JP5900206B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、シートバックのサイドフレームにサイドエアバック装置が組み付けられている車両用シートであって、サイドフレームは、その本体を成すベースと、ベースの長手方向に沿う前側の縁から外側に向けて張り出した前フランジと、ベースの長手方向に沿う後側の縁から外側または内側に向けて張り出した後フランジと、から構成されており、サイドエアバック装置は、ベースと前フランジとから臨まれるようにサイドフレームに組み付けられており、前フランジは、サイドエアバック装置の前側の全てを覆うように、さらに張り出しており、後フランジの張り出し長は、前フランジの張り出し長より小さく設定されていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、例えば、助手席であれば、サイドエアバック装置は、その前側が左のサイドフレームのフランジによってカバーされる格好となっている。したがって、シートクッションパッドを介した着座者の背凭れ荷重がサイドエアバック装置に掛かることを防止できる。結果として、着座者の背凭れ荷重からサイドエアバック装置を保護できる。なお、このフランジは、左のサイドフレームの剛性を高めるために、従来技術でも、必ず形成されているものであるため、部品点数の増加を招くこともない。
この構成によれば、サイドエアバック装置の保護を必要な箇所(サイドエアバック装置)のみ強固にできる。
(参考例1)
まず、本発明の参考例1を、図1〜3を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「車両用シート」として「助手席1」を例に説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、車両(図示しない)に組み付けた助手席1を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。このことは、後述する全ての実施例および全ての変形例においても同様である。
次に、本発明の実施例1を、図4〜5を用いて説明する。この実施例1の助手席101は、既に説明した参考例1の助手席1と比較すると、サイドエアバック装置40の保護を強固にした形態である。なお、以下の説明にあたって、参考例1で説明した部材と同一の部材には、図面において、同一符号を付すことで重複する説明は省略することとする。このことは、後述する全ての実施例および全ての変形例において同様である。
次に、本発明の実施例2を、図6〜7を用いて説明する。この実施例2の助手席201は、既に説明した実施例1の助手席101と比較すると、サイドエアバック装置40の保護を必要な箇所(サイドエアバック装置40)のみ強固にした形態である。
各実施例では、「車両用シート」として「助手席1」を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、「運転席」であっても構わない。その場合、各種の構成が左右に対象となる。もちろん、「後部座席」であっても構わない。
(参考例2)
図8に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略L字状に形成されていても構わない。
図9に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略コ字状に形成されていても構わない。
(参考例4)
図10に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略T字状に形成されていても構わない。
図11に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略I字状に形成されていても構わない。
(変形例1)
図12に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略τ字状に形成されていても構わない。
図13に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略Z字状に形成されていても構わない。
(参考例6)
図14に示すように、左のサイドフレーム112は、その横断面が略L字状に形成されており、且つ、その略L字の屈曲が鈍角であっても構わない。
3 シートバック
12 左のサイドフレーム
12a ベース
12b 前フランジ
40 サイドエアバック装置
Claims (2)
- シートバックのサイドフレームにサイドエアバック装置が組み付けられている車両用シートであって、
サイドフレームは、その本体を成すベースと、ベースの長手方向に沿う前側の縁から外側に向けて張り出した前フランジと、ベースの長手方向に沿う後側の縁から外側または内側に向けて張り出した後フランジと、から構成されており、
サイドエアバック装置は、ベースと前フランジとから臨まれるようにサイドフレームに組み付けられており、
前フランジは、サイドエアバック装置の前側の全てを覆うように、さらに張り出しており、
後フランジの張り出し長は、前フランジの張り出し長より小さく設定されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前フランジのさらなる張り出しは、ベースの長手方向に沿う前側の縁のうち、サイドエアバック装置の前側を覆う部位のみとなっていることを特徴とする車両用シート。
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2012
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