JP6584382B2 - 凹凸化粧板及びその製造方法 - Google Patents

凹凸化粧板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6584382B2
JP6584382B2 JP2016232882A JP2016232882A JP6584382B2 JP 6584382 B2 JP6584382 B2 JP 6584382B2 JP 2016232882 A JP2016232882 A JP 2016232882A JP 2016232882 A JP2016232882 A JP 2016232882A JP 6584382 B2 JP6584382 B2 JP 6584382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink layer
decorative board
ink
uneven
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016232882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017105187A (ja
Inventor
潤 青柳
潤 青柳
健一 巽
健一 巽
Original Assignee
壽工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 壽工業株式会社 filed Critical 壽工業株式会社
Publication of JP2017105187A publication Critical patent/JP2017105187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6584382B2 publication Critical patent/JP6584382B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、凹凸化粧板及びその製造方法に関し、更に詳しくは、凹部と凸部との段差が立体的に視認でき、触手でも立体感を認識でき、天然石、天然木、タイル等の対象物と同等の意匠性を有する凹凸化粧板及びその製造方法に関する。
建築物を装飾する建築材料として、天然石、天然木、タイル等が知られている。
これらの建築材料は、意匠性に優れるものの、生産性に乏しく、高価であるという欠点がある。
また、天然石や天然木においては、自然保護の観点から、入手も困難となっている。
これらのことから、近年、増加の傾向にあるプレハブ化、ユニット化された住宅に対しては、それらの建築材料の使用が敬遠される結果となっている。
これに対し、天然石、天然木、タイル等を対象物として、その模様が表面に描かれた、いわゆる化粧板が開発されている。
かかる化粧板は、安価で製造することができ、且つ、熟練の職人によらなくとも一般の大工職人が施工できることから、プレハブ化、ユニット化された住宅に対しての使用にも適しており、建築物の意匠性向上に貢献している。
このような、化粧板としては、例えば、基材と、この基材の表面に形成される下塗層と、この下塗層の表面に形成される受理層と、この受理層の表面にインクジェット印刷により形成される印刷層と、この印刷層の表面側に形成されるクリアー層と、無機塗料層と、機能性塗料層とを備える塗装建材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、これ以外にも、基板にエンボス加工により凹凸を設けてロールコーターで凸部を塗装してタイルを表現した化粧板や様々な印刷法により模様付けされた化粧板等も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−226913号公報 特許第3094119号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の塗装建材を含む従来の化粧板は、立体感が乏しく、意匠性が優れるとはいえない。特に、対象物である実際の天然石、天然木、タイル等と比較すると、その意匠性は極めて劣るものである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、凹部と凸部との段差を立体的に視認でき、触手でも立体感を認識でき、天然石、天然木、タイル等の対象物と同等の意匠性を有する凹凸化粧板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、基部上に凹部及び凸部を設け、立体感を視認できるように、凹部及び凸部それぞれに異なる配色のインク層を設けることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)板状の基部と、基部上に白色のUV硬化型インクにより形成された凸部と、凸部の間の空隙に形成される凹部と、を備え、凸部と凹部との段差は10μm以上であり、凸部は丸みを帯びており、凹部上には第1インク層が設けられており、凸部上には第2インク層が設けられており、第1インク層と第2インク層とは、立体感を視認できるように、異なる配色となっており、第1インク層のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分が、その他の部分よりも暗い配色となっており、第2インク層の上面には、インクジェットプリンターにより透明のUV硬化型インクを付与することで透明カバー層が設けられており、第1インク層の上面には、透明カバー層が設けられていない凹凸化粧板に存する。
本発明は、(2)基部が、繊維補強セメント板又はケイ酸カルシウム板よりなるものであり、且つ、湿気硬化型のイソシアネート樹脂、湿気硬化型のウレタン樹脂及び湿気硬化型のエポキシ系樹脂よりなる群から選択される少なくとも1つを含む下地材が施されたものである上記(1)記載の凹凸化粧板に存する。
本発明は、(3)基部が、鋼板パネルよりなるものであり、且つ、エポキシ樹脂を含む下地材が施されたものである上記(1)記載の凹凸化粧板に存する。
本発明は、(4)基部が、UV硬化型のエポキシ系樹脂又はUV硬化型のアクリル系樹脂よりなる目止材が施されたものである上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の凹凸化粧板に存する。
本発明は、(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の凹凸化粧板の製造方法であって、表面に凹凸を有する対象物の表面をスキャナーで読み込み、画像データを得る第1ステップと、画像データに対し、コンピュータを用いて画像処理を施し、凹部と凸部との差異が明確となるように区画した第1修正データ、及び、凹部と凸部とに配色した第2修正データ、を作成する第2ステップと、基部に対し、第1修正データに基づいて、インクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより凸部を形成する第3ステップと、基部に対し、第2修正データに基づいて、凹部及び凸部の上面にインクジェットプリンターを用いてそれぞれ模様を印刷し第1インク層及び第2インク層を形成する第4ステップと、を含み、第2修正データにおいて、第1インク層と、第2インク層とを異なる配色とし、インクジェットプリンターがUV硬化装置を備えるものである凹凸化粧板の製造方法に存する。
本発明は、(6)第2インク層の上面にインクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより透明カバー層を形成する第5ステップを更に含む上記(5)に記載の凹凸化粧板の製造方法に存する。
本発明は、(7)第2修正データにおいて、第1インク層のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分の第1インク層を、その他の部分の第1インク層よりも暗い配色とする上記(5)又は(6)に記載の凹凸化粧板の製造方法に存する。
本発明は、(8)第1ステップが、対象物に斜め上から光を照射し、陰影ができた状態で、表面をスキャナーで読み込み、画像データを得るステップである上記(5)〜(7)いずれか1つに記載の凹凸化粧板の製造方法に存する。


本発明の凹凸化粧板においては、基部上に凹部と凸部とを設けることにより、触手で立体感を認識することができる。
また、凹部及び凸部それぞれに異なる配色のインク層を設けることにより、凹部と凸部との段差を立体的に視認することができると共に、天然石、天然木、タイル等の実際の対象物と同等の意匠性を有するものとなる。
本発明の凹凸化粧板においては、凹部のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分のインク層を、その他の部分のインク層よりも暗い配色として、斜め上から光を照射しない場合でも陰影があるかの如く表現することにより、凹部と凸部との段差をより立体的に視認することが可能となる。
本発明の凹凸化粧板においては、凸部に設けられたインク層の上面に透明カバー層を設けることにより、更なる凹凸感及び実際の対象物に近い質感を付与することができる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、上述した、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ及び第4ステップを含むので、凹部と凸部との段差を立体的に視認でき、触手でも立体感を認識できる凹凸化粧板を製造することができる。
また、第1修正データに基づいて、凹凸感を付与し、第2修正データに基づいて、凹部上に設けられたインク層と、凸部上に設けられたインク層との配色を異なるものとすることにより、凹凸感と同調する模様を付与することができる。これにより、天然石、天然木、タイル等の実際の対象物と同等の意匠性を付与することができる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、上述した第5ステップを更に含むことにより、得られる凹凸化粧板に更なる凹凸感及び実際の対象物に近い質感を付与することができる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、第2修正データにおいて、凹部上に設けられたインク層のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分のインク層を、その他の部分のインク層よりも暗い配色として、斜め上から光を照射しない場合でも陰影があるかの如く表現することにより、得られる凹凸化粧板の凹部と凸部との段差をより立体的に視認することが可能となる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、第1ステップが、対象物に斜め上から光を照射し、陰影ができた状態で、表面をスキャナーで読み込み、画像データを得るステップである場合、陰影も描かれることになるので、得られる凹凸化粧板の凹部と凸部との段差をより立体的に視認することが可能となる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、インクジェットプリンターがUV硬化装置を備えることにより、生産性及び意匠性が向上する。
図1は、本発明に係る凹凸化粧板の一実施形態を模式的に示す断面図である。 図2は、本実施形態に係る凹凸化粧板に、斜め上から光を照射した状態を模式的に示す部分断面図である。 図3は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法を示すフローチャートである。 図4は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法に用いられるスキャナーを模式的に示す斜視図である。 図5(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてタイルを用いた場合の第1修正データを示す上面図である。 図5(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてタイルを用いた場合の第2修正データを示す上面図である。 図6(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてうずくり加工された杉材(天然木)を用いた場合の第1修正データを示す上面図である。 図6(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてうずくり加工された杉材(天然木)を用いた場合の第2修正データを示す上面図である。 図7(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてインド砂岩(天然石)を用いた場合の第1修正データを示す上面図である。 図7(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてインド砂岩(天然石)を用いた場合の第2修正データを示す上面図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明に係る凹凸化粧板は、天然石、天然木、タイル等を対象物とし、当該対象物の表面の模様が描かれた化粧板である。
図1は、本発明に係る凹凸化粧板の一実施形態を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る凹凸化粧板1は、板状の基部10と、該基部10上に設けられた凹部11及び凸部12と、凸部12の上面に設けられた透明カバー層15とを備える。
そして、凹部11上には、インク層13a(以下便宜的に「第1インク層」ともいう。)が設けられており、凸部12上には、インク層13b(以下便宜的に「第2インク層」ともいう。)が設けられている。すなわち、第1インク層13aは、基部10上に直接設けられており、第2インク層13bは、凸部12と透明カバー層15との間に設けられている。
本実施形態に係る凹凸化粧板1においては、基部10上に凹部11と凸部12とが設けられているので、触手で立体感を認識することができる。
また、凹部11上の第1インク層13aと、凸部12上の第2インク層13bとが互いに異なる配色となっているので、凹部11と凸部12との段差を立体的に視認することができる。
このとき、凹凸感と、それに同調する模様とを付与することができるので、凹凸化粧板1は、天然石、天然木、タイル等の実際の対象物と同等の意匠性を有するものとなる。
以下、各構成について更に詳細に説明する。
基部10としては、繊維補強セメント板(フレキシブルボード)、ケイ酸カルシウム板等の窯業系基材、鋼板パネル等の金属板等の板状体が好適に用いられる。
ここで、基部10には、プライマー、シーラー、サーフェーサー、バインダー等の下地材や目止材等が施されていてもよい。
例えば、基部10が窯業系基材である場合は、基部補強及びアルカリ止めの観点から、下地材として、湿気硬化型のイソシアネート樹脂、湿気硬化型のウレタン樹脂又は湿気硬化型のエポキシ系樹脂等を主成分とするシーラーを採用することが好ましい。
また、基部10が金属板である場合は、下地材として、エポキシ樹脂プライマーを採用することが好ましい。
一方、基部10の表面を平滑にする観点から、UV硬化型のエポキシ系樹脂又はUV硬化型のアクリル系樹脂をバインダーとした目止材を採用することが好ましい。
なお、これらは、単独で施されていてもよく、複数を併用してもよい。
凹部11は、基部10上の隣り合う凸部12同士の間の空隙の部分である。
凹部11においては、第1インク層13aが設けられている。なお、第1インク層13aは、上述したように、第2インク層13bとは、異なる配色となっている。
ここで、第1インク層13aに用いられるインクは、特に限定されず、公知のものを適宜採用することができる。例えば、UV硬化樹脂と、色材と、助剤とからなるインクが挙げられる。
図2は、本実施形態に係る凹凸化粧板に、斜め上から光を照射した状態を模式的に示す部分断面図である。
図2に示すように、凹部11においては、第1インク層13aのうち、凹凸化粧板1の斜め上に光源Lを設け、凹凸化粧板1に対し、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分のインク層13a1が、その他の部分のインク層13a2よりも暗い配色となっている。すなわち、この場合、第1インク層13aは、インク層13a2と、それより明度が低い配色のインク層13a1とからなることになる。これにより、凹凸化粧板1を見たとき、斜め上から光を照射しない場合でも陰影があるかの如く表現されているので、凹部11と凸部12との段差をより立体的に視認することが可能となる。
図1に戻り、凸部12は、基部10の上面に部分的に設けられる。
凸部11は、後述するように、白色のUV硬化型インクを付与することにより形成される。なお、白色のUV硬化型インクは、特に限定されず、公知のものを適宜採用することができる。例えば、UV硬化樹脂と、白色の色材と、助剤とからなるインクが挙げられる。
ここで、凹部11と凸部12との段差をより明確にする観点から、凸部11の厚みは、10μm以上であることが好ましい。
凸部12においては、その上面に、第2インク層13bが設けられている。なお、第2インク層13bは、上述したように、第1インク層13aとは、異なる配色となっている。
ここで、第2インク層13に用いられるインクは、特に限定されず、公知のものを適宜採用することができる。例えば、UV硬化樹脂と、色材と、助剤とからなるインクが挙げられる。
透明カバー層15は、凸部12に設けられた第2インク層13bの上面に設けられる。なお、凹部11に設けられた第1インク層13aの上面には透明カバー層を設けない。このことにより、凹部11及び凸部12に更なる凹凸感、及び、凸部12の表面に実際の対象物に近い質感を付与することができる。
具体的には、透明カバー層15により、第2インク層13bに光沢や艶消しを付与することができる。これにより、例えば、対象物としてタイルを選択した場合、凸部12にタイルの質感を表現することも可能となる。
かかる透明カバー層15としては、透明のUV硬化型インクを付与することにより、形成される。なお、透明のUV硬化型インクは、特に限定されず、公知のものを適宜採用することができる。例えば、UV硬化樹脂と、艶消し材と、助剤とからなるインクが挙げられる。
次に、凹凸化粧板の製造方法について説明する。
図3は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法を示すフローチャートである。
図3に示すように、本実施形態に係る凹凸化粧板1の製造方法は、表面に凹凸を有する対象物の表面をスキャナーで読み込み、画像データを得る第1ステップS1と、画像データに対し、コンピュータを用いて画像処理を施し、凹部11と凸部12との差異が明確となるように区画した第1修正データ、及び、凹部11と凸部12とに配色した第2修正データ、を作成する第2ステップS2と、基部10に対し、第1修正データに基づいて、インクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより凸部12を形成する第3ステップS3と、基部10に対し、第2修正データに基づいて、凹部11及び凸部12の上面にインクジェットプリンターを用いてそれぞれ模様を印刷しインク層13a,13bを形成する第4ステップS4と、凸部12に設けられたインク層13bの上面にインクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより透明カバー層15を形成する第5ステップS5とを含む。
以下、各ステップについて、更に詳細に説明する。
まず、第1ステップS1においては、表面に凹凸を有する天然石、天然木、タイル等の対象物の表面をフルカラーのスキャナーで読み込み、画像データを得る。
図4は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法に用いられるスキャナーを模式的に示す斜視図である。
図4に示すように、第1ステップS1においては、例えば、対象物としてタイルTを用いた場合、タイルTの表面をスキャナー50により画像データとして読み取る。
このとき、スキャナー50には、下面に光源が設けられた照明52が設けられており、当該照明52から光を照射すると共に、タイルTをスライドさせ、タイルTの表面の凹凸に陰影ができた際に、その表面を照明52に設けられたスリット53を介して、照明52の上方に取り付けられたカメラ51で撮影するようになっている。これにより、得られる画像データは、陰影も撮影されることになるので、後のステップにおいて、凹凸化粧板の凹部11と凸部12との段差をより立体的に表現することが可能となる。
次に、第2ステップS2においては、第1ステップS1で得られた画像データに対し、コンピュータを用いて画像処理を施す。なお、画像処理は、公知のソフトを用いて適宜行うことができる。
図5(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてタイルを用いた場合の第1修正データを示す上面図であり、図5(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてタイルを用いた場合の第2修正データを示す上面図である。
図5(a)に示すように、第1修正データにおいては、画像データに基づいて、凸部12となる部分を白抜きとし、凹部11となる部分を黒で示すことにより、凹部11と凸部12とを区画している。
一方、図5(b)に示すように、第2修正データにおいては、画像データに基づいて、陰影した部分を含む凹部11と、凸部12とにそれぞれ配色している。
このとき、凹部11及び凸部12は、互いに異なる配色とする。
また、凹部11の深さに応じて暗く(明度が低く)なるように配色し、且つ、陰影ができる部分が、その他の部分よりも暗く(明度が低く)なるように配色する。これにより、得られる凹凸化粧板の凹部11と凸部12との段差をより立体的に視認することが可能となる。
そして、第3ステップS3においては、基部10に対し、第1修正データに基づいて、凸部12となる部分に、インクジェットプリンターを用いて白色のUV硬化型インクを印刷する。なお、凹部11となる部分には、印刷しない。
これにより、凹部11及び凸部12が形成される。なお、このとき、インクのドットの密度を変えること及び印刷回数(ノズルのパス数)を増やすことにより、凸部12の高さを高くすることができる。
ここで、基部10には、上述したように、下地材や目止材が施されていてもよい。
基部10に下地材を付与する方法としては、特に限定されないが、例えば、ロールコーターが用いられ、基部10に目止材を付与する方法としては、特に限定されないが、例えば、リバースコーターが用いられる。
なお、基部10に下地材や目止材を付与した後は、サンドペーパー等で研磨を行い、表面に研磨スジを設けることが好ましい。この場合、インクとの接触面積が増えるので、インクの付着力が大きくなる。
本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、用いるインクジェットプリンターは、UV硬化装置を備えている。
また、インクジェットプリンターによりUV硬化型インクが吐出された後、UV硬化装置により直ちに硬化されるため、UV硬化型インクを半球形の状態で硬化させることができる。そうすると、凸部12の端部は、丸みを帯び、上面視で直線の部分であっても、出入りのある直線とすることができる。このことにより、例えば、対象物がタイルである場合、実際のタイルの独特の風合いを表現することが可能となる。
次に、第4ステップS4においては、第3ステップS3を施した後、基部10に対し、第2修正データに基づいて、凹部11及び凸部12の上面にインクジェットプリンターを用いてそれぞれ模様を印刷し第1インク層13a及び第2インク層13bを形成する。
本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法においては、第3ステップS3を行うことにより、凹凸感が付与され、第4ステップS4を行うことにより、配色が異なる、凹部11上に設けられた第1インク層13aと、凸部12上に設けられた第2インク層13bとが形成されるので、第3ステップS3及び第4ステップS4により、凹凸感と同調する模様を付与することができる。これにより、天然石、天然木、タイル等の実際の対象物と同等の意匠性を付与することが可能となる。
そして、第5ステップS5において、凸部12に設けられた第2インク層13bの上面に、インクジェットプリンターを用いて透明のUV硬化型インクを印刷し、硬化させる。
これにより、透明カバー層15が形成され、凹凸化粧板が得られる。 かかる第5ステップS5を行うことにより、得られる凹凸化粧板に更なる凹凸感及び実際の対象物に近い質感を付与することができる。
本発明の凹凸化粧板の製造方法においては、上述した、第1ステップS1、第2ステップS2、第3ステップS3、第4ステップS4及び第5ステッS5を含むので、凹部11と凸部12との段差を立体的に視認でき、触手でも立体感を認識できる凹凸化粧板を製造することができる。
また、対象物として天然石を用いる場合は、凹部11と模様とを同調させることができ、対象物として天然木を用いる場合は、光沢差により、微細な導管孔を表現することができ、対象物としてタイルを用いる場合は、エッジ部及びコーナー部に丸みを帯びさせ、タイル間のラインは出入りのある直線状とし、更には、タイル表面の光沢感と艶消しとのコントラストを表現することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る凹凸化粧板1は、板状の基部10と、該基部10上に設けられた凹部11及び凸部12と、凸部12の上面に設けられた透明カバー層15とを備えているが、透明カバー層15は必ずしも必須の構成ではない。
本実施形態に係る凹凸化粧板1の製造方法においては、第1ステップS1、第2ステップS2、第3ステップS3、第4ステップS4及び第5ステッS5を含んでいるが、第5ステップS5は必ずしも必須のステップではない。
本実施形態に係る凹凸化粧板1の製造方法においては、対象物としてタイルTを用いているが、これに限定されない。
例えば、タイルTの代わりに、天然石や天然木を用いることができる。
図6(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてうずくり加工された杉材(天然木)を用いた場合の第1修正データを示す上面図であり、図6(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてうずくり加工された杉材(天然木)を用いた場合の第2修正データを示す上面図である。
また、図7(a)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてインド砂岩(天然石)を用いた場合の第1修正データを示す上面図であり、図7(b)は、本実施形態に係る凹凸化粧板の製造方法において、対象物としてインド砂岩(天然石)を用いた場合の第2修正データを示す上面図である。
天然石や天然木を用いる場合は、上述したタイルTの第1修正データ及び第2修正データの代わりに、これらの第1修正データ及び第2修正データを用いればよい。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
タイル調凹凸化粧板について説明する。
基部として91cm×182cm×6mmのケイ酸カルシウム板(商品名:ハイラック、株式会社エーアンドエーマテリアル製)を準備した。
そして、基部に対し、下地材を施した。下地材としては、湿気硬化ウレタンシーラー(商品名:W−004、DIC株式会社製)を、専用シンナーで100%希釈してスポンジロールコーターで裏面44g/m、表面を88g/mとなるように付与した。
1日放置した後、リバースロールコーターでUV硬化の目止材(商品名:SKS−WP−050、DIC株式会社製)を100g/m付与し、光量250〜350MJ/cmの条件でUV照射を行った。
そして、2連式ワイドベルトサンダーに#200と#240のサンドペーパーを装着して表面をサンディングした。
次に、図4に示すようなスキャナー(商品名:METIS DRS 2000 DCS、株式会社メティス製)を用いて、照明の下、タイルをスキャニングして、図5(a)に示すような第1修正データと、図5(b)に示すような第2修正データとを作製した。
次に、インクジェットプリンター(商品名:JFX200−2513、株式会社ミマキエンジニアリング製)を用いて印刷を行った。
まずは、下地材を施したケイ酸カルシウム板を正確に位置決めして静置した後、第2修正データに基づいて、タイル部分に、白色のUV硬化型インクを印刷し、凸部を形成した。なお、印刷は2回行った。
次に、第2修正データに基づいて、全体(目地部分及びタイル部分)に模様の印刷を行った。
そして、第1修正データに基づいて、凸部に透明のUV硬化型インクを印刷し、透明カバー層を形成した。
なお、透明カバー層は、透明のUV硬化型インクがインクジェットプリンターのインキ噴出ノズルから噴出され着弾した際に、各々のドットがフローしてレベリングして鏡面が形成できるようなレベリング性を保有しており、且つ、端部が丸みを帯びて硬化する性能を保有している。
こうして、タイル調凹凸化粧板を得た。
得られたタイル調凹凸化粧板は、手で触ると目地とタイルの凹凸が感じられ、目視によっても陰影により凹凸感が強調されて見えるものであった。
また、タイル面には光沢が付与されており、コーナー部及びエッジ部には丸みを持たせているので、質感が十分に表現されており、実際のタイルと同等の意匠性を有するものであった。
(実施例2)
天然木調凹凸化粧板について説明する。
基部として91cm×182cm×3mmのフレキシブルボード(商品名:ハイバーム、株式会社ノザワ製)を準備した。
そして、基部に対し、実施例1と同様にして、下地材を施した。なお、下地材の付与量は、ケイ酸カルシウム板の重量の30〜50%であった。
次に、図4に示すようなスキャナーを用いて、照明の下、うずくり加工された杉材をスキャニングし、コンピュータの画像処理ソフトを用いて、図6(a)に示すような第1修正データと、図6(b)に示すような第2修正データとを作製した。
そして、実施例1と同様にして、インクジェットプリンターを用いて印刷を行った。
まずは、下地材を施したフレキシブルボードを正確に位置決めして静置した後、第2修正データに基づいて、天然木の導管、節穴、うずくり加工等の凹部以外の部分に、白色のUV硬化型インクを印刷し、凸部を形成した。なお、印刷は2回行った。
次に、第2修正データに基づいて、全体に模様の印刷を行った。
そして、第1修正データに基づいて、凸部に透明のUV硬化型インクを印刷し、透明カバー層を形成した。
こうして、天然木調凹凸化粧板を得た。
得られた天然木調凹凸化粧板は、手で触ると目地とタイルの凹凸が感じられ、目視によっても陰影により凹凸感が強調されて見えるものであった。
また、うずくり加工された年輪、節、導管孔、導管等の窪みの模様が、凹部と同調しており、実際の天然木と同等の意匠性を有するものであった。
(実施例3)
天然石調凹凸化粧板について説明する。
基部として91cm×182cm×22mmの焼き付け塗装された金属板(商品名:イソバンド、日鉄住金鋼板株式会社製)を準備した。
そして、基部に対し、下地材を施した。下地材としては、エポキシ樹脂プライマー (商品名:シーラーエポ、フジワラ化学株式会社製)を主剤とし、主剤:硬化剤=1:1で配合してスポンジロールコーターで50g/m付与した。
次に、図4に示すようなスキャナーを用いて、照明の下、インド砂岩をスキャニングして、コンピュータの画像処理ソフトを用いて、図7(a)に示すような第1修正データと、図7(b)に示すような第2修正データとを作製した。
そして、実施例1と同様にして、インクジェットプリンターを用いて印刷を行った。
まず、下地材を施した金属板を正確に位置決めして静置した後、第2修正データに基づいて、白色のUV硬化型インクを印刷し、凸部を形成した。なお、印刷は2回行った。
次に、第2修正データに基づいて、全体に模様の印刷を行った。
そして、第1修正データに基づいて、凸部に透明のUV硬化型インクを印刷し、透明カバー層を形成した。
こうして、天然石調凹凸化粧板を得た。
得られた天然石調凹凸化粧板は、手で触ると目地とタイルの凹凸が感じられ、目視によっても陰影により凹凸感が強調されて見えるものであった。
また、凹部とその模様が同調しており、実際の天然石と同等の意匠性を有するものであった。
本発明の凹凸化粧板は、プレハブ化、ユニット化した住宅、また、この他にも一般住宅、公共施設、ビル、マンション等の建築物を装飾する建築材料として利用することができる。
また、機能性、耐久性を必要としない段ボール、発泡スチロール等の装飾品として応用することも可能である。
本発明の凹凸化粧板によれば、凹部と凸部との段差を立体的に視認でき、触手でも立体感を認識でき、天然石、天然木、タイル等の対象物と同等の意匠性を表現することができる。
また、使い勝手がよく、タイル職人等、特殊な技能を必要としなくても施工することが可能である。
1・・・凹凸化粧板
10・・・基部
11・・・凹部
12・・・凸部
13a・・・第1インク層(インク層)
13a1,13a2・・・インク層
13b・・・第2インク層(インク層)
15・・・透明カバー層
50・・・スキャナー
51・・・カメラ
52・・・照明
53・・・スリット
L・・・光源
S1・・・第1ステップ
S2・・・第2ステップ
S3・・・第3ステップ
S4・・・第4ステップ
S5・・・第5ステップS5
T・・・タイル

Claims (8)

  1. 板状の基部と、
    該基部上に白色のUV硬化型インクにより形成された凸部と、
    該凸部の間の空隙に形成される凹部と
    を備え、
    前記凸部と前記凹部との段差は10μm以上であり、
    前記凸部は丸みを帯びており、
    前記凹部上には第1インク層が設けられており、
    前記凸部上には第2インク層が設けられており、
    前記第1インク層と前記第2インク層とは、立体感を視認できるように、異なる配色となっており、
    前記第1インク層のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分が、その他の部分よりも暗い配色となっており、
    前記第2インク層の上面には、インクジェットプリンターにより透明のUV硬化型インクを付与することで透明カバー層が設けられており、
    前記第1インク層の上面には、該透明カバー層が設けられていない凹凸化粧板。
  2. 前記基部が、繊維補強セメント板又はケイ酸カルシウム板よりなるものであり、且つ、湿気硬化型のイソシアネート樹脂、湿気硬化型のウレタン樹脂及び湿気硬化型のエポキシ系樹脂よりなる群から選択される少なくとも1つを含む下地材が施されたものである請求項1記載の凹凸化粧板。
  3. 前記基部が、鋼板パネルよりなるものであり、且つ、エポキシ樹脂を含む下地材が施されたものである請求項記載の凹凸化粧板。
  4. 前記基部が、UV硬化型のエポキシ系樹脂又はUV硬化型のアクリル系樹脂よりなる目止材が施されたものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の凹凸化粧板。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の凹凸化粧板の製造方法であって、
    表面に凹凸を有する対象物の表面をスキャナーで読み込み、画像データを得る第1ステップと、
    前記画像データに対し、コンピュータを用いて画像処理を施し、前記凹部と前記凸部との差異が明確となるように区画した第1修正データ、及び、前記凹部と前記凸部とに配色した第2修正データ、を作成する第2ステップと、
    前記基部に対し、前記第1修正データに基づいて、前記インクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより前記凸部を形成する第3ステップと、
    前記基部に対し、前記第2修正データに基づいて、前記凹部及び前記凸部の上面に前記インクジェットプリンターを用いてそれぞれ模様を印刷し前記第1インク層及び前記第2インク層を形成する第4ステップと、
    を含み、
    前記第2修正データにおいて、前記第1インク層と、前記第2インク層とを異なる配色とし、
    前記インクジェットプリンターがUV硬化装置を備えるものである凹凸化粧板の製造方法。
  6. 前記第2インク層の上面にインクジェットプリンターを用いてUV硬化型インクを印刷し、硬化させることにより前記透明カバー層を形成する第5ステップを更に含む請求項記載の凹凸化粧板の製造方法。
  7. 前記第2修正データにおいて、前記第1インク層のうち、斜め上から光を照射した場合に、陰影ができる部分の第1インク層を、その他の部分の第1インク層よりも暗い配色とする請求項又はに記載の凹凸化粧板の製造方法。
  8. 前記第1ステップが、前記対象物に斜め上から光を照射し、陰影ができた状態で、表面をスキャナーで読み込み、画像データを得るステップである請求項〜7いずれか1項に記載の凹凸化粧板の製造方法。
JP2016232882A 2015-12-02 2016-11-30 凹凸化粧板及びその製造方法 Active JP6584382B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015236135 2015-12-02
JP2015236135 2015-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017105187A JP2017105187A (ja) 2017-06-15
JP6584382B2 true JP6584382B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=59059279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016232882A Active JP6584382B2 (ja) 2015-12-02 2016-11-30 凹凸化粧板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6584382B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7057559B2 (ja) * 2018-01-19 2022-04-20 凸版印刷株式会社 化粧板、化粧板の製造方法
CN109181562B (zh) * 2018-07-30 2021-04-02 佛山市顺德区宝丽马彩膜板业科技有限公司 一种多功能且环保的仿木装饰膜及其生产方法
JP2020131467A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 東洋製罐株式会社 印刷基体及びその製造方法
JP7387991B2 (ja) * 2019-03-18 2023-11-29 Toppanホールディングス株式会社 化粧シート及び化粧板
CN112976855B (zh) * 2019-12-13 2022-06-03 佛山希望数码印刷设备有限公司 装饰板数码裂纹效果的制作工艺及其板结构与制备系统

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092542A (ja) * 1983-10-24 1985-05-24 松下電工株式会社 浮造り化粧板およびその製法
JP2698309B2 (ja) * 1993-07-12 1998-01-19 大建工業株式会社 建築用化粧板の塗装方法
JP3809702B2 (ja) * 1997-05-23 2006-08-16 凸版印刷株式会社 無機系化粧板の製造方法
JP3238107B2 (ja) * 1997-08-29 2001-12-10 ニチハ株式会社 建築板
JPH11151769A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材及びその製造方法
JP2007021833A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Yoshida Industry Co Ltd 加飾方法およびその加飾方法により加飾された加飾製品
JP4925167B2 (ja) * 2006-02-22 2012-04-25 パナソニック株式会社 化粧板の作成方法
JP2011037025A (ja) * 2009-08-06 2011-02-24 Panasonic Electric Works Co Ltd インクジェット記録装置用の紫外線照射装置
JP2013230625A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Mimaki Engineering Co Ltd 印刷方法および印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017105187A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6584382B2 (ja) 凹凸化粧板及びその製造方法
US9290040B2 (en) Methods for manufacturing panels and panel
RU2402427C2 (ru) Панель пола и способ ее изготовления
US11987994B2 (en) Floor panel and method for manufacturing a floor panel
US8784587B2 (en) Fibre based panels with a decorative wear resistance surface
US8153234B2 (en) Floor panel and method for manufacturing a floor panel
JP6103786B2 (ja) 印刷材料及び直接印刷された装飾的パネルを製造する方法
ES2661954T3 (es) Procedimiento para la fabricación de un panel de pared o de piso decorado
KR20210155389A (ko) 장식용 패널 및 이러한 장식용 패널을 생산하는 방법
US11643822B2 (en) Decorative surface covering element, surface covering element covering, and method of producing such a decorative surface covering element
WO2019189570A1 (ja) 化粧材
US20150275528A1 (en) Method for working a useful surface of a floor covering
JP2016078338A (ja) 木質建材および木質建材の製造方法
JP2007031995A (ja) 木質系床材
JP5933933B2 (ja) 外装材及びその設置構造
JP4765471B2 (ja) エンボス化粧板
RU2819092C2 (ru) Напольная панель, имеющая текстурные зоны на верхней стороне
JP2014195915A (ja) 化粧板
JP2021079654A (ja) 樹脂積層体
JP6855000B2 (ja) 天然木調化粧繊維強化セメント板及びその製造方法
KR101091477B1 (ko) 코팅된 종이의 케미칼 엠보싱 방법
JP2020001338A (ja) プリント物、光沢付与方法およびプリント物の製造方法
JP2019132013A (ja) 化粧建築材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6584382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250