JP5899544B2 - 薬剤分包機用のフィーダユニット及びそのトラフ - Google Patents

薬剤分包機用のフィーダユニット及びそのトラフ Download PDF

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Description

本発明は、振動によりトラフ上の薬剤を一方向に運搬できる薬剤分包機用のフィーダユニット及びそのトラフに関する。
例えば薬剤分包機はフィーダユニットを備える(例えば特許文献1参照)。このフィーダユニットは、薬剤分包機に内蔵された円盤状の回転テーブルにおける環状凹溝上に散剤(粉粒体からなる薬剤)を供給するために用いる。
このフィーダユニットは、トラフが板ばねによって支持されている。このトラフが電磁石により発生させた交番磁界により前後方向に往復動する。この往復動によって、供給された散剤をトラフ上で前方に送り、トラフから回転テーブルの環状凹溝に落下させる。環状凹溝に落下した散剤は、処方に応じた分量が掻き取られ、その後分包される。
特開平8−156916号公報
ところが、従来のフィーダユニットは、前記電磁石及び板ばねを備えた加振部とトラフとがねじ等により固定されている。このため、薬剤分包機を使用する作業者がトラフを取り外すことは困難であった。
このため、異なる種類の散剤を1台の薬剤分包機で分包する際(より詳しくは、異なる種類の散剤を1枚の回転テーブルを用いて分包する際)には、コンタミネーションを避けるため、散剤の種類替えの際に、トラフ等、薬剤分包機の内部に残留した散剤を除去する清掃作業を行う必要がある。
しかしながら、前記のようにトラフの取り外しが困難なフィーダユニットでは、薬剤分包機の内部に作業者が手を入れて清掃作業を行わなければならない。よって、充分な作業スペースの無い状況での作業が作業者に強いられる。このため、トラフの清掃作業が困難であり、時間的ロスも大きい。
特に、調剤現場によっては、麻薬成分を有する散剤等の危険な散剤を分包することがある。この場合、前記危険な散剤を分包した後には、残留した散剤を完全に除去しなければならず、清掃作業を行う作業者の負担が非常に大きい。
そこで、本発明は、トラフを容易に清掃可能な薬剤分包機用のフィーダユニット及びそのトラフを提供することを課題とする。
本発明は、通電により振動を発生する加振部と、該加振部の上方に設けられたトラフとを備え、前記加振部にて発生する振動が前記トラフに伝達されることで該トラフ上の薬剤を一方向に運搬できる薬剤分包機用のフィーダユニットであり、前記トラフにおける前後方向に磁力を作用させる磁石と、上下方向に磁力を作用させる磁石とを有し、前記両磁石の磁力により前記加振部と前記トラフとの装着状態が保たれる薬剤分包機用のフィーダユニットである。
これによると、前記トラフにおける前後方向に磁力を作用させる磁石の磁力と、上下方向に磁力を作用させる磁石の磁力により前記加振部と前記トラフとの装着状態が保たれる。このため、前記トラフを前記加振部から取り外すことが容易である。また、前後方向に前記磁力を作用させることにより、前記加振部と前記トラフとの間でずれが発生することを抑制し、前記ずれに起因する異音が発生しにくい。また、上下方向に前記磁力を作用させることにより、振動によりトラフが飛び上がるような挙動を抑制できる。
また、本発明において、前記トラフにおける幅方向に磁力を作用させる磁石を有することもできる。
これによると、前記トラフにおける幅方向に前記磁力を作用させる。このため、振動によりトラフが平面視にて回転するような挙動等、種々の方向へトラフが移動するような挙動を抑制できる。
また、本発明において、前記各磁石において磁力の発生する面と該各磁石に対して吸着する被吸着部における吸着面とは嵌合を伴わずに面当接するものとできる。
また、本発明は、薬剤分包機用のフィーダユニットにおける加振部であり、前記トラフにおける前後方向に磁力を作用させる磁石と、上下方向に磁力を作用させる磁石とを有する加振部に対して着脱可能なトラフであって、前記加振部にて発生する振動が伝達されることにより、前記トラフ上の薬剤を一方向に運搬でき、前記加振部に設けられた各磁石に対して吸着する被吸着部を備えた薬剤分包機用のフィーダユニットのトラフである
これによると、前記フィーダユニットの加振部に設けられた磁石と前記トラフの被吸着部とにより、前記加振部と前記トラフとが着脱可能である。このため、前記トラフを前記加振部から取り外すことが容易である
また、本発明において、前記加振部は、前記トラフにおける幅方向に磁力を作用させる磁石を有することもできる。
また、本発明において、前記各磁石において磁力の発生する面と前記被吸着部における吸着面とは嵌合を伴わずに面当接するものとできる
本発明は、前記トラフを前記加振部から取り外すことが容易であることから、トラフを容易に清掃可能である。
本実施形態のフィーダユニットを示す斜視図である。 本実施形態のフィーダユニットのうち、加振部とトラフとを示す、内部構造の一部を破線表記した分解斜視図である。 本実施形態のトラフを示す底面側からの斜視図である。 (A)は本実施形態のフィーダユニットのうち加振部を示す縦断面図である。(B)はトラフに働く振動力の方向を示す概念図である。
次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。なお、以下では、図1に示された右方側を後方側、同左方側を前方側として説明する。
図1に示すように、本実施形態のフィーダユニットFは、処方データに応じて異なる種類の散剤を分包する薬剤分包機(図示していない)に用いられ、この薬剤分包機に内蔵された円盤状の回転テーブルPにおける環状凹溝P1上に、トラフ3の散剤排出開口部313が位置するように設けられている。本実施形態では、1枚の回転テーブルPに対して1台のフィーダユニットFが設けられている。ただし、これに限らず、異種の散剤を同時に供給できるように、1枚の回転テーブルPに対して複数台のフィーダユニットFが設けられていても良い。
このフィーダユニットFは、基台1、加振部2、トラフ3、ホッパー支持台4、ホッパー5を備える。基台1は略矩形の平板であり、薬剤分包機に対して固定される部分である。
加振部2は、トラフ3に与える振動を発生させる部分である。図2に示すように、架台21、架台支持ばね22、トラフ支持台23、板ばね24、電磁石25、加振用永久磁石26、磁石支持ブラケット27を備える。
架台21は、基台1の上方に離間して設けられ、架台支持ばね22により4箇所で支持されている(図1及び図2では手前側2箇所のみ図示している)。架台支持ばね22にはコイルばねが用いられている。この架台支持ばね22により、基台1と加振部2との間で振動が絶縁される。
トラフ支持台23は、基台1に平行に設けられている。このトラフ支持台23は、上面が平面であり、トラフ支持台23にトラフ3を装着した際には、このトラフ支持台23の上面とトラフ3の底面部分(詳しくは、着脱用ブラケット32における天板部323の下面)とが当接する。
トラフ支持台23は、トラフ3を着脱するための着脱用磁石231を備える(着脱用磁石231の配置については後述する)。着脱用磁石231としてはブロック状に成型されたネオジム磁石が例示できるが、これに限らず種々の永久磁石を用いることができる。また、着脱用磁石231は、振動によりトラフ支持台23とトラフ3との装着状態(より具体的には、着脱用磁石231と着脱用ブラケット32との吸着状態)が保たれる程度に、充分大きな磁力を発する(磁束密度が大きい)永久磁石を用いることが望ましい。
着脱用磁石231はカバーで覆われている。本実施形態では、カバーは樹脂製とされているが、鋼板等の磁性体で形成されていても良い。また、トラフ支持台23の後方側側方における幅方向両側には、略円柱状の位置決め用突起232が突出している。この位置決め用突起232は、トラフ支持台23にトラフ3を装着する際における、両者の位置決めを補助する作用を奏する。
また、トラフ支持台23の上面における前方側の位置には、平面視矩形状であるブラケット差込孔233が開口している。トラフ支持台23にトラフ3を装着する際には、このブラケット差込孔233にトラフ3の前方側ブラケット322が嵌まり込む。このブラケット差込孔233は、前記位置決め用突起232と共に、トラフ支持台23にトラフ3を装着する際における位置決めの基準とできる。これにより、トラフ3に着脱用磁石231の磁力が及ぶ中でも、トラフ3のトラフ支持台23への装着を容易にすることができる。そして、回転テーブルPにおける環状凹溝P1上に、トラフ3の散剤排出開口部313が位置するように位置決めすることが容易である。
板ばね24は、架台21及びトラフ支持台23に対して傾斜して固定されている。この板ばね24は、図4(A)に示すように、電磁石25、加振用永久磁石26、磁石支持ブラケット27の各々を挟むようにして、2枚が前後方向に平行して設けられている。
電磁石25は架台21に固定されている。図4(A)に示すように、この電磁石25における鉄芯251のうち一端は図示右方に位置し、他端は図示左方から「U」字状に折り返されて図示右方に位置している。鉄芯251の一端は下側に、他端は上側に位置する。
加振用永久磁石26は、電磁石25の鉄芯251の各端面に対向して、上下に2個設けられている。各加振用永久磁石26,26は、磁石支持ブラケット27に取り付けられている。そして、磁石支持ブラケット27はトラフ支持台23に固定されている。
以上の構成により、電磁石25に交流電流が通電された場合には、この電磁石25の鉄芯251に交番磁界が発生する。これにより、鉄芯251の各端面に対して加振用永久磁石26,26が通電周波数にて吸引と反発を繰り返す。よって、板ばね24によって支持されたトラフ支持台23が前後方向に往復動する。これにより、トラフ支持台23に装着されたトラフ3が振動する。なお、電磁石25への通電周波数は、共振点でトラフ3が振動する周波数に制御される(制御機構についての説明は省略する)。
トラフ3は、図2及び図3に示すように、トラフ本体31と着脱用ブラケット32とを備え、これらは一体とされている。トラフ本体31は、平面視長円形状で上端が開口しており、平坦な底面311を備える。図3に示すように、この底面311の前方側には、上方に突出した直線状の2本の突条314,314を有する。この突条314,314は前方に向かうにつれ間隔が小さくなっており、振動によりトラフ3上を前方に移動する散剤を整流するために設けられている。
トラフ本体31は、側壁312に囲まれた空間を有しており、この空間に散剤を配置できる。側壁312の高さは散剤が前記空間からあふれ出ない程度の高さとされている。そして、この側壁312のうち、前方側には散剤排出開口部313が貫通している。ホッパー5を介してトラフ本体31に投入された散剤は、加振部2によるトラフ3の振動により前方に移動し、振動の大きさに応じた量で散剤排出開口部313から排出される。
トラフ本体31における底面311の下方側には、図3に示すように着脱用ブラケット32が一体に設けられている。この着脱用ブラケット32は、側方ブラケット321、前方側ブラケット322、天板部323を備える。この着脱用ブラケット32は鋼製で一体に形成されている。そして、側方ブラケット321、前方側ブラケット322、天板部323は、加振部2の着脱用磁石231に対して吸着可能な被吸着部となる。図2に示すように、側方ブラケット321のうち一つは着脱用磁石231Yに対応し、前方側ブラケット322は着脱用磁石231Xに対応し、天板部323は着脱用磁石231Zに対応する。被吸着部である側方ブラケット321、前方側ブラケット322、天板部323は、着脱用磁石231に対して吸着する。この吸着における前記被吸着部と着脱用磁石231との間の磁力は、前記被吸着部と着脱用磁石231とが、吸着状態における当接面である吸着面に交わる方向(例えば直交する方向)へ分離すること、及び、吸着面に沿う方向(例えば平行する方向)へずれることを規制する。
本実施形態の側方ブラケット321は、トラフ3の後方側において幅方向両端に設けられる。この側方ブラケット321は、幅方向内寸法がトラフ支持台23の幅方向外寸法よりもわずかに大きく形成されている。なお、この側方ブラケット321は、図2に示したように、下端付近にて幅方向の内寸法が拡大して下広がりとなっている。このため、トラフ3をトラフ支持台23に装着しやすい。つまり、側方ブラケット321は、トラフ支持台23にトラフ3を装着する際における、両者の位置決めを補助する作用を奏する。また、この側方ブラケット321は、トラフ支持台23にトラフ3を装着した際に前記位置決め用突起232に嵌り合う切欠部321aを備える。
そして前方側ブラケット322は、トラフ3の前方側にてトラフ本体31の底面311から下方に突出する。この前方側ブラケット322は、横断面形状がトラフ支持台23のブラケット差込孔233よりもわずかに小さい形状とされており、トラフ3の装着の際にはこのブラケット差込孔233に嵌まり込む。後述のように、ブラケット差込孔233には着脱用磁石231のうち1個(231X)が設けられているため、この前方側ブラケット322のうち前面322aが着脱用磁石231Xに吸着される。このため、前記嵌まり込んだ状態は確実に保たれる。
次に、図1に示すホッパー支持台4は基台1に直接支持された部分である。ホッパー5は、作業者によって投入された散剤を受ける部分であり、ホッパー支持台4に載せられている。ホッパー5は加振部2及びトラフ3から離間して設けられるため、加振部2の振動の影響を受けにくい。また、図示はしていないが、ホッパー支持台4は上下方向及び角度の位置調整が可能とされており、トラフ3に対するホッパー5の位置関係を調整することにより、トラフ3へ流す散剤の量を調整できる。
以上のように構成された加振部2では、電磁石25に交流電流が通電されることにより、トラフ支持台23が前後方向に往復動する。トラフ支持台23に装着されたトラフ3の底面311に対して板ばね24は傾斜している。そして、板ばね24の下端側は架台21に固定されている。このことから、電磁石25への通電により、図4(A)に矢印で示したように、板ばね24の上端側が下端側を中心として撓むように往復動する。板ばね24に固定されたトラフ支持台23、及び、このトラフ支持台23に装着されたトラフ3には、板ばね24の上端付近でこの板ばね24が延びる方向に直交する方向に振動力V(図4(B)参照)が働く。つまり、この振動力Vの働く方向は、トラフ3の底面311に対して、板ばね24の傾斜に応じた角度だけ傾いている。そして、この振動力Vのうち、図4(B)に示す左上方への力を受け、トラフ3上に存在する散剤が順次前方に移動していく。
次に、トラフ支持台23に対してトラフ3を着脱可能とする構成について述べる。以下では、トラフ3の前後方向(長手方向)を「X方向」、トラフ3の幅方向を「Y方向」、上下方向を「Z方向」と称して説明する。
着脱用磁石231は、図2及び図4(A)に示すように、磁力の発生する面(N極またはS極に相当する面)がX方向を向いたもの(231X)が1個、Y方向を向いたもの(231Y)が1個、Z方向を向いたもの(231Z)が2個、それぞれトラフ支持台23に設けられている。このうち、X方向を向いたもの(231X)は、ブラケット差込孔233の内面に、後方向きに取り付けられている。Y方向を向いたもの(231Y)はトラフ支持台23の、図2における手前側側面に取り付けられている。Z方向を向いたもの(231Z)は、トラフ支持台23の上面に取り付けられている。
着脱用磁石231と着脱用ブラケット32とに磁力が作用することにより、トラフ3がトラフ支持台23から着脱できる。よって、例えばトラフ3だけを洗浄することができる。このため、トラフ3の清掃が容易である。しかも、例えば嵌合により着脱可能としたものに比べると、トラフ3がトラフ支持台23に対して引っ掛かりを生じにくいため容易に着脱できる。また、嵌合により着脱可能としたものに比べ、着脱のための構成を簡略化できる(構成部品点数の削減等)可能性がある。また、スペアのトラフ3をあらかじめ用意しておくことにより、フィーダユニットFへの散剤の供給を停止する時間をトラフ3の交換時間及び薬剤分包機内の清掃が必要な部分の清掃時間のみとでき、時間のロスを最小限とできる。
そして、例えば嵌合により着脱可能としたものでは、トラフ支持台23とトラフ3との間に、両者の嵌合を許容するための寸法差に起因して微小な隙間が存在する。振動が加わると、この微小な隙間の範囲内でトラフ3が移動してしまう。このため、前記移動範囲の両端におけるトラフ支持台23とトラフ3との衝突により不快な異音が生じたり、トラフ支持台23及びトラフ3が磨耗したりすることがあったりして不都合である。
これに対し、本実施形態のように、磁力により着脱可能としたものでは、X、Y、Zの各方向において、トラフ支持台23とトラフ3とが磁力により密着する。そして、この密着状態は、磁力よりも振動力V(図4(B)参照)が小さい範囲においては確実に保たれる。このため、前記のように異音の発生または磨耗の問題が発生することを抑制できる。また、トラフ支持台23とトラフ3との密着状態が磁力によって確実に保たれることから、トラフ支持台23とトラフ3の挙動が一体となり、共振点制御を容易に行うことができる。
特に、X方向を向いて設けられた着脱用磁石231Xに関しては、トラフ支持台23とトラフ3とを、振動する前記トラフ3上における散剤の移動方向に沿う方向に確実に固定できる。このため、トラフ3がトラフ支持台23に対して移動してしまうことによる異音の発生を有効に抑制できる。
また、Z方向を向いて設けられた着脱用磁石231Zに関しては、トラフ支持台23とトラフ3とを上下方向に確実に固定できる。このため、振動によりトラフ3が飛び上がるような挙動を有効に抑制できる。そして、前記に加え、この着脱用磁石231Zは、2個がトラフ支持台23の上面における後方側と前方側とに距離をおいて設けられていることから、トラフ3が平面視にて回転するような挙動についても有効に抑制できる。
また、Y方向を向いた着脱用磁石231Yに関しては、架台21が架台支持ばね22によって4箇所で支持されたこと等によりトラフ3に発生する不規則な挙動、例えば、前後方向から見て回転するような挙動や平面視にて回転するような挙動等、種々の方向へトラフ3が移動するような挙動を有効に抑制できる。
更に、着脱用磁石231Xと着脱用磁石231Zとの組み合わせに関しては、図4(B)に示す、板ばね24の往復動によりトラフ3に発生する振動の振幅方向に沿う振動力Vのうちで、X方向成分Vxに対し、X方向を向いて設けられた着脱用磁石231Xの磁力が対向する位置関係となる。そして、前記の振動力Vのうちで、Z方向成分Vzに対し、Z方向を向いて設けられた着脱用磁石231Zの磁力が対向する位置関係となる。
ここで、図4(B)に示す振動力Vの矢印のうち、左上方に向かう矢印は、トラフ3がトラフ支持台23により前方に移動させられる状況に対応している。この状況では、着脱用磁石231Xに対して前方側ブラケット322が磁力を介して引っ張られる。着脱用磁石231Xの磁力は、トラフ支持台23と共に前方に移動しつつある着脱用磁石231Xに対して前方側ブラケット322が引き離されないように作用する。また、この状況では、着脱用磁石231Zに対して天板323が磁力を介して引っ張られる。着脱用磁石231Zの磁力は、トラフ支持台23と共に前方に移動する着脱用磁石231Zに対して天板323がずれないように作用する。
一方、図4(B)に示す振動力Vの矢印のうち、右下方に向かう矢印は、トラフ3がトラフ支持台23により後方に移動させられる状況に対応している。この状況では、着脱用磁石231Xに対して前方側ブラケット322が押し出される。着脱用磁石231Xの磁力は、振幅が逆方向になる(振動力Vの方向が右下方から左上方に逆転する)瞬間に、前方側ブラケット322に働く慣性力により、着脱用磁石231Xに対して前方側ブラケット322が引き離されないように作用する。また、この状況では、着脱用磁石231Zに対して天板323が磁力を介して引っ張られる。着脱用磁石231Zの磁力は、トラフ支持台23と共に後方に移動する着脱用磁石231Zに対して天板323がずれないように作用する。
このように、着脱用磁石231Xは、主に振動力VのX方向成分Vxに作用する。そして、着脱用磁石231Zは、主に振動力VのZ方向成分Vzに作用する。このため、単に磁力を利用してトラフ支持台23とトラフ3とを着脱可能としただけの構成よりも、このようにトラフ3の振幅方向を考慮した構成、つまり、着脱用磁石231Xと着脱用磁石231Zとを組み合わせた構成を採用することにより、トラフ支持台23とトラフ3との密着状態が各着脱用磁石231X,231Zの磁力によって確実に保たれる。よって、トラフ支持台23とトラフ3の挙動が一体となり、共振点制御を容易に行うことができる。
以上、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明してきたが、本発明に係るフィーダユニットFの形態は前述した形態に限られず、種々に変更して実施できる。
例えば、振動力Vに対して磁力が作用するように着脱用磁石231が配置されれば良いため、着脱用磁石231の数量及び配置は本実施形態のものに限定されない。また、本実施形態とは逆に、トラフ3に着脱用磁石を備え、トラフ支持台23に被吸着部を備えた形態であっても良い。また、着脱用磁石231を例えば1個だけ設け、トラフ支持台23に対してトラフ3を、磁力に加えて摩擦力を用いて装着しても良い。
また、着脱用磁石231につき、永久磁石ではなく電磁石を用いることもできる。電磁石を用いることにより、例えば、加振部が振動する場合に磁力を作用させ、それ以外の場合には磁力を作用させないことにより、トラフ3の着脱を磁力の影響を受けず容易にできる。
また、本実施形態では、作業者がトラフ3をつかむことでトラフ3をトラフ支持台23から取り外すものとしているが、トラフ支持台23からトラフ3を容易に取り外すためのレバーを設けることもできる。このレバーは加振部2に設けることもできるが、加振部2の振動から絶縁された基台1またはホッパー支持台4に設ける方が、レバー自体が異音発生や異常な振動等の原因にならないことから望ましい。
F フィーダユニット
2 加振部
231 磁石、着脱用磁石
3 トラフ
32 被吸着部、着脱用ブラケット

Claims (6)

  1. 通電により振動を発生する加振部と、該加振部の上方に設けられたトラフとを備え、前記加振部にて発生する振動が前記トラフに伝達されることで該トラフ上の薬剤を一方向に運搬できる薬剤分包機用のフィーダユニットであり、
    前記トラフにおける前後方向に磁力を作用させる磁石と、上下方向に磁力を作用させる磁石とを有し、
    前記両磁石の磁力により前記加振部と前記トラフとの装着状態が保たれる薬剤分包機用のフィーダユニット。
  2. 前記トラフにおける幅方向に磁力を作用させる磁石を有する請求項1に記載の薬剤分包機用のフィーダユニット。
  3. 前記各磁石において磁力の発生する面と該各磁石に対して吸着する被吸着部における吸着面とは嵌合を伴わずに面当接する請求項1または2に記載の薬剤分包機用のフィーダユニット。
  4. 薬剤分包機用のフィーダユニットにおける加振部であり、前記トラフにおける前後方向に磁力を作用させる磁石と、上下方向に磁力を作用させる磁石とを有する加振部に対して着脱可能なトラフであって、
    前記加振部にて発生する振動が伝達されることにより、前記トラフ上の薬剤を一方向に運搬でき
    前記加振部に設けられた磁石に対して吸着する被吸着部を備えた薬剤分包機用のフィーダユニットのトラフ。
  5. 前記加振部は、前記トラフにおける幅方向に磁力を作用させる磁石を有する請求項4に記載の薬剤分包機用のフィーダユニットのトラフ。
  6. 前記各磁石において磁力の発生する面と前記被吸着部における吸着面とは嵌合を伴わずに面当接する請求項4または5に記載の薬剤分包機用のフィーダユニットのトラフ。
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