JP5896965B2 - 圧縮機およびその圧力制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気調整弁を有する圧縮機およびその圧力制御方法に関する。
従来、吸込流路に設けた吸気調節弁をオン/オフし、開閉することにより、吐出流路の圧力、即ち吐出圧力を負荷側で要求される必要最低圧力以上に保ち、かつ吐出圧力を必要以上に高くしないことで省エネ運転を行う圧縮機は公知である。この圧縮機では、吐出圧力が上限設定圧力以上になると、吸気調節弁をオフ(閉弁)にして圧縮機への吸気ガスの供給を止め、アンロード運転状態にする。一方、吐出圧力が下限設定圧力以下になった場合には吸気調節弁をオン(開弁)にして吸気量を最大の状態にし、ロード運転状態にすることにより、吐出圧力を一定の範囲内の値に保つようになっている。
上述の原理を用いた圧縮機として例えば特許文献1には、吐出圧力が下限設定圧力と上限設定圧力との間に保たれている場合、所定の設定時間が経過するまではロード運転状態またはアンロード運転状態のいずれかを維持する圧縮機が記載されている。この圧縮機では、吸気調節弁のオン/オフを頻繁に繰り返すことなく省エネ運転を可能にしている。
しかし、上記圧縮機では、消費動力を下げるために時間と圧力のうち、時間に着目して所定の設定時間だけ運転状態を固定しているため、ロード運転を行う回数が許容回数より少なく抑えられている。従って、ロード運転を行う回数を増やしロード運転時の昇圧を抑えることによる、更なる省エネを図る余地が残っている。
特許文献2には、全負荷運転と無負荷運転とからなる1サイクルの時間内における消費流量を全負荷運転時間および無負荷運転時間から算出し、この消費流量の使用量に応じて上限圧力設定値および下限圧力設定値を自動調整する圧縮機が記載されている。
しかし、上記圧縮機では、上限圧力設定値と下限圧力設定値とを演算により操作するが、必要最低下限圧力(特許文献2の図4に示すPlim)より高い圧力においていずれの設定値をも変化させている。従って、従来公知の下限圧力値より高い圧力での運転となり、ある程度の昇圧運転をベースに運転しているために必要以上に消費動力を必要とする。
一方、圧縮機の運転において、図5の斜線に示す面積(吐出圧力の運転時間での積分値)が消費動力に相当し、この面積を小さくすることで省エネ運転となることが知られている。これによれば、無駄な昇圧運転は消費動力のロスとなる。従って、前記面積を小さくするためには、ロード時間とアンロード時間とで構成される各運転サイクルを短くして、ロード運転時の昇圧を抑える制御が必要となる。
特許第3607042号公報 特開2012−2156号公報
本発明は、運転サイクルを短くしロード運転時の昇圧を小さく抑えて、省エネ運転を行うことができる圧縮機およびその圧力制御方法を提供することを課題とする。
本発明の圧縮機は、
ガスを吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれ圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
外部から前記圧縮機本体の前記吸込口までガスを吸い込む吸込流路と、
オンされると前記吸込流路を開放して前記圧縮機本体をロード運転とし、オフされると前記吸込流路を閉塞して前記圧縮機本体をアンロード運転とする、所定の運転期間経過後にメンテナンスされる吸気調整弁と、
前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間を測定するメンテナンス時間測定手段と、
前記吸気調整弁の累積稼動回数を測定する稼動回数測定手段と、
直近のロード運転開始からの継続時間を測定するロード運転時間測定手段と、
前記吸気調整弁をオンまたはオフすることで、ロード運転とアンロード運転とを切り替える制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、吐出側で必要とされる必要最低圧力より大きな吐出圧力でロード運転中、前記ロード運転時間測定手段で測定されたロード運転開始からの継続時間が、前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と前記吸気調整弁の許容稼動回数と前記吸気調整弁の累積稼動回数とに基づいて決定されるアンロード可能最短時間を超えるとアンロード運転に切り替える。
アンロード可能最短時間を超えると、圧縮機をロード運転からアンロード運転に切り替える。そして、アンロード可能最短時間は、吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と許容稼動回数と累積稼動回数とに基づいて決定される。これにより、吸気調整弁を許容稼動回数の最大限まで稼動させ、できる限り短いサイクルで吸気調整弁を制御することで、ロード運転時の昇圧を小さく抑えて省エネ運転を行うことができる。
具体的な1つの手段として例えば、
前記アンロード可能最短時間T(単位は秒(s))は以下の式(1)で定義される。
<数1>
=Tm÷(N1MAX−N1ON) (1)
Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
N1MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンされる許容回数
N1ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンされた累積回数
他の手段として例えば、
前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(2)で定義される。
<数2>
=Tm÷(N2MAX−N2ON)×2 (2)
Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
N2MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされる許容回数
N2ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされた累積回数
本発明の圧縮機の圧力制御方法は、
ガスを吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれ圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
外部から前記圧縮機本体の前記吸込口までガスを吸い込む吸込流路と、
オンされると前記吸込流路を開放して前記圧縮機本体をロード運転とし、オフされると前記吸込流路を閉塞して前記圧縮機本体をアンロード運転とする、所定の運転期間経過後にメンテナンスされる吸気調整弁と、
を備えた圧縮機の圧力制御方法であって、
前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間を測定し、
前記吸気調整弁の累積稼動回数を測定し、
直近のロード運転開始からの継続時間を測定し、
吐出側で必要とされる必要最低圧力より大きな吐出圧力でロード運転中、直近のロード運転開始からの継続時間が、前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と前記吸気調整弁の許容稼動回数と前記吸気調整弁の累積稼動回数とに基づいて決定されるアンロード可能最短時間を超えるとアンロード運転に切り替える。
アンロード可能最短時間を超えると、圧縮機をロード運転からアンロード運転に切り替える。そして、アンロード可能最短時間は、吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と許容稼動回数と累積稼動回数とに基づいて決定される。これにより、吸気調整弁を許容稼動回数の最大限まで稼動させ、できる限り短いサイクルで吸気調整弁を制御することで、ロード運転時の昇圧を小さく抑えて省エネ運転を行うことができる。
具体的な1つの手段として例えば、
前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(1)で定義される。
<数1>
=Tm÷(N1MAX−N1ON) (1)
Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
N1MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンされる許容回数
N1ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンされた累積回数
他の手段として例えば、
前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(2)で定義される。
<数2>
=Tm÷(N2MAX−N2ON)×2 (2)
Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
N2MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされる許容回数
N2ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされた累積回数
本発明によれば、吸気調整弁を許容稼動回数の最大限まで稼動させることで運転サイクルを短くし、ロード運転時の昇圧を小さく抑えて、省エネ運転を行うことができる。
本発明の実施形態に係る圧縮機の概略図。 本発明の第1実施形態に係る圧縮制御方法を示すフローチャート。 本発明の圧縮機と従来の圧縮機との運転時間に対する吐出圧力を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係る圧縮制御方法を示すフローチャート。 従来の圧縮機の運転時間に対する吐出圧力を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る圧縮機の一例を示す。圧縮機10は例えばスクリュ圧縮機であり、ガスを吸い込む吸込口10aと、吸込口10aから吸い込まれ圧縮されたガスを吐出する吐出口10bとを有する圧縮機本体1を備えている。圧縮機本体1には、外部から吸込口10aまでガスを吸い込み案内する吸込流路2と、圧縮機本体1で圧縮されたガスを吐出口10bを介して吐出側に供給する吐出流路5とが接続されている。吸込流路2には、吸い込むガスから異物を除去する吸込みフィルタ3と、吸込流路2を開閉する吸気調節弁4とが設けられている。
吸気調節弁4はオンされると吸込流路2を開放し、圧縮機本体1が吸い込んだガスを圧縮して吐出するロード運転とする。一方、吸気調節弁4がオフされると吸込流路2を閉塞し、圧縮機本体1へのガスの供給を停止して、圧縮機本体1がガスを圧縮しないアンロード運転とする。
また、吸気調節弁4は、圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から所定の運転期間経過後にメンテナンスされる。所定の運転時間とは、例えば吸気調節弁4を構成する部品の1つである電磁弁(図示せず)の点検交換時間と同じ32000時間である。所定の運転時間における吸気調節弁4の許容稼動回数は、第1実施形態では吸気調整弁4をオンする許容回数N1MAX、すなわち圧縮機10がロード運転する許容回数を意味し、例えば500万回である。
吐出流路5には、吐出側の圧力を測定する圧力測定器6と、リザーバ7とが設けられている。吐出側への圧縮ガスの供給は、このリザーバ7を介して行われる。
圧力測定器6には制御装置(制御手段)8が接続され、制御装置8は吸気調整弁4に接続されている。圧力測定器6により測定された吐出圧力Po(bar)を示す圧力信号は制御装置8に入力される。制御装置8は、入力された吐出圧力Pまたは後述するアンロード可能最短時間T(s)に基づいて吸気調節弁4に制御信号を出力し、吸気調節弁4のオン/オフ制御を行う。また制御装置8には、メンテナンス時間測定装置(手段)11とロード運転時間測定装置(手段)12とが接続されている。メンテナンス時間測定装置11は、吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間T(s)を測定する。ロード運転時間測定装置12は、直近のロード運転開始からの継続時間(ロード時間T(s))を測定する。
吸気調整弁4には、吸気調整弁4の累積稼動回数を測定する稼動回数測定装置(手段)13が接続され、この稼動回数測定装置13は制御装置8に接続されている。ここで、吸気調整弁4の累積稼動回数とは第1実施形態では、圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から吸気調整弁4がオンされた累積回数N1ONのことである。
次に、圧縮機10の圧力制御方法について説明する。この圧力制御方法によれば、吐出側で必要とされる必要最低圧力P(bar)より大きな吐出圧力Pで圧縮機本体1をロード運転中、ロード運転時間測定装置12で測定されたロード運転開始からの継続時間Tが後述するアンロード可能最短時間Tを超えると、圧縮機本体1をアンロード運転に切り替える。
上述した圧力制御方法を図2を参照して具体的に説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る圧力制御方法のフローを示す。圧縮機10の運転を開始すると、まずステップS1で圧力測定器6が吐出圧力Poを測定する。ステップS2で制御装置8は、測定された吐出圧力Poにより圧縮機本体1がロード運転中であるか否かを判断する。ロード運転中であればステップS3に進み、メンテナンス時間測定装置11が吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間Tを測定する。なお、稼動回数測定装置13が、前述した吸気調整弁4がオンされた累積回数N1ON、すなわち圧縮機10がロード運転した累積回数を測定している。
そして、ステップS4では、制御装置8がアンロード可能最短時間Tを計算する。アンロード可能最短時間Tは以下の式(1)で定義される。
<数1>
=Tm÷(N1MAX−N1ON) (1)
Tm:吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間(s)
N1MAX:吸気調整弁4の許容稼動回数である吸気調整弁4がオンされる許容回数
N1ON:吸気調整弁4の累積稼動回数である吸気調整弁4がオンされた累積回数
アンロード可能最短時間Tを具体的に計算する。圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から、圧縮機10が初めて運転されたとする。このとき、吸気調整弁4をメンテナンスするまでの残り時間Tmは、前述した吸気調節弁4の点検交換時間と同じ32000時間であり、吸気調整弁4が稼動(オン)された累積回数N1ONは0回である。また、吸気調整弁4の許容稼動回数N1MAXは500万回であるとする。これらの数値を上記式に代入すると、その時点で1回稼動(ロード運転)させるに際してのアンロード可能最短時間Tは、T=32000×60×60(s)÷(500万(回)−0(回))=23(s)となる。
また、別の例として、圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から、圧縮機10が既に10000時間運転され、60万回ロード運転された(吸気調整弁4がオンされた)とする。このとき、吸気調整弁4をメンテナンスするまでの残り時間Tmは22000時間である。また、前記と同様に吸気調整弁4の許容稼動回数N1MAXは500万回である。これらの数値を上記式に代入すると、その時点で1回稼動させるに際してのアンロード可能最短時間Tは、T=22000×60×60(s)÷(500万(回)−60万(回))=18(s)となる。
ステップS5では制御装置8が、前記ロード時間Tがアンロード可能最短時間Tよりも長いか否かを判断する。ロード時間Tがアンロード可能最短時間Tよりも長い場合にはステップS6に進み、長くない場合にはステップS1に戻る。なお、ロード運転時間測定装置12が直近のロード運転開始から継続するロード時間Tを測定している。
ステップS6では圧力検出器6が吐出側の圧力Poを測定する。ステップS7では制御装置8が、測定された吐出圧力Poが必要最低圧力Pよりも大きいか否かを判断する。本実施形態では、必要最低圧力Pは6.0(bar)であるがこれに限定されない。吐出圧力Poが大きい場合にはステップS8に進み、ロード運転時間測定装置12がロード時間Tの測定を停止する。そして、ステップS9で制御装置8が吸気調整弁4をオフして、圧縮機10をロード運転からアンロード運転に切り替える。アンロード運転が開始されるとステップS1に戻る。ステップS7で、吐出圧力Poが必要最低圧力Pよりも大きくないと判断された場合にも、ステップS1に戻る。
ステップS2で制御装置8が、圧縮機10はロード運転中でない、すなわちアンロード運転中であると判断するとステップS10に進み、圧力測定器6が吐出圧力Poを測定する。ステップS11では制御装置8が、測定された吐出圧力Poが必要最低圧力P以下であるか否かを判断する。必要最低圧力P以下である場合にはステップS12に進み、制御装置8が吸気調整弁4をオンして、圧縮機10をアンロード運転からロード運転に切り替える。ロード運転が開始されるとステップS13に進み、ロード運転時間測定装置12がロード運転を開始してからの時間(ロード時間T)の測定を始める。そして、ステップS14では、稼動回数測定装置13が測定している、吸気調整弁4がオンされた累積回数N1ONに1回分を追加して、ステップS1に戻る。
ステップS11で制御装置8が、測定された吐出側の圧力Poが必要最低圧力P以下でないと判断すると、ステップS1に戻る。
以上のように、アンロード可能最短時間Tを超えると、圧縮機本体1をロード運転からアンロード運転に切り替える。そして、アンロード可能最短時間Tを吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間Tmと許容稼動回数N1MAXと累積稼動回数N1ONとに応じて求めている。これにより、吸気調整弁4を許容稼動回数N1MAXの最大限まで稼動させ、できる限り短いサイクルで吸気調整弁4を制御することで、ロード運転時の昇圧を小さく抑えて省エネ運転を行うことができる。なお、図3に示すように、各サイクルにおいて斜線部の面積(吐出圧力の運転時間での積分値)が従来と比べて小さくなっており、消費動力を抑え省エネ運転となっていることが確認できる。
また、吸気調整弁4の点検交換時期は製品の仕様により決められているので、点検交換時期の経過時に吸気調整弁4が予定している許容稼動回数N1MAXとなるように制御することで、吸気調整弁4の稼動回数N1ONを許容稼動回数N1MAXの範囲内で最大限にできる。これにより、点検交換時期よりも先に吸気調整弁4が許容稼動回数N1MAXに達して、本来の点検交換時期とかけ離れた時期に点検交換されるのを防ぐことができる。
次に、図4に示す本発明の第2実施形態に係る圧力制御方法のフローを参照しながら圧力制御方法を具体的に説明する。
ステップS1からステップS3までは第1実施形態と同じであるので説明を省略する。ステップS4では、制御装置8がアンロード可能最短時間Tを計算する。なお、稼動回数測定装置13が、後述する吸気調整弁4がオンおよびオフされた累積回数N2ON、すなわち吸気調整弁4が開閉した累積回数を測定している。
第1実施形態では、アンロード可能最短時間Tを式(1)で定義した。これに対し第2実施形態では、アンロード可能最短時間Tは以下の式(2)で定義される。
<数2>
=Tm÷(N2MAX−N2ON)×2 (2)
Tm:吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間(s)
N2MAX:吸気調整弁4の許容稼動回数である吸気調整弁4がオンおよびオフされる許容回数
N2ON:吸気調整弁4の累積稼動回数である吸気調整弁4がオンおよびオフされた累積回数
吸気調節弁4の許容稼動回数とは、第1実施形態では圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から、次にメンテナンスされるまでの間に吸気調整弁4がオンされる許容回数N1MAXを意味した。これに対し第2実施形態では、吸気調節弁4の許容稼動回数とは、前記いずれか遅い方の時点から次にメンテナンスされるまでの間に吸気調整弁4がオン(開放)およびオフ(閉塞)される許容回数N2MAXを意味する。
吸気調整弁4の累積稼動回数とは、第1実施形態では圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から吸気調整弁4がオンされた累積回数N1ONのことを意味した。これに対し第2実施形態では、吸気調整弁4の累積稼動回数とは、前記いずれか遅い方の時点から吸気調整弁4がオンおよびオフされた累積回数N2ONのことを意味する。
アンロード可能最短時間Tを具体的に計算する。圧縮機10が新規導入されてから、または吸気調整弁4がメンテナンスされてからのいずれか遅い方の時点から、吸気調整弁4をメンテナンスするまでの残り時間Tmは、吸気調節弁4の点検交換時間と同じ32000時間であるとする。また、吸気調整弁4の許容開閉回数N2MAXは第1実施形態の500万回の倍、すなわち1000万回であるとする。
また、前記いずれか遅い方の時点から圧縮機10が既に10000時間運転され、吸気調整弁4は120万回開閉されたとする。このとき、吸気調整弁4をメンテナンスするまでの残り時間は22000時間である。これらの数値を上記式に代入すると、その時点で1回稼動させるに際してのアンロード可能最短時間Tは、T=22000×60×60(秒)÷(1000万(回)−120万(回))×2=18(秒)となる。
続くステップS5からステップS9までは第1実施形態と同じであるので説明を省略する。そしてステップS9Aでは、稼動回数測定装置13が測定している吸気調整弁4の開閉回数N2ONに1回分を追加して、ステップS1に戻る。
ステップS2で制御装置8が、圧縮機10はロード運転中でないと判断した場合に進むステップS10からステップS13までは第1実施形態と同じであるので説明を省略する。ステップS14Aでは、稼動回数測定装置13が測定している吸気調整弁4の開閉回数N2ONに1回分を追加して、ステップS1に戻る。
第2実施形態では、吸気調整弁4がオンされて開いた回数に加えてオフされて閉じた回数を考慮してアンロード可能最短時間Tを計算する。従って、できる限り短いサイクルで吸気調整弁4を制御することで、ロード運転時の昇圧を小さく抑えて省エネ運転を行うことができる。
本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
圧縮機10の構成は、前述した圧縮制御方法を行うことができる限り特に限定されない。また、吸気調整弁4のメンテナンスまでの残り時間Tm、吸気調整弁4の許容稼動回数N1MAX,N2MAXおよび吸気調整弁4の累積稼動回数N1ON,N2ONは特に限定されない。
1 圧縮機
2 吸込流路
4 吸気調整弁
8 制御装置(手段)
11 メンテナンス時間測定装置装置(手段)
12 ロード運転時間測定装置(手段)
13 稼動回数測定装置(手段)

Claims (6)

  1. ガスを吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれ圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
    外部から前記圧縮機本体の前記吸込口までガスを吸い込む吸込流路と、
    オンされると前記吸込流路を開放して前記圧縮機本体をロード運転とし、オフされると前記吸込流路を閉塞して前記圧縮機本体をアンロード運転とする、所定の運転期間経過後にメンテナンスされる吸気調整弁と、
    前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間を測定するメンテナンス時間測定手段と、
    前記吸気調整弁の累積稼動回数を測定する稼動回数測定手段と、
    直近のロード運転開始からの継続時間を測定するロード運転時間測定手段と、
    前記吸気調整弁をオンまたはオフすることで、ロード運転とアンロード運転とを切り替える制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、吐出側で必要とされる必要最低圧力より大きな吐出圧力でロード運転中、前記ロード運転時間測定手段で測定されたロード運転開始からの継続時間が、前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と前記吸気調整弁の許容稼動回数と前記吸気調整弁の累積稼動回数とに基づいて決定されるアンロード可能最短時間を超えるとアンロード運転に切り替える、圧縮機。
  2. 前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(1)で定義される、請求項1に記載の圧縮機。
    <数1>
    =Tm÷(N1MAX−N1ON) (1)
    Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
    N1MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンされる許容回数
    N1ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンされた累積回数
  3. 前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(2)で定義される、請求項1に記載の圧縮機。
    <数2>
    =Tm÷(N2MAX−N2ON)×2 (2)
    Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
    N2MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされる許容回数
    N2ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされた累積回数
  4. ガスを吸い込む吸込口と、前記吸込口から吸い込まれ圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
    外部から前記圧縮機本体の前記吸込口までガスを吸い込む吸込流路と、
    オンされると前記吸込流路を開放して前記圧縮機本体をロード運転とし、オフされると前記吸込流路を閉塞して前記圧縮機本体をアンロード運転とする、所定の運転期間経過後にメンテナンスされる吸気調整弁と、
    を備えた圧縮機の圧力制御方法であって、
    前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間を測定し、
    前記吸気調整弁の累積稼動回数を測定し、
    直近のロード運転開始からの継続時間を測定し、
    吐出側で必要とされる必要最低圧力より大きな吐出圧力でロード運転中、直近のロード運転開始からの継続時間が、前記吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間と前記吸気調整弁の許容稼動回数と前記吸気調整弁の累積稼動回数とに基づいて決定されるアンロード可能最短時間を超えるとアンロード運転に切り替える、圧縮機の圧力制御方法。
  5. 前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(1)で定義される、請求項4に記載の圧縮機の圧力制御方法。
    <数1>
    =Tm÷(N1MAX−N1ON) (1)
    Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
    N1MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンされる許容回数
    N1ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンされた累積回数
  6. 前記アンロード可能最短時間T(s)は以下の式(2)で定義される、請求項4に記載の圧縮機の圧力制御方法。
    <数2>
    =Tm÷(N2MAX−N2ON)×2 (2)
    Tm:吸気調整弁のメンテナンスまでの残り時間(s)
    N2MAX:吸気調整弁の許容稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされる許容回数
    N2ON:吸気調整弁の累積稼動回数である吸気調整弁がオンおよびオフされた累積回数
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