JP5899567B2 - 温度計測装置及び温度計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、温度計測装置及び温度計測方法の技術に関する。
従来、例えば、鉄鋼材料の浸炭処理、或いは、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造におけるガラス基板の熱処理等が行われる高温の炉において、炉内温度を計測する温度計測装置は公知である。また、このような高温環境に曝される温度計測装置では、温度計測データを処理する温度計測装置本体(データロガー)を耐熱容器に収納して高温環境から保護する構成が公知である(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示される温度計測装置は、温度計測装置本体を収納し石膏(蓄熱材)が充填される内側容器と、内側容器を収納し断熱材が充填される外側容器と、を備えている。このような構成とすることで、特許文献1に開示される温度計測装置では、600℃の連続加熱試験で3時間使用が可能である。
しかし、特許文献1に開示される温度計測装置では、長時間の使用により高温環境に曝され続けることによって、蓄熱材である石膏に含まれる水分が気化する。石膏に含まれる水分が気化し続けることによって、外側容器の内部圧力が上昇する。外側容器の内部圧力が上昇し続けることによって、外側容器の内部温度も上昇する。
外側容器の内部温度が上昇することによって、温度計測装置に加わる圧力が上昇し、温度計測装置本体が正確に温度計測を行うことが困難となる。つまり、特許文献1に開示される温度計測装置では、高温環境にて長時間連続して使用することができないことになる。
特開2009−075076号公報
本発明の解決しようとする課題は、高温環境にて長時間連続して使用できる温度計測装置及び温度計測方法を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、計測データを処理する温度計測装置本体と、前記温度計測装置本体の周囲に配置され、水分を含む蓄熱材と、が収納される耐熱容器を備える温度計測装置であって、前記耐熱容器には、前記蓄熱材に含まれる水分が気化して生じた水蒸気を外部へ逃がす蒸気抜きコネクタが設けられ、前記蒸気抜きコネクタは、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも高い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の外側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを連通し、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも低い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の内側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを遮断するものである。
請求項2においては、請求項1記載の温度計測装置であって、前記温度計測装置本体は、前記蓄熱材と共に内側容器に収納され、前記内側容器は、耐熱材と共に耐熱容器に収納されるものである。
請求項3においては、計測データを処理する温度計測装置本体と、前記温度計測装置本体の周囲に配置され、水分を含む蓄熱材と、が収納される耐熱容器を備える温度計測装置の温度計測方法であって、前記蓄熱材に含まれる水分が気化して生じた水蒸気を前記耐熱容器の外部へ逃がす蒸気抜きコネクタが設けられ、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも高い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の外側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを連通し、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも低い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の内側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを遮断するものである。
本発明の温度計測装置及び温度計測方法よれば、高温環境にて長時間連続して使用できる。
油槽に浸漬された温度計測装置を示す模式図。 同じく温度計測装置の模式断面図。 蒸気抜きコネクタの構成を示す模式側面図及び模式断面図。 蒸気抜きコネクタの作用を示す模式断面図。
図1を用いて、温度計測装置10について説明する。
なお、図1では、連続浸炭炉の油焼入れ処理室の油槽110内に浸漬されたワークWに設けられた温度計測装置10を模式的に表している。
温度計測装置10は、本発明に係る温度計測装置の実施形態である。本実施形態の温度計測装置10は、ワークWが連続浸炭炉の各処理室を搬送される際の各処理室内の温度(各処理室内のワークWの温度含む、以下同様)を計測する装置である。
連続浸炭炉は、浸炭処理を行う連続する各処理室(例えば、油焼入れ処理室)から構成されている。連続浸炭炉の各処理室では、ワークW、並びに、温度計測装置10が搬送され、浸炭処理の各工程が実施される。温度計測装置10は、連続浸炭炉を構成する各処理室内の温度(以下、炉内温度)を計測する装置である。
油槽110は、ワークWの焼入れ処理が実施される油焼入れ処理室に設置されているものである。油槽110には、ワークWを浸漬するための液体Lが貯溜されている。液体Lは、本実施形態では油が用いられ、図示せぬ攪乱機構によって常時油槽110を循環している(図1における矢印の方向)。
ワークW及び温度計測装置10は、搬送トレイ120に搭載された状態で、油槽110内に貯溜された液体Lに浸漬されている。温度計測装置10は、耐熱容器としての外側容器20と、温度計測装置本体50と、プローブ51・51・・・と、接触端子部52・52・・・・と、を備えている。
外側容器20は、略円柱形状に構成されている。外側容器20の内部には、温度計測装置本体50が収納されている。外側容器20について、詳しくは後述する。
温度計測装置本体50は、所謂データロガーと称される履歴データ記録装置によって構成される。温度計測装置本体50には、熱電対からなる複数のプローブ51・51・・・が電気的に接続されている。各プローブ51・51・・・の先端部には、連続浸炭炉の各処理室内の炉内温度を検出する接触端子部52・52・・・が配設される。接触端子部52・52・・・は、ワークWに接触した状態で設けられている。
接触端子部52によって検出された各処理室内の炉内温度は、電気信号に変換されて温度計測装置本体50に送信され、履歴データ(計測データ)として温度計測装置本体50によって処理され保存される。
図2を用いて、温度計測装置10についてさらに詳しく説明する。
なお、図2では、温度計測装置10を断面視にて模式的に表している。
温度計測装置10は、上述の外側容器20、温度計測装置本体50、プローブ51・51・・・、および接触端子部52・52・・・・に加えて、さらに、内側容器30と、アルミケース40と、蒸気抜きコネクタ60と、を備えている。
温度計測装置本体50は、アルミケース40に収納されている。温度計測装置本体50に接続されるプローブ51・51・・・は、アルミケース40、内側容器30及び外側容器20の一側を貫通して外側に延出している。
アルミケース40は、中空の略円柱形状に構成されている。アルミケース40の内部の略中央部には、温度計測装置本体50が配置されている。アルミケース40は、内側容器30に収納されている。温度計測装置本体から延出するプローブ51・51・・・は、アルミケース40の一側を貫通して内側容器30内へ延出している。
内側容器30は、中空の略円柱形状に構成されている。なお、本実施形態の内側容器30は、石膏Gを材料として構成されている。内側容器30の内部の略中央部には、アルミケース40が配置され、内側容器30の内部におけるアルミケース40の周囲には蓄熱材としての石膏Gが充填されている。すなわち、石膏Gは温度計測装置本体50の周囲に配置されている。
アルミケース40から内側容器30に延出するプローブ51・51・・・は、石膏Gおよび内側容器30の一側を貫通して外側容器20へ延出している。内側容器30は、外側容器20に収納されている。
なお、石膏Gには、水分が含まれている。石膏Gは、水分が気化することによって周囲の熱を吸収して蓄熱する蓄熱材である。
外側容器20は、中空の略円柱形状に構成されている。外側容器20の内部の略中央部には内側容器30が配置され、外側容器20の内部における内側容器30の周囲には断熱材Mが充填されている。断熱材Mは、ポーラス状に構成され、細かい空洞が存在しており、気体を通過させるものである。
内側容器30から外側容器20に延出するプローブ51・51・・・は、断熱材Mおよび外側容器20の一側を貫通して、継手21を介して外側容器20の外部へ延出している。なお、外側容器20は、外部からの伝熱以外には入熱が無いように構成されている。
蒸気抜きコネクタ60は、蒸気抜き手段として、外側容器20の他側に設けられている。蒸気抜きコネクタ60について、以下にて詳しく説明する。
図3を用いて、蒸気抜きコネクタ60の構成について説明する。
なお、図3(A)では、分離された蒸気抜きコネクタ60を側面視にて模式的に表している。また、図3(B)では、分離された蒸気抜きコネクタ60を側面断面視にて模式的に表している。
なお、以下では、油槽110内から外側容器20に向かって蒸気抜きコネクタ60を差し込む方向を、外側から内側への差し込み方向として説明する。また、図3(A)の右下方では、説明を分かり易くいするため、コマ80を斜視にて模式的に表している。
蒸気抜きコネクタ60は、蓄熱材としての石膏Gが含有する水分が気化して生じた水蒸気を外側容器20外へ逃がすものである。蒸気抜きコネクタ60は、主には、ヘッド70と、コマ80と、ベース90と、を備えている。
ヘッド70は、ボルト形状に形成されている。ヘッド70には、貫通孔71と、差し込み部72と、が形成されている。貫通孔71は、ヘッド70の略中心部を差し込み方向に沿って貫通するように形成されている。差し込み部72は、ヘッド70の差し込み方向の外側部に形成される頭部から差し込み方向の内側へ延出する円柱形状部材である。差し込み部72の外周面には、雄ネジが形成されている。
コマ80は、略円柱形状に形成されている。コマ80には、本体81と、溝部82と、テーパー部83と、が形成されている。
本体81は、コマ80の差し込み方向における外側部に位置し、円柱形状に形成されている。テーパー部83は、本体81の差し込み方向の内側に連続して設けられ、先細り形状(差し込み方向の内側へ向かうに従って縮径する形状)に形成されている。本体81の外周面における差し込み方向の外側端には、面取りがなされている。
溝部82は、テーパー部83の外周面の一側中途部から、本体81の外周面の一側、本体81の差し込み方向の外側面、本体81の外周面における前記一側と対向する他側を経由して、テーパー部83の外周面における前記一側と対向する他側中途部まで形成されている。
ベース90は、略円柱形状に形成されている。ベース90には、貫通孔91と、本体部92と、差し込み部93と、凹部94と、が形成されている。
貫通孔91は、ベース90の略中心部を差し込み方向に沿って貫通するように形成されている。本体部92及び差し込み部93は、円柱形状に形成されており、差し込み部93は本体部92よりも小径に形成されている。差し込み部93の外周面には雄ネジが形成されている。なお、差し込み部93は、蒸気抜きコネクタ60が外側容器20に設けられるとき、外側容器20に螺挿により差し込まれる部分である。
凹部94は、本体部92の差し込み方向の外側端面から差し込み方向の内側へ向かって凹陥している。凹部94の内周面には、雌ネジが形成されている。凹部94の差し込み方向の内側端は貫通孔91と連通している。
凹部94には、ベース90の差し込み方向の外側から内側に向かって、大径部95と、小径部96と、テーパー部97と、が形成されている。大径部95の内周面には雌ネジが形成されており、大径部95は、ヘッド70の差し込み部72が螺合するように形成されている。小径部96は、コマ80の本体81が嵌合するように形成されている。テーパー部97は、コマ80のテーパー部83が嵌合するように形成されている。
蒸気抜きコネクタ60は、ベース90の凹部94における小径部96及びテーパー部97にコマ80を嵌合し、凹部94の大径部95にヘッド70の差し込み部72を螺合することで構成されている。なお、蒸気抜きコネクタ60は、ベース90の差し込み部93を外側容器20に螺合することで、外側容器20に取り付けられる。
蒸気抜きコネクタ60では、コマ80がベース90の凹部94内にて差し込み方向に摺動可能とされている。ここで、コマ80が凹部94内において、ベース90の貫通孔91側に摺動した状態では、コマ80のテーパー部83とベース90における凹部94のテーパー部97とが当接して、ベース90の貫通孔91とコマ80の本体81における溝部82とが分断される。
一方、コマ80が凹部94内において、ヘッド70の貫通孔71側に摺動した状態では、コマ80のテーパー部83とベース90における凹部94のテーパー部97とが離間して、ベース90の貫通孔91とコマ80の本体81における溝部82とが連通する。
図4を用いて、温度計測装置10(蒸気抜きコネクタ60)の作用について説明する。
なお、図4(A)では、蒸気抜きコネクタ60の「蒸気抜き状態」を側面断面視にて模式的に表している。また、図4(B)では、蒸気抜きコネクタ60の「油水侵入防止状態」を側面断面視にて模式的に表している。
図4(A)及び(B)に示すように、蒸気抜きコネクタ60は、ベース90の小径部96にコマ80が嵌合され、ベース90の大径部95にヘッド70が嵌合されることによって構成されている。また、蒸気抜きコネクタ60では、ベース90の貫通孔91側の圧力(外側容器20内の圧力)と、ヘッド70の貫通孔71側の圧力(油槽110内の圧力)との圧力差によって、コマ80がベース90の小径部96及びテーパー部97内を摺動するように構成されている。
ここで、温度計測装置10が油槽110で長時間使用される場合を想定する。温度計測装置10が高温環境に曝され続けることによって、内側容器30に充填された石膏G、並びに、石膏で形成される内側容器30に含まれる水分が気化する。石膏Gに含まれる水分が気化し続けることによって、水蒸気が細かい空洞が存在して気体を通過させる断熱材Mに充満する。水蒸気が断熱材Mに充満することによって、外側容器20内は水蒸気で満たされて内部圧力が上昇する。
図4(A)に示すように、このとき、蒸気抜きコネクタ60は、「蒸気抜き状態」となる。すなわち、外側容器20内の圧力(ベース90の貫通孔91側の圧力)が、油槽110内の圧力(ヘッド70の貫通孔71側の圧力)よりも高い状態となった場合、外側容器20内からの圧力によって、コマ80が小径部96及びテーパー部97内を差し込み方向の外側に向かって摺動する。
コマ80が差し込み方向の外側に向かって摺動することによって、コマ80のテーパー部83とベース90のテーパー部97とが離間する。コマ80のテーパー部83とベース90のテーパー部97とが離間することによって、ベース90の貫通孔91とコマ80の溝部82とが連通される。
ベース90の貫通孔91とコマ80の溝部82とが連通されることによって、外側容器20内と油槽110内とが、貫通孔91、溝部82、凹部94、及び貫通孔71を通じて連通される。外側容器20内と油槽110内とが連通されることによって、外側容器20内に満たされた蒸気が油槽110内へ逃がされる。
また、温度計測装置10が油槽110で長時間使用され、油槽110の液体Lの圧力が蒸気抜きコネクタ60に作用する場合を想定する。
図4(B)に示すように、このとき、蒸気抜きコネクタ60は、「油水侵入防止状態」となる。すなわち、油槽110内の圧力(ヘッド70の貫通孔71側の圧力)が、外側容器20内の圧力(ベース90の貫通孔91側の圧力)よりも高い状態となった場合、油槽110内からの圧力によって、コマ80が小径部96及びテーパー部97内を差し込み方向の内側に向かって摺動する。
コマ80が差し込み方向の内側に向かって摺動することによって、コマ80のテーパー部83とベース90のテーパー部97とが当接する。コマ80のテーパー部83とベース90のテーパー部97とが当接することによって、ベース90の貫通孔91とコマ80の溝部82とが遮断される。
ベース90の凹部94とコマ80の溝部82とが遮断されることによって、外側容器20内と油槽110内とが遮断される。外側容器20内と油槽110内とが遮断されることによって、油槽110内の液体Lが外側容器20内に侵入することが妨げられる。
温度計測装置10の効果について説明する。
温度計測装置10によれば、高温環境にて長時間連続して使用できる。
すなわち、温度計測装置10の高温環境下での使用中に、内側容器30に充填された石膏Gに含まれる水分が気化し続けることによって、外側容器20内が水蒸気で満たされて内部圧力が上昇した場合、蒸気抜きコネクタ60では、コマ80が差し込み方向の外側に向かって摺動し、外側容器20内と油槽110内とが連通するため、外側容器20内に満たされた水蒸気を油槽110内へ逃がすことができる。
また、温度計測装置10の高温環境下での使用中に、油槽110の液体Lの圧力が蒸気抜きコネクタ60に作用した場合、蒸気抜きコネクタ60では、コマ80が差し込み方向の内側に向かって摺動し、ベース90の貫通孔91とコマ80の溝部82とが遮断されて、外側容器20内と油槽110内とが遮断されるため、油槽110の液体Lの外側容器20内への侵入を妨げることができる。
なお、本実施形態では、蒸気抜き手段を蒸気抜きコネクタ60とする構成としたが、これに限定されない。例えば、外側容器20の外側面に、外側容器20内と連通する貫通孔を有する凹部を設け、前記凹部にコマ80を嵌合させ、前記凹部の開口部を、貫通孔を有する蓋により閉塞する構成であっても良い。
また、本実施形態では、蒸気抜き手段を蒸気抜きコネクタ60とする構成としたが、これに限定されない。例えば、油槽又は水槽に浸漬されない温度計測装置10では、蒸気抜き手段として、外側容器20の外側面に小孔を設ける構成であっても良い。また、外側容器20を、複数の容器部材を接合して構成している場合、前記容器部材の接合面に、外側容器20の内部と外部とを連通する溝を設ける構成としたり、前記容器部材の接合部を締
結しているネジを緩める構成としたりすることも可能である。
10 温度計測装置
20 外側容器(耐熱容器)
30 内側容器
40 アルミケース
50 温度計測装置本体
60 蒸気抜きコネクタ
70 ヘッド
80 コマ
82 溝
90 ベース
94 凹部
G 石膏(蓄熱材)

Claims (3)

  1. 計測データを処理する温度計測装置本体と、前記温度計測装置本体の周囲に配置され、水分を含む蓄熱材と、が収納される耐熱容器を備える温度計測装置であって、
    前記耐熱容器には、前記蓄熱材に含まれる水分が気化して生じた水蒸気を外部へ逃がす蒸気抜きコネクタが設けられ、
    前記蒸気抜きコネクタは、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも高い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の外側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを連通し、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも低い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の内側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを遮断する、
    温度計測装置。
  2. 請求項1記載の温度計測装置であって、
    前記温度計測装置本体は、前記蓄熱材と共に内側容器に収納され、
    前記内側容器は、耐熱材と共に耐熱容器に収納される、
    温度計測装置。
  3. 計測データを処理する温度計測装置本体と、前記温度計測装置本体の周囲に配置され、水分を含む蓄熱材と、が収納される耐熱容器を備える温度計測装置の温度計測方法であって、
    前記蓄熱材に含まれる水分が気化して生じた水蒸気を前記耐熱容器の外部へ逃がす蒸気抜きコネクタが設けられ、
    前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも高い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の外側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを連通し、前記耐熱容器の内部圧力が外部圧力よりも低い場合には、前記蒸気抜きコネクタの内部に嵌合されるコマが耐熱容器の内側に摺動し、前記耐熱容器の内部と外部とを遮断する、
    温度計測方法。
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