JP6255814B2 - 電話制御装置およびプログラム - Google Patents
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Description
しかしながら、離席・帰席時における着信先の切替操作など、利用者への操作負担が少なからず発生するとともに、切替操作のし忘れにより着信応答できない場合もある。
これにより、例えば、利用者が在席している場合には、機能が豊富で使い勝手のよい自席の内線電話端末で応答し、利用者が離席している場合には、携帯している無線電話端末で応答することが可能となる。
また、一方の電話端末で着信応答した後は、他方の電話端末に対する呼び出しが不要となるため、電話制御装置は、一方の電話端末での着信応答に応じて、他方の電話端末への着信通知を停止することになる。
このため、無線電話端末での応答が遅れて、例えば利用者席の近くにいる他の利用者が、無線電話端末での応答より先に利用者席の内線電話端末で応答した場合、電話制御装置から無線電話端末への着信が停止されてしまうという問題点があった。したがって、このような場合には、利用者が内線電話端末での応答の後から無線電話端末を操作しても、相手先と通話することができないという問題点があった。
このため、無線電話端末での応答が遅れて、例えば利用者席の近くにいる他の利用者が、無線電話端末での応答より先に利用者席の内線電話端末で応答した場合でも、本来応答すべき利用者が無線電話端末から相手電話端末の相手利用者と通話を行うことができる。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる電話制御装置10は、例えば同一利用者が内線電話端末20と無線電話端末30の両方を使い分けるなどの利用形態において、収容した内線電話端末20および無線電話端末30のうち、連携させて利用する内線電話端末20および無線電話端末30に対して、同一の個別電話番号を共通に付与して呼制御を行う機能を有している。
電話制御装置10には、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、記憶部13、および制御部14が設けられている。
また、回線L2については、音声通信回線をアナログ通信により構成する場合、音声通信回線用のアナログ電話回線とデータ通信回線用のIP回線とから回線L2を構成すればよい。なお、音声通信回線をデジタル通信により構成すれば、データ通信回線と音声通信回線とをIP回線やISDN回線などのデジタル回線からなる1つの回線L2で構成することができる。また、網I/F部11に無線通信機能を設けて無線通信網NW2と直接接続する無線回線により回線L2を構成し、無線電話端末30と同様に、データ通信回線と音声通信回線とを回線L2で確立するようにしてもよい。
プログラム13Pは、制御部14のCPUに読み込まれて実行されることにより、各種処理部を実現するプログラムである。
制御部14で実現される主な処理部として、連携制御部14Aおよび通話制御部14Bがある。
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の連携制御動作について説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる電話制御装置の連携制御動作を示すシーケンス図である。
ここでは、連携させて利用する内線電話端末20および無線電話端末30の両方に付与されている個別電話番号に対する相手電話端末40からの着信に応じて、内線電話端末20が先に応答した後、無線電話端末30が後から応答する場合を例として説明する。
ここで、図2に示した連携端末情報により、当該着信先電話番号が内線電話端末20と無線電話端末30に対して付与されている個別電話番号であることが確認された場合、連携制御部14Aは、内線I/F部12から内線回線21を介して当該内線電話端末20へ着信を通知するとともに(ステップ101)、網I/F部11から回線L2および無線通信網NW2を介して無線電話端末30へ着信を通知する(ステップ102)。
この後、内線電話端末20において、当該着信に対する応答操作が行われた場合(ステップ110)、内線電話端末20から電話制御装置10に対して応答が通知される(ステップ111)。
連携制御部14Aは、無線電話端末30での応答が、無線通信網NW2および回線L2を介して網I/F部11で検出された場合、当該着信に対してすでに内線電話端末20が応答しているため、内線電話端末20に対して応答報知を通知することにより、無線電話端末30の応答を示す報知表示または報知音出力を指示する(ステップ122)。
これに応じて、内線電話端末20では、無線電話端末30の応答について、表示画面での報知表示や、スピーカからの報知音出力が行われる(ステップ123)。
これにより、相手電話端末40、内線電話端末20、および無線電話端末30の三者による会議通話が開始される(ステップ124)。
通話制御部14Bは、内線電話端末20での終話に応じて、網I/F部11と内線I/F部12とを制御することにより、会議通話から内線電話端末20の通話路を切断するとともに、無線電話端末30から相手電話端末40に対する音声の消音を取りやめる。これにより、相手電話端末40と無線電話端末30との間の通話が開始される(ステップ132)。
このように、本実施の形態は、相手電話端末40からの個別電話番号に対する着信に応じて、当該個別電話番号が付与された内線電話端末20および無線電話端末30の両方に着信を通知する連携制御において、当該着信に対して内線電話端末20が最初に応答した場合、無線電話端末30に対する当該着信を継続し、内線電話端末20による最初の応答後、無線電話端末30が当該着信に対して応答した場合、無線電話端末30と相手電話端末40とを通話接続するようにしたものである。
このため、無線電話端末30での応答が遅れて、例えば利用者席の近くにいる他の利用者が、無線電話端末30での応答より先に利用者席の内線電話端末20で応答した場合でも、本来応答すべき利用者が無線電話端末30から相手電話端末40の相手利用者と通話を行うことができる。
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる電話制御装置の連携制御動作を示すシーケンス図である。
本実施の形態では、後から無線電話端末30が応答した際、内線電話端末20での保留操作により相手電話端末40が通話保留状態にある場合の連携制御について説明する。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の連携制御動作について説明する。図4において、前述した図3と同等部分には同一符号を付してあり、ステップ112までについては、図3と同様であり、ここでの説明は省略する。
通話制御部14Bは、内線電話端末20での保留に応じて、網I/F部11を制御して、相手電話端末40の通話路に保留音を送出して通話保留の状態とする(ステップ202)。
連携制御部14Aは、無線電話端末30での応答が、無線通信網NW2および回線L2を介して網I/F部11で検出された場合、相手電話端末40との通話が保留状態となっているため、内線電話端末20に対して応答報知を通知することにより、無線電話端末30の応答を示す報知表示または報知音出力を指示する(ステップ210)。
これに応じて、内線電話端末20では、無線電話端末30の応答について、表示画面での報知表示や、スピーカからの報知音出力が行われる(ステップ211)。
このように、本実施の形態は、無線電話端末30が着信に対して後で応答した際に、内線電話端末20により相手電話端末40との通話が保留されていた場合には、当該無線電話端末30による当該応答に応じて、当該保留を自動解除して、無線電話端末30と相手電話端末40とを通話接続するようにしたものである。
これにより、相手電話端末40との通話が保留状態となっていた場合でも、無線電話端末30での応答操作に応じて、無線電話端末30と相手電話端末40と利用者間において、通話をスムーズに開始することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
Claims (2)
- 収容した内線電話端末および無線電話端末のうち、連携させて利用する内線電話端末および無線電話端末に対して、同一の個別電話番号を共通に付与して呼制御を行う電話制御装置であって、
相手電話端末からの前記個別電話番号に対する着信に応じて、当該個別電話番号が付与された内線電話端末および無線電話端末の両方に着信を通知する連携制御部と、
前記内線電話端末および前記無線電話端末のうち、前記着信に対して最初に応答したいずれか一方の電話端末を、前記相手電話端末と通話接続する通話制御部とを備え、
前記連携制御部は、前記着信に対して前記内線電話端末が最初に応答した場合、前記無線電話端末に対する前記着信を継続し、
前記通話制御部は、前記内線電話端末による最初の応答後、前記無線電話端末が前記着信に対して応答した場合、当該無線電話端末と前記相手電話端末とを通話接続し、前記内線電話端末による最初の応答後、前記無線電話端末が前記着信に対して応答した場合、前記内線電話端末と前記相手電話端末との通話に対して当該無線電話端末を接続しすることにより会議通話を形成し、前記会議通話の開始時には、前記無線電話端末から前記相手電話端末に対する音声を消音する
ことを特徴とする電話制御装置。 - コンピュータを、請求項1に記載の電話制御装置を構成する各部として機能させるためのプログラム。
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