JP5897145B2 - 薬剤経口投与装置 - Google Patents
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Description
には、例えば精製水やお茶、ジュース等の清涼飲料水などの液体5が収容されている。一方、薬剤用隔室12b
には、上述した本発明の粘体状薬品調製剤1が収容されている。
に収容されている液体5と、薬剤用隔室12b に収容されている粘体状薬品調製剤1とは、容器11を手で強く握ると、隔離部13が破壊されて、混じり合う。すなわち、隔離部13は、手で強く握る程度の力で密着するように形成されている。
一方、薬剤・粘性媒体間融着部が最大値300gf/15mmから最小値15gf/15mmの範囲の比較的小さい強度で融着されているので、前記2つ折り状態が解除された平面状態では、媒体封入部に封入されている粘性媒体に指でつまむ程度の力を加えるだけで、薬剤・粘性媒体間融着部の融着を破り、粘性媒体を薬剤封入部の方向へ移動させることができる。したがって、薬剤封入部に薬剤類を封入しておけば、薬剤類と粘性媒体とによって、個々の薬剤類を被覆した上で、被覆した薬剤類と一体化した薬剤被覆媒体を容易に形成することができる。薬剤被覆媒体を用いることによって、薬剤類だけでは飲み込むことが難しい者であっても、容易に薬剤類を経口投与することができる。
本発明に係る薬剤経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置100について、図1を用いて説明する。
粘性媒体は、粘度や耐荷重が小さすぎても大きすぎても、経口投与された薬剤被覆媒体を飲み込む際に、何らかの問題を発生しやすくなる。したがって、粘性媒体は、適切な耐荷重とする必要がある。そこで、粘性媒体の適正な耐荷重を決めるべく服用実験を行った。
服用実験を行う前に、粘性媒体の耐荷重を計測すべく、粘性媒体に対して下記の耐荷重実験を行った。ここで、媒体封入部103に封入する粘性媒体としては、液状の被験粘性媒体を媒体封入部103に充填した後、所定の冷却期間を経過させてゲル化させることによって媒体封入部103全体に1つの塊として形成されるものと、液状の被験粘性媒体を所定の容器に充填した後、所定の冷却期間を経過させてゲル化させた後、所定の大きさに裁断し、媒体封入部103に封入されるものとがある。以下においては、前者を一体型の粘性媒体とし、後者を裁断型の粘性媒体と記述する。
(1)所定の粘性媒体(以下、被験粘性媒体)を所定の容器に配置する。なお、予め被験粘性媒体の粘度を、B型粘度計を用いて計測しておく。
(2)容器に配置した被験粘性媒体上に、側面に赤線が記された耐荷重測定容器Pを載置する。耐荷重測定容器Pについて図2を用いて説明する。図2において、Aは耐荷重測定容器Pの上面図を、Bは耐荷重測定容器Pの正面図を、Cは耐荷重測定容器Pの底面図を、ぞれぞれ示している。耐荷重測定容器Pは、上底面の直径が58mm、下底面の直径が43mm、高さが30mmの円錐台形状であり、下から10mmの側面の位置に所定の赤線Lを有している。また、耐荷重測定容器Pは、ポリエチレン製であり、重量は1.9gである。
(3)耐荷重測定容器Pに分銅Wをゆっくりと載置する。
(4)図2Dに示すように、耐荷測定重容器Pの赤線Lが粘性媒体の表面と同じ高さになった時の分銅Wの重量を読みとる。このとき、耐荷重測定容器Pの重量は無視する。
(5)5回の繰返しを行い、平均値を算出する。
(1)図3Aに示す耐荷重を有する一体型の粘性媒体G1〜G7を用意する。
(2)各一体型の粘性媒体G1〜G7を媒体封入部103に封入し、所定の粉末状の薬を所定のオブラートで包んだ薬剤を媒体封入部103に配置した薬剤経口投与装置100(以下、被験薬剤経口投与装置A)を一体型の粘性媒体G1〜G7毎に、所定数、作成する。
(3)被験薬剤経口投与装置Aを用いて所定数の服用者が薬剤を服用し、媒体封入部103からの取り出し性の観点の観点から、各服用者が被験薬剤経口投与装置Aを評価した。ここで、取り出し性とは、服用者が薬剤封入部101において形成した薬剤被覆媒体を先端差込部105に向かって移動させる際の取り出し易さを、服用者の感覚によって評価したものである。なお、評価に当たっては、5:取り出し易い〜1:取り出しにくいを基準に5段階で評価する。
(4)各服用者は、さらに、媒体封入部103からの残留性の観点の観点から、各服用者が被験薬剤経口投与装置Aを評価した。ここで、残留性とは、服用者が薬剤被覆媒体を服用した後に、口内及び喉内に残留感が残るか否かを、服用者の感覚によって評価したものである。あると判断した人数の割合を示す。(5)取り出し性については、各服用者の評価の平均値を算出する。残留性については、一体型の粘性媒体G1〜G7毎に、残留感があるとした服用者の人数の割合を残留率として算出する。
(1)図4Aに示す耐荷重を有する一体型の粘性媒体H1〜H5を用意する。
(2)各一体型の粘性媒体H1〜H7を媒体封入部103に封入し、所定の錠剤又はカプセルの薬剤を媒体封入部103に配置した薬剤経口投与装置100(以下、被験薬剤経口投与装置B)を、一体型の粘性媒体H1〜H5毎に、所定数、作成する。
(3)被験薬剤経口投与装置Bを用いて所定名の服用者が薬剤を服用し、媒体封入部103からの服用性の観点の観点から、各服用者が被験薬剤経口投与装置Aを評価した。ここで、服用性とは、服用者が薬剤被覆媒体を飲み込む際の喉越しの抵抗感を評価する。なお、評価に当たっては、5:抵抗感全くない、4:抵抗感ほとんどなし、3:喉に感ずるが普通に飲める、2:抵抗感やや大きいが飲める、1:抵抗感が非常に大きいか飲めない、を基準に評価する。
(4)各服用者は、さらに、媒体封入部103からの残留性の観点の観点から、各服用者が被験薬剤経口投与装置Bを評価した。
(5)服用実験1と同様に、服用性及び残留率を算出する。
(1)図5に示す耐荷重を有する裁断型の粘性媒体I1〜I13を用意する。
(2)各裁断型の粘性媒体I1〜I13を媒体封入部103に封入し、所定の錠剤を媒体封入部103に配置した薬剤経口投与装置100(以下、被験薬剤経口投与装置C)を、一体型の粘性媒体I1〜I13毎に、所定数、作成する。
(3)被験薬剤経口投与装置Cを用いて、所定名の服用者が薬剤を服用し、媒体封入部103からの服用性の観点の観点から、各服用者が被験薬剤経口投与装置Cを評価した。
(4)服用実験1と同様に、服用性を算出する。
上記服用実験から、薬剤経口投与装置100で用いる粘性媒体としては、耐荷重が10〜1000gの範囲が許容範囲と考えられる。また、粘性媒体が一体型の粘性媒体である場合には、特に、耐荷重が20〜1000gであることが好ましい。さらに、粘性媒体が裁断型の粘性媒体である場合には、特に、耐荷重が10g〜150gであることが好ましい。
薬剤・粘性媒体間融着部109は、薬剤経口投与装置100の携帯時、搬送時に、媒体封入部103から粘性媒体が漏洩しないようにする漏洩防止を目的として形成される。ただし、薬剤経口投与装置100の使用時には、媒体封入部103から粘性媒体を取り出しやすいように、薬剤・粘性媒体間融着部109を形成する必要がある。したがって、薬剤・粘性媒体間融着部109を形成するにあたっては、携帯時、搬送時に媒体封入部103から粘性媒体が漏洩しないようにするとともに、使用時に媒体封入部103から粘性媒体を取り出しやすいようにシートを融着する必要がある。
薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度が小さいと、2つ折り状態(図11A、図11B参照)で携行、搬送する際に、媒体封入部103に負荷が掛かり、媒体封入部103から粘性媒体が漏洩する。そこで、薬剤・粘性媒体間融着部109の適正な融着強度を決めるべく、粘性媒体の漏洩の観点の観点から、以下の実験を行った。
(1)以下の4種類の所定の薬剤経口投与装置100(以下、被験薬剤経口投与装置)を用意する。
媒体封入部103:幅(内径)25mm
粘性媒体の封入量:3.5ml
薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度:10gf/15mm、15gf/15mm、18gf/15mm、35gf/15mm(融着強度は、被験薬剤経口投与装置を15mm幅に切断し、引張り試験にて測定した引っ張り強度を使用)
(2)2つ折り状態における被験薬剤経口投与装置において、媒体封入部103に荷重をかけて、媒体封入部103から薬剤・粘性媒体間融着部109を介して粘性媒体が漏洩したときの荷重(耐荷重)を計測する。
薬剤・粘性媒体間融着部109の適正な融着強度を決めるべく、媒体封入部103からの取り出し性の観点の観点から、以下の実験を行った。ここで、取り出し性とは、ユーザが薬剤封入部101において形成した薬剤被覆媒体を先端差込部105に向かって移動させる際の取り出し易さを、ユーザの感覚によって評価したものである。
(1)以下の6種類の所定の薬剤経口投与装置100(以下、被験薬剤経口投与装置)を用意する。
・媒体封入部103:幅(内径)25mm
・粘性媒体の封入量:3.5ml
・薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度:13gf/15mm、28gf/15mm、56gf/15mm、95gf/15mm、171gf/15mm、600gf/15mm(融着強度は、被験薬剤経口投与装置を15mm幅に切断し、引張り試験にて測定した引っ張り強度を使用)
(2)個々の被験薬剤経口投与装置について、媒体封入部103からの粘性媒体の取り出し性について評価する。ここで、取り出し性とは、ユーザが薬剤封入部101において形成した薬剤被覆媒体を先端差込部105に向かって移動させる際の取り出し易さを、ユーザの感覚によって評価したものである。取り出し性については、5段階評価として、1:融着強度が小さすぎる〜3:適正〜5:融着強度が大きすぎる、として評価する。
(3)2つ折り状態における被験薬剤経口投与装置において、媒体封入部103に荷重をかけて、媒体封入部103から薬剤・粘性媒体間融着部109を介して粘性媒体が漏洩したときの荷重を取り出し荷重として計測する。
上記2つの実験から、薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度は、媒体封入部103からの粘性媒体の漏れの観点からすると、融着強度50gf/15mm以上が適正と評価できる。なお、上記実験で生じた粘性媒体の漏れは微量であるため、20gf/15mm以上は許容範囲と評価できる。
薬剤経口投与装置100を使用する際には、錠剤T等の薬剤を薬剤封入部103に封入する準備段階と、薬剤被覆媒体を経口投与する経口投与段階とがある。以下に、段階毎に説明する。
準備段階においては、薬剤経口投与装置100は、粘性媒体封入部103に所定の粘性媒体が予め封入された状態で、薬剤を封入する使用者(以下、封入者)に提供される。以下において、薬剤経口投与装置100の準備段階を図1、図11を用いて説明する。なお、図11は、薬剤経口投与装置100を2つ折りにした状態を示し、Aは横から見た状態を、Bは上から見た状態を、それぞれ示している。
薬剤経口投与装置100に収納されている薬剤を自ら経口する、又は、他の者に経口させる経口投与者は、図11に示すような2つ折り状態とされた薬剤経口投与装置100を、図1に示すような平面状態とする。
本発明に係る薬剤経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置200について、図12を用いて説明する。
薬剤経口投与装置200を使用する際には、錠剤T等の薬剤を薬剤封入部103に封入する準備段階と、薬剤被覆媒体を経口投与する経口投与段階とがある。以下に、各段階について説明する。
準備段階においては、薬剤経口投与装置200は、粘性媒体封入部103に所定の粘性媒体が予め封入された状態で、薬剤を封入する使用者(以下、封入者)に提供される。以下において、薬剤経口投与装置200の準備段階を図12〜図15を用いて説明する。なお、図13は、薬剤経口投与装置200を2つ折りにした状態を示し、Aは横から見た状態を、Bは上から見た状態を、それぞれ示している。図14も同様である。但し、図14は、薬剤経口投与装置200を4つ折りにした状態を示している。
薬剤経口投与装置200に収納されている薬剤を自ら経口する、又は、他の者に経口させる経口投与者は、図14Aに示すような4つ折り状態とされた薬剤経口投与装置200を、図12に示すような平面状態とする。
本発明に係る薬剤経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置300について、図12を用いて説明する。
本発明に係る薬剤経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置400について、図17を用いて説明する。
次に、薬剤経口投与装置400における薬剤・粘性媒体間融着部109及び端部融着部419の融着強度について考察する。まず、以下の実験により、薬剤経口投与装置400における薬剤被覆媒体をどの程度排出できるか(以下、排出性)を評価した上で、薬剤経口投与装置400における薬剤・粘性媒体間融着部109及び端部融着部419の融着強度を決定する。
(1)端部融着部419の融着強度及び薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度の様々な組合せの被験薬剤経口投与装置を用意する。
(2)粘性媒体に圧力を加えて、薬剤被覆媒体を生成し、生成した薬剤被覆媒体を排出させる。
(3)薬剤被覆媒体をどの程度排出できたのかを評価する。
(1)端部融着部419の融着強度以外に薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度により薬剤被覆媒体の排出性が異なってくる。
(2)薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度が30g/15mmの場合、薬剤被覆媒体の排出性に、端部融着部419の融着強度が影響することは少ない。全体的に、薬剤被覆媒体の排出性は大きい。ただし、薬剤被覆媒体の排出性を100%とすることは難しい。
(3)薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度が60g/15mmの場合、薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度に対し端部融着部419の融着強度が、薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度に比して−40g〜±0gとなる範囲で、100%の薬剤被覆媒体の排出性を確保できる。一方、端部融着部419の融着強度が、薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度より大きくなると薬剤被覆媒体の排出性が悪くなる。また、端部融着部419の融着強度が、薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度より60g以上大きくなると、薬剤被覆媒体を排出できない。
(4)薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度が120g/15mmの場合、端部融着部419の融着強度が0より小さいと、概ね薬剤被覆媒体を全量排出することが可能となる。ただし、薬剤・粘性媒体間融着部109と端部融着部419とが同等の融着強度を有するとすると、薬剤被覆媒体に関する排出性が激減し、+80g/15mmでは全く排出しなくなる。
(5)薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度が200g/15mmの場合、端部融着部419が薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度に比して、−170g/15mmでとなると、全ての薬剤被覆媒体を排出することも可能とある。ただし、端部融着部419の融着強度が薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度に比して、大きくなると薬剤被覆媒体の排出性は劇的に減少する。また、端部融着部419の融着強度と薬剤・粘性媒体間融着部109の融着強度とが同等であれば、薬剤被覆媒体を全く排出させることができない。
囲と考えられる。
薬剤経口投与装置400を使用する際には、錠剤T等の薬剤を薬剤封入部103に封入する準備段階と、薬剤被覆媒体を経口投与する経口投与段階とがある。以下に、段階毎に説明する。
準備段階においては、薬剤経口投与装置400は、粘性媒体封入部103に所定の粘性媒体が予め封入された状態で、薬剤を封入する使用者(以下、封入者)に提供される。以下において、薬剤経口投与装置100の準備段階を図17、図19を用いて説明する。
薬剤経口投与装置400に収納されている薬剤を自ら経口する、又は、他の者に経口させる経口投与者は、図19Bに示すような3つ折り状態とされた薬剤経口投与装置400を、図17に示すような平面状態とする。
(1)粘性媒体 : 前述の実施例1においては、粘性媒体として、いわゆるゼリーを用いたが、所定の粘度、所定の強度を有し、薬剤を被覆し、被覆された複数の薬剤が一体となった薬剤被覆媒体を形成するものであれば例示のものに限定されない。
101・・・・薬剤封入部
103・・・・媒体封入部
105・・・先端差込部
107・・・・カバー部
117・・・先端差込部用開口
109・・・・薬剤・粘性媒体間融着部
113・・・・粘性媒体・カバー部間融着部
200・・・・・薬剤経口投与装置
201・・・・薬剤封入部
211・・・収納差込切除用切り欠き
205・・・先端差込部
207・・・・カバー部
217・・・薬剤媒体部収納用開口
300・・・・・薬剤経口投与装置
301・・・・薬剤封入部
311・・・・漏洩補償融着部
400・・・・・薬剤経口投与装置
401・・・・薬剤封入部
407・・・・カバー部
Claims (9)
- 薬剤及び所定の栄養素を補給するためのサプリメントのいずれか一方を含む薬剤類を被覆するための粘性媒体であって、被覆した前記薬剤類と一体化した薬剤被覆媒体を形成する粘性媒体、
前記粘性媒体を封入する媒体封入部、
前記媒体封入部に隣接して位置する薬剤・粘性媒体間融着部、
前記薬剤類を封入する薬剤封入部であって、前記薬剤・粘性媒体間融着部に隣接して位置する薬剤封入部、
を有し、
前記薬剤・粘性媒体間融着部と前記媒体封入部との境目で折り曲げられた2つ折り状態と前記2つ折り状態が解除された平面状態とに変更可能であり、
前記2つ折り状態で前記薬剤・粘性媒体間融着部の破壊を防止し且つ前記平面状態で前記薬剤・粘性媒体間融着部を破壊可能とするために、前記薬剤・粘性媒体間融着部は、15gf/15mm〜300gf/15mmの強度で融着されていることを特徴とする薬剤経口投与装置。 - 請求項1に係る薬剤経口投与装置において、
前記媒体封入部が配置される側に形成される第1の端部に配置されるカバー部であって、前記第1の端部とは異なる第2の端部を収納する端部収納用開口を有するカバー部、
を有する薬剤経口投与装置。 - 請求項2に係る薬剤経口投与装置において、
前記薬剤封入部は、さらに、前記第2の端部を形成する先端差込部であって、前記端部収納用開口に差し込まれて収納される先端差込部、
を有する薬剤経口投与装置。 - 請求項3に係る薬剤経口投与装置において、
前記カバー部は、さらに、前記先端差込部が前記端部収納用開口に収納された状態で形成される前記媒体封入部と前記薬剤封入部との重なり部を収納するための薬剤・媒体部収納用開口を有する薬剤経口投与装置。 - 請求項1〜請求項4に係るいずれかの薬剤経口投与装置において、
前記薬剤封入部は、さらに、15gf/15mm〜300gf/15mmの強度で融着される補償融着部、
を有する薬剤経口投与装置。 - 請求項1〜請求項5に係るいずれかの薬剤経口投与装置において、
前記粘性媒体は、
円錐台形状の測定容器であって、上底面の直径が58mm、下底面の直径が43mm、高さが30mmであり、下底面から10mmの側面の位置に所定の線を有している、ポリエチレン製である前記測定容器を、前記粘性媒体の表面上に配置し、前記測定容器に所定の分銅をゆっくりと載置し、前記測定容器の前記線が前記粘性媒体の表面と同じ高さになった時の前記分銅の重量を読みとることによって計測した耐荷重が、10g〜1000gであること、
を特徴とする薬剤経口投与装置。 - 請求項6に係る薬剤経口投与装置において、
前記粘性媒体は、
液状の前記粘性媒体を前記媒体封入部に充填した後、所定の冷却期間を経過させてゲル化させることによって前記媒体封入部全体に1つの塊として形成されるものである場合には、前記耐荷重が、20g〜1000gであること、
を特徴とする薬剤経口投与装置。 - 請求項6に係る薬剤経口投与装置において、
前記粘性媒体は、
液状の前記粘性媒体を所定の容器に充填した後、所定の冷却期間を経過させてゲル化させた後、所定の大きさに裁断し、前記媒体封入部に封入されるものである場合には、前記耐荷重が、10g〜150gであること、
を特徴とする薬剤経口投与装置。 - 請求項1〜請求項8に係るいずれかの薬剤経口投与装置において、
所定の前記薬剤類、
を有する薬剤経口投与装置。
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