JP2011206152A - 併用剤用容器、薬剤用容器及び補助剤用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】服用者各々にとって嚥下補助剤の量が薬剤を嚥下するのに少な過ぎたり多過ぎたりすることなく薬剤を容易に嚥下することができる併用剤用容器、薬剤用容器及び補助剤用容器を提供すること。
【解決手段】薬剤用容器2の接続部5と補助剤用容器3の接続部11とは互いに固定接続可能に構成され、この固定接続によりこれら接続部5,11の連通路5a,11aが互いに連通可能となるように構成されている。具体的には、薬剤用容器2の接続部5と補助剤用容器3の接続部11とは筒状でこの断面が同形の楕円状で、かつ薬剤用容器2の接続部5の内径が補助剤用容器3の接続部11の外径に同一になるように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤とこの薬剤を嚥下するための嚥下補助剤とを分離収容して服用時にこれら薬剤と補助剤とを併用可能な併用剤用容器、薬剤を収容する薬剤用容器及び嚥下補助剤を収容する補助剤用容器に関する。
従来、薬品容器に互いに区画された収容室を設け、これら収容室に粉粒状剤とこの粉粒状剤を押し流して嚥下するためのゼリーとを分離収容し、服用時にこれら収容室を互いに連通可能に構成したものがある(特許文献1を参照)。この従来技術は、粉粒状剤の服用時にこの粉粒状剤の量に合わせてゼリーを調製する困難さを避けようと、このゼリーを予め調整して粉粒状剤と共に収容し、服用時にこの粉粒状剤と共にゼリーを容易に併用するようにしたものである。
特開平10−234820号公報
上記従来技術の薬品容器のゼリーはこの量が粉粒状剤の量に合わせて画一的に定められているので、服用者によって服用すべき粉粒状材の粒径や味の違い、服用者自身の体調及び嗜好から上記ゼリーの量が少な過ぎたり多過ぎたりして上記粉粒状剤全てを簡単に服用できないおそれがある。
本発明は、服用者各々にとって嚥下補助剤の量が薬剤を嚥下するのに少な過ぎたり多過ぎたりすることなく薬剤を容易に嚥下することができる併用剤用容器、薬剤用容器及び補助剤用容器を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、薬剤用容器(2)と補助剤用容器(3)とから構成され、
前記薬剤用容器(2)には、薬剤を収容する収容室(4)と、この収容室(4)に連通する接続部(5)と、取り出し口部(6)とが設けられ、
前記収容室(4)と前記接続部(5)との間に解除自在な連通遮断部(8a)が設けられ、
前記補助剤用容器(3)には、嚥下補助剤を収容する収容室(10)と、この収容室(10)に連通する接続部(11)とが設けられ、
前記収容室(10)と前記接続部(11)との間に解除自在な連通遮断部(8b)が設けられ、
前記薬剤用容器(2)の接続部(5)と前記補助剤用容器(3)の接続部(11)とは互いに固定接続可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記薬剤用容器(2)の接続部(5)は筒状に形成され、この接続部(5)の内周に、前記薬剤用容器(2)の収容室(4)に連通する連通路(5a)が設けられ、
前記補助剤用容器(3)の接続部(11)は前記薬剤用容器(2)の接続部(5)に挿入可能な筒状に形成され、この補助剤用容器(3)の接続部(11)の内周に、前記補助剤用容器(3)の収容室(10)に連通する連通路(11a)が設けられ、
前記薬剤用容器(2)の接続部(5)に前記補助剤用容器(3)の接続部(11)を挿入して固定接続したとき、これら薬剤用容器(2)の接続部(5)の連通路(5a)と補助剤用容器(3)の接続部(11)の連通路(11a)とが互いに連通可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記補助剤容器(3)には前記収容室(10)に連通する接続部(14)がさらに設けられ、この接続部(14)が別の補助剤用容器の接続部と固定接続可能に構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記薬剤用用器(2)の収容室(4)は複数の収容室から構成され、これら複数の収容室の隣り合う収容室間に連通路(17)が設けられ、かつこの連通路(17)に解除自在な連通遮断部(18)が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記薬剤用容器(2)の取出し口部(6)は筒状に形成され、この取り出し口部(6)の先端側の外周には環状の補強部材(9)が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤用容器である。
請求項7に係る発明は請求項1〜5のいずれかに記載の補助剤用容器である。
請求項8に係る発明である薬剤用容器は、薬剤を収容する収容室(4)と、この収容室(4)に連通して設けられた筒状の取出し口部(6)とが設けられ、
前記収容室(4)と前記取出し口部(6)との間に解除自在な連通遮断部(8b)が設けられ、前記連通遮断部(8b)が解除されることによりこの収容室(4)と前記取り出し口部(6)とが連通して前記薬剤を前記取り出し口部(6)から服用可能に構成されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明である補助剤用容器は、嚥下補助剤を収容する収容室(10)と、この収容室(10)に連通して設けられた筒状の取出し口部(11’)とが設けられ、
前記収容室(10)と前記取出し口部(11’)との間に解除自在な連通遮断部(13)が設けられ、前記連通遮断部(13)が解除されることによりこの収容室(10)と前記取り出し口部(11’)とが連通して前記嚥下補助剤を前記取り出し口部(11’)から服用可能に構成されていることを特徴とする。
本発明は、嚥下補助剤の量が異なる補助剤用容器を用意しておくことで服用者側で服用すべき薬剤の粒径や味の違い、服用者自身の体調及び嗜好を考慮して嚥下補助剤が適量である補助剤用容器を選択してこの補助剤用容器を薬剤用容器に接続することができ、これにより服用者各々にとって適量の嚥下補助剤で薬剤を容易に嚥下することを可能にする。しかも嚥下補助剤の量だけではなく味や粘度も異なる補助剤用容器を用意しておくことで服用者は味や粘度を組み合わせて自分に合った嚥下補助剤を選択することができ、服用すべき薬剤をより容易に嚥下することができる。
図1は本発明である併用剤用容器の実施形態の一例を示す図である。 図2は本発明である併用剤用容器の実施形態の一例を示す図である。 図3は本発明である併用剤用容器の実施形態の別例を示す図である。 図4は本発明の薬剤用容器の別実施例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基いて説明する。
図1及び図2は本発明である併用剤用容器の実施形態の一例を示す図である。この本実施形態の一例である併用剤用容器1は薬剤用容器2と補助剤用容器3とから構成されている。
薬剤用容器2には、薬剤を収容する収容室4と、この収容室4に連通する接続部5と、取り出し口部6とが設けられている。接続部5は薬剤用容器2の長手方向一端部2aに配置され、取り出し口部6はこの長手方向の残り一端部2bに配置され、これら接続部5と取り出し口部6との間に収容室4が配置されている。なお薬剤の収容容積を低下させることなく収納時にこの薬剤用用器2が嵩張るのを防ぐため、この薬剤用用器2の断面を楕円状に形成するのが望ましい。また上記薬剤は粉粒状剤、錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセルのいずれでもよく、さらにはこれら薬剤に腸用性や持続、PH応答性のいずれかの基材を混合又は被覆したものでもよい。
上記薬剤用容器2の収容室4は、この接続部側端部4aが薬剤用容器2の長手方向接続部側に向かってテーパ状に縮径して形成され、この取り出し口部側端部4bが薬剤用容器2の長手方向取り出し口部側に向かってテーパ状に縮径して形成されている。これにより上記薬剤用容器2の収容室4はこの両端部4a、4bが薬剤用容器2の長手方向外側に向かってテーパ状に縮径して形成され、この収容室4への内容物(薬剤や嚥下補助剤)の出入りを円滑にしている。この収容室4と接続部5との間には通路7aが設けられ、この接続部側通路7aに解除自在な連通遮断部8aが設けられている。同様に、収容室4と取り出し口部6との間にも通路7bが形成され、この取り出し口部側通路7bにも解除自在な連通遮断部8bが設けられている。なお上記連通遮断部8a,8bは収容室4から接続部5に収容室4の内容物(薬剤又は嚥下補助剤)が移動するのを防止できる位置に設ければよく、例えば収容室4の長手方向端部4a,4bに設けてもよい。
この収容室4は接続部側通路7a及び取り出し口部側通路7bと共に、例えば2枚のシートを対向させて互いの幅方向両外側を溶着することにより幅方向内側に形成されている。なお収容室の幅Wは、この収容室4を服用者が指で容易に押圧することができるように、親指サイズ(例えば15mm〜25mm)にすることが望ましい。
また上記連通遮断部8a(8b)は収容室4と接続部5(取り出し口部6)との間を連通遮断しかつ服用者により容易に解除可能に構成されたものであればよく、例えば上記接続側通路7a及び取り出し口部側通路7bを剥離可能な弱シールで遮断して形成した弱シール部でもよいし、この接続側通路7a及び取り出し口部側通路7bを取り外し自在なクリップで挟着することにより遮断して形成したクリップ部でもよい。なお剥離可能な弱シールとは、収容室4を指で押圧してこの収容室4の内圧を高めることにより剥離させることができるものを言う。
上記薬剤用容器の接続部5は筒状に形成され、この内周には連通路5aが設けられている。この接続部5の一端部は薬剤用容器2の長手方向一端2aに挿入固定され、接続部5の連通路5aと薬剤用容器2の接続部側通路7aとが連通接続している。接続部5の連通路5aを形成する内周面は接続部側通路7aを形成する薬剤用容器2の内周面と面一に接続して流路抵抗が増大したりこれら内周面の境界部に薬剤や嚥下補助剤が滞留するのを防止している。
上記接続部5の一端部が挿入固定される薬剤用容器2の長手方向一端2aには受口部2cが接続部側通路7aに連続して形成されている。この受口部2cは、この接続部5の一端部の挿入側外周面と密着する内周面2dと、接続部5の一端部の挿入側先端面と対向して密着する環状の内奥面2eとを有する。この環状の内奥面2eは内周面2dより径方向内側に突出しかつこの径方向の長さが上記接続部5の挿入側先端面の径方向の長さと略同一になるように形成されている。
上記取り出し口部6は筒状でかつこの断面が楕円状に形成され、この内周には連通路6aが設けられている。この取り出し口部6の一端部は薬剤用容器の長手方向の残り一端2bに挿入固定され、これにより取り出し口部6の連通路6aと薬剤用容器2の取り出し口部側通路7bとが接続している。取り出し口部6の連通路6aを形成する内周面は、取り出し口部側通路7bを形成する薬剤用容器2の内周面と面一に接続して流路抵抗が増大したりこれら内周面の境界部に薬剤や嚥下補助剤が滞留するのを防止している。
取り出し口部6の一端部が挿入固定される薬剤用容器2の長手方向残り一端2bには受口部2fが取り出し口部側通路7bに連続して形成されている。この受口部2fは、この取り出し口部6の一端部の挿入側外周面と密着する内周面2gと、取り出し口部6の一端部の挿入側先端面と対向して密着する環状の内奥面2hとを有する。この環状の内奥面2hは内周面より径方向内側に突出しかつこの径方向の長さが上記取り出し口部6の挿入側先端面の径方向の長さと略同一になるように形成されている。なお併用剤用容器1を動物試験用に用いる場合、この取出し口部6を補強するためこの取り出し口部の先端側の外周に環状の補強部材9が設けてこの補強部材9を動物に噛ませた状態で用いることができる(図1(B)参照)。
補助剤用容器3には、補助剤を収容する収容室10と、この収容室10に連通する接続部11とが設けられている。接続部11は補助剤用容器3の長手方向一端部3aに配置され、この接続部11より長手方向内側に収容室10が配置されている。なお嚥下補助剤の収容容積を低下させることなく収納時にこの補助剤用容器3が嵩張るのを防ぐため、この補助剤用容器3の断面を楕円状に形成するのが望ましい。
上記補助剤用容器3の収容室10はこの接続部側端部10aが補助剤用容器3の長手方向外側(接続部側)に向かってテーパ状に縮径して形成され、この収容室10からの嚥下補助剤の流出を円滑にしている。収容室10と接続部11との間には通路12が設けられ、この接続部側通路12に解除自在な連通遮断部13が設けられている。なお上記連通遮断部13は収容室10から接続部11に収容室10の内容物(嚥下補助剤)が移動するのを防止できる位置に設ければよく、例えば収容室10の長手方向端部10aに設けられてもよい。
この収容室10は接続部側通路12と共に、例えば2枚のシートを対向させて互いの幅方向両外側及び長手方向一端部を溶着することにより幅方向内側に形成されている。なお収容室10の幅Wは、この収容室10を服用者が指で容易に押圧することができるように、親指サイズ(例えば15mm〜25mm)にすることが望ましい。
また上記連通遮断部13は薬剤用容器2の連通遮断部8a,8bと同様、収容室10と接続部11との間を連通遮断しかつ服用者により解除可能に構成されていればよく、例えば上記接続側通路12を剥離可能な弱シールで遮断して形成した弱シール部でもよいし、この接続側通路12を取り外し自在なクリップで挟着することにより遮断して形成したクリップ部でもよい。なお剥離可能な弱シールとは、収容室10を指で押圧してこの収容室10の内圧を高めることにより剥離させることができるものを言う。
上記補助剤用容器3の接続部11は筒状でかつ断面が楕円状に形成され、この内周には連通路11aが設けられている。この接続部11の一端部は補助剤用容器3の長手方向一端3aに挿入固定され、これにより接続部11の連通路11aと補助剤用容器3の接続部側通路12とが連通接続している。接続部11の連通路11aを形成する内周面は、接続部側通路12を形成する補助剤用容器3の内周面と面一に接続している。
上記接続部11の一端部が挿入固定される補助剤用容器3の長手方向一端には受口部3bが接続部側通路12に連続して形成されている。この受口部3bは、この接続部11の一端部の挿入側外周面と密着する内周面3cと、接続部11の一端部の挿入側先端面と対向して密着する環状の内奥面3dとを有する。この環状の内奥面3dは内周面3cより径方向内側に突出しかつこの径方向の長さが上記接続部11の挿入側先端面の径方向の長さと略同一になるように形成されている。
薬剤用容器2の接続部5と補助剤用容器3の接続部11とは互いに固定接続可能に構成され、この固定接続によりこれら接続部5,11の連通路5a,11aが互いに連通可能となるように構成されている。具体的には、薬剤用容器2の接続部5と補助剤用容器3の接続部11とは筒状でこの断面が同形の楕円状で、かつ薬剤用容器2の接続部5の内径が補助剤用容器3の接続部11の外径に略同一に形成されている。これにより薬剤用容器2の筒状の接続部5に補助剤用容器3の筒状の接続部11を互いの軸心を一致した状態で圧入したとき、薬剤用容器2の接続部5の内周面と補助剤用容器3の接続部11の外周面とが密着して固定接続することができる。薬剤用容器2の接続部5の、補助剤用容器3の接続部11の挿入側の端部には切り欠き5cが設けられ(図1(C)参照)、この切り欠き5cが補助剤用容器3の接続部11の挿入により押し広げられ、この押し広げられた分だけこの補助剤用容器3の接続部11の挿入を円滑にする。
上記併用剤用容器1の使用方法は次の通りである。服用者は、薬剤用容器2に収容された薬剤の量、粒径や味に合わせて所望の量、味及び粘度の嚥下補助剤を収容した補助剤用容器3を選択する。服用者は薬剤用容器2の接続部5に、自分が選択した補助剤用容器3の接続部11を挿入して固定接続し、これら接続部5,11の連通路5a,11aを互いに連通させる。次いで、連通遮断部13,8a,8bを服用者が任意に解除することにより、補助剤用容器3と薬剤用容器2とを連通させ、補助剤用容器3から嚥下補助剤を薬剤用容器2に流れ込ませてこの嚥下補助剤で薬剤を包み込み(マスキングし)、このマスキングした状態で薬剤を薬剤用容器2の取り出し口部6から嚥下補助剤と共に服用する。
なお上記実施形態は薬剤用容器2と補助剤用容器3とを固定接続して薬剤及び嚥下補助剤を併用して服用するものとして説明しているが、本発明はこれに限定されず、薬剤用容器2と補助剤用容器3とを接続することなく薬剤用容器2(補助剤用容器3)を単独使用して薬剤(嚥下補助剤)のみを服用するようにしてもよい。例えば薬剤用容器2の場合、薬剤用容器2の接続部5の開口端にキャップ等の閉塞部5bを設けることによりこの開口端から薬剤漏れを防止して薬剤のみを服用可能な構成となる。一方補助剤用容器3の場合、接続部11を取り出し口部11’として用いればよい。
図3は、本発明である併用剤用容器の実施形態の別例を示す図である。図3の併用剤容器の構成は、薬剤用容器2に固定接続した補助剤用容器3が別の補助剤用容器(図示せず)と固定接続可能に構成されることを除いて、図1,2の併用剤用容器と同様の構成である。同一の構成要素は同一の参照符号により示されている。
図3に示されるように、薬剤用容器2に固定接続した補助剤用容器3は別の補助剤用容器と固定接続可能に構成されている。このため薬剤と併用する嚥下補助剤の量を容易に増やすことができる。この補助剤容器3は、薬剤用容器2の接続部5と固定接続する接続部11とは別の接続部14が、この薬剤用容器2とは反対側の長手方向端部3bに設けられている。この接続部14は別の補助剤用容器の接続部と固定接続可能に構成され、これら接続部の固定接続可能な構成は図1,2の薬剤用容器の接続部と補助剤用容器の接続部との固定接続可能な構成と同様である。
この補助剤用容器3の収容室10は別の補助剤用容器用の接続部14側の長手方向端部10bが薬剤用容器2の長手方向外側に向かってテーパ状に縮径して形成されている。この収容室10と別の補助剤用容器用の接続部14との間には通路15が設けられ、この接続部側通路15に解除自在な連通遮断部16が設けられている。
なお図3の実施形態は複数の補助剤用容器を固定接続可能にする構成であるが、本発明は、複数の補助剤用容器を固定接続可能にする構成に限定されず、例えば図3の補助剤用容器を薬剤用容器にみなすことにより複数の薬剤用容器を固定接続可能にする構成をも含む。これにより薬剤の量を容易に増やしたり複数種の薬剤を組み合わせて服用したりすることが容易にできる。
図4は、本発明である併用剤用容器の薬剤用容器の別実施例を示す図である。図4の薬剤用容器3は図1,2の薬剤用容器の収容室4を複数の収容室4a,4bから構成したものである。これら収容室4a,4bは薬剤用容器2の長手方向に沿って順次配置され、隣り合う収容室間にはこれら収容室同士を連通する通路17が設けられている。この収容室間の通路17には解除自在な連通遮断部18が設けられている。このため複数種の薬剤を組み合わせて服用することが容易にできる。なお図4は薬剤用容器に複数の収容室を設けたものを図示したものであるが、本発明はこれに限定されず、補強剤用容器に複数の収容室を設けてもよい。
1…併用剤用容器
2…薬剤用容器
3…補助剤用容器
4…収容室
5…接続部
5a…連通路
6…取り出し口部
8a…連通遮断部
9…補強部材
10…収容室
11…接続部
11’…取り出し口部
11a…連通路
13…連通遮断部
14…接続部
17…連通路

Claims (9)

  1. 薬剤用容器(2)と補助剤用容器(3)とから構成され、
    前記薬剤用容器(2)には、薬剤を収容する収容室(4)と、この収容室(4)に連通する接続部(5)と、取り出し口部(6)とが設けられ、
    前記収容室(4)と前記接続部(5)との間に解除自在な連通遮断部(8a)が設けられ、
    前記補助剤用容器(3)には、嚥下補助剤を収容する収容室(10)と、この収容室(10)に連通する接続部(11)とが設けられ、
    前記収容室(10)と前記接続部(11)との間に解除自在な連通遮断部(8b)が設けられ、
    前記薬剤用容器(2)の接続部(5)と前記補助剤用容器(3)の接続部(11)とは互いに固定接続可能に構成されていることを特徴とする併用剤用容器。
  2. 前記薬剤用容器(2)の接続部(5)は筒状に形成され、この接続部(5)の内周に、前記薬剤用容器(2)の収容室(4)に連通する連通路(5a)が設けられ、
    前記補助剤用容器(3)の接続部(11)は前記薬剤用容器(2)の接続部(5)に挿入可能な筒状に形成され、この補助剤用容器(3)の接続部(11)の内周に、前記補助剤用容器(3)の収容室(10)に連通する連通路(11a)が設けられ、
    前記薬剤用容器(2)の接続部(5)に前記補助剤用容器(3)の接続部(11)を挿入して固定接続したとき、これら薬剤用容器(2)の接続部(5)の連通路(5a)と補助剤用容器(3)の接続部(11)の連通路(11a)とが互いに連通可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の併用剤用容器。
  3. 前記補助剤容器(3)には前記収容室(10)に連通する接続部(14)がさらに設けられ、この接続部(14)が別の補助剤用容器の接続部と固定接続可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の併用剤用容器。
  4. 前記薬剤用用器(2)の収容室(4)は複数の収容室から構成され、これら複数の収容室の隣り合う収容室間に連通路(17)が設けられ、かつこの連通路(17)に解除自在な連通遮断部(18)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の併用剤用容器。
  5. 前記薬剤用容器(2)の取出し口部(6)は筒状に形成され、この取り出し口部(6)の先端側の外周には環状の補強部材(9)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の併用剤用容器。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の併用剤用容器に用いられる薬剤用容器。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の併用剤用容器に用いられる補助剤用容器。
  8. 薬剤を収容する収容室(4)と、この収容室(4)に連通して設けられた筒状の取出し口部(6)とが設けられ、
    前記収容室(4)と前記取出し口部(6)との間に解除自在な連通遮断部(8b)が設けられ、前記連通遮断部(8b)が解除されることによりこの収容室(4)と前記取り出し口部(6)とが連通して前記薬剤を前記取り出し口部(6)から服用可能に構成されていることを特徴とする薬剤用容器。
  9. 嚥下補助剤を収容する収容室(10)と、この収容室(10)に連通して設けられた筒状の取出し口部(11’)とが設けられ、
    前記収容室(10)と前記取出し口部(11’)との間に解除自在な連通遮断部(13)が設けられ、前記連通遮断部(13)が解除されることによりこの収容室(10)と前記取り出し口部(11’)とが連通して前記嚥下補助剤を前記取り出し口部(11’)から服用可能に構成されていることを特徴とする補助剤用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530804A (ja) * 2014-10-08 2017-10-19 フェッター ファルマ−フェルティグング ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 注射を準備するためのシステムおよび方法

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