JP5893679B2 - マルチフロー排気系における排気騒音に影響を与えるためのシステム - Google Patents

マルチフロー排気系における排気騒音に影響を与えるためのシステム Download PDF

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、独国にて2013年6月25日付で出願された特許出願第10 2013 010 609.5号の優先権を主張するものであり、この出願の内容全体を参照により本明細書に援用する。
本発明は、内燃機関によって駆動される車両の排気系中を伝搬する音波(排気騒音)に影響を与えるためのシステムに関する。より詳細には、本発明は、マルチフロー排気系中を伝搬する音波に影響を与えるためのシステムに関する。
マルチフロー排気系は、大量の排気ガスの流れをほとんど抵抗を受けずに確実に排出するために用いられる。大量の排気ガスの流れは、特に、強力なエンジンの場合に発生する。マルチフロー排気系の特徴は、内燃機関から発生して排気系を通過した排気ガスが排気系の少なくとも2つのテールパイプを介して周囲へ排出されることである。
内燃機関の構造(例えば、レシプロピストンエンジン、ピストンのないロータリーエンジン、またはフリーピストンエンジン)にかかわらず、連続して実行される行程(特に、混合気の吸入および圧縮、燃焼、ならびに燃焼混合気の排出)の結果として騒音が発生する。一方では、その騒音は、内燃機関中を固体伝搬音として伝搬し、内燃機関の外部へ空気伝搬音として放出される。他方では、その騒音は、内燃機関と流体連通(fluid communication)する排気系中を空気伝搬音として燃焼混合気と共に伝搬する。
これらの騒音は有害なものとみなされることが多い。一方では、内燃機関によって駆動される車両の製造会社が遵守するべき、騒音からの保護に関する法による規定が存在する。これらの法による規定は、通常、車両の動作についての最大許容音圧を示している。製造会社は、他方で、それぞれの製造会社のイメージに合い、かつ顧客に評判のよい特徴的な騒音放出を自社が生産する内燃機関により駆動される車両に付与しようとする。排気量が小さい現在のエンジンは、このような意図された特徴的騒音を自然に生成することができない場合が多い。
内燃機関中を固体伝搬音として伝搬する騒音は、かなり小さくすることができるため、騒音からの保護に関する限り、通常は問題にならない。排気量の小さい内燃機関の使用またはさらには電気モータの使用の増加に伴って、エンジン(またはモータ)騒音がしばしばユーザにとって魅力的でなく、かつ/または、車両製造会社のイメージに合わないという問題が生じている。
内燃機関の排気系中を空気伝搬音として燃焼混合気と共に伝わる騒音は、排気系の排出開口の手前、かつ触媒コンバータがある場合はその下流、に位置する排気マフラーによって低減される。各マフラーは、例えば、吸収および/または反射の原理によって作用し得る。どちらの動作原理も、欠点は、比較的大きい空間を必要とし、燃焼混合気に対して比較的高い抵抗を生じ、その結果、車両の全体効率が低下し、燃料消費が増加することである。
かなり以前から、マフラーに代わるものまたはマフラーを補うものとして、内燃機関によって生成されて排気系中を伝搬する空気伝搬騒音に、電気音響的に生成されたアンチノイズを重畳する、いわゆるアンチノイズ(アンチサウンド)システムが開発されている。例えば以下の特許文献1〜18からそれぞれのシステムが公知である。
各アンチノイズシステムは、典型的には、いわゆるフィルタードX最小平均二乗(FxLMS)アルゴリズムを用いて、エラーマイクロホンで計測されたエラー信号を、排気系と流体連通する少なくとも1つのスピーカで音響騒音を出力することによってゼロ(ノイズキャンセレーションの場合)または予め設定された閾値(騒音に影響を与える場合)にしようとする。排気系中を伝搬する音波とスピーカによって生成されるアンチノイズとの完全に相殺的な干渉を達成するためには、スピーカからの音波は、排気系中を伝搬する音波と振幅および周波数が一致していながら180度の相対的位相ずれを有していなければならない。仮に、スピーカで生成されたアンチノイズ音波と排気系中を伝搬する空気伝搬音の音波とが周波数で一致し、相対的に180度の位相ずれがあっても、振幅で一致していなければ、排気系中を伝搬する空気伝搬音の音波は減衰されるだけである。アンチノイズは、FxLMSアルゴリズムを用いて、互いに90度ずれた2つの正弦波振動の適切な周波数および位相位置を決定し、これらの正弦波振動の所要振幅を算出することによって、排気管中を伝搬する空気伝搬騒音の周波数帯ごとに別々に算出される。アンチノイズシステムは、音の打消しまたは音に影響を与えたことが、排気系の少なくとも外部で、しかし必要に応じて内部でも、可聴かつ計測可能であることを目標とする。本文書において用いられる用語「アンチノイズ」は、アンチノイズシステムの少なくとも1つのスピーカによって出力される音を燃焼機関の連続して実行される行程の結果として排気系中を伝搬する空気伝搬音と区別するためのものである。アンチノイズ自体は単純な空気伝搬音である。なお、本文書はFxLMSアルゴリズムの使用に限定されるものではない。
以下に、先行技術に係るアンチノイズシステムを含む排気系について、図1および図2を参照しながら説明する。
アンチノイズシステム1を特徴として備える排気系は、スピーカ3を内蔵し、テールパイプ4の領域で排気系6に接続された防音筐体の形態の音生成器2を含む。
テールパイプ4は、排気系を通過した排気ガスを環境へ排出するための排出開口5を含む。
圧力センサの形態のエラーマイクロホン7がテールパイプ4に設けられる。エラーマイクロホン7は、排気系6と音生成器2との流体接続(fluid connection)を提供する領域よりも下流の部分でテールパイプ4の内部の圧力変動すなわち騒音を計測する。本明細書において用語「下流」は、排気ガスの流れの方向に関する。図2に排気ガスの流れの方向を矢印で示す。
スピーカ3およびエラーマイクロホン7は、(アンチノイズ)制御装置8に電気的に接続される。さらに、制御装置8は、CANデータバスを介して内燃機関10のエンジン制御ユニット9に接続される。
アンチノイズ制御装置8は、フィルタードx最小平均二乗(FxLMS)アルゴリズムを用いて、エラーマイクロホン7で計測された騒音と、CANデータバスを介して受信した燃焼機関10の動作パラメータとに基づいて、スピーカ3用のデジタル制御信号を算出し、これにより、デジタル制御信号は、排気系6の内部を伝搬する騒音をアンチノイズの印加によって実質的に消音することを可能にし、スピーカ3に提供される。
排気騒音に影響を与えるための既に知られているシステムの欠点は、これらのシステムがマルチフロー排気系用に設計されたものではないことである。
米国特許第4,177,874号明細書 米国特許第5,229,556号明細書 米国特許第5,233,137号明細書 米国特許第5,343,533号明細書 米国特許第5,336,856号明細書 米国特許第5,432,857号明細書 米国特許第5,600,106号明細書 米国特許第5,619,020号明細書 欧州特許第0 373 188号明細書 欧州特許出願公開第0 674 097号明細書 欧州特許第0 755 045号明細書 欧州特許第0 916 817号明細書 欧州特許第1 055 804号明細書 欧州特許第1 627 996号明細書 独国特許出願公開第197 51 596号明細書 独国特許第10 2006 042 224号明細書 独国特許出願公開第10 2008 018 085号明細書 独国特許出願公開第10 2009 031 848号明細書
本発明の実施形態は、マルチフロー排気系中を伝搬する排気ガス騒音に影響を与えるための、低複雑性かつ低コストのアンチノイズシステムを提供する。
実施形態は、マルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムに関係する。本システムは、制御装置と、少なくとも1つのアクチュエータとを含む。アクチュエータは、制御信号を受信し、該制御信号に応じた音を生成するように構成される。上記アクチュエータは、具体的にはスピーカ、より具体的にはボイスコイルスピーカであり得る。上記少なくとも1つのアクチュータは、音生成器内部に配置される。上記少なくとも1つのアクチュエータが各々の内部に配置された複数の音生成器が設けられてもよい。少なくとも1つのアクチュエータは、例えば、光学および/または電気配線を介して制御信号を受信するために制御装置と通信し、音生成器内に音を生成するように構成される。これにより、制御装置から受信された制御信号に応じた音が音生成器内に生成される。音生成器は、車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時に接続されるようにも構成される。制御装置は、音生成器内に配置された少なくとも1つのアクチュエータに上記車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路の内部の音の振幅を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消させる制御信号を生成するように構成され、したがってソフトウェアによって構成される。
この結果、音生成器は、マルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に対して同時に割り当てられ、流体接続を介してこれらの排気路を音で満たす。したがって、マルチフロー排気系において、少なくとも1つのアクチュエータを備えた別個の音生成器を排気路ごとに設ける必要がない。よって、制御装置は1つあればよい。このことは、設置スペースおよび費用の節約になり、構造の複雑性を低減させる。
本文書において、マルチフロー排気系は、内燃機関の燃焼室と流体連通しているかまたは流体連通するようになっている少なくとも2つのテールパイプを有する排気系であると理解される。排気系は、内燃機関の燃焼室と流体連通しているかまたは内燃機関の燃焼室と流体連通するようになっているテールパイプを、例えば、2つだけ有していてもよく、または少なくとも1対有していてもよい。
一実施形態によると、アンチノイズシステムは、上記制御装置に接続された少なくとも1つのエラーマイクロホンをさらに含む。エラーマイクロホンは、排気系の内部の音を計測し、対応する計測信号を光学または電気配線を介して制御装置に出力するように構成される。制御装置は、制御信号を上記少なくとも1つのアクチュエータに出力することによって、エラーマイクロホンから受信した計測信号を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消すように構成される。これは、エラーマイクロホンによって計測され且つ排気系を通過する音の振幅を少なくとも部分的に、または完全に打ち消すことによって、間接的に達成される。
一実施形態によると、上記少なくとも1つのエラーマイクロホンは、排気ガスの流れに関して音生成器と排気系との流体接続の部分にある位置で、追加の管によって、車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時に接続可能である。
このため、エラーマイクロホンは、マルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時に対応付けられるので、閉ループ制御回路はただ1つあればよい。このことにより、構造の複雑性が低減する。
一実施形態によると、エラーマイクロホンの上記少なくとも2つの排気路への流体接続は、特に可撓性を有し、特に同じ長さを有する2つの管によって実現され、これにより、該2つの管はT型パイプまたはY型パイプを用いて相互に接続され、各管の自由端は排気路に接続される。そして、エラーマイクロホンは、T型パイプまたはY型パイプの残りの脚部に取り付けられる。
別の実施形態によると、少なくとも1つのエラーマイクロホンが排気系の排気路ごとに設けられ、これにより、エラーマイクロホンは、車両のマルチフロー排気系の対応付けられた排気路にのみ接続可能であり、排気系における、音生成器と排気系との流体接続の部分の位置にある。一実施形態によると、エラーマイクロホンは、排気系における、音生成器と排気系との流体接続の部分よりも排気ガスの流れに関して下流の位置で接続可能であり得る。
これゆえに、排気路ごとに別個のエラーマイクロホンが設けられてもよい。一実施形態によると、これらのエラーマイクロホンの計測値の平均が求められ、平均値に対応する計測信号が制御装置に出力される。このようにして、いくつかのエラーマイクロホンが存在する場合であっても、設けられる閉ループ回路は1つだけであり得る。
一実施形態によると、上記制御装置は、車両の内燃機関のエンジン制御ユニットに接続可能であり、該エンジン制御ユニットから受信した信号に応じたデジタル制御信号を生成するように構成される(したがってソフトウェアによって構成される)。上記エンジン制御ユニットから受信される信号は、例えば、内燃機関のエンジン速度および/またはトルクを含み得る。
一実施形態によると、本システムは、アクチュエータを1つだけ含み、よって音生成器を1つだけ含む。
一実施形態によると、本システムは、エラーマイクロホンを1つだけ含む。
一実施形態によると、本システムは、制御装置を1つだけ含む。
一実施形態によると、音生成器は、ツインD型パイプを含み、該ツインD型パイプの両方のD型パイプが音生成器の共有の内部空間と同時に流体連通し、かつ、該ツインD型パイプの各D型パイプは、車両のマルチフロー排気系の排気路の1つと接続可能である。ツインD型パイプは、2つの半円形状断面のパイプをそれぞれの平坦な側で合わせ、長手方向の縁を例えば溶接シームによって接合することによって形成される。
別の実施形態によると、音生成器は、Y型パイプを含み、該Y型パイプの1つの脚部は音生成器の内部空間と流体連通し、該Y型パイプの他の脚部はそれぞれ、車両のマルチフロー排気系の排気路の1つに接続可能である。
さらに別の実施形態によると、音生成器は、いくつかの接続パイプが同時に挿入される前室空間(antechamber volume)を含み、各接続パイプは、車両のマルチフロー排気系の対応付けられた1つの排気路にのみ接続可能である。
一実施形態によると、上記少なくとも1つの音生成器は、少なくとも1つのスピーカを収容するスピーカ筐体である。
車両用のマルチフロー排気系の実施形態は、少なくとも2つの排気路、具体的には少なくとも1対の排気路、より具体的には2つの排気路と、上述のようなアンチノイズシステムとを含む。上記少なくとも2つの排気路は、車両の内燃機関に接続可能であり、内燃機関から排出された排気ガスを通過させるようになっている。上記少なくとも2つの排気路はそれぞれ、各排気路を通る排気ガスを排気系から排出するテールパイプを含む。音生成器は、車両のマルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路に同時に接続される。
一実施形態によると、上記マルチフロー排気系のアンチノイズシステムは、排気ガスの流れに関して、排気系における、音生成器と排気系との流体接続の部分にある位置で、追加のパイプによって、車両のマルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路に同時に接続された、少なくとも1つのエラーマイクロホンを含む。
一実施形態によると、上記マルチフロー排気系のアンチノイズシステムは、排気系の排気路ごとに少なくとも1つのエラーマイクロホンを含み、該エラーマイクロホンは、排気ガスの流れに関して、排気系における、音生成器と排気系との流体接続の部分にある位置で、車両のマルチフロー排気系の対応付けられた1つの排気路にのみ接続される。
一実施形態によると、マルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路の全てにおいて、内燃機関と、音生成器が各排気路に接続された各排気路上の位置との間の長さが同一である。あるいは、10%未満、具体的には5%未満、より具体的には3%未満の長さの差が許容される。さらに、それぞれの排気路と音生成器との間の各導管の長さも同一である。あるいは、10%未満、具体的には5%未満、より具体的には3%未満の長さの差が許容される。この結果、導管の長さが異なることによって音が排気路中を伝搬するのにかかる時間に差が出ることがない。
一実施形態によると、マルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路は、当該排気路を通過する排気ガスの流れ方向に関して音生成器と排気系との流体接続の部分よりも上流かつ内燃機関よりも下流に位置する共有(共通)の空間を含む。この共有空間により、上記少なくとも2つの排気路中を伝搬する2つの音波の位相が確実に実質的に同一となる。この共有空間は、例えば、ターボチャージャ領域に設けられ得る。
一実施形態によると、上記少なくとも2つの排気路は、当該排気路を通過する排気ガスの流れ方向に関してテールパイプよりも上流かつ内燃機関よりも下流に位置する共通の空間を含む。音生成器は、この共通の空間の領域内に配置され、したがって上記車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時に接続される。この共通の空間は、例えば、ターボチャージャ領域に設けられ得る。これにより、音生成器がこの共通の空間内に配置される必要がなくなる。音生成器はこの共通の空間と流体接続/連通していればよい。
一実施形態によると、マルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路のそれぞれは、別個のマフラー(例えば、プレマフラーおよび/または中間マフラー)ならびに/あるいは別個の放出制御システム(例えば、触媒コンバータ)を含む。上記別個のマフラーおよび/または別個の放出制御システムは、内燃機関および/または共通の空間(音生成器と排気系との流体接続の部分よりも上流かつ内燃機関よりも下流に位置する)と、音生成器が各排気路に接続された各排気路上の位置との間に位置する。対応付けられた排気路を通過する排気ガスのみがそれぞれの当該別個のマフラーおよび放出制御システムを流れる。
自動車の実施形態は、エンジン制御ユニットを備えた内燃機関と、上述のようなマルチフロー排気系とを含む。マルチフロー排気系は、内燃機関、特に内燃機関の燃焼室と流体連通する。マルチフロー排気系のアンチノイズシステムの制御装置は、車両の内燃機関のエンジン制御ユニットに接続される。
車両のマルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムの制御方法の実施形態は、以下のステップを含む。車両のエンジン制御ユニットから動作パラメータ(例えば、エンジン速度および/またはトルクなど)を受信する。追加的にまたは代替的に、排気系の内部の音が計測されてもよい。次いで、動作パラメータおよび/または計測された音に基づいて、内燃機関によって生成されてマルチフロー排気系の上記少なくとも2つの排気路を通過する空気伝搬音の振幅を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消すように適合された制御信号を算出する。次いで、少なくとも1つのアクチュエータを上記制御信号を用いて動作させることによって空気伝搬アンチノイズを生成し、内燃機関によって生成されて上記少なくとも2つの排気路を通過する音の振幅を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消すために、マルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時にアンチノイズを供給する。アンチノイズシステムは、例えば、上述のアンチノイズシステムである。
車両のマルチフロー排気系を通過する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムの使用の実施形態は、上述のようなアンチノイズシステムを準備するステップと、音生成器を車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に結合するステップとを含む。これにより、音生成器は、少なくとも2つの排気路と同時に流体連通するように使用される。
なお、本明細書および請求項において特徴を列挙するために用いられる「含む(including)」、「含む(comprising)」、「含む(containing)」、「有する(having)」、および「備えた(with)」という用語ならびにそれらの文法的変化は、一般に、例えば方法のステップ、構成要素、範囲、または寸法などのような特徴を非制限的に列挙するものと考えられ、1つ以上の他の特徴または他のもしくは追加の特徴のグループの存在または追加を除外するものではない。
本開示の上記およびその他の有利な特徴は、以下の代表的な実施形態の詳細な説明ならびに請求項および図面からより明らかになる。図面において、同じまたは類似の要素は、同じまたは類似の参照符号によって示す。なお、本発明は以下に説明する代表的な実施形態に限定されるわけではなく、添付の請求項の範囲によって定められ、また、全ての考えられ得る実施形態が本明細書において特定される利点のひとつひとつの全てまたはいずれかを必ずしも提示するとは限らない。特に、本発明に係る実施形態において、個々の特徴が以下に挙げる例とは異なる数および組合せで実施されることもある。以下の本発明の代表的な実施形態の説明においては、次の添付の図面を参照する。
図1は、アンチノイズシステムの音生成器を含む排気系の一部の斜視図を概略的に示す。 図2は、先行技術に係る、内燃機関の排気系と協働するアンチノイズシステムであって、図1の音生成器が用いられ得るアンチノイズシステムのブロック図を概略的に示す。 図3Aは、本発明の実施形態に係る、内燃機関の排気系と協働するアンチノイズシステムを概略的に示す。 図3Bは、本発明の実施形態に係る、内燃機関の排気系と協働するアンチノイズシステムを概略的に示す。 図3Cは、本発明の実施形態に係る、内燃機関の排気系と協働するアンチノイズシステムを概略的に示す。 図4Aは、本発明の実施形態に係る、図3A、図3B、図3Cのアンチノイズシステムの音生成器の、内燃機関の排気系への接続を概略的に示す。 図4Bは、本発明の実施形態に係る、図3A、図3B、図3Cのアンチノイズシステムの音生成器の、内燃機関の排気系への接続を概略的に示す。 図4Cは、本発明の実施形態に係る、図3A、図3B、図3Cのアンチノイズシステムの音生成器の、内燃機関の排気系への接続を概略的に示す。 図4Dは、本発明の実施形態に係る、図3A、図3B、図3Cのアンチノイズシステムの音生成器の、内燃機関の排気系への接続を概略的に示す。 図4Eは、本発明の実施形態に係る、図3A、図3B、図3Cのアンチノイズシステムの音生成器の、内燃機関の排気系への接続を概略的に示す。 図5は、本発明に係るアンチノイズシステムを備える排気系を含む自動車を概略的に示す。
以下、本発明のいくつかの実施形態を図面に関して説明する。
図3A、図3B、図3Cを参照すると、内燃機関100によって生成された排気ガス流は、まずまとめられ、次いでターボチャージャ110に供給される。その後、排気ガスは、2つの排気路60、61に沿って2つの触媒コンバータ62、63と2つのプレマフラー64、65とを別々に通され、最終的にテールパイプ50、51の排出開口40、41を通って周囲へ排出される。排気ガスの流れの方向を矢印で示す。
なお、ターボチャージャ110、触媒コンバータ62、63、およびプレマフラー64、65は、全くの任意である。代替的にまたは追加的に、放出制御および音吸収のために他の要素が設けられてもよい。さらに、2対以上の排気路があってもよい。
図3A、図3B、および図3Cの全ての実施形態によると、アンチノイズシステムは、スピーカが内部に配置された音生成器20を含む。音生成器20は、テールパイプ50、51の近くで、導管21を介して2つの排気路60、61と流体連通する。
2つの排気路60、61において、内燃機関100と、音生成器20が各排気路60、61に接続された各排気路60、61上の位置との間の長さは同一である。但し、このことは必須ではない。
図3A、図3B、図3Cの全ての実施形態によると、圧力センサからなる少なくとも1つのエラーマイクロホン70、71、72が、音生成器が流体接続された領域とテールパイプ50、51との間に配置される。
図3Aの実施形態によると、排気路60の内部の圧力変動すなわち音を計測するための1つのエラーマイクロホン70のみが設けられる。
図3Bの実施形態によると、排気路60、61のそれぞれが、対応付けられた排気路60、61の内部の圧力変動すなわち音を計測するためのエラーマイクロホン70、71を含む。
図3Cの実施形態によると、T型ホース継手73を介して2つの排気路60、61と同時に流体連通し、該2つの排気路60、61の内部の圧力変動すなわち音を同時に計測する1つのエラーマイクロホン72のみが設けられる。
音生成器20のスピーカとエラーマイクロホン70、71、72とは、制御線によってアンチノイズ制御装置80に接続される。
アンチノイズ制御装置80は、CANデータバスを介して内燃機関100のエンジン制御ユニット90にさらに接続され、内燃機関100の最新の動作パラメータ、特にエンジン速度およびトルクをエンジン制御ユニット90から受信する。なお、CANデータバスの代わりに、異なる車両データバス、特にLINデータバス、MOSTデータバス、またはFlexRayデータバスが用いられてもよい。
本事例ではソフトウェアによって構成されたマイクロプロセッサであるアンチノイズ制御装置80は、エンジン制御ユニット90から受信した内燃機関の動作パラメータと、エラーマイクロホン70、71、72から受信したエラー信号(計測信号)とに基づいて、フィルタードX最小平均二乗(FxLMS)アルゴリズムを用いて制御信号を生成するように適合され、これにより、制御信号は、排気路60、61を通過する騒音が振幅において少なくとも部分的に打ち消されるように音生成器20のスピーカを動作させるように適合される。騒音打消しの点から見た結果は、エラーマイクロホン70、71、72によって確かめることができる。
図4A、図4B、図4C、図4D、および図4Eから明白なように、2つの排気路60、61への音生成器20の接続は、上記の実施形態のそれぞれにおいて異なるように実施することができる。
図4A、図4B、および図4Cの全ての実施形態によると、テールパイプ50、51は、対応するそれぞれの排気路60、61にY型マニホルド66、67によって接続される。各Y型マニホルド66、67の基部つまり根元は、対応するテールパイプ50、51に接続され、Y型マニホルドの1つの脚部は、それぞれの排気路60、61の導管に接続される。Y型マニホルド66、67の他方の脚部は、各音生成器21、23、25と流体連通する。Y型マニホルド66、67の脚部間が鋭角であるため、対応する音生成器21、23、25のスピーカは、排気路60、61を通過する排気ガスの圧力の影響を受けることがない。
図4Aの実施形態によると、音生成器21の流体接続は、T型アダプタ22を用いて達成され、該T型アダプタは、両方の脚部がY型マニホルド66、67の脚部に接続され、基部が音生成器21に接続される。
図4Bの実施形態によると、音生成器23の流体接続は、Y型アダプタ24を用いて達成され、該Y型アダプタは、両方の脚部がY型マニホルド66、67の脚部に接続され、基部が音生成器23に接続される。
図4Cの実施形態によると、音生成器25は、Y型マニホルド66、67の2つの脚部が挿入される前室空間を含む。
また、図4Dの実施形態において、2つのテールパイプ50、51は、Y型マニホルド68、69によって、各Y型マニホルド68、69の基部つまり根元がそれぞれ対応するテールパイプ50、51に接続され、且つ、Y型マニホルド68、69の一方の脚部がそれぞれの排気路60、61の導管に接続された状態で、それぞれの対応する排気路60、61に接続される。Y型マニホルド68、69の他方の脚部は、音生成器27との接続部付近では、ツインD型パイプとして構成される。これにより、音生成器27との接続部付近では、Y型マニホルド68、69の他方の脚部のそれぞれが、半円形の断面を有し、それらの平坦な側が互いに合わせられ、溶接シームによって接合されている。
図4A、図4B、図4C、および図4Dの全ての実施形態によると、排気路60、61のそれぞれと音生成器21、23、25、27との間の各導管の長さが同一である。
使用されるエラーマイクロホンは、図4A〜図4Dには図示されていない。図3A〜図3Cに示すように、
各音生成器21、23、25、27の排気路60、61への流体接続が行われる領域よりも下流に排気ガスの流れに沿って配置され、2つの排気路60、61のうちの一方に対応付けられた1つのエラーマイクロホンを設けること、
または、
それぞれが2つの排気路60、61のうちの一方に対応付けられ、各音生成器21、23、25、27の排気路60、61への流体接続が行われる領域よりも下流に排気ガスの流れに沿って配置された2つのエラーマイクロホンを設けること、
または、
両方の排気路60、61に同時に対応付けられ、各音生成器21、23、25、27の排気路60、61への流体接続が行われる領域よりも下流に排気ガスの流れに沿って配置された流体接続部によってこれらの排気路に接続された1つのエラーマイクロホンを設けること、という選択肢がある。
図4Eの実施形態によると、音生成器29は、導管28を通じて空間110’と流体連通し、該空間110’は、2つの排気路60、61に共有されている。この空間110’は、排気路60、61を通過する排気ガスに沿って内燃機関100よりも下流かつテールパイプ50、51よりも上流に位置する。図示した実施形態において、空間110’は、ターボチャージャ(図示せず)よりも下流に位置する。さらに、音生成器29の空間110’への流体接続の領域よりも下流(排気ガスの流れに関して)に、空間110’と流体連通するエラーマイクロホン74が設けられる。さらに、エラーマイクロホン74は制御装置80に接続される。
図5を参照すると、内燃機関100と、さらに、マルチフロー排気系(図5にはそのうちの排気路60のみが示されている)とアンチノイズ制御装置80とを備えた上記のアンチノイズシステムとが搭載された自動車が図示されている。スピーカを備えた音生成器は図5には示されていない。
本開示は、ある代表的な実施形態に関して説明したが、当業者にとって多くの代替、修正および変形が明らかであることは明白である。したがって、本明細書中に記載の本開示の代表的な実施形態は、例示的なものであり、いかなる点においても限定的なものではない。以下の請求項によって定められる本開示の精神および範囲から逸脱することなく種々の変更を行い得る。

Claims (14)

  1. 車両のマルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムであって、
    制御装置(80)と、
    音生成器(20;21;23;25;27;29)内に配置された少なくとも1つのアクチュエータと、を含み、
    前記少なくとも1つのアクチュエータは、制御信号を受信するために前記制御装置(80)と通信し、かつ、前記音生成器(20;21;23;25;27;29)の内部に音を生成するように構成され、
    前記音生成器(20;21;23;25;27;29)は、前記車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路(60、61)に同時に接続可能であり、
    前記制御装置(80)は、前記音生成器(20;21;23;25;27;29)内に配置された前記少なくとも1つのアクチュエータに前記車両のマルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)の内部の音の振幅を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消させる制御信号を生成するように構成され
    アンチノイズシステムは、前記制御装置(80)と通信するエラーマイクロホン(70、71;72;74)を1つだけさらに含み、
    前記エラーマイクロホン(70、71;72;74)は、前記排気系の内部の音を計測し、対応する計測信号を前記制御装置(80)に出力するように適合され、
    前記制御装置(80)は、前記制御信号を前記少なくとも1つのアクチュエータに出力することによって、前記エラーマイクロホン(70、71;72;74)から受信した計測信号を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消すように構成され、
    前記エラーマイクロホン(72)は、前記排気系における、前記音生成器(20;21;23;25;27;29)と前記排気系との流体接続の部分にある位置で、追加のパイプ(73)によって、前記車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路(60、61)に同時に接続可能であることを特徴とするアンチノイズシステム。
  2. 前記制御装置(80)は、前記車両の内燃機関(100)のエンジン制御ユニット(90)に接続可能であり、
    前記制御装置(80)は、前記エンジン制御ユニット(90)から受信した信号に応じたデジタル制御信号を生成するように構成された、請求項に記載のアンチノイズシステム。
  3. ・前記システムがアクチュエータを1つだけ含むという条件と
    ・前記システムが制御装置(80)を1つだけ含むという条件と、のうちの少なくとも1つを満たす、請求項1又は2に記載のアンチノイズシステム。
  4. 前記音生成器(27)が、ツインD型パイプ(26)を含み、前記ツインD型パイプ(26)の両方のD型パイプが前記音生成器(27)の内部空間と流体連通し、前記ツインD型パイプのD型パイプはそれぞれ、前記車両のマルチフロー排気系の排気路(60、61)の1つに接続可能である、請求項1からのうちの1項に記載のアンチノイズシステム。
  5. 前記音生成器(23)が、Y型パイプ(24)を含み、前記Y型パイプ(24)の1つの脚部は前記音生成器(23)の内部空間と流体連通し、前記Y型パイプ(24)の残りの脚部はそれぞれ、前記車両のマルチフロー排気系の排気路(60、61)の1つに接続可能である、請求項1からのうちの1項に記載のアンチノイズシステム。
  6. 前記音生成器(25)が、いくつかの接続パイプ(66、67)が挿入される前室空間を含み、それにより、接続パイプ(66、67)はそれぞれ、前記車両のマルチフロー排気系の排気路(60、61)の1つに接続可能である、請求項1からのうちの1項に記載のアンチノイズシステム。
  7. 車両用のマルチフロー排気系であって、
    前記車両の内燃機関(100)に接続可能であり、前記内燃機関(100)から排出された排気ガスを通過させるように適合された少なくとも2つの排気路(60、61)であって、それぞれの排気路(60、61)を通過する排気ガスを前記排気系の外部に排出するテールパイプ(50、51)をそれぞれ含む排気路(60、61)と、
    前記車両のマルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるための、請求項1からのうちの1項に記載のアンチノイズシステムと、を含み、
    前記音生成器(20;21;23;25;27;29)が、前記車両のマルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)に同時に接続された、マルチフロー排気系。
  8. 車両用のマルチフロー排気系であって、
    前記車両の内燃機関(100)に接続可能であり、前記車両の前記内燃機関(100)から排出された排気ガスを通過させるように適合された少なくとも2つの排気路(60、61)であって、それぞれの排気路(60、61)を通過する排気ガスを前記排気系の外部に排出するテールパイプ(50、51)をそれぞれ含む排気路(60、61)と、
    マルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるための請求項に記載のアンチノイズシステムと、を含み、
    前記音生成器(20;21;23;25;27;29)が、前記車両のマルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)に同時に接続され、
    記エラーマイクロホン(72)が、前記排気ガスの流れに関して前記音生成器(20;21;23;25;27;29)と前記排気系との流体接続の部分にある位置で、追加のパイプ(73)によって、前記車両のマルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)に同時に接続された、マルチフロー排気系。
  9. 前記マルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)の全てにおいて、前記内燃機関(100)と、前記音生成器(20;21;23;25;27;29)がそれぞれの排気路(60、61)に接続されたそれぞれの排気路(60、61)上の位置との間の長さが同一であり、それぞれの排気路(60、61)と前記音生成器(20;21;23;25;27;29)との間の全ての接続パイプの長さが同一である、請求項7又は8に記載のマルチフロー排気系。
  10. 前記少なくとも2つの排気路(60、61)が、前記排気路を通過する前記排気ガスの流れ方向に関して前記音生成器(20;21;23;25;27;29)と前記排気系との流体接続の部分よりも上流かつ前記内燃機関(100)よりも下流に位置する共有空間(110)を含む、請求項7から9のうちの1項に記載のマルチフロー排気系。
  11. 前記少なくとも2つの排気路(60、61)が、前記排気路を通過する排気ガスの流れ方向に関して前記テールパイプ(50、51)よりも上流かつ前記内燃機関(100)よりも下流に位置する共有空間(110')を含み、
    前記音生成器(29)は、前記共有空間(110')の領域に配置され、これにより、前記車両のマルチフロー排気系の前記少なくとも2つの排気路(60、61)の両方に同時に接続される、請求項7から9のうちの1項に記載のマルチフロー排気系。
  12. エンジン制御ユニット(90)を有する内燃機関(100)と、
    前記内燃機関(100)と流体連通する、請求項7から11のうちの1項に記載のマルチフロー排気系と、を含む車両(12)であって、
    前記アンチノイズシステムの制御装置(80)が、前記車両の前記内燃機関(100)のエンジン制御ユニット(90)と通信する、車両(12)。
  13. 特に請求項1からのうちの1項に記載の、車両のマルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムの制御方法であって、
    前記車両のエンジン制御ユニットから動作パラメータを受信するステップ、および/または、
    前記排気系の内部の音を計測するステップと、
    前記動作パラメータおよび/または前記計測された音に応じた制御信号であって、前記マルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路を通過する空気伝搬音を少なくとも部分的に、好ましくは完全に打ち消すように適合された制御信号を算出するステップと、
    少なくとも1つのアクチュエータを前記制御信号で動作させることによって空気伝搬アンチノイズを生成するステップと、
    前記生成された空気伝搬アンチノイズを前記マルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に同時に供給するステップと、を含む方法。
  14. マルチフロー排気系中を伝搬する排気騒音に影響を与えるためのアンチノイズシステムの使用であって、
    請求項1からのうちの1項に記載のアンチノイズシステムを準備するステップと、
    前記音生成器を車両のマルチフロー排気系の少なくとも2つの排気路に接続するステップと、を含む使用。
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