JP5897818B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
この吐出器は、内容物を収容した容器本体の口部に装着され、天壁部を有する有頂筒状の装着キャップと、装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、ステムの上端に装着されると共に吐出口が形成され、下方に向けて延設された筒体部を有する押下ヘッドと、を有する吐出器本体を備え、筒体部の下端縁と天壁部との間に位置する中間部分には、ストッパ部材が装着されている。
この場合では、ストッパ部材を中間部分に装着する際、本体筒部の両周端部間に中間部分を引っ掛かりが少ない状態で導入できるので、ストッパ部材の装着がより容易になる。
ここで、容器本体2、装着キャップ4及び上記ステム21それぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oとし、中心軸Oに沿って押下ヘッド6側を上側、容器本体2側を下側と称し、中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りの方向を周方向と称する。
周壁部12の内周面には、容器本体2の口部3に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。
ステム21の上部は、シリンダ22の上端から上方に突出し、かつ装着キャップ4の案内筒部13内に配設されている。また、ステム21の上端部は、案内筒部13の上端から上方に突出している。
シリンダ22の上端には、全周にわたってフランジ部22Aが径方向外方に向けて突設されており、このフランジ部22Aは、装着キャップ4の天壁部11の下面と容器本体2の口部3の開口端縁上にあるパッキン23とによって上下方向で挟み込まれている。シリンダ22の下端部内には、パイプ24の上端部が嵌合されており、このパイプ24の下端開口部が容器本体2内の底部に位置している。
装着筒部32内には、ステム21の上端部が嵌合されており、装着筒部32内とステム21内とは、連通している。吐出筒部34の先端には、容器本体2内の内容物を吐出する吐出口34Aが形成されており、吐出筒部34の内部と装着筒部32の内部とは、連通している。
本体筒部41は、径方向に開口する側方開口部41Aが形成された平面視C字状の円筒状をなしている。本体筒部41の上端は、ヘッド筒部33の下端縁にヘッド筒部33の下側から近接または当接し、本体筒部41の下端は、天壁部11上に位置している。そのため、本体筒部41は、押下ヘッド6の下方への移動を規制している。
また、本体筒部41のうち中心軸Oを径方向で挟んで上記開口部分とは反対側の部分(以下、接続部分と称する)には、操作部42が配設されており、この接続部分の外周面において操作部42を周方向に挟む両側に位置する部分には、本体筒部41の上下方向の全長にわたって上下方向に延在する溝部43が形成されている。
操作部42の径方向外側の端部には、ストッパ部材8の操作時に指などを掛ける指掛部45が周方向両側に向けて突設されている。
まず、例えば吐出器1の製造時などにおいてストッパ部材8を案内筒部13に取り付ける場合には、本体筒部41の両周端縁を案内筒部13の外周面に当接させた状態で、操作部42を摘みながら操作部42を径方向内方に押し込む。このとき、まず本体筒部41の両周端縁に形成された突出部41Bが案内筒部13に当接する。そして、この状態で本体筒部41を径方向内方に押し込むと、本体筒部41の両周端縁間の間隔Xが径方向内方から外方に向かうにしたがって漸次大きくなっているので、本体筒部41は、側方開口部41Aが周方向に拡大するように弾性変形しながら、両周端部間に案内筒部13を引っ掛かりが少ない状態で導入する。
以上のようにして、ストッパ部材8を案内筒部13に取り付ける。
このようにストッパ部材8が案内筒部13に取り付けられた状態では、本体筒部41の上端縁がヘッド筒部33の下端縁に近接または当接し、本体筒部41の下端縁が天壁部11上に位置しているので、押下ヘッド6の下方への移動が規制されている。
以上のようにして、ストッパ部材8を案内筒部13から取り外す。
その後、押下ヘッド6の押し下げを解除すると、上記ピストン部材が上記付勢部材の上方付勢力によってシリンダ22の内周面に摺接しつつ上方に向けて復元移動する。これにより、シリンダ22内が減圧され、容器本体2内に収容されている内容物がパイプ24を通じてシリンダ22内に吸い上げられる。
また、ストッパ部材8を案内筒部13に装着する際、本体筒部41の両周端部間に案内筒部13を引っ掛かりが少ない状態で導入できるので、ストッパ部材8の装着がより容易になる。
例えば、ストッパ部材は、案内筒部に着脱自在に装着されているが、中間部分をステムとしてステムに着脱自在に装着されてもよい。
溝部は、本体筒部のうち上記接続部分の外周面において操作部を周方向に挟む両側に位置する部分に形成されているが、少なくとも一方に形成されていればよい。
本体筒部の両周端縁間の間隔は、径方向内方から外方に向かうにしたがって漸次大きくなっていなくてもよい。
溝部は、本体筒部の上下方向全長にわたって連続的に形成されているが、間欠的に形成してもよく、接続部分の内周面における操作部を周方向に挟む両側に位置する部分の少なくとも一方に形成されていてもよい。
さらに、前記溝部は、接続部分の外周面および内周面の両方に形成されていてもよい。
操作部は、本体筒部から径方向外方に向けて突設されていれば、指掛部を有さない構成であってもよい。
Claims (2)
- 内容物を収容した容器本体の口部に装着され、天壁部を有する有頂筒状の装着キャップと、
前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
前記ステムの上端に装着されると共に吐出口が形成され、下方に向けて延設された筒体部を有する押下ヘッドと、を有する吐出器本体を備える吐出器であって、
前記筒体部の下端縁と前記天壁部との間に位置する中間部分には、上端縁が前記筒体部の下端縁に下側から近接または当接すると共に下端縁が前記天壁部上に位置するストッパ部材が装着され、
前記ストッパ部材が、径方向に開口する側方開口部を有し、上面視C字状に形成されると共に前記中間部分に着脱自在に取り付けられる本体筒部と、前記本体筒部から径方向外方に向けて突設された操作部と、を有し、
前記本体筒部における前記操作部との接続部分のうち外周面において前記操作部を周方向に挟む両側に位置する部分には、該本体筒部の軸方向に延在する溝部が形成されていることを特徴とする吐出器。 - 前記本体筒部の両周端縁間の間隔が、径方向内方から外方に向かうにしたがって漸次大きくなることを特徴とする請求項1に記載の吐出器。
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JP2011099906A JP5897818B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 吐出器 |
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JP2011099906A JP5897818B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 吐出器 |
Publications (2)
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JP5897818B2 true JP5897818B2 (ja) | 2016-03-30 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2011099906A Active JP5897818B2 (ja) | 2011-04-27 | 2011-04-27 | 吐出器 |
Country Status (1)
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