JP5881533B2 - シート貼付装置 - Google Patents

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本発明は、シート貼付装置に係り、更に詳しくは、被着体に少なくとも2枚の接着シートを貼付することができるシート貼付装置に関する。
従来より、被着体にラベル等の接着シートを貼付するシート貼付装置が広く利用されるに至っており、かかるシート貼付装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1のシート貼付装置は、被着体を搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送方向に並設されて接着シートを貼付可能な2体の貼付機とを備え、被着体を搬送手段の搬送方向上流側から下流側に搬送する途中で、搬送方向上流側の貼着機で被着体に1枚目の接着シートを貼付した後、被着体を更に下流側に搬送し、搬送方向下流側の貼着機で2枚目の接着シートを貼付するように構成されている。各貼付機は、接着シートを繰り出し可能な繰出手段と、繰り出された接着シートを被着体に押圧する押圧手段とをそれぞれ備えている。
特許文献2のシート貼付装置は、第1接着シートを繰り出す第1繰出手段と、第2接着シートを繰り出す第2繰出手段と、繰り出された第1及び第2接着シートを吸着保持後、シリンダの作動によって被着体に押圧可能な押圧手段とを備えて構成されている。
特開2007−153346号公報 特開2009−67441号公報
しかしながら、特許文献1のシート貼付装置では、繰出手段と同数の押圧手段が必要となり、装置の大型化や構成の複雑化を招来する、という不都合がある。
また、引用文献2のシート貼付装置は、第1及び第2接着シートをそれぞれ貼付するため、押圧手段でシリンダを作動し、第1接着シートを被着体に押圧する動作と、第2接着シートを吸着保持する位置に戻す動作と、第2接着シートを被着体に押圧する動作との3つの動作が不可欠となる。このため、同文献のシート貼付装置では、単位時間当たりに接着シートを貼付する貼付能力が低くなる、という不都合を生じる。
[発明の目的]
本発明の目的は、装置の大型化や構成の複雑化を防止でき、且つ、単位時間当たりに複数枚の接着シートを貼付する貼付能力を向上させることができるシート貼付装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、第1接着シートを第1繰出方向に繰り出す第1繰出手段と、第2接着シートを第2繰出方向に繰り出す第2繰出手段と、これら第1及び第2繰出手段から繰り出された第1及び第2接着シートを所定の押圧位置で被着体の被着面に押圧して貼付する押圧手段と、前記押圧手段と前記被着体とを相対移動させる移動手段とを備えたシート貼付装置であって、前記被着面に平行で前記相対移動方向に直交する直交方向からの側面視野において、前記第1繰出方向と第2繰出方向とが相互に接近する対向配置とされ、前記押圧手段は、単一とされ、前記移動手段は、往路方向及び当該往路の逆方向の復路方向に前記相対移動が可能に設けられ、前記押圧手段は、前記移動手段が往路方向に前記相対移動を行うときに前記第1接着シートを前記被着面に貼付可能に設けられるとともに、前記移動手段が復路方向に前記相対移動を行うときに前記第2接着シートを前記被着面に貼付可能に設けられる、という構成を採っている。
本発明において、前記被着体と前記第1繰出手段又は第2繰出手段とを前記被着面に平行で前記相対移動方向に直交する方向に相対移動可能な幅方向調整手段を備える、という構成を採るとよい。
更に、本発明の貼付方法は、第1繰出手段と被着体とが往路方向に相対移動するときに、当該第1繰出手段で第1繰出方向に繰り出した第1接着シートを所定の押圧位置で被着体の被着面に押圧して貼付する工程と、第2繰出手段と被着体とが前記往路の逆方向である復路方向に相対移動するときに、当該第2繰出手段で第2繰出方向に繰り出した第2接着シートを前記押圧位置で前記被着面に押圧して貼付する工程とを行う、という方法を採っている。
本発明によれば、第1繰出手段から繰り出された第1接着シートと、第2繰出手段から繰り出された第2接着シートとを単一の押圧手段により同じ押圧位置で貼付することができ、繰出手段と同数の押圧手段を設置する場合に比べ、装置の大型化や構成の複雑化を防止することが可能となる。更に、移動手段による往路での相対移動動作と、復路での相対移動動作との2つの動作で第1及び第2接着シートをそれぞれ貼付でき、単位時間当たりに複数枚の接着シートを貼付する貼付能力を向上させることが可能となる。
更に、幅方向調整手段を有する場合、被着面に接着シートを貼付する位置のバリエーションを増やすことができる。
実施形態に係るシート貼付装置の概略側面図。 前記シート貼付装置の概略平面図。 (A)〜(D)は、第1及び第2接着シートを貼付した被着体の説明図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、本明細書におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸及びY軸は、水平面内の軸とし、Z軸は、水平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態で方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、シート貼付装置10は、第1接着シートAS1を第1繰出方向FD1に繰り出す第1繰出手段13Rと、第2接着シートAS2を第2繰出方向FD2に繰り出す第2繰出手段13Lと、これら第1及び第2繰出手段13R、13Lから繰り出された第1及び第2接着シートAS1、AS2を所定の押圧位置PPで被着体WKの被着面WK1に押圧して貼付する押圧手段26と、押圧手段26と被着体WKとを相対移動させる移動手段11と、被着体WKと第1及び第2繰出手段13R、13L並びに押圧手段26とを被着面WK1に直交する方向(Z軸方向)に相対移動可能な高さ方向調整手段16と、被着体WKと第1繰出手段13R又は第2繰出手段13Lとを被着面WK1に平行で相対移動方向に直交する直交方向(Y軸方向)に相対移動可能な幅方向調整手段17と、第1繰出手段13に設けられた入力手段27とを備えて構成されている。
前記第1繰出手段13Rは、第1剥離シートRL1に第1接着シートAS1が仮着された第1原反RS1を支持する支持軸34Rと、第1剥離シートRL1を折り返して第1接着シートAS1を第1剥離シートRL1から剥離する剥離手段としての剥離板35Rと、第1接着シートAS1が剥離された第1剥離シートRL1が掛け回されるとともに、駆動機器としての回動モータDM2Rによって回転駆動される駆動ローラ37Rと、駆動ローラ37Rとの間に第1剥離シートRL1を挟み込むピンチローラ38Rと、第1剥離シートRL1を図示しない駆動機器によって所定のトルクで巻き取る巻取軸39Rとを備えて構成され、フレームFrRに支持されている。
前記第2繰出手段13Lは、支持軸34Lが第2剥離シートRL2に第2接着シートAS2が仮着された第2原反RS2を支持する点で第1繰出手段13Rと相違するが、構成的には第1貼付手段13Rと同等であり、Y−Z平面と平行な平面に対して当該第1貼付手段23Rと面対称に配置されている。これにより、第1及び第2貼付手段13R、13Lは、面直交方向からの側面視野(Y軸方向からの視野)において、第1繰出方向と第2繰出方向とが相互に接近する対向配置とされている。よって、第1繰出手段13Rの付番の末尾のRをLとして読み替えることで理解可能なので詳細な説明は省略する。
前記押圧手段26は、各剥離板35R、35Lの間に配置され、フレーム71に回転可能に支持された押圧ローラ70を備え、当該押圧ローラ70の最も下方の位置が押圧位置PPとなる。
前記移動手段11は、駆動機器としての回動モータDM1を介して回転可能な駆動ローラ30と、駆動ローラ30の左側に配置された従動ローラ31と、駆動ローラ30及び従動ローラ31に掛け回された閉ループ状のベルト32とを備え、駆動ローラ30の回転方向を切り換えることでベルト32上の被着体WKを左右方向に往復移動可能となっている。本実施形態では、図1中実線で示される被着体WKの位置が当該被着体WKの供給及び排出位置としての移載位置となっている。なお、ベルト32上の被着体WKを左方向へ移動させる経路を往路、同じく被着体WKを右方向へ移動させる経路を復路とする。
前記高さ方向調整手段16は、駆動機器としての直動モータ44R、44L、48からなり、各直動モータ44R、44Lのそれぞれのスライダ45R、45LにフレームFrR、FrLが支持され、直動モータ48のスライダ49に押圧ローラ70を支持するフレーム71が支持され、第1及び第2繰出手段13R、13Lと押圧ローラ70とを上下方向に相対移動可能に設けられている。
前記幅方向調整手段17は、駆動機器としての直動モータ46R、46Lからなり、それぞれのスライダ47R、47Lに各直動モータ44R、44Lが支持され、第1及び第2繰出手段13R、13Lを前後方向に相対移動可能に設けられている。
前記入力手段27は、光センサや撮像手段等の検知手段により構成され、移動手段11上に載置された被着体WKにおける被着面WK1のZ軸方向の位置、被着体WKのX軸方向の位置及び被着体WKのY軸方向の位置を検知可能に設けられている。
次に、実施形態に係る第1及び第2接着シートAS1、AS2の貼付方法について説明する。
先ず、第1及び第2繰出手段13R、13Lそれぞれに、図1に示されるように第1及び第2原反RS1、RS2をセットする。次に、被着面WK1における第1及び第2接着シートAS1、AS2のY軸方向の貼付位置が所定の位置となるように、幅方向調整手段17が直動モータ46R、46Lを駆動し、図2に示されるように、第1及び第2繰出手段13R、13LそれぞれをY軸方向に移動させる。このとき直動モータ46R、46Lを駆動させるのは、オペレータが図示しない手動スイッチを介して駆動させたり、予め決められた位置に自動で移動するようにしたりすることができる。これにより、被着面WK1のY軸方向において任意の位置に各接着シートAS1、AS2を貼付できるようになる(図3(A)〜(D)参照)。次に、図示しない操作スイッチによって自動運転の指令が入力されると、第1及び第2繰出手段13R、13Lが回動モータDM2R、DM2Lを駆動し、第1及び第2原反RS1、RS2を繰り出す。この繰出によって第1及び第2接着シートAS1、AS2の先端が各剥離板35R、35Lの先端から所定長さ剥離され、これら各先端が図示しないセンサによって検知されると、第1及び第2繰出手段13R、13Lが回動モータDM2R、DM2Lの駆動を停止してスタンバイ状態となる。
そして、図示しない移載装置が被着体WKを移載位置に載置すると、高さ方向調整手段16が直動モータ44R、44L、48を駆動し、第1及び第2繰出手段13R、13L及び押圧ローラ70をZ軸方向に移動させる。このとき入力手段27が被着面WK1のZ軸方向の位置を検知する。本実施形態の場合、入力手段27が反射型の光センサで構成され、当該入力手段27が発光しながら被着体WKの最下位置から上昇し、発光した光を反射するものがなくなった時点で直動モータ44R、48の駆動が停止し、図示しない記憶手段が被着面WK1のZ軸方向の位置を記憶する。これにより、高さ方向調整手段16が入力手段27による第1被着面WK1の位置認識を基に、押圧位置PPが被着面WK1よりもやや下方となり、押圧ローラ70によって適度な押圧力で第1接着シートAS1を被着面WK1に付与し得る位置に当該押圧ローラ70を停止させるとともに、停止した押圧ローラ70の下方(押圧位置PP)に向かって確実に第1接着シートAS1を繰り出せる位置に第1繰出手段13Rを移動させる。なお、高さ方向調整手段16は、直動モータ44Rの停止後も直動モータ44Lを駆動し、第2繰出手段13Lが第1繰出手段13Rよりもやや上方となって、第2接着シートAS2が被着面WK1に接触しない位置に移動させる。
次いで、移動手段11が回動モータDM1を駆動し、ベルト32を回動させて被着体WKを往路方向に移動させる。そして、被着体WKが図示しないセンサによって検出されると、第1繰出手段13Rが回動モータDM2Rを駆動し、被着体WKの搬送速度に合わせて第1原反RS1を繰り出し、剥離板35Rで第1接着シートAS1を第1剥離シートRL1から剥離する。第1剥離シートRL1から剥離された第1接着シートAS1は、押圧ローラ70によって押圧位置PPで被着面WK1に押圧されて貼付される。
第1接着シートAS1の貼付が完了した被着体WKの右端が剥離板35Lの下方を通過したことが図示しないセンサによって検出されると、移動手段11が、回動モータDM1を停止し、被着体WKの往路方向への移動を停止させる。次いで、高さ方向調整手段16が直動モータ44R、44Lを駆動し、図示しない記憶手段に記憶した被着面WK1のZ軸方向の位置を基準に第1及び第2繰出手段13R、13LをZ軸方向に移動させる。これにより、第1繰出手段13Rがやや上方に移動し、次に繰り出された第1接着シートAS1が被着面WK1に接触しない位置に移動し、また、第2繰出手段13Lがやや下方に移動し、押圧ローラ70の下方(押圧位置PP)に向かって確実に第2接着シートAS2を繰り出せる位置に移動する。
次いで、移動手段11が回動モータDM1を駆動し、ベルト32を回動させて被着体WKを復路方向に移動させる。そして、被着体WKが図示しないセンサによって検出されると、第2繰出手段13Lが回動モータDM2Lを駆動し、被着体WKの搬送速度に合わせて第2原反RS2を繰り出し、剥離板35Lで第2接着シートAS2を第2剥離シートRL2から剥離する。第2剥離シートRL2から剥離された第2接着シートAS2は、押圧ローラ70によって押圧位置PPで被着面WK1に押圧されて貼付される。その後、第1及び第2接着シートAS1、AS2の貼付が完了した被着体WKが移載位置に達すると、図示しない検知手段によって検知され、移動手段11が回動モータDM1を停止し、被着体WKが図示しない移載装置により排出される。
ここで、被着面WK1における第1及び第2接着シートAS1、AS2の貼付位置は、それらのX軸及びY軸方向の貼付位置やサイズを変えることで種々のバリエーションがあり、図3(A)〜(D)に示される貼付態様が例示できる。同図(A)では、第1接着シートAS1が第2接着シートAS2より小さい平面サイズとされ、第1繰出手段13Rで第1接着シートAS1を貼付後、第2繰出手段13Lで第1接着シートAS1の全部を覆うように第2接着シートAS2を貼付する。同図(B)では、上記と同様にして第1接着シートAS1の貼付後、第1接着シートAS1のX軸方向一部を覆うように第2接着シートAS2を貼付する。同図(C)では、上記と同様にして第1接着シートAS1の貼付後、第1接着シートAS1を覆うことなく、当該第1接着シートAS1に対してY軸方向に隣接する位置に第2接着シートAS2を貼付する。同図(D)では、第1及び第2接着シートAS1、AS2が同一形状とされ、上記と同様にして、第1接着シートAS1の貼付後、第1接着シートAS1の全部を覆うように第2接着シートAS2を貼付する。これらの貼付バリエーションは、幅方向調整手段17によって決定することができる。
従って、このような実施形態によれば、第1繰出手段13Rから繰り出された第1接着シートAS1と、第2繰出手段13Lから繰り出された第2接着シートAS2とを単一の押圧ローラ70により同じ押圧位置PPで貼付することができ、複数の繰出手段に対して同数の押圧手段を有する従来のものに比べ、装置の大型化や構成の複雑化を防止することができる。更に、移動手段11により被着体WKをX軸方向に往復させる動作で、第1及び第2接着シートAS1、AS2を貼付でき、単位時間当たりの貼付能力を向上することが可能となる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態において、被着体WKに貼付する接着シートAS1、AS2の枚数は3枚以上としてもよい。この場合、前述のように第1及び第2接着シートAS1、AS2を貼付した後、その被着体WKを排出せず、更に被着体WKを移動手段11により往復移動させて被着面WK1に第1及び第2接着シートAS1、AS2の少なくとも一方を貼付すればよい。なお、何重にも接着シートを重ね貼りする場合、重ね貼りした接着シートの高さに合わせて、高さ方向調整手段16が直動モータ44R、44L、48を駆動し、第1及び第2繰出手段13R、13L及び押圧ローラ70を上昇させるか、移動手段11を下降させるか、それら両方を上昇又は下降させて貼付するようにしてもよい。
また、入力手段27は、光センサや撮像手段以外に、オペレータや上位コンピュータ等によって、被着体WKにおける被着面WK1のZ軸方向の位置、被着体WKのX軸方向の位置及び被着体WKのY軸方向の位置を入力できるシーケンサやパーソナルコンピュータ等としてもよい。
更に、第1及び第2接着シートAS1、AS2の平面形状や厚み、表面の柄や印刷内容等は、同じであっても異なっていてもよい。
また、移動手段11は、被着体WKを停止させておき、第1及び第2繰出手段13R、13L及び押圧手段26を移動させてもよいし、第1及び第2繰出手段13R、13L及び押圧手段26と被着体WKとの両方を移動させてもよい。
また、幅方向調整手段17及び高さ方向調整手段16は、被着体WKが相対移動中に第1、第2繰出手段13R、13Lを前後方向や上下方向に移動させ、第1接着シートAS1及び第2接着シートAS2の貼付位置を決定する構成としてもよい。
更に、剥離手段をローラにしたり、押圧手段を圧縮エアの噴出するもので構成したりしてもよい。
更に、第1及び第2繰出手段13R、13LをそれぞれX軸方向に移動させる駆動機器としての直動モータを採用し、接着シートを貼付しない方の繰出手段を押圧ローラ70から遠ざかるように構成してもよい。
また、第1繰出手段13Rと第2繰出手段13Lとは、面対称となる配置でなくてもよく、被着体WKの往復移動により第1繰出手段13R及び第2繰出手段13Lが当該被着体WKに第1及び第2接着シートAS1、AS2を貼付できる限りにおいて、それらが面対称となる配置からずれていたとしてもよい。この要件は、第1繰出方向と第2繰出方向との関係においても同様である。
更に、第1又は第2繰出手段13R、13Lを被着面WK1に対して上昇させなくてもよい。この場合、スタンバイ状態で各剥離板35R、35Lの先端から剥離される接着シートAS1、AS2の長さを短くしたり無くしたりして調整すればよい。
更に、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエタ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 シート貼付装置
11 移動手段
13R 第1繰出手段
13L 第2繰出手段
17 幅方向調整手段
26 押圧手段
AS1 第1接着シート
AS2 第2接着シート
FD1 第1繰出方向
FD2 第2繰出方向
PP 押圧位置
WK 被着体
WK1 被着面

Claims (1)

  1. 第1接着シートを第1繰出方向に繰り出す第1繰出手段と、第2接着シートを第2繰出方向に繰り出す第2繰出手段と、これら第1及び第2繰出手段から繰り出された第1及び第2接着シートを所定の押圧位置で被着体の被着面に押圧して貼付する押圧手段と、前記押圧手段と前記被着体とを相対移動させる移動手段とを備えたシート貼付装置であって、
    前記被着面に平行で前記相対移動方向に直交する直交方向からの側面視野において、前記第1繰出方向と第2繰出方向とが相互に接近する対向配置とされ、
    前記押圧手段は、単一とされ、
    前記移動手段は、往路方向及び当該往路の逆方向の復路方向に前記相対移動が可能に設けられ、
    前記押圧手段は、前記移動手段が往路方向に前記相対移動を行うときに前記第1接着シートを前記被着面に貼付可能に設けられるとともに、前記移動手段が復路方向に前記相対移動を行うときに前記第2接着シートを前記被着面に貼付可能に設けられていることを特徴とするシート貼付装置。
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