JP5892381B2 - 機能部品の取付構造 - Google Patents

機能部品の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5892381B2
JP5892381B2 JP2012162393A JP2012162393A JP5892381B2 JP 5892381 B2 JP5892381 B2 JP 5892381B2 JP 2012162393 A JP2012162393 A JP 2012162393A JP 2012162393 A JP2012162393 A JP 2012162393A JP 5892381 B2 JP5892381 B2 JP 5892381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle interior
hole
interior material
locking claw
functional component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012162393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014019377A (ja
Inventor
茂樹 角谷
茂樹 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2012162393A priority Critical patent/JP5892381B2/ja
Publication of JP2014019377A publication Critical patent/JP2014019377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5892381B2 publication Critical patent/JP5892381B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、機能部品の取付構造に関する。
従来、車両用内装材に対して、機能部品を取り付けるための取付構造が知られている。このような取付構造としては、例えば、下記特許文献1に記載の構造を例示することができる。特許文献1には、車両用内装材としてラゲージサイドトリムが例示され、機能部品としてラゲージフロアボックスが例示されている。特許文献1の取付構造によれば、車幅方向の両側のラゲージフロアボックスの各々に複数の鉄クリップが設けられている。複数の鉄クリップによって、ラゲージフロアボックスを車幅方向の両側から挟み込むことで、ラゲージフロアボックスを固定している。
特開平10−287185号公報
上記特許文献1の構成によれば、ラゲージフロアボックスの横方向の固定は可能であるものの、ラゲージフロアボックスが上方に変位する事態を規制することは難しい。これにより、例えば、車両の走行時の振動などによって、ラゲージフロアボックスが上下動してしまい、異音の原因となる虞がある。このようなラゲージフロアボックスの上下動を抑制するために、例えば、脱着可能なテープ部材(例えば、面ファスナーなど)などを用いて、ラゲージフロアボックスの底面をラゲージルームの床面に固定することなどが考えられる。しかしながら、このような構成では、テープ部材を用いる必要があり、部品点数や作業工数の増加が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、機能部品を取り付けるための取付構造において、テープなどの別部材を用いることなく、機能部品の上方への変位を確実に規制することができる機能部品の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、鉛直方向に沿って延びる車両用内装材に対して車室内側から機能部品を取り付ける機能部品の取付構造であって、前記車両用内装材には、当該車両用内装材を厚さ方向に貫通することで形成された貫通孔が形成され、前記機能部品には、前記車両用内装材側に位置する側壁部から下方に折り返されるような形状をなし、前記貫通孔に対して上方かつ車室内側から挿通されるとともに、前記車両用内装材に対して車室外側から係止される係止爪が設けられ、前記係止爪には、その車室外側の面から突出する形状をなし、前記車両用内装材に対して下方から当接することで、前記機能部品の上方への変位を規制する変位規制部が設けられており、前記係止爪が前記貫通孔に挿通された状態で、前記車両用内装材側の前記側壁部と前記係止爪との間に、前記車両用内装材における前記貫通孔の下側の部分が介在する構成とされ、かつ、前記機能部品が車室底面に載置されるとともに、前記変位規制部が前記車両用内装材における前記貫通孔の上側の部分に当接可能な構成とされていることに特徴を有する。
本発明においては、車両用内装材に対して車室外側から係止される係止爪によって、機能部品の車室内側への変位を規制することができる。そして、係止爪には、機能部品の上方への変位を規制する変位規制部が設けられている。これにより、テープなどの別部材を用いることなく、機能部品の上方への変位を規制することができる。以上のことから、機能部品を車両用内装材に対してガタ付きなく取り付けることができる。
上記構成において、前記車両用内装材には、車室外側に屈曲された屈曲部が形成され、前記屈曲部は、車室内側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜壁部を有しており、前記貫通孔は、前記傾斜壁部を貫通することで形成されているものとすることができる。このような構成によれば、車室内側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜壁部に貫通孔を形成することで、係止爪を貫通孔に対して、上方及び車室内側から挿通させることができる。これにより、作業者が、係止爪を貫通孔に対して容易に挿通させることができる。
上記構成において、前記機能部品は、前記係止爪が前記車両用内装材に沿って延在する板状をなし、前記変位規制部が前記係止爪の車室外側の板面に突設されており、前記車両用内装材は、前記貫通孔が車両前後方向に延びる形状をなしており、前記係止爪を前記貫通孔に上方かつ車室内側から挿通するのに伴って、前記変位規制部が前記貫通孔の孔縁部に押し当てられ、前記孔縁部が弾性変形しつつ前記貫通孔が幅方向に拡径することで、前記変位規制部が前記貫通孔を通過可能とされ、前記孔縁部の弾性復帰により、前記変位規制部が前記車両用内装材に対して下方から当接可能な構成とされているものとすることができる。このような構成によれば、好適に、機能部品を車両用内装材に対してガタ付きなく取り付けることができる。
本発明によれば、機能部品を取り付けるための取付構造において、テープなどの別部材を用いることなく、機能部品の上方への変位を確実に規制することができる機能部品の取付構造を提供することができる。
車両の後部に設けられたトランクルームを示す斜視図 デッキボックスを示す断面図(図1のA−A線で切断した図に対応) トランクサイドトリムに対して係止爪を取り付ける過程を示す断面図 図3の状態から係止爪の先端部を貫通孔に挿通した状態を示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図4によって説明する。図1は、車両の後部に設けられたトランクルーム11を示す斜視図である。トランクルーム11には、ラゲージマット12が載置されている。ラゲージマット12は、トランクルーム11の床面を構成し、その上面に荷物等を載置することができる。
トランクルーム11には、トランクサイドトリム20(車両用内装材)が設置されている。トランクサイドトリム20は、全体として鉛直方向及び車両前後方向に延びる板状部材とされ、トランクルーム11の側面を構成するものとされる。トランクサイドトリム20は、車幅方向の両側に対向状態で一対配置されている。なお、このようなトランクサイドトリム20は、デッキサイドトリム又はラゲージサイドトリムと呼ばれることもある。
ラゲージマット12やトランクサイドトリム20は、トランクルーム11の内面を構成し、トランクルーム11内の意匠性を高くするための意匠部品とされる。なお、一対のトランクサイドトリム20は、車両前後方向に沿った軸を対称軸として、互いに対称な形状をなしている。図1では、車両進行方向に対して右側に配されるトランクサイドトリム20を図示してある。
トランクサイドトリム20は、プレボード(例えば、合成樹脂製の芯材に不織布を貼り付けてなる板材)を、例えば、プレス成形によって所定の形状に成形したものとされる。このようなトランクサイドトリム20は、例えば、弾性変形が可能な材質及び板厚のものとされる。トランクサイドトリム20は、図2に示すように、トランクルーム11の側壁部を構成するサイドパネル14を車室内側(図2では左側)から覆う形で配されている。
トランクサイドトリム20は、図1に示すように、その車両後部が、車両前部に対して車室外側に膨出された形状をなしている。言い換えると、トランクサイドトリム20の車両後部は、車室外側に凹む凹部21とされる。本実施形態では、この凹部21に嵌合する形でデッキボックス40が設けられている。
デッキボックス40(機能部品)は、例えば、合成樹脂製とされ、トランクルーム11の底面に載置される。デッキボックス40は、上方に開口された箱状をなすボックス本体部41を備えている。これにより、ボックス本体部41の内部に荷物を収容することが可能となっている。
ボックス本体部41を構成する側壁部のうち、車室外側の側壁部41Aは、図1に示すように、車室外側に膨出した形状をなしている。側壁部41Aは、トランクサイドトリム20の表面形状に対応した形状をなしている。これにより、トランクサイドトリム20の凹部21にボックス本体部41を嵌合させることが可能となっている。
ボックス本体部41を構成する側壁部のうち、車室内側の側壁部41Bは、車室内側(図2の左側)に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びている。側壁部41Bの上端からは、延設壁部42が下方に向かって延設されている。延設壁部42は、図1に示すように、車両前後方向に沿う形で延設されている。
また、延設壁部42の裏面(車室外側の面)には、図2に示すように、上下方向に延びるリブ43が設けられている。リブ43の上部は、側壁部41Bと連結されている。このようなリブ43を設けることで、延設壁部42の剛性をより高くすることができる。
本実施形態のトランクルーム11には、図2に示すように、デッキボード15が配されている。デッキボード15は、トランクサイドトリム20に設けられたデッキボード支持部材22(図1参照)によって支持された状態で用いられる。また、デッキボード15は、図2に示すように、例えば、ラゲージマット12上に載置された状態で用いることも可能である。なお、図2では、デッキボード支持部材22上に載置された状態のデッキボード15に符号15Aを付してある。
図2に示すように、デッキボックス40の延設壁部42は、デッキボード15を車室外側(側方)から覆う形で形成されている。また、延設壁部42の上面42Aは、デッキボード支持部材22によって支持された状態のデッキボード15(図2において符号15Aを付す)の上面16よりも高い位置に配されている。
このため、デッキボード15上に載置された荷物が車室外側に変位した場合には、延設壁部42に当接することとなる。これにより、デッキボード15上に載置された荷物が、ボックス本体部41の内部に落下する事態を抑制することができる。
本実施形態のデッキボックス40は、トランクサイドトリム20に対して車室内側から取り付けられている。次に、トランクサイドトリム20に対してデッキボックス40を脱着可能に取り付ける取付構造について説明する。
図2に示すように、ボックス本体部41における側壁部41Aの上端部には、トランクサイドトリム20に対して係止される係止爪50が設けられている。係止爪50は、板状をなし、側壁部41Aと一体的に形成される。
係止爪50は、側壁部41Aに対して折り返される形状をなしている。具体的には、係止爪50は、側壁部41Aの上端から車室外側に向かって延びる基端部51と、基端部51の先端から下方に向かって延びる中間部53と、中間部53の下端から延びる先端部55と、を備えている。
トランクサイドトリム20において、係止爪50と対向する箇所は、車室外側に屈曲された屈曲部23とされる。屈曲部23を構成する下壁部24(傾斜壁部)は、車室内側に向かうにつれて下降傾斜している。この下壁部24には、下壁部24を厚さ方向に貫通することで貫通孔24Aが形成されている。
デッキボックス40の係止爪50は、貫通孔24Aに対して車室内側から挿通されることで、トランクサイドトリム20に対して車室外側から係止される構成となっている。
係止爪50の中間部53における車室内側の面には、リブ56が形成されている。このリブ56は、基端部51における下面、及び側壁部41Aの上端部に亘って延びている。これにより、係止爪50の剛性を高くしている。
係止爪50(より詳しくは中間部53)が貫通孔24Aに挿通された状態では、リブ56の下端部が貫通孔24Aの孔縁部(より詳しくは、孔縁部のうち下側の部分)に対して車室外側から係止する構成となっている。これにより、デッキボックス40の車室内側への変位が規制される構成となっている。
係止爪50の先端部55における車室外側の面には、規制リブ57(変位規制部)が形成されている。規制リブ57は、先端部55から中間部53における車室外側の面に亘って延びている。
係止爪50がトランクサイドトリム20に組み付けられた状態では、図2に示すように、係止爪50の中間部53が貫通孔24Aに挿通されている。
係止爪50の中間部53が貫通孔24Aに挿通された状態では、規制リブ57の上面57Aが貫通孔24Aの内面(より詳しくは、内面のうち下方を向く面)に対して下方から当接する構成となっている。これにより、係止爪50、ひいてはデッキボックス40の上方への変位が規制される構成となっている。
なお、本実施形態の係止爪50は、図1に示すように、車両前後方向に延びる形状をなしている。貫通孔24Aは、正面視(車室内側から視た状態、図示せず)において、例えば、車両前後方向に延びる方形状をなしている。また、規制リブ57は、例えば、車両前後方向に複数個(例えば、2個)並ぶ形で形成されていてもよく、1箇所のみに設けられていてもよい。
係止爪50の基端部51は、車室外側が低い段差形状をなしている。基端部51における車室外側の端部(中間部53との連結部分)は、屈曲部23を構成する上壁部25の表面25A(車室内側面)に当接する構成となっている。上壁部25は、車室内側に向かうにつれて上昇傾斜するものとされる。このため、基端部51における車室外側の端部は、下方から表面25Aに対して当接する構成とされる。これにより、係止爪50(ひいてはデッキボックス40)の上方及び車室外側への変位が規制される構成となっている。
係止爪50の先端部55は、中間部53に対して傾斜するものとされる。先端部55は、中間部53の下端から車室外側に向かうにつれて下降傾斜する形で延びており、先端部55の延設方向は、下壁部24の延設面に対して略直交するものとされる。
次に、デッキボックス40の係止爪50をトランクサイドトリム20に取り付ける際の作用について説明する。図3に示すように、作業者は、係止爪50の先端部55をトランクサイドトリム20の貫通孔24Aに対して、上方及び車室内側から挿通させる。ここで、先端部55の延設方向は、下壁部24の延設面に対して略直交するものとされるため、先端部55を容易に貫通孔24Aに挿通させることができる。
先端部55を貫通孔24Aに挿通させる過程では、例えば、規制リブ57の車室外側面57Bを、貫通孔24Aの孔縁部24Bに押し当てるようにする。これにより、図4に示すように、孔縁部24Bが車室外側に弾性的に撓むことで、貫通孔24Aが押し広げられ、略上下方向の長さが大きくなる。これにより、先端部55及び規制リブ57を貫通孔24Aに対してさらに挿通させることができる。
また、規制リブ57の車室外側面57Bは、車室外側に向かうにつれて下降傾斜する面とされる。このため、車室外側面57Bが孔縁部24Bに当接した以降は、車室外側面57Bの延設方向に沿って、係止爪50がガイドされることになる。つまり、係止爪50を下方及び車室外側に変位させやすくすることができ、その挿通作業を容易にすることができる。
図4の状態から、貫通孔24Aに対して、さらに先端部55を挿通させると、規制リブ57は貫通孔24Aを通じて、トランクサイドトリム20の車室外側に達する。これに伴って、孔縁部24Bが弾性復帰する。これにより、貫通孔24Aが通常の大きさに戻る。この結果、貫通孔24Aから係止爪50が抜ける事態を抑制することができる。また、図2に示すように、貫通孔24Aの内面に対して下方から規制リブ57が当接した状態となる。これにより、係止爪50の組み付けが完了する。
また、貫通孔24Aから係止爪50を抜く際には、作業者は、係止爪50を上方及び車両内側に引っ張るようにする。これにより、係止爪50によって、貫通孔24Aの孔縁部が車室内側へ撓む形で変形し、係止爪50を取り外すことができる。このように、本実施形態では、係止爪50を用いてデッキボックス40をトランクサイドトリム20に対して着脱可能に取り付けることができる。なお、乗員は、デッキボックス40をトランクサイドトリム20から取り外すことで凹部21(デッキボックス40が嵌合されている部分)の分だけトランクルーム11の車幅方向の長さを広くできる。これにより、例えば、ゴルフバックなどの長手状の荷物をトランクルーム11に容易に収容することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、トランクサイドトリム20に対して車室外側から係止される係止爪50によって、デッキボックス40の車室内側への変位を規制することができる。そして、係止爪50には、デッキボックス40の上方への変位を規制する規制リブ57が設けられている。これにより、テープなどの別部材を用いることなく、デッキボックス40の上方への変位を規制することができる。以上のことから、デッキボックス40をトランクサイドトリム20に対してガタ付きなく取り付けることができる。
また、トランクサイドトリム20には、車室外側に屈曲された屈曲部23が形成され、屈曲部23は、車室内側に向かうにつれて下降傾斜する下壁部24を有しており、貫通孔24Aは、下壁部24を貫通することで形成されている。
車室内側に向かうにつれて下降傾斜する下壁部24に貫通孔24Aを形成することで、係止爪50を貫通孔24Aに対して、上方及び車室内側から挿通させることができる。これにより、作業者が、係止爪50を貫通孔24Aに対して容易に挿通させることができる。特に本実施形態のデッキボックス40は、トランクルーム11の底面(作業者に対して下方となる位置)に配されるから、作業者は、上方及び車室内側から係止爪50を挿通させることで容易に組み付け作業を行うことができる。
また、係止爪50の基端部51における車室外側の端部(中間部53との連結部分)は、屈曲部23を構成する上壁部25の表面に対して下方から当接されている。これにより、規制リブ57が下壁部24に対して下方から当接する構成と併せて、デッキボックス40の上方への変位をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、変位規制部として規制リブ57を用いている。このような規制リブ57を用いることで、係止爪50の剛性を高くするとともに、デッキボックス40の上方への変位を規制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、機能部品として、デッキボックス40を例示したが、これに限定されない。例えば、デッキボックス40の代わりに、トランクサイドトリム20の凹部21に例えば、工具(ジャッキなど)を収容し、その工具を車室内側からカバー部材で覆う構成とした場合には、このカバー部材を機能部品として例示することができる。すなわち、カバー部材に係止爪50を設ける構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、車両用内装材として、トランクサイドトリム20を例示したが、これに限定されない。車両用内装材としては、鉛直方向に沿って延びるものであればよく、例えば、トランクルームの車両前側を構成するフロントボードなどを例示することができる。
(3)規制リブ57は、デッキボックス40がトランクサイドトリム20に組み付けてある状態において、貫通孔24Aの内面に当接されていなくてもよい。例えば、規制リブ57と貫通孔24Aの内面とがわずかに隙間を空けて配されていてもよく、係止爪50が上方に変位した際に、規制リブ57が貫通孔24Aの内面に当接することで、当接した以降の上方変位を規制する構成としてもよい。
(4)貫通孔24Aは、トランクサイドトリム20において、屈曲部23以外の箇所に形成されていてもよい。例えば、貫通孔24Aがトランクサイドトリム20の平面部に形成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、変位規制部として規制リブ57を例示したが、これに限定されない。変位規制部は、車両用内装材に対して下方から当接することで、機能部品の上方への変位を規制するものであればよく、その形状は、リブ形状に限定されない。変位規制部としては、例えば、係止爪50から突出される突出部などを例示することができる。
20…トランクサイドトリム(車両用内装材)、23…屈曲部、24…下壁部(傾斜壁部)、24A…貫通孔、40…デッキボックス(機能部品)、50…係止爪、57…規制リブ(変位規制部)

Claims (3)

  1. 鉛直方向に沿って延びる車両用内装材に対して車室内側から機能部品を取り付ける機能部品の取付構造であって、
    前記車両用内装材には、当該車両用内装材を厚さ方向に貫通することで形成された貫通孔が形成され、
    前記機能部品には、前記車両用内装材側に位置する側壁部から下方に折り返されるような形状をなし、前記貫通孔に対して上方かつ車室内側から挿通されるとともに、前記車両用内装材に対して車室外側から係止される係止爪が設けられ、
    前記係止爪には、その車室外側の面から突出する形状をなし、前記車両用内装材に対して下方から当接することで、前記機能部品の上方への変位を規制する変位規制部が設けられており、
    前記係止爪が前記貫通孔に挿通された状態で、前記車両用内装材側の前記側壁部と前記係止爪との間に、前記車両用内装材における前記貫通孔の下側の部分が介在する構成とされ、かつ、前記機能部品が車室底面に載置されるとともに、前記変位規制部が前記車両用内装材における前記貫通孔の上側の部分に当接可能な構成とされている機能部品の取付構造。
  2. 前記車両用内装材には、車室外側に屈曲された屈曲部が形成され、
    前記屈曲部は、車室内側に向かうにつれて下降傾斜する傾斜壁部を有しており、
    前記貫通孔は、前記傾斜壁部を貫通することで形成されている請求項1に記載の機能部品の取付構造。
  3. 前記機能部品は、前記係止爪が前記車両用内装材に沿って延在する板状をなし、前記変位規制部が前記係止爪の車室外側の板面に突設されており、
    前記車両用内装材は、前記貫通孔が車両前後方向に延びる形状をなしており、
    前記係止爪を前記貫通孔に上方かつ車室内側から挿通するのに伴って、前記変位規制部が前記貫通孔の孔縁部に押し当てられ、前記孔縁部が弾性変形しつつ前記貫通孔が幅方向に拡径することで、前記変位規制部が前記貫通孔を通過可能とされ、前記孔縁部の弾性復帰により、前記変位規制部が前記車両用内装材に対して下方から当接可能な構成とされている請求項1又は請求項2に記載の機能部品の取付構造。
JP2012162393A 2012-07-23 2012-07-23 機能部品の取付構造 Expired - Fee Related JP5892381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012162393A JP5892381B2 (ja) 2012-07-23 2012-07-23 機能部品の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012162393A JP5892381B2 (ja) 2012-07-23 2012-07-23 機能部品の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014019377A JP2014019377A (ja) 2014-02-03
JP5892381B2 true JP5892381B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=50194742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012162393A Expired - Fee Related JP5892381B2 (ja) 2012-07-23 2012-07-23 機能部品の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5892381B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219642U (ja) * 1988-07-26 1990-02-08
JPH10287185A (ja) * 1997-04-18 1998-10-27 Kasai Kogyo Co Ltd ラゲージフロアボックスの取付構造
JP4162928B2 (ja) * 2002-06-12 2008-10-08 河西工業株式会社 ネット体張設構造
JP2004203326A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Hayashi Telempu Co Ltd 巻取装置取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014019377A (ja) 2014-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5018012B2 (ja) バンパーの車体取付構造
JP5493507B2 (ja) 車両用アームレスト
US20160001714A1 (en) Vehicular interior part
US10457238B2 (en) Impact absorber
JP6023886B2 (ja) シートベルトアジャスタ構造
JP6775445B2 (ja) インストルメントパネル構造
JP5892381B2 (ja) 機能部品の取付構造
JP5246546B2 (ja) 車両用フロアカーペットの側端部係止構造
JP2009029328A (ja) カーテンサイドエアバッグ用トリムに適したトリムクリップ
JP2008105445A (ja) インストルメントパネル先端縁部保持構造
JP5885494B2 (ja) 支持機構及び車両用シート
JP5149726B2 (ja) ピラートリムの取付構造
JP6281407B2 (ja) 車両用内装材
JP5961502B2 (ja) バンパ取付け用リテーナ
JP5954232B2 (ja) スイッチの取付構造
JP6941295B2 (ja) センタークラスタパネルの取付構造
JP6487894B2 (ja) 吸音材取付構造
JP2010023798A (ja) カーペット保持構造
JP7281109B1 (ja) リッドの取付構造
JP6164485B2 (ja) アッパートリム
JP7293902B2 (ja) 乗物用内装材
CN108454529B (zh) 交通工具用内饰件
US9150103B2 (en) Inner assembly of a vehicle with double clips, and vehicle having said assembly
JP7287136B2 (ja) 乗物用内装材
JP5178174B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5892381

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees