JP5892043B2 - 音声処理装置 - Google Patents

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本発明は、マルチチャンネル音声データを再生処理する音声処理装置に関する。
BD(ブルーレイ)プレーヤ等のプレーヤと、AVアンプと、スピーカシステムと、ディスプレイ装置とを備える音声再生システムあるいはホームシアターシステムが知られている。プレーヤからAVアンプに送信される音声データは、マルチチャンネル音声データがエンコードされたものである。マルチチャンネル音声データは、例えば左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SRを含んでおり、これらで基本的な5.1ch音声データを構成する。
他方、近年では、BDプレーヤ等で使用されるDolby True HD, Dolby Digital Plus, DTS-HD等のHD関連の音声フォーマットも広がりつつあり、これらのフォーマットにおいては、さらに、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号FWL、右外側音声信号FWR、左上側音声信号FHL、右上側音声信号FHRが追加されている。なお、各信号の略記は、本出願における便宜上のものである。
しかしながら、これら全てのチャンネルの音声信号に対応するアンプをAVアンプに設ける構成では、合計11.1ch分のアンプを設けなければならず、AVアンプのコスト、及びシステム全体のコストが増大することになる。また、上記の拡張チャンネルのいずれかに代えて、あるいは上記の拡張チャンネルに加えて、さらに他の音声信号を加える場合も同様の問題が生じ得る。
特許第4997659号 特許第4471030号
マルチチャンネル音声データのチャンネル数が増大するに伴ってAVアンプのコストが増大する問題を解消するためには、複数チャンネルの音声信号を一つのアンプで共用することでアンプ数を削減することが効果的である。しかしながら、この場合には、複数チャンネルの多様な組み合わせのうち、どのチャンネルの組み合わせでアンプを共用するかが大きな課題となる。リスナーの聴感を損なうことなく効果的にマルチチャンネル音声データを再生しつつ、アンプ数を削減することが求められる。
本発明の目的は、マルチチャンネル音声データのチャンネル数よりも少ないアンプ数で効果的に音声信号を再生処理できる装置を提供することにある。
本発明は、マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、ユーザ操作可能な操作部と、前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左上側音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右上側音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、ユーザ操作可能な操作部と、前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを時間遅延して前記サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを時間遅延して前記サラウンド拡張右音声信号を生成するプロセッサを備えることを特徴とする。
また、本発明は、マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整した第1サラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整した第1サラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、前記サラウンド左音声信号を時間遅延あるいはレベル調整した第2サラウンド拡張左音声信号を外部増幅部に出力するとともに、前記サラウンド右音声信号を時間遅延あるいはレベル調整した第2サラウンド拡張右音声信号を外部増幅部に出力するプリアウト部と、ユーザ操作可能な操作部と、前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを第1時間だけ時間遅延して前記第1サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを第1時間だけ時間遅延して前記第1サラウンド拡張右音声信号を生成し、かつ、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを第2時間だけ時間遅延して前記第2サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを第2時間だけ時間遅延して前記第2サラウンド拡張右音声信号を生成するプロセッサを備えることを特徴とする。
本発明によれば、サラウンド音声信号からサラウンド拡張音声信号を生成し、これを特定の音声信号と組み合わせて共用増幅部(共用アンプ)で増幅して出力することで、サラウンド効果を維持しつつアンプ数を効果的に削減することができる。
第1実施形態におけるAVアンプ及びスピーカの配置を示す説明図である。 第1実施形態における音声再生システムの構成図である。 第1実施形態における音声信号のチャンネルを模式的に示す図である。 第1実施形態における音声処理部の構成図である。 第1実施形態における音声信号とパワーアンプとスピーカの対応関係を示すテーブル図である。 第2実施形態におけるAVアンプ及びスピーカの配置を示す説明図である。 第2実施形態における音声信号のチャンネルを模式的に示す図である。 第2実施形態における音声処理部の構成図である。 第2実施形態における音声信号とパワーアンプとスピーカの対応関係を示すテーブル図である。 第2実施形態におけるサラウンド信号位置の変化を模式的に示す図である。 第3実施形態におけるAVアンプ及びスピーカの配置を示す説明図である。 第3実施形態における音声信号のチャンネルを模式的に示す図である。 第3実施形態における音声処理部の構成図である。 第3実施形態における音声信号とパワーアンプとスピーカの対応関係を示すテーブル図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は例示であって、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1に、本実施形態における、BDプレーヤと、音声処理装置と、スピーカシステムと、ディスプレイ装置を備える音声再生システムあるいはホームシアターシステムの構成要素(コンポーネント)である、音声処理装置とスピーカシステムの配置の一例を示す。なお、以下の説明では、音声処理装置をAVアンプ1として説明する。
音声処理装置としてのAVアンプ1には、左スピーカSL、右スピーカSR、中央スピーカSC、低域スピーカSSW、サラウンド左スピーカSSL、サラウンド右スピーカSSR、サラウンド後方左スピーカSSBL、サラウンド後方右スピーカSSBR、左外側スピーカSLW、右外側スピーカSRWが接続される。さらに、AVアンプ1には、サラウンド音声信号を拡張した拡張サラウンド信号を出力するための、サラウンド拡張左スピーカS2L及びサラウンド拡張右スピーカS2Rが接続される。サラウンド拡張左スピーカS2L及びサラウンド拡張右スピーカS2Rは、それぞれサラウンド左スピーカSL及びサラウンド右スピーカSRよりもリスナーからみてAVアンプ1側(前方側)に配置される。サラウンド拡張左スピーカS2L及びサラウンド拡張右スピーカS2Rは、それぞれサラウンド左スピーカSL及びサラウンド右スピーカSRと同一のスピーカ筐体で構成されていてもよく、あるいは別個のスピーカ筐体で構成されていてもよい。
図2に、本実施形態における音声再生システムの全体構成を示す。BDプレーヤ100、AVアンプ1、ディスプレイ装置200は、例えばHDMI規格に準拠し、HDMIケーブルを介して相互に接続される。
BDプレーヤ100は、マルチチャンネル音声データ及び映像データを含むHDMIデータをAVアンプ1に送信する。
AVアンプ1は、BDプレーヤ100から受信したHDMIデータに含まれるマルチチャンネル音声データを増幅してスピーカ群300に出力する。スピーカ群300は、図1に示す左スピーカSL、右スピーカSR等である。また、AVアンプ1は、映像データを含むHDMIデータをディスプレイ装置200に送信する。
ディスプレイ装置200は、AVアンプ1から受信したHDMIデータに含まれる映像データを表示する。
AVアンプ1は、制御部2と、HDMI受信部3と、HDMI送信部4と、音声処理部5と、操作部6と、表示部7と、HDMI端子8,9を備える。AVアンプ1には、スピーカ群300が接続される。
HDMI受信部3は、BDプレーヤ100から送信されたHDMIデータを受信し、HDMIデータから元の映像データを生成し、HDMI送信部4に供給する。また、HDMI受信部3は、HDMIデータから元のマルチチャンネル音声データを生成し、音声処理部5に供給する。
音声処理部5は、HDMI受信部3から供給されたマルチチャンネル音声データをデコードし、音響処理、D/A変換処理、ボリューム調整処理、増幅処理等の各処理を実行し、スピーカ群300に各チャンネルの音声信号を供給する。
本実施形態における各チャンネルの音声信号は、左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、左外側音声信号FWL、右外側音声信号FWRであり、さらに、サラウンド左音声信号SLから生成されるサラウンド拡張左音声信号S2L、サラウンド右音声信号SRから生成されるサラウンド拡張右音声信号S2Rが含まれる。サラウンド拡張左音声信号S2L及びサラウンド拡張右音声信号S2Rは、BDプレーヤ100から送信されるHDMIデータのマルチチャンネル音声データには含まれておらず、音声処理部5が、HDMIデータのマルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声信号SL及びサラウンド右音声信号SLから生成する信号であり、ユーザであるリスナーによる操作部6の操作に応じて生成する信号である。ユーザであるリスナーが、聴取位置、特に前後位置によらず安定して臨場感ある音声を楽しむために、サラウンド拡張左スピーカS2L及びサラウンド拡張右スピーカS2Rからの出力を望む場合に操作部6を操作し、音声処理部5は、操作部6からの操作信号に応じて、サラウンド拡張左音声信号S2Lをサラウンド左音声信号SLから生成するとともに、サラウンド拡張右音声信号S2Rをサラウンド右音声信号SRから生成する。
ここで、サラウンド後方左音声信号SBLは、ユーザであるリスナーの後方左側の位置から再生される音声信号であり、サラウンド後方右音声信号SBRは、リスナーの後方右側の位置から再生される音声信号であり、左外側音声信号FWLは、左音声信号の外側(左側)の位置から再生される音声信号であり、右外側音声信号FWRは、右音声信号の外側(右側)の位置から再生される音声信号である。
制御部2は、AVアンプ1の各部の動作を制御する。
操作部6は、ユーザ操作可能なボタンやつまみ、あるいはタッチパネルで構成される。制御部2は、操作部6からの操作信号に応じてAVアンプ1の各部の動作を統括的に制御する。制御部2は、具体的にはマイクロプロセッサで構成される。操作部6は、AVアンプ1の正面に設けられたボタンやつまみの他、リモコンも含まれる。
表示部7は、AVアンプ1及び音声再生システム全体の動作状態を液晶パネル等に表示する。
図3に、本実施形態における各チャンネルの音声信号を模式的に示す。ユーザであるリスナーの位置を基準として、前方に左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、左外側音声信号FWL、右外側音声信号FWRが位置する。また、リスナーの後方にサラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBRが位置する。さらに、リスナーの側方左側にサラウンド左音声信号SL、サラウンド拡張左音声信号S2Lが位置し、リスナーの側方右側にサラウンド右音声信号SR、サラウンド拡張右音声信号S2Rが位置する。
サラウンド拡張左音声信号S2L及びサラウンド拡張右音声信号S2Rは、ユーザであるリスナーが、サラウンド左スピーカSSL及びサラウンド右スピーカSSRよりもAVアンプ1側(前方)に位置する場合でも、確実にサラウンド効果を得るための信号であり、サラウンド拡張左音声信号S2Lは、サラウンド左音声信号SLをコピーするとともに所定量の時間遅延処理を行って生成される。同様に、サラウンド拡張右音声信号S2Rも、サラウンド右音声信号SRをコピーするとともに所定量の時間遅延処理を行って生成される。
本実施形態における音声信号は、図3に示すように、合計11.1chの音声信号であり、これらの全てを個別にアンプで増幅しようとすると、合計12個のアンプが必要となってコスト増加を招く。
そこで、本実施形態では、マルチチャンネルの音声信号のうち、左外側音声信号FWLとサラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド拡張左音声信号S2Lについてはアンプを共用とし、かつ、右外側音声信号FWRとサラウンド後方右音声信号SBRとサラウンド拡張右音声信号S2Rについてはアンプを共用として、アンプ数の削減を図っている。左外側音声信号FWLとサラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド拡張左音声信号S2Lでアンプを共用とし、かつ、右外側音声信号FWRとサラウンド後方右音声信号SBRとサラウンド拡張右音声信号S2Rでアンプを共用とすることで、合計8個のアンプ数のみで音声信号を増幅して出力することが可能となる。しかも、左外側音声信号FWLとサラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド拡張左音声信号S2Lでアンプを共用とし、かつ、右外側音声信号FWRとサラウンド後方右音声信号SBRとサラウンド拡張右音声信号S2Rでアンプを共用とすることで、リスナーは、左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、サラウンド左信号SL、サラウンド右信号SRに加え、左外側音声信号FWLとサラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド拡張左音声信号S2Lのいずれか、及び、右外側音声信号FWRとサラウンド後方右音声信号SBRとサラウンド拡張右音声信号S2Rのいずれかを聴取することができるので、基本の5.1chに加え、さらに2chを追加したサラウンド効果を聴感することが可能である。左外側音声信号FWLとサラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド拡張左音声信号S2Lのいずれを共用アンプで処理するか、及び、右外側音声信号FWRとサラウンド後方右音声信号SBRとサラウンド拡張右音声信号S2Rのいずれを共用アンプで処理するかは、制御部2がリスナーによる操作部6の操作に応じて切替制御する。
図4に、音声処理部5の要部構成を示す。なお、図4において、左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号については従来と同様であるため省略している。また、リスナーの左側の音声信号と右側の音声信号はその処理が同一であるため、図では両者をまとめて示している。例えば、サラウンド後方左音声信号SBLとサラウンド後方右音声信号SBRについてはまとめてSBとして示し、左外側音声信号FWLと右外側音声信号FWRについてはまとめてFWとして示し、サラウンド拡張左音声信号S2Lとサラウンド拡張右音声信号S2RについてはまとめてS2として示し、サラウンド左音声信号SLとサラウンド右音声信号SRについてはまとめてSとして示す。従って、図4は、サラウンド後方音声信号、外側音声信号、サラウンド拡張信号のそれぞれの左右音声信号のいずれかを示したものであると理解されたい。
音声処理部5は、DSP10と、プリアウト部11と、パワーアンプ12と、スピーカリレー13と、スピーカ端子14を備える。
DSP10は、プリアウト部11の前段に設けられ、HDMI受信部3から供給されるマルチチャンネル音声データをデコード及びD/A変換し、各チャンネルの音声信号を生成する。特に、DSP10は、サラウンド音声信号Sから、サラウンド拡張音声信号S2を生成する。DSP10は、生成した各チャンネルの音声信号をプリアウト部11に供給する。具体的には、ユーザであるリスナーがサラウンド拡張信号の出力を要求するように操作部6を操作すると、操作部6からこの操作に応じたセレクト信号が出力される。DSP10は、このセレクト信号に応じ、サラウンド音声信号Sをコピーし、かつ、時間遅延させてサラウンド拡張音声信号S2を生成する。実際には、サラウンド左音声信号SLからサラウンド拡張左音声信号S2Lを生成し、サラウンド右音声信号SRからサラウンド拡張右音声信号S2Rを生成することは既述した通りである。DSP10は、生成したサラウンド拡張信号S2を、サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWの信号経路に供給する。なお、サラウンド音声信号Sは、これとは別に従来と同様にサラウンド音声信号Sの信号経路に供給する。
プリアウト部11は、複数の切替スイッチを備える。サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWとサラウンド拡張信号S2は、切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12に供給される。切替スイッチは、リスナーによる操作部6の操作に応じ、制御部2により制御される。リスナーがサラウンド後方音声信号SBを選択した場合、制御部2は、サラウンド後方音声信号SBが選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。リスナーが外側音声信号FWを選択した場合、制御部2は、外側音声信号FWが選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。また、リスナーがサラウンド拡張音声信号S2を選択した場合、制御部2は、サラウンド拡張信号S2が選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。従って、サラウンド後方音声信号SBと、外側音声信号FWと、サラウンド拡張音声信号S2は、そのいずれかが択一的に選択されてパワーアンプ12に供給される。
なお、Zone2は、図1に示すAVアンプ1及びスピーカ群の配置された部屋と異なる別の部屋(Zone2)で音声信号を再生する場合に使用する機能であり、DSP10から供給されるZone2用の音声信号を選択的にパワーアンプ12に供給する。また、Bi−AMPは、Bi−AMP機能を使用する場合であり、Bi−AMP用音声信号を選択的にパワーアンプ12に供給する。従って、本実施形態におけるパワーアンプ12は、サラウンド後方音声信号SB、外側音声信号FW、サラウンド拡張信号S2で共用されるだけでなく、サラウンド後方音声信号SB、外側音声信号FW、サラウンド拡張信号S2、Zone2音声信号、Bi−AMP音声信号で共用されるといえる。Zone2機能、Bi−AMP機能については公知であるため、以下ではサラウンド後方音声信号SB、外側音声信号FW、サラウンド拡張信号S2のいずれかが選択的に供給される場合について説明する。
パワーアンプ12は、プリアウト部11から供給された、サラウンド後方音声信号SB、外側音声信号FW、サラウンド拡張信号S2のいずれかを増幅してスピーカリレー13に供給する。
スピーカリレー13は、複数の切替スイッチを備える。第1切替スイッチは、パワーアンプ12とサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBを接続する。第2切替スイッチは、パワーアンプ12と外側音声信号用スピーカ端子FWを接続する。第3切替スイッチは、パワーアンプ12とサラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2を接続する。スピーカリレー13の切替スイッチは、リスナーによる操作部6の操作に応じ、制御部2により切替制御される。リスナーがサラウンド後方音声信号SBを選択した場合、制御部2は、第1切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12で増幅されたサラウンド後方音声信号SBをサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBに供給する。リスナーが外側音声信号FWを選択した場合、制御部2は、第2切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12で増幅された外側音声信号FWを外側音声信号用スピーカ端子FWに供給する。また、リスナーがサラウンド拡張音声信号S2を選択した場合、制御部2は、第3切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12で増幅されたサラウンド拡張信号S2をサラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2に供給する。
スピーカ端子14は、サラウンド後方音声信号用スピーカ端子SB、外側音声信号用スピーカ端子FW、サラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2を備える。サラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBには、図1に示すサラウンド後方スピーカSSB、SSRが接続され、外側音声信号用スピーカ端子FWには、図1に示す外側スピーカSLW、SRWが接続され、サラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2には、図1に示すサラウンド拡張スピーカS2L、S2Rが接続される。
以上のように、リスナーが操作部6を操作してサラウンド拡張音声信号S2を選択した場合、音声処理部5のDSP10は、操作部6からの操作信号(セレクト信号)に応じてマルチチャンネル音声信号に含まれるサラウンド左音声信号SLからサラウンド拡張左音声信号S2Lを生成するとともに、サラウンド右音声信号からサラウンド拡張右音声信号S2Rを生成してプリアウト部11に供給する。制御部2は、操作信号に応じて、プリアウト部11の切替スイッチを制御し、サラウンド拡張左音声信号S2L及びサラウンド拡張右音声信号S2Rを選択的にパワーアンプ12に供給し、パワーアンプ12で増幅する。また、制御部2は、操作信号に応じて、スピーカリレー13の切替スイッチを制御し、増幅されたサラウンド拡張左音声信号S2Lをスピーカ端子14を経てサラウンド拡張左スピーカS2Lから出力するとともに、増幅されたサラウンド拡張右音声信号S2Rをスピーカ端子14を経てサラウンド拡張右スピーカS2Rから出力する。
また、リスナーが操作部6を操作してサラウンド後方音声信号SBを選択した場合、音声処理部5のDSP10は、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRをプリアウト部11に供給する。制御部2は、操作信号に応じて、プリアウト部11の切替スイッチを制御し、サラウンド後方左音声信号SBL及びサラウンド後方右音声信号SBRを選択的にパワーアンプ12に供給し、パワーアンプ12で増幅する。また、制御部2は、操作信号に応じて、スピーカリレー13の切替スイッチを制御し、増幅されたサラウンド後方左音声信号SBLをスピーカ端子14を経てサラウンド後方左スピーカSSBLから出力するとともに、増幅されたサラウンド後方右音声信号SBRをスピーカ端子14を経てサラウンド後方右スピーカSSBRから出力する。
さらに、リスナーが操作部6を操作して外側音声信号FWを選択した場合、音声処理部5のDSP10は、左外側音声信号FWL及び右外側音声信号FWRをプリアウト部11に供給する。制御部2は、操作信号に応じて、プリアウト部11の切替スイッチを制御し、左外側音声信号FWL及び右外側音声信号FWRを選択的にパワーアンプ12に供給し、パワーアンプ12で増幅する。また、制御部2は、操作信号に応じて、スピーカリレー13の切替スイッチを制御し、増幅された左外側音声信号FWLをスピーカ端子14を経て左外側スピーカSLWから出力するとともに、増幅された右外側音声信号FWRをスピーカ端子14を経て右外側スピーカSRWから出力する。
複数のリスナーがAVアンプ1の方向(前方)に位置している場合等、リスニングポイントにAVアンプ1を基準として前後の幅がある場合には、リスナーはS2を選択し、それ以外はSBあるいはFWを選択することになろう。もちろん、これは一例であり、リスナーは任意のモードを選択し得る。
図5に、本実施形態における各チャンネルの音声信号と、パワーアンプと、スピーカとの対応関係を示す。
基本の5.1chに関しては、従来と同様にそれぞれの音声信号に対応したパワーアンプが設けられ、これらのパワーアンプで増幅してそれぞれのスピーカから出力する。すなわち、左音声信号FLは、FL用パワーアンプで増幅され、左スピーカSLから出力される。右音声信号FRは、FR用パワーアンプで増幅され、右スピーカSRから出力される。中央音声信号Cは、C用パワーアンプで増幅され、中央スピーカSCから出力される。低域音声信号LFEは、LFE用パワーアンプで増幅され、低域スピーカSWから出力される。サラウンド左音声信号SLは、SL用パワーアンプで増幅され、サラウンド左スピーカSSLから出力される。サラウンド右音声信号SRは、SR用パワーアンプで増幅され、サラウンド右スピーカSSRから出力される。
また、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号FWL、サラウンド拡張左音声信号S2Lに関しては、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号FWR、サラウンド拡張右音声信号S2Rに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。
従って、本実施形態では、合計8個のパワーアンプで11.1chのマルチチャンネル音声信号を再生することができる。低域音声信号用のパワーアンプを除外すると、合計7個、つまり7ch分のパワーアンプで11chのマルチチャンネル音声信号を再生できる。
本実施形態は、リスニングポイントが前後に幅のある映画館等に特に好適であるが、一般家庭においても同様に適用できる。
また、本実施形態では、DSP10によってサラウンド音声信号Sを時間遅延してサラウンド拡張音声信号S2を生成しているが、時間遅延のみならずそのレベルも調整してサラウンド拡張音声信号S2を生成してもよい。サラウンド拡張音声信号S2は、デジタルのサラウンド音声データから生成されるが、サラウンド音声データをD/A変換してアナログ信号に変換した後に、このアナログ信号から生成してもよい。但し、この場合にはレベルのみを調整して生成する。要するに、サラウンド拡張信号S2は、サラウンド信号Sを時間遅延あるいはレベル調整の少なくともいずれかを実行して生成される。1つの好適な実施形態は、サラウンド音声信号Sを時間遅延及びレベル調整してサラウンド拡張音声信号S2を生成するものである。
このように、本実施形態では、制御部2とDSP10が共働して、少ないアンプ数で音声信号を再生処理しているが、DSP10は、操作部6からS2が選択された旨のセレクト信号を受信した場合のみならず、たとえ受信しなくても常にサラウンド音声信号Sからサラウンド拡張音声信号S2を生成してもよい。生成されたサラウンド拡張音声信号S2がパワーアンプ12に供給されるか否かは、制御部2が切替スイッチを制御することにより決定される。
また、リスナーがSを選択しなかった場合、制御部2は、サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWのいずれをパワーアンプ12に出力するかの優先順位を予め設定しておくこともできる。例えば、デフォルト状態ではサラウンド後方音声信号SBを優先的にパワーアンプ12に供給する等である。
さらに、リスナーによってSB/FW/S2のいずれのモードを選択したかのデータは、制御部2のメモリ、たとえはRAM等の揮発性メモリに格納されるが、これを不揮発性メモリに格納しておき、電源がOFFされた場合にもこのデータを保持し、再び電源がONされたときもリスナーによる選択モードをそのまま維持してもよい。
<第2実施形態>
図6に、本実施形態におけるAVアンプ1とスピーカシステムの配置を示す。図1と異なる点は、AVアンプ1に、さらに左上側スピーカSLHと右上側スピーカSRHが接続される点である。左上側スピーカSLHは、マルチチャンネル音声信号に含まれる左上側音声信号を出力し、右上側スピーカSRHは、マルチチャンネル音声信号に含まれる右上側音声信号を出力する。
図7に、本実施形態における各チャンネルの音声信号を模式的に示す。図3と異なる点は、さらに左上側音声信号FHLと右上側音声信号FHRが追加される点である。各チャンネルの音声信号をそれぞれ増幅するものとすると、合計14個のパワーアンプが必要となってコストが増大してしまう。
そこで、本実施形態においても、複数のチャンネルの音声信号に対してパワーアンプを共用アンプとすることで、パワーアンプの削減を図っている。
図8に、本実施形態における音声処理部5の要部構成を示す。
DSP10は、プリアウト部11の前段に設けられ、HDMI受信部3から供給されるマルチチャンネル音声データをデコード及びD/A変換し、各チャンネルの音声信号を生成する。特に、DSP10は、サラウンド音声信号Sから、サラウンド拡張音声信号S2を生成する。DSP10は、生成した各チャンネルの音声信号をプリアウト部11に供給する。具体的には、ユーザであるリスナーがサラウンド拡張信号の出力を要求するように操作部6を操作すると、操作部6からこの操作に応じたセレクト信号が出力される。DSP10は、このセレクト信号に応じ、サラウンド音声信号Sをコピーし、かつ、時間遅延させてサラウンド拡張音声信号S2を生成する。つまり、サラウンド左音声信号SLからサラウンド拡張左音声信号S2Lを生成し、サラウンド右音声信号SRからサラウンド拡張右音声信号S2Rを生成する。DSP10は、生成したサラウンド拡張信号S2を、上側音声信号FHと外側音声信号FWの信号経路に供給する。
プリアウト部11は、複数の切替スイッチを備える。サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWは、切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12に供給される。切替スイッチは、リスナーによる操作部6の操作に応じ、制御部2により制御される。リスナーがサラウンド後方音声信号SBを選択した場合、制御部2は、サラウンド後方音声信号SBが選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。リスナーが外側音声信号FWを選択した場合、制御部2は、外側音声信号FWが選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。
また、上側音声信号FHと外側音声信号FWは、切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12に供給される。さらに、上側音声信号FHあるいは外側音声信号FWと、サラウンド拡張音声信号S2は、別の切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12に供給される。リスナーがサラウンド拡張信号S2を選択した場合、制御部2は、サラウンド拡張信号S2が選択的にパワーアンプ12に供給されるように切替スイッチを切替制御する。なお、Zone3は、Zone2とは異なるさらに別の部屋に音声出力する場合に用いられる。
本実施形態では、サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWのいずれかがパワーアンプ12のアンプ12aで増幅され、上側音声信号FHと外側音声信号FWとサラウンド拡張音声信号S2のいずれかがパワーアンプ12の別のアンプ12bで増幅される。従って、図4の構成ではサラウンド後方音声信号SBとサラウンド拡張信号S2が同時に増幅されて出力されることはないが、図8に示すように本実施形態ではサラウンド後方音声信号SBとサラウンド拡張音声信号S2が同時に増幅されて出力される場合もあり得る。また、本実施形態では外側音声信号FWとサラウンド拡張音声信号S2が同時に増幅されて出力される場合もあり得る。
パワーアンプ12は、アンプ12a及びアンプ12bを備え、プリアウト部11から供給された、サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWのいずれかをアンプ12aで増幅してスピーカリレー13に供給する。また、パワーアンプ12は、上側音声信号FHと外側音声信号FWとサラウンド拡張音声信号S2のいずれかをアンプ12bで増幅してスピーカリレー13に供給する。
スピーカリレー13は、複数の切替スイッチを備える。第1切替スイッチは、パワーアンプ12のアンプ12aとサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBを接続する。第2切替スイッチは、パワーアンプ12のアンプ12aと外側音声信号用スピーカ端子FWを接続する。第3切替スイッチは、パワーアンプ12のアンプ12bと外側音声信号用スピーカ端子FWを接続する。第4切替スイッチは、パワーアンプ12のアンプ12bとサラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2を接続する。スピーカリレー13の切替スイッチは、リスナーによる操作部6の操作に応じ、制御部2により切替制御される。
リスナーがサラウンド後方音声信号SBを選択した場合、制御部2は、第1切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12のアンプ12aで増幅されたサラウンド後方音声信号SBをサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBに供給する。また、制御部2は、第3切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12のアンプ12bで増幅された外側音声信号FWを外側音声信号用スピーカ端子FWに出力する。あるいは、制御部2は、パワーアンプ12のアンプ12bで増幅された上側音声信号FHを出力してもよい。
リスナーがサラウンド拡張信号S2を選択した場合、制御部2は、第1切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12のアンプ12aで増幅されたサラウンド後方音声信号SBをサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBに出力する。あるいは、制御部2は、第2切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12のアンプ12aで増幅された外側音声信号FWを外側音声信号用スピーカ端子FWに出力する。また、制御部は、第4切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12のアンプ12bで増幅されたサラウンド拡張音声信号S2をサラウンド拡張音声信号用スピーカ端子S2に出力する。
リスナーが外側音声信号FWを選択した場合、制御部2は、第1切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12で増幅されたサラウンド後方音声信号SBをサラウンド後方音声信号用スピーカ端子SBに供給する。また、制御部2は、第3切替スイッチを選択的にオン制御してパワーアンプ12で増幅された外側音声信号FWを外側音声信号用スピーカ端子FWに供給する。
図9に、本実施形態における各チャンネルの音声信号と、パワーアンプと、スピーカとの対応関係を示す。
基本の5.1chに関しては、従来と同様にそれぞれの音声信号に対応したパワーアンプが設けられ、これらのパワーアンプで増幅してそれぞれのスピーカから出力する。すなわち、左音声信号FLは、FL用パワーアンプで増幅され、左スピーカSLから出力される。右音声信号FRは、FR用パワーアンプで増幅され、右スピーカSRから出力される。中央音声信号Cは、C用パワーアンプで増幅され、中央スピーカSCから出力される。低域音声信号LFEは、LFE用パワーアンプで増幅され、低域スピーカSWから出力される。サラウンド左音声信号SLは、SL用パワーアンプで増幅され、サラウンド左スピーカSSLから出力される。サラウンド右音声信号SRは、SR用パワーアンプで増幅され、サラウンド右スピーカSSRから出力される。
また、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号FWLに関しては、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号FWRに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。
また、左上側音声信号FHL、左外側音声信号FWL、サラウンド拡張左音声信号S2Lに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。右上側音声信号FHR、右外側音声信号FWR、サラウンド拡張右音声信号S2Rに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。
従って、本実施形態では、合計10個(低域音声信号用のパワーアンプを除くと合計9個、つまり9ch分)のパワーアンプで13.1chのマルチチャンネル音声信号を再生することができる。
本実施形態では、既述したように、サラウンド後方音声信号SBとサラウンド拡張音声信号S2はそれぞれ別の共用パワーアンプで同時に増幅して出力することが可能な構成であるから、5,1chの再生時と7.1chの再生時とで、サラウンド音声信号の位置を変化させることができる。すなわち、7.1chの再生時には、サラウンド後方音声信号SBを再生するとともにサラウンド拡張音声信号Sを再生し、5.1chの再生時には、サラウンド音声信号を再生する等である。
図10に、この例の場合の各チャンネルの音声信号を模式的に示す。図10(a)は7.1ch再生時の音声信号であり、図10(b)は5.1ch再生時の音声信号である。両図において、増幅されて出力される音声信号をハッチングで示す。図10(a)では、左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、サラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、サラウンド拡張左音声信号S2L、サラウンド拡張右音声信号S2Rが出力される。他方、図10(b)では、左音声信号FL、右音声信号FR、中央音声信号C、低域音声信号LFE、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SRが出力される。図10(a)、(b)でサラウンドの位置が異なる点に留意されたい。図10(a)の配置関係とすることで、7.1chの音声信号を効果的に使用して立体感、臨場感を高めることができる。
<第3実施形態>
図11に、本実施形態におけるAVアンプ1とスピーカシステムの配置を示す。図6と異なる点は、AVアンプ1に、さらにサラウンド拡張スピーカが接続される点である。すなわち、図6におけるサラウンド拡張スピーカS2L,S2Rを第1サラウンド拡張スピーカとすると、これに加えてさらに第2サラウンド拡張音声スピーカS3L,S3Rが接続される。
第1サラウンド拡張音声信号S2は、第2実施形態と同様にAVアンプ1の共用アンプで増幅されて出力されるが、第2サラウンド拡張音声信号S3は、AVアンプ1とは別の外部アンプで増幅されて出力される。すなわち、AVアンプ1のDSP10は、サラウンド音声信号Sから第1サラウンド拡張音声信号S2を生成するとともに第2サラウンド拡張音声信号S3を生成してプリアウト部11に供給する。プリアウト部11には、外部アンプが接続されており、第2サラウンド拡張音声信号S2をプリアウト部11から外部アンプに供給して増幅する。外部アンプで増幅された第2サラウンド拡張音声信号は、第2サラウンド拡張スピーカS3L,S3Rに供給されて出力される。
図12に、本実施形態における各チャンネルの音声信号を模式的に示す。図7と異なる点は、サラウンド左音声信号SL、サラウンド右音声信号SR、第1サラウンド拡張左音声信号S2L、第1サラウンド拡張右音声信号S2Rに加えて、第2サラウンド拡張左音声信号S3L及び第2サラウンド拡張右音声信号S3Rが追加される点である。
図13に、本実施形態における音声処理部5の要部構成を示す。
DSP10は、プリアウト部11の前段に設けられ、HDMI受信部3から供給されるマルチチャンネル音声データをデコード及びD/A変換し、各チャンネルの音声信号を生成する。DSP10は、サラウンド音声信号Sから、第1サラウンド拡張音声信号S2及び第2サラウンド拡張信号S3を生成する。DSP10は、生成した各チャンネルの音声信号をプリアウト部11に供給する。具体的には、ユーザであるリスナーがサラウンド拡張信号の出力を要求するように操作部6を操作すると、操作部6からこの操作に応じたセレクト信号が出力される。DSP10は、このセレクト信号に応じ、サラウンド音声信号Sをコピーし、かつ、時間遅延させて第1サラウンド拡張音声信号S2及び第2サラウンド拡張音声信号S3を生成する。第1サラウンド拡張音声信号S2と第2サラウンド拡張音声信号S3の時間遅延量は互いに異なる。すなわち、リスナーとスピーカとの位置関係に応じ、サラウンド音声信号Sを第1時間だけ時間遅延させて第1サラウンド拡張音声信号S2を生成し、サラウンド音声信号Sを第2時間だけ遅延させて第2サラウンド拡張音声信号S3を生成する。第1時間、第2時間は、それぞれリスナーとスピーカとの位置に応じて調整される。DSP10は、生成した第1サラウンド拡張信号S2を、上側音声信号FHと外側音声信号FWの信号経路に供給する。また、DSP10は、生成した第2サラウンド拡張信号S3を、外側音声信号FWの信号経路に供給する。
プリアウト部11は、複数の切替スイッチを備える。サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWは、切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12のアンプ12cに供給される。切替スイッチは、リスナーによる操作部6の操作に応じ、制御部2により制御される。
また、外側音声信号FWと第2サラウンド拡張音声信号S3は、別の切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されて外部アンプ(図示せず)に供給されて増幅される。
さらに、上側音声信号FHあるいは外側音声信号FWと、第1サラウンド拡張音声信号S2は、別の切替スイッチによりいずれかが選択的に出力され、ボリューム調整されてパワーアンプ12のアンプ12dに供給される。
本実施形態では、サラウンド後方音声信号SBと外側音声信号FWのいずれかがパワーアンプ12で増幅され、上側音声信号FHと外側音声信号FWと第1サラウンド拡張音声信号S2のいずれかが別のパワーアンプ12で増幅される。さらに、外側音声信号FWと第2サラウンド拡張音声信号S3のいずれかが外部アンプで増幅される。従って、本実施形態においても、第2実施形態と同様にサラウンド後方音声信号SBとサラウンド拡張音声信号S2が同時に増幅されて出力される場合もあり得、外側音声信号FWと第1サラウンド拡張音声信号S2が同時に増幅されて出力される場合もあり得る。これに加えて、本実施形態では、第2サラウンド拡張音声信号S3が同時に外部アンプで増幅されて出力される場合もあり得る。
具体的には、リスナーが第1サラウンド拡張音声信号S2及び第2サラウンド拡張音声信号S3を選択した場合、制御部2は、プリアウト部11の切替スイッチ及びスピーカリレー13の切替スイッチを制御して、サラウンド後方音声信号SBあるいは外側音声信号FWをアンプ12cで増幅して出力させ、第1サラウンド拡張音声信号S2をアンプ12dで増幅して出力させ、第2サラウンド拡張音声信号S3を外部アンプで増幅して出力させる。
図14に、本実施形態における各チャンネルの音声信号と、パワーアンプと、スピーカとの対応関係を示す。
基本の5.1chに関しては、従来と同様にそれぞれの音声信号に対応したパワーアンプが設けられ、これらのパワーアンプで増幅してそれぞれのスピーカから出力する。すなわち、左音声信号FLは、FL用パワーアンプで増幅され、左スピーカSLから出力される。右音声信号FRは、FR用パワーアンプで増幅され、右スピーカSRから出力される。中央音声信号Cは、C用パワーアンプで増幅され、中央スピーカSCから出力される。低域音声信号LFEは、LFE用パワーアンプで増幅され、低域スピーカSWから出力される。サラウンド左音声信号SLは、SL用パワーアンプで増幅され、サラウンド左スピーカSSLから出力される。サラウンド右音声信号SRは、SR用パワーアンプで増幅され、サラウンド右スピーカSSRから出力される。
また、サラウンド後方左音声信号SBL、左外側音声信号FWLに関しては、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。サラウンド後方右音声信号SBR、右外側音声信号FWRに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。
また、左上側音声信号FHL、左外側音声信号FWL、第1サラウンド拡張左音声信号S2Lに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。右上側音声信号FHR、右外側音声信号FWR、第1サラウンド拡張右音声信号S2Rに関しても、共用のパワーアンプが設けられ、共用のパワーアンプで選択的に増幅してそれぞれのスピーカから出力される。
さらに、第2サラウンド拡張左音声信号S3L、左外側音声信号FWLに関しては、共用の外部アンプが設けられ、共用の外部アンプで選択的に増幅してスピーカから出力される。第2サラウンド拡張右音声信号S3R、右外側音声信号FWRに関しても、共用の外部アンプが設けられ、共用の外部アンプで選択的に増幅してスピーカから出力される。
本実施形態においても、図10に示すように、再生出力すべきチャンネス数に応じてサラウンド音声信号の位置を動的に変化させることが可能である。例えば、図10(a)のようにサラウンド後方左音声信号SBL、サラウンド後方右音声信号SBR、第1サラウンド拡張左音声信号S2L、第1サラウンド拡張右音声信号S2Rを出力するとともに、これ加えて第2サラウンド拡張左音声信号S3L、第2サラウンド拡張右音声信号S3Rを出力する等である。あるいは、図10(a)において、第1サラウンド拡張左音声信号S2L、第1サラウンド拡張右音声信号S2Rに代えて、第2サラウンド拡張左音声信号S3L、第2サラウンド拡張右音声信号S3Rを出力するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、サラウンド音声信号Sに加えて、第1サラウンド拡張音声信号S2、第2サラウンド拡張音声信号S3を出力することで、リスナーの位置が前後方向にさらに幅を有する場合にも対応することができる。
第1サラウンド拡張音声信号S2は、サラウンド音声信号Sを時間遅延あるいはレベル調整の少なくともいずれかを実行して生成されるが、第2サラウンド拡張音声信号S3も同様にサラウンド音声信号Sを時間遅延あるいはレベル調整の少なくともいずれかを実行して生成される。1つの好適な実施形態は、サラウンド音声信号Sを時間遅延及びレベル調整して第1サラウンド音声信号S2を生成し、さらに、サラウンド音声信号Sを時間遅延及びレベル調整して第2サラウンド拡張音声信号S3を生成するものである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、種々の変形が可能である。
例えば、第3実施形態では、サラウンド音声信号Sから第1サラウンド拡張音声信号S2及び第2サラウンド拡張音声信号S3を生成したが、必要に応じてさらに多くのサラウンド拡張信号を生成することができる。一般に、サラウンド音声信号からn個(nは自然数)のサラウンド拡張音声信号を生成することができる。
1 AVアンプ、2 制御部、3 HDMI受信部、4 HDMI送信部、5 音声処理部、6 操作部、7 表示部、100 BDプレーヤ、200 ディスプレイ装置、300 スピーカ。

Claims (7)

  1. マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、
    前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、
    前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、
    前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、
    ユーザ操作可能な操作部と、
    前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする音声処理装置。
  2. マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、
    前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、
    前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左上側音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、
    前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整したサラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右上側音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、
    ユーザ操作可能な操作部と、
    前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする音声処理装置。
  3. マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド左音声信号を増幅して出力する第1増幅部と、
    前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド右音声信号を増幅して出力する第2増幅部と、
    前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整した第1サラウンド拡張左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第1共用増幅部と、
    前記サラウンド右音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整した第1サラウンド拡張右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第2共用増幅部と、
    前記サラウンド左音声信号を時間遅延及び/又はレベル調整した第2サラウンド拡張左音声信号を外部増幅部に出力するとともに、前記サラウンド右音声信号を時間遅延あるいはレベル調整した第2サラウンド拡張右音声信号を外部増幅部に出力するプリアウト部と、
    ユーザ操作可能な操作部と、
    前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部及び前記第2共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする音声処理装置。
  4. 請求項2,3のいずれかに記載の音声処理装置において、
    前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方左音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる左外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第3共用増幅部と、
    前記マルチチャンネル音声データから得られるサラウンド後方右音声信号と、前記マルチチャンネル音声データから得られる右外側音声信号のいずれかを選択的に増幅して出力する第4共用増幅部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部からの操作信号に応じて、前記第1共用増幅部、前記第2共用増幅部、前記第3共用増幅部及び前記第4共用増幅部で増幅すべき信号を切替制御する
    ことを特徴とする音声処理装置。
  5. 請求項1,2のいずれかに記載の音声処理装置において、
    前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを時間遅延して前記サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを時間遅延して前記サラウンド拡張右音声信号を生成するプロセッサ
    を備えることを特徴とする音声処理装置。
  6. 請求項3記載の音声処理装置において、
    前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを第1時間だけ時間遅延して前記第1サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを第1時間だけ時間遅延して前記第1サラウンド拡張右音声信号を生成し、かつ、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド左音声データを第2時間だけ時間遅延して前記第2サラウンド拡張左音声信号を生成するとともに、前記マルチチャンネル音声データに含まれるサラウンド右音声データを第2時間だけ時間遅延して前記第2サラウンド拡張右音声信号を生成するプロセッサ
    を備えることを特徴とする音声処理装置。
  7. 請求項1記載の音声処理装置において、
    サラウンド拡張左音声信号用スピーカ端子と、
    サラウンド後方左音声信号用スピーカ端子と、
    左外側音声信号用スピーカ端子と、
    サラウンド拡張右音声信号用スピーカ端子と、
    サラウンド後方右音声信号用スピーカ端子と、
    右外側音声信号用スピーカ端子と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作信号に応じて、前記第1共用増幅部からの信号を、前記サラウンド拡張左音声信号用スピーカ端子、サラウンド後方左音声信号用スピーカ端子、左外側音声信号用スピーカ端子のいずれかに出力すべく切替制御するとともに、前記第2共用増幅部からの信号を、前記サラウンド拡張右音声信号用スピーカ端子、サラウンド後方右音声信号用スピーカ端子、右外側音声信号用スピーカ端子のいずれかに出力すべく切替制御することを特徴とする音声処理装置。
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