JP5894483B2 - 柄の連結構造 - Google Patents

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本発明は、柄の連結構造に関し、特に、一方のロッド部材を他方のロッド部材の中空内部に挿入して、所定の重なり長さを保持した状態で係止させることにより、これらの一対のロッド部材が軸方向に連結一体化された柄を形成する柄の連結構造に関する。
例えば、清掃具の柄や、杖の柄等の柄は、コンパクトな長さの複数のロッド部材を、軸方向に着脱可能に連結一体化して形成される場合がある。複数のロッド部材を軸方向に着脱可能に連結一体化するための構造として、例えば隣接する各一対のロッド部材のうちの一方を、他方のロッド部材の中空内部に挿入して、所定の重なり長さを保持した状態で係止させることで、連結部に負荷される曲げ応力を、重なり部分で安定して支持できるようにする連結構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、このような連結構造では、好ましくは中空内部を備える他方のロッド部材の周面に、長さ方向に間隔をおいて複数の係止穴を形成しておき、これらの係止穴から選択される、一方のロッド部材に設けられた係止突部を係止させる係止穴を替えることで、柄の長さを変化させることが可能になる(例えば、特許文献2参照)。
一方、特許文献1や特許文献2の連結構造では、一方のロッド部材と他方のロッド部材とを係止させる係止部材として、係止突部を張出し端部に備える、U字形状又はコの字形状に曲折された弾性変形可能な板バネ状の係止部材が用いられている。このような板バネ状の係止部材を用いた連結構造では、例えば図5(a)、(b)に示すように、U字形状又はコの字形状の板バネ状の係止部材50の一方の側片部50aを、一方のロッド部材51の内周面に密着させて支持させると共に、中間片部50bから片持ち梁状に張り出す他方の側片部50cの端部に設けられた係止突部50dを、一方のロッド部材51の外周面よりも外側に突出させて、他方のロッド部材52の周面に形成された係止穴53に係止させることで、一対のロッド部材51,52を連結するようになっている(図5(a)参照)。
また、係止突部50dが係止穴53に係止されている状態から、板バネ状の係止部材50による付勢力に抗して、係止突部50dを一方のロッド部材51の中心軸側に押し込むと共に(図5(b)参照)、一方のロッド部材51を他方のロッド部材52に対して押し出したり引き出したりする力を負荷することで、係止突部50dと係止穴53との係止状態を開放させて、一対のロッド部材51,52を分解できるようにしたり、他の係止穴53に係止突部50dを係止させて柄の長さを変えたりすることができるようになっている。
特許2004−49628号公報 特許2002−325609号公報
しかしながら、上記従来の、U字形状又はコの字形状の板バネ状の係止部材50を用いた柄の連結構造では、係止突部50dは、中間片部50bから片持ち梁状に張り出した、他方の側片部50cの端部に設けられていることから、当該係止突部50dは、押し込みによって、一方のロッド部材51の中心軸に対して垂直又は略垂直な方向に進退移動するのではなく、図5(b)に示すように、他方の側片部50cを下方にしならせながら、中間片部50bとの接合部分を中心として回転する方向に傾いた状態で、斜めに進退移動することになる。このため、特に回転や、しなりの量が大きくなる他方の側片部50cの先端側の部分で、係止突部50dは、係止穴53とのロックが弱くなって、係止状態を安定して保持することが難しくなる。このような不安定な係止状態は、板バネ状の係止部材50と係止穴53との着脱が繰り返し行われることで、一層顕著になる。
本発明は、一対のロッド部材を、弾性変形可能な板バネ状の係止部材を用いて、より安定した状態で着脱可能に連結一体化することのできる柄の連結構造を提供することを目的とする。
本発明は、一方のロッド部材を他方のロッド部材の中空内部に挿入して、所定の重なり長さを保持した状態で係止させることにより、これらの一対のロッド部材が軸方向に連結一体化された柄を形成する柄の連結構造であって、前記一方のロッド部材には、係止頭部を備える板バネ係止部材が収容される収容部が設けられており、前記他方のロッド部材には、前記板バネ係止部材の係止頭部が係止される係止穴が形成されており、前記収容部に収容された前記板バネ係止部材は、前記係止頭部と、該係止頭部の基端部から両側に張り出して設けられた一対の板バネ脚部とを含んで形成されていて、前記一対の板バネ脚部を弾性変形させつつ前記収容部の底面に沿って前記板バネ脚部の端部スライド部をスライド移動させることで、一対の前記端部スライド部の間隔を広げたり狭めたりすることによって、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の中心軸に向けた方向に進退させるようになっており、且つ前記収容部に収容された前記板バネ係止部材は、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の外周面から外側に突出させて、前記他方のロッド部材の前記係止穴に係止された状態から、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の中心軸に向けて押し込むことで、係止状態を開放できるようになっている柄の連結構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の柄の連結構造によれば、一対のロッド部材を、弾性変形可能な板バネ状の係止部材を用いて、より安定した状態で着脱可能に連結一体化することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る柄の連結構造を用いて一対のロッド部材が連結される、清掃具の全体構成を説明する分解斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る柄の連結構造を用いて一対のロッド部材が連結された清掃具の柄を、収縮させた状態で示す、(a)は斜視図、(b)は(a)を半分に縦断した破断斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る柄の連結構造を用いて一対のロッド部材が連結された清掃具の柄を、伸長させた状態で示す、(a)は斜視図、(b)は(a)を半分に縦断した破断斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の好ましい一実施形態に係る柄の連結構造を説明する要部破断斜視図である。 (a)、(b)は、従来の柄の連結構造を説明する略示断面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る柄の連結構造10は、図1〜図3に示すように、例えば柄11を把持して被清掃面の清掃を行えるようにした、ハンディタイプの清掃具20を構成する当該柄11を、一対のロッド部材12,13を軸方向に連結一体化することによって形成するための構造として採用されたものである。また、本実施形態の柄の連結構造10は、弾性変形可能な板バネ状の係止部材として、後述する形状に形成された板バネ係止部材14を用いることで、より安定した状態で、一対のロッド部材12,13を着脱可能に、且つ好ましくは2段階に長さを変化させることが可能に、連結一体化する機能を備える。
ここで、本実施形態では、清掃具20は、図1に示すように、一対のロッド部材12,13からなる柄11と、柄11の先端部に本体側接合部21aと柄側接合部21bとからなる公知のジョイント部21を介して一体として張出し接合される、上下にしなり易い弾性を備える清掃具本体22とを含んで構成される。清掃具本体22には、例えば表裏一対の不織布からなる清掃シート23aを所定の箇所でシール止めして、中央部分に清掃具本体22の装着袋部を形成した使い捨て用の清掃部材23が、着脱交換可能に装着される。清掃具20は、柄11を手で把持して、清掃部材23が装着された清掃具本体22を被清掃面に接触させたり押し付けたりすることにで、被清掃面に付着したごみ、ほこり、汚れ等を、清掃部材23によって効率良く捕集することが可能である。
そして、本実施形態の柄の連結構造10は、図1〜図3に示すように、例えば上述のような構成を備える清掃具20において、一方のロッド部材12を他方のロッド部材13の中空内部13aに挿入して、所定の重なり長さを保持した状態で係止させることにより、これらの一対のロッド部材12,13が軸方向に連結一体化された柄11を形成する連結構造であって、一方のロッド部材12には、係止頭部14aを備える板バネ係止部材14が収容される収容部15が設けられており、他方のロッド部材13には、板バネ係止部材14の係止頭部14aが挿入係止される係止穴16が形成されている。図4(a)、(b)にも示すように、収容部15に収容された板バネ係止部材14は、係止頭部14aと、係止頭部14aの基端部から両側に張り出して設けられた一対の板バネ脚部14bとを含んで形成されていて、一対の板バネ脚部14bを弾性変形させつつ収容部15の底面15aに沿って板バネ脚部14bの端部スライド部14cをスライド移動させることで、一対の端部スライド部14cの間隔を広げたり狭めたりすることによって、係止頭部14aを一方のロッド部材12の中心軸に向けた方向Xに進退させるようになっている。また収容部15に収容された板バネ係止部材14は、係止頭部14aを一方のロッド部材12の外周面から外側に突出させて、他方のロッド部材13の係止穴16に係止された状態から(図4(a)参照)、係止頭部14aを一方のロッド部材12の中心軸に向けて押し込むことで、係止状態を開放できるようになっている(図4(b)参照)。
また、本実施形態では、他方のロッド部材13には、図1に示すように、長さ方向に間隔をおいて、係止穴16が複数箇所(本実施形態では2箇所)に形成されており、これらの係止穴16から板バネ係止部材14を係止させる係止穴16を選択して、係止頭部14aを係止穴16に挿入することで係止できるようになっている。これによって、柄11の長さを、例えば収縮状態(図2(a)、(b)参照)と伸長状態(図3(a)、(b)参照)とに、2段階に変化させることができる。
本実施形態では、清掃具20の柄11を構成する一方のロッド部材12は、例えばポリプロピレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ABS等からなる合成樹脂製の成形品、もしくはアルミ、真鍮などの金属加工品であって、例えば100〜300mm程度の長さを有する。一方のロッド部材12は、柄側接合部21bが一体として連続する一端部分を形成する、他方のロッド部材13の一端部の端面13bの外周断面形状と同様の長径及び短径を有する縦長楕円の略円柱形状の先端拡径部12aと、この先端拡径部12aの柄側接合部21bとは反対側に延設する、他方のロッド部材13の中空内部13aに挿入可能な部分である、先端拡径部12aよりも細くなっている挿入縮径部12bとからなる。本実施形態では、挿入縮径部12bは、好ましくは非円形の外周断面形状として、例えば略4角形の外周断面形状を有する、中実の略4角柱形状のロッド部となっている。
また、一方のロッド部材12の、柄側接合部21bとは反対側の端部には、板バネ係止部材14が収容される収容部15が形成されている。本実施形態では、収容部15は、一方のロッド部材12の外周面に開口すると共に、一方のロッド部材の長さ方向に延設する、2段構造の凹溝として形成されている。すなわち、収容部15は、図4(a)、(b)に示すように、一方のロッド部材の長さ方向の幅が小さくなっている、開口部15b側の狭幅部15cと、一方のロッド部材の長さ方向の幅が大きくなっている、底面15a側の長幅部15dとからなる、凸字形の縦断面形状を備える凹溝として形成されている。また収容部15は、一方のロッド部材の幅方向の溝幅が、例えば10〜50mm程度となるように形成されていると共に、長幅部15dによる底面15aが、開口部15bと背向する部分の外周面と近接して配置されるような深さを有する凹溝として形成されている。この収容部15には、後述する板バネ係止部材14が、係止頭部14aを狭幅部15cに臨ませると共に、板バネ脚部14bの端部スライド部14cを長幅部15dに配設した状態で装着される。
清掃具20の柄11を構成する他方のロッド部材13は、図1〜図3に示すように、一方のロッド部材12と同様に、例えばポリプロピレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ABS等からなる合成樹脂製の成形品、もしくはアルミ、真鍮などの金属加工品であって、一方のロッド部材12の挿入縮径部12bよりも僅かに長い、例えば100〜300mm程度の長さを備える。他方のロッド部材13は、一端部の端面13bに挿入開口13cが開口すると共に、他端部がエンド壁13dによって閉塞された、中空の略有天円筒形状のロッド部となっている。また他方のロッド部材13は、挿入開口13cが形成された一端部の端面13bおいて、一方のロッド部材12の先端拡径部12aの外周断面形状と同様の、例えば5〜50mm程度の長径及び短径を有する縦長楕円の外周断面形状を備えると共に、他端部のエンド壁13dに向けて、その外周断面形状を緩やかに拡径させた形状を備えている。これによって、柄11を収縮状態とした際に、一方のロッド部材12の先端拡径部12aの外周面と、他方のロッド部材13の外周面とが、滑らかに連続することになる(図2(a)参照)。なお、他方のロッド部材13の他端部のエンド壁13dには、当該エンド壁13dの後方に連続して、吊下げリング部24が、一体として設けられている。
また、本実施形態では、他方のロッド部材13に、板バネ係止部材14の係止頭部14aを係止させる係止穴16が、他方のロッド部材13の外周面と内周面との間を貫通して、2箇所に開口形成されている。すなわち、係止穴16は、他方のロッド部材13の周方向の同じ位置に配設されて、挿入開口13cに近接する部分と、エンド壁13bに近接する部分との2箇所に開口形成されている。係止穴16は、各々、他方のロッド部材13の長さ方向の開口幅が、収容部15に装着された板バネ係止部材14の係止頭部14aの、一方のロッド部材12の長さ方向の突起幅と略合致する形状となるように形成されている。係止穴16の開口周縁部は、これの全周又は一部が、他方のロッド部材13の外周面から内周面に向けて斜め内側に傾斜する、テーパー面16aによって面取りされていることが好ましい。
さらに、本実施形態では、他方のロッド部材13の中空内部13aは、一方のロッド部材12の当該中空内部13aに挿入される部分である、挿入縮径部12bの、非円形の例えば略4角形の外周断面形状と対応する、非円形の略4角形の内周断面形状を備えている。また、本実施形態では、係止穴16は、他方のロッド部材13の中空内部13aの略4角形の内周断面形状の同じ角部分に、各々形成されていると共に、板バネ係止部材14が装着される収容部15の開口部15bは、一方のロッド部材12の挿入縮径部12bの略4角形の外周断面形状の角部分に形成されている。
一方のロッド部材12の挿入縮径部12bや他方のロッド部材13の中空内部13aが、非円形の外周断面形状や内周断面形状を備えていることにより、一方のロッド部材12の挿入縮径部12bの少なくとも先端部分を他方のロッド部材13の中空内部13aに挿入した状態では、一方のロッド部材12が他方のロッド部材13に対して回転しなくなるので、各々の係止穴16と、収容部15に装着された板バネ係止部材14の係止頭部14aとを、よりスムーズに位置合わせすることが可能になる。また特に、係止穴16が中空内部13aの略4角形の内周断面形状の角部分に形成されていると共に、係止頭部14aが突出する収容部15の開口部15bが挿入縮径部12bの略4角形の外周断面形状の角部分に形成されているので、挿入縮径部12bの挿入開始時に、収容部15の開口部15bが形成された挿入縮径部12bの角部分を、係止穴16が形成された他方のロッド部材13の周方向の位置に合わせながら、さらにスムーズに一方のロッド部材12の挿入縮径部12bを他方のロッド部材13の中空内部13aに挿入してゆくことが可能になる。
一方のロッド部材12と他方のロッド部材13とを係止する板バネ係止部材14は、図1及び図4(a)、(b)に示すように、係止頭部14aと、係止頭部14aの基端部から両側に張り出して設けられた、一対の板バネ脚部14bとを含んで形成されている。板バネ係止部材14は、本実施形態では、一方のロッド部材12の柄側接合部21bとは反対側の端部に形成された上述の収容部15に装着されて、2段構造の凹溝となっている収容部15の狭幅部15cに係止頭部14aを臨ませると共に、板バネ脚部14bの端部スライド部14cを長幅部15dに配設して、収容部15から抜け落ちない状態で取り付けられている。
板バネ係止部材14は、例えばポリアセタール、ポリアミド、ポリプロピレン等からなる合成樹脂製の成形品であって、収容部15の溝幅よりも僅かに小さな、これと略同様の厚さを備えるように形成される。板バネ係止部材14は、図4(a)に示すように、その係止頭部14aが、先端側の一対の角部分が弧状に面取りされた略矩形の正面形状を備えると共に、係止頭部14aの基端部側の一対の角部分から連続して両側に張り出して設けられた、一対の板バネ脚部14bが、略4半円弧状の正面形状を備える。また板バネ係止部材14は、係止頭部14aを左右に2等分割する中心線c−cを対称軸とする、線対称の正面形状を有している。一対の板バネ脚部14bの先端部分には、当該先端部分を外側に曲折させて、収容部15の底面15aとのスライド移動可能な当接面を形成する、端部スライド部14cが各々設けられている。
また、板バネ係止部材14は、係止頭部14aの基端部から両側に張り出す一対の板バネ脚部14bの延設方向を、一方のロッド部材12の長さ方向に延設する収容部15の延設方向に沿わせることで、板バネ脚部14bの端部スライド部14cを、収容部15の長幅部15dによる底面15aに沿って一方のロッド部材12の長さ方向にスライド移動させることができるように、収容部15に装着される。これによって、板バネ係止部材14は、一対の板バネ脚部14bを弾性変形させつつ、板バネ脚部14bの端部スライド部14cを収容部15の底面15aに沿ってスライド移動させることで、一対の端部スライド部14cの間隔を広げたり狭めたりすることによって、係止頭部14aを一方のロッド部材12の中心軸に向けた方向Xに進退させることが可能になる(図4(a)、(b)参照)。板バネ脚部14bの端部スライド部14cを、一方のロッド部材の長さ方向にスライド移動させるようにしたことで、容易に係止頭部14aを一方のロッド部材12の中心軸に向けて押し込むことが可能になる。
上述の構成を備える柄の連結構造10によって一対のロッド部材12,13を連結して柄111を形成するには、例えば図1に示す一方のロッド部材12と他方のロッド部材13とが分解された状態から、一方のロッド部材12の挿入縮径部12bの収容部15に装着された板バネ係止部材14の、一方のロッド部材12の外周面よりも外側に突出する係止頭部14aを、板バネ脚部14bによる付勢力に抗して中心軸側に指で押し込むと共に、一方のロッド部材12の挿入縮径部12bを、係止頭部14aを係止穴16に位置合わせしつつ、他方のロッド部材13の中空内部13aに、端面13bの挿入開口13cを介して挿入してゆく。挿入縮径部12bを他方のロッド部材13に挿入して、押し込まれた係止頭部14aが、挿入開口13c側の係止穴16に到ると、係止頭部14aは、板バネ脚部14bの付勢力によって外側に押し出されて係止穴16に係止される。これによって、一方のロッド部材12と他方のロッド部材13とを、柄11を伸長させた状態で連結することが可能になる(図3(a)、(b)参照)。
また、柄11を伸長させた状態から、係止穴16に係止されている板バネ係止部材14の係止頭部14aを、板バネ脚部14bによる付勢力に抗して中心軸側に指で押し込むと共に、一方のロッド部材12を他方のロッド部材13に対して押し出したり引き出したりする力を負荷することで、係止頭部14aと係止穴16との係止状態を開放させることが可能になる。例えば一方のロッド部材12を押し出して、挿入縮径部12bを他方のロッド部材13の中空内部13aにさらに挿入してゆくことで、押し込まれた係止頭部14aが、エンド壁13d側の係止穴16に到ると、係止頭部14aは、板バネ脚部14bの付勢力によって外側に押し出されて係止穴16に係止される。これによって、一方のロッド部材12と他方のロッド部材13とを、柄11を収縮させた状態で連結することが可能になる(図2(a)、(b)参照)。
そして、上述の構成を備える本実施形の柄の連結構造10によれば、一対のロッド部材12,13を、弾性変形可能な板バネ係止部材14を用いて、より安定した状態で着脱可能に連結一体化することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、収容部15に収容された板バネ係止部材14は、係止頭部14aと、係止頭部14aの基端部から両側に張り出して設けられた一対の板バネ脚部14bとを含んで形成されていて、一対の板バネ脚部14bを弾性変形させつつ収容部15の底面15aに沿って板バネ脚部14bの端部スライド部14cをスライド移動させることで、一対の端部スライド部14cの間隔を広げたり狭めたりすることによって、係止頭部14aを一方のロッド部材12の中心軸に向けた方向Xに進退させるようになっている。
したがって、収容部15に収容された板バネ係止部材14は、係止頭部14aを一方のロッド部材12の外周面から外側に突出させて、他方のロッド部材13の係止穴16に係止された状態から(図4(a)参照)、係止頭部14aが一方のロッド部材12の中心軸側に押し込まれた際に、片持ち梁状に張り出した側片部の端部に係止突部が設けられているU字形状又はコの字形状の板バネ状の係止部材(図5(a)、(b)参照)のように、傾いた状態で斜めに進退移動することがなく、一方のロッド部材12の中心軸に対して垂直又は略垂直な方向に進退移動することができるので(図4(b)参照)、一対のロッド部材12,13を、より安定した状態で着脱可能に連結一体化することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、他方のロッド部材に長さ方向に間隔をおいて係止穴が複数箇所に形成されている必要は必ずしもなく、係止穴が1箇所のみ形成されている他方のロッド部材に一方のロッド部材を連結させる場合にも、本発明を採用することができる。また、板バネ係止部材は、板バネ脚部の端部スライド部を、一方のロッド部材の長さ方向にスライド移動させるように装着する必要は必ずしもなく、例えば一方のロッド部材の周方向にスライド移動させるように装着することもできる。さらに、一方のロッド部材の、他方のロッド部材の中空内部に挿入される部分の外周断面形状や、他方のロッド部材の中空内部の内周断面形状は、略4角形の他、楕円や3角形等、その他の種々の非円形の外周断面形状とすることができると共に、これらの外周断面形状や内周断面形状は、円形の断面形状とすることもできる。
さらにまた、板バネ係止部材が装着される収容部は、狭幅部と長幅部とからなる2段構造の凹溝となっている必要は必ずしもなく、板バネ係止部材を、係止頭部を外側に突出させると共に抜け落ちない状態で装着できる、その他の種々の形状の収容部であっても良い。例えば、一方のロッド部材の、他方のロッド部材の中空内部に挿入される部分が、中空のパイプ状の部分として形成されている場合には、これの中空内部を、収容部として利用することもできる。本発明の柄の連結構造は、清掃具の柄に限定されることなく、杖の柄等の、その他の種々の柄を、一対のロッド部材を軸方向に連結一体化して形成する構造として採用することができる。
10 柄の連結構造
11 柄
12 一方のロッド部材
12a 先端拡径部
12b 挿入縮径部
13 他方のロッド部材
13a 中空内部
13b 一端部の端面
13c 挿入開口
13d エンド壁
14 板バネ係止部材
14a 係止頭部
14b 板バネ脚部
14c 端部スライド部
15 収容部
15a 底面
15b 開口部
15c 狭幅部
15d 長幅部
16 係止穴
20 清掃具
21 ジョイント部
22 清掃具本体
23 清掃部材
X 一方のロッド部材の中心軸に向けた方向

Claims (5)

  1. 一方のロッド部材を他方のロッド部材の中空内部に挿入して、所定の重なり長さを保持した状態で係止させることにより、これらの一対のロッド部材が軸方向に連結一体化された柄を形成する柄の連結構造であって、
    前記一方のロッド部材には、係止頭部を備える板バネ係止部材が収容される収容部が設けられており、前記他方のロッド部材には、前記板バネ係止部材の係止頭部が係止される係止穴が形成されており、
    前記収容部は、延設方向の幅が小さくなっている、開口部側の狭幅部と、延設方向の幅が大きくなっている、底面側の長幅部とからなる、凸字形の縦断面形状を備える2段構造の凹溝として形成されており、
    前記収容部に収容された前記板バネ係止部材は、前記係止頭部と、該係止頭部の基端部から両側に張り出して設けられた一対の板バネ脚部とを含んで形成されていると共に、凹溝として形成された前記収容部の溝幅よりも僅かに小さな、これと略同様の厚さを備えるように形成されており、
    前記板バネ係止部材は、2段構造の凹溝となっている前記収容部の前記狭幅部に前記係止頭部を臨ませると共に、前記板バネ脚部の端部スライド部を長幅部に配設して、前記収容部から抜け落ちない状態で取り付けられており、
    前記一対の板バネ脚部を弾性変形させつつ前記収容部の底面に沿って前記板バネ脚部の端部スライド部をスライド移動させることで、一対の前記端部スライド部の間隔を広げたり狭めたりすることによって、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の中心軸に向けた方向に進退させるようになっており、
    且つ前記収容部に収容された前記板バネ係止部材は、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の外周面から外側に突出させて、前記他方のロッド部材の前記係止穴に係止された状態から、前記係止頭部を前記一方のロッド部材の中心軸に向けて押し込むことで、係止状態を開放できるようになっている柄の連結構造。
  2. 前記他方のロッド部材には、長さ方向に間隔をおいて、前記係止穴が複数箇所に形成されており、これらの係止穴から前記板バネ係止部材を係止させる係止穴を選択して、前記係止頭部を係止できるようになっている請求項1記載の柄の連結構造。
  3. 前記板バネ係止部材は、前記板バネ脚部の端部スライド部を、前記収容部の底面に沿って、前記一方のロッド部材の長さ方向にスライド移動させるように、前記収容部に収容されている請求項1又は2記載の柄の連結構造。
  4. 前記一方のロッド部材の、前記他方のロッド部材の中空内部に挿入される部分は、非円形の外周断面形状を備えており、前記他方のロッド部材の中空内部は、前記一方のロッド部材の前記非円形の外周断面形状と対応する、非円形の内周断面形状を備えている請求項1〜3のいずれか1項記載の柄の連結構造。
  5. 前記柄が、清掃具の柄である請求項1〜4のいずれか1項記載の柄の連結構造。
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