JP5886991B1 - 野生動物の捕獲用罠 - Google Patents

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Abstract

【課題】野生動物が踏み板等の検知部材に接触したらロープ輪が地上から上方に変位して空中で輪の絞りこみ作動をするように構成して野生動物の瞬間的な罠からの逃避行動に追従して野生動物の足にロープ輪で確実に捕縛可能な野生動物の捕獲用罠を提供する。【解決手段】地上に固定する基部固定体Aと上昇付勢により先端部が基部固定体から離隔するように連結構成した捕獲作用体Bとよりなり、捕獲作用体は、支持基体と、支持基体に装着したガイド基体16と、突出付勢された前端がガイド基体の先方にあるロープ輪C1の結び目C2に当接して結び目をロープ輪の収縮方向に変位させる突出体17と、突出体をガイド基体に沿って前方向に突出付勢する突出機構と、突出体に沿って伸延し一端は周辺の固定物Tに固定し、他端は結び目を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪からなる捕獲ロープとから構成した。【選択図】図1

Description

この発明は、野生動物の捕獲用罠に関するものである。
従来、野生動物の捕獲用罠においては、通常、野生動物が踏み板を踏んだり、検知部材に接触したりした場合にこれらと連動連結したロープが自動で作用して野生動物の足を捕縛したり、檻が自動的に閉塞したりして野生動物を捕獲するように構成されているのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特願2013−179916号公報
ところが、特に野生動物が踏み板を踏んだり、検知部材に接触したりして、これらと連動連結したロープが自動的に作用してロープ輪を絞り込み野生動物の足を捕縛する捕獲用罠にあっては、ロープ輪が地面上に一定の輪の拡がりで水平に載置されているためロープ輪が絞り込まれる瞬間に野生動物が足を縮めたり飛び跳ねたりするとロープ輪を絞り込むタイミングがずれて野生動物の足をロープ輪で適確に捕獲できず捕獲効率が低下するものであった。
この発明では、野生動物が踏み板等の検知部材に接触したらロープ輪が地上から上方に変位して空中で輪の絞りこみ作動をするように構成して野生動物の瞬間的な罠からの逃避行動に追従して野生動物の足にロープ輪で確実に捕縛可能な野生動物の捕獲用罠を提供するものである。
この発明は、地上に固定する基部固定体と上昇付勢により先端部が基部固定体から離隔するように連結構成した捕獲作用体とよりなり、基部固定体と捕獲作用体とはそれぞれの先端部を連結具を介して連結すると共に、連結具は外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成し、更には、捕獲作用体は、支持基体と、支持基体に取外し自在に装着したガイド基体と、突出付勢された突出体前端がガイド基体の先方にあるロープ輪の結び目に当接して結び目をロープ輪の収縮方向に変位させる突出体と、突出体をガイド基体に沿って前方向に突出付勢する突出機構と、突出体に沿って伸延し一端は周辺の固定物に固定し、他端は結び目を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪からなる捕獲ロープとから構成したことを特徴とする野生動物の捕獲用罠を提供する。
また、ガイド基体と突出体はパイプ状に構成して突出体はガイド基体中を摺動自在とすると共に、突出機構はガイド基体の底部と突出体の天井部との間にスプリングを介設して構成したことにも特徴を有する。
また、基部固定体の先端部には垂直のストッパピンを連結し、ストッパピンは支持基体の先端に穿設したピンガイド孔を下方から挿通して突出体先端面と当接し突出体の突出付勢に抗して突出体を規制したことにも特徴を有する。
また、支持基体先端には地上面から一定の高さにロープ輪を載置し仮固定する固定枠を
突設し、固定枠の内部には略円形の踏み板を収納したことにも特徴を有す
る。
また、基部固定体と捕獲作用体の各先端部間に介設した連結具は、基部固定体の先端に下端部を枢支した係合リングと、捕獲作用体の先端に基端を固定し中途を係合リングの内部に挿貫して中途を係合リングで下方に押し下げられた環状紐体と、環状紐体の先端輪部と係止し下端部は踏み板の一端に穿設したピン孔に挿貫係合した垂直ピンとより構成し、しかも、外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成したことにも特徴を有する。
請求項1の発明によれば、地上に固定する基部固定体と上昇付勢により先端部が基部固定体から離隔するように連結構成した捕獲作用体とよりなり、基部固定体と捕獲作用体とはそれぞれの先端部を連結具を介して連結すると共に、連結具は外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成し、更には、捕獲作用体は、支持基体と、支持基体に取外し自在に装着したガイド基体と、突出付勢された突出体前端がガイド基体の先方にあるロープ輪の結び目に当接して結び目をロープ輪の収縮方向に変位させる突出体と、突出体をガイド基体に沿って前方向に突出付勢する突出機構と、突出体に沿って伸延し一端は周辺の固定物に固定し、他端は結び目を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪からなる捕獲ロープとから構成したことにより、確実に野生動物の足をロープ輪で緊縛することができ、特に捕獲作用体が連結具の解除により基部固定体から離隔して上昇付勢されるため捕獲作用体の構成部材たる突出体も上昇してその先方にあるロープ輪を上昇位置において収縮させることができ、そのために野生動物が足を縮めたりしても確実に野生動物の足をロープ輪で緊縛することができる効果がある。
請求項2の発明によれば、ガイド基体と突出体はパイプ状に構成して突出体はガイド基体中を摺動自在とすると共に、突出機構はガイド基体の底部と突出体の天井部との間にスプリングを介設して構成したことにより、突出体はガイド基体により確実に案内されてスプリング付勢により突出作動することができその先方に設けたロープ輪の緊縮を確実に行うことができる効果がある。
請求項3の発明によれば、基部固定体の先端部には垂直のストッパピンを連結し、ストッパピンは支持基体の先端に穿設したピンガイド孔を下方から挿通して突出体先端面と当接し突出体の突出付勢に抗して突出体を規制したことにより、ストッパピンが捕獲作用体の上昇付勢により突出体先端面から離隔し突出体の突出規制が外れてロープ輪が緊縛作動する時期に至るまでは突出体はストッパピンにより突出作動を規制されて突出体内部のスプリングにより不用意に突出作動する危険を回避することができる効果がある。。
請求項4の発明によれば、支持基体先端には地上面から一定の高さにロープ輪を載置し
仮固定する固定枠を突設し、固定枠の内部には略円形の踏み板を収納した
ことにより、踏み板を野生動物の足が踏んだ際に捕獲作用体の支持基体先端の上昇付勢時
にロープ輪が固定枠から適確に外れて野生動物の足の周囲を囲む状態となり次の工程の緊
縛作動に移行しやすくなる効果がある。
請求項5の発明によれば、基部固定体と捕獲作用体の各先端部間に介設した連結具は、基部固定体の先端に下端部を枢支した係合リングと、捕獲作用体の先端に基端を固定し中途を係合リングの内部に挿貫して中途を係合リングで下方に押し下げられた環状紐体と、環状紐体の先端輪部と係止し下端部は踏み板の一端に穿設したピン孔に挿貫係合した垂直ピンとより構成し、しかも、外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成したために、野生動物による踏み板の下降によりピン孔から垂直ピンが抜去されて垂直ピンがピン孔からの規制を脱して飛散し同時に環状紐体が係合リングから抜けて基部固定体との連結部の連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢することになるので基部固定体から捕獲作用体を離隔して確実に突出体によりロープ輪で野生動物の足を緊縛することができる効果がある。
本発明の野生動物の捕獲用罠の設置状態を示す斜視図。 本発明の野生動物の捕獲用罠を示す斜視図。 本発明の野生動物の捕獲用罠を示す平面図。 本発明の野生動物の捕獲用罠を示す側面説明図。 捕獲ロープと突出機構を示す断面説明図。 本発明の野生動物の捕獲用罠の設置状態を示す側面図。 本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図。 本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図。 本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図。 本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図。 罠踏み板の使用状態を示す斜視図。
この発明は、地上に固定する基部固定体と上昇付勢により先端部が基部固定体から離隔するように連結構成した捕獲作用体とよりなり、基部固定体と捕獲作用体とはそれぞれの先端部を連結具を介して連結すると共に、連結具は外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成し、更には、捕獲作用体は、支持基体と、支持基体に取外し自在に装着したガイド基体と、突出付勢された突出体前端がガイド基体の先方にあるロープ輪の結び目に当接して結び目をロープ輪の収縮方向に変位させる突出体と、突出体をガイド基体に沿って前方向に突出付勢する突出機構と、突出体に沿って伸延し一端は周辺の固定物に固定し、他端は結び目を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪からなる捕獲ロープとから構成したことを特徴とする野生動物の捕獲用罠を提供する。
また、ガイド基体と突出体はパイプ状に構成して突出体はガイド基体中を摺動自在とすると共に、突出機構はガイド基体の底部と突出体の天井部との間にスプリングを介設して構成している。
また、基部固定体の先端部には垂直のストッパピンを連結し、ストッパピンは支持基体の先端に穿設したピンガイド孔を下方から挿通して突出体先端面と当接し突出体の突出付勢に抗して突出体を規制している。
また、支持基体先端には地上面から一定の高さにロープ輪を載置し仮固定する固定枠を
突設し、固定枠の内部には略円形の踏み板を収納している。
また、基部固定体と捕獲作用体の各先端部間に介設した連結具は、基部固定体の先端に下端部を枢支した係合リングと、捕獲作用体の先端に基端を固定し中途を係合リングの内部に挿貫して中途を係合リングで下方に押し下げられた環状紐体と、環状紐体の先端輪部と係止し下端部は踏み板の一端に穿設したピン孔に挿貫係合した垂直ピンとより構成し、しかも、外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成している。
以下この発明の実施を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の野生動物の捕獲用罠の設置状態を示す斜視図、図2は本発明の野生動物の捕獲用罠を示す斜視図、図3は本発明の野生動物の捕獲用罠を示す平面図、図4は本発明の野生動物の捕獲用罠を示す側面説明図、図5は捕獲ロープと突出機構を示す断面説明図、図6は本発明の野生動物の捕獲用罠の設置状態を示す側面図、図7は本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図、図8は本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図、図9は本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図、図10は本発明の野生動物の捕獲用罠の作動状態を示す説明図、図11は罠踏み板の使用状態を示す斜視図である。
この発明は、図1から図4に示すように地上Gに固定する基部固定体Aと上昇付勢により先端部A1が基部固定体Aから離隔するように連結構成した捕獲作用体Bとよりなる。
基部固定体Aは、野生動物の捕獲用罠Kを地面に固定する部材であり、長い板状で埋設可能に構成したアンカー10とその先端に突設した基部ロッド11よりなる。
捕獲作用体Bは、基部固定体Aの基端、すなわち、アンカー10の基部10aにコイルスプリングSを介して連結されている。
従って、捕獲作用体BはコイルスプリングSを介して基部固定体Aに対し開閉可能であり、このように捕獲作用体Bの先端部B1はコイルスプリングSにより上昇付勢されていることになる。
捕獲作用体Bは、金属ロッドからなる支持基体12と、支持基体12に取外し自在に装着したガイド基体16とより構成されている。
図中2及び図4の符号13は、ガイド基体16を支持基体12に装着固定するために支持基体12に突設したばね機能を有する把持ブラケットであり、一定の外力で支持基体12と基部ロッド11が離反することができる把持力を付勢されている。
図5に示すように、ガイド基体16は筒状に構成し、その中には同じく筒状に構成した突出体17が遊嵌収納されている。
このようにガイド基体16と突出体17はパイプ状に構成し、突出体17はガイド基体16中を突出自在に摺動することができる。
ガイド基体16と突出体17との間には突出機構18が介在されている。
すなわち、突出機構18はガイド基体16の底部16aと突出体17の天井部17aとの間に介設したコイル状のスプリング19により構成している。
また、基部固定体Aの先端部A1にはストッパピンE下端を紐体Fで連結し、ストッパピンEは支持基体12の先端12aに穿設したピンガイド孔12bから上方へ挿貫突出して、基部固定体Aに捕獲作用体Bを一体に折畳んだ状態ではストッパピンEはガイド基体16中の突出体17前端面17cに当接して突出体17の突出付勢を規制している。E1はストッパピンEの先端に取り付ける筒状の金属管である。
突出体17は先方に突出した際に前端がガイド基体16の先方にある捕獲ロープCのロープ輪C1の結び目C2に当接して結び目C2をロープ輪C1の収縮方向に変位させる機能を有している。
突出体17の先端及び後端からはコイル状のスプリング19の中心を挿通した捕獲ロープCが挿貫されてガイド基体16の底部16aから後方に伸延し、その終端C3は野生動物の捕獲用罠Kを設置する周辺の固定物Tに固定し、突出体17の先端から伸延した捕獲ロープCの先端は結び目C2を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪C1を構成している。
更には、基部固定体Aと捕獲作用体Bは先端部において連結具Dを介して離脱自在に連結されている。
そして、外部からの一定のトリガーで連結が解除されると捕獲作用体Bは基端のコイルスプリングSを中心に傾斜状に起立して先端部B1が上昇するように構成されている。
外部からの一定のトリガーとは、後述する踏み板15を野生動物Yの足Y1が踏んでそれに連動して連結具Dが解除されるような作動状態を指すものであり、以下においてトリガーにより連結具Dが解除される動作について説明する。
すなわち、連結具Dは、図6及び図7に示すように基部固定体Aの先端、すなわち、基部ロッド11先端に下端部を枢支して上方に回転自在の係合リング20と、捕獲作用体Bの支持基体12先端に基端を固定し中途を係合リング20の環内に挿貫することにより係合リング20の環で下方に押し下げられた環状紐体21と、本体部分は環状紐体21の先端輪部21aに係止し下端部は踏み板15の一端に穿設したピン孔15aに挿貫係合した垂直ピン22とより構成しており、しかも、外部からの一定のトリガー、例えば、踏み板15が野生動物の足により踏まれた場合に垂直ピン22が踏み板15のピン孔15aから外れて飛散し上記構成部材による連結が解除されて捕獲作用体Bの先端部B1が基部固定体Aから離隔して上昇付勢するように構成する(図8参照。)。
連結具Dは上記のように構成されており、野生動物による踏み板15の下降によりピン孔15aから垂直ピン22が抜去されて垂直ピン22がピン孔15aからの規制を脱して飛散することはすでに説明したが、同時に環状紐体21が係合リング20から抜けて基部固定体Aの連結が解除され、捕獲作用体Bの先端部B1は基部固定体Aから離隔して上昇付勢される(図9参照。)。
かかる動作と同時に、捕獲作用体Bのガイド基体16中に収納した突出体17の突出規制が解除されて捕獲作用体Bの先方に向かって斜め方向に突出体17が飛び出る。
すなわち、突出体17先端面17bと当接して突出体17を規制していたストッパピンEが捕獲作用体Bの上昇付勢により外れると突出体17が飛び出し結び目C2を押してロープ輪C1を縮径し野生動物Yの足Y1を緊縛する(図10参照。)。すなわち、ストッパピンEが上昇付勢により外れると共に筒状の金属管E1がストッパピンEの先端から抜去される。
捕獲作用体Bの支持基体12先端には地上面Gから一定の高さにロープ輪C1を載置し仮固定する固定枠14を突設し、固定枠14の内部には略同一レベルで略円形の踏み板15を収納する。図11中符号14aは捕獲ロープCを係合する固定枠14の係合爪である。また、固定枠14は略円形に形成されており、固定枠14の両端部が支持基体12の先端にネジ止め固定されている。
図11に示すように、踏み板15は略円形に形成しており、その周縁部近傍には一定間隔で小孔15bを多数隣接して穿設している。使用に際してはこの小孔15b中に、例えば、粘着性の飯粒R等を擦りつけておきその上に偽装のために葉っぱL等を張り付けておけば、野生動物Yの足Y1が葉っぱL上に乗っても葉っぱLが滑らず確実に野生動物Yの踏み板15検知を行うことができる。
この発明の実施例は上記のように構成されており、次のように用いられる、かつ機能する。
(1)まず、野生動物を捕獲する場所に赴き、本発明の野生動物の捕獲用罠Kを地面上に載置固定する(図1及び図6参照)。
地面への固定に際しては基部固定体A下方のアンカー10を地中に埋設しておく。
その時に野生動物の捕獲用罠Kの捕獲ロープCの終端を周辺にある立木等の固定物Tに固定する。捕獲ロープCの先端は後述するように捕獲作用体Bの突出体先端から伸延してその先端部分に結び目C2を介してロープ輪C1を形成している。
しかも、ロープ輪C1はロープの固定枠14に仮止めしておく。
かかる状態では、地上に固定した基部固定体Aに沿って捕獲作用体Bが連結具Dを介して一体のユニット状にセットされている。
この状態の連結具Dは基部固定体Aと捕獲作用体Bとの先端を一体に連結した状態である。
(2)かかる状態の連結具Dにおいて、基部固定体Aの先端、すなわち、基部ロッド11先端に下端部を枢支して上方に回転自在の係合リング20を上方に回転して環状紐体21を係合リング20の環内に挿貫し係合リング20の環で環状紐体21の中途部を下方に押し下げ付勢する。
(3)更には、環状紐体21の先端輪部21aには、踏み板15の一端に穿設したピン孔15aに挿貫係合した垂直ピン22を係合しており、かかる係合リング20と環状紐体21と垂直ピン22とにより捕獲作用体Bの先端は基部固定体Aと一体に連結されている。
しかも、支持基体12先端に突設された固定枠14にはその枠内に略同一レベルで略円形の踏み板15を載置収納しておく。この際に当然に踏み板15の周辺の固定枠14の上にはロープ輪C1が位置しており、ロープ輪C1からは結び目C2を介して捕獲ロープCが後方に伸延して突出体17の先端を通過しガイド基体16底部から外部に導出されて端は周辺の固定物Tに連結する。ガイド基体16から突出体17が不用意に飛び出すのを規制する安全ピン23を引き抜き、かかる状態で野生動物の捕獲用罠Kの設置準備が完了する。
(4)その後、図7から図8に示すように野生動物が踏み板15を踏むと、踏み板15が野生動物の足により踏まれて降下するような外部からの一定のトリガーが発生し、垂直ピン22が踏み板15のピン孔15aから外れて飛散し上記各種の構成部材からなる連結機能が解除されて捕獲作用体Bの先端部が基部固定体Aから離隔して傾斜状に上昇する。
(5)連結具Dの解除動作の詳細について説明すると以下の通りである。
すなわち、図8に示すように野生動物による踏み板15の下降によりピン孔15aから垂直ピン22が抜去されて垂直ピン22がピン孔15aからの規制を脱して飛散し、同時に環状紐体21が係合リング20から抜けて基部固定体Aの連結が解除され、捕獲作用体Bの先端部は基部固定体Aから離隔して上昇して斜め上方に向く。
かかる動作と同時に、図9に示すように捕獲作用体Bのガイド基体16中に収納した突出体17の突出規制が解除されて突出機構18のスプリング19により捕獲作用体Bの先方に向かって突出体が飛び出す。
すなわち、突出体17先端面と当接して突出体17を規制していたストッパピンEが捕獲作用体Bの上昇付勢によって外れるため突出体17は上方傾斜方向、すなわち、固定枠14と一体のロープ輪C1の位置目がけて飛び出しその先端部が結び目C2に激突する。
結び目C2は捕獲ロープCの一端を環状に結びその中にロープの他端を挿入してロープ輪C1を形成しており、図10に示すように突出体17前端部が捕獲ロープCに沿って結び目C2に激突し前方に押し出せば結び目C2はロープ輪C1の輪径を収縮して縮径し野生動物Yの足Y1を緊縛する。
(6)特に、捕獲作用体Bが傾斜状に上昇するために突出体17も傾斜状に突出することになり丁度野生動物Yの足Y1にロープ輪C1が絡もうとした瞬間に野生動物Yが足Y1を上方に折り曲げたり、体全体を上方に飛躍させたりしても、上方に変位した足位置の周辺方向に突出体17前端部が飛び出し結び目C2と激突することになりその足位置で確実にロープ輪C1を縮径し野生動物Yの足Y1を緊縛することになる。
その後、野生動物Yが足Y1の緊縛の異常を感知して暴れても捕獲ロープCは固定物Tに連結されているため安全で確実な捕獲作業が完了する。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
K 野生動物の捕獲用罠
Y 野生動物
G 地面
T 固定物
R 飯粒
L 葉っぱ

A 基部固定体
A1 先端部
10 アンカー
10a 基部
11 基部ロッド
11a 先端
B 捕獲作用体
B1 先端
12 支持基体
12a 先端
12b ピンガイド孔
13 把持ブラケット
14 固定枠
14a 係合爪
15 踏み板
15a ピン孔
15b 小孔
16 ガイド基体
16a 底部
16b 後端壁
17 突出体
17a 天井部
17b 突出体先端面
18 突出機構
19 スプリング
C 捕獲ロープ
C1 ロープ輪
C2 結び目
D 連結具
20 係合リング
21 環状紐体
21a 先端輪部
22 垂直ピン
23 安全ピン
E ストッパピン
F 紐体
S コイルスプリング

Claims (5)

  1. 地上に固定する基部固定体と上昇付勢により先端部が基部固定体から離隔するように連結構成した捕獲作用体とよりなり、基部固定体と捕獲作用体とはそれぞれの先端部を連結具を介して連結すると共に、連結具は外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成し、更には、捕獲作用体は、支持基体と、支持基体に取外し自在に装着したガイド基体と、突出付勢された突出体前端がガイド基体の先方にあるロープ輪の結び目に当接して結び目をロープ輪の収縮方向に変位させる突出体と、突出体をガイド基体に沿って前方向に突出付勢する突出機構と、突出体に沿って伸延し一端は周辺の固定物に固定し、他端は結び目を形成して収縮自在の輪に構成したロープ輪からなる捕獲ロープとから構成したことを特徴とする野生動物の捕獲用罠。
  2. ガイド基体と突出体はパイプ状に構成して突出体はガイド基体中を摺動自在とすると共に、突出機構はガイド基体の底部と突出体の天井部との間にスプリングを介設して構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の野生動物の捕獲用罠。
  3. 基部固定体の先端部には垂直のストッパピンを連結し、ストッパピンは支持基体の先端に穿設したピンガイド孔を下方から挿通して突出体先端面と当接し突出体の突出付勢に抗して突出体を規制した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の野生動物の捕獲用罠。
  4. 支持基体先端には地上面から一定の高さにロープ輪を載置し仮固定する固定枠を突設し、固定枠の内部には略円形の踏み板を収納した
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の野生動物の捕獲用罠。
  5. 基部固定体と捕獲作用体の各先端部間に介設した連結具は、基部固定体の先端に下端部を枢支した係合リングと、捕獲作用体の先端に基端を固定し中途を係合リングの内部に挿貫して中途を係合リングで下方に押し下げられた環状紐体と、環状紐体の先端輪部と係止し下端部は踏み板の一端に穿設したピン孔に挿貫係合した垂直ピンとより構成し、しかも、外部からの一定のトリガーにより連結が解除されて捕獲作用体の先端部が基部固定体から離隔して上昇付勢するように構成した
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の野生動物の捕獲用罠。
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