JP5897087B2 - カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置 - Google Patents

カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5897087B2
JP5897087B2 JP2014191003A JP2014191003A JP5897087B2 JP 5897087 B2 JP5897087 B2 JP 5897087B2 JP 2014191003 A JP2014191003 A JP 2014191003A JP 2014191003 A JP2014191003 A JP 2014191003A JP 5897087 B2 JP5897087 B2 JP 5897087B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
frame
light
scanning direction
main scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014191003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015109636A (ja
Inventor
松井 良樹
良樹 松井
秀尚 高橋
秀尚 高橋
修一 霜田
修一 霜田
泰司 右田
泰司 右田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Components Inc
Original Assignee
Canon Components Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Components Inc filed Critical Canon Components Inc
Priority to JP2014191003A priority Critical patent/JP5897087B2/ja
Priority to CN201410577704.5A priority patent/CN104574640B/zh
Priority to CN201420620430.9U priority patent/CN204229507U/zh
Publication of JP2015109636A publication Critical patent/JP2015109636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5897087B2 publication Critical patent/JP5897087B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置に関する。
光源、光源を収容する筐体、筐体を覆うカバー部材などを有するイメージセンサユニットが知られている。特許文献1には、複数の突起部で当接されて透過体を取り囲むように配置したカバーが開示されている。特許文献1のカバーは、透過体とカバーとが圧縮治具により基準台に押し付けられた状態で、透過体と突起部を除くカバーとの隙間に接着剤を充填することで製造される。
特開2010−268131号公報
しかしながら、特許文献1の製造方法では、透過体とカバーとを圧縮治具により基準台に押し付けるときに、圧縮治具の両側に形成されたテーパによって、カバーの両側が透過体を挟むような力が作用する。したがって、カバーの主走査方向における中央が透過体側に撓んでしまい、カバーの主走査方向に沿った平行度の精度が低下してしまうという問題がある。カバーの主走査方向に沿った平行度の精度が低い場合、搬送される被照明体がカバーに引っ掛かり、場合によっては紙詰まりが発生してしまうという虞がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、カバー部材の主走査方向の平行度の精度を向上させることを目的とする。
本発明のカバー部材は、搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部とを有するイメージセンサユニットに用いられ、前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材であって、前記カバー部材は、主走査方向に沿って形成され前記光源部から出射される光が透過する透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、前記枠部材は、主走査方向に沿って形成される長手枠部と、前記長手枠部の内側壁から前記透過部材の外周面に向かって突出する突出部とを有し、前記透過部材と前記枠部材とは、互いに接触されずに少なくとも前記突出部の内周面と前記透過部材の外周面との間に充填された接着剤で結合されていることを特徴とする。
本発明のカバー部材の製造方法は、搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部とを有するイメージセンサユニットに用いられ、前記光源部から出射される光を透過し主走査方向に沿って形成された透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材の製造方法であって、前記枠部材の内周面と前記透過部材の外周面との間に治具を介在させて、前記透過部材と前記枠部材との間に隙間を有して位置決めする工程と、前記治具を取り外して、位置決めされた前記枠部材の内周面と前記透過部材の外周面との隙間に接着剤を充填することで、前記透過部材と前記枠部材とを結合する工程とを有することを特徴とする。
本発明のイメージセンサユニットは、搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部と、前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材とを有するイメージセンサユニットであって、前記カバー部材は、主走査方向に沿って形成され前記光源部から出射される光を透過する透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、前記枠部材は、主走査方向に沿って形成される長手枠部と、前記長手枠部の内側壁から前記透過部材の外周面に向かって突出する突出部とを有し、前記透過部材と前記枠部材とは、互いに接触されずに少なくとも前記突出部の内周面と前記透過部材の外周面との間に充填された接着剤で結合されていることを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、上述したイメージセンサユニットと、前記被照明体を前記イメージセンサユニットに対して搬送する搬送部とを有することを特徴とする。
本発明の紙葉類識別装置は、上述したイメージセンサユニットと、前記被照明体としての紙葉類を搬送させる搬送部と、前記紙葉類を識別する基準となる基準データを記憶する記憶部と、前記イメージセンサユニットに読み取られた画像情報と、前記記憶部に記憶されている前記基準データとを比較して前記紙葉類を識別する比較部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材の主走査方向の平行度の精度を向上させることができる。
図1は、画像読取装置の要部構成を示す断面図である。 図2は、画像読取装置の要部構成を示す斜視図である。 図3は、イメージセンサユニットの分解斜視図である。 図4は、カバー部材を裏側から見た分解斜視図である。 図5Aは、第1の実施形態のカバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図5Bは、カバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図5Cは、カバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図5Dは、カバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図5Eは、カバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図6は、第2の実施形態のカバー部材の製造方法を説明するための断面図である。 図7は、第3の実施形態のカバー部材を一部切断した斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明に係るイメージセンサユニットおよび画像読取装置の好適な実施形態について説明する。以下の説明においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向が主走査方向であり、Y方向が主走査方向に直角な副走査方向であり、Z方向が垂直方向(上下方向)である。
(第1の実施形態)
本実施形態の画像読取装置100は、紙幣、有価証券などの紙葉類の真贋判定を行う紙葉類識別装置として機能する。
図1は、本実施形態のイメージセンサユニット10を備えた画像読取装置100の要部構成を示す断面図である。図2は、画像読取装置100の要部構成を示す斜視図である。ここで先ず、これらの全体構成について概略を説明する。本実施形態では、被照明体として典型的には紙幣Sとする。なお、紙幣Sに限らず、その他の対象物に対しても本発明は適用可能である。
画像読取装置100の所定部には、紙幣Sの搬送方向Fに、対をなして紙幣Sを挟みながら搬送するための搬送部としての搬送ローラ101A、101Bと搬送ローラ102A、102Bとが所定の間隔をおいて配置される。これらの搬送ローラ101A、101Bおよび102A、102Bは駆動機構により回転駆動されるようになっており、紙幣Sは所定の搬送速度でイメージセンサユニット10に対して搬送方向Fに相対的に搬送される。
イメージセンサユニット10は、搬送ローラ101A、101Bと搬送ローラ102A、102Bとの間に配置される。本実施形態のイメージセンサユニット10は、搬送方向(副走査方向)の上流側および下流側に配置された隣接部品103、104に挟まれて設置される。イメージセンサユニット10は、搬送される紙幣Sに対して光を出射し、紙幣Sからの反射光の画像情報を読み取る。
また、イメージセンサユニット10には比較部105が接続されている。比較部105はイメージセンサユニット10により読み取られた画像情報を取得する。また、比較部105は記憶部106に記憶されている基準データを読み出し、取得した画像情報と比較して、紙幣Sの真贋を識別する。
次に、イメージセンサユニット10の構成について説明する。図3は、イメージセンサユニット10の分解斜視図である。イメージセンサユニット10は概して長方体に形成され、その長手方向が主走査方向となり、これに直交する副走査方向は紙幣Sの搬送方向Fとなる。
イメージセンサユニット10は、フレーム11、光源部20、集光体30、センサ基板35、イメージセンサ37、カバー部材40などを備えている。これらの構成部材は、読み取る紙幣Sの主走査方向の幅寸法に応じた長さに形成される。また、これらの構成部材のうちフレーム11、光源部20およびカバー部材40は照明装置として機能する。
フレーム11は、イメージセンサユニット10の各構成部材を収容する空間が形成される筐体部である。フレーム11は、主走査方向に沿って長い略直方体であって、上側が開口して形成される。フレーム11の内部には光源部20およびセンサ基板35などを所定の位置に支持できるように凹凸状に形成される。フレーム11には、例えばポリカーボネートなどの樹脂材料が適用できる。
光源部20は、搬送される紙幣Sに対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する。光源部20は、光源21と、導光体25とを有している。光源21は、発光素子としてのLEDチップ22が配置されるLEDモジュール23が用いられる。ここでは、複数のLEDチップ22がLEDモジュール23の表面に透明樹脂によって封止された状態で配置される。複数のLEDチップ22として、例えば赤、緑、青、赤外光および紫外光の発光波長を発光するLEDチップが適用できる。赤外光および紫外光などの不可視光を発光させるのは、不可視インクによって印刷された紙幣Sの画像を読み取るためである。
導光体25は、光源21からの光を紙幣Sに向かって出射する。導光体25は、例えばアクリル系の透明な樹脂材料により形成され、主走査方向に長い棒状に形成される。導光体25は、長手方向における一方側の端部に入射面26が形成される。入射面26は、主走査方向に対して直交し、光源21からの光が入射される。また、導光体25には、紙幣Sと対面する面に導光体25内に入射された光を紙幣Sに向かって出射させる出射面27が形成される。また、導光体25は、出射面27と対向する面に、入射面26から入射された光を導光体25の長手方向に伝搬させると共に、出射面27側に反射させる反射面28が形成される。
集光体30は、紙幣Sからの反射光をイメージセンサ37上に結像する光学部材である。集光体30は、例えば複数の正立等倍結像型の結像素子(ロッドレンズ)が主走査方向に直線状に配列されるロッドレンズアレイが適用できる。なお、集光体30は、イメージセンサ37上に結像できればよく、上述した構成に限定されない。集光体30には各種マイクロレンズアレイなど、従来公知の各種集光機能を有する光学部材が適用できる。
センサ基板35は、主走査方向に長い平板状に形成される。センサ基板35の実装面36は、上下方向に対して直交する。センサ基板35の実装面36上には、光源21を発光させたり、イメージセンサ37を駆動させたりするための駆動回路などが実装される。
イメージセンサ37は、センサ基板35に実装され、集光体30の下側に配置される。イメージセンサ37は、イメージセンサユニット10の読み取りの解像度に応じた複数の光電変換素子から構成されるイメージセンサIC38の所定数を実装面36上に主走査方向に直線状に配列される。イメージセンサ37は、紙幣Sからの反射光が集光体30によって結像された光を受光して電気信号に変換する。なお、イメージセンサ37は、紙幣Sからの反射光を電気信号に変換できるものであればよく、上述した構成に限定されない。イメージセンサIC38には、従来公知の各種イメージセンサICが適用できる。
カバー部材40は、フレーム11の開口を上側(紙幣S側)から覆うことでフレーム11内に塵が侵入するのを防止する。カバー部材40は、主走査方向に長い平板状に形成される。図1に示すように、カバー部材40のうち紙幣Sに対面する面が搬送面(表面)である。本実施形態のカバー部材40は、主走査方向の平行度の精度を向上させることができるように構成されている。本実施形態のカバー部材40の構成および製造方法については後述する。
次に、上述したように構成されるイメージセンサユニット10の基本動作について説明する。搬送ローラ101A、101Bおよび102A、102Bにより所定の搬送速度で搬送方向Fに搬送される紙幣Sに対し、光源21のLEDチップ22をそれぞれ順次、点灯駆動させる。LEDチップ22から発光された光はそれぞれの入射面26から導光体25内に入射する。入射した光は導光体25の出射面27から、図1において代表的に示される矢印L1のように紙幣Sの読取位置Oを指向して出射される。したがって、紙幣Sの
下面には、主走査方向に亘ってライン状の光が均一に照射される。
照射された光は紙幣Sによって反射され、集光体30を介してイメージセンサ37上に結像される。この結像された反射光は、イメージセンサ37により電気信号に変換された後、図示しない信号処理部において処理される。
このようにして各LEDチップ22全ての反射光を1走査ライン分読み取ることで、紙幣Sの主走査方向における1走査ラインの読取動作を完了する。1走査ラインの読取動作終了後、紙幣Sの副走査方向への移動に伴い、上述と同様に次の1走査ライン分の読取動作が行われる。このように紙幣Sを搬送方向Fに搬送しながら1走査ライン分ずつ読取動作を繰り返すことで、紙幣Sの全面が順次走査されて反射光による画像情報の読み取りが実施される。
次に、カバー部材40の詳細について説明する。
本実施形態のカバー部材40は、枠部材41と、光源部20から紙幣Sに向かって出射する光を透過する透過部材55とを有している。
図3に示すように、枠部材41は、主走査方向に沿って長く平板状に形成され、長手枠部42a、42b、短手枠部43a、43bによる四方枠によって形成される。長手枠部42a、42b、短手枠部43a、43bによって囲まれる空間44内で透過部材55が保持される。
透過部材55は、主走査方向に沿って長く平板状に形成され、光源部20から紙幣Sに向かって出射される光を透過できるように例えばガラスが用いられる。なお、透過部材55にはアクリルやポリカーボネートなどの透明な樹脂材料が適用できる。
図2に示すように、本実施形態の長手枠部42a、42bの側縁には、隣接部品103、104に向かって突出する複数の凸状の嵌合部45が形成される。各嵌合部45は、副走査方向に沿って間隔をあけて形成される。各嵌合部45は隣接部品103、104に形成された複数の凹状の被嵌合部107に嵌合することで、枠部材41を介してイメージセンサユニット10が画像読取装置100内に位置決めされる。
ここで、枠部材41のうち長手枠部42a、42bが主走査方向に対して平行に形成されておらず、一部が透過部材55側に撓むなどして平行度の精度が低い場合には、枠部材41と隣接部品103、104との間に隙間が生じてしまう。したがって、搬送中の紙幣Sの先端が隙間に引っ掛かり、場合によっては紙詰まりが生じてしまう。そこで、以下では、枠部材41の長手枠部42a、42bの主走査方向に沿った平行度の精度を向上させることができるカバー部材40の製造方法について説明する。
図4は、カバー部材40を裏側から見た分解斜視図である。図5A〜図5Eは、カバー部材40の製造方法の各工程を示す断面図であり、図4に示すI−I線断面図に相当する。
(工程1)
図5Aに示すように、作業台80上には予め粘着性材料としての接着シート81が載置される。接着シート81はカバー部材40の外形よりも大きいものを用いる。まず、カバー部材40のうち枠部材41を上下反転させて、枠部材41の表面46(紙幣S側の面)を接着シート81上に載置する。
ここで、図5Aに示すように、枠部材41は長手枠部42a、42bの内側壁47から空間44に向かって突出する突出部48を有している。突出部48は、鉛直面48aと水平面48bとが形成される。鉛直面48aは、枠部材41(突出部48)の内周面に相当する。
また、枠部材41の表面46と突出部48との間には、傾斜部49が形成される。傾斜部49は、表面46から空間44に向かうにしたがって表面46から離れる方向に傾斜する。また、枠部材41は、突出部48と内側壁47との間に形成される第1の段部50を有している。第1の段部50は、鉛直面50aと水平面50bとが形成される。
なお、長手枠部42a、42bに限られず、短手枠部43a、43bにも同様に突出部48、第1の段部50が形成される。
(工程2)
次に、図5Bに示すように、枠部材41の内周面に沿って治具としての隙間形成部材82を嵌め込む。ここで、図4に示すように、隙間形成部材82は、四方枠によって形成される。隙間形成部材82は、上下方向から見たときに外周形状が、上述した突出部48の鉛直面48aによって形成される枠部材41の内周形状よりも僅かに小さいために、隙間形成部材82が枠部材41内に完全に嵌まり込む。
(工程3)
次に、図5Cに示すように、隙間形成部材82の内周面に沿って透過部材55を嵌め込む。このとき、透過部材55を上下反転させて、透過部材55の表面56(紙幣S側の面)を接着シート81上に載置する。なお、隙間形成部材82は、上下方向から見たときに内周形状が、透過部材55の外周面57によって形成される外周形状よりも僅かに大きいために、透過部材55が隙間形成部材82内に完全に嵌まり込む。したがって、図5Cに示す状態では、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間に隙間形成部材82が介在した状態となる。
(工程4)
次に、図5Dに示すように、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間に介在させた隙間形成部材82が取り外す。したがって、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間に隙間60が形成される。なお、隙間形成部材82を取り外した状態でも、枠部材41の表面46と透過部材55の表面56は接着シート81により接着されているために、上述した隙間60が維持された状態で枠部材41と透過部材55とが位置決めされる。
(工程5)
次に、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間に接着剤を充填させる。具体的には、図5Dに示すように、接着剤を吐出するノズル83の先端を第1の段部50の鉛直面50aと透過部材55の外周面57との間に位置させた状態で、全周に沿って移動させながら接着剤を吐出させる。接着剤には、例えば紫外線硬化接着剤を用いることができる。ノズル83から吐出した接着剤は、段部50の鉛直面50aによって堰き止められることで、枠部材41の内側壁47側に流出するよりも、主に突出部48の鉛直面48aと透過部材55の外周面57との間に案内され下側に吐出する。また、段部50の水平面50bは透過部材55の裏面58(フレーム11側の面)よりも低く形成されているので、接着剤が段部50の鉛直面50aを乗り越え水平面50bに流出した場合であっても、水平面50bから透過部材55の裏面58に到るのを抑制することができる。
(工程6)
次に、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間の隙間60に充填された接着剤に紫外線を照射させることで接着剤Aを硬化させる。したがって、図5Eに示すように、枠部材41と透過部材55とは互いに接触されることなく隙間60に充填された接着剤Aによって結合され、カバー部材40が製造される。その後、製造されたカバー部材40を接着シート81から取り外し、フレーム11の開口を上側から覆うように、フレーム11上に両面テープや接着剤などを用いて固定する。
このように本実施形態のカバー部材40は、枠部材41と透過部材55とを、枠部材41の内周面と透過部材55の外周面57との間に介在させた隙間形成部材82を用いて形成した隙間60に接着剤Aを充填させることで結合した。そのため、隙間60に接着剤Aを充填するときに、枠部材41に外力が負荷されていないために、枠部材41の長手枠部42a、42bの主走査方向に沿った平行度の精度を向上させることができる。したがって、このように製造されたカバー部材40を用いたイメージセンサユニット10を隣接部品103、104の間に設置した場合でも、枠部材41と隣接部品103、104との間に隙間が生じないために、紙幣Sの先端が枠部材41に引っ掛かることがなく紙詰まりを防止することができる。
また、上述したカバー部材40の枠部材41には、枠部材41の表面46と突出部48との間に傾斜部49が形成される。したがって、枠部材41を射出成型によって成形したときの離型時に突出部48の搬送面側にめくれが生じたとしても、突出部48のめくれが搬送面側にはみ出すことを防止することができる。なお、傾斜部49により突出部48の先端が枠部材41の表面46から離れて形成されればよく、傾斜部49は直線状に限られず曲線状であってもよい。
なお、上述したカバー部材40の製造方法では、接着シート81上に載置した枠部材41の内周面に沿って隙間形成部材82を嵌め込んだ後に、隙間形成部材82の内周に沿って透過部材55を嵌め込む場合について説明したが、この場合に限られない。
例えば、接着シート81上に載置した透過部材55の外周面57に沿って隙間形成部材82を嵌め込んだ後に、隙間形成部材82の外周に沿って枠部材41を嵌め込んでもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るカバー部材70の製造方法について説明する。なお、第1の実施形態のカバー部材40と同一の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。本実施形態では、枠部材71の形状が、第1の実施形態と異なる以外、その他の構成および製造方法は同一である。
図6は、第2の実施形態のカバー部材40の断面図である。図6に示すように、枠部材71は、第1の段部50と内側壁47との間に形成される第2の段部51を有している。第2の段部51は、鉛直面51aと水平面51bとが形成される。第2の段部51の水平面51bは透過部材55の裏面58よりも低く形成される。
上述した工程5と同様に、接着剤を吐出するノズル83の先端を第1の段部50の鉛直面50aと透過部材55の外周面57との間に位置させた状態で、全周に沿って移動させながら接着剤を吐出させる。ノズル83から吐出される接着剤の吐出量は一定ではなく増減する場合がある。このとき、一時的に増加した接着剤は、第1の段部50の鉛直面50aおよび第2の段部51の鉛直面51aを乗り越え、水平面51bまで流出する。このように第1の段部50および第2の段部51を形成することで、一時的に増加した接着剤を透過部材55の裏面58ではなく内側壁47側に流出させることができる。また、第2の段部51の水平面51bは透過部材55の裏面58よりも低く形成されているので、水平面51bに流出した接着剤が水平面51bから透過部材55の裏面58に到るのを抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るカバー部材40の製造方法について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態の製造方法の工程6の後に、工程7を追加したものであり、第1の実施形態のカバー部材40と同一の構成は、同一符号を付してその説明を省略する。
(工程7)
工程6において接着剤Aを硬化させた後、接着剤Aの裏側(フレーム11側)に遮光部90を形成する。遮光部90は、光源部20からの光のうち接着剤Aを透過する光を遮光し、紙幣Sに漏れ光として照射されることを防止する。
図7は、カバー部材40の一部を切断した斜視図である。図7に示すように、接着剤Aが充填されている主走査方向に沿って、接着剤Aをフレーム11側から覆うように遮光部90を形成する。図7では、遮光性を高めるために遮光部90が接着剤Aを超えて、透過部材55の裏面58の一部も覆っている。
遮光部90は、光源部20から発光される発光波長の光を遮光する遮光性を有する樹脂、塗料またはインクである。例えば、遮光部90にはセメダイン株式会社製のスーパーXなどの黒色接着剤を適用できる。なお、遮光部90は接着剤Aの主走査方向に沿って均一に形成できるように塗布機を用いて形成することが好ましい。
図1に示すカバー部材40は、枠部材41と透過部材55との隙間に充填された接着剤Aのうち導光体25に近接する接着剤Aのフレーム11側に遮光部90を有している。したがって、遮光部90は導光体25の出射面27から出射された光のうち接着剤Aを透過する光を遮光し、紙幣Sに漏れ光として照射されることを防止することができる。
なお、導光体25に近接する側の接着剤Aに遮光部90を形成する場合に限られず、集光体30に近接する側の接着剤Aにも遮光部90を形成してもよく、接着剤Aの全周に遮光部90を形成してもよい。
また、本実施形態では、接着剤Aのフレーム11側に遮光部90を形成する場合について説明したが、この場合に限られず、接着剤A自体が遮光性を有する、例えば黒色接着剤を適用してもよい。この場合、接着剤Aのフレーム11側のみならず、接着剤A全体が遮光部として機能する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
例えば、上述した実施形態のイメージセンサユニット10は、紙幣Sの下面の画像を読み取る場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、フレーム11、光源部20およびカバー部材40を有する照明装置が紙幣Sの下面から光を出射し、紙幣Sの上側に配置されたイメージセンサユニットにより紙幣Sを透過した透過光による画像を読み取るような構成であってもよい。
また、上述した図5Eでは、第1の段部50の鉛直面50aと透過部材55の外周面57との間、および、長手枠部42a、42bの内側壁47と透過部材55の外周面57との間にも、接着剤Aが充填される場合について図示したが、この場合に限られない。例えば、突出部48の鉛直面48aと透過部材55の外周面57との間のみ、接着剤Aが充填されていてもよい。
また、上述した実施形態では、治具として四方枠によって形成した隙間形成部材82を用いる場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、隙間形成部材は上下方向から見たときに略U字状(略コ字状)の三方枠によって形成されていてもよい。
10:イメージセンサユニット 11:フレーム(筐体部) 20:光源部 40:カバー部材 41:枠部材 42a、42b:長手枠部 47:内側壁 48:突出部 48a:鉛直面(内周面) 48b:水平面 49:傾斜部 50:第1の段部 50a:鉛直面 50b:水平面 51:第2の段部 51a:鉛直面 51b:水平面 55:透過部材 57:外周面 58:裏面 60:隙間 81:接着シート 82:隙間形成部材(治具) 90:遮光部 100:画像読取装置(紙葉類識別装置) S:被照明体(紙幣S)

Claims (15)

  1. 搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部とを有するイメージセンサユニットに用いられ、前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材であって、
    前記カバー部材は、主走査方向に沿って形成され前記光源部から出射される光が透過する透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、
    前記枠部材は、主走査方向に沿って形成される長手枠部と、前記長手枠部の内側壁から前記透過部材の外周面に向かって突出する突出部とを有し、
    前記透過部材と前記枠部材とは、互いに接触されずに少なくとも前記突出部の内周面と前記透過部材の外周面との間に充填された接着剤で結合されていることを特徴とするカバー部材。
  2. 前記枠部材は、
    前記突出部と前記内側壁との間に形成される第1の段部を有し、
    前記第1の段部の水平面は、前記透過部材の前記筐体部側の面よりも前記被照明体側に位置することを特徴とする請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記枠部材は、
    前記第1の段部と前記内側壁の間に形成される第2の段部を有し、
    前記第2の段部の水平面は、前記透過部材の前記筐体部側の面よりも前記被照明体側に位置することを特徴とする請求項2に記載のカバー部材。
  4. 前記枠部材の前記被照明体側の面と前記突出部との間には、傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のカバー部材。
  5. 前記接着剤の少なくとも前記筐体部側には、前記光源部からの光を遮光する遮光部を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のカバー部材。
  6. 前記遮光部は、遮光性を有し前記接着剤の前記筐体部側に形成された樹脂、塗料またはインクであることを特徴とする請求項5に記載のカバー部材。
  7. 前記接着剤は、前記光源部からの光に対して遮光性を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のカバー部材。
  8. 搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部とを有するイメージセンサユニットに用いられ、
    前記光源部から出射される光を透過し主走査方向に沿って形成された透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材の製造方法であって、
    前記枠部材の内周面と前記透過部材の外周面との間に治具を介在させて、前記透過部材と前記枠部材との間に隙間を有して位置決めする工程と、
    前記治具を取り外して、位置決めされた前記枠部材の内周面と前記透過部材の外周面との隙間に接着剤を充填することで、前記透過部材と前記枠部材とを結合する工程とを有することを特徴とするカバー部材の製造方法。
  9. 前記位置決めする工程では、接着シート上に載置した前記枠部材の内周面に前記治具を嵌め込んだ後に、前記接着シート上であって前記治具の内周に沿って前記透過部材を載置することで、前記透過部材と前記枠部材との間に隙間を有して位置決めすることを特徴とする請求項8に記載のカバー部材の製造方法。
  10. 前記位置決めする工程では、接着シート上に載置した前記透過部材の外周面に前記治具を嵌め込んだ後に、前記接着シート上であって前記治具の外周に沿って前記枠部材を載置することで、前記透過部材と前記枠部材との間に隙間を有して位置決めすることを特徴とする請求項8に記載のカバー部材の製造方法。
  11. 前記枠部材は、
    主走査方向に沿って形成される長手枠部と、
    前記長手枠部の内側壁から前記透過部材の前記外周面に向かって突出する突出部と、
    前記突出部と前記内側壁との間に形成される第1の段部とを有し、
    前記第1の段部の水平面は、前記透過部材の前記筐体部側の面よりも前記被照明体側に位置し、
    前記透過部材と前記枠部材とを結合する工程では、前記第1の段部の鉛直面と前記透過部材の外周面との間にノズルを位置させた状態で前記ノズルから接着剤を充填することを特徴とする請求項8ないし10の何れか1項に記載のカバー部材の製造方法。
  12. 前記接着剤の少なくとも前記筐体部側に、前記光源部からの光を遮光する遮光部を形成する工程を有することを特徴とする請求項8ないし11の何れか1項に記載のカバー部材の製造方法。
  13. 搬送される被照明体に対して主走査方向に沿ったライン状の光を出射する光源部と、
    主走査方向に沿って形成され前記光源部を収容する筐体部と、
    前記筐体部を前記被照明体側から覆うカバー部材とを有するイメージセンサユニットであって、
    前記カバー部材は、主走査方向に沿って形成され前記光源部から出射される光を透過する透過部材と、前記透過部材を保持する枠部材とを有し、
    前記枠部材は、主走査方向に沿って形成される長手枠部と、前記長手枠部の内側壁から前記透過部材の外周面に向かって突出する突出部とを有し、
    前記透過部材と前記枠部材とは、互いに接触されずに少なくとも前記突出部の内周面と前記透過部材の外周面との間に充填された接着剤で結合されていることを特徴とするイメージセンサユニット。
  14. 請求項13に記載のイメージセンサユニットと、
    前記被照明体を前記イメージセンサユニットに対して搬送する搬送部とを有することを特徴とする画像読取装置。
  15. 請求項13に記載のイメージセンサユニットと、
    前記被照明体としての紙葉類を搬送させる搬送部と、
    前記紙葉類を識別する基準となる基準データを記憶する記憶部と、
    前記イメージセンサユニットに読み取られた画像情報と、前記記憶部に記憶されている前記基準データとを比較して前記紙葉類を識別する比較部とを有することを特徴とする紙葉類識別装置。
JP2014191003A 2013-10-25 2014-09-19 カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置 Active JP5897087B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191003A JP5897087B2 (ja) 2013-10-25 2014-09-19 カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置
CN201410577704.5A CN104574640B (zh) 2013-10-25 2014-10-24 盖构件、盖构件的制造方法、图像传感器单元、图像读取装置及纸张类识别装置
CN201420620430.9U CN204229507U (zh) 2013-10-25 2014-10-24 盖构件、图像传感器单元、图像读取装置及纸张类识别装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222441 2013-10-25
JP2013222441 2013-10-25
JP2014191003A JP5897087B2 (ja) 2013-10-25 2014-09-19 カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015109636A JP2015109636A (ja) 2015-06-11
JP5897087B2 true JP5897087B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=53439679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191003A Active JP5897087B2 (ja) 2013-10-25 2014-09-19 カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5897087B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022074330A (ja) * 2020-11-04 2022-05-18 株式会社ヴィーネックス 光ラインセンサ部材及びその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5936238A (en) * 1997-10-29 1999-08-10 Hewlett-Packard Company Portable optical scanning device with a recessed optical window
CN1268111C (zh) * 2002-03-29 2006-08-02 三菱电机株式会社 图象读取装置
JP5018824B2 (ja) * 2009-05-13 2012-09-05 三菱電機株式会社 密着型イメージセンサ及びその製造方法
JP5182345B2 (ja) * 2010-09-29 2013-04-17 三菱電機株式会社 密着型イメージセンサ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015109636A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI539789B (zh) 影像感測器單元、影像讀取裝置及影像形成裝置
JP5873907B2 (ja) 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
JP5797270B2 (ja) イメージセンサユニット及びこれを用いた画像読取装置
JP5529318B2 (ja) 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置、および、紙葉類鑑別装置
JP5897090B2 (ja) イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置
JP5815782B2 (ja) イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
EP2584543A2 (en) Image sensor unit and image reading apparatus
US9838559B2 (en) Illumination apparatus, image sensor unit and image reading apparatus
US8767274B2 (en) Image sensor unit, image reader, and image forming apparatus
JP6355446B2 (ja) 画像読取装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP2016015643A (ja) イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置
JP6579863B2 (ja) 読取装置および透過光源ユニット
JP5897087B2 (ja) カバー部材、カバー部材の製造方法、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置
JP5820845B2 (ja) 照明装置、イメージセンサユニットおよび紙葉類識別装置
JP7133681B2 (ja) 照明装置、センサユニット、読取装置および画像形成装置
JP2016005130A (ja) イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置
JP6625125B2 (ja) イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置
WO2016088795A1 (ja) イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
WO2016080412A1 (ja) 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および紙葉類識別装置
JP2015195152A (ja) 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置
JP2013030100A (ja) イメージセンサユニットおよび紙葉類識別装置
JP2016082248A (ja) イメージセンサユニット、画像読取装置、紙葉類識別装置およびイメージセンサユニットの製造方法
JP2018082433A (ja) イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2018026622A (ja) イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置
JP2016005076A (ja) 照明装置、イメージセンサユニット、画像読取装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5897087

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250