JP5899888B2 - ゴム、その製造方法、及びそれを用いたタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ用材料として有用なゴム組成物、その製造方法、及びそれを用いたタイヤに関する。
近年、環境問題への意識が高まり、自動車の燃費向上を目的とした低燃費タイヤ用ゴム材料の開発が盛んに行われている。このような低燃費タイヤ用ゴム材料は、低燃費性だけでなく、低エネルギーロス性及び耐摩耗性に優れていることが望まれており、近年では、フィラーであるシリカの分散性を向上させ、ゴム分子間の摩擦やシリカとゴム分子間の摩擦を低減させて発熱を減らす技術が盛んに研究されてきた。例えば、シリカの分散性を向上させるために、その材料となるゴムをエポキシ化変性させる技術が多数開発されている(特許文献1)。また、エポキシ化ジエン系ゴムのエポキシ基と反応しうる化合物を反応させ、変性ジエン系ゴムを得る技術も存在する(特許文献2及び3)。
一方で、硫黄や過酸化物を用いて架橋することが主流であったジエン系ゴム組成物に対し、ポリロタキサンのリング部分を架橋したスライドリング架橋物質が注目されている(特許文献4及び5)。ポリロタキサンは、シクロデキストリンのような環状分子をポリブタジエンやポリイソプレンのような直鎖状分子で串刺し状に包接したものであり、力が加わると環状分子が分子内で移動することで粘弾性を有し、力が均一に分散されて破壊強度が高くなることから、タイヤ用材料に用いることができる(特許文献4)。このように、スライドリング架橋物質(スライドリングマテリアルとも呼ばれる)は、エラストマー状の弾性を示す上、分子鎖の滑車効果によって従来の固定架橋のジエン系ゴム組成物にはなかった性質を持つ。例えば、スライドリングマテリアルを塗料に応用した例では、著しい耐傷性の向上が得られている(特許文献6)。
さらに、最近では、タイヤのドライ性能、ウェット性能、氷上性能、ランフラット耐久性、乗り心地等を改良目的として、スライドリングマテリアルをタイヤ用ゴム材料に応用しようという試みがなされている(特許文献7)。
特開平7−90123号公報 特開平10−251357号公報 特開2000−273126号公報 国際公開第01/83566号パンフレット 国際公開第2005/95493号パンフレット 特開2007−99976号公報 国際公開第2009/31686号パンフレット
特許文献4及び5には、スライドリング架橋物質がタイヤ用材料として有用との記載はあるももの、具体的な効果は示されていない。特許文献7に記載されたタイヤ用ゴム組成物は、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐摩耗性が改善されているものの、さらなる改善が望まれている。
本発明は、タイヤ用材料として有用な、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐疲労性に優れたゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明は、エポキシ化率が0.1〜60%のエポキシ化ジエン系ゴム(a)と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基と反応し得る官能基を有する環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)とを含み、前記環状分子が有する前記官能基が、−OH基、−NH基、−COOH基、エポキシ基、ビニル基、又はチオール基であり、前記環状分子が有する前記官能基と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基とが反応して、前記環状分子が前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)と結合しているゴムに関する。本発明は、このゴムを用いたタイヤに関する。
本発明は、エポキシ化率が0.1〜60%のエポキシ化ジエン系ゴム(a)と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基と反応し得る官能基を有する環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)とを混練する工程と、前記環状分子が有する前記官能基と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基とを結合させる工程とを有し、前記環状分子が有する前記官能基が、−OH基、−NH基、−COOH基、エポキシ基、ビニル基、又はチオール基であるゴムの製造方法に関する。
なお、本明細書において用いている「ゴム組成物」は、二種以上の構成成分を含むもののみならず、例えばエポキシ化ジエン系ゴム(a)とポリロタキサン(b)の環状分子とが結合している(すなわち、エポキシ化ジエン系ゴム(a)が架橋している)ものを包含する概念であり、必ずしも二種以上の構成成分を含むことに限定されない「ゴム」と同義である。
本発明によれば、タイヤ用材料として有用な、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐疲労性に優れたゴム組成物を提供できる。
<エポキシ化ジエン系ゴム(a)>
本発明に係るゴム組成物は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)を含む。エポキシ化ジエン系ゴム(a)の原料となるジエン系ゴムとしては、天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン含有のブタジエンゴム(VCR)、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム等が挙げられる。なかでも、ブタジエンゴムが好ましい。ジエン系ゴムは、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
ジエン系ゴムのGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ法)による重量平均分子量(Mw)は、5万〜200万であることが好ましく、20万〜100万であることがより好ましく、40万〜90万であることが特に好ましい。ジエン系ゴムの重量平均分子量(Mw)を5万以上とすることで、機械強度が高くなる。また、ジエン系ゴムの重量平均分子量(Mw)を200万以下とすることで、加工性の低下を抑えることができる。
エポキシ化ジエン系ゴム(a)は、原料であるジエン系ゴムを、エポキシ化率が0.1〜60%となるようにエポキシ化することで得られる。エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ化率は、1〜10%であることが好ましく、1.5〜6%であることがより好ましく、2〜5%であることが特に好ましい。エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ化率が0.1%未満では、ポリロタキサン(b)と反応する部位が十分でなく、ジエン系ゴムをエポキシ化した効果が得られない。また、エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ化率を60%超とすると、エポキシ化ジエン系ゴム(a)の不飽和結合が少なくなってゴム弾性が低下したり、硫黄加硫を用いた場合に加硫戻りを生じやすく低燃費性が低下したりする。
ジエン系ゴムのエポキシ化の方法としては、モノ過フタル酸を用いる方法(特開昭51−060292号公報)、(1)有機過酸、又は(2)カルボン酸又はその無水物と過酸化水素を用いる方法(特開平5−214014号公報)、タングステン酸系触媒とリン酸化合物及び相間移動触媒と過酸化水素水を用いる方法(特開2002−371113号公報)等の公知の方法が挙げられる。また、原料となるジエン系ゴムに、触媒となる長鎖カルボン酸及び酸素源となる過酸化水素水を加え、混練等の機械的せん断力を与えることで反応させる方法でもよい。
ジエン系ゴムのエポキシ化率を調整する方法としては、過酸化水素水の添加量を調整する方法、反応温度を調製する方法、反応時間を調整する方法等の通常の方法が挙げられる。
<ポリロタキサン(b)>
本発明に係るゴム組成物は、環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)を含む。
ポリロタキサン(b)が有する直鎖状分子は、環状分子に包接され、環状分子と非共有結合的に一体化することができる分子である。なお、「分子」とは、高分子を含めた分子、及びその他上記の要件を満たす物質をいう。また、「直鎖状」とは、環状分子が直鎖状分子の周りを回転可能、又は環状分子が直鎖状分子に沿って摺動若しくは移動可能であることを意味し、完全に直鎖でもよく、一部に分岐点を有していてもよい。
直鎖状分子としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリル酸、セルロース系樹脂(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミン、ポリエチレンイミン、カゼイン、ゼラチン、でんぷん、及びこれらの共重合体;ポリエチレン、ポリプロピレン、及びこれらと他のオレフィン系単量体との共重合樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレンやアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、アクリロニトリル−メチルアクリレート共重合樹脂等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルブチラール樹脂;ポリイソブチレン、ポリテトラヒドロフラン、ポリアニリン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ナイロン等のポリアミド類、ポリイミド類、ポリイソプレン、ポリブタジエンなどのポリジエン類、ポリジメチルシロキサン等のポリシロキサン類、ポリスルホン類、ポリイミン類、ポリ無水酢酸類、ポリ尿素類、ポリスルフィド類、ポリフォスファゼン類、ポリケトン類、ポリフェニレン類、ポリハロオレフィン類;並びにこれらの誘導体及び変性体が挙げられる。なかでも、ポリエチレングリコール、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリプロピレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリジメチルシロキサン、ポリエチレン、又はポリプロピレンが好ましく、ポリエチレングリコールが特に好ましい。直鎖状分子は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
直鎖状分子の分子量は、1,000〜1,000,000であることが好ましく、5,000〜500,000であることがより好ましく、10,000〜300,000であることが特に好ましい。
ポリロタキサン(b)が有する環状分子は、上記直鎖状分子を包接可能な分子である。なお、「分子」とは、高分子を含めた分子、及びその他上記の要件を満たす物質をいう。る。また、「環状」とは、両末端が封鎖基で封鎖された直鎖状分子に串刺しされた分子が脱落しない程度に環状になっていることを意味し、完全に環になっていてもよく、英字の「C」のような構造やらせん構造のように完全には環になっていなくてもよい。
環状分子としては、シクロデキストリン類(例えば、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ジメチルシクロデキストリン、グルコシルシクロデキストリン)、クラウンエーテル類、ベンゾクラウン類、ジベンゾクラウン類、ジシクロヘキサノクラウン類、並びにこれらの誘導体及び変性体が挙げられる。なかでも、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン等のシクロデキストリン類が好ましい。環状分子は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
環状分子は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基と反応し得る官能基を有することが好ましい。この官能基としては、−OH基、−NH基、−COOH基、エポキシ基、ビニル基、チオール基が挙げられる。なかでも、−OH基が好ましい。
本発明に係るゴム組成物では、環状分子の官能基とエポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基とが反応して、環状分子がエポキシ化ジエン系ゴム(a)と結合している(すなわち、エポキシ化ジエン系ゴム(a)が架橋している)ことが好ましい。この結合は、物理的結合でも化学的結合でもよいが、共有結合、イオン結合、水素結合のような化学的結合であることが好ましい。なお、環状分子の官能基とエポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基との反応により、そのエポキシ基が開環していてもよい。なお、環状分子がエポキシ化ジエン系ゴム(a)と結合していることは、トルエン浸漬による不溶分の存在により確認することができる。
ポリロタキサン(b)が有する封鎖基は、環状分子が直鎖状分子により串刺し状になった形態を保持する基である。封鎖基としては、2,4−ジニトロフェニル基、3,5−ジニトロフェニル基等のジニトロフェニル基類、シクロデキストリン類、アダマンタン基類、トリチル基類、フルオレセイン類、ピレン類、並びにこれらの誘導体及び変性体が挙げられる。なかでも、アダマンタン基等のアダマンタン基類が好ましい。封鎖基は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
以上のようなポリロタキサン(b)としては、例えば、アドバンスト・ソフトマテリアルズ社製のセルムスーパーポリマーA1000(商品名、直鎖状分子:ポリエチレングリコール、環状分子:OH含有α−シクロデキストリン、封鎖基:アダマンタン基)が市販されている。
本発明に係るゴム組成物において、ポリロタキサン(b)の含有量は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)100重量部に対して0.1〜30重量部であることが好ましく、0.5〜10重量部であることがより好ましく、1〜5重量部であることが特に好ましい。ポリロタキサン(b)の含有量を0.1重量部以上とすることで、本発明の効果を発現し、反撥弾性、低エネルギーロス性、耐疲労性、及び加工性が改善される。また、ポリロタキサン(b)の含有量を30重量部以下とすることで、架橋点が適正となり、機械特性及び耐屈曲疲労性が向上する。また、ポリロタキサン(b)の含有量を10重量部以下とすることで、スコーチタイムが早くなることを抑えることができる。
<他の成分>
本発明に係るゴム組成物には、さらに他のゴム成分を添加して、ゴム組成物として使用することもできる。他のゴム成分としては、特に制限はなく、公知のものを使用することができる。例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン含有のブタジエンゴム(VCR)、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系単量体の重合体;アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ニトリルクロロプレンゴム、ニトリルイソプレンゴムなどのアクリロニトリル−ジエン共重合ゴム;スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンクロロプレンゴム、スチレンイソプレンゴムなどのスチレン−ジエン共重合ゴム;エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などが挙げられる。なかでも、ブタジエンゴム、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエン含有のブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴムが好ましい。他のゴム成分は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に係るゴム組成物には、ゴム補強剤を添加することができる。ゴム補強剤としては、シリカ、カーボンブラック、ホワイトカーボン、活性化炭酸カルシウム、超微粒子珪酸マグネシウム等が挙げられる。なかでも、シリカ又はカーボンブラックが好ましい。ゴム補強剤は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に係るゴム組成物において、シリカの含有量は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)100重量部に対して10重量部〜120重量部が好ましく、30重量部〜90重量部がより好ましく、50重量部〜80重量部が特に好ましい。シリカの含有量を10重量部以上とすることで、十分なシリカ分散性が得られる。また、シリカの含有量を120重量部以下とすることで、加工性及び耐摩耗性の低下を抑えることができる。
カーボンブラックとしては、FEF、FF、GPF、SAF、ISAF、SRF、HAF等が挙げられるが、耐摩耗性を向上させる観点から、粒子径の小さいISAFが好ましい。カーボンブラックの平均粒子径は15nm以上90nm以下であることが好ましく、カーボンブラックのジブチルフタレート(DBP)吸油量は70ml/100g以上140ml/100g以下であることが好ましい。
本発明に係るゴム組成物において、カーボンブラックの含有量は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)100重量部に対して5〜70重量部であることが好ましく、20〜60重量部であることがより好ましく、30〜55重量部であることが特に好ましい。カーボンブラックの含有量を5重量部以上とすることで、破壊強度や耐摩耗性の向上し、適度な硬度を持つようになる。また、カーボンブラックの含有量を70重量部以下とすることで、低エネルギーロス性及び耐疲労性が改善し、さらに配合物粘度の柔軟性を確保できるので加工性が良好となる。
特に、シリカとカーボンブラックの両方を含むゴム組成物は、加工性、低エネルギーロス性、及び摩耗性の両立が可能となる。シリカとカーボンブラックの重量比(カーボンブラック/シリカ)は、90/10〜10/90が好ましく、80/20〜20/80がより好ましく、70/30〜30/70が特に好ましい。シリカの重量割合を10%以上とすることで、エネルギーロスが小さくなる。また、シリカの重量割合を90%以下とすることで加工性及び耐摩耗性の低下を抑えることができる。
本発明に係るゴム組成物には、さらに、加硫剤及び/又は加硫促進剤を添加することができる。加硫剤及び/又は加硫促進剤は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
加硫剤としては、硫黄、加熱により硫黄を生成させる化合物、有機過酸化物、酸化マグネシウム等の金属酸化物、多官能性モノマー、シラノール化合物等が挙げられる。加熱により硫黄を生成させる化合物としては、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド等が挙げられる。
加硫促進剤としては、アルデヒド類、アンモニア類、アミン類、グアニジン類、チオウレア類、スルフェンアミド類、チアゾール類、チウラム類、ジチオカーバメイト類、キサンテート類等が挙げられる。より具体的には、チウラム類であるテトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD);スルフェンアミド類であるN−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(OBS)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(CBS);チアゾール類であるジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)、2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT);ジチオカーバメイト類であるジンクジ−n−ブチルジチオカーバイト(ZnBDC)、ジンクジメチルジチオカーバイト(ZnMDC)等が挙げられる。
本発明に係るゴム組成物には、その他、必要に応じて、老化防止剤、充填剤、プロセスオイルなど、通常ゴム組成物に用いられる公知の添加剤を添加することができる。添加剤は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
老化防止剤としては、アミン・ケトン系老化防止剤、イミダゾール系老化防止剤、アミン系老化防止剤、フェノール系老化防止剤、硫黄系老化防止剤、燐系老化防止剤等が挙げられる。より具体的には、フェノール系老化防止剤である2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、リン系老化防止剤であるトリノニルフェニルフォスファイト(TNP)、硫黄系老化防止剤である4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート(TPL)等が挙げられる。
充填剤としては、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、クレー、リサージュ、珪藻土等の無機充填剤、再生ゴム、粉末ゴム等の有磯充填剤が挙げられる。プロセスオイルとしては、アロマティック系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、パラフィン系プロセスオイル等が挙げられる。
さらに、本発明に係るゴム組成物は、シランカップリング剤を添加してもよい。シランカップリング剤としては、特にエポキシ基と反応可能な官能基を有するシランカップリング剤が好ましい。シランカップリング剤は、単独で、又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
エポキシ基と反応可能な官能基を有するシランカップリング剤として市販されているものには、例えば以下のものが含まれるが、これらに限定されるものではない。具体的には、3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルブトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジブトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシエチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシプロピルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシブチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジエトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリエトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリブトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルジメトキシメチルシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、(3−メルカプトプロピル)トリエトキシシラン、(3−メルカプトプロピル)トリメトキシシラン、(3−メルカプトプロピル)メチルジメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、11−メルカプトウンデシルトリメトキシシラン、11−メルカプトウンデシルトリエトキシシラン等が挙げられる。なかでも、(3−メルカプトプロピル)トリエトキシシランが特に好ましい。
シランカップリング剤の添加量は、エポキシ化ジエン系ゴム(a)のもつエポキシ基の数に対し0.1〜1モル当量が好ましい。シランカップリング剤の添加量を0.1モル当量以上とすることで、tanδ及び耐摩耗性の改善効果が大きくなる。また、シランカップリング剤の添加量を1モル当量以下とすることで、コストアップを抑えることができる。
なお、シランカップリング剤は、ゴム組成物中でシリカなどのゴム補強剤と混合することにより、ゴムマトリクス中のゴム補強剤の分散性を向上させる働きがあり、その結果として低燃費性などの効果につながる。
<製造方法及び用途>
本発明に係るゴム組成物は、エポキシ化率が0.1〜60%のエポキシ化ジエン系ゴム(a)と、環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)とを混練することで製造できる。ゴム組成物が他の成分を含む場合は、その成分を一緒に又は別々に混練すればよい。
混練は、機械的せん断力を与えながら行うことが好ましい。その混練に用いられる混練機としては、ロール混練機、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、一軸押出機、二軸押出機、2軸テーパー押出機等、樹脂加工に用いられる一般的な混練機が挙げられる。
混練時の温度は、必要に応じて加熱しながら目的とする反応が起きる温度以上とすればよく、20〜170℃が好ましく、40〜150℃がより好ましい。混練時の温度を20℃以上とすることで、必要な反応を起こすことができる。また、混練時の温度を150℃以下とすることで、ジエン系ゴムの熱劣化を抑制できる。
本発明に係るゴム組成物は、上記各成分を通常行われているバンバリー、オープンロール混練機、ニーダー、二軸混練り機などを用いて、例えば、混練時の最高温度がエポキシ化ジエン系ゴム(a)及びポリロタキサン(b)の反応温度以上となる条件で混練りすることで得ることができる。
本発明に係るゴム組成物は、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐疲労性に優れることから、タイヤのトレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビード等のタイヤ用材料として有用である。すなわち、本発明に係るゴム組成物を用いたタイヤは、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐疲労性に優れたものとなる。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、これらは本発明の目的を限定するものではない。
<製造例:エポキシ変成ポリブタジエンの製造>
シクロへキサン1000mlが入ったセパラブルフラスコ中に、ジエン系ゴムであるポリブタジエン(宇部興産(株)製、商品名:UBEPOL BR150L))100gを投入して攪拌し、1晩(約8時間)をかけて溶解させた。溶解したことを確認した後、界面活性剤(ハンツマン社製、商品名:TERIC320)1gを投入した。ウォーターバスを用いてセパラブルフラスコの温度を30℃で10分間保持し、次いで40℃まで昇温した。その後、蟻酸2.127gを投入して攪拌し、次いでセパラブルフラスコの温度を50℃まで昇温した。さらに続いて、30重量%の過酸化水素水5.242gを投入して2時間攪拌することで、ポリブタジエンをエポキシ化した。
その後、加熱を止め、ウォーターバス中に氷を投入して温度を室温まで下げた。2,4−tert−ブチル−p−クレゾール0.2gを投入して、10分間攪拌した。エタノール500mlを投入してポリマーを析出させた後、静置して反応液と水相を分離させ、サイホンを用いて水相を除去した。続いて、水500mlを投入して10分間攪拌洗浄し、同様の方法で水相を除去した。次いで、1重量%炭酸水素ナトリウム水500mlを投入して10分間攪拌し、サイホンを用いて水相を除去する操作を2回繰り返した。次いで、水500ccを投入して10分間攪拌し、その後静置して反応液と水相を分離させ、水相を除去した。得られた反応液のpHは7付近であることを確認した。反応液をテフロン(登録商標)コーティングしたバットに取り出し、100℃の真空乾燥機中に1時間30分置くことで、シクロへキサンと水分を除去した。室温のロールに通し、さらに真空乾燥機にて30分間減圧乾燥を行うことで、エポキシ変性ポリブタジエンを得た。
得られたエポキシ変性ポリブタジエンのエポキシ化率は2.5%、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)は44.4であった。なお、エポキシ変性ポリブタジエンのエポキシ化率及びムーニー粘度は、次のように測定した。
(エポキシ化率)
エポキシ変性ポリブタジエンのエポキシ化率は、JIS−K7236に準拠して測定した。ただし、エポキシ変性ポリブタジエンの量を0.6〜0.9gとし、エポキシ変性ポリブタジエンの溶解時に用いるクロロホルムをシクロへキサンに変更した。また、JIS−K7236では測定直前に20mlの酢酸を加えることとなっているが、臭化テトラエチルアンモニウム酢酸溶液に含まれる酢酸以外に加えなかった。これは、エポキシ化率の低いゴムの場合には、規格量の酢酸を加えると塊状に析出し滴定できないからである。酢酸量を減じた場合は当量点が分かりにくくなるが、析出した試料が油膜状に測定液上に広がるので、時間をかければ滴定可能である。
また、エポキシ化率は、下記式(1)を用いて算出した。
エポキシ化率=5409/(エポキシ当量−16) (1)
ここで、エポキシ当量とは、エポキシ基1モルに相当するエポキシ変性ポリブタジエンの質量(g)であり、JIS−K7236に準拠して測定できる。なお、100%エポキシ化ポリブタジエンの場合、エポキシ当量=ブタジエン分子量+酸素1原子量である。
(ムーニー粘度)
エポキシ変性ポリブタジエンのムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、JIS−K6300に準拠して測定した。
<実施例1〜3>
温度90℃に加熱した250mlの密閉式混練装置(東洋精機製作所製、商品名:BR−250形)に、製造例で作製したエポキシ変性ポリブタジエン(変性BR、エポキシ化率:2.5%)100重量部と、ポリロタキサン(アドバンスト・ソフトマテリアルズ(株)製、商品名:セルムスーパーポリマーA1000、試作品)の各所定量(表1)の半量を投入した。続いて、カーボンブラック(IRB#7)60重量部、プロセスオイル(日本サン石油社製、商品名:SUNTHENE4240)15重量部、亜鉛華(ZnO#1)3重量部、及びステアリン酸2重量部を同時に投入し、残りのエポキシ変性ポリブタジエンとポリロタキサンを投入した。投入開始から0.5分後にフロートを下げ、温度90℃の条件で混練を開始した。投入開始から3分後から3.5分後にかけてフロートを上げて掃除をし、トータル6分間混練した。
得られた混練物は、直ちに温度35〜45℃のオープンロール(安田精機製作所社製、ミキシングロール機)に1分間巻き付けて冷却した。1時間以上静置した後、混練物に加硫促進剤(BBS)0.9重量部と硫黄1.5重量部を投入し、さらにオープンロールを用いて3分間混合し、シート状に成形した。次いで、プレス加硫して加硫試験片を得た。加硫前の配合物及び加硫試験片(加硫物)を用いて、下記物性を評価した。結果を表1に示す。
(ムーニー粘度)
加硫前の配合物のムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、JIS−K6300に準拠して測定した。
(加硫特性)
加硫前の配合物の加硫特性は、粘弾性測定装置(アルファテクノロジース社製、商品名:RPA2000)を用い、JIS−K6300に準拠して測定した。測定項目は、最小トルク(ML)、最大トルク(MH)、及び加硫時間(Tc10、Tc90)とした。
(ΔT指数、発熱性)
低燃費性の指標として、JIS−K6265に準拠して、加硫物の発熱性を評価した。具体的には、定ひずみフレクソメータ試験(上島製作所社製、商品名:FT−101)を用い、振動数1800rpm、荷重55lbs、ストローク4.45mmの条件下、スタート温度100℃で25分後の上昇温度ΔT(℃)を測定し、比較例5を100として指数表示した。この数値が大きいほど、低燃費性が良好であることを意味する。
(tanδ指数、ヒステリシスロス)
低燃費性及び低エネルギーロス性の指標として、動的粘弾性測定装置(GABO社製、商品名:EPLEXOR 100N)を用い、温度60℃、周波数10Hz、動的歪み0.3%の条件下での加硫物のtanδを測定し、比較例5を100として指数表示した。この数値が大きいほど、低燃費性及び低エネルギーロス性が良好であることを意味する。
(屈曲亀裂性、耐疲労性)
耐疲労性の指標として、JIS−K6260に準拠して、加硫物のデマチャ屈曲亀裂性を評価した。具体的には、デマチャ屈曲亀裂試験機(上島製作所社製、商品名:FT−1503)を用い、加硫試験片に切込み用刃2mmを挿入して初期亀裂を形成した後、振動数300rpm、ストローク30mm、温度23℃の条件下、初期亀裂2mmが15mmに達するまでの振動回数を求めた。この数値が大きいほど、耐疲労性が良好であることを意味する。
<比較例1>
ポリロタキサンを投入しなかったこと以外は、実施例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
<比較例2〜5>
エポキシ変性ポリブタジエンの代わりに、ポリブタジエン(宇部興産(株)製、商品名:UBEPOL BR150L)を用いたこと以外は、それぞれ実施例1〜3及び比較例1と同様に実施した。結果を表1に示す。
Figure 0005899888
以上のように、本発明に係るゴム組成物は、低燃費性、低エネルギーロス性、及び耐疲労性に優れており、タイヤ用材料として有用である。

Claims (7)

  1. エポキシ化率が0.1〜60%のエポキシ化ジエン系ゴム(a)と、
    前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基と反応し得る官能基を有する環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)と
    を含み、
    前記環状分子が有する前記官能基が、−OH基、−NH基、−COOH基、エポキシ基、ビニル基、又はチオール基であり、
    前記環状分子が有する前記官能基と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基とが反応して、前記環状分子が前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)と結合しているゴム。
  2. 前記ポリロタキサン(b)の含有量が、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)100重量部に対して0.1〜30重量部である請求項1に記載のゴム。
  3. 前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)が、エポキシ化ブタジエンゴムである請求項1又は2に記載のゴム。
  4. さらに、ゴム補強剤を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム。
  5. タイヤ用材料である請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム。
  6. 請求項5に記載のゴムを用いたタイヤ。
  7. エポキシ化率が0.1〜60%のエポキシ化ジエン系ゴム(a)と、
    前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基と反応し得る官能基を有する環状分子と、前記環状分子を串刺し状に包接する直鎖状分子と、前記直鎖状分子の両末端に配置され前記環状分子の脱離を防止する封鎖基を有するポリロタキサン(b)と
    を混練する工程と、
    前記環状分子が有する前記官能基と、前記エポキシ化ジエン系ゴム(a)のエポキシ基とを結合させる工程と
    を有し、
    前記環状分子が有する前記官能基が、−OH基、−NH基、−COOH基、エポキシ基、ビニル基、又はチオール基であるゴムの製造方法。
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