JP5886167B2 - 極低温冷凍装置 - Google Patents

極低温冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5886167B2
JP5886167B2 JP2012208447A JP2012208447A JP5886167B2 JP 5886167 B2 JP5886167 B2 JP 5886167B2 JP 2012208447 A JP2012208447 A JP 2012208447A JP 2012208447 A JP2012208447 A JP 2012208447A JP 5886167 B2 JP5886167 B2 JP 5886167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scotch yoke
stage
displacer
refrigerator
roller bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012208447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013083433A (ja
Inventor
名堯 許
名堯 許
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012208447A priority Critical patent/JP5886167B2/ja
Publication of JP2013083433A publication Critical patent/JP2013083433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5886167B2 publication Critical patent/JP5886167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B9/00Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups
    • F01B9/02Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups with crankshaft
    • F01B9/023Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups with crankshaft of Bourke-type or Scotch yoke
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B9/00Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups
    • F01B9/02Reciprocating-piston machines or engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding groups with crankshaft
    • F01B9/026Rigid connections between piston and rod; Oscillating pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/14Compression machines, plants or systems characterised by the cycle used 
    • F25B2309/1406Pulse-tube cycles with pulse tube in co-axial or concentric geometrical arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

本発明は極低温冷凍装置に係り、特にディスプレーサを有する極低温冷凍装置に関する。
従来より、ディスプレーサを備えた極低温冷凍装置として、ギフォード・マクマホン冷凍機(以下、GM冷凍機という)が知られている。このGM冷凍機は、駆動装置によりシリンダ内でディスプレーサが往復移動する構成とされている。
また、シリンダとディスプレーサとの間には、膨張空間が形成されている。そして、ディスプレーサがシリンダ内で往復移動することにより、膨張空間に供給された高圧の冷媒ガスを膨張させ、これにより極低温の寒冷を発生させる構成とされている。
一般にこの種のGM冷凍機では、ディスプレーサがシリンダ内で一往復する1サイクルにおいて、下死点から上死点に移動するときの移動速度と、上死点から下死点に移動するときの移動速度は等しく設定されていた。即ち、従来におけるディスプレーサの1サイクル中の移動は、略正弦波に沿って移動するよう構成されていた(特許文献1)。
特許第2617681号公報
一般に膨張室内における冷媒ガスを膨張させて寒冷を発生させる膨張処理は、ディスプレーサが上死点近傍位置にあるときに実施される。
しかしながら、特許文献1に開示された極低温冷凍装置は、上死点において瞬間的に停止するものの、直ぐに下死点に向かい動作を開始する構成とされていた。このため、冷媒ガスの膨張行程が不十分であり、冷却効率が低下してしまうという問題点が生じる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、冷凍効率の向上を図った極低温冷凍装置を提供することを目的とする。
上記課題は、第1の観点からは、
軸受けが移動可能に係合するスコッチヨークを具備したスコッチヨーク機構により、シリンダ内で往復移動されるディスプレーサを有し、
該ディスプレーサの移動に伴い前記シリンダ内に形成された膨張空間内の冷媒ガスを膨張させることにより寒冷を発生させる極低温冷凍装置であって、
前記スコッチヨークは、前記膨張空間から遠い側に配置される上部水平枠部と、前記膨張空間に近い側に配置される下部水平枠部と、垂直枠部とを有する矩形状に形成されており、前記ディスプレーサの上死点と対応する前記上部水平枠部の内側の中心部に凹状部を設けたことを特徴とする極低温冷凍装置により解決することができる。
開示の極低温冷凍装置によれば、冷媒ガスの膨張行程を長くとることができるため冷却効率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の一実施形態であるGM冷凍機の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態であるGM冷凍機に設けられるスコッチヨーク機構を拡大して示す分解斜視図である。 図3(A),(B)は、スコッチヨーク機構のスライダ枠を拡大して示す図である。 図4は本発明の一実施形態であるGM冷凍機におけるディスプレーサの移動曲線図である。 図5は、本発明の一実施形態であるGM冷凍機に設けられるスコッチヨーク機構の動作を説明するための図である。 図6は、本発明の一実施形態であるGM冷凍機のP−V線図である。 図7は、本発明の効果を示す図である。 図8は、スコッチヨーク機構の第1変形例を示す図である。 図9は、スコッチヨーク機構の第2変形例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施形態である極低温冷凍装置を示している。以下の説明では、極低温冷凍装置としてギフォード・マクマホンサイクルを用いた極低温冷凍装置(以下、GM冷凍機という)を例に挙げて説明する。しかしながら、本発明の適用はGM冷凍機に限定されるものではなく、ディスプレーサを使用する各種極低温冷凍装置(例えば、ソルベー冷凍機、スターリング冷凍機等)に適用が可能なものである。
本実施形態に係るGM冷凍機1は2段式の冷凍機であり第1段目シリンダ10と、第2段目シリンダ20とを有している。この第1段目及び第2段目シリンダ10,20は、熱伝導率の低いステンレスで形成される。また、第2段目シリンダ20の高温端が、第1段目シリンダ10の低温端に連結された構成とされている。
第2段目シリンダ20は、第1段目シリンダ10よりも小さな径を有する。第1段目シリンダ10及び第2段目シリンダ20内に、それぞれ第1段目ディスプレーサ11及び第2段目ディスプレーサ21が挿入されている。第1段目ディスプレーサ11と第2段目ディスプレーサ21とは、相互に連結されており、駆動機構3により、シリンダ10,20の軸方向(図中矢印Z1,Z2方向)に往復駆動される。
また、第1段目ディスプレーサ11及び第2段目ディスプレーサ21の内部には、それぞれ蓄冷器12,22が設けられている。この蓄冷器12,22の内部には、それぞれ蓄冷材13,23が充填されている。また、第1段目シリンダ10内の高温端には空洞14が形成され、また低温端には第1段目膨張室15が形成されている。更に、第2段目シリンダ20の低温側には、第2段目膨張室25が形成されている。
第1段目ディスプレーサ11及び第2段目ディスプレーサ21には、冷媒ガス(ヘリウムガス)が流れる複数のガス流路L1〜L4が設けられている。ガス流路L1は空洞14と蓄冷器12とを接続し、ガス流路L2は蓄冷器12と第1段目膨張室15とを接続する。また、ガス流路L3は第1段目膨張室15と蓄冷器22とを接続し、ガス流路L4は蓄冷器22と第2段目膨張室25とを接続する。
第1段目シリンダ10の高温端側の空洞14は、ガス供給系5に接続されている。ガス供給系5は、ガス圧縮機6、吸気バルブ7,排気バルブ8,及びガス流路9等を含んで構成されている。
吸気バルブ7はガス圧縮機6の吸気口側に接続されており、また排気バルブ8はガス圧縮機6の排気口側に接続されている。吸気バルブ7を開くと共に排気バルブ8を閉じると、ガス圧縮機6から吸気バルブ7及びガス流路9を通って空洞14内に冷媒ガスが供給される。吸気バルブ7を閉じ、排気バルブ8を開くと、空洞14内の冷媒ガスがガス流路9及び排気バルブ8を通ってガス圧縮機6に回収される。
駆動機構3は、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21を第1及び第2段目シリンダ10,20内で往復移動させる。この駆動機構3は、モータ30とスコッチヨーク機構32とにより構成されている。図2は、スコッチヨーク機構32を拡大して示している。スコッチヨーク機構32は、大略するとクランク部材34とスコッチヨーク36とにより構成されている。
クランク部材34は、モータ30の回転軸(以下、モータ軸31という)に固定される。このクランク部材34は、モータ軸31の取り付け位置から偏心した位置にクランクピン34aを設けた構成とされている。従って、クランク部材34をモータ軸31に取り付けると、モータ軸31とクランクピン34aは偏心した状態となる。
また、スコッチヨーク36には、各ディスプレーサ11,21の移動方向と直行する方向(図中、矢印X1,X2で示す方向)に延在するスライド溝38が形成されている。よって、スコッチヨーク36は枠形状とされている。
スコッチヨーク36に形成されたスライド溝38には、コロ軸受け35が係合している。コロ軸受け35は、スライド溝38内で矢印X1,X2方向に転動可能な構成とされている。なお、説明の便宜上、スコッチヨーク36及びスライド溝38の具体的な構成については後に詳述するものとする。
コロ軸受け35の中心位置には、クランクピン34aと係合するクランクピン係合孔35aが形成されている。従って、クランクピン34aをコロ軸受け35に係合した状態でモータ軸31が回転すると、クランクピン34aは円弧を描くように回転し、これによりスコッチヨーク36は図中矢印Z1,Z2方向に往復移動する。この際、コロ軸受け35は、スライド溝38内を図中矢印X1,X2方向に往復移動する。
スコッチヨーク36は、上方向及び下方向に延出する駆動アーム37が設けられている。この内、下方の駆動アーム37は、図1に示すように、第1段目ディスプレーサ11に連結されている。よって上記のようにスコッチヨーク機構32によりスコッチヨーク36がZ1,Z2方向に往復移動すると、駆動アーム37も上下方向に移動し、これにより第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は第1及び第2段目シリンダ10,20内で往復移動する。
前記した吸気バルブ7及び排気バルブ8は、モータ30により駆動されるロータリバルブ(図示せず)として構成されている。このロータリバルブが回転駆動されることにより、吸気バルブ7及び排気バルブ8は各ディスプレーサ11,21の往復駆動に対して所定の位相差を持って開閉する。よって冷媒ガスは第1段目膨張室15及び第2段目膨張室25内で所定のタイミングで膨張し、これにより第1段目膨張室15及び第2段目膨張室25内に寒冷が発生する。
なお、吸気バルブ7及び排気バルブ8を電磁弁により構成し、これを制御装置を用いて電気的に制御することにより、ディスプレーサ11,21の往復駆動に対して吸気バルブ7及び排気バルブ8を所定の位相差を持って開閉する構成とすることも可能である。
次に、上記構成とされたGM冷凍機1の動作について説明する。
制御装置は、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が下死点に至る直前においてガス供給系5の吸気バルブ7を開弁する。具体的には本実施形態では、駆動機構3により第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が下死点(BDC)前30°に達すると、吸気バルブ7が開弁されるよう構成されている。この際、排気バルブ8は閉弁した状態を維持する。
これによりガス圧縮機6(コンプレッサー)で生成された高圧の冷媒ガスは、ガス流路9及びガス流路L1を介して第1段目ディスプレーサ11に形成された蓄冷器12に流入する。蓄冷器12内に流入した冷媒ガスは、蓄冷器12内の蓄冷材13により冷却されつつ進行し、続いてガス流路L2を介して第1段目膨張室15に流入する。
第1段目膨張室15に流入した冷媒ガスは、ガス流路L3を介して第2段目ディスプレーサ21に形成された蓄冷器22に流入する。そして、蓄冷器22内に流入した冷媒ガスは、蓄冷器22内の蓄冷材23により冷却されつつ進行し、続いてガス流路L4を介して第2段目膨張室25に流入する。
吸気バルブ7が開弁した後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、駆動機構3に駆動されて第1及び第2段目膨張室15,25の体積が最も小さくなる下死点に至り、下方(図中矢印Z2方向)に向けた移動が瞬間的に停止する(移動速度がゼロとなる)。
その後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、上方(図中矢印Z1方向)への移動を開始する。これに伴い、ガス圧縮機6から供給される高圧の冷媒ガスは、前記の経路を経て第1段目膨張室15及び第2段目膨張室25内に供給(吸入)されていく。そして、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が121°に達した時点で吸気バルブ7は閉弁され、ガス供給系5からGM冷凍機1への冷媒ガスの供給が停止される。
吸気バルブ7の閉弁後、更に第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が上動して170°に達すると、制御装置はガス供給系5を駆動して排気バルブ8を開弁する。この際、吸気バルブ7は閉弁された状態を維持する。これにより、第1及び第2段目膨張室15,25内の冷媒ガスは膨張し各膨張室15,25内で寒冷が発生する。
排気バルブ8が開弁した後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、駆動機構3に駆動されて上死点に至り、上方(図中矢印Z1方向)に向けた移動が停止する(移動速度がゼロとなる)。その後、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21は、下方(図中矢印Z2方向)への移動を開始する。これに伴い、第2段目膨張室25で膨張した冷媒ガスは、ガス流路L4を通り蓄冷器22内に流入し、蓄冷器22内の蓄冷材23を冷却しつつ通過し、ガス流路L3を介して第1段目膨張室15に流入する。
第1段目膨張室15に流入した冷媒ガスは、第1段目膨張室15で膨張した冷媒ガスと共に、ガス流路L2を介して蓄冷器12に流入する。蓄冷器12に流入した冷媒ガスは、蓄冷材13を冷却しつつ進行し、そしてガス流路L1、ガス流路9、排気バルブ8を介してガス供給系5のガス圧縮機6に回収されていく。そして、第1及び第2段目ディスプレーサ11,21が340°に達した時点で排気バルブ8は閉弁され、GM冷凍機1からガス供給系5への冷媒ガスの回収(吸入)処理は停止される。
以上のサイクルを繰り返し行うことにより、第1段目膨張室15では20〜50K程度の寒冷を発生することができ、第2段目膨張室25では4〜10K以下の極低温を発生させることができる。
ここで、駆動機構3を構成するスコッチヨーク36に注目し、主に図2及び図3を用いてその構成及び機能について説明する。
図3(A),(B)は、スコッチヨーク36を正面視した図である。前記のように、スコッチヨーク36にはX1,X2方向に延在するスライド溝38が形成されている。従来のスコッチヨークのスライド溝は、横長の矩形状とされたものが一般的である。
これに対して本実施形態では、スライド溝38のディスプレーサ11,21の下死点に対応する位置(図3(A)に矢印Aで示す位置。以下、下死点対応位置Aという)に凸状部39を設けた構成としている。また、スライド溝38のディスプレーサ11,21の上死点に対応する領域に凹状部45を設けた構成としている。なお、以下この上死点に対応する位置の中心を上死点中央位置Bという(図3(A),(B)に矢印Bで示す位置)。
スコッチヨーク36は、図2に示されるように、図中矢印X1,X2方向に延在する下部水平枠部36a及び上部水平枠部36bと、図中矢印Z1,Z2方向に延在する垂直枠部36cを有し、全体として矩形な枠形状を有している。下部水平枠部36aは水平下部40を有し、上部水平枠部36bは水平上部41を有する。
下部水平部40は、スライド溝38の下面を構成する。上部水平部41は、スライド溝38の上面を構成する。下部水平枠部36a(水平下部40)は、その略中心部において上方(Z1方向)に突出し、凸状部39を形成する。また、上部水平枠部36b(水平上部41)は、その略中心部において上方(Z1方向)に陥入し、凹状部45を形成する。
先ず、図3(A)を用いて凸状部39について説明する。同図で、鉛直方向(Z1,Z2方向)に延在し、下死点対応位置A及び上死点中央位置Bを通る線分を想定する。この線分は図3に一点鎖線で示す線分であり、以下の説明においてこの線分を中心線Zというものとする。前記した駆動アーム37は、この中心線Zと一直線状となるよう構成されている。
凸状部39は水平下部40からZ1方向に突出した形状とされている。この凸状部39は、図3(A)中矢印O1で示す位置(以下、この位置を第1の中心点O1という)を中心とした円弧形状とされている。また、本実施形態では、凸状部39の形状は中心線Zを中心として図中矢印X1方向側及び矢印X2方向側で対称な形状とされている。
従って、凸状部39のX1方向側の端部と第1の中心点O1とを結ぶ線分を線分C1とし、凸状部39のX2方向側の端部と第1の中心点O1とを結ぶ線分を線分D1とすると、線分C1と中心線Zとがなす角度θ1と、線分D1と中心線Zとがなす角度θ2は等しくなる(θ1=θ2)。
次に、図3(B)を用いて凹状部45について説明する。凹状部45は、水平上部41からZ1方向に窪んだ形状とされている。凹部状45は、図3(B)中矢印O2で示す位置(以下、この位置を第2の中心点O2という)を中心とした円弧形状とされている。また本実施形態では、凹状部45の形状も中心線Zを中心として図中矢印X1方向側及び矢印X2方向側で対称な形状とされている。
従って、凹状部45のX1方向側の端部と第2の中心点O2とを結ぶ線分を線分C2とし、凹状部45のX2方向側の端部と第2の中心点O2とを結ぶ線分を線分D2とすると、線分C2と中心線Zとがなす角度θ1と、線分D2と中心線Zとがなす角度θ2は等しくなる(θ1=θ2)。
上記した各角度θ1,θ2の大きさは、本実施形態ではθ1=θ2=30°に設定している。しかしながら、これらの角度はこれに限定されるものではなく、例えば20°≦(θ1=θ2)≦40°の範囲で設定してもよい。
なお、凸状部39及び凹状部45の形成範囲を規定する角度θ1,θ2は、必ずしも上記のように同一角度に設定する必要はなく、異ならせた構成(θ1≠θ2)とすることも可能である。
また、上記したように本実施形態では、円弧形状の凸状部39は水平部40と直接に連結される構造になっているが、コロ軸受け35が円滑に移動するため、円弧形状の凸状部39と水平部40の間に円滑な連結部(例えば、直線)があってもいい。
なお、上記したように本実施形態では、円弧形状の凹状部45は水平部41と直接に連結される構造になっているが、コロ軸受け35が円滑に移動するため、円弧形状の凹状部45と水平部41の間に円滑な連結部(例えば、直線)があってもいい。
次に、上記構成とされたスコッチヨーク36を有するスコッチヨーク機構32を用いた各ディスプレーサ11,21の動作について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は第2段目ディスプレーサ21の移動曲線図であり、図5はスライド溝38内におけるコロ軸受け35の動作を示す図である。
なお、図4において横軸はクランク部材34の回転角度(クランク角度)を示し、縦軸は第2段目ディスプレーサ21の偏移(移動量)を示している。また、本実施形態に係るGM冷凍機1の特性を実線で示し(図中、矢印A示す)、凸状部39及び凹状部45を有しない従来のGM冷凍機の特性を一点鎖線で示している(図中、矢印Bで示す)。更に、図5では、図示の便宜上、コロ軸受け35とスライド溝38との間に存在する間隙を実際よりも大きく記載している。
本実施形態に係るスコッチヨーク機構32は、クランク角度0°が下死点(BDC)前30°に設定されている。よって、クランク角度0°のときのコロ軸受け35のスライド溝38内の位置は、図5(A)に示すように、水平下部40と凸状部39との境界に位置している。
この状態からクランク部材34が30°回転すると、これに伴いコロ軸受け35はスコッチヨーク36を下方(Z2方向)に向けて移動付勢する。この動作に伴い、コロ軸受け35はスライド溝38内をX2方向に移動する。
よってコロ軸受け35は、凸状部39に係合しつつスライド溝38内をX2方向に移動する。具体的には、コロ軸受け35はその移動に伴い、凸状部39に乗り上げたような状態となる。
前記のように、コロ軸受け35が取り付けられたクランクピン34aはクランク部材34の中心に対して偏心した位置にあるため、コロ軸受け35の移動に伴い、スコッチヨーク36はZ2方向に移動する。また、スコッチヨーク36には駆動アーム37を介してディスプレーサ11,21が接続されている。このため、スコッチヨーク36の移動に伴い、ディスプレーサ11,21もZ2方向へ移動する。
ここで、スコッチヨーク36の移動速度(これは、ディスプレーサ11,21の移動速度と等価)に注目する。
凸状部39は、水平下部40よりも突出している。よって、単位時間におけるスコッチヨーク36の移動量は、コロ軸受け35が水平下部40に係合しているときの移動量に比べ、コロ軸受け35が凸状部39と係合しているときの移動量の方が大きくなる。
図5(B)は、クランク角度が30°の状態を示している。本実施形態では、クランク角度が30°のときがディスプレーサ11,21の下死点(BDC)となるよう設定している。このため、下死点(BDC)において、コロ軸受け35は凸状部39の頂点部(中央位置)に位置している。
クランク部材34の回転に伴い、コロ軸受け35がディスプレーサ11,21の下死点(BDC)に対応する位置を過ぎると、スコッチヨーク36の移動方向は反転する。即ち、
下死点(BDC)を過ぎるとスコッチヨーク36は上方(Z1方向)に向けた移動を開始する。
このとき、クランク角度が下死点(BDC)からその後30°の間もコロ軸受け35は凸状部39と係合した状態を維持する。具体的には、中心線ZよりもX2方向側の部分と係合した状態を維持しつつ移動し、凸状部39から離脱する(この状態を図5(C)に示す)。
そして更に、クランク部材34が回転すると、図5(D)に示すように、コロ軸受け35は水平上部41と係合しつつスライド溝38内を矢印X2方向に移動する。これに伴い、ディスプレーサ11,21は、上方(Z1方向)に向けて移動する。
次に、コロ軸受け35が凹状部45と係合しているときの動作について説明する。
図5(E)〜図5(G)は、コロ軸受け35が凹状部45と係合しているときの動作を示している。凹状部45は水平上部41に対して窪んだ形状とされている。この凹状部45は、コロ軸受け35が凹状部45と係合している間、スコッチヨーク36(ディスプレーサ11,21)がZ1,Z2方向に移動しないよう構成されている。
また、この凹状部45はクランク部材34のクランク角度で180°〜240°の範囲(上死点中央位置Bとなる位置を中心として、クランク部材34のクランク角にして±30°)にわたり形成されている。従って、図4に示されるように、クランク角度で180°〜240°の範囲におけるディスプレーサ11,21は停止した状態となる。これにより、ディスプレーサ11,21は、変位量が25mmの位置(上死点)に停止した状態となる(図4参照)。
以下、コロ軸受け35が凹状部45と係合するときの具体的な動作について説明する。図5(E)は、コロ軸受け35がクランク角度180°まで移動した状態を示している。この状態では、コロ軸受け35は水平上部41と直線状凹部45cとの境界に位置している。
この状態からクランク部材34が30°回転すると、この動作に伴いコロ軸受け35はスライド溝38内をX1方向に移動する。
よってコロ軸受け35は、凹状部45に係合しつつスライド溝38内をX1方向に移動する。具体的には、コロ軸受け35は凹状部45内に入り込んだような状態となる。
前記のように、クランクピン34aは、クランク部材34の中心に対して偏心した位置にある。このため、コロ軸受け35が水平上部41と係合している場合には、コロ軸受け35によりスコッチヨーク36はZ1方向に移動する。このため、スコッチヨーク36の移動に伴い、ディスプレーサ11,21はZ1方向へ移動する。
しかしながら本実施形態では、スコッチヨーク36に凹状部45が形成されており、この凹状部45は水平上部41に対して窪んだ形状とされている。
よって、クランク部材34の回転に伴いコロ軸受け35がZ1方向に上動しても、コロ軸受け35が窪んだ凹状部45に入り込むことにより、スコッチヨーク36はZ1方向へ移動することなく停止した状態となる。凹状部45の形状は、コロ軸受け35が凹状部45と係合している間、スコッチヨーク36(ディスプレーサ11,21)がZ1,Z2方向に移動しないよう構成されている。
また、この凹状部45は上死点中央位置Bとなる位置を中心として、クランク部材34のクランク角にして±30°にわたり形成されている。従って、図4に示されるように、クランク部材34のクランク角度で180°〜240°の範囲においてディスプレーサ11,21の移動は停止される。よって、クランク部材34のクランク角度で180°〜240°の範囲において、ディスプレーサ11,21は変位量が25mmの位置(上死点)に停止した状態となる。
この停止状態は、図5(E)に示すクランク角度180°から、図5(F)に示すクランク角度210°を経て、図5(G)に示すクランク角度240°まで維持される。
なお、クランク部材34の回転に伴い、コロ軸受け35がスコッチヨーク36の上死点に対応する領域を過ぎると、スコッチヨーク36の移動方向は反転し、下方(Z2方向)に向けた移動を開始する。しかしながら、コロ軸受け35が凹状部45から離脱するまでは、スコッチヨーク36(ディスプレーサ11,21)は停止した状態を維持する。
図5(G)は、コロ軸受け35が凹状部45から離脱した直後の状態を示している。この位置よりコロ軸受け35がスライド溝38内でX1方向に移動し水平下部40と係合すると、スコッチヨーク36は下方向(Z2方向)への移動を開始し、これに伴いディスプレーサ11,21も下方向(Z2方向)への移動を開始する。図5(H)は、コロ軸受け35が水平下部40と係合している状態を示している。
次に、スコッチヨーク36(スライド溝38)の凹状部45を設けたことによる作用効果について説明する。
GM冷凍機1では、上死点(TDC)において各膨張室15,25の体積が最大となり、また各膨張室15,25への高圧の冷媒ガスの充填量が最大となる。そして、上死点と同時或いは若干前において排気バルブ8を開弁し、冷媒ガスを膨張させて寒冷を発生させる。本実施形態では、上死点(クランク角度180°〜240°)前のクランク角度が170°で排気バルブ8を開弁する構成としている。この排気バルブ8の開弁により、冷媒ガスは膨張し寒冷が発生する。
ここで、仮にこの上死点近傍においてディスプレーサ11,21(スコッチヨーク36)の移動が速い場合を想定すると、冷却された冷媒ガスが直ちに排気されてしまい冷却効率が低下してしまう。
これに対して本実施形態に係るGM冷凍機1では、上死点(TDC)を中心として所定の間(クランク角度にして180°〜240°の間)は、ディスプレーサ11,21が停止される。よって、寒冷が発生した冷媒ガスは各膨張室15,25に一時的に保持されるため、冷却ステージ28及びフランジ18との熱交換を確実に行うことができる。
また、冷媒ガスの膨張に伴い、寒冷が発生した冷媒ガスは蓄冷器12,22に流入する。この際、ディスプレーサ11,21が停止している間は、冷媒ガスの蓄冷器12,22内での流れ速度は遅くなる。これにより、蓄冷材13,23との間における熱交換を行う時間は長くなり、蓄冷材13,23を確実に冷却することができる。
よって、スコッチヨーク36(スライド溝38)に凹状部45を設けることにより、GM冷凍機1の冷却効率を高めることができる。
図6は、本実施形態に係るGM冷凍機1のP−V線図(矢印Aで示す特性)と、比較例としてスライド溝38に凹状部45を設けないGM冷凍機のP−V線図(図中、矢印Bで示す特性)とを並べて示している。
P−V線図において、GM冷凍機の1サイクル間に発生する寒冷量は、P−V線図で囲まれる面積に相当する。そこで図6を見ると、本実施形態に係るGM冷凍機1のP−V線図の面積は、比較例に係るGM冷凍機のP−V線図の面積よりも広くなっていることが分かる。よって図6により、本実施形態に係るGM冷凍機1は、比較例に比べて冷却効率が高いことが実証された。
また、図7は本実施形態に係るGM冷凍機1の冷却温度を比較例に係るGM冷凍機の冷却温度と比較して示す図である。いずれのGM冷凍機においても、第1段目膨張室の近傍温度と、第2段目膨張室の近傍温度を測定した。
同図に示すように、比較例に係るGM冷凍機の1段目の温度が46.2Kであったのに対し、本実施形態に係るGM冷凍機の1段目の温度は45.1Kであった。また、比較例に係るGM冷凍機の2段目の温度が4.26Kであったのに対し、本実施形態に係るGM冷凍機の2段目の温度は4.19Kであった。このように、図7からも、本実施形態に係るGM冷凍機1は、比較例に比べて冷却効率が高いことが実証された。
一方、本実施形態では、上記のようにディスプレーサ11,21を停止させるのに、スコッチヨーク機構32を構成するスコッチヨーク36に凹状部45を設ける構成としている。スコッチヨーク機構32は、GM冷凍機1においてモータ30の回転運動をディスプレーサ11,21の直線往復運動に変換する機構として多用されているものである。
ディスプレーサを直線往復運動させるものとしては、スコッチヨーク機構32の他にも、ステッピングモータ等の他の駆動手段で駆動してもよい。しかしながら、ステッピングモータ等を用いる他の方法では、その構造及び制御が困難であると共にスコッチヨーク機構32に比べて高価になってしまうため、スコッチヨーク機構32を用いることが望ましい。
また、本実施形態では、このように安価で構造等が簡単なスコッチヨーク機構32において、スライド溝38に凹状部45を設けるだけの構成で所定の間にわたりディスプレーサ11,21を停止させる構成としている。よって、本実施形態に係るGM冷凍機1によれば、構造の簡単化及び製品コストの低減を図りつつ、冷却効率の高いGM冷凍機1を実現することができる。
なお、本実施形態ではコロ軸受け35が凹状部45と係合している間は、スコッチヨーク36(ディスプレーサ11,21)の移動を停止させる構成例を示した。しかしながら、スコッチヨーク36の移動を完全に停止させる必要はなく、従来に比べて移動速度を遅くすることによっても、上記の効果を実現することができる。
図8及び図9は、スコッチヨーク機構の第1及び第2変形例を示している。なお、図8及び図9において、図1乃至図5に示した構成と対応する構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図1乃至図5を用いて説明した実施形態では、スコッチヨーク機構32の凹状部45が円弧形状である例について説明した。しかしながら、凹状部は必ずしも円弧状である必要はなく、水平上部41よりも上方側(Z1方向側)に凹む形状であれば良い。同様に、凸状部39も必ずしも円弧状である必要はなく、水平下部40よりも上方側(Z1方向側)に突出した形状であれば良い。
図8に示す第1変形例に係るスコッチヨーク機構50では、凸状部39は円弧形状部39aと直線形状部39bとにより構成されている。円弧形状部39aは上方に向けて突出した円弧形状を有しており、凸状部39の中央位置に形成されている。また、直線形状部39bは直線形状を有しており、円弧形状部39aの両端部と水平下部40との間に形成されている。よって、直線形状部39bは傾斜した面となる。
同様に、凹状部45は円弧形状部45aと直線形状部45bとにより構成されている。円弧形状部45aは上方に向けて窪んだ円弧形状を有しており、凹状部45の中央位置に形成されている。また、直線形状部45bは直線形状を有しており、円弧形状部45aの両端部と水平上部41との間に形成されている。よって、直線形状部45bも傾斜した面となる。
この構成によれば、円弧形状部39aと水平下部40との間、また円弧形状部45aと水平上部41との間に直線形状部39b,45bが形成されているため、図1乃至図5に示したスコッチヨーク機構32に比べて振動や音の発生を抑制することができる。
なお、必ずしも凹状部及び凸状部に対して円弧形状部を形成する必要はなく、例えば凹状部及び凸状部を複数の直線形状部を組み合わせた多角形状とすることも可能である。
また、図1乃至図5に示した実施形態では、スライド溝38内においてコロ軸受け35が水平下部40又は水平上部41のいずれか一方に当接する構成例を示した。しかしながら、図9に示す第2変形例に係るスコッチヨーク機構51のように、コロ軸受け35が常にスライド溝38の二箇所において接する構成とすることも可能である。この構成は、スライド溝38の形状(具体的には、凸状部39,凹状部45,水平下部40,及び水平上部41等の形状)を適宜設定することにより実現することができる。この構成とした場合には、コロ軸受け35とスライド溝38との間において移動に伴う音の発生を抑制でき、静粛性の高いGM冷凍機1を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
1 GM冷凍機
3 駆動機構
5 ガス供給系
6 ガス圧縮機
7 吸気バルブ
8 排気バルブ
9 ガス流路
10 第1段目シリンダ
11 第1段目ディスプレーサ
12,22 蓄冷器
13,23 蓄冷材
15 第1段目膨張室
20 第2段目シリンダ
21 第2段目ディスプレーサ
25 第2段目膨張室
28 冷却ステージ
30 モータ
31 モータ軸
32,50,51 スコッチヨーク機構
34 クランク部材
35 コロ軸受け
36 スコッチヨーク
37 駆動アーム
38 スライド溝
39 凸状部
39a,45a 円弧形状部
39b,45b 直線形状部
45 凹状部

Claims (5)

  1. 軸受けが移動可能に係合するスコッチヨークを具備したスコッチヨーク機構により、シリンダ内で往復移動されるディスプレーサを有し、
    該ディスプレーサの移動に伴い前記シリンダ内に形成された膨張空間内の冷媒ガスを膨張させることにより寒冷を発生させる極低温冷凍装置であって、
    前記スコッチヨークは、前記膨張空間から遠い側に配置される上部水平枠部と、前記膨張空間に近い側に配置される下部水平枠部と、垂直枠部とを有する矩形状に形成されており、前記ディスプレーサの上死点と対応する前記上部水平枠部の内側の中心部に凹状部を設けたことを特徴とする極低温冷凍装置。
  2. 前記スコッチヨークの前記ディスプレーサの下死点と対応する前記下部水平枠部の内側の中心部に凸状部を設けたことを特徴とする請求項1記載の極低温冷凍装置。
  3. 前記凹状部の中央部に円形状凹部を有することを特徴とする請求項2記載の極低温冷凍装置。
  4. 前記円形状凹部の両側に直線状部を有することを特徴とする請求項3記載の極低温冷凍装置。
  5. 前記軸受けが、前記スコッチヨークに形成されたスライド溝の二箇所に常に接する構成としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の極低温冷凍装置。
JP2012208447A 2011-09-26 2012-09-21 極低温冷凍装置 Active JP5886167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012208447A JP5886167B2 (ja) 2011-09-26 2012-09-21 極低温冷凍装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011209937 2011-09-26
JP2011209937 2011-09-26
JP2012208447A JP5886167B2 (ja) 2011-09-26 2012-09-21 極低温冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013083433A JP2013083433A (ja) 2013-05-09
JP5886167B2 true JP5886167B2 (ja) 2016-03-16

Family

ID=47909724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208447A Active JP5886167B2 (ja) 2011-09-26 2012-09-21 極低温冷凍装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US9534813B2 (ja)
JP (1) JP5886167B2 (ja)
CN (2) CN104990297B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5878078B2 (ja) * 2011-09-28 2016-03-08 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍装置
JP2015117885A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機
CN105240306B (zh) * 2015-10-15 2018-01-02 珠海格力电器股份有限公司 一种驱动装置及压缩机
JP6771293B2 (ja) * 2016-03-16 2020-10-21 住友重機械工業株式会社 Gm冷凍機
US10551093B2 (en) 2016-03-16 2020-02-04 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryocooler and rotary valve mechanism
US10753653B2 (en) * 2018-04-06 2020-08-25 Sumitomo (Shi) Cryogenic Of America, Inc. Heat station for cooling a circulating cryogen
WO2021075274A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機、極低温冷凍機の診断装置および診断方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3312239A (en) * 1964-06-17 1967-04-04 Little Inc A Crosshead assembly
US4333755A (en) * 1979-10-29 1982-06-08 Oerlikon-Buhrle U.S.A. Inc. Cryogenic apparatus
JPS60138369A (ja) * 1983-12-26 1985-07-23 セイコー精機株式会社 ガス冷凍機
US4791898A (en) * 1986-12-02 1988-12-20 R P & M Engines, Inc. V-engine with yoke
JPH03104606A (ja) * 1989-09-19 1991-05-01 Sekisui Chem Co Ltd 無機質成形材料の押出成形装置
US5156121A (en) * 1990-05-30 1992-10-20 Routery Edward E Piston-connecting rod assembly
WO1993010407A1 (en) 1991-11-18 1993-05-27 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Cryogenic refrigerating device
JP2617681B2 (ja) * 1991-11-18 1997-06-04 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍装置
JP2583721B2 (ja) 1992-09-17 1997-02-19 三菱電機株式会社 蓄冷型冷凍機
JPH06300378A (ja) * 1993-04-14 1994-10-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 極低温冷凍機のバルブタイミング可変機構
US5735128A (en) * 1996-10-11 1998-04-07 Helix Technology Corporation Cryogenic refrigerator drive
JPH10122682A (ja) * 1996-10-21 1998-05-15 Daikin Ind Ltd 極低温冷凍機及びその制御方法
JPH10132405A (ja) * 1996-11-01 1998-05-22 Toshiba Corp 蓄冷式冷凍機およびその運転方法
JP2001241796A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Sumitomo Heavy Ind Ltd 極低温冷凍装置
ITMO20010174A1 (it) * 2001-08-28 2003-02-28 Fantuzzi Reggiane Corp S A Motore a combustione interna a funzionamento alternativo perfezionato
JP2004183918A (ja) * 2002-11-29 2004-07-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 極低温冷凍機
JP2007205607A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd Gm冷凍機
JP5597790B2 (ja) * 2009-12-28 2014-10-01 正裕 宮内 スターリング機関
US20120019005A1 (en) * 2010-07-23 2012-01-26 Wilkins Larry C Internal combustion engine with rocker member-affected stroke
JP5878078B2 (ja) * 2011-09-28 2016-03-08 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍装置
JP5917331B2 (ja) * 2012-08-07 2016-05-11 住友重機械工業株式会社 極低温冷凍機

Also Published As

Publication number Publication date
CN103062949A (zh) 2013-04-24
CN104990297B (zh) 2017-08-22
US9638441B2 (en) 2017-05-02
CN103062949B (zh) 2015-05-20
US9534813B2 (en) 2017-01-03
US20170067669A1 (en) 2017-03-09
CN104990297A (zh) 2015-10-21
US20130074522A1 (en) 2013-03-28
JP2013083433A (ja) 2013-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5886167B2 (ja) 極低温冷凍装置
JP5878078B2 (ja) 極低温冷凍装置
US9772125B2 (en) Cryogenic refrigerator with scotch yoke driving unit
US20130219923A1 (en) Cryogenic refrigerator
US20200003465A1 (en) Cryocooler and rotary valve unit for cryocooler
WO2019188170A1 (ja) 極低温冷凍機
KR100412299B1 (ko) 가스 압축 팽창기
JP5017217B2 (ja) 切替弁及び蓄冷式冷凍機
JP2007205607A (ja) Gm冷凍機
JP6117309B2 (ja) 極低温冷凍機
US10018381B2 (en) Cryogenic refrigerator
JP2008190727A (ja) リニアモータ圧縮機及びスターリング冷凍機
KR20140014017A (ko) 극저온 냉동기
JP2013174393A (ja) 極低温冷凍機
JP2020134008A (ja) ディスプレーサ組立体および極低温冷凍機
JP6440361B2 (ja) 極低温冷凍機
CN112413919B (zh) 一种低温制冷机
JP7164371B2 (ja) 極低温冷凍機
JP6532392B2 (ja) 極低温冷凍機
JP2016118367A (ja) 極低温冷凍機
JP2016180590A (ja) 極低温冷凍機
CN118128724A (zh) 直线压缩机及制冷机
JPH031052A (ja) 冷凍機
JPH07151411A (ja) 冷凍装置
JP2010196911A (ja) パルス管冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5886167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150