる場合には、前記プリンタ部によって受信した新たなプリントジョブの画像をシートへ印刷させる制御部と、
    を備える画像形成装置。
  9. 前記制御部は、受信した新たなプリントジョブの印刷設定情報のパラメータが前記記憶部が記憶するパラメータと等しい場合、新たなプリントジョブの印刷を待機させ、前記ユーザーへの報知後、印刷の実行指示を受信すると、前記待機させたプリントジョブの印刷を前記プリンタ部に開始させる請求項8に記載の画像形成装置。
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