JP5899347B1 - 骨盤矯正ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】 人体への装着時、下段弾性帯を帯長手方向に引張っても、各種の弾性繊維の線密度の変化を抑制できる骨盤矯正ベルトを提供する。【解決手段】 上段弾性帯1、下段弾性帯2及び線密度ブロッカYを備える。下段弾性帯2は、相異する線密度の弾性繊維で構成される。各弾性繊維は、帯幅方向の幅両端2a,2b間に並設され、帯長手方向に伸縮自在として延設される。線密度ブロッカYは、複数のブロッカ帯片7A,7B,7Cを有する。各ブロッカ帯片7A,7B,7Cは、帯幅方向に非伸縮であって、帯長手方向に間隔を隔てて配置される。各ブロッカ帯片7A,7B,7Cは、帯幅方向の幅両端2a,2b間に延設され、幅両端2a,2b間にわたって下段弾性帯2に固定する。【選択図】 図7

Description

本発明は、骨盤の歪みを矯正する骨盤矯正ベルトに関する。
骨盤の歪みを矯正する技術として、特許文献1は、骨盤矯正ベルトを開示する。骨盤矯正ベルトは、主として腸骨及び仙腸関節を覆う上段ベルト片、及び主として股関節を覆う下段ベルト片と、ベルト長手方向にて、各ベルト片の両端側の夫々を結合する第1及び第2連結部と、各ベルト片を連結する複数の連結片等を備える。
特許文献1の骨盤矯正ベルトにおいて、上段ベルト片及び下段ベルト片は、ベルト長手方向に伸縮自在な弾性帯でなる。各ベルト片の弾性帯は、ベルト長手方向に延設する複数種の弾性繊維を備え、各種の弾性繊維の線密度(デニール)はベルト幅方向に沿って相異している。骨盤矯正ベルトは、装着時、各ベルト片をベルト長手方向に引張りつつ、上段ベルト片にて腸骨及び仙腸関節を覆い、及び下段ベルト片にて股関節を覆って巻付けることで、各ベルト片(弾性繊維)による弾発力にて骨盤を正しい位置に矯正する。
特開2010−115303号公報
特許文献1の骨盤矯正ベルトでは、装着時、第1及び第2連結部を持って、各ベルト片をベルト長手方向に引張ると、各種の弾性繊維の線密度(デニール)は引張前に比して変化し、ベルト長手方向に不均一となる。一般的に、各種の弾性繊維の線密度(デニール)は、各ベルト片をベルト長手方向に引張ると、ベルト長手方向の両端から中央に向うに連れて減少する。
各種の弾性繊維の線密度の不均一(変化)は、ベルト長手方向において、各弾性繊維による弾発力の不均一を誘発し、骨盤を適正な弾発力にて正しい位置に矯正できない虞がある。
本発明は、人体への装着時、下段弾性帯を帯長手方向に引張っても、各種の弾性繊維の線密度の変化を抑制できる骨盤矯正ベルトを提供することにある。
発明に係る請求項1は、装着時、主として腸骨及び仙腸関節を覆って人体に巻付けられる上段弾性帯と、装着時、主として股関節を覆って人体に巻付けられる下段弾性帯と、前記各弾性帯の帯長手方向にて、前記各弾性帯の一端側同士を連結する第1連結部と、前記帯長手方向にて、前記各弾性帯の他端側同士を連結する第2連結部と、前記第1及び第2連結部の夫々に配置され、相互に着脱自在な第1及び第2係合部と、前記下段弾性帯に配置される線密度ブロッカーと、を備え、前記下段弾性帯は、線密度の相異する複数種の弾性繊維で構成され、前記各弾性繊維は、前記下段弾性帯の帯幅方向の幅両端間に並設され、及び前記帯長手方向に伸縮自在として延設され、前記線密度ブロッカーは、前記下段弾性帯の前記帯長手方向の引張に対し、前記各弾性繊維の線密度の変化を抑制することを特徴とする骨盤矯正ベルトである。
本発明に係る請求項2は、前記線密度ブロッカーは、前記帯長手方向に非伸縮であって、前記帯長手方向に間隔を隔てて配置される複数のブロッカー帯片を有し、前記複数のブロッカー帯片は、前記各弾性繊維に交差して前記下段弾性帯の幅両端間に延設され、及び下段弾性帯の幅両端間にわたって前記下段弾性帯に固定されることを特徴とする請求項1に記載の骨盤矯正ベルトである。
本発明に係る請求項3は、前記帯長手方向の中央に配置される中央ブロッカー帯片と、前記中央ブロッカー帯片及び前記第1連結部間に配置される1又は複数の右側方ブロッカー帯片と、前記中央ブロッカー及び前記第2連結部間に配置される1又は複数の左側方ブロッカー帯片と、でなることを特徴とする請求項2に記載の骨盤矯正ベルトである。
本発明に係る請求項4は、前記複数のブロッカー帯片は、前記帯長手方向の中央に配置され、及び装着時、人体の背側から仙骨に位置する中央ブロッカー帯片と、前記中央ブロッカー帯片及び前記第1連結部間に配置され、及び装着時、人体の右側方から前記腸骨に位置する右側方ブロッカー帯片と、前記中央ブロッカー帯片及び前記第2連結部間に配置され、及び装着時、人体の左側方から前記腸骨に位置する左側方ブロッカー帯片と、でなることを特徴とする請求項2又は3に記載の骨盤矯正ベルトである。
本発明に係る請求項1では、上段弾性帯は、線密度の相異する複数の弾性繊維で構成でき、各弾性繊維は、上段弾性帯の帯幅方向に並設され、帯長手方向に伸縮自在として延設される。
本発明に係る請求項1では、伸縮性(弾性)を有し、第1連結部及び第2連結部を連結する1又は複数の連結片と、下段弾性帯に吊設され、帯長手方向に間隔を隔てて配置される第1及び第2大腿取付部と、を備える構成も採用できる。
本発明に係る請求項1では、上段弾性帯は、軟質材のサポートブロッカーを収納するポケット部を有し、ポケット部を帯長手方向の中央に配置する構成も採用できる。
本発明に係る請求項1では、下段弾性帯は、装着時、人体の右側方から鼠径部に位置する第1切欠部と、装着時、人体の左側方から鼠径部に位置する第2切欠部と、各切欠部の夫々を覆う第1及び第2緩和布を有し、第1及び第2緩和布は、下段弾性帯より薄手であって、帯長手方向及び帯幅方向に伸縮自在として下段弾性帯に取付けられる構成も採用できる。
本発明に係る請求項1では、上段弾性帯又は/及び下段弾性帯は、前記帯幅方向の中央の弾性繊維の線密度を、帯幅方向の幅両端の弾性繊維の線密度より高くしてなる構成も採用できる。
本発明に係る請求項1では、上段弾性帯は、弾性繊維の線密度を極大にする繊維領域を、帯幅方向に複数有する構成も採用できる。
本発明に係る請求項1では、人体へ装着するために下段弾性帯を帯長手方向に引張っても、線密度ブロッカーにて各弾性繊維の線密度の変化を抑制できるので、下段弾性繊維は帯長手方向に均一な弾発力にて仙骨、腸骨及び股関節を人体の背側から腹側に押上げることができる。
本発明に係る請求項2では、人体へ装着するために下段弾性帯を帯長手方向に引張っても、複数のブロッカー帯片に各種の弾性繊維の線密度の変化を抑制でき、各ブロッカー帯間で帯長手方向の弾発力を均一にできる。
各ブロッカー帯片は、下段弾性帯の各弾性繊維に対して、帯長手方向の引張荷重(引張力)の伝播を低減する。
本発明に係る請求項3では、人体への装着時、中央ブロッカー帯片を中心として、帯長手方向の両側に配置される各右側方ブロッカー帯片及び各左側方ブロッカー片にて各弾性繊維の線密度の変化を抑制でき、帯長手方向の中央から両側の弾発力を均一にできる。
本発明に係る請求項4では、人体への装着時、中央ブロッカー帯片、右側方ブロッカー帯片及び左側方ブロッカー帯片にて各弾性繊維の線密度の変化を抑制することで、人体の仙骨及び右側方の腸骨間、人体の仙骨及び左側方の腸骨間において、下段弾性帯は、帯長手方向に均一な弾発力を誘発して、人体の股関節を背側から腹側に押上げることができる。
本発明に係る骨盤矯正ベルトの内側平面図である。 本発明に係る骨盤矯正ベルトの外側平面図である。 本発明に係る骨盤矯正ベルトであって、下段弾性帯及び線密度ブロッカーを示す内側平面図である。 図1の要部拡大図である。 第1及び第2係合部であって、(a)は第1係合部の雌カギホックを示す図2のB−B矢視拡大図、(b)は図5(a)のC−C矢視図、(c)は第2係合部の雄カギホックを示す図1のA−A矢視拡大図、(d)は図5(c)のD−D矢視図、(e)は雄カギホックを雌カギホックに挿通した要部拡大図、(f)は図5(e)のE−E矢視図である。 上段弾性帯の構成を示す平面図である。 下段弾性帯の構成、及び線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)を示す平面図である。 骨盤矯正ベルトを人体に装着した状態を示す斜視図である。 骨盤矯正ベルトを人体に装着した状態を示す側方透視図である。 骨盤矯正ベルトを人体に装着した状態を示す背側透視図である。 線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、実施例1〜3における弾性繊維及びブロッカー帯片を示す平面図である。 線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、実施例4〜12における弾性繊維及びブロッカー帯片を示す平面図である。 線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、全自動デニール測定器を示す平面図である。 線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、比較例1〜3、及び実施例1〜における引張中の線密度(デニール)を示すグラフ図である。 線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、比較例4〜6、及び実施例4〜12における引張中の線密度(デニール)を示すグラフ図である。
本発明に係る骨盤矯正ベルトについて、図1乃至図15を参照して説明する。
<骨盤矯正ベルトの基本構成>
先ず、骨盤矯正ベルトXの基本構成について、図1乃至図5を参照して説明する。
図1乃至図6において、骨盤矯正ベルトXは、上段弾性帯1、下段弾性帯2、第1連結部3、第2連結部4、第1係合部5、第2係合部6、第1及び第2連結片8,9、第1及び第2大腿取付部10,11を備える。
上段弾性帯1は、人体への装着時、主として腸骨稜(腸骨)及び仙腸関節を覆って人体に巻付けられる(図8乃至図10参照)。
上段弾性帯1は、図1、図2及び図6に示すように、帯長手方向Lに上段帯長及び帯幅方向Hに上段帯幅を有する。上段弾性帯1において、上段帯長及び上段帯幅は、人体の背側、腹側、右側方及び左側方にわたって、腸骨稜(腸骨)及び仙腸関節を覆う帯長及び帯幅を有する。帯長手方向Lは、帯幅方向Hに直交する方向である。
上段弾性帯1は、図1及び図2に示すように、センターダーツ21、ポケット部22及びサポートブロック23を有する。
センターダーツ21は、上段弾性帯1において、帯長手方向Lの中央に形成され、帯幅方向Hの幅一端1a側(上縁側)に配置される。センターダーツ21は、装着時、上段弾性帯1を人体(体型)にフィットさせる。
ポケット部22は、上段弾性帯1において、帯長手方向Lの中央に位置して、帯幅方向Hの幅他端1b側(下縁側)に配置される。ポケット部22は、上段弾性帯1内側に縫着して固定される。
サポートブロック23は、図1及び図2に示すように、ポケット部22内に取外自在として収納される。サポートブロック23は、シリコン等の軟質材で形成される。
サポートブロック23は、人体への装着時、センターダーツ21にて生じる人体間の隙空間を埋める。また、サポートブロック23は、人体への装着時、仙腸関節に対するズレを調整する。
なお、サポートブロック23について、厚さ及び弾性は、装着する体型(人体)に応じて適宜選択される。
下段弾性帯2は、人体への装着時、主として股関節を覆って人体に巻付けられる(図8乃至図10参照)。
下段弾性帯2は、図1乃至図4、及び図7に示すように、帯長手方向Lに下段帯長及び帯幅方向Hに下段帯幅を有する。下段弾性帯2において、下段帯長及び下段帯幅は、人体の背側、腹側、右側方及び左側方にわたって、腸骨、仙骨及び股関節を覆う帯長及び帯幅を有する。
下段弾性帯2は、図1乃至図4に示すように、第1緩和穴24、第2緩和穴25、第1緩和布26及び第2緩和布27を有する。
第1緩和穴24は、人体への装着時、人体の腹側から右側鼠蹊部に位置する。第1緩和穴24は、装着時、下段弾性帯2による右側鼠蹊部の圧迫感を緩和する。
第1緩和穴24は、図1乃至図4に示すように、帯長手方向Lにおいて、第1連結部3側に配置され、第1連結部5に隣接して下段弾性帯2に形成される。第1緩和穴24は、下段弾性帯2内側及び外側に開口する。
第1緩和穴24は、帯長手方向Lに延在する長穴であって、帯長手方向Lに穴長hl及び帯幅方向Hに穴幅hhを有する。
第2緩和穴25は、人体への装着時、人体の腹側から左側鼠蹊部に位置する。第2緩和穴25は、装着時、下段弾性帯2による左側鼠蹊部の圧迫感を緩和する。
第2緩和穴25は、図1乃至図3に示すように、帯長手方向Lにおいて、第2連結部4側に配置され、第2連結部4に隣接して下段弾性帯2に形成される。第2緩和穴25は、下段弾性帯2内側及び外側に開口する。
第2緩和穴25は、帯長手方向Lに延在する長穴であって、帯長手方向Lに穴長hl及び帯幅方向Hに穴幅hhを有する。
第1及び第2緩和布26,27は、帯長手方向L及び帯幅方向Hに伸縮自在な弾性布で構成される。
第1緩和布26は、図1乃至図4に示すように、第1連結部3に隣接して、下段弾性帯2内側に配置される。第1緩和布26は、下段弾性帯2内側から第1緩和穴24を覆って配置される。第1緩和布26は、下段弾性帯2に縫着して固定される。
第2緩和布27は、図1乃至図3に示すように、第2連結部4に隣接して、下段弾性帯2内側に配置される。第2緩和布27は、下段弾性帯2内側から第2緩和穴25を覆って配置される。第1緩和布26は、下段弾性帯2に縫着して固定される。
第1連結部3は、図1、図2及び図4に示すように、帯長手方向Lにて、各弾性帯1,2の一端1A,2A側を連結する。
第1連結部3は、各弾性帯1,2の一端1A,2A側を重ね合わせ、各一端1A,2A側同士を縫着にて連結して構成される。
第2連結部4は、図1及び図2に示すように、帯長手方向Lにて、各弾性帯1,2の他端1B,2B側を連結する。
第2連結部4は、各弾性帯1,2の他端2B,2B側を重ね合わせ、各他端1B,2B側を縫着にて連結して構成される。
第1及び第2係合部5,6は、図1、図2及び図5に示すように、第1及び第2連結部3,4の夫々に配置され、相互に着脱自在である。
第1係部5は、図1及び図2に示すように、第1連結部5に配置される。第1係合部5は、複数列(2列)の雌カギホック列5A,5Bで構成される。
各雌カギホック列5A,5Bは、帯幅方向Hに間隔tを隔てて配置される。各雌カギホック列5A,5Bは、複数の雌カギホック15,15,…を有する。各雌カギホック列5A,5Bにおいて、各雌カギホック15,15,…は、帯長手方向Lに間隔sを隔てて配置される。
各雌カギホック列5A,5B間において、各雌カギホック15,15,…は、帯幅方向Hに並列され、第1連結部3に固定される。
各雌カギホック15,15,…は、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1連結部5外側から突出して、第1連結部5間にホック穴15Aを形成する。ホック穴15Aは、図(b)に示すように、帯長手方向Lにて雌カギホック15を貫通する。
第2係合部6は、図1及び図2示すように、第2連結部4に配置される。第2係合部6は、複数の雄カギホック16,16を有する。
各雄カギホック16,16は、帯幅方向Hに間隔tを隔てて並列され、第1連結部6に固定される。各雄カギホック16,16は、図5(c)及び図5(d)に示すように、L字平板に形成され、起立平板16A及び挿入平板16Bでなる。起立平板15Aは、第2連結部4に固定され、第2連結部5内側に突出する。挿入平板16Bは、起立平板16A一端に一体形成され、第2連結部4に間隔を隔てて配置される。挿入平板16Bは、帯長手方向Lにて、起立平板16Aから各弾性帯1,2の中央側に延在される。
第1及び第2係合部5,6において、各雄カギホック16,16は、図5(e)及び図5(f)に示すように、挿入平板16Aを各雌カギホック15,15のホック穴15Aに挿通する。各雄カギホック16,16において、挿入平板16Bは、各雌カギホック列5A,5Bで並設される任意の雌カギホック15,15のホック穴15Aに挿通する。
これにより、各弾性帯1,2は、第1及び第2係合部5,6にて第1及び第2連結部3,4を連結して、環状にて人体に巻付けられる。各弾性帯1,2は、各雌カギホック列5A,5Bで並設する任意の雌カギホック15,15を選択し、各雄カギホック16,16の挿入平板16B,16Bを選択した各雌カギホック15,15(ホック穴15A)に挿通することで、装着する体型に適用した環状にできる。
また、各弾性帯1,2は、各雄カギホック16,16の挿入平板16Bを各雌カギホック15,15(ホック穴15A)から抜くことで、帯状となる。
第1及び第2連結片8,9は、図1及び図2に示すように、帯幅方向Hにて、上段弾性帯1及び下段弾性帯2を連結する。
第1及び第2連結片8,9は、帯幅方向に伸縮性(弾性)を有し、例えば弾性布で形成される。
第1連結片8は、帯長手方向Lにて、各弾性帯1,2の中央及び緩和布26間に配置される。第1連結片8は、帯幅方向Hにて、上段弾性帯1の幅他端1b側(下縁側)及び下段弾性帯2の幅一端2a側(上縁側)間に延在され、各弾性帯1,2に縫着される。
第1連結片8は、帯幅方向Hにて、各弾性帯1,2を重ね合わせて、各弾性帯1,2を連結する。
第2連結片9は、帯長手方向Lにて、各弾性帯1,2の中央及び緩和布27間に配置される。第2連結片9は、帯幅方向Hにて、上段弾性帯1の幅他端1b側(下縁側)及び下段弾性帯2の幅一端2a側(上縁側)間に延在され、各弾性帯1,2に縫着される。
第2連結片9は、帯幅方向Hにて、各弾性帯1,2を重ね合わせて、各弾性帯1,2を連結する。
第1大腿取付部10は、人体への装着時、左側大腿部に巻付けられる(図8乃至図10参照)。
第1大腿取付部10は、弾性帯片で構成される。第1大腿取付部10は、図1、図2及び図4に示すように、帯長手方向Lにて、下段弾性帯2の中央及び第1連結部3間に配置される。第1大腿取付部10は、帯幅方向Hの幅一端10aの一部を下段弾性帯2の幅他端2bに縫着して、下段弾性帯2に吊設される。
第1大腿取付部10は、面状ファスナー31を有する。面状ファスナー31は、鉤止突起31A及びループ繊維糸31Bでなる。鉤止突起31Aは、帯長手方向Lにて、第1大腿取付部10の一端側に配置され、第1大腿取付部10(弾性帯片)外側に形成される。ループ状繊維糸31Bは、帯長手方向Lにて、第1大腿取付部10の他端側に配置され、第1大腿取付部10(弾性帯片)内側に形成される。
第2大腿取付部11は、人体への装着時、右側大腿部に巻付けられる(図8及び図10参照)。
第2大腿取付部11は、弾性帯片で構成される。第2大腿取付部11は、図1及び図2に示すように、帯長手方向Lにて、下段弾性帯2の中央及び第2連結部4間に配置される。第2大腿取付部11は、帯幅方向Hの幅一端11aの一部を下段弾性帯2の幅他端2bに縫着して、下段弾性帯2に吊設される。
第2大腿取付部11は、面状ファスナー32を有する。面状ファスナー32は、鉤止突起32A及びループ状繊維糸32Bでなる。鉤止突起32Aは、帯長手方向Lにて、第2大腿取付部11(弾性帯片)の一端側に配置され、第2大腿取付部11(弾性帯片)外側に形成される。ループ状繊維糸32Bは、帯長手方向Lにて、第2大腿取付部11の他端側に配置され、第2大腿取付部11(弾性帯片)内側に形成される。
<各弾性帯1,2の構成、及び線密度ブロッカーY>
次に、各弾性帯1,2の構成、及び線密度ブロッカーYについて、図1乃至図7を参照して説明する。
<1>各弾性帯1,2の構成
上段弾性帯及び下段弾性帯は、線密度の相異する複数種の弾性繊維で構成する。各種の弾性繊維は、各弾性帯の帯幅方向の幅両端間に並設される。各種の弾性繊維は、各弾性帯の帯長手方向に伸縮自在として延設される。
各弾性帯の剛性は、弾性繊維の線密度にほぼ比例し、弾性繊維の線密度を帯幅方向に相異することで、所望の剛性分布を実現できる。
弾性繊維の線密度は、一般に、デニール単位で表現される。1デニールは、9000メートル当たり1グラムの糸太である。
上段弾性帯及び下段弾性帯は、例えば、帯長手方向の経糸、及び帯幅方向の緯糸を平織して構成する。経糸は、各弾性帯の所望の剛性に応じ、弾性繊維の複数本を束ねて一単位とする。緯糸は、例えば、弾性繊維で構成され、各弾性帯の帯幅方向に伸縮自在として延設する。弾性繊維は、例えば、ポリウレタン繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊維を使用する。
一単位の経糸は、各弾性帯の帯長手方向に伸縮自在として延設する。一単位の経糸は、各弾性帯の所望の剛性に応じて、弾性繊維の本数を相異(変化)させる。
これにより、上段弾性帯及び下段弾性帯は、帯幅方向に弾性繊維の線密度を相異(変化)できる。
なお、緯線は、非伸縮繊維で構成しても良く、各弾性帯は、帯幅方向に伸縮しない構成となる。
また、上段弾性帯及び下段弾性帯は、平織に限定されず、綾織又は朱子織で構成しても良い。
上段弾性帯1及び下段弾性帯2の具体構成について、図6及び図7に例示する。
図6において、上段弾性帯1の帯幅方向Hの帯幅HL=160mmである。
上段弾性帯1は、図6に示すように、帯幅方向Hに複数の繊維領域41A,41B、42A,42B,42C、43A,43Bを区分し、弾性繊維の線密度を帯幅方向Hに相異(変化)した線密度分布とする。
上段弾性帯1の帯幅方向Hにおいて、幅両端1a,1b側に位置する繊維領域41A,41Bは、線密度D=280デニールである。繊維領域41Aは、帯幅方向Hの領域幅HL=12mm、及び繊維領域41Bは、帯幅方向Hの領域幅HL=25mmである。
上段弾性帯1の帯幅方向Hにおいて、各繊維領域41A,41Bに隣接する位置の繊維領域42A,42Bは、線密度D=560デニールである。繊維領域42Aは、帯幅方向Hの領域幅HL=18mm、及繊維領域42Bは、帯幅方向Hの領域幅HL=35mmである。
上段弾性帯1の帯幅方向Hにおいて、各繊維領域42A,42B間に配置され、各繊維領域42A,42Bに隣接する繊維領域43A,43Aは、線密度D=840デニールである。繊維領域43Aは、帯幅方向Hの領域幅HL=30mm、及び繊維領域43Bは、帯幅方向Hの領域幅HL=25mmである。
各繊維領域43A,43B間に配置され、各繊維領域43A,43Bに隣接する繊維領域42Cは、560デニールである。繊維領域42Cは、帯幅方向Hの領域幅HL=15mmである。
図7において、下段弾性帯2の帯幅方向Hの帯幅L=115mmである。
下段弾性帯2は、図7に示すように、帯幅方向Hに複数の繊維領域41C,41D、42D,42E、43Cを区分し、弾性繊維の線密度を帯幅方向Hに相異(変化)した線密度分布とする。
下段弾性帯2の帯幅方向Hにおいて、幅両端2a,2b側に位置する繊維領域41C,41Dは、線密度D=280デニールである。繊維領域41Cは、帯幅方向Hの領域幅HL=8mm、及び繊維領域41Dは、帯幅方向Hの領域幅HL=20mmである。
下段弾性帯2の帯幅方向Hにおいて、各繊維領域41C,41Dに隣接する位置の繊維領域42D,42Eは、線密度D=560デニールである。繊維領域42Dは、帯幅方向Hの領域幅HL=17mm、及び繊維領域42Eは、帯幅方向Hの領域幅HL=25mmである。
下段弾性帯2の帯幅Hにおいて、各繊維領域42D,42E間に配置され、各繊維領域42D,42Dに隣接する繊維領域43Cは、線密度D=840デニールである。繊維領域43Cは、帯幅方向Hの領域幅HL=45mmである。
図6及び図7において、各弾性帯1,2は、帯幅方向Hの帯両端1a,1b(又は2a,2b)にて最小線密度D(D=280デニール)、及び帯幅方向Hの中央にて最大線密度D(D=840デニール)である。即ち、各弾性帯1,2は、帯幅方向Hの中央の弾性繊維の線密度D(D=840デニール)を、帯幅方向の幅両端1a,1b(又は2a,2b)の弾性繊維の線密度D(D=280デニール)より高くする。
これにより、各弾性帯1,2全体として、骨盤を正しい位置にする弾発力を維持しつつ、帯幅方向Hの幅両端1a,1b(又は2a,2b)側(繊維領域41A,41B又は41C,41D)の弾発力は最小、及び帯幅方向Hの中央(繊維領域43B又は43C)の弾発力は最大となる。
このため、上段弾性帯1及び下段弾性帯2において、帯方向Hの幅両端1a,1b(又は2a,2b)側の局部的な伸縮による拘束力は、弾性繊維の線密度を帯幅方向Hに一様分布する弾性帯に比して小さくなる。
従って、上段弾性帯1及び下段弾性帯2は、骨盤矯正ベルトXを装着した人体の運動を過度に拘束することなく、不快感及び心理的負担を与えない。
上段弾性帯1において、各繊維領域43A,43Bは、図6に示すように、最大線密度D(D=840デニール)であって、線密度を極大にする極大繊維領域(以下、「極大繊維領域43A,43B」という)となる。
これにより、上段弾性帯1は、帯幅方向Hに剛性のピークとなる繊維領域(極大繊維領域43A,43B)を複数、例えば2領域有する。
骨盤矯正ベルトXを装着した人体について、人体の部位に作用する最大締付力は、姿勢に応じて相異する。
このため、上段弾性帯1において、極大繊維領域43A,43Bを複数設けると、常に、人体の同一部位を締付けることを防止して、血流を促すことができる。
<2>線密度ブロッカーY
図1乃至図4、及び図7において、線密度ブロッカーYは、下段弾性帯2に配置される。線密度ブロッカーYは、下段弾性帯2の帯長手方向Lの引張に対し、各種の弾性繊維の線密度(線密度D=280デニール、560デニール、840デニール)の変化を抑制する。
線密度ブロッカーYは、図1乃至図3、及び図7に示すように、複数、例えば3本のブロッカー帯片7,7,…を有する。
複数のブロッカー帯片7,7,…は、帯長手方向Lに等間隔δを隔てて下段弾性帯2に配置される。
複数のブロッカー帯片7,7,…は、中央ブロッカー帯片7A、右側方ブロッカー帯片7B及び左側方ブロッカー帯片7Cでなる。
中央ブロッカー帯片7Aは、帯長手方向Lの中央に配置される。
右側方ブロッカー帯片7Bは、帯長手方向Lにて、中央ブロッカー帯片7A及び第1連結部3(第1緩和布7)間に配置される。
左側方ブロッカー帯片7Cは、帯長手方向Lにて、中央ブロッカー帯片7A及び第2連結部4(第2緩和布27)間に配置される。
各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、図7に示すように、各繊維領域41C,41D,42D,42E,43Cの弾性繊維に交差(直交)して帯幅方向Hの幅両端2a,2b間に延設される。
各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、帯幅方向Hの幅両端2a,2b間にわたって下段弾性帯2内側に固定される。
各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、図7に示すように、例えば、縫製にて下段弾性帯2内側に固定される。
帯幅方向Hにおいて、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cの両端側は、図7に示すように、各横縫い線h1,h2にて下段弾性帯2に縫付ける。各横縫い線h1,h2は、帯長手方向Lにおいて、各ブロッカー帯片の7A,7B,7C幅両端間に延在する。
帯長手方向Lにおいて、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cの幅両端側は、各縦縫い線v1,v2にて下段弾性帯2に縫付ける。各縦縫い線v1,v2は、帯幅方向Hにおいて、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cの両端間に延在する。
帯長手方向Lに配置する各ブロッカー帯片の等間隔δは、例えば、δ=15cmとする。
各ブロッカー帯片7A,7B,7Cのおける等間隔δをδ=15cmにすると、人体への装着時、中央ブロッカー帯片7Aを人体の背側から仙骨に位置でき、右側方ブロッカー帯片7Bを人体の右側方から腸骨に位置でき、及び左側方ブロッカー帯片7Cを人体の左側方から腸骨に位置できる。
また、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cにおいて、帯長手方向Lの帯片幅OHは、例えばOH=0.8〜2cmにする。
なお、複数のブロッカー帯片7,7,…は、帯長手方向Lの中央に配置する中央ブロッカー帯片7A、中央ブロッカー帯片7A及び第1連結部3(第1緩和布26)間に配置する複数の右側方ブロッカー帯片7B,7B,…、及び中央ブロッカー帯片7A及び第2連結部4(第2緩和布27)間に配置する複数の左側方ブロッカー帯片7C,7C,…でなる構成であっても良い。各ブロッカー帯片7,7,…における等間隔δは、δ=15cmに限定されない。
<骨盤矯正ベルトXの使用方法>
次に、骨盤矯正ベルトの使用方法について、図8乃至図10を参照して説明する。
骨盤矯正ベルトの使用者(以下、「使用者」という)は、図8乃至図10に示すように、上段弾性帯1を人体Mの背側から仙腸関節51,51に当て、人体Mの左右側方から腸骨52,52に当てる。上段弾性帯1は、主に仙腸関節51,51及び腸骨52,52を覆って人体Mに巻付ける。
使用者は、図8乃至図10に示すように、下段弾性帯2を人体Mの背側から仙骨53,53に当て、人体Mの左右側方から腸骨52,52及び股関節54,54に当てる。下段弾性帯2は、股関節54,54を覆って人体Mに巻付ける。
このとき、使用者は、中央ブロッカー帯片7Aを人体Mの背側から仙骨53に配置し、及び第1及び第2連結部3,4を把持して帯長手方向Lに引張る。
使用者は、第1及び第2連結部3,4を人体Mの腹側に配置する。
続いて、使用者は、人体Mの体型に応じて、各雌カギホック列5A,5Bで並設する雌カギホック15,15を選択し、各雄カギホック16,16(挿入平板16B)を選択した各雌カギホック15,15に挿入する。
また、使用者は、人体Mの体型に応じて、各雌カギホック15,15を選択することで、右側方ブロッカー帯片7Bを人体Mの右側方から腸骨52(股関節54,54)に配置し、及び左側方ブロッカー帯片7Cを人体Mの左側方から腸骨52(股関節)に配置する。
これにより、使用者は、各雌カギホック15,15を選択し、適度な締付力にて第1及び第2連結部3,4を連結する。
第1及び第2連結部3,4を連結すると、上段弾性帯1は、帯長手方向Lに引張られる各弾性繊維(以下、「引張中の弾性繊維」という)の弾発力にて、人体の仙腸関節51,51、及び腸骨52,52を締付ける。
これにより、上段弾性帯1は、骨盤50を人体Mの背側から腹側に押上げ、仙骨53をサポートする。
第1及び第2連結部3,4を連結すると、下段弾性帯2は、引張中の各弾性繊維の弾発力にて、人体Mの仙骨53、腸骨52,52及び股関節54,54を締付ける。
このとき、下段弾性帯2において、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、引張中の各弾性繊維の線密度D(D=280デニール、560デニール、840デニール)の変化を抑制する。
各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、繊維領域41C,41D,42D,42E,43Cの弾性繊維に対し、帯長手方向Lの引張荷重(引張力)の伝播を低減する。
これにより、下段弾性帯2の各繊維領域41C,41D,42D,42E,43Cにおいて、引張中の弾性繊維の線密度Dは、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cにて、引張前の線密度D(D=280デニール、560デニール、840デニール)に近似する。
このように、線密度ブロッカーYにおいて、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、引張中の各弾性繊維の線密度Dの変化を抑制するので、下段弾性帯2は、帯長手方向Lに均一な弾発力を誘発して、股関節54,54を人体Mの背側から腹側に押上げる。
また、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、人体Mの背側から仙骨53に配置され、及び人体Mの左右側方から腸骨52,52(股関節54,54)に配置される。
これにより、人体Mの仙骨53及び右側方の腸骨52間、人体Mの仙骨53及び左側方の腸骨52間において、下段弾性帯2は、帯長手方向Lに均一な弾発力を誘発して、人体の股関節54,54を背側から腹側に押上げることができる。
更に、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cは、繊維領域41C,41D,42D,42E,43Cにおける弾性繊維の線密度Dの変化を抑制するので、引張中の弾性繊維による弾発力の局部的な増加を低減でき、血流の阻害を抑制できる。
続いて、使用者は、図8及び図10に示すように、第1及び第2大腿取付部10,11を大腿部55,55に取付ける。
第1及び第2大腿取付部10,11は、大腿部55,55に巻付けられ、各面状ファスナー31,32の各鉤止突起31A,32A及びループ状繊維糸31B,32Bを係着する。
これにより、第1及び第2大腿取付部10,11は、装着後における立ち座り等の動作中において、各弾性帯1,2のズレ上がりを確実に抑制する。
次に、線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験について、図11乃至図15を参照して説明する。
<弾性繊維>
線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験において、弾性繊維F1〜F3を使用した。
(1)弾性繊維F1
弾性繊維F1は、繊維長L=100cm、及び線密度D=280デニールである。
(2)弾性繊維F2
弾性繊維2は、繊維長L=100cm、及び線密度D=560デニールである。
(3)弾性繊維F3
弾性繊維F3は、繊維長L=100cm、及び線密度D=840デニールである。
<供試体>
比較例1〜3、及び実施例1〜12について、線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験を実施した。
(A)比較例1,4
比較例1,4は、弾性繊維F1である(ブロッカー帯片を配置しない)。
(B)比較例2,5
比較例2,5は、弾性繊維F2である(ブロッカー帯片を配置しない)。
(C)比較例3,6
比較例3,6は、弾性繊維3Fである(ブロッカー帯片を配置しない)。
(D)実施例1
実施例1は、弾性繊維F1にブロッカー帯片Y1,Y2,Y3を配置する(図11参照)。
弾性繊維1の長手方向LLの中央を「0点(零点)」とする(以下、同様)。
ブロッカー帯片Y1は、「0点(零点)」に配置する。各ブロッカー帯片Y2,Y3は、長手方向LLにおいて、「0点(零点)」の両側に等間隔δ=15cmを隔てて配置する。
各ブロッカー帯片Y1,Y2の間隔δ、各ブロッカー帯片Y1,Y3の間隔δは、δ=15cmである。
各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、弾性繊維F1に直交して、弾性繊維F1に固定する。
(E)実施例2
実施例2は、弾性繊維F2にブロッカー帯片Y1,Y2,Y3を配置する(図11参照)。
各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、実施例1と同様に配置して、弾性繊維F2に固定する。
(F)実施例3
実施例3は、弾性繊維F3にブロッカー帯片Y1,Y2,Y3を配置する(図11参照)。
各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、実施例1と同様に配置して、弾性繊維F3に固定する。
(G)実施例4
実施例4は、弾性繊維F1にブロッカー帯片YA,YBを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YBは、長手方向LLにおいて、「0点(零点)」の両側に配置する。各ブロッカー帯片YA,YBは、「0点(零点)」から等間隔δ1=37.5cmの間隔を隔てて配置する。各ブロッカー帯片YA,YB間の間隔δ=75cmである。
各ブロッカー帯片YA,YB,YCは、弾性繊維F1に直交して、弾性繊維F1に固定する。
(H)実施例5
実施例5は、弾性繊維F2にブロッカー帯片YA,YBを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YBは、実施例4と同様に配置し、弾性繊維F2に固定する。
(I)実施例6
実施例6は、弾性繊維F3にブロッカー帯片YA,YBを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YBは、実施例4と同様に配置し、弾性繊維F3に固定する。
(J)実施例7
実施例7は、弾性繊維F1にブロッカー帯片YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YC,YDは、長手方向LLにおいて、「0点(零点)の両側に配置する。各ブロッカー帯片YC,YDは、「0点(零点)」から等間隔δ1=25cmを隔てて配置する。各ブロッカー帯片YC,YD間の間隔δ=50cmである。
各ブロッカー帯片YC,YDは、弾性繊維F1に直交して、弾性繊維F1に固定する。
(K)実施例8
実施例8は、弾性繊維F2にブロッカー帯片YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YC,YDは、実施例7と同様に配置し、弾性繊維F2に固定する。
(L)実施例9
実施例9は、弾性繊維F3にブロッカー帯片YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YC,YDは、実施例7と同様に配置し、弾性繊維F3に固定する。
(M)実施例10
実施例10は、弾性繊維F1にブロッカー帯片YA,YB,YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YBは、実施例4と同様に配置し、弾性繊維F1に固定する。
ブロッカー帯片YA,YBは、「0点(零点)」から等間隔δ1=37.5cmを隔てて配置される。各ブロッカー帯片YA,YB間の間隔δ=75cmである。
各ブロッカー帯片YC,YDは、実施例7と同様に配置し、弾性繊維F1に固定される。
各ブロッカー帯片YC,YDは、「0点(零点)」から等間隔δ1=25cmを隔てて配置される。各ブロッカー帯片YA,YCの間隔δ、及び各ブロッカー帯片YB,YD間の間隔δは、δ=12.5cmである。
(N)実施例11
実施例11は、弾性繊維F2にブロッカー帯片YA,YB,YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YB,YC,YDは、実施例10と同様に配置し、弾性繊維F2に固定する。
(O)実施例12
実施例12は、弾性繊維F3にブロッカー帯片片YA,YB,YC,YDを配置する(図12参照)。
各ブロッカー帯片YA,YB,YC,YDは、実施例10と同様に配置し、弾性繊維F3に固定する。
実施例1〜12において、各ブロッカー帯片Y1〜Y3、YA〜YDは、非伸縮の布であって、帯片幅OH=1cmとする。
実施例1〜12における間隔δは、例えば、「血球計算盤」を用いて、電子顕微鏡観測にて求める。
<性能試験条件>
■引張荷重
比較例1〜3、及び実施例1〜12において、各弾性繊維F1〜F3に引張荷重W=3N(ニュートン)を作用する。
図13において、長手方向LLにおいて、各弾性繊維F1,F2,F3の両端を把持する。引張荷重Wは、長手方向LLに作用して、各弾性繊維F1,F2,F3を伸長する。
■デニール測定
各弾性繊維F1,F2,F3の線密度D(デニール)は、英光産業株式会社の「全自動デニール測定器S」を使用して測定した。
全自動デニール測定器Sは、図13に示すように、検出体KT,KT間にてパルスを伝播し、検出体KT,KT間を往復する伝播時間を測定する。全自動デニール測定器Sは、伝播時間及び検出片KT,KT間の間隔から伝播速度を演算し、伝播速度に対応するデニールデータに基づいて、デニールを測定する。
■全自動デニール測定器Sの検出体KT,KTを設置する部位
(a)比較例1〜3
検出体KT,KTは、「0点(零点)」、及び「0点(零点)」から等間隔δ=15cmの各部位に設置する(図13参照)。
(b)比較例4〜6
検出体KT,KTは、「0点(零点)」の両側であって、「0点(零点)」から間隔δ1=37.5cmの各部位に設置する(図13参照)。
検出体KT,KT間の間隔δ=75cmである。
(c)実施例1〜3
検出体KT,KTは、各ブロッカー帯片Y1,Y2(又はY1,Y3)の各部位に設置する(図13参照)。
検出体KT,KT間の等間隔δ=15cmである。
(d)実施例4〜6
検出体KT,KTは、各ブロッカー帯片YA,YBの各部位に設置する(図13参照)。
検出体KT,KT間の間隔δ=75cmである。
(e)実施例7〜9
検出体KT,KTは、各ブロッカー帯片YC,YDの各部位に設置する(図13参照)。
検出体KT,KT間の間隔δ=50cmである。
(f)実施例10〜12
検出体KT,KTは、各ブロッカー帯片YA,YBの各部位に設置する。
検出体KT,KT間の間隔δ=75cmである。
下段弾性帯2は、図7に示すように、帯幅方向Hに繊維領域41A,41B,42A,42B,42C,43A,43Bを並設している。
線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験では、帯幅方向Hに並設する各弾性繊維の全体について、デニール測定することは困難である。このため、線密度ブロッカー(ブロッカー帯片)の性能試験は、各弾性繊維F1,F2,F3の夫々について実施する。
<デニールの測定結果>
比較例1〜3、及び実施例1〜3について、デニールの測定結果を図14に示す。
比較例4〜6、及び実施例4〜12について、デニールの測定結果を図15に示す。
図14及び図15において、縦軸に「線密度D」を取る。図14及び図15の「線密度D」は、引張荷重W=3Nで引張った状態の弾性繊維の線密度D(以下、「引張中の弾性繊維の線密度」という)を表示する。
図14において、比較例1は、引張前の弾性繊維F1の線密度D=280デニールから、引張中の線密度D=195デニールに変化している。
実施例1は、引張中弾性繊維F1の線密度D=248デニールである。実施例1において、引張中の弾性繊維Fの線密度Dは、引張前の線密度D=280デニールに近似する。
これより、実施例1において、各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、弾性繊維F1(線密度D=280デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F1の線密度D(D=280デニール)の変化を抑制している。
図14において、比較例2は、引張前の弾性繊維F2の線密度D=560デニールから、引張中の線密度D=490デニールに変化している。
実施例2は、引張中の弾性繊維F2の線密度D=507である。実施例2において、引張中の弾性繊維F2の線密度Dは、引張前の線密度D=560デニールに近似する。
これにより、実施例2において、各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、弾性繊維F2(線密度D=560デニール)の長手方向LLの引張に対し、弾性繊維F2の線密度D(D=560デニール)の変化を抑制している。
図14において、比較例3は、引張前の弾性繊維F3の線密度D=840デニールから、引張中の線密度D=796デニールに変化している。
実施例3は、引張中の弾性繊維F3の線密度D=834デニールである。実施例3において、引張中の弾性繊維F3の線密度Dは、引張前の線密度D=840デニールに近似する。
これにより、実施例3において、各ブロッカー帯片Y1,Y2,Y3は、弾性繊維F3(線密度D=840デニール)の長手方向LLの引張に対し、弾性繊維F3の線密度D(D=840デニール)の変化を抑制している。
実施例1〜3のデニール測定結果から、図1乃至図7の骨盤矯正ベルトXにおいて、下段弾性帯2に各ブロッカー帯片7A,7B,7Cを配置することで、各繊維領域41A,41B,42A,42B,42C,43A,43Bの弾性繊維の線密度D(280デニール、560デニール、840デニール)の変化を抑制できる。
図15において、比較例4は、引張前の弾性繊維F1の線密度D=280デニールから、引張中の線密度D=195デニールに変化している。
実施例4は、引張中の弾性繊維F1の線密度D=248デニールである。実施例4において、引張中の弾性繊維F1の線密度Dは、引張前の線密度D=280デニールに近似する。
実施例7は、引張中の弾性繊維F1の線密度D=210デニールである。
実施例10は、引張中の弾性繊維F1の線密度D=280デニールである。実施例10において、引張中の弾性繊維F1の線密度Dは、引張前の線密度D=280デニールである。
これにより、実施例4において、各ブロッカー帯片YA,YBは、弾性繊維F1(線密度D=280デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F1の線密度D(D=280デニール)の変化を抑制している。
実施例7において、各ブロッカー帯片YC,YDは、弾性繊維F1(線密度D=280デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F1の線密度D(D=280デニール)の変化を抑制している。
実施例10において、各ブロッカー帯片YA,YB,YC,YDは、弾性繊維F1(線密度D=280デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F1の線密度D(D=280デニール)の変化を抑制している。
特に、実施例10のように、「0点(零点)」の両側に、複数のブロッカー帯片YA,YC又はYB,YDを配置すると、引張中の弾性繊維F1の線密度Dの変化は僅かであり、効果的に線密度Dの変化を抑制できる。
また、実施例4,7において、各ブロッカー帯片YA,YBの間隔δ=75cmで引張中の線密度D=248デニールとなり、各ブロッカー帯片YC,YDの間隔δ=50cmで引張中の線密度D=210デニールである。
これにより、各ブロッカー帯片の間隔δ=50cmを超え、76cm以下にすると、引張中の線密度D=248〜210デニールにできる。
図15において、比較例5は、引張前の弾性繊維F2の線密度D=560デニールから、引張中の線密度D=490デニールに変化する。
実施例5は、引張中の弾性繊維F2の線密度D=507デニールである。
実施例8は、引張中の弾性繊維F2の線密度D=490デニールである。
実施例11は、引張中の線密度D=560デニールである。実施例11において、引張中の弾性繊維F2の線密度Dは、引張前の線密度D=560デニールである。
これにより、実施例5において、各ブロッカー帯片YA,YBは、弾性繊維F2(線密度D=560デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F2の線密度D(D=560デニール)の変化を抑制している。
実施例8において、各ブロッカー帯片YC,YDは、弾性繊維F2(線密度D=560デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F2の線密度D(D=5600デニール)の変化を抑制している。
実施例11において、各ブロッカー帯片YA,YB,YC,YDは、弾性繊維F2(線密度D=840デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F2の線密度D(D=2840デニール)の変化を抑制している。
特に、実施例11のように、「0点(零点)」の両側に、複数のブロッカー帯片YA,YC又はYB,YDを配置すると、引張中の弾性繊維F2の線密度Dの変化は僅かであり、効果的に線密度Dの変化を抑制できる。
また、実施例5,8において、各ブロッカー帯片YA,YBの間隔δ=75cmで引張中の線密度D=507デニールとなり、各ブロッカー帯片YC,YDの間隔δ=50cmで引張中の線密度D=490デニールである。
これにより、各ブロッカー帯片の間隔δ=50cmを超え、76cm以下にすると、引張中の線密度D=507〜490デニールにできる。
図15において、比較例6は、引張前の弾性繊維F3の線密度D=840デニールから、引張中の線密度D=796デニールに変化している。
実施例6は、引張中の弾性繊維F3の線密度D=834デニールである。実施例6において、引張中の弾性繊維F3の線密度Dは、引張前の線密度D=840デニールに近似する。
実施例9は、引張中の弾性繊維F3の線密度D=827デニールである。
実施例12は、引張中の弾性繊維F3の線密度D=838デニールである。実施例12において、引張中の弾性繊維F3の線密度は、引張前の線密度D=840デニールに近似する。
これにより、実施例6において、各ブロッカー帯片YA,YBは、弾性繊維F3(線密度D=840デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F3の線密度D(D=840デニール)の変化を抑制している。
実施例9において、各ブロッカー帯片YC,YDは、弾性繊維F3(線密度D=840デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F3の線密度D(D=840デニール)の変化を抑制している。
実施例12において、各ブロッカー帯片YA,YB,YC,YDは、弾性繊維F3(線密度D=840デニール)の長手方向LLに引張に対し、弾性繊維F3の線密度D(D=840デニール)の変化を抑制している。
特に、実施例12のように、「0点(零点)」の両側に、複数のブロッカー帯片YA,YC又はYB,YDを配置すると、引張中の弾性繊維F1の線密度Dの変化は僅かであり、効果的に線密度Dの変化を抑制できる。
また、実施例6,9において、各ブロッカー帯片YA,YBの間隔δ=75cmで引張中の線密度D=834デニールとなり、各ブロッカー帯片YC,YDの間隔δ=50cmで引張中の線密度D=827デニールである。
これにより、各ブロッカー帯片の間隔δ=50cmを超え、76cm以下にすると、引張中の線密度D=834〜827デニールにできる。
実施例4〜12のデニール測定結果から、骨盤矯正ベルトXにおいて、下段弾性帯2に各ブロッカー帯片を配置することで、同様に、各繊維領域41A,41B,42A,42B,42C,43A,43Bの弾性繊維の線密度D(280デニール、560デニール、840デニール)の変化を抑制できる。
特に、下段弾性帯2の帯長手方向Lにおいて、中央の両側に複数のブロッカー帯片を配置することで、各弾性繊維の線密度D(280デニール、560デニール、840デニール)の変化を効果的に抑制できる。
<骨盤矯正ベルトの装着試験>
骨盤矯正ベルトを被験者1〜18に装着した試験を実施し、被験者1〜18の評価を「表1」に示す。
被験者1〜18は、本発明に係る骨盤矯正ベルトX、及び従来の骨盤矯正ベルトの夫々を装着する。
従来の骨盤矯正ベルトは、本発明に係る骨盤矯正ベルトX(図1乃至図7参照)から各ブロッカー帯片7A,7B,7Cのみを除いた構成を備える。
本発明に係る骨盤矯正ベルトXの装着は、図8乃至図10で説明したと同様、ブロッカー帯片7Aを人体Mの背側から仙骨53に配置し、及び各ブロッカー帯片7B,7Cを人体Mの左右側方から腸骨52,52に配置する。
被験者1〜18は、従来の骨盤矯正ベルトとの比較において、本発明に係る骨盤矯正ベルトXを評価した。評価は、「非常に心地よい」、「心地よい」、「変わらない」、「多少の違和感がある」及び「違和感がある」とした。
Figure 0005899347
表1において、被験者1、4、5、11、12、及び被験者14〜17は、「心地よい」の評価であり、被験者6,8,9,18は、「非常に心地よい」の評価である。「非常に心地よい」及び「心地よい」の評価は、過半数以上(7割以上)の被験者から得られた。
「非常に心地よい」及び「心地よい」の評価は、各ブロッカー帯片7A,7B,7Bの性能(線密度Dの変化を抑制する性能)に基づくもので、下段弾性帯2にて帯長手方向Lに均一な弾発力を人体の仙骨、腸骨及び股関節に作用したことに起因する。
これにより、本発明に係る骨盤矯正ベルトXは、骨盤を正しい位置に矯正するのに最適である。
表1において、被験者7,13は、「多少の違和感がある」の評価である。「多少の違和感がある」の評価は、各ブロッカー帯片7A,7B,7Cを人体Mに接触させることに起因すると考えられる。
本発明は、骨盤の歪みを矯正するのに最適である。
X 骨盤矯正ベルト
Y 線密度ブロッカー
1 上段弾性帯
2 下段弾性帯
3 第1連結部
4 第2連結部
5 第1係合部
6 第2係合部
7A〜7C ブロッカー帯片

Claims (4)

  1. 装着時、主として腸骨及び仙腸関節を覆って人体に巻付けられる上段弾性帯と、
    装着時、主として股関節を覆って人体に巻付けられる下段弾性帯と、
    前記各弾性帯の帯長手方向にて、前記各弾性帯の一端側同士を連結する第1連結部と、
    前記帯長手方向にて、前記各弾性帯の他端側同士を連結する第2連結部と、
    前記第1及び第2連結部の夫々に配置され、相互に着脱自在な第1及び第2係合部と、
    前記下段弾性帯に配置される線密度ブロッカと、を備え、
    前記下段弾性帯は、
    線密度の相異する複数種の弾性繊維で構成され、
    前記各弾性繊維は、
    前記下段弾性帯の帯幅方向の幅両端間に並設され、及び前記帯長手方向に伸縮自在として延設され、
    前記線密度ブロッカは、
    前記下段弾性帯の前記帯長手方向の引張に対し、前記各弾性繊維の線密度の変化を抑制する
    ことを特徴とする骨盤矯正ベルト。
  2. 前記線密度ブロッカは、
    前記帯長手方向に非伸縮であって、前記帯長手方向に間隔を隔てて配置される複数のブロッカ帯片を有し、
    前記複数のブロッカ帯片は、
    前記各弾性繊維に交差して前記下段弾性帯の幅両端間に延設され、及び前記下段弾性帯の幅両端間にわたって前記下段弾性帯に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の骨盤矯正ベルト。
  3. 前記複数のブロッカ帯片は、
    前記帯長手方向の中央に配置される中央ブロッカ帯片と、
    前記中央ブロッカ帯片及び前記第1連結部間に配置される1又は複数の右側方ブロッカ帯片と、
    前記中央ブロッカ帯片及び前記第2連結部間に配置される1又は複数の左側方ブロッカ帯片と、でなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の骨盤矯正ベルト。
  4. 前記複数のブロッカ帯片は、
    前記帯長手方向の中央に配置され、及び装着時、人体の背側から仙骨に位置する中央ブロッカ帯片と、
    前記中央ブロッカ帯片及び前記第1連結部間に配置され、及び装着時、人体の右側方から前記腸骨に位置する右側方ブロッカ帯片と、
    前記中央ブロッカ帯片及び前記第2連結部間に配置され、及び装着時、人体の左側方から前記腸骨に位置する左側方ブロッカ帯片と、でなる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の骨盤矯正ベルト。
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