JP5892057B2 - 電話制御装置 - Google Patents

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本発明は、電話制御技術に関し、特に内線端末への個別着信に対して一定時間応答がない場合には、当該個別着信をグループ着信に切り替える着信制御技術に関する。
従来、ビジネスホンで用いられる主装置やPBXシステムで用いられるPBXなどの電話制御装置では、収容する内線端末への個別着信に対して、一定時間応答がない場合、当該内線端末が属する端末グループを呼び出すグループ着信切り替える着信制御技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開平06−244956号公報
しかしながら、このような従来技術では、個別着信からグループ着信に切り替えられた場合、そのグループ着信の着信先となった端末グループに属する内線端末では、当該端末グループを着信先とする本来のグループ着信と同様の着信表示が行われるため、これら端末グループに属する内線端末の着側利用者は、当該グループ着信が、個別着信が切り替えられたものか、あるいは本来のグループ着信かを把握することができず、使い勝手が悪いという問題点があった。
元々、個別着信は、特定の内線端末の利用者との通話を行うために、発信者が着信端末を個別に指定して発信操作するものであり、その通話内容は、特定の仕事に関するもの、内密にすべきもの、プライベートなものなど、当該利用者しか応対できないことが多く、応答しても発信者の欲求を満たすことができない。このため、個別着信については、同一端末グループに属する内線端末の利用者でも、応答をためらう場合が多い。
しかし、従来技術によれば、このような個別着信も本来のグループ着信と同様の着信表示となるため、着側利用者が個別着信に応答することが多くなり、着側利用者の心理的な負担が発生する。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、グループ着信への応答時における着側利用者の心理的負担を大幅に軽減できる着信制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話制御装置は、電話回線を介して電話網と接続し、内線回線を介して収容した複数の内線端末を、前記電話回線に対して交換接続する電話制御装置であって、前記内線端末のそれぞれが属する端末グループを記憶する記憶部と、前記内線端末のうちのいずれかを指定した着信呼に応じて、指定された個別着信先内線端末に個別着信を通知し、当該個別着信の通知から呼出時間が経過しても当該個別着信に対する応答がない場合には、当該個別着信先内線端末と同じ端末グループに属する内線端末からなるグループ着信先内線端末にグループ着信を通知し、前記グループ着信を通知する際、前記個別着信先内線端末を示す個別着信先情報を通知して、当該グループ着信先内線端末で当該グループ着信とともに当該個別着信先情報を報知する着信制御部と、前記グループ着信中における前記グループ着信先内線端末のうちのいずれかでの着信転送操作に応じて、前記個別着信先内線端末と対応する無線端末を呼び出すとともに、前記着信呼で通知された当該着信呼の発信者情報を当該無線端末へ通知する着信転送部とを備え、前記着信転送部は、前記着信転送操作の後から前記無線端末の呼び出し完了までの間に、前記着信呼が切断された場合、前記無線端末から通知された当該呼び出しに対する確認通知に応じて、当該呼び出しを切断するようにしたものである。
本発明によれば、グループ着信時には内線端末から個別着信先情報が報知されるため、着側利用者は、応答する前に、当該グループ着信が、個別着信が切り替えられたものか、あるいは本来のグループ着信かを容易に把握することができる。このため、着側利用者が、グループ着信の際、個別着信が切り替えられたものか、あるいは本来のグループ着信かがわからない状態で応答するということを回避でき、着側利用者の心理的負担を大幅に軽減することができ、使い勝手を改善することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。 内線端末に関する設定データ例である。 第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信−応答)を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信転送)を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信転送)を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。
この電話制御装置10は、ビジネスホンやPBXシステムなどの電話システム1において、主装置やPBXとして用いられる電話制御装置からなり、電話回線L1を介して電話網41と接続するとともに、電話回線L2を介して無線通信網31と接続し、内線回線21を介して収容した複数の内線端末20を、電話回線L1,L2に対して交換接続する機能を有している。
電話網41は、PSTN(Public Switched Telephone Network)、ISDN(Integrated Services Digital Network)、IP電話網などの一般的な電話網からなる。相手端末40は、電話網41に接続された一般的な端末である。
無線通信網31は、3G(3rd Generation)などの携帯通信網、無線LANを用いたWi−Fi(Wireless Fidelity)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの一般的な無線通信網からなる。無線端末30は、無線通信網31に接続された、スマートフォンや携帯電話などの一般的な無線端末である。
電話制御装置10には、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、記憶部13、および制御部14が設けられている。
網I/F部11は、専用の通信回路からなり、電話回線L1を介して電話網41との間で着信通知などの各種呼制御メッセージをやり取りする機能と、電話回線L1および電話網41を介して相手端末40と通話音声をやり取りする機能と、電話回線L2を介して無線通信網31との間で発信要求などの各種呼制御メッセージをやり取りする機能と、電話回線L2および無線通信網31を介して無線端末30と通話音声をやり取りする機能とを有している。
内線I/F部12は、専用の通信回路からなり、内線回線21を介して内線端末20との間で、着信通知などの呼制御メッセージや通話音声などのデータをやり取りする機能を有している。
記憶部13は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、制御部14での制御処理に用いる処理データやプログラム13Pを記憶する機能を有している。
記憶部13で記憶する主な処理データとして、呼制御データ13Aと音声データ13Bがある。呼制御データ13Aは、電話回線L1,L2や内線端末20の動作状態を示すステータスデータや設定内容を示す設定データなどからなる。
図2は、内線端末に関する設定データ例である。ここでは、内線端末20を識別する端末IDごとに、当該内線端末20が属する端末グループを示すグループID、当該内線端末20に付与されている内線電話番号、当該内線端末20を相手端末40や無線端末30から個別に呼び出す際に用いられる個別電話番号、および当該内線端末20の利用者が使用する無線端末30の無線端末電話番号が、それぞれ組として登録されている。
音声データ13Bは、内線端末20の通話音声や伝言メッセージなどを記録した音声データのほか、内線端末20やその通話相手に対して送信される各種音声メッセージを記録した音声データである。
プログラム13Pは、制御部14のCPUで実行されることにより、制御部14の各種処理部を実現するプログラムであり、外部装置や記録媒体(ともに図示せず)に記録されていたものが、記憶部13に格納されたものである。
制御部14は、CPUからなり、記憶部13のプログラム13Pを読み込んで実行することにより、各種処理部を実現して、電話制御装置10のほか、内線端末20や無線端末30を制御する機能を有している。
制御部14で実現される主な処理部として、着信制御部14A、着信転送部14B、および音声処理部14Cがある。
着信制御部14Aは、電話網41からの着信通知に応じて、当該着信電話番号と対応する内線端末20へ着信を通知する機能と、内線端末20のうちのいずれかを指定した着信呼に応じて、指定された個別着信先内線端末20に個別着信を通知する機能とを有している。本実施の形態では、内線端末20のうちのいずれかを指定した着信呼が、相手端末40からの呼出要求に応じて電話網41から通知された着信呼である場合を例として説明するが、これに限定されるものではなく、無線端末30からの呼出要求に応じて無線通信網31から通知された着信呼であってもよく、内線端末20からの呼出要求に応じた着信呼であってもよい。
また、着信制御部14Aは、個別着信先内線端末20に対する個別着信の通知から呼出時間が経過しても当該個別着信に対する応答がない場合には、当該個別着信先内線端末20と同じ端末グループに属する内線端末20からなるグループ着信先内線端末20にグループ着信を通知する機能と、当該グループ着信先内線端末20にグループ着信を通知する際、個別着信先内線端末20を示す個別着信先情報を通知して、当該グループ着信先内線端末20でグループ着信とともに当該個別着信先情報を報知する機能とを有している。この報知の具体例としては、個別着信やグループ着信、さらには一般的な着信を報知する場合と同様であり、個別着信先情報を内線端末20の画面表示部で表示するほか、内線端末20のスピーカから音声で個別着信先情報を出力するようにしてもよい。
着信転送部14Bは、グループ着信中におけるグループ着信先内線端末20のうちのいずれかでの着信転送操作に応じて、個別着信先内線端末20と対応する無線端末30を呼び出す機能と、電話網41からの着信呼で通知された当該着信呼の発信者を示す発信者情報を当該無線端末30へ通知する機能とを有している。この際、個別着信先内線端末20と対応する無線端末30については、着信転送操作で指定された無線端末電話番号で特定してもよく、着信転送部14Bが呼制御データ13Aを参照して個別着信先内線端末20と対応付けられている無線端末電話番号で特定してもよい。
音声処理部14Cは、内線端末20での録音操作に応じて、当該内線端末20での通話の音声を音声データ13Bとして記録する機能と、内線端末20への着信時に内線端末20の利用者が不在の場合、発信者からの伝言を音声データ13Bとして記録する機能と、音声データ13Bとして記録されている各種音声を内線端末20やその通話相手に対して送信する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の着信動作について説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信−応答)を示すシーケンス図である。図4は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信転送)を示すシーケンス図である。
ここでは、図2に示すように、内線端末20のうち、3つの内線端末20A,20B,20Cが同一の端末グループに属している場合を例として説明する。
図3に示すように、相手端末40における、内線端末20Aの個別電話番号を呼出先電話番号として指定した発信操作に応じて(ステップ100)、相手端末40から電話網41へ呼出要求が送信され(ステップ101)、これに応じて電話網41から電話回線L1を介して電話制御装置10へ着信通知が通知される(ステップ102)。
制御部14の着信制御部14Aは、網I/F部11を介して受信した電話網41からの着信通知に応じて、記憶部13の呼制御データ13Aを参照し、当該着信通知の呼出先電話番号と対応する個別電話番号を持つ内線端末20Aを個別着信先端末として特定し、内線I/F部12から内線回線21を介して個別着信先内線端末20Aへ個別着信通知を通知する(ステップ103)。これにより、個別着信先内線端末20Aで個別着信表示が開始される(ステップ104)。
着信制御部14Aは、個別着信先内線端末20Aへ個別着信通知を通知した後、経過時間の計時を開始し、個別着信通知の通知から予め設定されている一定の呼出時間が経過した時点で(ステップ110:YES)、個別着信先内線端末20Aへ個別着信停止を通知する(ステップ111)。
この後、着信制御部14Aは、呼制御データ13Aを参照して、個別着信先内線端末20Aが属する端末グループG1を特定し(ステップ112)、この端末グループG1に属するグループ着信先内線端末20A,20B,20Cを一斉に呼び出すためのグループ着信通知を、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cのそれぞれへ通知する(ステップ113)。
この際、着信制御部14Aは、グループ着信通知において、個別着信先内線端末20Aを示す個別着信先情報を通知して、当該グループ着信先内線端末20A,20B,20Cでの報知を指示する。個別着信先情報としては、個別着信先内線端末20Aの内線電話番号や個別着信先内線端末20Aと対応する利用者名を用いればよく、グループ着信通知により通知された個別着信先情報が、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cの画面表示部で表示される。あるいは、音声処理部14Cで個別着信先情報に基づき生成された、例えば「内線番号×××への個別着信です」や「○○さんへの個別着信です」という音声メッセージが、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cのスピーカから出力される。
これにより、グループ着信先内線端末20B,20Cの利用者は、グループ着信先内線端末20B,20Cで着信表示されているグループ着信に応答する前に、当該グループ着信が、個別着信先内線端末20Aへの個別着信であることを把握することができる。
この後、例えば、グループ着信先内線端末20Bでグループ着信への応答操作が行われた場合(ステップ120)、着信制御部14Aは、内線回線21および内線I/F部12を介して受信したグループ着信先内線端末20Bからの応答に応じて(ステップ121)、網I/F部11から電話回線L1を介して電話網41へ応答を通知するとともに(ステップ122)、グループ着信先内線端末20B,20Cへグループ着信停止を通知する(ステップ123)。
これにより、電話網41から相手端末40へ応答が通知されて、着信制御部14Aは、電話回線L1および電話網41を介して相手端末40との間で確立した通話路と、内線回線21を介して内線端末20Bとの間で確立した通話路とを中継接続し、相手端末40と内線端末20Bとの通話が開始される(ステップ124)。
一方、図4に示すように、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cにおいて、グループ着信が表示されているグループ着信中の状態で(ステップ114)、例えば、グループ着信先内線端末20Bの利用者が、当該グループ着信を、個別着信先内線端末20Aの無線端末30へ着信転送するための着信転送操作を行った場合(ステップ130)、着信制御部14Aは、内線回線21および内線I/F部12を介して受信した、グループ着信先内線端末20Bから着信転送要求に応じて(ステップ131)、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cへグループ着信停止を通知する(ステップ132)。
また、着信転送部14Bは、当該着信転送要求で指定された、個別着信先内線端末20Aと対応する無線端末電話番号を呼出先電話番号として指定した呼出要求を、網I/F部11から電話回線L2を介して無線通信網31へ通知する(ステップ140)。これに応じて、無線通信網31から無線端末30に着信通知が通知され(ステップ141)、無線端末30で着信表示される(ステップ142)。
この際、着信転送部14Bは、呼出要求において、電話網41からの着信通知にかかる発信元である相手端末40を示す発信者情報を通知し、これが無線通信網31からの着信通知で無線端末30へ通知される。このため、無線端末30の利用者は、当該着信の当初の発信元が、電話制御装置10ではなく相手端末40であることを認識でき、無線端末30において着信履歴として記録することもできる。
この後、無線端末30での応答操作に応じて(ステップ150)、無線端末30から無線通信網31へ応答が通知され(ステップ151)、この応答が、無線通信網31から電話制御装置10へ通知される。
着信転送部14Bは、網I/F部11を介して受信した無線通信網31からの応答に応じて、網I/F部11から電話回線L1を介して電話網41へ応答を通知する(ステップ152)。
これにより、電話網41から相手端末40へ応答が通知されて、着信転送部14Bは、電話回線L1および電話網41を介して相手端末40との間で確立した通話路と、電話回線L2および無線通信網31を介して無線端末30との間で確立した通話路とを中継接続し、相手端末40と無線端末30との通話が開始される(ステップ153)。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、着信制御部14Aが、内線端末20のうちのいずれかを指定した着信に応じて、指定された個別着信先内線端末に20Aに個別着信を通知し、当該個別着信の通知から呼出時間が経過しても当該個別着信に対する応答がない場合には、当該個別着信先内線端末20と同じ端末グループに属する内線端末20からなるグループ着信先内線端末20にグループ着信を通知し、グループ着信先内線端末20にグループ着信を通知する際、個別着信先内線端末20を示す個別着信先情報を通知して、当該グループ着信先内線端末20で当該グループ着信とともに当該個別着信先情報を報知するようにしたものである。
これにより、グループ着信時には内線端末20から個別着信先情報が報知されるため、着側利用者は、応答する前に、当該グループ着信が、個別着信が切り替えられたものか、あるいは本来のグループ着信かを容易に把握することができる。このため、着側利用者が、グループ着信の際、個別着信が切り替えられたものか、あるいは本来のグループ着信かがわからない状態で応答するということを回避でき、グループ着信への応答時における着側利用者の心理的負担を大幅に軽減することができ、使い勝手を改善することが可能となる。
また、個別着信が切り替えられたグループ着信の場合、着側利用者は、内線端末20から報知された個別着信先情報に基づいて、当該グループ着信に応答した場合に発信者の欲求を満たすことができるかどうかを、応答する前に判断することができる。したがって、着側利用者が複数存在する場合、これら着側利用者のうち、発信者との通話内容を想定して、最も適切な利用者が応答することができ、発信者の欲求をある程度満たすことができる。
また、本実施の形態では、個別着信先内線端末20Aへの個別着信通知が一定の呼出時間を経過した時点で、個別着信先内線電話端末20Aへの個別着信通知を停止して、グループ着信通知をグループ着信先内線端末20A,20B,20Cへ通知する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、個別着信先内線電話端末20Aへの個別着信通知は継続しておき、グループ着信通知をグループ着信先内線端末20B,20Cへ通知するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、着信転送部14Bが、グループ着信中におけるグループ着信先内線端末20のうちのいずれかでの着信転送操作に応じて、個別着信先内線端末20と対応する無線端末30を呼び出すとともに、電話網41からの着信で通知された相手端末40を示す発信者情報を当該無線端末30へ通知するようにしてもよい。
これにより、個別着信が切り替えられたグループ着信の場合、着側利用者は、当該グループ着信に応答することなく、個別着信先内線端末20と対応する無線端末30へ、当該着信を転送することができる。また、無線端末30へ発信者情報が通知されるため、無線端末30の利用者は、応答する前に、当該着信の当初の発信元である相手端末40を認識できる。また、この発信者情報を、無線端末30において着信履歴として記録することもできる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
第1の実施の形態では、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求に応じた着信転送処理が完了するまで、相手端末40からの着信が継続している場合を前提として説明した。本実施の形態では、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求があった後、着信転送処理が完了するまでの間に、相手端末40からの呼出要求に応じた電話網41からの着信呼が切断された場合について説明する。
図4のステップ131において、電話制御装置10がグループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求を受け取った後、ステップ140において、電話制御装置10から無線通信網31へ呼出要求を通知する際、ある程度の時間を要する場合がある。
例えば、電話回線L2がすべて使用されている場合、空き回線が発生するまで待機することになる。また、相手端末40の電波状況によって、電話制御装置10から呼び出しできない場合もある。
したがって、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求があった後、着信転送処理が完了するまでの間に、相手端末40からの呼出要求に応じた電話網41からの着信呼が切断された場合、着信転送処理を継続しても、相手端末40と通話できないことになる。このため、当該着信呼の切断に応じて、着信転送部14Bが着信転送処理を中止することになる。
ここで、着信転送処理を中止した場合、無線端末30の利用者には、相手端末40からの着信呼があったことが通知されないことになる。一方、グループ着信先内線端末20Bの利用者は、無線端末30への着信転送が完了したものと思い込んでいるため、両者において、当該着信呼の連絡有無について認識が相違する場合もある。
本実施の形態では、このようにして、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求があった後、着信転送処理が完了するまでの間に、相手端末40からの着信呼が切断された場合でも、無線端末30の利用者に、相手端末40からの着信があったことを確実に通知することを目的とするものである。
本実施の形態において、着信転送部14Bは、着信転送操作の後から無線端末30の呼び出し完了までの間に、電話網41から個別着信先内線端末20を指定した着信呼が切断された場合、無線端末30から通知された当該呼び出しに対する確認通知に応じて、当該呼び出しを切断する機能を有している。
本実施の形態にかかる電話制御装置10におけるこの他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の着信動作について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる電話制御装置の着信動作(着信転送)を示すシーケンス図である。
グループ着信先内線端末20A,20B,20Cにおいて、個別着信先内線端末20Aへ個別着信が切り替えられたグループ着信が着信表示されているグループ着信中の状態で(ステップ114)、例えば、グループ着信先内線端末20Bの利用者が、当該グループ着信を、個別着信先内線端末20Aの無線端末30へ着信転送するための着信転送操作を行った場合(ステップ200)、着信制御部14Aは、内線回線21および内線I/F部12を介して受信した、グループ着信先内線端末20Bから着信転送要求に応じて(ステップ201)、グループ着信先内線端末20A,20B,20Cへグループ着信停止を通知する(ステップ202)。
ここで、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求を受信した後、相手端末40での切断操作に応じて(ステップ203)、相手端末40から電話網41へ切断が送信され(ステップ204)、これに応じて電話網41から電話回線L1を介して電話制御装置10へ切断が通知されたものとする。
この場合、着信転送部14Bは、着信転送処理を継続し、当該着信転送要求で指定された、個別着信先内線端末20Aと対応する無線端末電話番号を呼出先電話番号として指定した呼出要求を、網I/F部11から電話回線L2を介して無線通信網31へ通知する(ステップ210)。この際、着信転送部14Bは、呼出要求において、電話網41からの着信通知にかかる発信元である相手端末40を示す発信者情報を通知し、これが無線通信網31からの着信通知で無線端末30へ通知される。
これに応じて、無線通信網31から無線端末30に着信通知が通知され(ステップ211)、当該着信通知の呼び出しに対する確認通知が、無線端末30から無線通信網31へ通知され(ステップ212)、この確認通知が、無線通信網31から電話制御装置10へ通知される。確認通知については、例えばSIP(Session Initiation Protocol)の場合、着信通知メッセージ(INVITE)に対する呼出中メッセージ(180 Ringing)を用いればよい。
また、無線端末30では、無線通信網31からの着信通知に応じて、当該着信通知で通知された発信者情報の表示を含む着信表示が開始されるとともに(ステップ213)、当該着信通知で通知された発信者情報を含む着信履歴が記録される(ステップ214)。
この後、着信転送部14Bは、網I/F部11を介して受信した無線通信網31からの確認通知に応じて、無線端末30の呼び出しを中止するための切断通知を無線通信網31へ通知する(ステップ215)。これに応じて、無線通信網31から無線端末30に切断通知が通知され、無線端末30での着信表示が停止される。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、着信転送部14Bが、着信転送操作の後から無線端末30の呼び出し完了までの間に、電話網41からの着信呼が切断された場合、無線端末30から通知された当該呼び出しに対する確認通知に応じて、当該呼び出しを切断するようにしたものである。
これにより、グループ着信中に、グループ着信先内線端末20Bからの着信転送要求があった後、着信転送処理が完了するまでの間に、相手端末40からの着信呼が切断された場合でも、無線端末30の利用者に、相手端末40からの着信があったことを確実に通知することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…電話システム、10…電話制御装置、11…網I/F部、12…内線I/F部、13…記憶部、13A…呼制御データ、13B…音声データ、13P…プログラム、14…制御部、14A…着信制御部、14B…着信転送部、14C…音声処理部、20…内線端末、21…内線回線、30…無線端末、31…無線通信網、40…相手端末、41…電話網。

Claims (1)

  1. 電話回線を介して電話網と接続し、内線回線を介して収容した複数の内線端末を、前記電話回線に対して交換接続する電話制御装置であって、
    前記内線端末のそれぞれが属する端末グループを記憶する記憶部と、
    前記内線端末のうちのいずれかを指定した着信呼に応じて、指定された個別着信先内線端末に個別着信を通知し、当該個別着信の通知から呼出時間が経過しても当該個別着信に対する応答がない場合には、当該個別着信先内線端末と同じ端末グループに属する内線端末からなるグループ着信先内線端末にグループ着信を通知し、前記グループ着信を通知する際、前記個別着信先内線端末を示す個別着信先情報を通知して、当該グループ着信先内線端末で当該グループ着信とともに当該個別着信先情報を報知する着信制御部と、
    前記グループ着信中における前記グループ着信先内線端末のうちのいずれかでの着信転送操作に応じて、前記個別着信先内線端末と対応する無線端末を呼び出すとともに、前記着信呼で通知された当該着信呼の発信者情報を当該無線端末へ通知する着信転送部と
    を備え、
    前記着信転送部は、前記着信転送操作の後から前記無線端末の呼び出し完了までの間に、前記着信呼が切断された場合、前記無線端末から通知された当該呼び出しに対する確認通知に応じて、当該呼び出しを切断する
    ことを特徴とする電話制御装置。
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