JP6440264B2 - 動物罠用トリガー装置及び動物罠 - Google Patents

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本発明は、動物罠用トリガー装置及び動物罠に関するものである。更に詳しくは、動物罠用トリガー装置を足括り罠と組み合わせて仕掛けたときに、トリガー部のペダル部の周りに土や草等が入り込んでも、その土や草が、ペダル部に動物の踏力が作用したときのトリガー部の作動の邪魔になることがない、動物罠用トリガー装置、及びそれを使用した動物罠に関する。
近年、イノシシ等の野生の動物による農作物の被害は、ますます増加の傾向にあり、自治体等では、これらの動物を人と共存できる適正な頭数に維持するため、一定数を捕獲して処分するようにしている。しかし、例えば動物罠を使用した狩猟を行うには、ある程度の熟練が必要になるが、狩猟に従事する人(猟師)は、高齢化と共に、年々減少しているので、練度の低い猟師、あるいは一般の人でも狩猟対象の動物を効率よく捕獲できるようにすることが望まれている。
動物罠の中で、例えば足括り罠による捕獲率を良くするには、罠が作動したにも関わらず動物の捕獲には失敗する、いわゆる「空作動」を防止する必要がある。足括り罠の空作動は、そのほとんどが、イノシシ等の動物の足がワイヤロープの括り輪で括ることができない位置にあるときに、または足がワイヤロープの括り輪で括ることができる位置にあっても踏力が充分でないときに、罠が作動してしまうことにより起こる。このような罠の空作動を防止または低減するものとしては、例えば本願発明者が提案した特許文献1に記載の動物罠用トリガー装置がある。
上記従来の動物罠用トリガー装置は、足括り罠本体の固定アームと跳上げアームを閉じた状態で両アーム先端に掛止する掛止部と、掛止部と一体的に設けられ、中央または略中央に貫通穴を有する踏部材と、踏部材の下面側に位置し、中央または略中央に貫通穴を下から上へ上下動自在に貫通するトリガー部材を有し、先端部が踏部材の先端から突出するよう設けられ、罠仕掛け時に長さ方向の先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡された状態で、トリガー部材を介し上方から作用する荷重で変形することにより、受け部に対する先端部の掛止が外れるようにした止め部材を備えており、動物の足がワイヤロープの括り輪で括ることができる位置にあり、かつ充分な踏力を以て踏んだときにのみ、足括り罠を作動させることができるというものである。
特開2015−109824号公報
上記従来の動物罠用トリガー装置は、空作動を防止または低減する点において、背景技術とした特開2001−112398号公報に記載のトリガー装置と比較して、充分に有効、かつ有用である。しかしながら、狩猟の現場における実際の使用に伴い、次のような課題があることもわかってきた。
つまり、従来の動物罠用トリガー装置は、例えば従来公報の図1〜図7に示している動物罠用トリガー装置においては、後述するカバー筒を使用しないと、仕掛けたときに、トリガー部の接触体と踏部材との間に、土や草等が入り込んでしまう可能性が高い。こうなると、動物の足がトリガー部の接触体を踏み込んだときに、土や草等が邪魔になって接触体を充分に下降させることができなくなり、踏部材が落ちず、結果的に足括り罠が作動しないことが起こり得る。
この問題の解消のため、上記動物罠用トリガー装置においては、トリガー部の接触体を囲むように、縮小変形が可能なカバー筒を嵌め込むようにしている。これによれば、カバー筒の内部、すなわちトリガー部の接触体と踏部材との間に、土や草が入らないようにすることができる。しかし、実際の使用では、カバー筒自体が、周りの土や草の圧力で内方へ変形することがあり、動物の踏力で上から押し潰される際には、間に入り込んだ土や草と同じように邪魔になる可能性があることがわかった。
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、動物罠用トリガー装置を足括り罠と組み合わせて仕掛けたときに、トリガー部のペダル部の周りに土や草等が入り込んでも、その土や草が、ペダル部に動物の踏力が作用したときのトリガー部の作動の邪魔になることがない、動物罠用トリガー装置、及びそれを使用した動物罠を提供することを目的とするものである。
(1)上記の目的を達成するために本発明の動物罠用トリガー装置は、付勢体で固定アームと跳上げアームを開く方向に付勢し、固定アームと跳上げアームが開くことにより括り輪が絞られるワイヤロープを有する括り罠本体の固定アームと跳上げアームを閉じた状態で維持するよう両アーム先端に係合可能な係合部と、該係合部と一体的に設けられ、上下面を貫通した所要の大きさで、土や草を下方へ落とすための落とし孔が形成されている受け部材と、該受け部材の下面側に位置し、可撓性材料で形成されると共に、先端部が前記受け部材の先端から突出するように設けてあり、罠仕掛け時に先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡して掛止される掛止部材と、該掛止部材に設けられ、前記落とし孔を、下から上方向へ、かつ上下動可能に貫通したペダル部を有するトリガー部とを備えている。
(2)本発明の動物罠用トリガー装置は、前記ペダル部が、先端部に踏受部を有しており、前記落とし孔の大きさを同踏受部が通り抜けることができるように、同踏受部より大きく形成した構成とすることもできる。
この場合は、落とし孔の大きさを占めるように落とし孔を通して掛止部材に乗っていた土や草は、掛止部材が下方へ移動するのに伴って、開口する落とし孔からペダル部の踏受部によって押されながら落とし孔を通って下方へ落ちる。このように、仕掛けたときに、踏受部の下方にあった土や草は、踏受部が下方へ移動しても邪魔にならないので、結果的にペダル部が動物の踏力によって下降する際の邪魔になりにくく、括り罠本体を円滑に作動させることができる。
また、ペダル部の踏受部は、トリガー部の下降に伴い、落とし孔を通り抜けることができるので、トリガー部の落ち量が大きくなって、掛止部材の受け部との掛止がより確実に解除できる。更に、この場合は、係合部と一体になった受け部材も動物の足が接触して落ちることが多いので、係合部による括り罠本体の両アーム先端に対する係合が瞬時に解除され、括り罠本体がタイミングよく作動して動物をより確実に捕獲することができる。
(3)本発明の動物罠用トリガー装置は、前記受け部材の長さ方向先端部に、長さ方向へ進退調節可能に設けられ、前記掛止部材の突出長を調節する長さ調節部材を有する構成とすることもできる。
この場合は、掛止部材の受け部材の長さ方向先端部からの突出長さを調節することができる。つまり、掛止部材の突出した部分は、受け部に掛止されることで、受け部材及び掛止部材に作用する荷重を支える部分であり、この部分において、受け部材の長さ方向先端と受け部の縁との間の間隔(スパン)が長くなるほど変形に対する剛性がより低くなって変形しやすくなり、短くなるほど剛性が高くなって変形しにくくなる。したがって、受け部材に設けられた長さ調節部材の長さを調節することにより、受け部に対する掛止部材の先端部の掛止が外れる感度を調節することが可能になる。
(4)本発明の動物罠用トリガー装置は、前記ペダル部の踏受部が、常態において、前記受け部材の先端方向へ上り傾斜して設けられている構成とすることもできる。
この場合は、ペダル部の踏受部は、動物の足が踏受部を踏み、トリガー部が落ちると共に、受け部材が係合部側を中心として回動しながら落ちる際に、踏受部の上面に接触した動物の足が滑りにくく、掛かりやすい方向へ傾斜している。これにより、ペダル部は動物の足でより深く踏み込まれることになり、足括り罠がより確実に作動し、捕獲率も向上する。
(5)上記の目的を達成するために本発明の動物罠は、付勢体で固定アームと跳上げアームを開く方向に付勢し、固定アームと跳上げアームが開くことにより括り輪が絞られるワイヤロープを有する括り罠本体と、該括り罠本体の固定アームと跳上げアームを閉じた状態で維持するよう両アーム先端に係合可能な係合部と、該係合部と一体的に設けられ、上下面を貫通した所要の大きさで、土や草を下方へ落とすための落とし孔が形成されている受け部材と、該受け部材の下面側に位置し、可撓性材料で形成されると共に、先端部が前記受け部材の先端から突出するように設けてあり、罠仕掛け時に先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡して掛止される掛止部材と、該掛止部材に設けられ、前記落とし孔を、下から上方向へ、かつ上下動可能に貫通したペダル部からなるトリガー部を有する動物罠用トリガー装置とを備えている。
ここで、本発明の動物罠用トリガー装置及び動物罠の作用を説明する。
動物罠用トリガー装置は、括り罠本体の固定アームと跳上げアームを付勢力に抗して閉じ、係合部で固定アームと跳上げアームの先端を係合して閉じた状態を維持できるようにして、獣道等に掘った穴にセットされ、上記両アームが開くことにより絞られるワイヤロープの括り輪を、先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡された掛止部材を囲むようにして仕掛けられる。この際、受け部材の上には、罠のカムフラージュのために、あるいは金属臭をやわらげるために、土や草が被せられる。
そして、獣道を移動する動物の足がワイヤロープの括り輪の内側の動物罠用トリガー装置のペダル部を充分な踏力を以て踏んだときは、上方から荷重が作用することで掛止部材が撓むように変形し、掛止部材の先端部が後退して、受け部に対する掛止が外れて、トリガー部は下に落ちる。上記掛止部材が撓むように変形するとき、仕掛け時においては、落とし孔の大きさを占めるように落とし孔を通して掛止部材に乗っていた土や草は、掛止部材が下方へ移動するのに伴って、開口する落とし孔から下方へ落ちるので、ペダル部が動物の踏力によって下降する際の邪魔になりにくい。
また、これに伴い、動物罠用トリガー装置の受け部材が係合部と共に下方へ移動し、係合部の両アーム先端に対する係合が解除されて括り罠本体が作動する。このとき、動物の足が、括り輪で括ることができる位置で、充分な踏力を以て踏んでいるので、足が仕掛け穴に深く入り、ワイヤロープの括り輪で脚の元部が括られるため、動物をより確実に捕獲することができる。また、動物の足が括り輪の内側を充分でない踏力を以て踏んだときには、上方から荷重が作用しても掛止部材が充分に変形しないので、受け部に対する掛止部材の先端部の掛止が外れない。
更には、動物の足が動物罠用トリガー装置のペダル部を踏まず、受け部材の部分を強い踏力で踏んだときには、トリガー部に変形等の影響がほとんど生じないため、トリガー部が落ちることもなく、受け部に対する掛止部材の先端部の掛止が外れない。
このように、動物の足が、括り輪で括ることができる位置で、なおかつ掛止部材が変形することで掛止部材の先端部が受け部から外れるだけの充分な踏力を以て踏まないと、括り罠本体の固定アームと跳上げアームの先端に対する係合部の係合を解除することができないため、結果的に動物罠は作動しない。
したがって、動物罠用トリガー装置によれば、動物の捕獲に成功する可能性が高い条件下、すなわち動物の足が括り輪で括ることができる位置にあり、かつ掛止部材が変形することで掛止部材の先端部が受け部から外れるだけの充分な踏力を以て踏まれた場合にだけ、括り罠本体を作動させることができるので、動物罠を空作動させることなく動物を捕獲できる。
また、一方で、動物の捕獲に失敗する可能性が高い条件下、すなわち動物の足が括り輪で括ることができない位置にある場合、または足が括り輪で括ることができる位置にあっても、掛止部材が変形することで掛止部材の先端部が受け部から外れるだけの充分な踏力を以て踏まなかった場合は、動物罠の作動を止めることができる。
このように、本発明によれば、動物罠の空作動が起こりにくくなり、捕獲率の向上を図ることができる。
(6)本発明の動物罠は、上部に開口部を有する箱型で、前記括り罠本体を設置する設置部と、前記開口部側に前記括り輪を内掛けするワイヤ掛けを有し、前記受け部は前記設置部と反対側に設けられている仕掛け補助具を備える構成とすることもできる。
この場合は、仕掛け補助具が箱型であり、括り罠本体の設置部に対する受け部の位置も決まっているので、括り罠本体と動物罠用トリガー装置及び仕掛け補助具を組み合わせて罠を仕掛けたときに、受け部に渡された止め部材の先端部の受け部に対する掛かり具合に変化やズレが生じにくく、動物罠は、当初設定の通りに安定して作動する。
また、獣道等に設ける仕掛け穴は、仕掛け補助具が安定よく収まればよいので、それほど正確に形成する必要はなく、動物罠の仕掛け作業を短時間で行うことができる。これにより、罠を仕掛ける現場に人間の臭いを極力残さないようにすることができ、この点でも捕獲率の向上に寄与できる。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「仕掛け穴の縁部の受け部」の文言は、例えば地面に掘った仕掛け穴の開口縁等に埋設等により固定された木板や金属板等の受け部材の上面縁、或いは地面に掘った仕掛け穴に収容するようにして埋設される金属製やプラスチック製のボックス状の仕掛け補助具の開口縁等を含む意味で使用している。
落とし孔の開口部の形状は、特に限定するものでなく、例えば円形、楕円形、四角形等の各種多角形であるが、異形のものであってもよい。また、ペダル部の先端部に、例えば板状の踏受部を有するものでは、動物の足の踏み込みによるペダル部の下方への移動を円滑にする上では、踏受部の大きさを落とし孔と同じか、より小さくするのが好ましい。
本発明は、動物罠用トリガー装置を足括り罠と組み合わせて仕掛けたときに、トリガー部のペダル部の周りに土や草等が入り込んでも、その土や草が、ペダル部に動物の踏力が作用したときのトリガー部の作動の邪魔になることがない、動物罠用トリガー装置、及びそれを使用した動物罠を提供することができる。
本発明に係る動物罠用トリガー装置の一実施の形態を示す斜視図である。 図1に示す動物罠用トリガー装置の平面図である。 図1に示す動物罠用トリガー装置の左側面図である。 図1におけるA−A断面図である。 本発明に係る動物罠の一実施の形態を示すと共に、仕掛け補助具を使用して仕掛けた状態を示す縦断面説明図である。 図5に示す動物罠の仕掛けた状態を示す上面視説明図である。 動物罠の動きを説明し、(a)は仕掛けた状態の縦断面説明図、(b)はペダル部が動物に踏まれて作動した状態の縦断面説明図である。 動物罠を仕掛け補助具を使用せず直接穴に仕掛けた状態を示し、(a)は上面視説明図、(b)は縦断面説明図である。
図1ないし図5を参照して、本発明の実施の形態を更に詳細に説明する。なお、場所または方向を表す説明において、「前後」、「左右」の用語を使用する場合があるが、各図において右側が前、左側が後に対応し、下側が左、上側が右に対応するものである。
動物罠用トリガー装置Tは、係合部1、受け部材2、トリガー部3を備えている。
係合部1は金属製で、後で説明する足括り罠6の固定アーム61と跳上げアーム62を閉じた状態で両アーム先端に係合し、固定アーム61と跳上げアーム62が閉じた状態を維持することができる。係合部1は、固定アーム61先端に掛ける掛部11と、跳上げアーム62先端に掛ける掛部12を有する本体10と、本体10に角度調節自在に取り付けられている取付台具13を有している。
取付台具13には、金属製で四角形の板状の受け部材2が、取付具21を介して取り付けられている。受け部材2は、動物の足で踏まれても変形しにくい充分な剛性と強度を有している。取付具14は断面L状の板体で、所定の長さ(受け部材2の左右幅とほぼ同じ長さ)を有し、その縦板(符号省略)の両端部には上方へ突出した掛け爪15を有している。掛け爪15には、後述するワイヤロープ69の括り輪690が外掛けされる。
受け部材2は、後で説明する掛止部材30と重ねられて、取付具14の横板(符号省略)に螺子着されている。受け部材2の幅方向の両端辺部は、全長にわたり同幅で上方へやや傾斜させてあり、受け部材2の剛性が高められている。受け部材2の長さ(図2で上下方向の長さ)は、後で説明する仕掛け補助具5の開口部の差し渡しよりやや短く形成されている(図5等参照)。
受け部材2の中央よりやや取付具14寄りには、四角形の落とし孔24が表裏面を貫通して形成されている。落とし孔24の左右の各辺は、受け部材2の左右の各辺と平行に形成され、落とし孔24の前後の各辺は、受け部材2の前後の各辺と平行に形成されている。落とし孔24の大きさは、特に限定されず、受け部材2が上記のように充分な剛性を有する範囲内であれば、適宜設定が可能である。
受け部材2の長さ方向の先端部には、金属製の長さ調節部材20が進退調節可能に取り付けられている。長さ調節部材20は、受け部材2の幅よりやや短い左右長を有している。長さ調節部材20の左右側の先端部には、下方へ直角に曲げられた振れ止め片21が設けられている。各振れ止め片21の間隔は、後で説明する掛止部材30が入るように掛止部材30の左右幅より若干広く形成されている。
また、長さ調節部材20の後部側の左右端寄りには、それぞれ螺子孔(符号省略)が形成されている。更に、受け部材2の先端寄り、かつ左右端寄りには、前後方向に長い長孔26が設けられている。各長孔26の間隔は、長さ調節部材20の各螺子孔の間隔と同じに設定されている。そして、長さ調節部材20は、受け部材2の下面側に接して配され、各長孔26を通して螺子31を長さ調節部材20の各螺子孔に螺着して固定することができる。
この構造により、長さ調節部材20は、長孔26の長さの範囲内において、前後方向の位置の調節が可能であり、前後方向の長さが変わらない掛止部材30先端部の長さ調節部材20先端(実質的に受け部材2の先端)からの突出長を調節することが可能である。この調節により、後で説明するように掛止部材30の変形量が変わるので、動物罠が作動する感度を調節することができる。また、掛止部材30の先端寄りの部分は、長さ調節部材20の各振れ止め片21に挟まれており、横振れを防止できるので、作動時において掛止部材30の挙動が安定する。
上記したトリガー部3は、可撓性を有する金属板で形成された長方形状の掛止部材30と、ペダル部を構成する金属製のペダル脚32と、ペダル脚32の先端に固定されている同じく金属製の踏受板33を有している。掛止部材30は、上記したように、基端側が受け部材2と共に、取付台具13に固定されており、受け部材2の裏面に接している。掛止部材30は、左右方向の幅が受け部材2よりやや狭く、かつ落とし孔24よりやや広く形成されている。
また、掛止部材30の前後方向の長さは、受け部材2よりやや長く形成されており、図1に示すように長さ調節部材20の先端からやや突出させてある。掛止部材30の長さは、後述するように仕掛け補助具5と組み合わせてセットしたときに、仕掛け補助具5の開口部の縁にある掛止受部50に届いて上から掛止することができる長さに設定されている(図5、図6参照)。
掛止部材30の上面には、常態(外力が作用していない通常状態)において落とし孔24のほぼ中央部に対応する位置に、落とし孔24を貫通して、ペダル脚32が着脱可能に螺子着されている。ペダル脚32は、掛止部材30に対し直角に固定されている。ペダル脚32は、厚手の板体を立てた形態であり、上面320は受け部材2の先端方向へ所要角度(本実施の形態では、掛止部材30の上面に対し約10°)で上り傾斜するように設けられている。
傾斜した上面320には、踏受部である踏受板33が上面320と同様に傾斜して、螺子着により固定されている。ペダル脚32の踏受板33は、動物の足が踏受板33を踏み、トリガー部3が落ちると共に、受け部材2が係合部1側を中心として回動しながら落ちる際に、踏受板33の上面に接触した動物の足が滑りにくく、掛かりやすい方向へ傾斜している。これにより、ペダル脚32は動物の足でより深く踏み込まれることになり、足括り罠6がより確実に作動し、捕獲率も向上する。
また、踏受板33の形状は、落とし孔24と同様に四角形状であり、落とし孔24より小さく形成されている。そして、トリガー部3が係合部1側を中心として回動するように落ちたときに、踏受板33は落とし孔24を通り抜けることができ、掛止部材30は掛止受部50から外れ、動物罠用トリガー装置Tは、後述する括り罠本体6を作動させた後、穴底に落ちる。なお、踏受板33と掛止部材30の間隔を変えることで、掛止部材30の先端部の掛止が外れる感度の調節が可能である。
(作用)
図1ないし図5を参照して、動物罠用トリガー装置T及び動物罠Wの作用を説明する。
動物罠Wは、動物罠用トリガー装置Tと、括り罠本体6及び仕掛け補助具5により構成されている。括り罠本体6は、基部側を回動可能に軸支された固定アーム61と跳上げアーム62を有し、両アーム61、62は、ねじりコイルバネ63を介し開く方向に付勢されている。
固定アーム61の先端部には滑車64と掛かり部65を有し、跳上げアーム62の先端部には滑車66と掛かり部67を有している。また、固定アーム61の先部寄りには、杭を固定する杭固定具68が取り付けてある。そして、ワイヤロープ69が滑車64と滑車66に通され、ワイヤロープ69の先端部には括り輪690が形成されている。
仕掛け補助具5は、ステンレススチール製で、上下が開口し、平面視で四角形状の箱体である。仕掛け補助具5の後部側(図5において左側)の側板には、括り罠本体6を取り付けるための取付部51が固定されている。取付部51より上方の開口部の左右側には、括り輪690を内掛けするワイヤ掛け52が設けられている。そして、取付部51とは反対側の側板53上端が掛止受部50となっている。
そして、動物罠Wは次のようにして獣道に仕掛けられる(図5参照)。
獣道7の適当な箇所に仕掛け穴70が形成され、仕掛け穴70に仕掛け補助具5が安定するようにして収容される。動物罠用トリガー装置Tは、括り罠本体6の固定アーム61と跳上げアーム62をねじりコイルバネ63の付勢力に抗して閉じ、係合部1の掛部11、12で固定アーム61の掛かり部65と跳上げアーム62の掛かり部67を係合してセットされている。
括り罠本体6の杭固定具68には、杭680が固定され、仕掛け補助具5の取付部51に杭固定具68を載せるようにして杭680が土にたて込まれる。括り罠本体6の角度を斜面に合うように調節すると共に、仕掛け補助具5の内部側にある動物罠用トリガー装置Tの受け部材2を水平になるように、かつ掛止部材30の先端部を仕掛け補助具5の掛止受部50に渡すように載せて掛止する。
また、ワイヤロープ69の括り輪690は、各掛け爪15に外掛けし、ワイヤ掛け52には内掛けする。この状態では、トリガー部3の踏受板33の上端は、セットされた括り輪690とほぼ同じ高さにある。最後に、カムフラージュのために、あるいは金属臭をやわらげるために、土や草、あるいは木の葉等を全体に被せて、動物罠Wを仕掛け状態とする(図5、図6、図7(a)参照)。
そして、獣道7を移動するイノシシ等の動物の足8がワイヤロープ69の括り輪690のほぼ中心部にある踏受板33を上方から踏むことにより、ペダル脚32は下降し、掛止部材30を下方へ膨らむように撓み変形させる(図7(b)参照)。掛止部材30は、先端部が掛止受部50に対し自由に動けるように載せて掛止された状態で上記のように変形し、踏受板33が動物の足8で更に充分な踏力を以て踏まれることにより、ついには先端部の掛止受部50に対する掛止が外れ、動物罠用トリガー装置Tは落ちる(図7(b)参照)。
このとき、仕掛け時において、落とし孔24の大きさを占めるように落とし孔24を通して掛止部材30に乗っていた土や草は、踏受板33と掛止部材30の間に挟まれることはなく、よってペダル脚32の下降を邪魔することはない。すなわち、上記土や草は、掛止部材30が下方へ移動するのに伴って、図7(b)に点線矢印aで示すように、開口する落とし孔24を通って下へ落ちるので、ペダル脚32が踏受板33と共に動物の足8の踏力によって下降する際の邪魔にはなりにくい。これにより、動物罠用トリガー装置Tの係合部1による両アーム61、62先端の係合が解除されて括り罠本体6が作動する。
なお、括り罠本体6の作動時には、動物の足8が、括り輪690で括ることができる位置である踏受板33に触れていることにより、動物の足8は、当然に掛止部材30を囲むようにセットされるワイヤロープ69の括り輪690の中央近辺に位置することになる。また、動物の足8は、充分な踏力を以て踏んでいるので、動物罠用トリガー装置Tが落ちるのに伴い、足8が仕掛け補助具5の内部に深く入り、ワイヤロープ69の括り輪690で脚の元部が括られることとも相まって、動物をより確実に捕獲することができる。
さらに、仕掛け補助具5がステンレススチール製の箱であり、取付部51に対する掛止受部50の位置も決まっているので、括り罠本体6と動物罠用トリガー装置T及び仕掛け補助具5を組み合わせて罠を仕掛けたときに、掛止受部50に渡された掛止部材30の先端部の掛止受部50に対する掛かり具合に変化やズレが生じにくく、動物罠Wは当初設定の通りに安定して作動する。
また、動物の足8が踏受板33に触れないところ(例えば受け部材2)を踏んだとき、或いは踏受板33を踏んでも充分でない踏力を以て踏んだときには、掛止部材30の変形(撓み)が大きくならないので、掛止受部50に対する掛止部材30の先端部の掛止が外れにくく、括り罠本体6が作動することはない。このように、動物の捕獲に失敗する可能性が高い条件下では、括り罠本体6が作動しないため、動物罠Wの空作動を防止できる。
図8を参照する。
動物罠Waは、動物罠Wとは相違して、仕掛け補助具5を使用せず、動物罠用トリガー装置Taと、括り罠本体6による構成である。
動物罠用トリガー装置Taは、ペダル脚32aが上記ペダル脚32より上下方向に短く、踏受板33aが上記踏受板33aより傾斜をやや緩くした構成である。このように、ペダル脚の高さが異なるものを複数用意しておき、例えば捕獲対象となる動物の種類に合わせるなど、状況により、付け替えて使用することが可能である。
短いペダル脚32aを使用することにより、動物の足8がワイヤロープ6の括り輪690に入ってから罠が作動するまでの時間をやや遅くしており、充分に動物の足8が落ち込んだ後のタイミングで罠が作動するので、捕獲率の更なる向上が期待できるものである。
また、動物罠Waを仕掛ける際には、上記仕掛け補助具5を使用した場合と同様に、獣道7の適当な箇所に仕掛け穴70が形成され、仕掛け穴70の一端側(図8で右端部)の穴縁の適当な高さに受け木71が水平に固定される。受け木71は、両端側に形成した切欠部710に杭72を打ち込んで、水平方向には動かないように簡易的に固定されている。なお、杭72を使用せず、受け木のみを穴縁に乗せて使用することもできる。
動物罠用トリガー装置Taは、上記と同様に、括り罠本体6の固定アーム61と跳上げアーム62をねじりコイルバネ63の付勢力に抗して閉じ、係合部1の掛部11、12で固定アーム61の掛かり部65と跳上げアーム62の掛かり部67を係合してセットされている。
括り罠本体6の杭固定具68には、杭680が固定され、杭680が土にたて込まれる。また、この際には、括り罠本体6の角度を斜面に合うように調節すると共に、動物罠用トリガー装置Taの受け部材2を水平になるように、かつ掛止部材30の先端部を受け木71の掛止受部711に渡すように載せて掛止する。
そして、ワイヤロープ69の括り輪690は、各掛け爪15に外掛けし、受け部材2を囲むように形を円形に整える。この状態では、トリガー部3の踏受板33の上端は、セットされた括り輪690よりやや低い高さにある。最後に、土や草、あるいは木の葉等を全体に被せて、動物罠Waを仕掛け状態とする。
なお、この動物罠Waの作用については、仕掛け補助具5を使用せず、掛止受部50が掛止受部711に置き換わるだけで、他は上記動物罠Wと実質的に同様であるので、ここでは説明を省略する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
T 動物罠用トリガー装置
1 係合部
10 本体
11 掛部
12 掛部
13 取付台具
14 取付具
15 掛け爪
2 受け部材
20 長さ調節部材
21 振れ止め片
24 落とし孔
26 長孔
3 トリガー部
30 掛止部材
31 螺子
32 ペダル脚
320 上面
33 踏受板
5 仕掛け補助具
50 掛止受部
51 取付部
52 ワイヤ掛け
53 側板
6 足括り罠
61 固定アーム
62 跳上げアーム
63 ねじりコイルバネ
64 滑車
65 掛かり部
66 滑車
67 掛かり部
68 杭固定具
69 ワイヤロープ
690 括り輪
W 動物罠
7 獣道
70 仕掛け穴
Wa 動物罠
Ta 動物罠用トリガー装置
32a ペダル脚
33a 踏受板
71 受け木
710 切欠部
711 掛止受部
72 杭
8 動物の足

Claims (6)

  1. 付勢体で固定アームと跳上げアームを開く方向に付勢し、固定アームと跳上げアームが開くことにより括り輪が絞られるワイヤロープを有する括り罠本体の固定アームと跳上げアームを閉じた状態で維持するよう両アーム先端に係合可能な係合部と、
    該係合部と一体的に設けられ、上下面を貫通した所要の大きさで、土や草を下方へ落とすための落とし孔が形成されている受け部材と、
    該受け部材の下面側に位置し、可撓性材料で形成されると共に、先端部が前記受け部材の先端から突出するように設けてあり、罠仕掛け時に先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡して掛止される掛止部材と、該掛止部材に設けられ、前記落とし孔を、下から上方向へ、かつ上下動可能に貫通したペダル部を有するトリガー部とを備える
    動物罠用トリガー装置。
  2. 前記ペダル部が、先端部に踏受部を有しており、前記落とし孔の大きさを同踏受部が通り抜けることができるように、同踏受部より大きく形成した
    請求項1の動物罠用トリガー装置。
  3. 前記受け部材の長さ方向先端部に、長さ方向へ進退調節可能に設けられ、前記掛止部材の突出長を調節する長さ調節部材を有する
    請求項2の動物用トリガー装置。
  4. 前記ペダル部の踏受部が、常態において、前記受け部材の先端方向へ上り傾斜して設けられている
    請求項2または3の動物用トリガー装置。
  5. 付勢体で固定アームと跳上げアームを開く方向に付勢し、固定アームと跳上げアームが開くことにより括り輪が絞られるワイヤロープを有する括り罠本体と、
    該括り罠本体の固定アームと跳上げアームを閉じた状態で維持するよう両アーム先端に係合可能な係合部と、該係合部と一体的に設けられ、上下面を貫通した所要の大きさで、土や草を下方へ落とすための落とし孔が形成されている受け部材と、該受け部材の下面側に位置し、可撓性材料で形成されると共に、先端部が前記受け部材の先端から突出するように設けてあり、罠仕掛け時に先端部が仕掛け穴の縁部の受け部に渡して掛止される掛止部材と、該掛止部材に設けられ、前記落とし孔を、下から上方向へ、かつ上下動可能に貫通したペダル部からなるトリガー部を有する動物罠用トリガー装置とを備える
    動物罠。
  6. 上部に開口部を有する箱型で、前記括り罠本体を設置する設置部と、前記開口部側に前記括り輪を内掛けするワイヤ掛けを有し、前記受け部は前記設置部と反対側に設けられている仕掛け補助具を備える
    請求項5の動物罠。
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