JP2004305722A - 薬剤バッグ - Google Patents

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健司 大森
Masanori Ikenoue
正紀 池ノ上
Minoru Honda
稔 本田
Masanobu Iwasa
昌暢 岩佐
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Abstract

【課題】 一連の投与作業を行う過程において被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認せしめ、もって薬剤を適正に投与することができる薬剤バッグを提供する。
【解決手段】 薬剤を収容可能な薬剤収容室4を有するバッグ本体2と、薬剤を排出可能な排出ポート3とを備え、上記バッグ本体2には、薬剤収容室4を区画室5、7に区画する弱シール部4a、4bが設けられ、何れか一方の区画室5,7の室内圧力を高めることにより当該区画室5、7と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バック1において、上記バッグ本体2に対して剥離可能に取付けられた被覆シート52をさらに備え、この被覆シートが薬剤収容室4内の薬剤の排出を妨げるように上記排出ポート3に対して剥離可能に取付けられるポート接続部52cを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグに関するものである。
静脈注射等により患者に投与される薬剤として複数の薬剤を混合して使用するものがあり、このような薬剤には予め混合しておくと時間経過とともに変質する不安定なものがある。そして、従来から、このような不安定な薬剤を保管する場合には、この薬剤を構成する混合前の薬剤を個別に収容する複数の区画室を備え、使用時に各区画室を連通させて各区画室に収容されている薬剤を混合するように構成された薬剤バッグを用いるのが一般的である。
ところで、薬剤の中には長時間にわたって光に晒されると劣化するものがあり、このような光変異性の薬剤を上記区画室に収容する場合には当該区画室がアルミ箔層部等の遮光層部により被覆された薬剤バッグを用いることがある。
このような遮光層部を有する薬剤バッグは、例えば特許文献1に開示されるように、剥離可能な弱シール部によって、バッグ本体内が液剤を収容する液剤収容室と光変異性の乾燥薬剤を収容する薬剤収容室とに区画されている。この薬剤収容室を構成する内壁は、透明な可撓性シートから構成され、この内壁内の薬剤を遮光するように当該内壁を被覆するアルミ加工フィルムや着色フィルムからなる遮光層部を有する外壁がバッグ本体に対して剥離可能に取付けられている。
そして、通常、上記薬剤バックの使用時には、上記液剤収容室を手で押圧することにより当該液剤収容室内を加圧させ、このとき発生する液剤の圧力を利用して上記弱シール部を剥離させることにより液剤収容室と薬剤収容室とを連通させ、各収容室内の薬剤を混合する。次いで、バッグ本体に設けられたハンガー孔をバッグスタンドの係止部に掛け吊す等の作業が行われるとともに、薬剤を患者へ注入するためのチューブ等が薬剤バックのポートに接続され、薬剤バック内の混合された薬剤が患者へ投与されることとなる。一方、上記一連の投与作業に加え、適正な状態の薬剤を投与するため、上記外壁を剥離して透明な可撓性シートを通して薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認することとしている。
特許第3079403号明細書
しかしながら、上記特許文献1の薬剤バッグを使用する場合、上記視覚的な確認の必要性を喚起しているにもかかわらず、例えば、使用者の慣れに伴い外壁(以下、被覆シートと示す)の剥離が行われないことや、煩雑時に使用者が被覆シートの剥離を失念してしまうことがあり、このような場合には、上記薬剤収容室内の薬剤を視覚的に確認することなく、一連の投与作業を行うこととなる結果、本来混合すべき薬剤を非混合のままで患者へ投与したり、外観の変化した薬剤をそのまま混合して患者へ投与したりするおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、一連の投与作業を行う過程において被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認せしめ、もって薬剤を適正に投与することができる薬剤バッグを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明は、薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
上記薬剤収容室内の薬剤の排出を妨げるように上記排出ポートの少なくとも一部に対して剥離可能に取付けられるポート接続部とを備えていることを特徴とするものである。
この発明によれば、上記被覆シートのポート接続部が薬剤収容室内の薬剤の排出を妨げるように排出ポートに取付けられているため、薬剤バッグを使用する場合には、薬剤を排出するための一連の投与作業として、排出ポートからポート接続部を剥離する必要が生じる。そして、排出ポートからポート接続部を剥離する過程においては、上記被覆シートの一部を構成するポート接続部が排出ポートから剥離されることに伴い、被覆シートがバッグ本体に取付けられていること及び、当該被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにポート接続部が排出ポートから剥離されることに応じて、このポート接続部を備える被覆シート全体をバッグ本体から剥離することが可能となる結果、被覆シートの遮光部もバッグ本体から剥離され、当該遮光部により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記のように、上記薬剤バッグは、一連の投与作業を行う過程において、被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認させることができる結果、薬剤を適正に投与することができる。
上記薬剤バッグにおいて、上記ポート接続部は、上記排出ポートの排出口を閉塞するように取付けられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記ポート接続部が排出ポートの排出口を閉塞することにより、薬剤収容室内の薬剤の排出を妨げることとしているため、使用者は、薬剤バックを使用する場合に、薬剤を患者へ投与するためのチューブ等を当該排出口に対して接続するためにポート接続部を排出ポートの排出口から剥離することとなり、この剥離作業の過程において、剥離シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者に対して確実に認識させることができる。
本発明の別の態様は、薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられる一方、上記排出ポートには、排出ポートの使用時に取り外されるタンパーシールが設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
上記タンパーシールに対して取付けられるシール接続部とを備えていることを特徴とするものである。
この態様によれば、上記被覆シートのシール接続部が排出ポートの使用時に取り外されるタンパーシールに対して取付けられているため、薬剤バッグを使用する場合には、薬剤を排出するための一連の投与作業として含まれるタンパーシールの取り外し作業と連動して、シール接続部もバッグ本体に対して変位させられることとなる。そして、シール接続部が取付けられたタンパーシールを排出ポートから剥離することに伴い、被覆シートがバッグ本体に取付けられていること及び、当該被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにタンパーシールが排出ポートから取り外されることに応じて、当該タンパーシールに取付けられたシール接続部を備える被覆シート全体をバッグ本体から剥離することが可能となる結果、被覆シートの遮光部もバッグ本体から剥離され、当該遮光部により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記のように、一連の投与作業を行う過程において、被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認させることができる結果、薬剤を適正に投与することができる。
また、上記のようにタンパーシールに対してシール接続部を接続することとしているため、従来通り薬剤バッグを製造する過程において、被覆シートを被覆する際に上記シール接続部をタンパーシールに接続することとすれば、従来の薬剤バッグの製造方法を可及的に維持した状態で、比較的に容易に本発明の薬剤バッグを製造することができる。
なお、上記タンパーシールとは、薬液バッグが未使用品であることを証明するために設けられたシールであり、換言すると、タンパーシールを取り外さないことには、上記排出ポートから薬液を排出できないようになっている。
本発明の別の態様は、薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
上記排出ポートを被覆する被覆ポジションから排出ポートを露出する露出ポジションへ変位自在なポート被覆部とを備えていることを特徴とするものである。
この態様によれば、上記被覆シートのポート被覆部が排出ポートを被覆する被覆ポジションから排出ポートを露出する露出ポジションへ変位自在に配設されているため、薬剤バッグを使用する場合には、薬剤を排出するために上記被覆ポジションにあるポート被覆部を露出ポジションへ変位させる必要が生じる。そして、ポート被覆部を露出ポジションへ変位させる過程においては、上記被覆シートの一部を構成するポート被覆部が露出ポジションへ変位されることに伴い、被覆シートがバック本体に取付けられていること及び、当該被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにポート被覆部が露出ポジションへ変位されることに応じて、このポート被覆部を備える被覆シート全体をバッグ本体から剥離することが可能となる結果、被覆シートの遮光部もバッグ本体から剥離され、当該遮光部により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記のように、一連の投与作業を行う過程において被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認させることができる結果、薬剤を適正に投与することができる。
上記薬剤バッグにおいて、上記バッグ本体の両表面が相対向する一対の被覆シートにより被覆されるとともに、これら被覆シートの相対向する一対のポート被覆部が互いに剥離可能に接合されることにより、上記被覆ポジションが構成される一方、各ポート被覆部が互いに剥離されることにより上記露出ポジションが構成されることが好ましい。
上記構成によれば、薬剤バッグを使用する場合には、各ポート被覆部を互いに剥離する必要が生じ、この剥離の過程において、各被覆シートの一部をそれぞれ構成する各ポート被覆部が剥離されることに伴い、各被覆シートがバッグ本体に取付けられていること及び、当該各被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のように各ポート被覆部が剥離されることに応じて、各ポート被覆部を備える一対の被覆シート全体をそれぞれバッグ本体から剥離することが可能となる結果、各被覆シートの遮光部もそれぞれバッグ本体から剥離され、当該各遮光部により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記薬剤バッグにおいて、上記排出ポートと連通する区画室は、薬剤が非充填の空室に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、仮に各区画室内の薬剤が非混合の状態で、一連の投与作業が実施された場合であっても、排出ポートと連通する区画室内が空室に形成されているため、薬剤収容室内の薬剤を非排出に維持することが可能となる結果、不適正な薬剤の投与を抑制することができる。
上記薬剤バッグにおいて、上記ポート接続部、ポート被覆部及び、シール接続部の何れか一つにおける上記バック本体に対する離反側の表面には、上記バッグ本体と被覆シートとを剥離する必要がある旨を表示する連絡欄が形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、上記ポート接続部、ポート被覆部及び、シール接続部が一連の投与作業を行う過程において操作される場合に、被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者に対してより確実に認識させることができる。
本発明は、上記被覆シートのポート接続部が薬剤収容室内の薬剤の排出を妨げるように排出ポートに取付けられているため、薬剤バッグを使用する場合には、薬剤を排出するための一連の投与作業として、排出ポートからポート接続部を剥離する必要が生じる。そして、排出ポートからポート接続部を剥離する過程においては、上記被覆シートの一部を構成するポート接続部が排出ポートから剥離されることに伴い、被覆シートがバッグ本体に取付けられていること及び、当該被覆シートがバッグ本体から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにポート接続部が排出ポートから剥離されることに応じて、このポート接続部を備える被覆シート全体をバッグ本体から剥離することが可能となる結果、被覆シートの遮光部もバッグ本体から剥離され、当該遮光部により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記のように、本発明の薬剤バッグは、一連の投与作業を行う過程において、被覆シートの剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認させることができる結果、薬剤を適正に投与することができる。
以下本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態の薬剤バッグは、光変異性の粉末の薬剤と溶解液(液剤)との2種類の薬剤(ここでは、溶解液や希釈液等を含めた広い概念で用いる)を混合するものについて説明するが、混合する薬剤やその性質、種類等はこれに限定するものではない。すなわち、混合する薬剤の中に液剤、及び光変異性の薬剤が含まれていればよく、例えば、光変異性の液剤と、粉末若しくは固形の薬剤、又は希釈液としての液剤等とを混合するものであってもよく、また、混合する薬剤も3種類以上であってもよい。ここで、遮光される薬剤とは、光に晒されると変異する光変異性の薬剤はもちろんのこと、酸化、吸湿、水分蒸散を防止する目的からアルミシート等の遮光シートにより被覆される薬剤も含まれる。
図1は、本発明の実施形態に係る薬剤バッグを示す正面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。これらの図に示すように、薬剤バッグ1は、正面視略縦長矩形状のバッグ本体2と、このバッグ本体2の下部に設けられた排出ポート3とを備えている。
上記バッグ本体2は、その内部に薬剤を収容可能な薬剤収容室4を備え、この薬剤収容室4が弱シール部4a、4bにより上部区画室5と、下部区画室7に区画されている。この上部区画室5は、光変異性の粉末の薬剤(例えば、塩酸ミノサイクリン)を収容するように構成されている一方、下部区画室7は、上記粉末の薬剤を溶解するための溶解液(例えば、生理食塩水)を収容するように構成されている。具体的には、このバッグ本体2は、上部区画室5を構成する上部収容容器6と、下部区画室7を構成する下部収容容器8とを備え、予め別体として形成されたこれらの収容容器6、8が各区画室5、7を連通し得るように連結されている。
なお、区画室の数やバッグ本体2内の配置態様等は、特に限定されるものではなく、混合すべき薬剤の種類やその態様等を考慮して適宜設定される。
上部収容容器6は、正面視略矩形状を呈する可撓性容器であり、上記上部区画室5内に水分と光を透過しないように構成されている。この上部収容容器6は、遮光層70を有するリアシート50と、このリアシート50の前面に配設されたフロントシート51とを備え、これらの周縁部が溶着接合されることにより、全体として袋状に形成されている。また、上記上部収容容器6の上端部近傍には、上記リアシート50及びフロントシート51を貫通した状態で、薬剤バッグ1の使用時にバックスタンド等に吊り下げるためのハンガー孔54が設けられている。
上記リアシート50は、光を遮断する遮光層70と、周縁部においてフロントシート51と強固に溶着し得る熱可塑性樹脂からなる最内層とを含む積層シートにより構成される。具体的に、リアシート50は、図3に示すように、最内層から順にポリエチレン、ポリプロピレン又は、これらの混合物等の熱可塑性樹脂からなる溶着層71と、アルミが蒸着されたPET(ポリエチレンテレフタレート)やナイロン(ポリアミド)或いはアルミ等からなる遮光層70と、PETやナイロン等からなる補強層72が積層されて構成されている。そして、上記遮光層70により、上部区画室5に収容された薬剤がリアシート50を通して光に晒されることから回避される結果、このリアシート50を通して上部区画室5内が視覚的に確認できない状態とされている。なお、本実施形態では、上記遮光層70は、水分及び、酸素も透過できないように構成されている。
上記フロントシート51は、周縁部においてリアシート50と溶着し得る熱可塑性樹脂からなる最内層を含む積層シートであって、このフロントシート51を通して上部区画室5内を視覚的に確認することができるように全体として透明のシート(半透明、着色透明シートも含む)により構成されている。具体的に、上記フロントシート51は、図3に示すように最内層から順にポリエチレン、ポリプロピレン又は、これらの混合物等の熱可塑性樹脂からなる溶着層73と、シリカやアルミナが蒸着されたPETやナイロン或いはEVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)等からなって水分及び、酸素を透過し難いように構成されたバリア層74と、PETやナイロン等からなる補強層75と、ポリエチレン、ポリプロピレン及び、PET等からなる弱溶着層76が積層されて構成されている。上記フロントシート51の溶着層73は、上記リアシート50の溶着層71と相溶性の高い熱可塑性樹脂が採用されることにより、リアシート50とフロントシート51とを強固に溶着することができるようになっている。
上記リアシート50とフロントシート51とは、上端部及び左右側縁部においては溶着により強固に接合されている一方、下端部においては、下端部から若干退入した部分において弱シール用シート40が介設され、この弱シール用シート40を介して弱溶着(接合強度が他の溶着部分に比して小さくなるような溶着)により接合されている(図4参照)。すなわち、上記上部収容容器6の下端部には、弱シール用シート40を用いて弱シール部4aが形成され、この弱シール部4aは、上下区画室5、7の少なくとも何れか一方の室内圧力を高めることにより剥離する(シール状態が解除される)ように構成されている。具体的には、この弱シール用シート40は、リアシート50及び、フロントシート51の溶着層71、73を構成する熱可塑性樹脂と相溶性の小さい熱可塑性樹脂により形成されている。例えば、溶着層71、73としてポリエチレン系の合成樹脂が採用されている場合には、弱シール用シート40としてポリエチレンと、ポリエチレンと相溶性をもたない樹脂(例えば、ポリプロピレン)との混合物が好適に採用される。このように弱シール用シート40を構成する熱可塑性樹脂として、溶着部71、73を構成する熱可塑性樹脂と相溶性の小さい熱可塑性樹脂を採用しているので、上記フロントシート51とリアシート50とは、上記弱シール部4aを介して比較的容易に剥離可能な状態で溶着されることとなる。
また、上部収容容器6は、上記上部区画室5の前面を被覆するとともに、上記フロントシート51の前面に対して剥離可能に接合された被覆シート52を備えている。
上記被覆シート52は、光を遮断する遮光層77と、フロントシート51の最外層(本実施形態では、弱溶着層76)を構成する熱可塑性樹脂と相溶性の小さい熱可塑性樹脂からなる最内層とを含む積層シートにより構成されている。具体的に、被覆シート52は、図3に示すように、最内層から順に上記最内層としての弱溶着層78と、アルミが蒸着されたPETやナイロン或いはアルミ箔等からなる遮光層77と、PETやナイロン等からなる補強層79とが積層されて構成されている。そして、上記弱溶着層78を構成する熱可塑性樹脂としては、フロントシート51の弱溶着層76を構成する熱可塑性樹脂と相溶性の小さい熱可塑性樹脂が採用され、例えば、弱溶着層76がポリエチレンにより構成されている場合には、ポリプロピレン、或いはポリプロピレンがブレンドされたポリエチレン等が採用されるため、上記フロントシート51と被覆シート52とは、比較的容易に剥離可能な状態で溶着されることとなる。
なお、上記被覆シート52は、所定部分において溶着され、フロントシート51に剥離可能に接合されているが、これらの両シート51、52の具体的接合構造は、これに限定されるものではなく、例えば、被覆シート52とフロントシート51との少なくとも何れか一方の接合面に粘着層を設け、この粘着層を介して剥離可能に接合されるものであってもよい。
また、上記被覆シート52は、上部区画室5に収容された光変異性の薬剤を遮光する、すなわち、上記遮光層77を有する遮光部52aと、この遮光部52aの下端から延出され、下部区画室7の前方に配設される舌部52bと、この舌部52bの下端から上記排出ポート3まで延設され、当該排出ポート3の下端部に配置された排出口3aを被覆するように排出ポート3に対して剥離可能に溶着されたポート接続部52cとを備えている。なお、本実施形態では、上記遮光部52a、舌部52b及び、ポート接続部52cが一枚のシートによって、被覆シート52として形成されているが、これに限定されることはなく、上記遮光部52a、舌部52b及び、ポート接続部52cをそれぞれ別々に形成した後、これらを一体的に接合し、被覆シート52を構成するようにしてもよい。
上記被覆シート52の遮光部52aは、図1及び、図2に示すように、その周縁部Pにおいて上部区画室5の前面を被覆した状態でフロントシート51に剥離可能に接合されている。そして、この被覆シート52がフロントシート51に接合されている状態では、上記遮光部52aにおける遮光層77により、上部区画室5に収容された薬剤がフロントシート51を通して光に晒されることから回避される結果、薬剤バッグ1の外部からフロントシート51を通して上部区画室5内を視覚的に確認することができない状態となっている。一方、上記被覆シート52が剥離されると、フロントシート51を通して上部区画室5内を視覚的に確認することできる状態となる。
上記舌部52bは、上記遮光部52aの幅寸法より若干小さい幅寸法に設定され、下部収容容器8の表面に沿うように上下方向に延びている。一方、上記ポート接続部52cは、上記舌部52bの幅寸法より小さく、排出ポート3の幅寸法より若干大きい幅寸法に設定されている。また、ポート接続部52cの下端部は、後方側へ折り曲げられた状態で、その上面(すなわち、折り曲げられる以前の後面)が排出ポート3の下面に対して剥離可能に溶着され、排出ポート3の下方へ向けて開口する排出口3aを被覆するようになっている。さらに、ポート接続部52cの後端部(すなわち、折り曲げられる前の下端部)は、排出ポート3よりも後方側まで延設され、この延設部分が、ポート接続部52cを排出ポート3から剥離する場合に掴まれる剥がし代52dとして機能するようになっている。
このように、上記構成の上部収容容器6は、リアシート50の遮光層70と被覆シート52の遮光部52aにおける遮光層77により略完全に被覆されている。すなわち、上記収容容器6内の上部区画室5が上記遮光部52aにより被覆されているため、この上部区画室5内へ差し込む光を遮断することができる結果、上部区画室5に収容された薬剤が光に晒されて、その外観等が変化してしまうことから回避される。また、上部収容容器6は、上部区画室5が遮光部52aにより被覆されている場合には、上部区画室5内の薬剤を視覚的に確認することができない状態となる一方、上記遮光部52aを上部区画室5から剥離した場合には、上部区画室5内を視覚的に確認可能な状態となり、遮光部52aを剥離することにより収容された薬剤の状態を確認することができる。
一方、下部収容容器8は、正面視略矩形状を呈する可撓性容器であり、上記下部区画室7内に液剤を収容し得るように構成されている。この下部収容容器8は、熱可塑性樹脂を含む筒状のシートの上下端部が溶着により接合されることにより、全体として袋状に形成され、その下端縁の略中央部には、上記排出ポート3が下部区画室7に連通した状態で設けられている。
具体的には、上記下部収容容器8は、全体として透明なシート(半透明、着色透明シートを含む)により内部が視覚的に確認可能に構成され、その側面に内容量等を示す目盛り等が印刷されている(図示せず)。この下部収容容器8を形成する透明筒状シートは、ポリエチレン又は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂により形成されたシートである。なお、上記下部収容容器8を形成する透明筒状シートは、上記単層構造のものに限定されるものではなく、複層構造のもの、例えば最内層から順にポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる内面層、シリカが蒸着されたPET等からなるバリア層、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる外面層が積層されて構成されているものであってもよい。
この筒状透明シートの具体的接合構造は、下端部においては上記ポート3を挟持した状態で溶着により強固に接合されている一方、上端部においては上記上部収容容器6の下端縁から突出する弱シール用シート40の下端部を介設した状態で溶着により接合されている(図4参照)。すなわち、本実施形態の薬剤バッグ1では、下部収容容器8の上端部の閉塞工程と、上部収容容器6及び下部収容容器8の連結工程とが同時に行われることとなる。
具体的には、下部収容容器8の上端開口部に弱シール用シート40の下端部が挿入されるとともに、上記リアシート50とフロントシート51との間に上部収容容器8の上端部が挟みこまれ、この状態の重ね合わせ部分が溶着されることにより上部収容容器6と下部収容容器8とが連結されている。また、上記溶着時において、上記弱シール用シート40の下端部が上記筒状透明シートに溶着されて弱シール部4bが形成されることとなる。上記弱シール用シート40は、上記透明筒状シートの内面層を構成する熱可塑性樹脂と相溶性の小さい熱可塑性樹脂により形成されているため、この弱シール部4bも、上記区画室5、7の何れか一方の室内圧力を高めることにより透明筒状シートの内面から剥離することとなる。なお、本実施形態においては、1枚の弱シール用シート40を用いて、上記弱シール部4a、4bを形成することとしているが、これに限定されることはなく、各弱シール部4a、4bに対応した2枚の弱シール用シート40を用いて形成するようにしてもよい。
上記排出ポート3は、下方に向けて開口する排出孔3aと、この排出孔3aの内部に配設された被穿孔部(図示せず)とを備えている。この被穿孔部は、弾性を有する合成樹脂等で形成され、穿刺針等が突き刺されることにより当該針内へ薬剤収容室内の薬剤を排出可能に構成される一方、当該針が引抜かれることにより弾性力に応じた復元力によって薬剤収容室内の薬剤が排出不可となるように上記排出孔3aを閉塞するように構成されている。本実施形態においては、上記排出ポート3の排出孔3aが上記被覆シート52のポート接続部52cにより被覆されているため、当該ポート接続部52cを排出ポート3から剥離した場合に、上記被穿孔部が露出されるとともに、この被穿孔部へ穿刺針等を突き刺すことができるようになっている。
次に、以上のように構成された薬剤バッグを使用する場合の手順について説明する。
まず、上記排出ポート3の被穿孔部を露出させるために、上記ポート接続部52cの剥がし代52dを掴んでこれを下方へ向けて変位させ、当該ポート接続部52cを排出ポート3から剥離する。さらに、ポート接続部52cを前方側へ変位させることにより、上記周縁部Pにおいて接合された遮光部52aがフロントシート51から剥離されることとなる。
次いで、バッグ本体2の下部収容容器8を手で押圧し、下部区画室7の室内圧力が高まると、この圧力に応じて弱シール部4a、4bが剥離して上下両区画室5、7が連通した状態となる。この状態で薬剤バッグ1を上下に振動させ、両区画室5、7に収容されている薬剤を混合する。すなわち、上部区画室5に収容されている薬剤を下部区画室7に収容されている溶解液に溶解させ、患者に投与する混合薬剤を調整する。
そして、バッグ本体2のハンガー孔54にバッグスタンドの係止部を挿入して、薬剤バッグ1(バッグ本体2)を掛け吊るし、排出ポート3の被穿孔部に対して穿刺針を突き刺して、当該穿刺針に接続されたチューブを介してバッグ本体2内の混合した薬剤を患者に投与する。
以上説明したように、上記薬剤バッグ1によれば、上記被覆シート52のポート接続部52cが排出ポート3の排出口3aを被覆することにより、薬剤収容室4内の薬剤の排出を妨げるように当該排出ポート3に取付けられているため、薬剤バッグ1を使用する場合には、薬剤を排出するための一連の投与作業として、排出ポート3からポート接続部52cを剥離する必要が生じる。そして、排出ポート3からポート接続部52cを剥離する過程においては、上記被覆シート52の一部を構成するポート接続部52cが排出ポート3から剥離されることに伴い、被覆シート52がバッグ本体2に取付けられていること及び、当該被覆シート52がバッグ本体2から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにポート接続部52cが排出ポート3から剥離されることに応じて、このポート接続部52cを備える被覆シート52全体をバッグ本体2から剥離することが可能となる結果、被覆シート52の遮光部52aもバッグ本体2から剥離され、当該遮光部52aにより遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
上記のように、薬剤バッグ1は、一連の投与作業を行う過程において、被覆シート52の剥離を確実に実施させることにより、薬剤の混合状態や保存状態等を視覚的に確認させることができる結果、薬剤を適正に投与することができる。
なお、上記実施形態においては、被覆シート52が排出口3aを被覆するように排出ポート3に取付けられているが、この構成に変えて、以下のような構成とすることもできる。
図5は、本発明の第二の実施形態を示す断面一部略図であり、上記バッグ本体2及び、排出ポート3は、上記と同様の構成を有するため、これら同様の構成に対しては、同符号を付すとともに、以下説明を省略する。
図5を参照して、薬剤バッグ1の排出ポート3には、タンパーシールSが剥離可能に接合されている。このタンパーシールSは、上記排出口3aを被覆するように配設され、排出ポート3に接合されていることにより当該薬剤バッグ1が未使用品であることを証明するために設けられている。換言すると、上記タンパーシールSを取り外さないことには、上記排出ポート3の被穿孔部に対して穿刺針等を突き刺すことができないため、薬剤バッグ1の使用時には、上記タンパーシールSが排出ポート3から必ず剥離されることとなる。
一方、上記被覆シート52は、上述した遮光部52a及び、舌部52bを備え、この舌部52bの下端部には、上記タンパーシールSに固定されるシール接続部52eが延設されている。このシール接続部52eは、上記タンパーシールSの一端部(図では、前端部)に固定されているため、薬剤バッグ1の使用時にタンパーシールSが排出ポート3から剥離される場合に、当該タンパーシールSとともに変位させられることとなる。
以上のように構成された薬剤バッグ1によれば、上記被覆シート52のシール接続部52eが排出ポート3の使用時に取り外されるタンパーシールSに対して取付けられているため、薬剤バッグ1を使用する場合には、薬剤を排出するための一連の投与作業として含まれるタンパーシールSの取り外し作業と連動して、シール接続部52eもバッグ本体2に対して変位させられることとなる。そして、シール接続部52eが取付けられたタンパーシールSを排出ポート3から剥離することに伴い、被覆シート52がバッグ本体2に取付けられていること及び、当該被覆シート52がバッグ本体2から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにタンパーシールSが排出ポート3から取り外されることに応じて、当該タンパーシールSに取付けられたシール接続部52eを備える被覆シート52全体をバッグ本体2から剥離することが可能となる結果、被覆シート52の遮光部52aもバッグ本体2から剥離され、当該遮光部52aにより遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
なお、上記実施形態の薬剤バッグ1によれば、上記のようにタンパーシールSに対してシール接続部52eを接続することとしているため、従来通り薬剤バッグを製造する過程において、被覆シート52を被覆する際に上記シール接続部52eをタンパーシールSに接続することとすれば、従来の薬剤バッグの製造方法を可及的に維持した状態で、比較的に容易に本発明の薬剤バッグ1を製造することができる。
また、薬剤バッグは、上記各実施形態の構成に代えて、以下のような構成とすることもできる。
図6は、本発明の第三の実施形態に係る薬剤バッグを示す正面図であり、図7は、図6のVII−VII線断面図である。なお、第三の実施形態に係る薬剤バッグ101は、上記上部収容容器6と下部収容容器8の構成が上下反転した状態、すなわち、上記上部収容容器6と同様の構成を有する本実施形態の下部収容容器108の下端部に対して排出ポート3が設けられる一方、上記下部収容容器8と同様の構成を有する本実施形態の上部収容容器106の上端部に対してハンガー孔54が形成されている。すなわち、上記下部収容容器108の下部区画室107には、光変異性の粉末の薬剤が収容される一方、上記上部収容容器106の上部区画室105には、上記粉末の薬剤を溶解するための溶解液が収容され、これら上部区画室105と下部区画室107とは、バッグ本体2内の薬剤収容室104が弱シール部4a、4b(上記各実施形態とは、上下反転した位置となる)により区画されることによって形成されている。
上記薬剤バッグ101は、下部区画室107の前後両側面及び、排出ポート3を被覆するように配設された一対の被覆シート152を備えている。これら被覆シート152は、それぞれ上記遮光部52aと略同一の構成を有する光不透過性の合成樹脂等で形成され、正面視略矩形の本体シート152aと、この本体シート152aの下端部で側方へ延びる剥がし代152bとを備えている。これら本体シート152aは、その周縁部Rにおいて互いに剥離可能に溶着されているとともに、この周縁部Rの上辺部は、上記フロントシート51及び、リアシート50を挟持しつつ、これらと剥離可能に溶着されている。
上記のように各被覆シート152が下部区画室107の前後両側面を被覆することにより、下部区画室107内の薬剤がフロントシート51を通して光に晒されることから回避される結果、薬剤バッグ101の外部からフロントシート51を通して下部区画室107内を視覚的に確認することができない状態となっている。一方、上記各剥がし代152bを互いに離間するように引き剥がすことにより、各被覆シート152の周縁部Rにおける溶着部が剥離され、上記下部区画室107が露出した状態となり、この状態では、上記フロントシート51を通して下部区画室107内の薬剤を視覚的に確認することができる。
換言すると、上記各被覆シート152は、排出ポート3を被覆するように配設された被覆ポジションから、上記各剥がし代152bを互いに離間するように引き剥がすことにより、排出ポート3が露出した露出ポジションへ変位可能に構成されている。このように、本実施形態においては、上記各被覆シート152の下端部が、上記被覆ポジション及び、露出ポジションを具現化するためのポート被覆部152cを構成することとなる。
そして、上記薬剤バッグ101を使用する場合には、上記実施形態におけるポート接続部52cを排出ポート3から剥離する作業に代えて、上記各被覆シート152を互いに剥離して、各ポート被覆部152cを露出ポジションとする作業を行うこととなる。
以上のように構成された薬剤バッグ101によれば、上記被覆シート152のポート被覆部152cが排出ポート3を被覆する被覆ポジションから排出ポート3を露出する露出ポジションへ変位自在に配設されているため、薬剤バッグ101を使用する場合には、薬剤を排出するために上記被覆ポジションにある各ポート被覆部152cを露出ポジションへ変位させる必要が生じる。そして、各ポート被覆部152cを露出ポジションへ変位させる過程においては、上記各被覆シート152の一部を構成するポート被覆部152cが剥離(変位)されることに伴い、被覆シート152がバック本体2に取付けられていること及び、当該各被覆シート152がバッグ本体2から剥離されるべきものであることを使用者へ認識させることができる。一方、上記のようにポート被覆部152cが露出ポジションへ変位されることに応じて、この被覆シート152全体をバッグ本体2から剥離することが可能となる結果、被覆シート152により遮光された薬剤の存在を使用者に対して視覚的に確認させることができる。
なお、上記第三の実施形態においては、一対の被覆シート152により下部収容容器108の前後両側面を被覆することとしているが、この構成に代えて、以下のような構成とすることも可能である。
図8は、本発明の第四の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。なお、上記被覆シート152を除く構成については、薬剤バッグ101と同様であるため、これら構成に対しては、同一の符号を付すとともに、ここでは説明を省略する。
本実施形態の薬剤バッグ201は、上記被覆シート152に代えて被覆シート252を備えている。この被覆シート252は、上記遮光部52aと略同一の構成を有する光不透過性の合成樹脂等で形成され、下部収容容器108の前面上端部から下方へ延びるとともに、排出ポート3の下方で折り返され、下部収容容器108の後面上端部まで延びるように配設されている。このように折り返された被覆シート252は、それぞれ上辺及び、左右両辺部で剥離可能に溶着されることにより全体として袋状に形成され、この上辺部の溶着個所では、上記フロントシート51及びリアシート50が挟持されている。すなわち、被覆シート252は、折り返され、それらが剥離可能に溶着されることにより、その内部に下部区画室107及び、排出ポート3が収容された袋状に形成されるとともに、下部収容容器108の上端部における前後両面に対して固定されている。また、被覆シート252の一端部は、下部収容容器108の後面との溶着部位よりも上方に延設して、剥がし代252bを構成している。
上記のように被覆シート252が下部区画室107の前後両側面を被覆することにより、下部区画室107内の薬剤がフロントシート51を通して光に晒されることから回避される結果、薬剤バッグ201の外部からフロントシート51を通して下部区画室107内を視覚的に確認することができない状態となっている。一方、上記剥がし代252bをバッグ本体2から離間するように引き剥がすことにより、下部区画室107に対する溶着部が剥離され、被覆シート252を下方側へ変位させることによって下部区画室107及び排出ポート3が露出した状態となり、この状態では、上記フロントシート51を通して下部区画室107内の薬剤を視覚的に確認することができる。
換言すると、上記各被覆シート252は、排出ポート3を被覆するように配設された被覆ポジションから、上記各剥がし代252bをバッグ本体2から離間するように引き剥がすことにより、排出ポート3が露出した露出ポジションへ変位可能に構成されている。このように、本実施形態においては、上記被覆シート252の折り返された途中部が、上記被覆ポジション及び、露出ポジションを具現化するためのポート被覆部252cを構成することとなる。
そして、上記薬剤バッグ201を使用する場合には、上記下部区画室107から被覆シート252を剥離して、ポート被覆部252cを露出ポジションとする作業を行うこととなる。
以上のように構成された薬剤バッグ201によれば、上記被覆シート252のポート被覆部252cが排出ポート3を被覆する被覆ポジションから排出ポート3を露出する露出ポジションへ変位自在に配設されているため、上記薬剤バッグ101と同様の効果を奏することができる。
さらに、上記第三及び、第四の実施形態においては、下部収容容器108の前後両側面を被覆することとしているが、この構成に代えて、以下のような構成とすることも可能である。
図9は、本発明の第五の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。なお、上記被覆シート252を除く構成については、薬剤バッグ201と略同様であるため、これら同様の構成に対しては、同一の符号を付すとともに、ここでは説明を省略する。
本実施形態の薬剤バッグ301は、上記被覆シート252に代えて被覆シート352を備えている。被覆シート352は、上記遮光層77を有する遮光部352aと、この遮光部352aの下端から排出ポート3へ向けて延設される舌部352bと、この舌部352bの下端部に設けられ、排出ポート3に外嵌可能な蓋体352cとを備えている。上記遮光部352aは、上記薬剤バッグ1と同様に上記下部区画室107内の薬剤が遮光されるように下部収容容器108に対して溶着されている。上記舌部352bは、蓋体352cが排出ポート3を被覆する被覆ポジションから排出ポート3を露出する露出ポジションまで変位し得るように、上記遮光部352aと蓋体352cを連結するために設けられている。
そして、上記薬剤バッグ301を使用する場合には、上記排出ポート3を被覆する被覆ポジションにある蓋体352cを排出ポート3から取り外して、当該排出ポート3を露出する露出ポジションへ変位させる作業を行うこととなる。
以上のように構成された薬剤バッグ301によれば、上記被覆シート352の蓋体352cが排出ポート3を被覆する被覆ポジションから排出ポート3を露出する露出ポジションへ変位自在に配設されているため、上記薬剤バッグ101と同様の効果を奏することができる。
また、上記薬剤バッグ301には、弱シール部4cが設けられ、この弱シール部4cにより、上記下部区画室107が二つの区画室107a及び、107bに区画されている。これら区画室107a、107bの内、排出ポート3と連通する区画室(以下、下側区画室107bと示す)は、薬剤が非充填の空室に形成されている。
この構成によれば、仮に各区画室107a、105内の薬剤が非混合の状態で、一連の投与作業が実施された場合であっても、排出ポート3と連通する下側区画室107bが空室に形成されているため、薬剤収容室104内の薬剤を非排出に維持することが可能となる結果、不適正な薬剤の投与を抑制することができる。
さらに、上記第五の実施形態においては、蓋体352cにより排出ポート3を被覆することとしているが、この構成に代えて、上述したポート接続部52cを有する被覆シートを採用することも可能である。
図10は、本発明の第六の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。なお、上記被覆シート352を除く構成については、薬剤バッグ301と略同様であるため、これら同様の構成に対しては、同一の符号を付すとともに、ここでは説明を省略する。
本実施形態の薬剤バッグ401は、上記被覆シート352に代えて被覆シート452を備えている。被覆シート452は、上記遮光層77を有する遮光部452aと、この遮光部452aの下端部から延設され、上記ポート接続部52c(図2参照)と同様に排出口3aを被覆するように排出ポート3に対して剥離可能に溶着されたポート接続部452cとを備えている。上記遮光部452aは、上記薬剤バッグ1と同様に上記下部区画室107内の薬剤が遮光されるように下部収容容器108に対して溶着されている。
そして、上記薬剤バッグ401を使用する場合には、上記排出ポート3から被覆シート452の遮光部452aを剥離させるとともに、上記遮光部452aを下部収容容器108から剥離することとなる。
以上のように構成された薬剤バッグ401によれば、被覆シート452のポート接続部452cが排出ポート3の排出口3aを被覆することにより、薬剤収容室104内の薬剤の排出を妨げるように当該排出ポート3に取付けられているため、上記薬剤バッグ1と同様の効果を奏することができる。
また、薬剤バッグ401には、薬剤バッグ301と同様に弱シール4cが設けられているため、仮に各区画室107a、105内の薬剤が非混合の状態で、一連の投与作業が実施された場合であっても、排出ポート3と連通する下側区画室107bが空室に形成されているため、不適正な薬剤の投与を抑制することができる。
なお、上記ポート接続部52c、ポート被覆部152c、252c及び、シール接続部52eの外側(すなわち、上記バック本体2に対する離反側の表面)には、例えば、図6に示すように被覆シート52、152、252、352をバッグ本体2から剥離する必要がある旨を表示する連絡欄Vを形成することも可能である。
上記構成によれば、ポート接続部52c、ポート被覆部152c、252c及び、シール接続部52eが一連の投与作業を行う過程において操作される場合に、被覆シート52、152、252、352がバッグ本体2から剥離されるべきものであることを使用者に対してより確実に認識させることができる。
また、上記第三及び、第四実施形態の薬剤バッグ101、201においては、被覆シート152、252により下部収容容器108の前後両側面を被覆することとしているため、上記リアシート50は、必ずしも遮光性を持たせる必要はなく、リアシート50を光透過性の樹脂で形成した場合には、フロントシート51及びリアシート50の両側面を通して内部の薬剤の状態を確認することができる結果、薬剤の残量を確認する場合にバッグ本体2を表裏反転させる等の手間を省略することができるだけでなく、適宜薬剤の注入状態を確認することができるため、当該薬剤を注入される患者に対して安心感を与えることもできる。
さらに、上記第三及び、第四実施形態の薬剤バッグ101、201においては、被覆シート152、252により下部収容容器108の前後両側面を被覆することとしているため、上記下部収容容器108の外側で被覆シート152、252被覆された空間内に、例えば脱酸素剤や乾燥剤を配設しておくこともできる。このようにすることによって、上記下部収容容器108内の薬剤が易酸化性や吸湿性を有するものである場合に、薬剤バッグの保管時における当該薬剤の酸化や吸湿を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、弱シール用シート40を介して溶着することにより弱シール部4a、4bを形成することとしているが、これに限定されることはなく、例えば、弱シール部を他の溶着部分よりも短い加熱溶融時間に設定し、或いは溶着圧力や温度を小さい値に設定することにより、他の溶着部分よりも小さい外力で剥離しうるように構成すればよい。
さらに、上記各実施形態のバッグ本体2は、上部収容容器6、106と下部収容容器8、108とを別々に形成して、これらを連結することにより形成されているが、バッグ本体の具体的形状は特に限定されるものではなく、例えば、長尺の2枚のリアシートとフロントシートとを重ね合わせ、これらの両シートを所定個所で溶着することによって、バッグ本体2内を複数の区画室に区画するようにしてもよい。
また、上記の説明においては、遮光部52a、352a、452a及び、本体シート152aがそれぞれ光変異性の薬剤を遮光する場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば、薬剤の酸化、吸湿及び、蒸散をそれぞれ抑制するために当該薬剤を被覆するアルミシート等も上記被覆シートを構成することとなる。すなわち、上記遮光部52a、352a、452a及び、本体シート152aは、外部から視覚的に確認できない状態となるように薬剤を被覆するものであればよい。
本発明の実施形態に係る薬剤バッグを示す正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 被覆シート部の接合状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第二の実施形態を示す断面一部略図である。 本発明の第三の実施形態に係る薬剤バッグを示す正面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本発明の第四の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。 本発明の第五の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。 本発明の第六の実施形態に係る薬剤バッグを示す断面一部略図である。
符号の説明
1、101、201、301 薬剤バッグ
2 バッグ本体
3 排出ポート
4、104 薬剤収容室
4a、4b、4c 弱シール部
5、105 上部区画室
7、107 下部区画室
52、152、252、352 被覆シート
52a、352a 遮光部
52c ポート接続部
52e シール接続部
107b 下側区画室
152c、252c ポート被覆部
352c 蓋体
V 連絡欄

Claims (7)

  1. 薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
    上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
    この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
    上記薬剤収容室内の薬剤の排出を妨げるように上記排出ポートの少なくとも一部に対して剥離可能に取付けられるポート接続部とを備えていることを特徴とする薬剤バッグ。
  2. 請求項1に記載の薬剤バッグにおいて、上記ポート接続部は、上記排出ポートの排出口を閉塞するように取付けられていることを特徴とする薬剤バッグ。
  3. 薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられる一方、上記排出ポートには、排出ポートの使用時に取り外されるタンパーシールが設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
    上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
    この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
    上記タンパーシールに対して取付けられるシール接続部とを備えていることを特徴とする薬剤バッグ。
  4. 薬剤を収容可能な薬剤収容室を有するバッグ本体と、前記薬剤収容室内の薬剤を排出可能な排出ポートとを備え、上記バッグ本体には、薬剤収容室を複数の区画室に区画する弱シール部が設けられ、特定の区画室の室内圧力を高めることにより当該区画室と隣接する弱シール部のシール状態が解除されるように構成された薬剤バッグにおいて、
    上記バッグ本体に対して剥離可能に取付けられた被覆シートをさらに備え、
    この被覆シートは、少なくとも一つの区画室内に収容された薬剤を遮光する遮光部と、
    上記排出ポートを被覆する被覆ポジションから排出ポートを露出する露出ポジションへ変位自在なポート被覆部とを備えていることを特徴とする薬剤バッグ。
  5. 請求項4に記載の薬剤バッグにおいて、上記バッグ本体の両表面が相対向する一対の被覆シートにより被覆されるとともに、これら被覆シートの相対向する一対のポート被覆部が互いに剥離可能に接合されることにより、上記被覆ポジションが構成される一方、各ポート被覆部が互いに剥離されることにより上記露出ポジションが構成されることを特徴とする薬剤バッグ。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の薬剤バッグにおいて、上記排出ポートと連通する区画室は、薬剤が非充填の空室に形成されていることを特徴とする薬剤バッグ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の薬剤バッグにおいて、上記ポート接続部、ポート被覆部及び、シール接続部の何れか一つにおける上記バック本体に対する離反側の表面には、上記バッグ本体と被覆シートとを剥離する必要がある旨を表示する連絡欄が形成されていることを特徴とする薬剤バッグ。
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