JP6432724B2 - シートベルト取付ブラケット - Google Patents
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Description
ところで、三人掛けリヤシートの中央席にも、他の座席と同様、三点式シートベルト装置が装備される場合がある。このリヤシートの中央席の三点式シートベルト装置には、シートの乗り心地を確保するため、特許文献1,2にも開示されているように自動車のルーフにリトラクタを埋め込み、車室内の天井からシートベルトを引き出させるようにした構造が採用される場合がある。
こうしたルーフ埋込式では、占有スペースが抑えられるよう、平板形のブラケット本体を用いて、このブラケット本体の板面にリトラクタを据付けることが行われる。
そこで、本発明の目的は、小形のブラケット本体で、効果的に据付座部の剛性強度を確保し得るシートベルト取付ブラケットを提供する。
好ましくは、三角枠形の補強部は、更に第1ビード部、第2ビード部、第3固定座部で囲まれたブラケット本体の板面部分に補強ビードを有するものとした(請求項3)。
特に補強部をビード部で形成することにより、簡単かつ軽量な構造ですむ(請求項2)。しかも、補強部の内側の板面に補強ビードを形成することにより、小形軽量化を損なわずに、更に剛性強度の向上が図れる(請求項3)。
図1は、本発明を適用した車両、例えばワゴン車のリヤ側を示している。
ワゴン車の主な構造について説明すると、図1中1はワゴン車(車両)の車体、1aは車体1のルーフ、3は同ルーフ1aの後部端に配置されたリヤルーフレール、5は同リヤルーフレール3から前側の隣接した地点に配置されたリヤルーフボウ(いずれも本願のルーフボウに相当)である。ちなみに、リヤルーフレール3およびリヤルーフボウ5は、ルーフ1aを構成するルーフパネルとヘッドライニング(いずれも図示しない)との間に車幅方向に沿いに配置される車体1の骨格部材である。
シートベルト取付ブラケット13を詳述すると、シートベルト取付ブラケット13は、ブラケット本体21を有している。このブラケット本体21は、ルーフパネルとヘッドライニングとの間にリトラクタ11を収めやすくするために、平板形のパネル部材で形成されている。このブラケット本体21のうち、車両前後方向の前側の端部には、リヤルーフボウ5の上部と重なり合う固定座23(本願の第1固定座部に相当)が形成され、車両前後方向の後側の端部には、リヤルーフレール3の上部と重なり合う固定座25(本願の第2固定座部に相当)が形成されている。これら固定座23とリヤルーフボウ5、固定座25とリヤルーフレール3とは、例えばスポット溶接で接合されている。これで、ブラケット本体21を、リヤルーフレール3とリヤルーフボウ5間に固定している。図2,3中の23a,25a,25bは、スポット溶接痕を示している。
この剛性強度の確保と小形化の点を両立するため、ブラケット本体21には、図2に示されるように三角枠形の補強部29を設けて、ブラケット本体21を補強している。
具体的には補強部29は、図2および図3に示されるようにブラケット本体21のうちの、据付座27の中央部と固定座25、ここでは車幅方向右側の被スポット部位(25a)との間の板面部分A1に渡り形成されたビード部31aと、同じく据付座27の中央部と固定座23の中央部との間の板面部分A2に渡り形成されたビード部31bと、同じく固定座23の中央部と固定座25の車幅方向右側の被スポット部位(25a)との間の板面部分A3に渡り形成されたビード部31cとを有している。いずれのビード部31a〜31cも、各固定座23、固定座25、据付座27間に沿って一直線上に延びた帯形の凹部で形成される。これにより、図2および図3に示されるようにA1〜A3に形成されるビード部31a〜31cは、固定座23、固定座25、据付座27の地点をそれぞれ角部とした三角形の各辺部をなすように設けられる。つまり、図3中の斜線Sに示されるようにブラケット本体21の板面には、固定座23、固定座25、据付座27を角部とし、これら三者間の各ビード部31a〜31cを辺とした三角枠形の補強部29が形成される。
そのうえ、ブラケット本体21の剛性強度は、補強部29の形状に依存するから、補強部29からの外側の領域となる、ビード部31a〜31cの外側からブラケット本体部分の領域を削減しても、十分に衝撃的な荷重Fに耐え得る剛性強度が確保される。つまり、補強部29の外側のブラケット本体部分の削減ができる。ちなみに図3は、二点鎖線で示す外形δから、補強部29の外側のブラケット本体部分を削減して、外形を小さくしたブラケット本体21を示している。
しかも、補強部29は、各部を、別体の補強部材でなく、ビード部31a〜31cで形成したので、簡単かつ軽量な構造ですむ。
1a ルーフ
3,5 リヤルーフレール,リヤルーフボウ(ルーフボウ)
7 リヤシート
9 三点式シートベルト装置
11 リトラクタ
13 シートベルト取付ブラケット
21 ブラケット本体
23 固定座(第1固定座部)
25 固定座(第2固定座部)
27 据付座(据付座部)
29 三角枠形の補強部
31a ビード部(第1ビード部)
31b ビード部(第2ビード部)
31c ビード部(第3ビード部)
41,43 補強ビード
Claims (3)
- 車体のルーフに前後方向に並んで配置される二本のルーフボウ間に掛け渡され、一端側に前記一方のルーフボウに固定される第1固定座部を有し、他端側に前記他方のルーフボウに固定される第2固定座部を有する平板形のブラケット本体と、
前記ブラケット本体に設けられ、シートベルト装置のリトラクタが据え付けられる据付座部と
を備えたシートベルト取付ブラケットであって、
前記据付座部は、前記第1固定座部と前記第2固定座部とを結ぶ線上からずれた前記ブラケット本体の板面部分に設けられ、
前記ブラケット本体は、
前記第1固定座部、前記第2固定座部、前記据付座部の間の板面部分に、前記第1固定座部、前記第2固定座部および前記据付座部が有る地点をそれぞれ角部とし、各角部の間を一直線上に延びた三角枠形の補強部を有する
ことを特徴とするシートベルト取付ブラケット。 - 前記三角枠形の補強部は、
前記据付座部と前記第1固定座部との間に沿って形成された第1ビード部と、
前記据付座部と前記第2固定座部との間に沿って形成された第2ビード部と、
前記第1固定座部と前記第2固定座部との間に沿って形成された第3ビード部と
を有し、
前記第1ビード部または前記第2ビード部は、前記シートベルトが引き出された際の前記リトラクタを通じて受ける荷重の向きと同じ向きに形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルト取付ブラケット。 - 前記三角枠形の補強部は、更に前記第1ビード部、前記第2ビード部、前記第3固定座部で囲まれた前記ブラケット本体の板面部分に補強ビードを有することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト取付ブラケット。
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