JP6764019B2 - テープフィーダ - Google Patents

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Description

本明細書は、部品供給テープの部品収容凹部内の部品の姿勢を安定させて部品吸着位置へ送る機能を備えたテープフィーダに関する技術を開示したものである。
一般に、テープフィーダは、部品供給テープが巻回されたテープリールをセットし、このテープリールから引き出した部品供給テープをテープ送り機構によりピッチ送りして、部品吸着位置の手前で該部品供給テープの上面からカバーテープ(カバーフィルム、トップテープ、トップフィルムとも呼ばれる)を剥離して、該部品吸着位置で該部品供給テープの部品収容凹部内の部品を部品実装機の吸着ノズルで吸着するようになっている。
更に、特許文献1(特開平11−307992号公報)に記載されたテープフィーダは、部品吸着位置の下方に、部品供給テープの部品収容凹部内の部品を磁力により吸引する永久磁石を設置して、その磁気吸引力により該部品収容凹部からの部品の飛び出しや部品吸着時の部品立上がりを防止するようにしている。
また、特許文献2(特許第4809506号公報)に記載されたテープフィーダは、部品吸着位置よりも部品収容凹部の3個分手前の位置から該部品吸着位置までの領域に跨がってL字形状の永久磁石を設けると共に、部品供給テープを幅方向に振動する振動子を設け、その振動により部品収容凹部内の部品を該部品収容凹部の片側に寄せて位置決めして永久磁石の磁力により吸引保持するようにしている。この場合、部品を吸引する永久磁石は、部品収容凹部内の部品を該部品収容凹部の片側に寄せる方向に磁力を作用させるようにL字形状に形成されている。
特開平11−307992号公報 特許第4809506号公報
図5に示すように、部品供給テープ13は、部品収容凹部22の上縁がR形状に形成されているため、部品収容凹部22の上縁とカバーテープ23との間に隙間ができる。このため、部品収容凹部22内の部品が薄型部品である場合には、部品収容凹部22の上面がカバーテープ23で塞がれた状態になっていても、部品収容凹部22内の部品の片縁が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げたり、図6に示すように、部品の対角方向の両角部が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げた状態になることがある。このような状態は、部品供給テープ13のピッチ送り動作中(部品実装機の稼働中)の振動で発生する他に、部品供給テープ13が巻回されたテープリール14の運搬中や交換作業中にも発生する可能性がある。また、部品吸着位置の手前でカバーテープ23を剥離する際の振動や静電気によっても部品収容凹部22内の部品が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げた状態になる可能性もある。
しかし、前記特許文献1では、部品吸着位置に到達した部品収容凹部内の部品をその下方から永久磁石で吸引するだけであるため、部品収容凹部内の部品が該部品収容凹部の上縁に乗り上げた状態になっていても、その乗り上げ状態を解消する効果は少ない。
一方、前記特許文献2では、部品供給テープを幅方向に振動する振動子やその駆動源を設ける構成であるため、構成が複雑化してコスト高になるだけでなく、部品供給テープの側方に振動子を設置するスペースを確保する必要があり、テープフィーダの幅寸法が大型化する欠点もある。しかも、振動子を設置する位置が部品吸着位置の付近であり、該部品吸着位置の下方には、部品供給テープをピッチ送りするスプロケット等のテープ送り機構が存在するため、部品吸着位置の付近に空きスペースが少なく、近年の薄型化されたテープフィーダでは、部品吸着位置の付近に振動子やその駆動源を設置することはスペース的に困難である。
上記課題を解決するために、所定ピッチで形成された部品収容凹部内に部品を収容して包装した部品供給テープが巻回されたテープリールをフィーダ本体にセットし、前記テープリールから引き出した部品供給テープをテープ送り機構によりピッチ送りして、部品吸着位置の手前で該部品供給テープの上面からカバーテープを剥離して、該部品吸着位置で該部品供給テープの部品収容凹部内の部品を部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、前記テープリールから引き出した前記部品供給テープを前記カバーテープの剥離位置へ送る経路の途中に該部品供給テープの下面側に突出した前記部品収容凹部と干渉するように設けられた突起部と、前記突起部上を通過した部品供給テープを前記部品吸着位置へ送るテープ通路の底面に設けられた部品吸引マグネットとを備え、前記テープ送り機構のピッチ送り動作により前記部品供給テープが引っ張られて前記突起部上を通過する際に該部品供給テープの下面側に突出した前記部品収容凹部が該突起部を乗り越えることで該部品供給テープを振動させて該部品収容凹部の上縁に乗り上げている部品を該部品収容凹部の底面に振り落とし、前記部品吸引マグネットの磁力により該部品収容凹部内の部品を底面に吸引保持しながら前記部品吸着位置へ送るように構成されている。
この構成では、テープ送り機構のピッチ送り動作により部品供給テープにテンションをかけながら部品供給テープの下面側に突出した部品収容凹部を突起部と干渉させることで該部品供給テープを振動させるようにしているため、テープフィーダに部品供給テープの部品収容凹部と干渉する突起部を設けるだけで部品供給テープを振動させることができ、構成が極めて簡単である。しかも、突起部を設ける位置は、テープリールから引き出した部品供給テープをカバーテープの剥離位置へ送る経路の途中であればどこであっても良いため、スペースに余裕がある位置を選んで突起部を設けることができ、実用化が容易であると共に、テープフィーダの幅寸法の大型化も回避できる。更に、突起部上を通過した部品供給テープを部品吸着位置へ送るテープ通路の底面に部品吸引マグネットを設けているため、突起部上を通過した部品供給テープがテープ通路を通って部品吸着位置へ至る過程で部品供給テープが振動しても、該部品供給テープの部品収容凹部内の部品を部品吸引マグネットの磁力により該部品収容凹部の底面に吸引保持しながら安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。テープ通路を通る部品供給テープは、部品吸着位置の手前でカバーテープが剥離されるため、そのカバーテープの剥離の際に振動や静電気が発生するが、カバーテープの剥離位置においても、部品収容凹部内の部品は、部品吸引マグネットの磁力により該部品収容凹部の底面に吸引保持されているため、カバーテープの剥離の際に発生する振動や静電気によって部品収容凹部内の部品が該部品収容凹部の上縁に乗り上げることを防止でき、部品収容凹部内の部品を安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。
この場合、前記テープ通路のうちの少なくとも前記突起部に近い方の部分に、該突起部上を通過した部品供給テープの浮き上がりを押さえるテープ押さえ部材を設けると良い。突起部上を通過した部品供給テープの浮き上がりをテープ押さえ部材で押さえるようにすれば、部品供給テープの部品収容凹部を突起部と一層確実に干渉させることができると共に、部品吸引マグネットからの部品供給テープの浮き上がりも押さえることができる。
ここで、前記テープ押さえ部材は、非磁性の材料(例えばプラスチック、アルミ、銅等の非磁性の金属等)により形成すると良い。テープ押さえ部材を鉄等の磁性材料で形成すると、使用期間が長くなるに従って部品吸引マグネットの磁気の影響によりテープ押さえ部材が磁気を帯びて部品吸引マグネットによる部品姿勢安定化効果が低下する可能性があるためである。
更に、前記部品吸引マグネットのうちの少なくとも前記テープ押さえ部材の下側に位置する部分を上下変位可能に構成して、その部分を弾性部材により押し上げ又は引き上げて前記テープ押さえ部材との間に前記部品供給テープを挟み込むようにしても良い。このようにすれば、弾性部材によって部品吸引マグネットを部品供給テープの部品収容凹部の下面に確実に接触させて、部品収容凹部内の部品を部品吸引マグネットの磁力により確実に吸引保持できる。
或は、前記テープ押さえ部材を上下変位可能に支持して、該テープ押さえ部材を弾性部材により押し下げ又は引き下げて前記部品吸引マグネットとの間に前記部品供給テープを挟み込むようにしても良い。このようにしても、弾性部材によって部品供給テープの部品収容凹部の下面を部品吸引マグネットに確実に接触させて、部品収容凹部内の部品を部品吸引マグネットの磁力により確実に吸引保持できる。
前記部品吸引マグネットは、テープ通路の底面に複数個のマグネットを一列に配列して構成しても良いが、この構成では、複数個のマグネットの継ぎ目で磁力が変動して部品収容凹部内の部品の姿勢が不安定になる可能性があるため、前記部品吸引マグネットは、テープ状に形成された1枚のマグネットシート又はマグネットプレートにより構成すると良い。
更に、前記部品吸引マグネットは、N極の着磁領域とS極の着磁領域が部品供給テープの送り方向に延びるように着磁されていることが望ましい。このようにすれば、テープ通路の底面に設けられた部品吸引マグネット上を部品吸着位置へ送られる部品収容凹部内の部品に対して該部品吸引マグネットから均一の磁気を連続して作用させることができ、部品収容凹部内の部品をより安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。
また、前記突起部は、高さ調整可能又は高さの異なるものに交換可能に構成しても良い。例えば、突起部の高さを調整することで、該突起部と部品収容凹部との干渉量を調整して部品供給テープに付与する振動の強さを調整することができる。また、使用する部品供給テープの種類に応じて部品収容凹部の高さも変わるため、その部品収容凹部の高さに応じて突起部の高さを調整すれば、部品収容凹部の高さの異なる部品供給テープに対しても該部品収容凹部と突起部との干渉量(部品供給テープに付与する振動の強さ)を適正に調整することができる。
図1は一実施例のテープフィーダの斜視図である。 図2は部品供給テープに振動を付与する機能を説明する部分拡大図である。 図3は部品供給テープに振動を付与する機能を図1のIII−III線に沿って破断して示す拡大斜視図である。 図4は部品吸引マグネットを押し上げて該部品吸引マグネットとテープ押さえ部材との間に部品供給テープを挟み込む構成を図1のIV−IV線に沿って破断して示す拡大断面図である。 図5は部品供給テープの部品収容凹部内の部品の片縁が該部品収容凹部の上縁に乗り上げた状態を示す部品供給テープの部分拡大断面図である。 図6は部品供給テープの部品収容凹部内の部品の4方向の角部が該部品収容凹部の上縁に乗り上げた状態を示す部品供給テープの部分拡大平面図である。 図7は部品吸引マグネットの着磁パターンを示す部分拡大平面図である。
以下、一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてテープフィーダの構成を説明する。
テープフィーダのフィーダ本体11の把手部12側には、エンボス型の部品供給テープ13が巻回されたテープリール14を着脱可能にセットできるようになっている。フィーダ本体11の上面部には、テープリール14から引き出した部品供給テープ13を部品吸着位置へ送るテープ通路15が設けられている。フィーダ本体11の奥側(把手部12とは反対側)には、テープ通路15にセットされた部品供給テープ13を部品吸着位置へピッチ送りするテープ送り機構(図示せず)が設けられている。フィーダ本体11の奥端面には、部品実装機側のコネクタ(図示せず)と接続される通信コネクタ16と、部品実装機に対する取付位置を決める位置決めピン17,18が設けられている。
一般に、部品供給テープ13は、図5及び図6に示すように、樹脂製のキャリアテープ21に一定ピッチで一列にエンボス加工した各部品収容凹部22に、部品を1個ずつ収容し、該キャリアテープ21の上面にカバーテープ23を剥離可能に貼り付けることで、各部品収容凹部22の上面開口部がカバーテープ23で塞がれている。図6に示すように、部品供給テープ13のキャリアテープ21の側縁部には、各部品収容凹部22と一定の位置関係で送り穴24が一定ピッチで一列に形成され、この送り穴24にテープ送り機構のスプロケット(図示せず)の歯を噛み合わせてステッピングモータ等のモータ(図示せず)で該スプロケットを所定角度ずつ間欠的に回転させることで該部品供給テープ13を部品吸着位置へピッチ送りする。図示はしないが、スプロケットは、部品吸着位置の下方に配置され、この部品吸着位置の手前で部品供給テープ13の上面からカバーテープ23が剥離されて、部品収容凹部22内の部品が露出した状態になる。
テープリール14から引き出した部品供給テープ13をカバーテープ23の剥離位置へ送る経路の途中に、該部品供給テープ13に振動を付与する振動付与ユニット31がねじ32等でフィーダ本体11に取り付けられている。図2及び図3に示すように、振動付与ユニット31には、突起部33が部品供給テープ13の下面側に突出した部品収容凹部22と干渉するように設けられている。この突起部33は、金属板、板ばね等で形成され、ねじ34等で振動付与ユニット31のベース部材35に交換可能に取り付けられている。例えば、突起部33を高さの異なるものに交換することで、該突起部33と部品収容凹部22との干渉量を調整して部品供給テープ13に付与する振動の強さを調整することができる。また、使用する部品供給テープ13の種類に応じて部品収容凹部22の高さも変わるため、突起部33を部品収容凹部22の高さに応じた高さのものに交換すれば、部品収容凹部22の高さの異なる部品供給テープ13に対しても該部品収容凹部と突起部33との干渉量(部品供給テープ13に付与する振動の強さ)を適正に調整することができる。尚、突起部33は、振動付与ユニット31のベース部材35に高さ調整可能に設けるようにしても良い。
更に、振動付与ユニット31のベース部材35には、突起部33上を通過した部品供給テープ13の浮き上がりを押さえるテープ押さえ部材36がねじ37等で取り付けられている。このテープ押さえ部材36は、非磁性の材料(例えばプラスチック、アルミ、銅等の非磁性の金属等)により形成され、磁気を帯びないようになっている。
突起部33上を通過した部品供給テープ13を部品吸着位置へ送るテープ通路15の底面には、その全長にわたって部品吸引マグネット41が設けられ、この部品吸引マグネット41の磁力により部品供給テープ13の部品収容凹部22内の部品をその底面に吸引保持しながら部品吸着位置へ送るように構成されている。この部品吸引マグネット41は、突起部33に近いテープ押さえ部材36の下側の位置から部品吸着位置を少し超えた位置まで延びている。
この場合、部品吸引マグネット41は、テープ通路15の底面に複数個のマグネットを一列に配列して構成しても良いが、この構成では、複数個のマグネットの継ぎ目で磁力が変動して部品収容凹部22内の部品の姿勢が不安定になる可能性がある。そこで、本実施例では、部品吸引マグネット41は、テープ状に形成された1枚のマグネットシート又はマグネットプレートにより構成されている。
更に、図7に示すように、部品吸引マグネット41は、N極の着磁領域とS極の着磁領域が部品供給テープ13の送り方向に延びるように着磁され、テープ通路15底面の部品吸引マグネット41上を移動する部品収容凹部22内の部品が部品吸引マグネット41のN極とS極に跨がった状態を保ちながら部品吸着位置へ送られるようになっている。このようにすれば、テープ通路15底面の部品吸引マグネット41上を部品吸着位置へ送られる部品収容凹部22内の部品に対して該部品吸引マグネット41から均一な磁気を連続して作用させることができ、部品収容凹部22内の部品をより安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。
更に、部品吸引マグネット41のうちの少なくともテープ押さえ部材36の下側に位置する部分は上下変位可能に形成され、図3及び図4に示すように、振動付与ユニット31のベース部材35のうちのテープ押さえ部材36の下側に対応する位置には、部品吸引マグネット41を押し上げるスプリング、ゴム等の弾性部材42が設けられ、この弾性部材42により部品吸引マグネット41を押し上げて該部品吸引マグネット41とテープ押さえ部材36との間に部品供給テープ13を挟み込むようにしている。これにより、弾性部材42によって部品吸引マグネット41を部品供給テープ13の部品収容凹部22の下面に確実に接触させて、部品収容凹部22内の部品を部品吸引マグネット41の磁力により確実に吸引保持できるようにしている。
テープリール14の交換時等に、テープリール14から引き出した部品供給テープ13をテープ通路15にセットする作業を行う際には、作業者が指先等で部品吸引マグネット41を押し下げて該部品吸引マグネット41とテープ押さえ部材36との間の隙間を広げて、その隙間に部品吸引マグネット41を挿入してテープ通路15にセットする。
尚、本実施例では、テープ押さえ部材36は、振動付与ユニット31のベース部材35に固定されているが、テープ押さえ部材36をヒンジ等で振動付与ユニット31のベース部材35に開閉可能に設けて、部品供給テープ13のセット作業時にテープ押さえ部材36を開放し、部品供給テープ13のセット後にテープ押さえ部材36を閉鎖してクランプ機構等により該テープ押さえ部材36を閉鎖状態に保持するようにしても良い。或は、テープ押さえ部材36を係合機構等により振動付与ユニット31のベース部材35に着脱可能に取り付けて、部品供給テープ13のセット作業時にテープ押さえ部材36を取り外すようにしても良い。
図5に示すように、部品供給テープ13は、部品収容凹部22の上縁がR形状に形成されているため、部品収容凹部22の上縁とカバーテープ23との間に隙間ができる。このため、部品収容凹部22内の部品が薄型部品である場合には、部品収容凹部22の上面がカバーテープ23で塞がれた状態になっていても、部品収容凹部22内の部品の片縁が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げたり、図6に示すように、部品の対角方向の両角部が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げた状態になることがある。このような状態は、部品供給テープ13のピッチ送り動作中(部品実装機の稼働中)の振動で発生する他に、部品供給テープ13が巻回されたテープリール14の運搬中や交換作業中にも発生する可能性がある。また、部品吸着位置の手前でカバーテープ23を剥離する際の振動や静電気によっても部品収容凹部22内の部品が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げた状態になる可能性もある。
そこで、本実施例では、テープ送り機構のピッチ送り動作により部品供給テープ13が引っ張られて突起部33上を通過する際に、該部品供給テープ13の下面側に突出した部品収容凹部22が該突起部33を乗り越えることで該部品供給テープ13を振動させて該部品収容凹部22の上縁に乗り上げている部品を該部品収容凹部22の底面に振り落とし、部品吸引マグネット41の磁力により該部品収容凹部22内の部品を底面に吸引保持しながら部品吸着位置へ送るようにしている。
この構成では、テープ送り機構のピッチ送り動作により部品供給テープ13にテンションをかけながら部品供給テープ13の下面側に突出した部品収容凹部22を突起部33と干渉させることで該部品供給テープ13を振動させるようにしているため、テープフィーダに部品供給テープ13の部品収容凹部22と干渉する突起部33を設けるだけで部品供給テープ13を振動させることができ、構成が極めて簡単であり、低コスト化の要求を満たすことができる。
しかも、突起部33を設ける位置(振動付与ユニット31を設ける位置)は、テープリール14から引き出した部品供給テープ13をカバーテープ23の剥離位置へ送る経路の途中であればどこであっても良いため、スペースに余裕がある位置を選んで突起部33(振動付与ユニット31)を設けることができ、実用化が容易であると共に、テープフィーダの幅寸法の大型化も回避できる。
更に、突起部33上を通過した部品供給テープ13を部品吸着位置へ送るテープ通路15の底面に部品吸引マグネット41を設けているため、突起部33上を通過した部品供給テープ13がテープ通路15を通って部品吸着位置へ至る過程で部品供給テープ13が振動しても、該部品供給テープ13の部品収容凹部22内の部品を部品吸引マグネット41の磁力により該部品収容凹部22の底面に吸引保持しながら安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。
テープ通路15を通る部品供給テープ13は、部品吸着位置の手前でカバーテープ23が剥離されるため、そのカバーテープ23の剥離の際に振動や静電気が発生するが、カバーテープ23の剥離位置においても、部品収容凹部22内の部品は、部品吸引マグネット41の磁力により該部品収容凹部22の底面に吸引保持されているため、カバーテープ23の剥離の際に発生する振動や静電気によって部品収容凹部22内の部品が該部品収容凹部22の上縁に乗り上げることを防止でき、部品収容凹部22内の部品を安定した姿勢で部品吸着位置へ送ることができる。
しかも、本実施例では、テープ通路15のうちの少なくとも突起部33に近い方の部分に、該突起部33上を通過した部品供給テープ13の浮き上がりを押さえるテープ押さえ部材36を設けているので、突起部33上を通過した部品供給テープ13の浮き上がりを押さえることができて、部品供給テープ13の部品収容凹部22を突起部33と一層確実に干渉させることができると共に、部品吸引マグネット41からの部品供給テープ13の浮き上がりも押さえることができる。
更に、部品吸引マグネット41のうちの少なくともテープ押さえ部材36の下側に位置する部分を上下変位可能に形成して、弾性部材42により部品吸引マグネット41を押し上げて該部品吸引マグネット41とテープ押さえ部材36との間に部品供給テープ13を挟み込むようにしているため、弾性部材42によって部品吸引マグネット41を部品供給テープ13の部品収容凹部22の下面に確実に接触させて、部品収容凹部22内の部品を部品吸引マグネット41の磁力により確実に吸引保持できる。
尚、本実施例では、弾性部材42により部品吸引マグネット41を押し上げるようにしたが、部品吸引マグネット41を引き上げるように構成しても良い。
或は、テープ押さえ部材36を上下変位可能に支持して、該テープ押さえ部材36を弾性部材により押し下げ又は引き下げて部品吸引マグネット41との間に部品供給テープ13を挟み込むようにしても良い。このようにしても、弾性部材によって部品供給テープ13の部品収容凹部22の下面を部品吸引マグネット41に確実に接触させて、部品収容凹部22内の部品を部品吸引マグネット41の磁力により確実に吸引保持できる。
その他、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば、突起部33の形状を変更したり、テープフィーダの構成を変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…フィーダ本体、13…部品供給テープ、14…テープリール、15…テープ通路、21…キャリアテープ、22…部品収容凹部、23…カバーテープ、24…送り穴、31…振動付与ユニット、33…突起部、35…ベース部材、36…テープ押さえ部材、41…部品吸引マグネット

Claims (8)

  1. 所定ピッチで形成された部品収容凹部内に部品を収容して包装した部品供給テープが巻回されたテープリールをフィーダ本体にセットし、前記テープリールから引き出した部品供給テープをテープ送り機構によりピッチ送りして、部品吸着位置の手前で該部品供給テープの上面からカバーテープを剥離して、該部品吸着位置で該部品供給テープの部品収容凹部内の部品を部品実装機の吸着ノズルで吸着するテープフィーダにおいて、
    前記テープリールから引き出した前記部品供給テープを前記カバーテープの剥離位置へ送る経路の途中に該部品供給テープの下面側に突出した前記部品収容凹部と干渉するように設けられた突起部と、
    前記突起部上を通過した部品供給テープを前記部品吸着位置へ送るテープ通路の底面に設けられた部品吸引マグネットとを備え、
    前記テープ送り機構のピッチ送り動作により前記部品供給テープが引っ張られて前記突起部上を通過する際に該部品供給テープの下面側に突出した前記部品収容凹部が該突起部を乗り越えることで該部品供給テープを振動させて該部品収容凹部の上縁に乗り上げている部品を該部品収容凹部の底面に振り落とし、前記部品吸引マグネットの磁力により該部品収容凹部内の部品を底面に吸引保持しながら前記部品吸着位置へ送るように構成されている、テープフィーダ。
  2. 前記テープ通路のうちの少なくとも前記突起部に近い方の部分に、該突起部上を通過した前記部品供給テープの浮き上がりを押さえるテープ押さえ部材が設けられている、請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 前記テープ押さえ部材は、非磁性の材料により形成されている、請求項2に記載のテープフィーダ。
  4. 前記部品吸引マグネットのうちの少なくとも前記テープ押さえ部材の下側に位置する部分は、上下変位可能に構成され、その部分を押し上げ又は引き上げて前記テープ押さえ部材との間に前記部品供給テープを挟み込む弾性部材が設けられている、請求項2又は3に記載のテープフィーダ。
  5. 前記テープ押さえ部材は、上下変位可能に支持され、該テープ押さえ部材を押し下げ又は引き下げて前記部品吸引マグネットとの間に前記部品供給テープを挟み込む弾性部材が設けられている、請求項2又は3に記載のテープフィーダ。
  6. 前記部品吸引マグネットは、テープ状に形成された1枚のマグネットシート又はマグネットプレートにより構成されている、請求項1乃至5のいずれかに記載のテープフィーダ。
  7. 前記部品吸引マグネットは、N極の着磁領域とS極の着磁領域が前記部品供給テープの送り方向に延びるように着磁されている、請求項6に記載のテープフィーダ。
  8. 前記突起部は、高さ調整可能又は高さの異なるものに交換可能に構成されている、請求項1乃至7のいずれかに記載のテープフィーダ。
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