JP5891317B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置は、像担持体(例えば、感光体ドラム)に担持されたトナー像を転写部材(例えば、転写ローラー)によって被転写体(例えば、用紙等の記録媒体や中間転写ベルト)に転写するように構成されている。このような構成の画像形成装置において、有機感光体、特に、電荷発生剤と電荷輸送剤を同一層内に有する単層型有機感光体を像担持体として用いる場合に、装置が数時間停止していた状態から画像形成動作を行うと、転写部材に含まれる揮発性物質が像担持体に及ぼす影響によって、画像に横筋が入ってしまうことがある。
このような画像不良は、機外が低温低湿である場合に特に発生し易いものであるが、像担持体を回転させながら像担持体の表面にクリーニング部材を摺接させるエージング動作を画像形成前に行っておくことで、防止することができる。しかしながら、このエージング動作を毎回一定時間実施すると、画像に横筋が入りにくいような場合(例えば、機外が高温高湿である場合)にもエージング動作が一定時間実施されることになり、ファーストプリントタイム(1回目の印刷が完了するまでの時間)が必要以上に長くなって、ユーザーにストレスを与えることになる。このような事態を回避するためには、温度や湿度を検知するセンサーからの情報に基づいて、必要な時間だけエージング動作を行うようにすることが考えられる(特許文献1の「温度及び湿度センサー9」参照)。
特開2005−300745号公報
しかしながら、湿度センサーは比較的高価な部品であるため、湿度センサーを使用すると、コストが上昇してしまう。そのため、特に低セグメント機(低価格機)において、更なる低価格化の要請に応えることが困難になる。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、湿度センサーを使用せずにエージング動作の実施時間を適切に決定し、画像に横筋が入るような画像不良の発生を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電部材と、前記像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する転写部材と、前記帯電部材又は前記転写部材の一方に電圧を印加する電圧印加部と、該電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に電圧を印加した際に該電圧印加部から前記帯電部材に流れる電流を測定する電流測定部と、外気を機内に導入して前記像担持体に吹き付けるファンと、前記像担持体の表面からトナーを除去するクリーニング部材と、前記像担持体を回転させながら該像担持体の表面に前記クリーニング部材を摺接させるエージング動作を画像形成前に実施する制御部と、を備え、該制御部は、前記ファンが前記像担持体に外気を吹き付けると共に前記電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に所定の電圧を印加した時に前記電流測定部が測定する電流値が所定の閾値以下である場合に、前記電流測定部が測定する電流値が所定の閾値を超える場合よりも、前記エージング動作の実施時間を長くし、前記電流測定部は、機外の湿度及び温度が高くなる程大きくなる電流値を測定することを特徴とする。
前記電流測定部は、前記電圧印加部と前記帯電部材の間に直列に接続されていても良い。
前記画像形成装置は、前記エージング動作中に前記像担持体にトナーを供給する現像部材を更に備えていても良い。
前記電圧印加部は、前記エージング動作中に前記帯電部材に電圧を印加しても良い。
前記画像形成装置は、前記帯電部材又は前記転写部材の他方に電圧を印加する他の電圧印加部を更に備え、前記制御部は、前記ファンが前記像担持体に外気を吹き付けると共に前記電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に所定の電圧を印加した時に前記電流測定部が測定する電流値が所定の基準値以下である場合に、前記電流測定部が測定する電流値が所定の基準値を超える場合よりも、画像形成時に前記帯電部材に印加される電圧を大きくすると共に、画像形成時に前記転写部材に印加される電圧を小さくしても良い。
本発明によれば、湿度センサーを使用せずにエージング動作の実施時間を適切に決定し、画像に横筋が入るような画像不良の発生を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターを示す一部切り欠き断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、画像形成部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、帯電ローラーへの流れ込み電流値と機外の温湿度の関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、エージング制御を示すフローチャートである。
まず、図1を用いて、画像形成装置としてのプリンター1の構成の概略について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。以下、図1における紙面右側を、プリンター1の正面側(前側)とする。なお、図1〜図3の矢印Frは、プリンター1の正面側(前側)を示している。
プリンター1は、プリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には被転写体としての用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上端には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の前部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が配置され、プリンター本体2の後部には、画像形成部6が設けられている。画像形成部6には、像担持体としての感光体ドラム7が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電部材としての帯電ローラー8と、トナーコンテナ9に接続された現像装置10と、転写部材としての転写ローラー11と、クリーニング装置12と、除電ランプ18とが、感光体ドラム7の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の後部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路13が設けられている。即ち、プリンター1は、用紙が下方から上方に向かって搬送される縦搬送方式である。搬送経路13の上流端には給紙部14が設けられ、搬送経路13の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラー11によって構成される転写部15が設けられ、搬送経路13の下流部には定着装置16が設けられている。搬送経路13の後側には、両面印刷用の反転経路17が設けられている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置16の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電ローラー8によって感光体ドラム7の表面が均一に帯電された後、露光器5からのレーザー光(図1の矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、トナーコンテナ9から供給されるトナー(現像剤)によって、現像装置10が静電潜像を現像する。これにより、感光体ドラム7にトナー像が担持される。
一方、給紙部14によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部15へと搬送される。そして、感光体ドラム7に担持されたトナー像が転写ローラー11によって用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路13を下流側へと搬送されて定着装置16に進入し、この定着装置16において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、搬送経路13の下流端から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナーと電荷は、クリーニング装置12と除電ランプ18によってそれぞれ除去される。
次に、図2、図3を用いて、プリンター本体2と、画像形成部6と、について更に詳細に説明する。
まず、プリンター本体2及びその周辺部材について説明する。図2に示されるように、プリンター本体2の左端部(図2における手前側の端部)には、画像形成部6の左端部を覆うように左カバー20が設けられている。なお、図2では、左カバー20の後部が切り欠き表示されている。左カバー20の下部には、複数のルーバー21によって構成される通気口22が設けられている。
プリンター本体2の左端部には、左カバー20の通気口22の内側(右側)にファン23が設置されている。そして、ファン23が起動(回転)すると、外気が機内に導入されるように構成されている。
プリンター本体2の内部には、ダクト24が設けられている。ダクト24は、ファン23側から感光体ドラム7側に向かって延びており、ファン23によって機内に導入された外気を感光体ドラム7へと誘導するように構成されている(図2の白抜き矢印参照)。ダクト24内の上流端部(ファン23に最も近い部分)には、温度センサー25が設けられている。温度センサー25は、例えばサーミスターによって構成される。なお、プリンター本体2には、湿度センサーは搭載されていない。
次に、画像形成部6について説明する。画像形成部6は、プリンター本体2に収容されており、側面視においてファン23と定着装置16の間に配置されている。図3に示されるように、画像形成部6は、感光体ドラム7と、感光体ドラム7の前方に配置される帯電ローラー8と、感光体ドラム7の前下方に配置される現像装置10と、感光体ドラム7の後方に配置される転写ローラー11と、感光体ドラム7の上方に配置されるクリーニング装置12と、感光体ドラム7の前上方に配置される除電ランプ18と、を備えている。
感光体ドラム7は、左右方向(図3では紙面奥行き方向)に長い形状を成している。感光体ドラム7は、電荷発生剤と電荷輸送剤を同一層内に含有する単層型有機感光体によって構成される。上記の電荷発生剤としては、例えば、フタロシアニン系顔料、ペレリン系顔料、ビスアゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコン、ピリリウム塩、アンサンスロン系顔料、トリフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料等を用いることができる。また、上記の電荷輸送剤としては、例えば、オキサジアゾール系化合物、スチリル系化合物、カルバゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合物、縮合多環式化合物等を用いることができる。
帯電ローラー8は、左右方向に長い形状を成している。帯電ローラー8は、例えば、エピクロルヒドリンを主成分とするソリッドゴムローラーによって構成されている。帯電ローラー8は、感光体ドラム7に当接している。帯電ローラー8は、感光体ドラム7と一体化されてドラムユニット27を構成している。ドラムユニット27は、プリンター本体2に対して着脱可能に設けられている。
現像装置10は、箱型形状の現像装置本体28と、現像装置本体28に収容される前後一対の攪拌部材30と、後側の攪拌部材30の後上方に配置され、感光体ドラム7と対向する現像部材としての現像ローラー31と、を備えている。そして、トナーコンテナ9(図1参照)から排出されたトナーが攪拌部材30によって攪拌された後、現像ローラー31によって感光体ドラム7に供給されるようになっている。
転写ローラー11は、例えば、エピクロルヒドリンを主成分とする発泡ゴムローラーによって構成されている。転写ローラー11は、感光体ドラム7に当接している。
クリーニング装置12は、箱型形状のフレーム部材32と、このフレーム部材32に支持されるクリーニング部材としてのクリーニングブレード33と、フレーム部材32に収容される回収スパイラル34と、を備えている。回収スパイラル34は、クリーニング装置12外に設けられたトナー回収ボックス(図示せず)に接続されている。そして、クリーニングブレード33によって感光体ドラム7の表面から除去されたトナーが、回収スパイラル34によって回収され、トナー回収ボックスへと搬送されるようになっている。
除電ランプ18は、感光体ドラム7の回転方向において帯電ローラー8の上流側に配置されている。除電ランプ18は、プリント基板上に複数の発光素子(例えば赤色LED)を列設させることで構成されており、各発光素子から感光体ドラム7上に除電光を照射して、感光体ドラム7の表面電位を除去できるようになっている。
次に、図4を用いて、プリンター1の制御システムについて説明する。
プリンター1には、制御部40(CPU)が設けられている。制御部40は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部41と接続されており、記憶部41に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御部40がプリンター1の各部の制御を行うように構成されている。記憶部41は、帯電ローラー8に流れ込む電流の閾値Ith(例えば、2μA)と、温度センサー25によって検出される温度の閾値Tth(例えば、23℃)と、を記憶している。
制御部40は、プリンター本体2に設けられた操作表示部42と接続されている。操作表示部42には、例えば、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー、タッチパネル等の操作キーが設けられ、ユーザーが各操作キーを操作すると、その操作指示が制御部40に出力されるように構成されている。
制御部40は、温度センサー25に接続されている。そして、温度センサー25が検出した温度が、制御部40に出力されるようになっている。
制御部40は、バイアス印加部43に接続されており、バイアス印加部43は、現像ローラー31に接続されている。そして、バイアス印加部43から現像ローラー31に付与されるバイアスを、制御部40が制御するように構成されている。
制御部40は、ファン23に接続されている。そして、制御部40からの信号に基づいてファン23が回転するように構成されている。
制御部40は、電圧印加部44に接続されており、電圧印加部44は、帯電ローラー8に接続されている。そして、電圧印加部44から帯電ローラー8に印加される電圧を、制御部40が制御するように構成されている。電圧印加部44と帯電ローラー8の間には、電流測定部45が直列に接続されている。電流測定部45は、電圧印加部44が帯電ローラー8に電圧を印加した際に電圧印加部44から帯電ローラー8に流れる電流を測定し、その測定結果を制御部40に出力するように構成されている。
制御部40は、他の電圧印加部46に接続されており、他の電圧印加部46は、転写ローラー11に接続されている。そして、他の電圧印加部46から転写ローラー11に印加される電圧を、制御部40が制御するように構成されている。
制御部40は、駆動モーター47に接続されている。駆動モーター47は、感光体ドラム7、帯電ローラー8、現像ローラー31等の回転部材に接続されている。そして、制御部40からの信号に基づいて駆動モーター47が上記各回転部材を回転させるように構成されている。
次に、上記のように構成されたものにおいて、電圧印加部44から帯電ローラー8への流れ込み電流値(以下、単に「流れ込み電流値」と称する。)と機外の温湿度との関係について、図5を用いて説明する。
図5に示されるように、流れ込み電流値は、機外の湿度が高ければ高い程、大きくなる。このことから、流れ込み電流値が所定の閾値以下である場合には、流れ込み電流値が所定の閾値を超える場合よりも機外の湿度が低く、画像に横筋が入るような画像不良が発生しやすいことが分かる。また、流れ込み電流値が所定の閾値を超える場合には、流れ込み電流値が所定の閾値以下である場合よりも機外の湿度が高く、画像に横筋が入るような画像不良が発生しにくいことが分かる。なお、図5からは、流れ込み電流値は、機外の温度が高ければ高い程、大きくなることも分かる。
次に、上記のように構成されたものにおいて、画像形成前に行われるエージング制御について、主に図6及び図2を用いて説明する。
まず、プリンター1が起動すると、感光体ドラム7が回転し、ファン23が起動する(ステップS101)。このファン23の起動により、外気が機内に導入され、図2に白抜き矢印で示されるように、ダクト24内に設けられた温度センサー25に吹き付けられる。また、ダクト24内に流入した外気は、図2に白抜き矢印で示されるように、ダクト24内をファン23側から感光体ドラム7側へと流れて、感光体ドラム7に吹き付けられる。
ファン23を起動させてから一定時間(例えば5秒間)が経過し、ファン23によって機内に導入された外気が上記のように温度センサー25及び感光体ドラム7に吹き付けられると、電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧(例えば1250V)を印加する(ステップS102)。そして、この時に帯電ローラー8に流れ込む電流値Iを電流測定部45が測定すると共に、ファン23によって導入される外気の温度Tを温度センサー25が検出する(ステップS103)。
次に、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ith以下であるか否かを制御部40が判定する(ステップS104)。このステップS104がNOの場合には、制御部40は、エージング動作をt1秒間(例えば、5秒間)実施する(ステップS105)。このエージング動作においては、感光体ドラム7を回転させながら感光体ドラム7の表面にクリーニングブレード33を摺接させる。これにより、転写ローラー11に含まれる揮発性物質が感光体ドラム7に与える影響が緩和され、画像に横筋が入るような画像不良の発生が抑制されて、良好な出力画像を得ることが可能になる。
一方で、ステップS104がYESの場合には、温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tth以下であるか否かを制御部40が判定する(ステップS106)。このステップS106がNOの場合には、制御部40は、エージング動作をt1秒間行う(ステップS105)。
一方で、ステップS106がYESの場合には、制御部40は、上記のt1秒間よりも長いt2秒間(例えば、30秒間)、エージング動作を行う(ステップS107)。
本実施形態では前述のように、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に電流測定部45が測定する電流値Iが閾値Ith以下である場合に、電流測定部45が測定する電流値Iが所定の閾値Ithを超える場合よりも、エージング動作の実施時間を長くしている。このような構成を採用することで、湿度センサーを使用せずにエージング動作の実施時間を適切に決定し、画像に横筋が入るような画像不良の発生を抑制することができる。そのため、湿度センサーを使用してエージング動作の実施時間を決定する場合と比較して、コストを削減することが可能となり、低セグメント機における更なる低価格化の要請にも応えることが可能になる。
また、機外の湿度が一定値以下であり、画像に横筋が入るような画像不良が発生しやすい場合には、機外の湿度が一定値を超える場合よりも長い時間エージング動作が行われることになる。これに伴って、画像に横筋が入るような画像不良が発生するのを確実に防止することが可能となる。一方で、機外の湿度が一定値を超えており、画像に横筋が入るような画像不良が発生しにくい場合には、機外の湿度が一定値以下の場合よりもエージング動作が短縮される。これに伴って、ファーストプリントタイムを短縮して、ユーザーのストレスを軽減することが可能となる。
また、本実施形態では上記のように、ファン23が温度センサー25に外気を吹き付けた時に温度センサー25が検出する温度Tが所定の閾値Tth以下である場合に、温度センサー25が検出する温度Tが所定の閾値Tthを超える場合よりも、エージング動作の実施時間を長くしている。このような構成を採用することで、電流測定部45が測定する電流値Iのみに基づいてエージング動作の実施時間を決定する場合よりも、エージング動作の実施時間をより一層適切に決定することが可能となる。
また、機外の温度が一定値以下であり、画像に横筋が入るような画像不良が発生しやすい場合には、機外の温度が一定値を超える場合よりも長い時間エージング動作が行われることになる。これに伴って、画像に横筋が入るような画像不良が発生するのを確実に防止することが可能となる。一方で、機外の温度が一定値を超えており、画像に横筋が入るような画像不良が発生しにくい場合には、機外の温度が一定値以下の場合よりもエージング動作が短縮される。これに伴って、ファーストプリントタイムを短縮して、ユーザーのストレスを軽減することが可能となる。
また、温度センサー25は、ファン23側から感光体ドラム7側に向かって延びるダクト24内に設けられている。そのため、ファン23によって機内に導入される外気を温度センサー25に確実に吹き付けることが可能となり、これに伴って、温度センサー25によって外気の温度を正確に検出することが可能となる。
また、電荷発生剤と電荷輸送剤を同一層内に含有する単層型有機感光体によって感光体ドラム7が構成されているため、積層型有機感光体によって感光体ドラム7が構成される場合よりも、電流測定部45によって測定される電流値Iが機外の湿度の変化に伴って大きく変動する。そのため、機外の湿度を把握しやすくなる。
ところで、上記のように電荷発生剤と電荷輸送剤を同一層内に含有する単一層型感光体を感光体ドラム7として用いる場合には、機外の湿度によって帯電効率や転写効率が大きく変動する。そこで、本実施形態では、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に電流測定部45が測定する電流値Iに基づいて、画像形成時に電圧印加部44が帯電ローラー8に印加する電圧及び他の電圧印加部46が転写ローラー11に印加する電圧を決定している。具体的には、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に電流測定部45が測定する電流値Iが所定の基準値IS1(例えば、2μA)以下の場合には、上記の電流値Iが所定の基準値IS1を超える場合よりも、電圧印加部44から帯電ローラー8に印加する電圧を大きくすると共に、他の電圧印加部46から転写ローラー11に印加する電圧を小さくするようになっている。
このような構成を採用することで、機外の湿度に最も適した電圧を電圧印加部44から帯電ローラー8に印加することが可能になると共に、機外の湿度に最も適した電圧を他の電圧印加部46から転写ローラー11に印加することが可能になる。そのため、出力画像の画質を高めることができる。また、電圧印加部44から帯電ローラー8に印加する電圧及び他の電圧印加部46から転写ローラー11に印加する電圧を機外の湿度に基づいて決定するため、これらの電圧を記憶するためのROMをドラムユニット27に装着しておく必要が無い。この点においても、コストの削減を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に電流測定部45が測定する電流値Iに基づいて、バイアス印加部43が現像ローラー31に印加するバイアス(ACバイアス)を決定している。具体的には、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に電流測定部45が測定する電流値Iが所定の基準値IS2(例えば、2μA)以下の場合には、上記の電流値Iが所定の基準値IS2を超える場合よりも、バイアス印加部43が現像ローラー31に印加するバイアスのduty比を大きくするようになっている。このような構成を採用することで、機外の湿度に最も適したバイアスをバイアス印加部43から現像ローラー31に印加することができ、出力画像の画質を高めることができる。
本実施形態では、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ith以下であり、且つ、温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tth以下である場合に、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ithを超えている場合及び温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tthを超えている場合よりもエージング動作の実施時間を長くする場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ith以下であるか、又は、温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tth以下である場合に、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ithを超え、且つ、温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tthを超えている場合よりもエージング動作の実施時間を長くしても良い。つまり、電流測定部45によって測定された電流値Iが記憶部41に記憶された閾値Ith以下であることと、温度センサー25によって検出された温度Tが記憶部41に記憶された閾値Tth以下であることは、and条件であっても良いし、or条件であっても良い。
本実施形態では、エージング制御の際、電圧印加部44から帯電ローラー8に所定の電圧を印加する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、エージング制御の際、他の電圧印加部46から転写ローラー11に所定の電圧を印加しても良い。
本実施形態では、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に帯電ローラー8に流れる電流を電流測定部45によって測定した。一方で、他の異なる実施形態では、ファン23が感光体ドラム7に外気を吹き付けると共に電圧印加部44が帯電ローラー8に所定の電圧を印加した時に転写ローラー11に流れる電流や、感光体ドラム7に流れる電流を測定しても良い。
本実施形態では、エージング動作として感光体ドラム7を回転させながら感光体ドラム7の表面にクリーニングブレード33を摺接させる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、エージング動作中に、上記した感光体ドラム7へのクリーニングブレード33の摺接に加えて、現像ローラー31から感光体ドラム7にトナーを供給したり、電圧印加部44から帯電ローラー8に電圧を印加したりしても良い。このような構成を採用することで、場合によっては、転写ローラー11に含まれる揮発性物質が感光体ドラム7に与える影響を一層効率的に緩和して、エージング動作の所要時間を短くすることが可能となる。
本実施形態では、閾値Ithと閾値Tthを各々1個ずつ設定したが、他の異なる実施形態では、閾値Ithと閾値Tthを複数個ずつ設定しても良い。換言すると、本実施形態では、エージング動作の実施時間をt1とt2の2段階で切り替える場合について説明したが、他の異なる実施形態では、エージング動作の実施時間を3段階以上の多段階で切り替えても良い。このような構成を採用することで、機外の温湿度に合わせて必要最低限の時間だけエージング動作を実施することが可能となり、ファーストプリントタイムを一層短縮して、ユーザーのストレスを一層軽減することができる。なお、更に他の異なる実施形態では、電流値Iが閾値Ith以下の場合や温度Tが閾値Tth以下の場合に、エージング動作の実施時間を0としても良い。
本実施形態では、帯電部材として帯電ローラー8を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、帯電ブラシ等の他の形状の帯電部材を用いても良い。
本実施形態では、温度センサー25をダクト24内に配置する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ダクト24の外部(例えば、ダクト24から分岐させた他のダクト内やファン23とダクト24の間の空間)に温度センサー25を配置しても良い。
本実施形態では、用紙を被転写体としたが、他の異なる実施形態においてタンデム式の画像形成装置を用いるような場合には、中間転写ベルトを被転写体としても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
1 プリンター(画像形成装置)
7 感光体ドラム(像担持体)
8 帯電ローラー(帯電部材)
11 転写ローラー(転写部材)
23 ファン
31 現像ローラー(現像部材)
33 クリーニングブレード(クリーニング部材)
40 制御部
44 電圧印加部
45 電流測定部

Claims (2)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    該像担持体を帯電させる帯電部材と、
    前記像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する転写部材と、
    前記帯電部材又は前記転写部材の一方に電圧を印加する電圧印加部と、
    該電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に電圧を印加した際に該電圧印加部から前記帯電部材に流れる電流を測定する電流測定部と、
    外気を機内に導入して前記像担持体に吹き付けるファンと、
    前記像担持体の表面からトナーを除去するクリーニング部材と、
    前記像担持体を回転させながら該像担持体の表面に前記クリーニング部材を摺接させるエージング動作を画像形成前に実施する制御部と、
    前記エージング動作中に前記像担持体にトナーを供給する現像部材と、
    前記帯電部材又は前記転写部材の他方に電圧を印加する他の電圧印加部と、を備え、
    該制御部は、前記ファンが前記像担持体に外気を吹き付けると共に前記電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に所定の電圧を印加した時に前記電流測定部が測定する電流値が所定の閾値以下である場合に、前記電流測定部が測定する電流値が所定の閾値を超える場合よりも、前記エージング動作の実施時間を長くし、
    前記電流測定部は、機外の湿度及び温度が高くなる程大きくなる電流値を測定し、
    前記電流測定部は、前記電圧印加部と前記帯電部材の間に直列に接続され、
    前記制御部は、前記ファンが前記像担持体に外気を吹き付けると共に前記電圧印加部が前記帯電部材又は前記転写部材の一方に所定の電圧を印加した時に前記電流測定部が測定する電流値が所定の基準値以下である場合に、前記電流測定部が測定する電流値が所定の基準値を超える場合よりも、画像形成時に前記帯電部材に印加される電圧を大きくすると共に、画像形成時に前記転写部材に印加される電圧を小さくすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電圧印加部は、前記エージング動作中に前記帯電部材に電圧を印加することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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