JP5899494B2 - 電圧発生回路、アナログ・デジタル変換回路、固体撮像装置、及び撮像装置 - Google Patents

電圧発生回路、アナログ・デジタル変換回路、固体撮像装置、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本明細書に記載された技術は、電圧発生回路、アナログ・デジタル変換回路、固体撮像装置及び撮像装置に関するものである。
固体撮像装置は、1000万画素以上の高解像度のものが実用化されており、光電変換素子のセルサイズの縮小化が進んでいる。
このような高解像度の固体撮像装置を実現するために、MOSイメージセンサの信号読み出し方式について、様々なものが提案されている。従来の固体撮像装置では、低ノイズ化と高速化のため、画素信号を、列毎に設けられたAD変換部によってデジタル変換されたリセット成分とデータ成分(=リセット成分+信号成分)のデジタル信号を相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)することにより検出している。
近年、固体撮像装置は解像度の高さだけでなく、高感度で高速撮影が可能なことが要求されており、今まで以上に低ノイズ化が望まれるようになってきている。
一般に、固体撮像装置から発生するノイズは、その種類により、FPN(Fixed Pattern Noise)とランダムノイズ(Random Noise)とに大別できる。前者のFPNは、ノイズが発生している列や画素がデバイスごとに固定していることから、固体撮像装置の後段に接続されたDSP(Digital Signal Processor)などを用いた補正技術により、デバイスごとに最適化されて大部分を除去できる。
一方、後者のランダムノイズには、主に画素の増幅トランジスタで発生して画面全体にランダムに発生するランダムノイズと、主に撮像領域周辺のアナログ処理回路で発生するランダム横線ノイズとがある。ランダムノイズのノイズレベルは不規則(ランダム)であることから、デバイスごとに補正することは困難である。
一般的に、ランダムノイズは視覚的に認識しにくいが、ランダム横線ノイズは視覚的に認識しやすいものである。このため、具体的には、ランダム横線ノイズは増幅トランジスタで発生するランダムノイズよりも1/10倍程度の低ノイズ化が必要である。
図10は、特許文献1に記載された従来の電圧発生回路127を示す回路図である。従来の電圧発生回路127は、DAC127aと、制御回路127bとを備えている。DAC127aは、電流可変回路127fに接続されたラダー抵抗R1〜RNを有するラダー抵抗回路と、各ラダー抵抗間のタップに接続されたスイッチ素子SW0〜SWNとを用いて多段階の電圧参照信号RAMPを出力する。なお、図10に示すVtopはラダー抵抗回路のトップ電圧を示し、信号CNG1に応じて変動する電流値により変化する。また、制御回路127bは信号CN4とクロック信号CK0とを受ける。
米国特許第6956413号明細書
固体撮像装置の高解像度化に伴って画素は微細化されるため、画素から読み出される信号成分(S:Signal)が低下する。従って、SN比特性を従来と同じレベルで維持するためには、ノイズ成分(N:Noise)も低減する必要がある。
図10に示す従来の電圧発生回路127を用いた列並列出力型のAD変換構成を有する固体撮像装置では、参照信号RAMPと画素の信号(アナログ信号)とを比較することでAD変換を行っている。しかしながら、この電圧発生回路127は、ノイズの低減が困難であり、列並列出力型の固体撮像装置特有のランダム横線ノイズの発生源となっている。
上述の従来の電圧発生回路127は、複数の基準電圧を生成するラダー抵抗R1〜RNと、ラダー抵抗の複数のタップに対応する複数のスイッチ素子SW0〜SWNとを備えており、複数のスイッチ素子SW0〜SWNのうちいずれか1つをオン状態にすることにより、複数の基準電圧のうちいずれか1つが出力電圧として出力される。このようにして、多段階の出力電圧を発生させる。
しかし、このような電圧発生回路127では、出力電圧の階調数を多くするために、基準電圧の数を増加させる必要がある。このため、ラダー抵抗を構成する抵抗素子の個数、スイッチ素子の個数を多くする必要がある。
一般的には、低ノイズ化の観点からは、ラダー抵抗の抵抗値やスイッチ素子のON抵抗値を下げるとよい。しかしながら、スイッチ素子の抵抗値を下げると大幅にチップ面積の増加を招いてしまう。
そこで、本発明は、上述した従来の問題に鑑みてなされたものであって、面積の増加を抑えつつ、ノイズを低減することができる固体撮像装置、撮像装置及びこれを実現する電圧発生回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一例に係る電圧発生回路は、第1のデジタル信号を出力する制御回路と、前記制御回路から入力された前記第1のデジタル信号に応じた第1のアナログ信号を出力するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力端に接続され、前記デジタル・アナログ変換回路から入力された前記第1のアナログ信号を減衰させた電圧信号を出力する減衰器とを備えている。
この構成によれば、減衰器によってデジタル・アナログ変換回路の出力信号(第1のアナログ信号)に含まれるノイズ成分、特にランダム横線ノイズ成分を低減することができる。電圧発生回路が固体撮像装置に用いられる場合、減衰器は全てのカラムアナログ・デジタル変換回路に対して1つのみ設ければよく、比較的少数の素子で構成できるので、従来技術と比べて回路面積の増加はわずかである。従って、上述の構成によれば、回路面積の大きな増加を伴わずにランダム横線ノイズの低減を実現することができるので、高画質の画像を得つつ、回路面積の小さい固体撮像装置を実現することができる。なお、減衰器によって低減できるノイズには、従来チップ面積の増加させずに低減することが困難であった、スイッチ素子を構成するMOSトランジスタのサーマルノイズも含まれる。
また、前記制御回路が、所定の期間、クロック信号に同期して前記電圧信号の電圧値がスロープ状に減少または増加するようにデジタル・アナログ変換回路を制御する場合、この電圧信号を参照信号として画素信号などのアナログ・デジタル変換に用いることで、容易にCDS処理を行うことが可能となる。
また、減衰器は、差動増幅器を有するアクティブ型の減衰器であってもよいし、パッシブ型の減衰器であってもよい。
本発明の一例に係るアナログ・デジタル変換回路は、第2のアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路であって、前記第2のアナログ信号の電圧と上述の電圧発生回路から出力された前記電圧信号の電圧とを比較する電圧比較器と、クロック信号に同期してカウントアップまたはカウントダウンを行うとともに、前記電圧比較器の比較結果を受け、前記電圧信号と前記第2のアナログ信号の大小関係が逆転するときのカウント値を前記第2のデジタル信号として出力するカウンタ部とを備えている。
このように、本発明の一例に係る電圧発生回路とこのアナログ・デジタル変換回路とを組み合わせることで、回路面積を大きく増加させることなく精度の良いアナログ・デジタル変換を行うことができる。
本発明の一例に係る固体撮像装置は、行列状に配置された複数の単位画素により構成された画素アレイと、参照信号を出力する電圧発生回路と、前記単位画素の各列ごとまたは複数列ごとに設けられ、前記画素アレイから読み出されたアナログの画素信号の電圧を前記参照信号の電圧と比較することにより、前記画素信号をデジタル変換するカラムアナログ・デジタル変換回路とを備えている。さらに、前記電圧発生回路は、デジタル信号を出力する制御回路と、前記制御回路から入力された前記デジタル信号に応じたアナログ信号を出力するデジタル・アナログ変換回路と、前記デジタル・アナログ変換回路の出力端に接続され、前記デジタル・アナログ変換回路から入力された前記アナログ信号を減衰させた電圧信号を、前記参照信号として出力する減衰器とを有している。
この構成によれば、減衰器によりノイズ成分が低減された参照信号がカラムアナログ・デジタル回路に供給されるので、回路面積を大きく増やすことなく、アナログ・デジタル変換の精度を向上させ、高画質で解像度の高い画像を得ることができる。
このような固体撮像装置は、カメラなどの撮像装置に好ましく用いられる。
本発明の一例に係る電圧発生回路、及びこれを有する固体撮像装置によれば、ノイズ特性の低減を面積の増加を抑えつつ、撮影画像の高解像度化を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置(カメラ機器)を示す回路図である。 図2は、単位画素の具体的な構成例を示す回路図である。 図3は、本発明の実施形態に係る電圧発生回路27の具体的な回路構成例を示す回路図である。 図4は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。 図6(a)は、本発明の実施形態に係る電流可変回路において、反転型の減衰器を用いた際の参照信号RAMPを示す図であり、図6(b)は、非反転型の減衰器を用いた際の参照信号RAMPを示す図である。 図7は、差動増幅器を用いたアクティブ型の減衰器の一例を示す回路図である。 図8は、差動増幅器を用いないパッシブ型の減衰器の一例を示す回路図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例に係る電圧発生回路27の具体的な回路構成例を示す回路図である。 図10は、従来の電圧発生回路を示す回路図である。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置(カメラ機器)を示す回路図である。
同図に示すように、本実施形態の撮像装置は、固体撮像装置1と、固体撮像装置1の端子5aにマスタークロックMCLKを供給し、端子5bから各制御信号のデータDATA(水平同期信号、垂直同期信号、レジスタ制御信号など)を入出力し、また、画素信号である映像データD1を受ける外部システム(DSP)45とを備えている。
固体撮像装置1は、複数の単位画素3が行及び列に配列された画素アレイ10と、画素アレイ10の外側に設けられ、行走査線15を介して読み出しを行う単位画素3を選択する垂直走査回路(行走査回路)14と、画素アレイ10の外側に設けられ、単位画素3の列ごとに配置されたカラムアナログ・デジタル変換回路(以下、「カラムAD変換回路」と表記)25と、各列の単位画素3に接続された垂直信号線19と、垂直信号線19に接続され、垂直信号線19を介して読み出された信号を対応するカラムAD変換回路25へと送るADC入力線40と、各カラムAD変換回路25に参照信号RAMPを出力する電圧発生回路27と、端子5aを介して外部システム45から供給されたマスタークロックMCLKを受けて種々の内部クロックを生成するタイミング制御部20と、各列のカラムAD変換回路25からAD変換された画素信号が出力される水平信号線18と、列アドレスや列走査を制御する水平走査回路(列走査回路)12と、水平信号線18に接続された出力回路28とを有している。複数のカラムAD変換回路25がカラム処理部26を構成している。
タイミング制御部20は、制御信号CN1によって垂直走査回路14を制御し、制御信号CN2によって水平走査回路12を制御し、制御信号CN4によって電圧発生回路27を制御する他、制御信号CN5、CN8、CNG1、CNG2、CNRS及びクロック信号CK0などを出力する。
図1ではカラムAD変換回路25は単位画素3の行ごとに設けられているが、複数行につき1つのカラムAD変換回路25が設けられていてもよい。
各カラムAD変換回路25は、参照信号RAMP及び画素信号がそれぞれ入力される入力端を有する電圧比較器252と、タイミング制御部20から出力される信号CK0及び電圧比較器252の出力信号がそれぞれ入力されるカウンタ部254と、カウンタ部254の出力端に接続されたデータ記憶部256と、カウンタ部254とデータ記憶部256との間に介設されたスイッチ258とを有している。カウンタ部254にはタイミング制御部20から出力された信号CN5が入力されており、スイッチ258の動作はタイミング制御部20から出力される信号CN8によって制御されている。
本発明の実施形態に係る電圧発生回路27は、制御回路27b、デジタルアナログ変換回路(DAC:Digital Analog Converter)27a、及び減衰器27dとを備えている。
図2は、単位画素3の具体的な構成例を示す回路図である。なお、上述の行走査線15には、リセット信号線、読み出し信号線、及び選択信号線が含まれる。
図2に示すように、各単位画素3は、光電変換を行うフォトダイオードPD1と、読み出し信号線を介して印加される信号ΦTRによって制御され、フォトダイオードPD1に蓄積された信号を読み出す読み出しトランジスタT10と、読み出しトランジスタT10によって読み出された信号を保持するフローティングディフュージョンFDと、一端がフローティングディフュージョンFDに接続され、他端に電源信号線VDDが接続され、リセット信号線を介して印加される信号ΦRSによって制御されるリセットトランジスタT11と、ゲート電極がフローティングディフュージョンFDに接続され、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷に応じた電圧信号を出力する増幅トランジスタT12と、増幅トランジスタT12のソースに接続されたソースを有し、選択信号線を介して印加される信号ΦSELによって制御される選択トランジスタT13とを有している。増幅トランジスタT12により生じた電圧は画素信号として、選択トランジスタT13を介して垂直信号線19へと読み出される。
各単位画素3から1行分ずつ読み出された画素信号は、垂直信号線(H0〜Hm)19及びADC入力線(ADIN0〜ADINm)40を経由してカラムAD変換回路25に入力される。
カラムAD変換回路25において、電圧比較器252はアナログの画素信号と電圧発生回路27で生成される参照信号RAMPとを比較し、カウンタ部254は電圧比較器252が比較処理を完了するまでの時間をカウントする。このカウント結果はデータ記憶部256に保持される。カラムAD変換回路25は、nビットのAD変換機能を有している。
電圧比較器252の一方の非反転入力端子(以下、「入力端子(+)」と表記)には、他の電圧比較器252の一方の入力端子(+)と共通に、電圧発生回路27により生成される参照信号RAMPが入力され、他方の反転入力端子(以下、「入力端子(−)」と表記)には、それぞれ対応するADC入力線40(ADIN0〜ADINm)が接続され、画素信号が個々に入力される。電圧比較器252の出力信号はカウンタ部254に供給される。
また、カラムAD変換回路25では、電圧比較器252に参照信号RAMPを供給すると同時にクロック信号でのカウント(計数)を開始する。このとき、電圧比較器252は、ADC入力線40(ADIN0〜ADINm)を介して入力されたアナログの画素信号の電圧を参照信号RAMPの電圧(電位)と比較し、両者の大小関係が反転するタイミングでパルス信号を出力する。カウンタ部254は、このパルス信号を受けた時点でのカウント値を画素信号のデジタル値として出力する。
また、この際、AD変換とともに、ADC入力線40(ADIN0〜ADINm)を介して入力されたアナログ電圧の画素信号に対して、画素リセット直後のリセット成分Vrst(ノイズを含む)と真の(受光光量に応じた)信号成分を含むデータ成分(リセット成分Vrst+信号成分Vsig)との差分をとる処理を行う。これによって、カラムAD変換回路25で誤差となる各列のクロックスキューやカウンタディレイ等のばらつきを排除して、真の信号成分Vsigのみを取り出すことが可能になる。つまり、デジタルCDSが可能となる。
なお、図1は、例えば、リセット成分Vrst(ノイズを含む)をダウンカウントし、データ成分(リセット成分Vrst+信号成分Vsig)をアップカウントすることで真の信号成分Vsigのみを取り出す構成を示している。
カラムAD変換回路25によりデジタル化された画素信号は、水平走査回路12から出力される水平選択信号により駆動される図示しない水平選択スイッチ素子を介して水平信号線18に伝送され、さらに出力回路28に入力される。
この構成により、本発明の実施形態に係る固体撮像装置において、電荷生成部としての受光素子が行列状に配置された画素アレイ10からは、行ごとに各列の画素信号が順次出力される。そして、受光素子が行列上に配された画素アレイ10に対する1枚分の画像すなわちフレーム画像が、画素アレイ10全体から読み出された画素信号によって構成される。
次に、図3は、本発明の実施形態に係る電圧発生回路27の具体的な回路構成例を示す回路図である。上述の通り、電圧発生回路27は、デジタル入力をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路(DAC)27aと、制御回路27bと、減衰器27dとを備えている。
まず、DAC27aは、電流制御信号CNG1により、定電流Iconstから生成した基準電流Irefを出力する電流可変回路27cと、基準電流Irefを受け、複数の抵抗素子R1〜RNを有するラダー抵抗回路と、各抵抗素子の間に設けられたタップとDAC27aの出力端との間にそれぞれ設けられたスイッチ素子SW0〜SWNとを有している。この構成によれば、ラダー抵抗回路のトップ電圧Vtopとして複数の電圧を発生させることができる。
DAC27aでは、複数のスイッチ素子SW0〜SWNの中で、いずれか1つをオン状態にすることにより、複数の基準電圧のうちいずれか1つが出力電圧として出力される。このようにして、DAC27aは、階段状にレベルが変化するアナログ信号である出力電圧(参照信号RAMP)を発生させている。
ここで、参照信号RAMPは全列の電圧比較器252の一端に入力されているので、参照信号RAMPを伝達する配線に付加される寄生抵抗や寄生容量は非常に大きくなっている。このため、階段状にレベルが変化する参照信号RAMPは、電圧比較器252の入力端では平滑化され、その波形はリニアなスロープ状となっている。
また、スイッチ素子SW0〜SWNを制御する制御回路27bは、デジタルクロック信号CK0を受け、デジタルの制御信号を出力する。制御回路27bは、デジタルクロック信号CK0のデジタル値に応じた電圧値を有する出力電圧(Vout)がDAC27aの出力ノードに発生するように、制御信号によって適切なスイッチ素子を選択する。
また、ゲイン制御信号CNG1とCNG2は、それぞれDAC27aのゲインGain1と減衰器27dのゲインGain2を設定するための信号である。
本実施形態の固体撮像装置では、電圧発生回路27内に減衰器27dが設けられており、DAC27aが出力するアナログ信号は減衰される。このため、後述のように、従来の固体撮像装置に比べて電圧発生回路から出力される参照信号RAMPに含まれるノイズが大きく低減される。従って、本実施形態の固体撮像装置によれば、画素信号のデジタル変換の高精度化が可能となり、撮像画像の高解像度化を実現できる。
−タイミングチャートを用いた回路動作の説明−
図4及び図5は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図4には、本実施形態に係る固体撮像装置における数フレーム分の動作が示されている。カラムAD変換回路25は全ての行の画素信号に対して連続的にデジタルCDSを実行している。ここで、第kフレームにおいて、1行目読み出しからn行目読み出しまで、各行の画素読み出しには、画素のリセット成分を読み出すためのダウンカウント期間と、画素の信号成分を読み出すためのアップカウント期間を必要としている。
このように、本実施形態に係る固体撮像装置では、図4に示すように各行の単位画素3からの信号読み出し、つまり、AD変換期間はダウンカウント期間とアップカウント期間で構成され、上記AD変換期間を各行で実行することで1フレームの映像データD1を出力している。
本実施形態の固体撮像装置では、この1垂直走査期間(1V)のスタート前に、被写体の輝度レベルに応じて、ゲイン制御信号CNG1とCNG2を変更して、電圧発生回路27からの参照信号RAMPの傾きを変えることができる。具体的には、低照度時では、この1垂直走査期間(1V)のスタート前に参照信号RAMPの傾きを下げて、回路ゲインを上げる。一方、高輝度時では、この1垂直走査期間(1V)のスタート前に参照信号RAMPの傾きを上げて、回路ゲインを下げる。
従来技術では、低照度時にスイッチ素子SW0〜SWNのノイズが大きくなるので、参照信号RAMPの傾きを下げるとノイズが大きくなっていた。一方、本実施形態に係る固体撮像装置では、電流可変回路27cと減衰器27dを設けることにより、このノイズ低減を図ることができる。このため、本実施形態の電圧発生回路27を用いれば、低照度時でもノイズの少ない画像を得ることができる。
次に、1水平走査期間(1H)のタイミングについて説明する。
まず、1回目の読み出しのため、タイミング制御部20は、カウンタ部254のカウント値を設定された初期値にリセットするとともに、タイミング制御部20からの制御信号CN5(図1参照)により、カウンタ部254をダウンカウントモードに設定する。ここで、カウント値の初期値は“0”であっても、任意の値であってもよいものとする。
次に、図2及び図5において、選択信号線ΦSELのレベルが時刻t4でHighレベルとなり単位画素3の選択トランジスタT13をオン状態になると、所定の行の画素が選択されることになる。このとき、読み出し信号線ΦTRのレベルはLowレベルとなっており、読出しトランジスタT10がオフ状態となる。また、この時(時刻t4)、リセット信号線ΦRSのレベルはHighレベルとなり、リセットトランジスタT11がオン状態となり、各単位画素3のフローティングディフュージョンFDの電圧はリセットされる。
次に、一定時間が過ぎてフローティングディフュージョンFDの電圧がリセットされた状態で、リセット信号線ΦRSのレベルがLowレベルとなり、リセットトランジスタT11がオフ状態となる。そして、各単位画素3のフローティングディフュージョンFDの電圧が増幅トランジスタT12によって増幅され、リセット成分(Vrst)が垂直信号線19を介してカラム処理部26へと読み出される。
時刻t10における、垂直信号線19の電位の読み出しはダウンカウントにより行う。このダウンカウント時には、タイミング制御部20は、電圧発生回路27に向けて、参照信号RAMPの生成用の制御信号CN4を供給する。これを受けて、電圧発生回路27は、電圧比較器252の一方の入力端子(+)に、比較電圧として、参照信号RAMPを入力する。電圧比較器252は、この参照信号RAMPの電圧と各列のADC入力線40(ADINx)の画素のリセット成分(Vrst)の電圧とを比較する。
また、時刻t10において、電圧比較器252の入力端子(+)に参照信号RAMPが入力されるのと同時に、電圧比較器252における比較時間を、列ごとに配置されたカウンタ部254で計測するために、電圧発生回路27から発せられる参照信号RAMPに同期して、カウンタ部254のクロック端子にタイミング制御部20からカウントクロックCK0を入力する。これにより、カウンタ部254は、1回目のカウント動作として、設定された初期値からダウンカウントを開始する。
また、電圧比較器252は、電圧発生回路27からの参照信号RAMPと、ADC入力線40を介して入力される、選択された行の画素リセット成分の電圧(Vrst)とを比較し、双方の電圧が同じになったとき(ここでは時刻t12)に、出力信号のレベルをHレベルからLレベルへ反転させる。つまり、リセット成分Vrstに応じた電圧と参照信号RAMPを比較して、リセット成分Vrstの大きさに対応した時間軸方向の大きさをカウントクロックCK0でカウント(計数)することで、リセット成分Vrstの大きさに対応したカウント値を得る。言い換えれば、カウンタ部254は、参照信号RAMPの変化の開始時点をカウンタ部254のダウンカウント開始時点として、電圧比較器252の出力が反転するまでダウンカウントすることにより、リセット成分Vrstの大きさに対応したカウント値を得る。
次に、時刻t14に所定のダウンカウント期間が経過すると、タイミング制御部20は、電圧比較器252への制御データの供給と、カウンタ部254へのカウントクロックCK0の供給とを停止する。これにより、電圧比較器252は、参照信号RAMPの生成を停止する。この1回目の読み出しでは、選択されたVx行の画素信号電圧におけるリセット成分Vrstを電圧比較器252で検知してカウント動作を行っているので、単位画素3のリセット成分Vrstを読み出していることになる。
この画素リセット成分のAD変換が終了すると、続いて2回目の画素信号読み出し動作を開始する。この2回目の読み出し時には、リセット成分Vrstに加えて、単位画素3ごとの入射光量に応じた信号成分Vsigを読み出す動作を行う。1回目の読み出しと異なる点は、2回目の読み出しのために、タイミング制御部20からの制御信号CN2により、カウンタ部254がアップカウントモードに設定される点である。
具体的には、時刻t16で、読み出し信号線ΦTRのレベルがHighレベルとなり読出しトランジスタT10がオン状態になると、フォトダイオードPD1に蓄積された全ての光電荷は、フローティングディフュージョンFDに伝達される。その後、読み出し信号線ΦTRのレベルがLowレベルとなると、読出しトランジスタT10がオフ状態となる。
時刻t20では、読出しトランジスタT10がオフした状態で、増幅トランジスタT12のデータ成分(Vrst+Vsig)が垂直信号線19を介して読み出される。この垂直信号線19の電位の読み出しはアップカウントにより行う。
このアップカウント時に、タイミング制御部20は、電圧発生回路27に向けて参照信号RAMPの生成用の制御信号CN4を供給する。これを受けて、電圧発生回路27は、電圧比較器252の一方の入力端子(+)への比較電圧として、参照信号RAMPを入力する。電圧比較器252は、この参照信号RAMPの電圧と各列のADC入力線40(ADINx)の画素のデータ成分(Vrst+Vsig)の電圧とを比較する。
また、時刻t20では、電圧比較器252の入力端子(+)への参照信号RAMPの入力と同時に、カウンタ部254が、2回目のカウント動作として、ダウンカウントが停止したカウント値から、アップカウントを開始する。
時刻t20からt24までのアップカウント期間では、電圧比較器252は、電圧発生回路27からの参照信号RAMPと、各列のADC入力線40を介して入力され、選択されたVx行の画素信号成分のデータ成分(Vrst+Vsig)とを比較し、双方の電圧が同じになったときに、コンパレータ出力をHレベルからLレベルへ反転させる。図5に示す例では、時刻t22で電圧比較器252の出力がHighレベルからLowレベルに変化している。
次に、時刻t24で、垂直信号線19に読み出された画素信号の読み取りをカラムAD変換回路25が完了することで、CDS処理も完了する。
つまり、データ成分(Vrst+Vsig)に応じた電圧信号と参照信号RAMPを比較して、信号成分Vsigの大きさに対応した時間軸方向の大きさをカウントクロックCK0でカウント(計数)することで、信号成分Vsigの大きさに応じたカウント値を得ることが出来る。言い換えれば、カウンタ部254は、参照信号RAMPの変化の開始時点をカウンタ部254のアップカウント開始時点として、電圧比較器252の出力が反転するまでアップカウントすることにより、データ成分(Vrst+Vsig)の大きさに対応したカウント値を得る。
このように、デジタルCDSは、例えば、カウンタ部254の設定を、リセット成分(Vrst)を読み出すときにはダウンカウント、データ成分(Vrst+Vsig)を読み出すときにはアップカウントとすることにより、カウンタ部254内で自動的に減算が行われ、信号成分Vsigに相当するカウント値を得ることによって行われる。
そして、時刻t30で、AD変換されたデータがデータ記憶部256に転送及び保持される。この際には、タイミング制御部20からカウンタ部254へとメモリ転送指示パルス制御信号CN8が供給され、前行のVx−1の画素信号のカウント結果をデータ記憶部256に転送する。
−電圧発生回路27で発生するノイズについて−
上記の通り、電圧発生回路27に含まれるDAC27aは、複数の電圧を生成するラダー抵抗R1〜RNと、それぞれのラダー抵抗のタップに対応する複数のスイッチ素子SW0〜SWNとを備えており、複数のスイッチ素子SW0〜SWNのうちいずれか1つをオン状態にすることにより、複数の基準電圧のうちいずれか1つが出力電圧として出力される。このようにして、多段階の出力電圧(参照信号RAMP)を発生させている。
このようなラダー型の電圧発生回路27では、出力電圧の階調数を多くするために、基準電圧の数を増加させる必要がある。そのため、ラダー抵抗を構成する抵抗素子の個数、スイッチ素子の個数を多くする必要があり、回路規模が増大してしまう。例えば、11ビットの出力電圧を実現するためには、抵抗素子及びスイッチ素子は、一例として、それぞれ、2048個ずつ必要であり、12ビットの出力電圧を実現するためには、4096個ずつ必要となる。このように、出力電圧の階調数を大きくする程、電圧発生回路の回路規模が大きくなる。 一方、電流可変回路27cや減衰器27dは、電圧発生回路27につき1個のみで機能でき、かつそれぞれ少ない素子数で構成することができる。
次に、電圧発生回路27で発生するノイズに関しての詳細を説明する。まず、デバイスノイズは、各トランジスタ素子や抵抗素子などの各デバイスから発生するノイズであり、ホワイトノイズであるサーマルノイズや周波数に依存した1/fノイズなどが挙げられる。さらに、スイッチ素子をON/OFFするときに発生するチャージインジェクションやクロックフィードスルーもデバイスノイズに含まれる。
電圧発生回路27で発生するノイズのうちでは、スイッチ素子を構成するMOSトランジスタのサーマルノイズが支配的である。ラダー抵抗回路から発生するサーマルノイズは、抵抗素子の抵抗値を下げることで低減することができる。抵抗素子の抵抗値を下げることは、チップ面積の増加を伴わずに実現することができるので、ラダー抵抗回路で発生するサーマルノイズは低減されている。しかし、MOSトランジスタのサーマルノイズの低減をチップ面積の増加を伴わずに実現することは困難である。
一般的に、抵抗素子で発生する単位周波数当たりのサーマルノイズVn1は、式1で表される。ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、Rは抵抗値である。
(Vn1)2=4kTR …(式1)
この式1より、抵抗素子のサーマルノイズは抵抗値を下げることによって低減できることがわかる。ここで、抵抗素子の抵抗Rpsは、式2で表される。ここで、ρは抵抗率、Lpsは抵抗素子の長さ、Wpsは抵抗素子の幅、Tは抵抗素子の高さ(厚さ)である。なお、抵抗素子としてはポリシリコン抵抗を使うことが多いため、ここではpsの表記を使っている。
Rps=ρ × Lps/(Wps × T) …(式2)
このとき、抵抗素子の抵抗値Rpsを下げることは、抵抗素子の幅Wpsを大きく、長さLpsを小さくすることによって実現でき、チップ面積の増加を伴うものではない。
一方、スイッチ素子を構成するMOSトランジスタのON抵抗Ronは、式3で表される。ここで、Lはゲート長、Wはゲート幅、μは移動度、Coxはゲート酸化膜容量、である。
Ron=1/(μ × Cox × (W/L)×(Vgs−Vth)) …(式3)
ここで、最近の回路では電源電圧の低下に伴い、Vgsが小さくなってきている。また、出力電圧に応じて、MOSトランジスタのON抵抗Ronを下げるために、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタの両MOSトランジスタを使用する必要がある。さらに、ゲート長Lを小さくするとRonが低減されるが、MOSトランジスタのオフリークの増加やバラツキの増加などの課題が発生してくる。これらのことから、スイッチ素子を構成するMOSトランジスタに関しては、サーマルノイズを低減するためにMOSトランジスタのON抵抗Ronを下げることは容易ではなく、大幅なチップ面積の増加を招いてしまくことがわかる。
−電圧発生回路27のノイズがランダム横線ノイズとなるメカニズム−
次に、電圧発生回路27の出力信号である参照信号RAMPに重畳するノイズがランダム横線ノイズになるメカニズムについて説明する。
上記の説明の通り、本実施形態のAD変換手段では、スロープ状に所定変化率で時間的に変化する参照信号RAMPを発生する電圧発生回路27と、列ごとに設けられた電圧比較器252とを備えている。参照信号RAMPの電圧値は所定の期間中、スロープ状に単調増加または単調減少する。
上記のタイミングチャートを用いた説明の通り、電圧比較器252が垂直信号線19のアナログ信号と参照信号RAMPとを比較する。そして、各列ごとに垂直信号線19のアナログ信号を時間軸方向に変換し、その時間を計測することにより、垂直信号線19のアナログ信号をデジタル信号に変換している。
ここで、1回目のリセット成分(Vrst)の読み出しの瞬間に参照信号RAMPに重畳するノイズ成分をΔN1とし、2回目のデータ成分(リセット成分Vrst+信号成分Vsig)の読み出しの瞬間に参照信号RAMPに重畳するノイズ成分をΔN2とする。
このとき、参照信号RAMPによるノイズ成分は簡易的には下記の通りとなる。
ΔN=√{(ΔN1)2 + (ΔN2)2} …(式4)
このため、AD変換後の信号としては、このノイズが重畳したものとなる。全列を同時に並列処理する方式では、ある時刻のAD変換後の全列の出力信号には、このノイズ成分が重畳していることになり、ランダム横線ノイズとしての現象が現れることになる。次に、このランダム横線ノイズの定量的な説明を行う。
−CDSとノイズの関係−
デジタルCDSの主な目的は、ノイズ成分の中で、DC成分を含む比較的低い周波領域の電圧成分(1/fノイズなど)を取り除くものである。ここでは、DACのノイズがランダム横線ノイズとなる定量的な説明を行う。
まず、図5に示すタイミングチャートを用いて、CDSの説明を行う。カラムAD変換回路25は、先に読み出されたリセット成分(Vrst)と後に読み出されたデータ成分(リセット成分Vrst+信号成分Vsig)との電圧差を利用し、単位画素3の信号成分Vsigを算出する役目を果たす。
定性的には、デジタルCDSの周波数fs(リセット成分とデータ成分を読み出す時間差CDS期間Τ(=時刻t22−t12)の逆数)に比べて低い周波数のノイズについては、リセット成分Vrstと後に読み出されたデータ成分(リセット成分Vrst+信号成分Vsig)に含まれるノイズ電圧が等しくなり、ノイズの電圧差がゼロになるためにデジタルCDSによって除去することができる。
一方、比較的高い周波数のノイズについては、時刻t22と時刻t12とでレベルが異なり、ノイズの電圧差がゼロにならないためにデジタルCDSによって除去することができない。
詳細には、CDSの伝達関数H(f)は(式5)で表すことができる。ここで、jは虚数単位であり、CDS期間τは1/fsとしている。そして、このH(f)の絶対値の2乗│H(f)│2は、(式6)で表すことができる。この式によると、定性的には、CDSの周波数fs(=1/τ)よりも低い周波数fの信号またはノイズは、│H(f)│2≒0となり、減衰されることが理解できる。
H(f)=1−exp(−j2πfτ) …(式5)
│H(f)│2=2・(1−cos(2πfτ)) …(式6)
以上の通り、比較的低い周波数領域の1/fノイズに対する対策としては、デジタルCDSが有効である。しかしながら、周波数の高いノイズ成分はCDSによって除去できずに、逆に、サーマルノイズは√2倍に悪化してしまい、全列に対してノイズが重畳してしまう。この結果、ランダム横線ノイズとして視覚的に見えやすいものとなってしまう。
一般的には、ランダムノイズは視覚的に認識しにくいが、ランダム横線ノイズは視覚的に認識しやすいものである。このため、具体的には、ランダム横線ノイズはランダムノイズよりも1/10倍程度の低ノイズ化が必要である。
−本実施形態に係る電圧発生回路27のランダム横線ノイズへの低減効果−
次に、横線ノイズの課題を解決するために減衰器27dを備えた電圧発生回路27の説明をする。まず、本発明の実施形態に係る電圧発生回路27において、SNを求めてみる。ここで、電流可変回路27cからの電流ノイズはノイズ除去用の低域通過フィルタを設けたり、あるいは、電流源の相互コンダクタンスGmを下げることによって容易に低減できるため、その寄与は無視することができる。
図6(a)は、本発明の実施形態に係る電流可変回路において、反転型の減衰器を用いた際の参照信号RAMPを示す図であり、(b)は、非反転型の減衰器を用いた際の参照信号RAMPを示す図である。
まず、図6(a)に示すように、電圧発生回路27が反転型の減衰器27dを有する場合、選択されるスイッチ素子SWnは、制御回路27bによって予め設定された順序、例えば、スイッチ素子SW0からスイッチ素子SWNまで順番に1つずつオンしていく。ここで、符号51はGain1=1、Gain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。また、符号52はGain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。参照信号RAMPは減衰器27dの出力信号である。
逆に、図6(b)に示すように、電圧発生回路27が非反転型の減衰器27dを有する場合、選択されるスイッチ素子SWnは、制御回路27bによって予め設定された順序、例えば、スイッチ素子SWNからスイッチ素子SW0まで順番に1つずつオンしていく。ここで、符号53はGain1=1、Gain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。また、符号54はGain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。参照信号RAMPは減衰器27dの出力信号である。
このとき、選択されるスイッチ素子SWnが基準電位(GND側)からM番目のスイッチ素子であるとすると、参照信号RAMPの信号成分Sは、式7で表すことができる。ここで、Rtotはラダー抵抗回路の全抵抗値、Runitは1つのラダー抵抗の抵抗値である。Gain1は、電流可変回路27cのミラー比を表し、Gain1=Iref/Iconstで表される。また、Vconst=Iconst × Rtotとおく。このとき、ラダー抵抗回路の最大ノードの電圧VtopはVtop=Iref × Rtot=(Iconst × Gain1) × Rtot=Vconst × Gain1と表せる。
また、減衰器27dは出力電圧を減衰させる回路であるため、Gain2は1倍以下となっている。
S=(Vconst × Gain1)/Rtot × Runit × M × Gain2
=Iconst × Gain1 × Runit × M × Gain2 …(式7)
一方、参照信号RAMPのノイズ成分Nは、前記説明の通り、スイッチ素子SW0〜SWNの中で選択されたスイッチ素子のノイズ成分であるNswが支配的であるため、式8で表される。
N=Nsw × Gain2 …(式8)
従って、出力SNは、式7と式8より、式9で表すことができる。
SN=(Iconst × Gain1 × Runit × M)/Nsw
=(Iconst × Runit × M)/(Nsw/Gain1) …(式9)
つまり、この結果より、電流可変回路27cと減衰器27dとを設けることによって、スイッチ素子のノイズNswは電流可変回路27cのゲイン(1/Gain1)倍に低減されることが分かる。
このように、本実施形態の電圧発生回路27によれば、減衰器27dを設けることによって、スイッチ素子で生じるノイズを低減できるので、固体撮像装置に用いた場合にランダム横線ノイズを効果的に低減することができる。また、減衰器27は電圧発生回路27に1つのみ設けられていればよく、その構成も比較的単純であるため、回路面積を大きく増大させることがない。このため、高画質の撮影画像を得ることが可能となる。
−減衰器27dの回路構成例−
次に、減衰器27dの構成例について説明する。種々の形式の減衰器が一般に知られており、アクティブ型のものパッシブ型のもの、また、減衰比の設定方法が抵抗素子を使った抵抗分圧型のものと、容量素子を使った容量分圧型のものとがある。
一般に、抵抗素子を使った抵抗分圧型の形式ではサーマルノイズが発生するが、容量素子を使った容量分圧型ではノイズが発生しない。このため、抵抗分圧型の減衰器を用いることもできるが、容量分圧型の減衰器の方がより好ましい。従って、本実施形態の電圧発生回路27に用いられる減衰器27dとして、容量を用いたアクティブ型とパッシブ型の構成について説明する。
図7は、差動増幅器を用いたアクティブ型の減衰器の一例を示す回路図である。同図に示す減衰器27dは、複数のスイッチ素子SW0〜SWNに接続された入力容量素子Cinと、入力端子(−)が入力容量素子Cinの他端に接続され、入力端子(+)が基準電圧VREF1に保持された差動増幅器50と、差動増幅器50の出力端子と入力端子(−)の間に設けられ、互いに並列に配置された複数の帰還容量素子Cfb1〜CfbNと、帰還容量素子Cfb1〜CfbNのそれぞれと差動増幅器50の入力端子(−)との間にそれぞれ設けられた複数のスイッチ素子SWfb1〜SWfbNと、差動増幅器50の入力端子(−)と出力端子とを帰還容量素子Cfb1〜CfbNを介さずに接続させるスイッチ素子SWRSとを備えている。
スイッチ素子SWfb1〜SWfbNは、それぞれに対応するゲイン制御信号CNG2(CNG21〜CNG2N)により制御されており、スイッチ素子SWRSは制御信号CNRSにより制御されている。
この構成を有する減衰器27dでは、入力容量素子Cinと、ゲイン制御信号CNG2により選択された単数または複数の帰還容量素子Cfbk(1≦k≦N)との容量比によって減衰比が決定される。また、入力端子と出力端子はスイッチ素子SWRSを介してリセット時のみ制御信号CNRSにより接続される。ここで、減衰比Gain2は式10で表すことができる。
Gain2=Cin/Cfbk …(式10)
この方式の減衰器27dでは、出力信号である参照信号RAMPは、入力信号VOUTが反転されたものになる。
また、図8は、差動増幅器を用いないパッシブ型の減衰器の一例を示す回路図である。同図に示す減衰器27dは、複数のスイッチ素子SW0〜SWNに接続された入力容量素子Cinと、入力容量素子Cinの他端に接続されたバッファー回路54と、入力容量素子Cinとバッファー回路54の入力端子との間のノードと接地との間に設けられ、互いに並列に配置された容量素子Cout1〜CoutNと、バッファー回路54の入力端子と容量素子Cout1〜CoutNの各々との間に設けられた複数のスイッチ素子SWfb1〜SWfbNと、入力容量素子Cinとバッファー回路54の入力端子との間のノードに接続されたスイッチ素子SWRSとを有している。
スイッチ素子SWfb1〜SWfbNは、それぞれに対応するゲイン制御信号CNG2(CNG21〜CNG2N)により制御されており、スイッチ素子SWRSは制御信号CNRSにより制御されている。制御信号CNG2、CNRSは共に制御回路27bから出力されるデジタル信号である。
この構成を有する減衰器27dでは、入力容量素子Cinと、タイミング制御部20から出力されるゲイン制御信号CNG2により選択された単数または複数の出力容量素子Coutk(1≦k≦N)との容量比によって減衰比が決定される。すなわち、減衰器27dは、ゲイン制御信号CNG2を受けて複数の減衰比を設定することができる。
また、バッファー回路54の入力端子には、スイッチ素子SWRSを介してリセット時のみ基準電圧VREF2が印加される。ここで、減衰比Gain2は式11で表すことができる。
Gain2=Cin/(Cin+Coutk) …(式11)
この方式の減衰器27dでは、出力信号である参照信号RAMPは、入力信号(DAC27aの出力信号)VOUTが反転されたものとなっておらず、非反転されたものになっている。ここで、参照信号RAMPは、全列の電圧比較器252の入力端子に供給されているので、参照信号RAMPを供給するための配線に付加される寄生容量は非常に大きくなっている。そのため、式11から分かるように、減衰器27dがバッファー回路を有していなければ、Coutが増えてしまいGain2が寄生容量の影響を受けてしまう。このため、これらの寄生容量の影響を受けないように減衰器27dはバッファー回路54を有していることが好ましい。
また、減衰器27dの構成が複雑になり、素子数が増加するとノイズの発生源が増えて、ノイズが増大する恐れがある。逆に、この状態でノイズを低減しようとするとデバイスサイズが大きくなり、チップ面積の増加を招いてしまう。このため、減衰器27dの構成は好適には素子数が少なく高速動作する構成であることが望ましく、本方式はこのような課題を鑑みた回路構成となっている。
−参照信号RAMPの傾き調整、及びGain1とGain2の連動性−
本方式では、上記のタイミングチャートでの説明の通り、電圧比較器252によって、垂直信号線19のアナログ信号と参照信号RAMPを比較し、各列ごとに垂直信号線19のアナログ信号を時間軸方向に変換する。そして、この時間を計測することにより、垂直信号線19に読み出されたアナログ信号をデジタル信号に変換している。
このため、参照信号RAMPの傾きを変えることによって、アナログ信号に対してゲイン調整を加えた結果のデジタルデータを得ることができる。例えば、参照信号RAMPの傾きを小さくすれば、カウント値は大きくなり、画素信号が増幅されることと等価になる。
この参照信号RAMPの傾きは、電流可変回路27cのGain1、もしくは、減衰器27dのGain2によって変更することができる。電圧発生回路27のノイズという観点では、式9に示す通り、できる限りGain1を大きくした状態でGain2を下げることが好ましい。
しかしながら、電流可変回路27cのGain1は簡単に電流のミラー比により微調整することができる一方、上記したように、減衰器27dは少ない素子で構成されてノイズが少なく、且つ高速動作することが望ましい。このため、参照信号RAMPの傾きを変えるには、ゲインの制御ステップ幅の微調整は電流可変回路27cによって行い、ゲインの制御ステップ幅の粗調整は減衰器27dで行うことが好ましい。
以上で説明したように、本発明の実施形態に係る電圧発生回路27は、基準電流を受け、複数の電圧を発生させるラダー抵抗回路と、ラダー抵抗回路の複数のタップの各々と減衰器27dの入力端との間にそれぞれ設けられた複数のスイッチ素子SW0〜SWNとを有するDAC27aと、DAC27aの出力端に接続され、参照信号RAMPを出力する減衰器27dとを有している。
この構成により、チップ面積の増加を抑えつつ、ランダム横線ノイズ特性の改善を図ることができる。また、本実施形態の電圧発生回路を有する固体撮像装置を用いることで、サイズを大きくすることなくランダム横線ノイズが低減され、高画質の画像を撮影できる撮像装置を実現することができる。
−本発明の実施形態に係る電圧発生回路の変形例−
図9は、本発明の実施形態の変形例に係る電圧発生回路27の具体的な回路構成例を示す回路図である。本変形例に係る電圧発生回路27は、図3に示す電圧発生回路27と同様に、DAC27aと、制御回路27bと、減衰器27dとを備えている。
まず、DAC27aは、電流制御信号CNG1により、定電圧Vconstから基準電圧を生成する電圧可変回路27eと、基準電圧を受け、複数の抵抗素子R1〜RNを有するラダー抵抗回路と、各抵抗素子の間のタップにそれぞれ接続された複数のスイッチ素子SW0〜SWNとを有している。この構成によれば、ラダー抵抗回路のトップ電圧Vtopとして複数の電圧を発生させることができる。
DAC27aでは、複数のスイッチ素子SW0〜SWNの中で、いずれか1つをオン状態にすることにより、複数の基準電圧のうちいずれか1つが出力電圧として出力される。このようにして、DAC27aは、階段状にレベルが変化する出力電圧(参照信号RAMP)を発生させている。
また、スイッチ素子SW0〜SWNを制御する制御回路27bは、デジタルクロック信号CK0を受け、デジタルの制御信号を出力する。制御回路27bは、デジタルクロック信号CK0のデジタル値に応じた電圧値を有する出力電圧(Vout)がDAC27aの出力ノードに発生するように、制御信号によって適切なスイッチ素子を選択する。この構成によっても、チップ面積の増加を抑えつつ、高速読み出しとノイズ特性の改善の両立を図ることができる。
次に、本変形例に係る固体撮像装置及びその駆動方法について説明する。本変形例に係る撮像装置、固体撮像装置の装置構成は、図1に示す撮像装置及び固体撮像装置と同様である。
また、本変形例の固体撮像装置におけるタイミングチャートは、図4、図5に示した本実施形態に係るタイミングチャートと同じである。また、図7、図8に示す減衰器27dも本変形例に係る電圧発生回路27に用いられる。
図9に示すように、本変形例に係る電圧発生回路27において、ラダー抵抗回路が所定電流ではなく所定電圧を受けている点が、図3に示す電圧発生回路27と異なる。その他の構成は図3に示す電圧発生回路27と同様である。
本変形例に係る電圧発生回路27の出力SNを以下求めてみる。
まず、図6(a)に示すように、反転型の減衰器27dを使用する場合、選択されるスイッチ素子SWnは、制御回路27bによって予め設定された順序、例えば、スイッチ素子SW0からスイッチ素子SWNまで順番に1つずつオンしていく。符号51はGain1=1、Gain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。また、符号52はGain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。参照信号RAMPは減衰器27dの出力信号である。
逆に、図6(b)に示すように、非反転型の減衰器27dを使用する場合、選択されるスイッチ素子SWnは、制御回路27bによって予め設定された順序、例えば、スイッチ素子SWNからスイッチ素子SW0まで順番に1つずつオンしていく。ここで、符号53はGain1=1、Gain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。また、符号54はGain2=1におけるDAC27aの出力信号Voutを示す。参照信号RAMPは減衰器27dの出力信号である。
このとき、選択されるスイッチ素子SWnが基準電位(GND側)からM番目のスイッチ素子であるとすると、参照信号RAMPの信号成分Sは式12で表すことができる。ここで、Rtotはラダー抵抗回路の全抵抗値、Runitは1つのラダー抵抗の抵抗値である。Gain1は、電圧可変回路27eのゲイン比を表し、Gain1=Vtop/Vconstで表される。また、Vconst=Iconst × Rtotとする。このとき、ラダー抵抗回路の最大ノードの電圧VtopはVtop=Vconst × Gain1=(Iconst × Rtot) × Gain1で表せる。
また、減衰器27dは出力電圧を減衰させる回路であるため、Gain2は1倍以下となっている。
S=(Vconst × Gain1)/Rtot × Runit × M × Gain2
=Iconst × Gain1 × Runit × M × Gain2 …(式12)
一方、参照信号RAMPのノイズ成分Nは、前記説明の通り、スイッチ素子SW0〜SWNの中で選択されたスイッチ素子のノイズ成分であるNswが支配的であるため、式13で表すことができる。
N=Nsw × Gain2 …(式13)
従って、出力SNは、式12と式13より、式14で表すことができる。
SN=(Iconst × Gain1 × Runit × M)/Nsw
=(Iconst × Runit × M)/(Nsw/Gain1)…(式14)
つまり、この結果より、電流可変回路27cと減衰器27dを設けることによって、スイッチ素子のノイズNswは電流可変回路27cのゲイン(1/Gain1)倍に低減されることがわかる。
このように、本変形例に係る電圧発生回路27によれば、減衰器27dを設けることによって、スイッチ素子で生じるノイズを低減できるので、固体撮像装置に用いた場合にランダム横線ノイズを効果的に低減することができる。また、減衰器27は電圧発生回路27に1つのみ設けられていればよく、その構成も比較的単純であるため、回路面積を大きく増大させることがない。このため、高画質の撮影画像を得ることが可能となる。
以上で説明したように、本発明の実施形態の変形例に係る電圧発生回路27では、基準電圧を受け、複数の電圧を発生させるラダー抵抗回路と、ラダー抵抗回路の複数のタップの各々と減衰器27dの入力端との間にそれぞれ設けられた複数のスイッチ素子SW0〜SWNとを有するDAC27aと、DAC27aの出力端に接続され、参照信号RAMPを出力する減衰器27dとを有している。
この構成により、チップ面積の増加を抑えつつ、ランダム横線ノイズ特性の改善を図ることができる。
なお、本発明は、前記の実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形を行ってもよい。
例えば、画素アレイ10を構成する図2の単位画素3は、画素、転送トランジスタ、FD、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタを有する構造、いわゆる1画素1セル構造を有しているが、1つのセル内に複数の画素(フォトダイオード)を含み、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタ及び増幅トランジスタのいずれか、あるいは全てを単位セル内で共有する、多画素1セル構成であってもよい。
また、本発明では、AD変換構成としてカラム処理部26にカウンタ部254を設ける構成をし、リセット成分(Vrst)とデータ成分(Vrst+Vsig)をそれぞれダウンカウントとアップカウントで読み出すとしたが、リセット成分とデータ成分をそれぞれ読み出してAD変換する構成であっても同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施形態では、電圧発生回路27の構成として、基準電流または基準電圧を受け、複数の電圧を発生させるラダー抵抗回路としたが、電流可変型の電圧発生回路やスイッチトキャパシタフィルタ(SCF)などの本効果と同様な効果が得られる電圧発生回路の構成を用いてもランダム横線ノイズ特性の改善に効果がある。
なお、本発明に係る固体撮像装置は、上記実施形態及びその変形例に限定されるものではない。実施形態及びその変形例に対して本発明の趣旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係る固体撮像装置を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
本発明は、MOS固体撮像装置、デジタルスチルカメラ、ムービーカメラ、カメラ付き携帯電話機、監視カメラ等に適用できる。
1 固体撮像装置
3 単位画素
5a、5b 端子
10 画素アレイ
12 水平走査回路
14 垂直走査回路
15 行走査線
18 水平信号線
19 垂直信号線
20 タイミング制御部
25 カラムAD変換回路
26 カラム処理部
27 電圧発生回路
27a DAC
27b 制御回路
27c 電流可変回路
27d 減衰器
27e 電圧可変回路
28 出力回路
40 ADC入力線
45 外部システム
50 差動増幅器
54 バッファー回路
252 電圧比較器
254 カウンタ部
256 データ記憶部
258 スイッチ
T10 読出しトランジスタ
T11 リセットトランジスタ
T12 増幅トランジスタ
T13 選択トランジスタ

Claims (15)

  1. 第1のデジタル信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路から入力された前記第1のデジタル信号に応じた第1のアナログ信号を出力するデジタル・アナログ変換回路と、
    前記デジタル・アナログ変換回路の出力端に接続され、前記デジタル・アナログ変換回路から入力された前記第1のアナログ信号を減衰させた電圧信号を出力する減衰器とを備え、
    前記減衰器は、パッシブ型の減衰器であり、
    第1の電極及び第2の電極を有する入力容量素子と、
    前記第1の電極に接続されたバッファー回路と、
    前記バッファー回路の入力端と前記第1の電極との間のノードと接地との間に設けられ、互いに並列に配置された複数の出力容量素子と、
    前記複数の出力容量素子の各々と前記バッファー回路の前記入力端との間にそれぞれ設けられた複数の第1のスイッチ素子と、
    所定のタイミングで繰り返し実施されるリセット時に前記バッファー回路の入力端に第1の基準電圧を印加させる第2のスイッチ素子とを有し、
    前記第2の電極に入力された前記第1のアナログ信号は、減衰されて前記バッファー回路の出力端から前記電圧信号として出力され、
    前記第1のアナログ信号の減衰比は、前記入力容量素子と選択された前記複数の出力容量素子の容量比によって決定されることを特徴とする電圧発生回路。
  2. 請求項1に記載の電圧発生回路において、
    前記デジタル・アナログ変換回路は、複数の抵抗素子を有し、基準電流または第の基準電圧を受け、前記制御回路から入力された前記第1のデジタル信号に応じた電圧を発生させるラダー抵抗回路と、前記複数の抵抗素子間に設けられたタップと前記デジタル・アナログ変換回路の出力端との間にそれぞれ設けられ、前記第1のデジタル信号によって制御される複数の第のスイッチ素子とを有しており、
    動作時には、前記複数の第のスイッチ素子が前記制御回路により予め設定された順序でオンまたはオフすることで、前記減衰器から前記電圧信号が出力される電圧発生回路。
  3. 請求項2に記載の電圧発生回路において、
    前記デジタル・アナログ変換回路は、定電流から生成した前記基準電流を前記ラダー抵抗回路に供給する電流可変回路をさらに有していることを特徴とする電圧発生回路。
  4. 請求項2に記載の電圧発生回路において、
    前記デジタル・アナログ変換回路は、定電圧から生成した前記第の基準電圧を前記ラダー抵抗回路に供給する電圧可変回路をさらに有していることを特徴とする電圧発生回路。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の電圧発生回路において、
    前記減衰器は、制御信号を受けて複数の減衰比を設定することができることを特徴とする電圧発生回路。
  6. 請求項2に記載の電圧発生回路において、
    前記電圧信号は、前記基準電流または前記第の基準電圧を制御することと、前記減衰器の減衰比を制御することにより調整されることを特徴とする電圧発生回路。
  7. 請求項6に記載の電圧発生回路において、
    前記減衰器の減衰比によって前記電圧信号は調整され、
    前記基準電流または前記第の基準電圧を制御することで、前記電圧信号は前記減衰器の減衰比による調整よりも微細に調整されることを特徴とする電圧発生回路。
  8. 請求項に記載の電圧発生回路において、
    前記制御回路は、所定の期間、クロック信号に同期して前記電圧信号の電圧値がスロープ状に減少または増加するように前記複数の第のスイッチ素子のオンまたはオフを制御することを特徴とする電圧発生回路。
  9. 請求項2又は8に記載の電圧発生回路において、
    前記複数の第のスイッチ素子は、MOSトランジスタにより構成されることを特徴とする電圧発生回路。
  10. 第2のアナログ信号を第2のデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路であって、
    前記第2のアナログ信号の電圧と請求項1〜のうちいずれか1つに記載の電圧発生回路から出力された前記電圧信号の電圧とを比較する電圧比較器と、
    クロック信号に同期してカウントアップまたはカウントダウンを行うとともに、前記電圧比較器の比較結果を受け、前記電圧信号と前記第2のアナログ信号の大小関係が逆転するときのカウント値を前記第2のデジタル信号として出力するカウンタ部とを備えているアナログ・デジタル変換回路。
  11. 行列状に配置された複数の単位画素により構成された画素アレイと、
    参照信号を出力する電圧発生回路と、
    前記単位画素の各列ごとまたは複数列ごとに設けられ、前記画素アレイから読み出されたアナログの画素信号の電圧を前記参照信号の電圧と比較することにより、前記画素信号をデジタル変換するカラムアナログ・デジタル変換回路とを備え、
    前記電圧発生回路は、
    デジタル信号を出力する制御回路と、
    前記制御回路から入力された前記デジタル信号に応じたアナログ信号を出力するデジタル・アナログ変換回路と、
    前記デジタル・アナログ変換回路の出力端に接続され、前記デジタル・アナログ変換回路から入力された前記アナログ信号を減衰させた電圧信号を、前記参照信号として出力する減衰器とを有し、
    前記減衰器は、パッシブ型の減衰器であり、
    第1の電極及び第2の電極を有する入力容量素子と、
    前記第1の電極に接続されたバッファー回路と、
    前記バッファー回路の入力端と前記第1の電極との間のノードと接地との間に設けられ、互いに並列に配置された複数の出力容量素子と、
    前記複数の出力容量素子の各々と前記バッファー回路の前記入力端との間にそれぞれ設けられた複数の第1のスイッチ素子と、
    所定のタイミングで繰り返し実施されるリセット時に前記バッファー回路の入力端に第1の基準電圧を印加させる第2のスイッチ素子とを有し、
    前記第2の電極に入力された前記アナログ信号は、減衰されて前記バッファー回路の出力端から前記電圧信号として出力され、
    前記アナログ信号の減衰比は、前記入力容量素子と選択された前記複数の出力容量素子の容量比によって決定されている固体撮像装置。
  12. 請求項11に記載の固体撮像装置において、
    前記電圧発生回路は、クロック信号に同期して電圧値がスロープ状に減少または増加する前記参照信号を各カラムアナログ・デジタル変換回路に供給することを特徴とする固体撮像装置。
  13. 請求項12に記載の固体撮像装置において、
    前記カラムアナログ・デジタル変換回路は、
    前記画素信号の電圧を前記参照信号の電圧と比較する電圧比較器と、
    前記クロック信号に同期してカウントアップまたはカウントダウンを行うとともに、前記電圧比較器の比較結果を受け、前記参照信号と前記画素信号の大小関係が逆転するときのカウント値を前記画素信号のデジタル値として出力するカウンタ部とを有し、
    前記参照信号の電圧値は、前記カウンタ部がカウントアップまたはカウントダウンを行う期間中スロープ状に減少または増加することを特徴とする固体撮像装置。
  14. 請求項11〜13のうちいずれか1つに記載の固体撮像装置において、
    前記デジタル・アナログ変換回路は、
    複数の抵抗素子を有し、基準電流または基準電圧を受け、前記制御回路から入力された前記デジタル信号に応じた電圧を発生させるラダー抵抗回路と、
    前記複数の抵抗素子間に設けられたタップと前記デジタル・アナログ変換回路の出力端との間にそれぞれ設けられ、前記デジタル信号によって制御される複数のスイッチ素子とを有しており、
    動作時には、前記複数のスイッチ素子が前記制御回路により予め設定された順序でオンまたはオフすることで、前記減衰器から前記参照信号が出力されることを特徴とする固体撮像装置。
  15. 請求項11〜14のうちいずれか1つに記載の固体撮像装置を備えている撮像装置。
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