JP5882588B2 - インダクタ部品および電子装置 - Google Patents
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Description
性傾斜部の幅方向における形成領域が、コイル導体が形成された領域の幅方向における形成領域の少なくとも一部に重なっている。
図1〜図3に示されているように、本発明の第1の実施形態における電子装置は、インダクタ部品1と、インダクタ部品1の下方に設けられたIC素子2とを含んでいる。インダクタ部品1およびIC素子2は、例えば電子部品モジュールの構成部材の一つである回路基板3上に実装される。
O4のうちの少なくとも1種類であることが好ましい。
層113を含んでいる。図2において、第1の層111〜第3の層113の界面は、仮想の二点鎖
線によって示されている。第2の層112は、第1の層111の上に積層されており、第3の層113は、第2の層112の上に積層されている。磁性脚部12は、矩形の枠形状を有しており、平面透視において磁性基体部11の中心部を囲む周辺部に重なるように設けられている。
第1のコイルパターン131と第2の層112の上面に形成された第2のコイルパターン132と
を含んでいる。第1のコイルパターン131および第2のコイルパターン132は、磁性基体部11の第2の層112に設けられたビア導体によって電気的に接続されている。図1において
、第1のコイルパターン131および第2のコイルパターン132の電気的な接続関係が点線によって示されている。
カレンダーロール法等によって製造される。積層体は、一部のフェライトグリーンシートにコイルパターンが形成されている複数のフェライトグリーンシートを含んでいる。コイルパターンは、銅(Cu),銀(Ag),金(Au)または銀合金等の金属粉末に適用な有機バインダおよび溶剤が混練された導体ペーストを、スクリーン印刷法またはグラビア印刷法等によってフェライトグリーンシートの表面に塗布することによって形成される。
成前の磁性脚部412の間に嵌め込む方法である。成形体415は、例えばプレス成形によって形成される。成形体415は、焼成によって焼成前の磁性基体部411および焼成前の磁性脚部412と一体化されるとともに、磁性傾斜部15となる。
部分および磁性傾斜部615をグリーンシートの打抜き加工によって形成する方法である。
この形成方法は、上金型601に比べて下金型602の開口の方が大きい金型を用いることによって行われる。この金型を用いてグリーンシートを打ち抜くことによって、傾斜面615a
を有する磁性傾斜部が形成される。図6(b)に示されているように、焼成前の磁性基体部611、磁性脚部612および磁性傾斜部615を積層して焼成することによって磁性構造体が
形成される。なお、図6(b)に示された各部材を焼成した後にそれら部材を接合する方法でもよい。
ンダクタ特性が向上され、また、IC素子の動作の信頼性が向上されている。
図14〜図16を参照して、本発明の第2の実施形態における電子装置について説明する。本実施形態の電子装置において、第1の実施形態における電子装置と異なる構成は、第1の実施形態における枠形状の磁性脚部12に代えて直線状の複数の磁性部材22aおよび22bから成る磁性脚部22を有しており、複数の磁性傾斜部25を有していることである。その他の構成は、第1の実施形態における電子装置と同様である。
形状の磁性基体部11の左側の辺11aおよび右側の辺11bに沿って配置されている。
挟まれた空間14に設けられていることによって、本実施形態における電子装置は、IC素子2によって発生された熱が複数の磁性部材22aおよび22bの間から放散されて放熱性に関して向上されている。
図17を参照して、第1および第2の実施形態の他の例1を第1の実施形態の変形例として説明する。この他の例1は、第2の実施形態にも適用され得る。他の例1の電子装置において、コイル導体13は、同一平面上において複数周巻かれている。例えば、第1のコイルパターン131は、第1の層111の上面において2周巻かれており、第2のコイルパターン132は、第2の層112の上面において2周巻かれている。
図18を参照して、第1および第2の実施形態の他の例2を第1の実施形態の変形例として説明する。この他の例2は、第2の実施形態にも適用され得る。他の例2の電子装置において、磁性脚部12は、段差部121を有している。IC素子2は、磁性基体部11の下面に
接合されて、磁性脚部12の段差部121に形成された導体パッドにボンディングワイヤによ
って電気的に接続されている。
図19を参照して、第1および第2の実施形態の他の例3を第1の実施形態の変形例として説明する。この他の例3は、第2の実施形態にも適用され得る。他の例3の電子装置において、基体部11の第1の層111〜第3の層113は、部分的に異なる透磁率を有している。具体的には、複数のコイルパターン131および132間の第2の層112の透磁率が、第2の層112を挟んでいる第1の層111および第3の層113の透磁率よりも低い。上下方向に位置する複数のコイルパターン131および132間では磁束の方向が異なり打ち消し合うため、第2の層112の透磁率を低くすることで、磁束の打ち消し合う力を弱めることができ、重畳特性
を向上させることができる。
11 磁性基体部
12 磁性脚部
13 コイル導体
14 空間
15 磁性傾斜部
15a 傾斜面
2 IC素子
3 回路基板
Claims (3)
- 板状の磁性基体部と、
平面透視において前記磁性基体部の中心部を囲むような形状を有しており、前記磁性基体部に埋設されたコイル導体と、
前記磁性基体部の下面に、平面透視において前記中心部を囲む周辺部に重なるように設けられた磁性脚部と、
前記磁性基体部の下面および前記磁性脚部の内側側面によって囲まれた空間において前記磁性基体部の前記下面および前記磁性脚部の前記内側側面に接して設けられており、前記磁性基体部の前記下面から前記磁性脚部の前記内側側面にかけて設けられた傾斜面を有している磁性傾斜部とを備えており、
平面透視において、前記磁性傾斜部の幅方向における形成領域が、前記コイル導体が形成された領域の幅方向における形成領域の少なくとも一部に重なっていることを特徴とするインダクタ部品。 - 前記磁性傾斜部は、前記磁性基体部よりも高い透磁率を有していることを特徴とする請求項1記載のインダクタ部品。
- 請求項1または請求項2に記載されたインダクタ部品と、
該インダクタ部品の前記磁性基体部の前記下面および前記磁性脚部の前記内側側面によって囲まれた前記空間に設けられたIC素子とを備えていることを特徴とする電子装置。
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