JP5882782B2 - 建築板 - Google Patents

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Description

本発明は、家屋の外装材などとして用いられる建築板に関するものである。
従来より、基板の表面に凹凸模様を形成し、この表面にインクジェット塗装などで印刷して着色することにより建築板を形成することが行われている(例えば、特許文献1参照)。また、長手方向に通し目地を有する建築板において、隣接する建築板の通し目地の位置ずれによる違和感を低減することも行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−170014号公報 特開2003−184262号公報
しかし、特許文献2に記載の発明では、隣接する建築板の突き合わせ部分を目立たないようにすることは難しかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、隣接する建築板の突き合わせ部分を目立たないようにすることができる建築板を提供することを目的とするものである。
本発明に係る建築板は、基板の表面にこの基板の長手方向と略平行に長い凹溝を有する建築板において、
前記基板の表面は、前記凹溝と凸柄がそれぞれ複数形成されて凹凸模様が形成され、該複数の凸柄の高さは一定ではなく、ばらつくように形成され、
前記凹溝の長手方向と直交する方向に長い線状柄が前記凸柄の表面及び側面並びに凹溝に設けられるように前記基板の表面全体に印刷により複数本形成され、
前記複数本の線状柄の色彩は不均一に形成され、
前記複数本の線状柄の少なくとも一本が濃暗色で形成されて成ることを特徴とするものである。
本発明にあっては、前記基板がその周端部に実部を有して形成されていることが好ましい。
本発明は、凹溝の長手方向と直交する方向に長い線状柄が前記基板の表面に印刷により形成されているので、長手端部同士が隣接する建築板の突き合わせ部分と凹溝とが略平行に形成されることになり、長手端部の突き合わせ部分が凹溝と区別しにくくなって目立たないようにすることができると共に、短手端部同士が隣接する建築板の突き合わせ部分と線状柄とが略平行に形成されることになり、短手端部の突き合わせ部分が線状柄と区別しにくくなって目立たないようにすることができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示す一部を拡大した正面図である。 同上の(a)は正面図、(b)は断面図である。 同上の一部を示す写真である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本実施形態の建築板Aは、図2に示すように、基板1の表面全体に複数個の凸柄2を設けて形成されている。基板1は従来から建材として用いられているものであれば、特に限定なく用いることができる。基板1は、例えば、セメント硬化物で形成される窯業系基板、合板などの木質系基板、ステンレス鋼板などの金属系基板などを挙げることができる。基板1は正面視において略長方形に形成されている。
基板1の周端部には実部5,6が形成されている。基板1の一方(上側)の長手端部と一方の短手端部には実部5として受け実部が略全長にわたって形成されている。実部5の厚みは基板1の厚みの略半分に形成されている。また、実部5の幅寸法は後述の凸柄2の幅寸法と略同等に形成されている。また、実部5は基板1の裏面側寄りに形成されている。基板1の他方(下側)の長手端部と他方の短手端部には実部6として突実部が略全長にわたって形成されている。実部6の厚みは基板1の厚みの略半分に形成されている。また、実部6の幅寸法は後述の凸柄2の幅寸法と略同等に形成されている。また、実部6は基板1の表面側寄りに形成されている。
凸柄2は基板1の表面に突設されている。また、凸柄2は正面視において略長方形に形成されている。凸柄2の長手方向と基板1の長手方向は略平行に形成されている。また、複数個の凸柄2は基板1の長手方向と短手方向とに千鳥配置等で規則正しく並ぶようにして設けられている。長手端部同士が隣接する凸柄2,2の間には断面略V字状の凹溝3が形成されている。基板1の長手方向と略平行に長い凹溝3は基板1の一方の短手端部1cから他方の短手端部1dにまで連続して形成されている。また、短手端部同士が隣接する凸柄2,2の間には溝部7が形成されている。基板1の短手方向と略平行に長い溝部7は隣り合う凹溝3,3の間及び基板1の長手端部1a、1bに形成されている。溝部7は凹溝3と同様に断面略V字状に形成することができる。なお、本実施例では、凸柄2,2の短手端部同士間に溝部7が形成されている凹凸模様を示したが、凸柄2が基板1の長手方向の全長に渡って連続する、所謂ボーダー調の凹凸模様に形成されていてもよい。
また、凸柄2の表面は平坦ではなく、自然石の表面のような凸凹面で形成されている。さらに、凸柄2の高さは一定ではなく、ばらつくように形成されている。最も高い凸柄2と最も低い凸柄2の高さの差は0〜5mmにすることができる。このように基板1の表面には、凸柄2と凹溝3と溝部7からなる凹凸模様が形成されている。尚、凸柄2の長手方向の寸法は15〜3030mm、凸柄2の短手方向の寸法は15〜100mm、凸柄2の基板1の裏面からの高さ寸法は12〜50mm、凹溝3及び溝部7の深さ寸法は2〜20mm、凹溝3及び溝部7の開口部(基板1の表面での開口部分)の幅寸法は2〜15mmとすることができるが、これに限定されるものではない。
基板1の上記凹凸模様が形成されて表面には、凹溝3の長手方向と直交する方向に長い線状柄4が形成されている。線状柄4は基板1の短手方向に略連続するように形成されている。従って、線状柄4は直線であってもよいし、破線であってもよい。また、線状柄4は凸柄2の表面や側面に設けることができる。線状柄4は少なくとも基板1の短手端部1c、1dに沿って形成することができるが、それ以外の部分にも線状柄4を形成しても良い。また、一つの凸柄2に対して複数本の線状柄4を形成しても良い。この場合、少なくとも基板1の一方の長手端部1aに沿って形成された凸柄2には、複数本の線状柄4を形成することが好ましい。また、線状柄4は凹溝3や溝部7の底面にも形成することができる。従って、複数本の線状柄4が基板1の表面全体にわたって設けられることになる。これにより、短手端部1c,1d同士で隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分T2と線状柄4とが区別しにくくなる。
線状柄4の太さ、隣り合う線状柄4、4の間隔、線状柄4の色彩、線状柄4の連続性(直線か破線か)などの形態は、任意に設定することができる。線状柄4の太さは、例えば、0.1〜15mm、好ましくは0.3〜5mmに設定することができる。隣り合う線状柄4,4の間隔は、例えば、0〜20mm、好ましくは0.2〜8mmに設定することができる。線状柄4の色彩としては、突き合わせ部分と線状柄4とを区別しにくくするために、少なくとも一本以上に、黒灰色などの濃暗色を選択することが好ましい。また、線状柄4を破線で形成する場合、ドットの間隔は、例えば、0.1〜5mm、好ましくは0.3〜1mmに設定することができる。
一枚の建築板Aに形成される複数本の線状柄4は多種多様な形態を採用することができる。つまり、一本の線状柄4毎に太さや色彩を異ならせることもできるし、隣り合う線状柄4,4の間隔を部分的に広くしたり狭くしたりすることもできる。このように線状柄4の太さと、隣り合う線状柄4,4の間隔と、線状柄4の色彩のうちの少なくとも一つが不均一に形成されていることにより、隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分がより目立たないようにすることができる。
また、線状柄4の形態を容易に作成したり変更したりすることができるように、線状柄4はインクジェットプリンタで印刷して形成するのが好ましい。この場合、凸版や凹版などの印刷版を用いて印刷する場合に比べて、色変えや柄変えなどを容易に行うことができる。線状柄4をインクジェットプリンタで印刷する場合は、線状柄4の形態のデータをコンピュータなどの制御手段に入力し、このデータに基いて制御手段でインクジェットプリンタを制御して線状柄4を印刷することができる。
上記の建築板Aは、縦横に並設して施工することができる。縦方向で隣接する建築板A、Aは、長手端部1a、1b同士を突き合わせて施工する。また、縦方向で隣接する建築板A、Aは、上側の建築板Aの実部(突実部)6を下側の建築板Aの実部(受け実部)5の表面側に被せて施工する。横方向で隣接する建築板A、Aは、短手端部1c、1d同士を突き合わせて施工する。また、横方向で隣接する建築板A、Aは、一方の建築板Aの実部(突実部)6を他方の建築板Aの実部(受け実部)5の表面側に被せて施工する。
そして、図1に示すように、基板1の長手端部1aと他の基板1の長手端部1bが隣接するようにして上記の建築板Aと他の建築板Aとを配置し、隣接する長手端部1a、1b同士を突き合わせた場合には、突き合わせにより形成される建築板A、Aの境目(目地)と凹溝3とが区別しにくくなる。従って、縦方向で隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分T1が凹溝3により目立ちにくくなって、複数枚の建築板Aを並設して形成される建物の外観が損なわれにくくすることができる。
また、基板1の短手端部1cと他の基板1の短手端部1dが隣接するようにして上記の建築板Aと他の建築板Aとを配置し、隣接する短手端部1c、1d同士を突き合わせた場合には、突き合わせにより形成される建築板A、Aの境目(目地)と線状柄4とが区別しにくくなる。従って、横方向で隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分T2が線状柄4により目立ちにくくなって、複数枚の建築板Aを並設して形成される建物の外観が損なわれにくくすることができる。
図3に、四枚の建築板A、Aの突き合わせ部分の一例を写真で示す。このように縦横で隣接する建築板A、Aの突き合わせ部分は明確に視認することができないことが判る。尚、図3の建築板Aはインクジェット印刷により、その表面の意匠が多彩縦スジ調に形成されている。この多彩縦スジ調のテーマは「秋」で、秋に色づく紅葉や秋に作物や果実が実る様からイメージされるものである。また、多彩縦スジ調は、水平方向を強調した造形と、垂直方向に緻密で色と幅の違う細線が重なり合ったテキスタイル調の印刷絵柄を組み合わせた新感覚のデザインである。色合いは全体に赤みが強い印象を感じさせつつも、色合いや明るさの違う細かなディテール表現がソフトな印象を与えるものである。
なお、本実施例においては、基板1の周端部には実部5,6が形成されている基板1について示したが、これに限定されるものではなく、基板1の短手端部には実部が形成されていない基板であってもよいものである。この場合、隣り合う基板1,1の短手端部同士は、シリコン樹脂等のシーリング材を介して配置されるものであり、通常シーリング材の幅は8mm〜15mm程度に形成されているため、線状柄4の太さを8〜15mm、隣り合う線状柄4,4の間隔を0〜15mmとすることで、シーリング材を目立ち難くすることができるものである。
1 基板
3 凹溝
4 線状柄

Claims (2)

  1. 基板の表面にこの基板の長手方向と略平行に長い凹溝を有する建築板において、
    前記基板の表面は、前記凹溝と凸柄がそれぞれ複数形成されて凹凸模様が形成され、該複数の凸柄の高さは一定ではなく、ばらつくように形成され、
    前記凹溝の長手方向と直交する方向に長い線状柄が前記凸柄の表面及び側面並びに凹溝に設けられるように前記基板の表面全体に印刷により複数本形成され、
    前記複数本の線状柄の色彩は不均一に形成され、
    前記複数本の線状柄の少なくとも一本が濃暗色で形成されて成る
    ことを特徴とする建築板。
  2. 前記基板がその周端部に実部を有して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の建築板。
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