JP5884002B1 - 非イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の非イオン性界面活性剤は、下記一般式(1)で示されることを特徴とする。(一般式(1)中、R1は分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基、R2は水素原子またはアルキル基、R3はエーテル結合を含んでもよい炭化水素基であって炭素原子及び酸素原子と環構造を形成しており、上記環構造を形成する炭素原子には水素原子以外の置換基が結合していてもよく、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)1≦n≦400(I)0<x/(y+z)<3.5 (II)[化1]

Description

本発明は、非イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤の製造方法に関する。
自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物としては、界面活性剤を含有する組成物が用いられることが多いが、自動食器洗浄機を用いた洗浄時に泡が大量に発生すると泡が溢れだし装置の故障等の原因になることがある。また、泡の発生により洗浄力が低下することがある。
そのため、自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物には低起泡性が求められる。
特許文献1には、低起泡性の非イオン性界面活性剤として、エーテル末端ポリ(オキシアルキル化)アルコールが開示されている。
特開2007−16031号公報
特許文献1の実施例に、オキシアルキレン基を有するアルコキシル化アルコールとアルファ−オレフィンを反応させてエーテル末端ポリ(オキシアルキル化)アルコールを合成した例が記載されている。
ここで、特許文献1の実施例で用いられているアルコキシル化アルコールとしては、オキシアルキレン基としてオキシエチレン基のみを有するものが多く用いられている。
オキシエチレン基及びオキシプロピレン基を有する例、オキシエチレン基及びオキシブチレン基を有する例も数例開示されているが、これらの例においてオキシアルキレン基の大部分がオキシエチレン基であるといえる。
しかしながら、特許文献1に記載されたような、オキシアルキレン基がオキシエチレン基のみ又はオキシアルキレン基の大部分がオキシエチレン基であるエーテル末端ポリ(オキシアルキル化)アルコールでは、泡立ち抑制の効果が充分でなく、さらに泡立ちを抑制すことのできる非イオン性界面活性剤が望まれていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、より泡立ち抑制の効果が高い非イオン性界面活性剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、泡立ち抑制効果の高い非イオン性界面活性剤の構造について鋭意検討した結果、アルキレンオキサイド鎖に含まれるオキシエチレン基と(オキシプロピレン基+オキシブチレン基)との比率を調整し、従来検討されていた比率よりもオキシエチレン基の割合を少なくすることによって、泡立ち抑制効果が飛躍的に向上することを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の非イオン性界面活性剤は、下記一般式(1)で示されることを特徴とする。
Figure 0005884002
(一般式(1)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基、Rは水素原子またはアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい炭化水素基であって炭素原子及び酸素原子と環構造を形成しており、上記環構造を形成する炭素原子には水素原子以外の置換基が結合していてもよく、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
1≦n≦400(I)
0<x/(y+z)<3.5 (II)
本発明の非イオン性界面活性剤はその末端に、アセタール構造を有する。
アセタール構造を形成する2つの酸素原子の1つは、アルキレンオキサイド末端に存在していたヒドロキシル基に由来する酸素原子である。アセタール構造を形成するもう1つの酸素原子は炭化水素基R及び隣接する炭素原子と環構造を形成している。
このアセタール構造は、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対する付加反応により生成させることができる。界面活性剤の末端がヒドロキシル基であると泡立ちが多いが、末端をアセタール構造にすることにより泡立ちが抑制される。
末端をアセタール構造にすることによる泡立ち抑制効果は、特に、オキシアルキレン基に含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの関係が下記関係式(II)を満たすときに好適に発揮される。
0<x/(y+z)<3.5 (II)
本発明の非イオン性界面活性剤による泡立ち抑制効果は、x/(y+z)≧3.5である界面活性剤における泡立ち抑制効果と比べて際立って優れている。
また、本発明の非イオン性界面活性剤は、その末端に、アルキレンオキサイド末端の酸素原子を含むアセタール構造を有するため、塩素安定性に優れている。
界面活性剤の末端がヒドロキシル基であると、塩素剤と反応して塩素剤が失活することがあるが、本発明の非イオン性界面活性剤は末端をアセタール構造としており、アセタール構造は塩素剤とは反応しないため、塩素剤の失活を防止し高い塩素安定性を示すという効果も発揮される。
アセタール構造は、酸性下では不安定であり再びヒドロキシル基を生成するが、中性下及びアルカリ性下では安定である。従って、本発明の非イオン性界面活性剤は中性及びアルカリ性の環境下において泡立ち抑制効果及び高い塩素安定性を発揮することができる。
なお、本明細書におけるアセタール構造とは、Rが水素原子であるアセタール、Rがアルキル基であるケタールの両方を含む概念である。
また、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基が残存していると、アルカリ性下ではヒドロキシル基が酸化されてカルボキシル基になり変色が生じることがあるが、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基が残存しないように末端を封鎖させると、この反応も生じないため、変色が抑制される。
本発明の非イオン性界面活性剤は、下記一般式(2)で示されることが望ましい。
Figure 0005884002
(Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
一般式(2)で示される構造は、一般式(1)における環構造が6員環であり、6員環を形成する炭素原子のいずれかに置換基Rが結合した構造である。
本発明の非イオン性界面活性剤は、下記一般式(3)で示されることが望ましい。
Figure 0005884002
(Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
一般式(3)で示される構造は、一般式(1)における環構造が5員環であり、5員環を形成する炭素原子のいずれかに置換基Rが結合した構造である。
また、本発明の非イオン性界面活性剤においては、Rの炭素数が8〜15であることが望ましい。
また、本発明の非イオン性界面活性剤においては、nが5≦n≦40を満たす数であることが望ましい。
本発明の非イオン性界面活性剤の製造方法は、下記一般式(4)で示される非イオン性界面活性剤のアルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対して付加反応を行うことにより上記一般式(1)で示される本発明の非イオン性界面活性剤を合成することを特徴とする。
Figure 0005884002
(一般式(4)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基であり、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
1≦n≦400(I)
0<x/(y+z)<3.5 (II)
本発明の非イオン性界面活性剤の製造方法では、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対して置換反応ではなく付加反応を行い、アセタール構造によりヒドロキシル基末端を封鎖する。
そのため、副生成物が生じることがなく、末端にヒドロキシル基が残存していない非イオン性界面活性剤を製造することができる。また、硫酸ジメチルのような危険な化合物を使用することなく、泡立ち抑制効果が高く塩素安定性が高い非イオン性界面活性剤を製造することができる。
本発明の非イオン性界面活性剤の製造方法において、上記付加反応は、酸触媒下でヒドロキシル基にジヒドロピラン又は2,3−ジヒドロフランを付加させる反応であることが望ましい。
本発明の非イオン性界面活性剤は、泡立ち抑制効果が高く、かつ、塩素安定性に優れている。
また、本発明の非イオン性界面活性剤の製造方法は、副生成物が生じることがなく、かつ、安全に、泡立ち抑制効果が高く塩素安定性に優れた非イオン性界面活性剤を製造することができる。
図1は、塩素安定性試験における有効塩素残存率の経時変化を示すグラフである。
本発明の非イオン性界面活性剤は、下記一般式(1)で示されることを特徴とする。
Figure 0005884002
(一般式(1)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基、Rは水素原子またはアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい炭化水素基であって炭素原子及び酸素原子と環構造を形成しており、上記環構造を形成する炭素原子には水素原子以外の置換基が結合していてもよく、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
1≦n≦400(I)
0<x/(y+z)<3.5 (II)
本発明の非イオン性界面活性剤において、炭素鎖Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基である。この部分は通常は疎水基として機能する。
は分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基であると、疎水基として他に考えられる芳香族アルキル基(例えば、ノニルフェニル基等)と比べて環境規制との関連で好ましい。
の炭素数は8〜20であることが望ましく、8〜15であることがより望ましい。
炭素数8〜20の鎖状アルキル基としては、炭素数8〜20のアルコールからヒドロキシル基を除いた残基である構造が挙げられる。
炭素数8〜20のアルコールのより望ましい例としては、オクタノール、2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコール、イソデシルアルコール、ラウリルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソヘキサデシルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、オクタデシルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、アラキジルアルコール(エイコサノール)、及び、2−オクチルドデカン−1−オール等が挙げられる。
また、Rは置換基を有してもよく、置換基としては、ハロゲン(F−、Cl−、Br−又はI−)が望ましい。また、Rの中にはエーテル結合を含んでいてもよい。
また、本発明の非イオン性界面活性剤は、Rとしてこれらの鎖状アルキル基のうちの1種類のみを有する化合物であってもよく、異なるRを有する複数の化合物の混合物であってもよい。
また、一般式(1)におけるRとしては、水素原子であることが望ましいが、Rがアルキル基である場合、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であれば特に限定されるものではなく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
本発明の非イオン性界面活性剤におけるAO(オキシアルキレン基)は、オキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基である。
本発明の非イオン性界面活性剤中におけるAOには、オキシエチレン基はかならず含まれており、オキシエチレン基の平均付加モル数はxである。
本発明の非イオン性界面活性剤中におけるAOには、オキシプロピレン基及びオキシブチレン基のうちの少なくとも1種類が含まれている。AOにはオキシプロピレン基及びオキシブチレン基の両方が含まれていてもよい。オキシプロピレン基、オキシブチレン基の平均付加モル数はそれぞれy、zである。
AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計nは、下記関係式(I)を満たす。
1≦n≦400(I)
nの好ましい範囲は3〜100、より好ましい範囲は5〜50である。
通常、本発明の非イオン性界面活性剤は、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基の付加モル数の合計n、すなわちAOの付加モル数nが異なる複数の化合物の混合物である。
非イオン性界面活性剤の分子のそれぞれに含まれるAOの付加モル数は整数値であるが、AOの付加モル数を測定した場合の測定値は、非イオン性界面活性剤の分子のそれぞれに含まれるAOの付加モル数の平均値(平均付加モル数)として測定される。本発明の対象物である非イオン性界面活性剤のAOの平均付加モル数を測定して、測定値が1〜400の間に入っていることを確認できれば、AOの付加モル数nは1〜400の数であり、関係式(I)が満たされていると判断できる。
また、本発明の非イオン性界面活性剤は、AOの種類が異なる複数の化合物の混合物であってもよい。具体的には、AOとしてオキシエチレン基とオキシプロピレン基を含む化合物、オキシエチレン基とオキシブチレン基を含む化合物、オキシエチレン基とオキシプロピレン基とオキシブチレン基を含む化合物の3種類が考えられるが、これら3種類のうちの2種類又は3種類が界面活性剤に含まれていてもよい。
また、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zは下記関係式(II)を満たす数である。
0<x/(y+z)<3.5 (II)
x/(y+z)の値は親水性の比較的高いオキシエチレン基の数と、疎水性の比較的高いオキシプロピレン基及びオキシブチレン基の数との比率であり、x/(y+z)の値が3.5未満であると、末端をアセタール構造にすることにより際立って優れた泡立ち抑制効果が発揮される。
また、x/(y+z)の値が0である場合は、オキシエチレン基が存在しないことを意味し、親水性が不足するため界面活性剤としての機能が発揮されなくなる。
x/(y+z)の値の好ましい上限値は3.3であり、より好ましい上限値は3.0である。また、好ましい下限値は1であり、より好ましい下限値は1.3である。
また、AO中に含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数xは4以上であることが望ましく、8以上であることがより望ましい。オキシエチレン基の平均付加モル数が4以上であると良好な洗浄性を発揮することができ、オキシエチレン基の平均付加モル数が8以上であるとより良好な洗浄性を発揮することができる。
また、AO中に含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数xが8未満であることも望ましく、6以下であることもより望ましい。AO中に含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数xが上記範囲であると、泡立ちが極めて低い非イオン性界面活性剤となる。
一般式(1)で示される構造は、Rが隣接する炭素原子及び酸素原子と環構造を形成しており、この環構造がアセタール構造の一部となるので、末端に環状アセタール構造を有する構造であるといえる。
この環構造としては、下記一般式(2)に示される6員環構造、又は、下記一般式(3)に示される5員環構造であることが望ましい。
Figure 0005884002
(Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
Figure 0005884002
(Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子以外の置換基(R)としては、アルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等)又はハロゲン(F−、Cl−、Br−又はI−)が望ましい。
アセタール構造は、ヒドロキシル基の保護基として用いられる構造であり、ヒドロキシル基末端をアセタール構造とすることで、x/(y+z)の値を3.5未満に調整したことと合わせて際立って優れた泡立ち抑制効果を発揮することができる。
また、ヒドロキシル基末端をアセタール構造とすることでヒドロキシル基が塩素剤と反応することによる塩素剤の失活を防止することができる。
アセタール構造は中性及びアルカリ性下で安定な構造であるため、中性及びアルカリ性の洗浄剤組成物に使用することに適した界面活性剤とすることができる。
また、アセタール構造は、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対する付加反応により生成させることができる。この付加反応は反応率が高いため、アルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基が残存しないように末端を封鎖させることができる。
すなわち、アセタール構造は、「中性及びアルカリ性環境下での安定性が高い」という特徴と「付加反応により形成されるためヒドロキシル基が残存しない」という特徴を有する。
有機合成の分野で用いられる、ヒドロキシル基を保護するための保護基としてアセタール構造以外の保護基(例えば、メチル基、ベンジル基、アセチル基、トリメチルシリル基等)が挙げられる。しかしながら、アセタール構造以外の保護基は、アセタール構造の特徴である「中性及びアルカリ性環境下での安定性が高い」という特徴、又は、「付加反応により形成されるためヒドロキシル基が残存しない」という特徴のいずれかを満足しないため、ヒドロキシル基末端を封鎖するための構造として適していない。すなわち、アセタール構造でヒドロキシル基末端を封鎖している本発明の界面活性剤には、他の保護基でヒドロキシル基末端を封鎖した界面活性剤にはない有利な効果が存在する。
一般式(2)で表される界面活性剤の6員環構造のうち、さらに望ましい構造は、下記一般式(5)で示すような、R及びRが全て水素原子である環構造(テトラヒドロピラニルエーテル)である。
Figure 0005884002
テトラヒドロピラニルエーテルは、中性及びアルカリ性環境下での安定性が高く、また、アセタール構造の原料となるジヒドロピランが安価で入手しやすいため、好ましい。
この構造は、後述するように、酸触媒下でヒドロキシル基にジヒドロピランを付加させることにより得られる。
なお、本明細書におけるジヒドロピランとは3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(DHP)を意味する。
一般式(3)で表される界面活性剤の5員環構造のうち、さらに望ましい構造は、下記一般式(6)で示すような、R及びRが全て水素原子である構造(テトラヒドロフラニルエーテル)である。
Figure 0005884002
この構造は、後述するように、酸触媒下でヒドロキシル基に2,3−ジヒドロフランを付加させることにより得られる。
一般式(1)に含まれる界面活性剤の構造としては、下記一般式(7)、(8)で表される構造も挙げられる。
Figure 0005884002
Figure 0005884002
式(7)で示す構造は、一般式(1)において、Rがエーテル結合を含むアルキレン基である構造であり、酸触媒下でヒドロキシル基に2,3−ジヒドロ―1,4−ジオキシン(1,4−ジオキセン)を付加させることにより得られる。
式(8)で示す構造は、一般式(1)において、RがR自体に環状構造を含む構造であり、一般式(1)で示される構造の末端が縮合環となる構造の一例である。
この構造は、酸触媒下でヒドロキシル基に2,3−ベンゾフランを付加させることにより得られる。
以下、本発明の非イオン性界面活性剤の製造方法について説明する。
まず、出発物質として、末端に下記一般式(4)で示される構造を有する非イオン性界面活性剤を準備する。
Figure 0005884002
(一般式(4)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基であり、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
1≦n≦400(I)
0<x/(y+z)<3.5 (II)
一般式(4)で示される構造を有する非イオン性界面活性剤としては、市販されている界面活性剤を使用することができる。例えば、商品名「エマルミン」(三洋化成工業株式会社製)、商品名「ブラウノン」(青木油脂工業株式会社製)、商品名「ファインサーフ」(青木油脂工業株式会社製)、商品名「アデカノール」(株式会社ADEKA製)、商品名「プルラファック」「プルロニック」(BASFジャパン社製)、商品名「ノイゲン」(第一工業製薬株式会社製)、商品名「ペレテックス」(ミヨシ油脂株式会社製)等が挙げられる。
また、市販の非イオン性界面活性剤にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドをさらに付加させて、オキシアルキレン基の平均付加モル数やオキシアルキレン基に含まれるオキシエチレン基の割合(x/(y+z)の値)を調整した上で使用してもよい。
例えば、オキシアルキレン基としてオキシエチレン基のみを有する市販の非イオン性界面活性剤にプロピレンオキサイド及び/又はブチレンオキサイドを付加させる方法等が挙げられる。
また、炭素鎖Rを有する脂肪族アルコールの末端のヒドロキシル基にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加させて、オキシアルキレン基の平均付加モル数やオキシアルキレン基に含まれるオキシエチレン基の割合(x/(y+z)の値)を調整した上で使用してもよい。
上記非イオン性界面活性剤のアルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対して、付加反応を行うことによりヒドロキシル基を封鎖して、一般式(1)で示される構造を得る。
付加反応の具体的な手順は、ヒドロキシル基に付加反応させて得るアセタール構造によって異なるが、例えば、一般式(5)で表される構造(テトラヒドロピラニルエーテル)は、非イオン性界面活性剤のヒドロキシル基末端にジヒドロピラン(DHP)を酸触媒と共に有機溶媒下で反応させることにより得ることができる。
付加反応に使用する物質としては、ジヒドロピラン又は2,3−ジヒドロフランが望ましい。
上記酸触媒としては、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、ピリジニウムp−トルエンスルホネート、トリフルオロメタンスルホン酸、硫酸、塩酸、酸性イオン交換樹脂等が挙げられる。この中では、扱いが容易であり、安価であるためp−トルエンスルホン酸が望ましい。
上記反応に用いる有機溶媒としては、一般的な有機溶媒を用いることができ、塩化メチレン、クロロホルム、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン、クロロベンゼン、メチルtert−ブチルエーテル等を用いることができる。
反応の終了は、酸触媒の中和により行う。中和に用いる塩基としては特に限定されるものではないが、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の粉末またはそれらの溶液等を用いることができる。
反応条件は、出発物質の種類や量により適宜定めることができるが、例えば、非イオン性界面活性剤50〜100gを塩化メチレン溶液25〜100ml中で反応させる場合、非イオン性界面活性剤に対して7〜30gのジヒドロピランと酸触媒として1〜10mol%のp−トルエンスルホン酸を加えて、0.1時間〜終夜(10時間)室温にて撹拌した後、炭酸水素ナトリウムを加えて反応を終了させ、ろ過したのち、溶媒を留去する方法が挙げられる。
続いて、本発明の非イオン性界面活性剤を用いた洗浄剤組成物の一例について説明する。
洗浄剤組成物には、例えば、(A)本発明の非イオン性界面活性剤、(B)塩素剤を配合することができる。アルカリ性の洗浄剤組成物とする場合は、(C)アルカリ剤を含有することができる。
洗浄剤組成物中における非イオン性界面活性剤(A)の濃度は、特に限定されるものではないが、0.1〜5.0重量%であることが望ましい。
界面活性剤が複数種類用いられている場合、界面活性剤の濃度は各界面活性剤の濃度の合計値として定められる。
塩素剤(B)としては、例えば、塩素化イソシアヌール酸塩(塩素化イソシアヌール酸ナトリウム、塩素化イソシアヌール酸カリウム等)、トリクロロイソシアヌール酸、次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム等)等が挙げられる。
また、これらの塩素剤のうちの1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の非イオン性界面活性剤はその末端にヒドロキシル基を有さず、アセタール構造を有しており、アセタール構造は塩素剤(B)と反応しないので、洗浄剤組成物中の塩素剤(B)の失活が防止される。その結果、界面活性剤による洗浄効果と塩素剤による漂白、殺菌効果をともに発揮することのできる洗浄剤組成物となる。
洗浄剤組成物中における塩素剤の濃度は、特に限定されるものではないが、洗浄剤組成物100重量%中、純分で0.1〜30重量%であることが望ましく、4.0〜20重量%であることがより望ましい。
塩素剤が複数種類用いられている場合、塩素剤の濃度は各塩素剤の濃度の合計値として定められる。
アルカリ剤(C)としては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩を用いることができ、その種類は特に限定されるものではないが、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等が望ましい。
これらのアルカリ剤は、水和物となっていてもよい。
これらの中でも、水酸化カリウム、オルソケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム及びこれらの水和物からなる群から選択された少なくとも1種が望ましい。これらのアルカリ剤を使用するとpHを12を超えて高くしやすくなるためである。
また、これらのアルカリ剤のうちの1種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の洗浄剤組成物中におけるアルカリ剤(C)の濃度は、特に限定されるものではないが、2〜90重量%であることが望ましく、5〜80重量%であることがより望ましく、12〜80重量%であることがさらに望ましい。
アルカリ剤が複数種類用いられている場合、アルカリ剤の濃度は各アルカリ剤の濃度の合計値として定められる。
洗浄剤組成物はpHが12以上であることが望ましく、13以上であることがより望ましい。
pHが12以上と高い洗浄剤組成物は、アルカリ性洗浄剤として油汚れ等の除去に特に効果的である。洗浄剤組成物に含まれる本発明の非イオン性界面活性剤の末端のアセタール構造は、このような高いpHの下においても安定であるため、泡立ち抑制効果の高いアルカリ性の洗浄剤組成物とすることができる。また、非イオン性界面活性剤と塩素剤が高いpHの下で共に安定に存在するため、界面活性剤による油汚れ等に対する洗浄効果と塩素剤による漂白、殺菌効果をともに発揮させることができる。
pHの測定は、市販のpHメーター等を用いて行えばよいが、例えば、株式会社堀場製作所製、D−21型を用いて測定することができる。
洗浄剤組成物は、必要に応じて高分子分散剤(D)、キレート剤(E)、溶媒/工程剤(F)、可溶化剤(G)等の、洗浄剤組成物に配合される他の成分を含有してもよい。また、非イオン性界面活性剤(A)以外の界面活性剤を含有していてもよい。
高分子分散剤(D)としては、ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリメタコン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビニルホスホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、オレフィン−マレイン酸共重合体、無水マレイン酸ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸エチレン共重合体、無水マレイン酸エチレンクロスリンク共重合体、無水マレイン酸酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸ブタジエン共重合体、無水マレイン酸イソプレン共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重合体、イタコン酸アコニット酸共重合体、イタコン酸マレイン酸共重合体、イタコン酸アクリル酸共重合体、マロン酸メチレン共重合体、イタコン酸フマール酸共重合体、エチレングリコールエチレンテレフタレート共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体、これらの金属塩等があげられる。なかでも、コスト面、経済性の点から、ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量Mw=3,000〜30,000)、ポリマレイン酸−アクリル酸ナトリウム、オレフィン−マレイン酸ナトリウム共重合体等が好適に用いられる。
キレート剤(E)としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸(HEDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、エチレンジアミンコハク酸(EDDS)、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、トリポリリン酸、ポリアクリル酸及びこれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)、並びに、下記式(9)で表されるポリアスパラギン酸系化合物、下記式(10)で表されるイミノジコハク酸系化合物、下記式(11)で表されるイミノジ酢酸系化合物が挙げられる。
Figure 0005884002
[式(9)中、Mは同一又は異なって−H、−Na、−K又は−NHである。s、tは整数である。]
Figure 0005884002
[式(10)中、Mは同一又は異なって−H、−Na、−K又は−NHである。]
Figure 0005884002
[式(11)中、Mは同一又は異なって−H、−Na、−K又は−NHである。]
洗浄剤組成物中におけるキレート剤の濃度は、特に限定されるものではないが、0〜80重量%であることが望ましく、0〜70重量%であることがより望ましく、15〜50重量%であることがさらに望ましい。
溶媒(F)としては、水や一般的に用いられる有機溶媒が挙げられる。工程剤(F)は、剤形が固体の場合の増量剤であり、pHが中性であるものが望ましく、硫酸ナトリウム、粉末シリカ等が挙げられる。
可溶化剤(G)としては、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、カプリル酸、オクチル酸及びこれらの塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物の剤形は、液体、固体(錠剤、粉末等)のいずれでもよく、液体に限定されるものではない。
洗浄剤組成物が固体であり、洗浄剤組成物のpHを直接測定できない場合、洗浄剤組成物のpHは、洗浄剤組成物10gを水90gと混合した状態(洗浄剤組成物の濃度が10重量%)で測定したpHと定める。
以下に本発明をより具体的に説明する実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
原料としての非イオン性界面活性剤として、一般式(1)における鎖状アルキル基Rの炭素数が12、オキシエチレン基の平均付加モル数xが8である界面活性剤(三洋化成工業株式会社製、エマルミンNL80)(50g)を準備し、上記非イオン性界面活性剤に50gのプロピレンオキサイドと、触媒として10mol%のカリウムtert−ブトキシドを加えて5日間室温にて撹拌した。硫酸を加えて反応を終了させ、未反応のプロピレンオキサイドを留去して、オキシプロピレン基付加物を得た。加えたプロピレンオキサイドと留去されたプロピレンオキサイドの重量差から、オキシプロピレン基付加物のオキシプロピレン基の平均付加モル数yが3であることを確認した。上記オキシプロピレン基付加物(30g)の塩化メチレン溶液(50ml)に10gのジヒドロピラン(DHP)と、触媒として1mol%のp−トルエンスルホン酸を加えて、終夜(10時間)、室温にて撹拌した。炭酸水素ナトリウムを加えて反応を終了させ、ろ過したのち、溶媒を留去して目的生成物を得た。
得られた生成物は、エマルミンNL80のオキシプロピレン基付加物である非イオン性界面活性剤の末端のヒドロキシル基とDHPが反応してなる、末端にアセタール構造を有する非イオン性界面活性剤である。
(実施例2〜実施例8、比較例1,2)
実施例1において、加えるプロピレンオキサイドの重量及びプロピレンオキサイドとの反応時間を変更し、また、原料としての非イオン性界面活性剤を下記に示すものに変更した他は実施例1と同様にして末端にアセタール構造を有する非イオン性界面活性剤を得た。ただし、比較例1については、プロピレンオキサイドとの反応は行わず、DHPの付加のみ行った。また、実施例3及び実施例5については、プロピレンオキサイドの代わりにブチレンオキサイドを用いてオキシブチレン基付加物を得た。
一般式(1)における鎖状アルキル基Rの炭素数、オキシエチレン基(EO)の平均付加モル数x、オキシプロピレン基(PO)の平均付加モル数y、オキシブチレン基(BO)の平均付加モル数zを表1に示した。
実施例2:三洋化成工業株式会社製、エマルミンNL90
実施例3:青木油脂工業株式会社製、ブラウノンEH−4
実施例4:青木油脂工業株式会社製、ブラウノンEH−6
実施例5:青木油脂工業株式会社製、ファインサーフ290
実施例6:青木油脂工業株式会社製、ファインサーフ320
実施例7:青木油脂工業株式会社製、ファインサーフTD100
実施例8:青木油脂工業株式会社製、ブラウノンEL1521
比較例1:三洋化成工業株式会社製、エマルミンNL110
比較例2:三洋化成工業株式会社製、エマルミンNL100
また、非イオン性界面活性剤の末端のヒドロキシル基に付加させる物質としては、表1に示すようにDHP、1,4−ジオキセン又は2,3−ジヒドロフランを用いた。
表1には、オキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計nと、x/(y+z)の値を示した。
(比較例3〜12)
後述する評価試験で使用する非イオン性界面活性剤として、実施例1〜8、比較例1、2で用いた、末端にヒドロキシル基を有する非イオン性界面活性剤をそれぞれ比較例3〜12とした。
(実施例9)
原料としてデカノール(3g)を準備し、プロピレンオキサイド6gと、触媒として10mol%のカリウムtert−ブトキシドを加えて4日間室温にて撹拌した。硫酸を加えて反応を終了させ、未反応のプロピレンオキサイドを留去して、オキシプロピレン基付加物を得た。加えたプロピレンオキサイドと留去されたプロピレンオキサイドの重量差から、オキシプロピレン基付加物のオキシプロピレン基の平均付加モル数yが3であることを確認した。
上記オキシプロピレン基付加物6gにエチレンオキサイド溶液 (1mol/Lジエチルエーテル溶液)140mLと、触媒として10mol%のカリウムtert−ブトキシドを加えて1日間室温にて撹拌した。硫酸を加えて反応を終了させ、未反応のエチレンオキサイド及びジエチルエーテルを留去して、オキシプロピレンオキシエチレン基付加物を得た。加えたエチレンオキサイド溶液と留去されたエチレンオキサイド溶液の重量差から、オキシプロピレンオキシエチレン基付加物のオキシエチレン基の平均付加モル数xが7であることを確認した。
上記オキシプロピレンオキシエチレン基付加物(6g)の塩化メチレン溶液(5mL)に1gのジヒドロピラン(DHP)と、触媒として1mol%のp−トルエンスルホン酸を加えて、終夜(10時間)、室温にて撹拌した。炭酸水素ナトリウムを加えて反応を終了させ、ろ過したのち、溶媒を留去して目的生成物を得た。
得られた生成物は、デカノールのオキシプロピレンオキシエチレン基付加物である非イオン性界面活性剤の末端のヒドロキシル基とDHPが反応してなる、末端にアセタール構造を有する非イオン性界面活性剤である。
(比較例13)
実施例9で用いた、末端にヒドロキシル基を有する、デカノールのオキシプロピレンオキシエチレン基付加物である非イオン性界面活性剤を用いた。
(泡立ち性試験1)
泡立ち性試験は、ロスマイルス法(JIS K3362に準拠)を用いて、各非イオン性界面活性剤について25℃における0分後の泡立ち性を評価することにより行った。
泡高さが低いほど、泡立ちが少ないといえる。
ロスマイルステストの結果を表1及び表2に示した。
また、末端をヒドロキシル基からアセタール構造に変えることにより、泡立ち抑制効果がどの程度発揮されたかを、表3にまとめて示した。
表3には、表2に示す末端ヒドロキシル基の界面活性剤の場合の泡高さ(mm)が、末端アセタール構造にすることで減少した割合を(%)で示した。
Figure 0005884002
Figure 0005884002
Figure 0005884002
表1に示す実施例1〜9及び比較例1、2と、表2に示す比較例3〜13を比較すると、非イオン性界面活性剤の末端をヒドロキシル基からアセタール構造に変えることによって、泡立ち抑制効果が得られることが分かる。
そして、表3に示すように、その泡立ち抑制効果はx/(y+z)の値が3.5未満である実施例1〜9の場合に特に好適に発揮され、いずれの実施例においても0分後の泡立ち抑制効果が90%以上に達している。これに対し、x/(y+z)の値が3.5以上である比較例1、2では泡立ち抑制効果は50%台に過ぎない。
(泡立ち性試験2)
実施例6又は比較例1の洗浄剤組成物を、ホバート社製一槽式コンベアータイプの自動食器洗浄機に、洗浄剤組成物の濃度が0.05重量%となるようにそれぞれ投入して、30℃、40℃、50℃又は60℃で2分間運転し、運転直後の泡高を計測した。評価結果を表4に示した。
Figure 0005884002
表4に示すように、自動食器洗浄機における試験においても、泡立ち抑制効果はx/(y+z)の値が3.5未満である実施例6の場合に特に好適に発揮され、x/(y+z)の値が3.5以上である比較例1では泡立ち抑制効果が小さいことがわかる。
(塩素安定性試験)
塩素安定性試験では、表5に挙げた各実施例及び比較例の非イオン性界面活性剤のいずれかを含む洗浄剤組成物を調製し、各洗浄剤組成物について塩素安定性を評価した。
洗浄剤組成物の組成は、非イオン性界面活性剤を1.3重量%、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(有効塩素濃度12%)を44.2重量%、水酸化ナトリウム水溶液(濃度48重量%)を10.0重量%、可溶化剤(キシレンスルホン酸塩水溶液(濃度40重量%))を30.0重量%、水を14.5重量%とした。
調製した洗浄剤組成物のpHは14であった。
有効塩素濃度を下記に示すヨウ素滴定法で測定した。
上記洗浄剤組成物約1gに、ヨウ化カリウム水溶液(濃度約2重量%)50mL及び酢酸10mLを添加して充分に混合することにより混合液を作製した。次に、0.1Mのチオ硫酸ナトリウム水溶液で混合液を滴定し、褐色が消えて無色になった点を終点とした。その時のチオ硫酸ナトリウム水溶液の滴下量に基づき、次式(1)によって有効塩素濃度を算出した。
有効塩素濃度[%]=チオ硫酸ナトリウム水溶液の滴下量[mL]×0.3546/洗浄剤組成物採取量[g]・・・(1)
上記方法による有効塩素濃度の測定を、洗浄剤組成物の調製直後(0日)、3日、7日、10日経過後にそれぞれ実施した。
洗浄剤組成物は、45℃のインキュベータ内で所定日数保管した。
洗浄剤組成物の調製直後(0日)の有効塩素濃度を100(%)とし、洗浄剤組成物の調製直後の有効塩素濃度に対する、3日、7日、10日経過後の有効塩素濃度の割合(%)を有効塩素残存率(%)として求め、表5に示した。
図1には、塩素安定性試験における有効塩素残存率の経時変化を示すグラフを示した。
Figure 0005884002
表5及び図1に示すように、非イオン性界面活性剤の末端がアセタール構造であり、x/(y+z)の値が3.5未満である実施例3、7、8の場合には有効塩素濃度残存率が高く、x/(y+z)の値が3.5以上である比較例1、2や非イオン性界面活性剤の末端がヒドロキシル基である比較例5、9〜12の場合は有効塩素残存率が低くなっている。
(洗浄性試験)
水酸化ナトリウム10%、水酸化カリウム10%、ニトリロ三酢酸三ナトリウム25%、ポリアクリル酸ナトリウム(PAS)1.2%からなる食器洗浄機用洗浄剤20gと、実施例1、3、4又は8の非イオン性界面活性剤4.0gとを含む洗浄剤組成物を調製し、ドア式自動食器洗浄機(ホシザキ電機製:JW650−UF:槽容量40L)を用いて洗浄性試験を行った。槽内における食器洗浄機用洗浄剤の濃度は0.05%、実施例1、3、4又は8の非イオン性界面活性剤の濃度は0.01%となる。
複合汚垢(卵黄、小麦粉、バター、牛脂、大豆油、牛乳の混合物)1gを塗ったポリプロピレン製の弁当箱(アズミ産業株式会社製弁当箱(NO1 SMT−NG))を、洗浄温度35℃、洗浄時間60秒、すすぎ温度70℃、すすぎ時間10秒で洗浄した。その結果を目視で観察し、汚れの残り具合を評価した。
◎:汚れが残っていない。
○:油膜が少し残っているが、汚れは残っていない。
△:汚れが少し残っている。
×:汚れが多く残っている。
結果を表6に示した。
Figure 0005884002
何れの実施例においても、洗浄性は良好であったが、特に実施例1、8において優れた洗浄性が発揮された。これは、実施例1,8においてAO中に含まれるEOの平均付加モル数が8以上であり、親水性−疎水性のバランスが最適な領域になっていることに起因していると推測される。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で示されることを特徴とする非イオン性界面活性剤。
    Figure 0005884002
    (一般式(1)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基、Rは水素原子またはアルキル基、Rはエーテル結合を含んでもよい炭化水素基であって炭素原子及び酸素原子と環構造を形成しており、前記環構造を形成する炭素原子には水素原子以外の置換基が結合していてもよく、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
    1≦n≦400(I)
    0<x/(y+z)<3.5 (II)
  2. 下記一般式(2)で示される請求項1に記載の非イオン性界面活性剤。
    Figure 0005884002
    (Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
  3. 下記一般式(3)で示される請求項1に記載の非イオン性界面活性剤。
    Figure 0005884002
    (Rは環構造を形成する炭素原子のいずれかに結合する水素原子又は置換基であって、Rは複数個存在していてもよい。)
  4. の炭素数が8〜15である請求項1〜3のいずれかに記載の非イオン性界面活性剤。
  5. nが5≦n≦40を満たす数である請求項1〜4のいずれかに記載の非イオン性界面活性剤。
  6. 下記一般式(4)で示される非イオン性界面活性剤のアルキレンオキサイド末端のヒドロキシル基に対して付加反応を行うことにより前記一般式(1)で示される非イオン性界面活性剤を合成することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の非イオン性界面活性剤の製造方法。
    Figure 0005884002
    (一般式(4)中、Rは分岐鎖を含んでいてもよい鎖状アルキル基であり、AOはそれぞれオキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基であり、AOに含まれるオキシエチレン基の平均付加モル数x、オキシプロピレン基の平均付加モル数y、オキシブチレン基の平均付加モル数zの合計をnで表し、x、y及びz並びにnは下記関係式(I)及び関係式(II)を満たす数である。)
    1≦n≦400(I)
    0<x/(y+z)<3.5 (II)
  7. 前記付加反応は、酸触媒下でヒドロキシル基にジヒドロピラン又は2,3−ジヒドロフランを付加させる反応である請求項6に記載の非イオン性界面活性剤の製造方法。
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