JP6168160B2 - 薬剤類経口投与装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤類を経口投与するための薬剤類経口投与装置に関し、特に、個々の薬剤類を粘性媒体で被覆した上で、複数の被覆した薬剤類を一体化した薬剤被覆媒体を形成するものに関する。
従来の粘体状薬品調製製品10について図21を用いて説明する。粘体状薬品調製製品10の容器11は、素材が例えばポリプロピレンやポリエチレン等である一対のシートの表面と背面が貼り合わされ、一対のシートの間に密閉した空間12が形成されたものである。なお、容器11の構成は上記のものに限られず、その内部に密閉した空間を有するものであればよい。
前記容器11の密閉した空間には、隔離部13によって液体用隔室12aと薬剤用隔室12bとに分割されている。この隔離部13は、例えば液体用隔12a内の圧力が高くなると、液体用隔室12aと薬剤用隔室12bとの間が連通するように形成されている。
前記液体用隔室12aには、例えば精製水やお茶、ジュース等の清涼飲料水などの液体5が収容されている。一方、薬剤用隔室12bには、粘体状薬品調製剤1が収容されている。
粘体状薬品調製製品10の容器11を手で強く握ると、液体用隔室12aや薬剤用隔室12bが圧迫され、その内部の圧力が高くなる。すると、容器11の隔離部13が液体用隔室12aと薬剤用隔室12bとを分割しておくことができなくなり、液体用隔室12aと薬剤用隔室12bとが連通される。このため、液体用隔室12a内の液体5と薬剤用隔室12b内の粘体状薬品調製剤1とが混じり合うので、粘体状薬品調製剤1が粘体状に調製される。(特許文献1)
特許文献1:特開2003-137817号公報
前述の粘体状薬品調製製品10には、以下に示すような改善すべき点がある。液体用隔室12aに収容されている液体5と、薬剤用隔室12bに収容されている粘体状薬品調製剤1とは、容器11を手で強く握ると、隔離部13が破壊されて、混じり合う。すなわち、隔離部13は、手で強く握る程度の力で破壊するように形成されている。
一方、薬剤をゼリー等の粘性媒体と一緒に飲み込むことによって、薬剤の経口投与を補助する場合、薬剤と粘性媒体とを隣接して配置し、前述の隔離部13を配置したとしても、両者を混合するには手で強く握るほどの相当の力を要する。また、粘性媒体に強く握るほどの力を加えると、粘性媒体が勢いよく飛び散ってしまうという不具合が生ずる可能性がある。
そこで、本発明は、薬剤と粘性媒体とを分離した状態で収納して、携行可能とし、経口投与する際に、粘性媒体を適度な大きさに裁断し、裁断した粘性媒体で個々の薬剤を被覆した上で、複数の被覆した薬剤を一体化した薬剤被覆媒体を容易に形成して、経口投与できる薬剤経口投与装置を提供することを目的とする。
本発明に係る薬剤経口投与装置は、平面形状の所定の形成材によって形成され、開口を有する開端部、及び、閉じられた閉端部であって、前記開端部に対向して位置する閉端部、及び、前記開端部と前記閉端部の対応する端点を結んで形成される2つの側部を有し、前記2つの側部と前記閉端部とによって三方が閉じられた袋形状を有する薬剤類経口投与装置であって、薬剤、及び、所定の栄養素を補給するためのサプリメントを含む薬剤類を被覆するための粘性媒体であって、被覆した前記薬剤類と一体化した薬剤被覆媒体を形成する粘性媒体、前記2つの側部を結ぶように形成され、対向して位置する前記形成材の接合により形成される中間接合部であって、所定以上の圧力により前記接合が破れる中間接合部、前記中間接合部、前記2つの側部、及び、前記閉端部によって形成される空間であって、前記粘性媒体を封入する粘性媒体封入部、前記粘性媒体封入部からみて、前記中間接合部を介して前記粘性媒体封入部から前記開端部に向かう方向に位置し、前記薬剤類が配置される薬剤配置部、前記粘性媒体封入部と前記薬剤配置部との間に位置し、前記粘性媒体を裁断する粘性媒体裁断部であって、前記粘性媒体が前記中間接合部の接合を破って前記粘性媒体封入部から前記薬剤配置部に向かって移動する際に前記粘性媒体が通過する排出口であって、前記中間接合部における前記2つの側部の間の距離よりも小さい距離の開口である排出口を有する粘性媒体裁断部、を有する。
これにより、粘性媒体封入部が圧迫されて内部の圧力が所定以上高くなると、対向して位置する平面形状の形成材の接合により2つの側部を結ぶように形成された中間接合部の融着が剥がれ、粘性媒体封入部内の粘性媒体が中間接合部を介して粘性媒体封入部から開端部に向かう方向に位置する薬剤配置部の方向へ移動する。このとき、粘性媒体は、粘性媒体封入部と薬剤配置部との間に位置する粘性媒体裁断部の排出口を通過し、排出側の開口が広い粘性媒体封入部から中間接合部における2つの側部の間の距離よりも小さい距離の狭い排出口に向かう際に受ける圧力や粘性等の特性によって適度な大きさに裁断され、裁断された粘性媒体は排出口から薬剤配置部に排出され、薬剤配置部内の薬剤類と容易に一体となる。よって、薬剤類と粘性媒体とを均一に一体化した薬剤被覆媒体を容易に形成できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記粘性媒体裁断部は、前記2つの側部の間の所定の端部位置から、前記開端部から前記閉端部に向かって前記2つの側部の一方との間の距離が増加するように形成され、対向して位置する前記形成材の接合により形成される排出口形成接合部であって、前記端部位置と前記2つの側部の一方との間に形成される前記排出口を前記中間接合部よりも前記開端部側に形成する排出口形成接合部を有する。
これにより、中間接合部の接合を破った粘性媒体を、2つの側部の間の所定の端部位置から開端部から閉端部に向かって2つの側部の一方との間の距離が増加するように形成された排出口形成接合部に沿って開端部の方向に移動させることにより、粘性媒体が2つの側部の間の所定の端部位置と2つの側部の一方との間に形成される排出口を通過して適度な大きさに裁断され、薬剤配置部に排出される。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記排出口形成接合部は、前記粘性媒体が移動する際に沿う粘性媒体移動線であって、前記開端部から前記閉端部に向かって斜めに形成され、一定した傾斜角度を有さない粘性媒体移動線を有すること、を特徴とする。
これにより、容易に適度な大きさに裁断された粘性媒体を形成できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記排出口形成接合部は、連続した曲線によって形成されていること、を特徴とする。特に、前記排出口形成接合部は、円弧形状を有すること、を特徴とする。
これにより、容易に適度な大きさに裁断された粘性媒体を形成できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記2つの側部の一方は、前記開端部から前記閉端部に向かって斜めに形成される傾斜側部であって、前記排出口形成接合部に対向する位置に形成される傾斜側部を有すること、を特徴とする。
これにより、粘性媒体を排出口形成接合部及び傾斜側部に沿って移動させることができるため、より容易に適度な大きさに裁断された粘性媒体を形成できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記排出口形成接合部と前記2つの側部の他方とを接続するように形成され、対向して位置する前記形成材を接合する支持接合部であって、前記中間接合部よりも前記開端部側に形成される支持接合部、を有する。
これにより、支持接合部及び排出口形成接合部によって形成される空間に、薬剤類を受容できる。よって、薬剤被覆媒体を形成する際に、容易に、薬剤類と裁断された粘性媒体とを一体化できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置では、前記開端部は、対向して位置する前記形成材のいずれか一方の前記形成材に、他方の前記形成材を露出する切り欠き有すること、を特徴とする。
これにより、薬剤類を容易に薬剤類経口投与装置内に投入できる。また、薬剤被覆媒体経口投与する際に、薬剤被覆媒体を露出した形成材上に配置できるため、容易に薬剤被覆媒体を経口投与できる。
本発明に係る薬剤経口投与装置では、前記開端部を少なくとも1回、前記閉端部側に折りたたんだ収納状態を維持する収納状態維持部、を有する。
これにより、容易に収納状態を維持できる。
本発明に係る薬剤経口投与装置では、前記収納状態維持部は、前記閉端部に形成される切れ込みであること、を特徴とする。
これにより、容易に収納状態を維持できる。
本発明に係る薬剤経口投与装置では、前記収納状態維持部は、前記粘性媒体封入部とは反対側に前記閉端部から連続して形成され、前記閉端部側とは異なる端部が、前記収納状態における前記閉端部とは異なる端部を収納するために開口していること、を特徴とする。
これにより、容易に収納状態を維持できる。
本発明に係る薬剤経口投与装置では、前記収納状態維持部は、前記2つの側部の少なくとも一方に形成され、前記中間接合部に対して前記開端部側に形成される切れ込みと、前記中間接合部に対して前記閉端部側に形成される切れ込みとを、互いに係合させるものであること、を特徴とする。
これにより、容易に収納状態を維持できる。
本発明に係る薬剤経口投与装置では、所定の前記薬剤類、を有する。
これにより、薬剤類を有する薬剤類経口投与装置を容易に提供できる。
本発明に係る薬剤類経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置100の正面図である。 図1に示す薬剤経口投与装置100の背面図である。 薬剤経口投与装置100の使用方法を示す図である。 薬剤経口投与装置100の使用方法を示す図である。 薬剤経口投与装置100の使用方法を示す図である。 薬剤経口投与装置100の使用方法を示す図である。 薬剤経口投与装置100の使用方法を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 本発明に係る薬剤類経口投与装置のその他の実施例を示す図である。 薬剤経口投与装置の従来技術を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。
第1 構成
本発明に係る薬剤経口投与装置の一実施例である薬剤経口投与装置100について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、薬剤経口投与装置100の正面図を、図2は、薬剤経口投与装置100の背面図を、それぞれ示している。
薬剤経口投与装置100は、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等、熱によって融着する素材によって形成された平面形状のシートを形成材として用いて形成される。
図1に示すように、薬剤経口投与装置100は、接合側部101、折れ側部102、閉端部103、開端部104、中間接合部105、排出口形成接合部106、及び、収納状態維持部107を有している。
薬剤経口投与装置100は、一枚のシートの対向して位置する端部同士を熱によって融着し、側部接合領域101rを形成することによって、筒状形状を形成する。接合側部101は、側部接合領域101rの折れ側部102(後述)の側の境界に、開端部104の一つの端部104T1と、対応する閉端部103の一つの端部103T1とを結んで形成される。接合側部101は、傾斜側部101aを有している。傾斜側部101aは、開端部104側から閉端部103側に向かう方向に増加するように形成される。傾斜側部101aは、排出口形成接合部106、特に、第2傾斜接合部106b(後述)に対向する位置に形成される。なお、側部接合領域101rにおいて、折れ側部102(後述)の側の境界である接合側部101と、接合側部101とは反対側の境界である外部側部101eとは平行に形成されている。
折れ側部102は、接合側部101が形成されている側部に対向して位置する。折れ側部102は、側部接合領域101rを形成することによって筒状形状としたシートを平面形状に圧接することによって形成される境界に、開端部104の一つの端部104T2と、対応する閉端部103の一つの端部103T2とを結んで形成される。
閉端部103は、側部接合領域101rの形成により筒状形状となったシートの端部の一つを熱によって融着することによって形成される。薬剤経口投与装置100は、接合側部101、折れ側部102、及び、閉端部103によって、三方が閉じられた袋形状を形成する。
開端部104は、閉端部103に対向して位置する。開端部104は、第1開端部104a及び第2開端部104bを有している。第1開端部104aと第2開端部104bとは、対向して位置する。図1及び図2に示すように、第2開端部104bのみに半円状の切り欠き部104cが形成されている。これにより、切り欠き部104cを介して第1開端部104aが露出するので、切り欠き部104cを介した薬剤の投入、切り欠き部104cを介した薬剤と一体となった粘性媒体の排出・投与を、容易に実施できる。
中間接合部105は、接合側部101と折れ側部102とを横断するように形成される。中間接合部105は、第1中間接合部105a及び第2中間接合部105bを有している。第1中間接合部105aと第2中間接合部105bとは、ほぼ平行に形成される。また、第1中間接合部105aは、第2中間接合部105bに対して、閉端部103側に形成される。
中間接合部105は、粘性媒体を粘性媒体封入部203(後述)に配置した後、シートを熱によって融着することによって形成される。中間接合部105は、携帯時、搬送時に粘性媒体封入部203から粘性媒体が漏洩しないようにするとともに、使用時に粘性媒体封入部203から粘性媒体を取り出しやすいように形成される。中間接合部105は、粘性媒体封入部203の内圧が所定以上高くなると融着が剥がれる程度の融着強度を持つように形成される。
排出口形成接合部106は、粘性媒体封入部203と薬剤配置部201(後述)との間に位置し、粘性媒体を裁断する。排出口形成接合部106は、接合側部101と折れ側部102との間の所定の位置と折れ側部102とを結ぶように、開端部104側から閉端部103側に向かって下降するように形成されている。排出口形成接合部106の開端部104側の端部106tは、接合側部101から所定の距離だけ離れた位置に形成される。
排出口形成接合部106は、粘性媒体を排出する排出口106dを有している。排出口106dは、粘性媒体が中間接合部105の接合を破って粘性媒体封入部203から薬剤配置部201に向かって移動する際に粘性媒体が通過する開口である。また、排出口106dは、接合側部101と排出口形成接合部106の端部106tとの間に形成される。排出口106dは、中間接合部105における接合側部101と折れ側部102との間の距離よりも小さい距離の開口である。
排出口形成接合部106は、第1傾斜接合部106a、第2傾斜接合部106b、及び、支持接合部106cを有している。粘性媒体は、第1傾斜接合部106a及び第2傾斜接合部106bによって形成される粘性媒体移動線L106に沿って移動する。第1傾斜接合部106a及び第2傾斜接合部106bは、それぞれ、開端部104から閉端部103に向かって斜めに形成されている。なお、第1傾斜接合部106aと第2傾斜接合部106bとは、互いに傾斜角度が異なる。つまり、排出口形成接合部106は、一定の傾斜角度を有していない。第1傾斜接合部106aは、第2傾斜接合部106bに比して、緩い傾斜角度を有している。また、第1傾斜接合部106aは、第2傾斜接合部106bよりも、開端部104側に形成されている。
このように、傾斜角度が異なる第1傾斜接合部106a及び第2傾斜接合部106bを、連続して形成することによって、排出口106dから、所定の大きさの粘性媒体を、安定して排出することができる。なお、傾斜角度が異なる傾斜接合部を連続して形成することによって、排出口106dから、所定の大きさの粘性媒体を、安定して排出することができるという知見は、実験の結果、発明者が見いだしたものである。
支持接合部106cは、第1傾斜接合部106aと第2傾斜接合部106bとの接合点付近から、折れ側部102までを結ぶように形成される。排出口形成接合部106は、排出口形成接合部106の端部106t、第2中間接合部105bよりも、開端部104側に位置するように形成される。
収納状態維持部107は、閉端部103に形成される。収納状態維持部107は、開端部104の幅よりも大きい切れ込みとして形成される。これにより、開端部104を折り曲げた収納状態(後述)における閉端部103とは異なる端部を、収納状態維持部107に容易に挿入できる。
接合側部101、折れ側部102、及び、第2中間接合部105bによって形成される空間は、薬剤配置部201として機能する。薬剤配置部201には、所定の薬剤Tが配置される。配置する薬剤Tは、錠剤、カプセル剤、顆粒等、いずれの形状であってもよい。なお、図1においては、配置する薬剤Tとして、錠剤を例示している。
接合側部101、折れ側部102、閉端部103、及び、第1中間接合部105aによって形成される空間は、粘性媒体封入部203として機能する。粘性媒体封入部203には、所定の粘性を有し、個々の薬剤を被覆した上で、被覆した薬剤と一体化した薬剤被覆媒体を形成する粘性媒体が封入される。本実施例においては、粘性媒体として、いわゆるゼリーを用いている。粘性媒体を用いることによって、薬剤の状態では飲み込むことが難しい患者に対しても、容易に経口投与できるようになる。
第1傾斜接合部106a、支持接合部106c、及び、折れ側部102との間に形成される空間は、薬剤受容部205として機能する。薬剤受容部205は、薬剤経口投与装置100を使用する際に、安定して薬剤を保持する。これにより、薬剤経口投与装置100の使用者は、粘性媒体と薬剤とを容易に混合することができるようになる。
第2 使用方法
薬剤経口投与装置100を使用する際には、錠剤T等の薬剤を薬剤配置部201に封入する準備段階と、薬剤被覆媒体を経口投与する経口投与段階とがある。以下に、各段階について説明する。
1.準備段階
準備段階においては、薬剤経口投与装置100は、粘性媒体封入部203に所定の粘性媒体が予め封入された状態で、薬剤を封入する使用者(以下、封入者)に提供される。以下において、薬剤経口投与装置100の準備段階を図3〜図5を用いて説明する。
図3に示すように、薬剤経口投与装置100に薬剤Tを封入しようとする封入者は、薬剤Tを、開端部104に配置した後、矢印a31方向へ移動させて、薬剤配置部201へ投入する。このとき、開端部104を菱形状に開口させる。そして、切り欠き部104cが形成されていない第1開端部104aを下側に、切り欠き部104cが形成されている第2開端部104b上側に、それぞれ位置させ、切り欠き部104cを介して第1開端部104aの上に錠剤Tを配置する。なお、開端部104を菱形状に開口させているため、第1開端部104aが下側に凸形状となるため、錠剤Tを受容しやすく、錠剤Tを投入する際に横にこぼす等、投入の失敗を防止できる。
錠剤Tの投入後、図4示すように、封入者は、開端部104を第2開端部104bを内側にしながら、薬剤配置部201方向、つまり矢印a41方向に折り曲げる。これにより、薬剤経口投与装置100を、開端部104を折りたたんだ2つ折りの状態とすることができる。なお、開端部104を折り返す際には、少なくとも切り欠き部104cが完全に内側となるような位置で折り返す。
薬剤経口投与装置100を2つ折りにした状態から、封入者は、さらに、図5に示すように、第1中間接合部105aに沿って、開端部104を折りたたんだ状態の薬剤配置部201を、粘性媒体封入部203方向へ、つまり矢印a51方向へ折りたたんだ後、薬剤配置部201の第2中間接合部105b側の端部とは異なる端部、すなわち開端部104を折りたたんだ端部を、矢印a53方向に沿って、収納状態維持部107に挿入する。これにより、薬剤経口投与装置100を、3つ折りの状態とすることができる。これにより、薬剤経口投与装置100を3つ折り状態とすることによって、コンパクトに収納できるとともに、携帯時の形態を安定させることができる。
2.経口投与段階
次に、薬剤経口投与装置100の経口投与段階を図6、図7を用いて説明する。なお、図6においては、中間接合部105の記載を省略している。
薬剤経口投与装置100に収納されている薬剤を自ら経口投与する、又は、他の者に経口投与させる経口投与者は、図5に示すような3つ折り状態とされた薬剤経口投与装置100を、図6に示すような平面状態とする。
図6に示すような平面状態において、経口投与者は、粘性媒体封入部203を指で圧迫する。これにより、粘性媒体封入部203の内部の圧力が高くなる。粘性媒体封入部203の内圧が所定以上高くなると、中間接合部105の融着が剥がれ、粘性媒体封入部203の内部に位置する粘性媒体が、薬剤配置部201の方向へ移動する。
このとき、粘性媒体は、排出口形成接合部106の第2傾斜接合部106b、及び、第1傾斜接合部106aに沿って矢印a61方向から矢印a65方向に排出される。つまり、粘性媒体は、粘性媒体移動線L106に沿って移動する。粘性媒体は、中間接合部105から、排出口106d即ち、中間接合部105における接合側部101と折れ側部102との間の距離よりも小さい距離の開口である排出口106dに向かって移動する。このため、粘性媒体は、粘性媒体封入部203に加えられた圧迫の力、つまり、粘性媒体が広い粘性媒体封入部20から狭い排出口106dへ向かう際に粘性媒体に加えられる圧力や、粘性媒体自身の粘性等の特性によって、適度な大きさに裁断される。なお、粘性媒体は、接合側部101の傾斜側部101aに沿って矢印a63方向にも排出される。このため、粘性媒体は、矢印a61方向及び矢印a63方向の交点付近で合流することから、より裁断が促進される。
裁断された粘性媒体は、排出口106dから矢印a67に沿うかたちで、薬剤配置部201に排出される。なお、薬剤配置部201に排出される際には、裁断された粘性媒体は、薬剤受容部205側に排出される。薬剤受容部205には薬剤Tが位置しているため、裁断された粘性媒体と薬剤Tとを容易に一体とできる。これにより、薬剤配置部201の内部に位置する薬剤T及び粘性媒体が一体となった薬剤被覆媒体を生成できる。なお、薬剤Tと粘性媒体とを揉み込むようにすることによって、粘性媒体に薬剤が均一に包含された薬剤被覆媒体を生成できる。
薬剤被覆媒体を生成した後、図7に示すように、薬剤被覆媒体を開端部104方向、つまり、矢印a71方向へ移動させ、薬剤被覆媒体を第1開端部104a上に配置する。そして、第1開端部104aから薬剤被覆媒体を経口投与する。
[その他の実施例]
(1)粘性媒体:前述の実施例1においては、粘性媒体として、いわゆるゼリーを用いたが、所定の粘度、所定の強度を有し、薬剤を被覆し、被覆された複数の薬剤が一体となった薬剤被覆媒体を形成するものであれば例示のものに限定されない。
(2)薬剤:前述の実施例1においては、薬剤として錠剤Tを示したが、薬剤であれば例示のものに限定されない。例えば、ミニタブレット、ペレット、ハードカプセル、ソフトカプセル、包蔵物、顆粒、粉剤、APIであってもよい。
また、薬剤の代わりに、所定の栄養素を補給するためのものであるサプリメントを用いるようにしてもよい。
(3)材質:前述の実施例1においては、薬剤経口投与装置100を形成するシートの材質としてポリプロピレン等を示したが、接合側部101、中間接合部105、排出口形成接合部106を形成できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、アルミニウム等、軟質の材料によって形成するようにしてもよい。また、透明、半透明であってもよい。
(4)収納状態維持部:前述の実施例1においては、閉端部103に形成する切り込みによって収納状態維持部107を構成するとしたが、薬剤経口投与装置を折りたたんだ収納状態を維持できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、図8に示す薬剤経口投与装置300に示すように、端部103に連続する形で、粘性媒体封入部203とは異なる方向に、収納状態維持部307を形成するようにしてもよい。
収納状態維持部307は、端部103に対向して位置する端部収納用開口を有している。図9に示すように、開端部104を折りたたんだ状態で、薬剤配置部20を粘性媒体封入部203に重なるように折りたたむ。また、収納状態維持部307も粘性媒体封入部203に重なるように折りたたむ。そして、折りたたんだ薬剤配置部20の一端を、収納状態維持部307の端部収納用開口に挿入し、携行時における薬剤経口投与装置300の収納状態を維持する。
また、図10に示す薬剤経口投与装置400のように、側部接合領域101rに形成される収納状態維持部407によって収納状態を維持するようにしてもよい。収納状態維持部407は、薬剤配置部20に対応する側部接合領域101rに形成される第1切り欠き407a、第2切り欠き407b、及び、粘性媒体封入部203に対応する側部接合領域101rに形成される第3切り欠き407c、第4切り欠き407dを有している。第1切り欠き407a、第2切り欠き407bは、側部接合領域101rの外部側部101eから薬剤配置部20に向かって狭くなる切れ込みとして形成される。一方、第3切り欠き407c、第4切り欠き407dは、側部接合領域101rの外部側部101eから粘性媒体封入部203に向かって広くなる切れ込みとして形成される。
携行時における収納状態を形成する際には、図11Aに示すように、開端部104を折りたたんだ状態で、図11Aに示すX領域を拡大した図11Bに示すように、第1切り欠き407a、第2切り欠き407bの先端の一部を、第3切り欠き407c、第4切り欠き407dに挿入し、第1切り欠き407a、第2切り欠き407bを、第3切り欠き407c、第4切り欠き407dに係合させる。これにより、薬剤経口投与装置400を収納状態に維持できる。なお、図11Bにおいては、第1切り欠き407a、第2切り欠き407bの斜線部分が、第3切り欠き407c、第4切り欠き407dに係合させた部分を示している。
(5)排出口形成接合部の形状:前述の実施例1における薬剤経口投与装置100では、排出口形成接合部106は、傾斜角度の異なる第1傾斜接合部106a及び第2傾斜接合部106bを有するとしたが、傾斜角度が一定でないものであれば、例示のものに限定されない。例えば、図12に示す薬剤経口投与装置500のように、円弧形状の排出口形成接合部506を形成するようにしてもよい。この場合、円弧状の排出口形成接合部506によって粘性媒体移動線L506が形成される。
また、図13に示す薬剤経口投与装置550のように、前述の実施例1における薬剤経口投与装置100の第1傾斜接合部106a及び第2傾斜接合部106bを複数に分割した分割傾斜接合部206a〜206dを形成するようにしてもよい。この場合、各分割傾斜接合部間の間隔は、粘性媒体が隙間から漏れ出ることなく、各分割傾斜接合部にそって移動できるような距離とすればよい。この場合、粘性媒体は分割傾斜接合部206a〜206dに沿って移動するため、分割傾斜接合部206a〜206d及びその間の空間によって粘性媒体移動線L06が形成される。
(6)支持接合部106c:前述の実施例1における薬剤経口投与装置100では、排出口形成接合部106は、支持接合部106cを有するとしたが、図14に示す薬剤経口投与装置600のように、支持接合部106cを形成しないようにしてもよい。また、図1に示す支持接合部106cと第2傾斜接合部106bとの間の空間を融着するようにし、第1傾斜接合部106a、第2傾斜接合部106b、及び、支持接合部106cを、一体的に融着するようにしてもよい。
(7)側部接合領域101r:前述の実施例1における薬剤経口投与装置100では、側部接合領域101rにおける接合側部101と外部側部101eとは平行に形成されるとしたが、所定の形状の接合側部101を形成できるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、図15に示す薬剤経口投与装置650のように、外部側部651eを接合側部101とは異なる水平形状である側部接合領域651rを形成するようにしてもよい。
(8)傾斜側部101a:前述の実施例1における薬剤経口投与装置100では、接合側部101は傾斜側部101aを有するとしたが、図16に示す薬剤経口投与装置700のように、傾斜側部を有さない接合側部701を形成するようにしてもよい。この場合、接合側部701は、側部接合領域701rの折れ側部102の側の境界に、開端部104の一つの端部104T1と、対応する閉端部703の一つの端部703T1とを結んで、直線上に形成される。なお、折れ側部102は、接合側部01を形成することによって筒状形状としたシートを平面形状に圧接することによって形成される境界に、開端部104の一つの端部104T2と、対応する閉端部703の一つの端部703T2とを結んで、直線上に形成される。
(9)薬剤経口投与装置の筒状形状:前述の実施例1における薬剤経口投与装置100では、1枚のシートの端部を融着し、図1に示すように、一方の側部に接合側部101を形成することによって薬剤経口投与装置100を筒状形状としたが、筒状形状とできるものであれば、例示のものに限定されない。例えば、2枚のシートの両端部を融着し、図17に示す薬剤経口投与装置800のように、一方の側部に接合側部101を形成し、もう一方の側部にも接合側部802を形成するようにしてもよい。
(10)中間接合部105:前述の実施例1においては、中間接合部105は、第1中間接合部105a及び第2中間接合部105bを有するとしたが、いずれか一方だけを形成するようにしてもよい。また、3つ以上の中間接合部を形成するようにしてもよい。
(11)排出口形成部:前述の実施例1においては、排出口形成接合部106によって、粘性媒体を裁断する粘性媒体裁断部を形成するとしたが、排出口形成接合部106を形成せずに、粘性媒体裁断部を形成するようにしてもよい。例えば、図18に示す薬剤経口投与装置800のように、粘性媒体封入部203と薬剤配置部201との間に位置する排出口形成部806を形成する。排出口形成部806は、対向して位置する形成材を島状に融着することによって形成される。排出口形成部806は、排出口形成接合部806a,806bによって構成される。粘性媒体が中間接合部105の接合を破って粘性媒体封入部203から薬剤配置部201に向かって移動する際に、粘性媒体は、排出口形成接合部806a,806bによって形成される排出口806d1〜806d3を通過する。なお、排出口806d1〜806d3は、それぞれ、中間接合部105における接合側部101と折れ側部102との間の距離よりも小さい距離の開口により形成される。
(12)排出口:前述の実施例1において、薬剤経口投与装置100は、一つの排出口106dを有するとしたが、複数の排出口を有してもよい。例えば、図19に示す薬剤経口投与装置900のように、島状接合部906aを有し、島状接合部906aの上、下、それぞれに1つ、合計2つの排出口906d1,906d2を有する排出口形成部906を形成するようにしてもよい。
(13)薬剤経口投与装置の形状:前述の実施例1においては、薬剤経口投与装置100は、接合側部101、折れ部102、及び、閉端部103によって三方が閉じられた形状を有するとしたが、三方が閉じられた袋形状であれば、例示のものに限定されない。例えば、図20に示すように、薬剤経口投与装置1000の外形を、魚形状としてもよい。
本発明は、薬剤と粘性媒体とを分離した状態で収納して、携行可能とし、経口投与する際に、粘性媒体及び薬剤によって形成される薬剤被覆媒体を形成して、経口投与する薬剤経口投与装置として利用できる。
100・・・・・薬剤経口投与装置
101・・・・・接合側部
101a・・・傾斜側部
102・・・・・折れ側部
103・・・・・閉端部
104・・・・・開端部
104a・・・第1開端部
104b・・・第2開端部
104c・・・切り欠き
105・・・・・中間接合部
105a・・・第1中間接合部
105b・・・第2中間接合部
106・・・・・排出口形成接合部
106a・・・第1傾斜接合部
106b・・・第2傾斜接合部
106c・・・支持接合部
106d・・・排出口
106t・・・端部
L106・・・粘性媒体移動線
107・・・・・収納状態維持部
201・・・・・薬剤配置部
203・・・・・粘性媒体封入部
205・・・・・薬剤受容部
300・・・・・薬剤経口投与装置
307・・・・・収納状態維持部
400・・・・・薬剤経口投与装置
407・・・・・収納状態維持部
407a・・・第1切り欠き
407b・・・第2切り欠き
407c・・・第3切り欠き
407d・・・第4切り欠き
500・・・・・薬剤経口投与装置
506・・・・・排出口形成接合部
L506・・・粘性媒体移動線
550・・・・・薬剤経口投与装置
L206・・・粘性媒体移動線
600・・・・・薬剤経口投与装置
700・・・・・薬剤経口投与装置
701・・・・・接合側部
703・・・・・閉端部
800・・・・・薬剤経口投与装置
802・・・・・接合側部
806d1・・排出口
806d2・・排出口
806d3・・排出口
900・・・・・薬剤経口投与装置
906d1・・排出口
906d2・・排出口
1000・・・・薬剤経口投与装置

Claims (10)

  1. 平面形状の所定の形成材によって形成され、開口を有する開端部、及び、閉じられた閉端部であって、前記開端部に対向して位置する閉端部、及び、前記開端部と前記閉端部の対応する端点を結んで形成される2つの側部を有し、前記2つの側部と前記閉端部とによって三方が閉じられた袋形状を有する薬剤類経口投与装置であって、
    薬剤、及び、所定の栄養素を補給するためのサプリメントを含む薬剤類を被覆するための粘性媒体であって、被覆した前記薬剤類と一体化した薬剤被覆媒体を形成する粘性媒体、
    前記2つの側部を結ぶように形成され、対向して位置する前記形成材の接合により形成される中間接合部であって、所定以上の圧力により前記接合が破れる中間接合部、
    前記中間接合部、前記2つの側部、及び、前記閉端部によって形成される空間であって、前記粘性媒体を封入する粘性媒体封入部、
    前記粘性媒体封入部からみて、前記中間接合部を介して前記粘性媒体封入部から前記開端部向かう方向に位置し、前記薬剤類が配置される薬剤配置部、
    前記粘性媒体封入部と前記薬剤配置部との間に位置し、前記粘性媒体を裁断する粘性媒体裁断部であって、前記粘性媒体が前記中間接合部の接合を破って前記粘性媒体封入部から前記薬剤配置部に向かって移動する際に前記粘性媒体が通過する排出口であって、前記中間接合部における前記2つの側部の間の距離よりも小さい距離の開口である排出口を有する粘性媒体裁断部、
    を有する薬剤類経口投与装置。
  2. 請求項1に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記粘性媒体裁断部は、
    前記2つの側部の間の所定の端部位置から、前記開端部から前記閉端部に向かって前記2つの側部の一方との間の距離が増加するように形成され、対向して位置する前記形成材の接合により形成される排出口形成接合部であって、前記端部位置前記2つの側部の一方との間に形成される前記排出口を前記中間接合部よりも前記開端部側に形成する排出口形成接合部を有すること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
  3. 請求項2に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記排出口形成接合部は、
    前記粘性媒体が移動する際に沿う粘性媒体移動線であって、前記開端部から前記閉端部に向かって斜めに形成され、一定した傾斜角度を有さない粘性媒体移動線を有すること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
  4. 請求項2又は請求項3に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記2つの側部の一方は、
    前記開端部から前記閉端部に向かって斜めに形成される傾斜側部であって、前記排出口形成接合部に対向する位置に形成される傾斜側部、
    を有する薬剤類経口投与装置。
  5. 請求項〜請求項4に係るいずれかの薬剤類経口投与装置において、
    前記排出口形成接合部と前記2つの側部の他方とを接続するように形成され、対向して位置する前記形成材を接合する支持接合部であって、前記中間接合部よりも前記開端部側に形成される支持接合部を有すること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。

  6. 請求項1〜請求項に係るいずれかの薬剤類経口投与装置において、
    前記開端部は、
    対向して位置する前記形成材のいずれか一方の前記形成材に、他方の前記形成材を露出する切り欠き有すること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
  7. 請求項1〜請求項6に係るいずれかの薬剤類経口投与装置において、さらに、
    前記開端部を少なくとも1回、前記閉端部側に折りたたんだ収納状態を維持する収納状態維持部、
    を有する薬剤類経口投与装置。
  8. 請求項に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記収納状態維持部は、
    前記閉端部に形成される切れ込みであること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
  9. 請求項に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記収納状態維持部は、
    前記粘性媒体封入部とは反対側に前記閉端部から連続して形成され、前記閉端部側とは異なる端部が、前記収納状態における前記閉端部とは異なる端部を収納するために開口していること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
  10. 請求項に係る薬剤類経口投与装置において、
    前記収納状態維持部は、
    前記2つの側部の少なくとも一方に形成され、前記中間接合部に対して前記開端部側に形成される切れ込みと、前記中間接合部に対して前記閉端部側に形成される切れ込みとを、互いに係合させるものであること、
    を特徴とする薬剤類経口投与装置。
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