JP5880476B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5880476B2 JP5880476B2 JP2013058903A JP2013058903A JP5880476B2 JP 5880476 B2 JP5880476 B2 JP 5880476B2 JP 2013058903 A JP2013058903 A JP 2013058903A JP 2013058903 A JP2013058903 A JP 2013058903A JP 5880476 B2 JP5880476 B2 JP 5880476B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- toner
- particles
- electrostatic charge
- developing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/0822—Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
- G03G15/0865—Arrangements for supplying new developer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/107—Developers with toner particles characterised by carrier particles having magnetic components
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0103—Plural electrographic recording members
- G03G2215/0119—Linear arrangement adjacent plural transfer points
- G03G2215/0122—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
- G03G2215/0125—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted
- G03G2215/0132—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted vertical medium transport path at the secondary transfer
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
また、特許文献2には、「鉄の含有量が0.01〜0.12重量%のチタン酸化合物を外添したトナー」が開示されている。
また、特許文献3には、「鉄の含有量が0.61〜11.47重量%のチタン酸化合物を外添したトナー」が開示されている。
請求項1に係る発明は、
トナー粒子と、
鉄の含有量が2500ppm以上5000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む外添剤と、
を有する静電荷像現像用トナー。
前記鉄の含有量が、2500ppm以上4000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
前記チタン酸化合物粒子の外添量が、トナー粒子に対して、0.4質量%以上1.5質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
前記チタン酸化合物粒子が、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、及びチタン酸マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナー(以下、「トナー」と称する)は、トナー粒子と、チタン酸化合物粒子を含む外添剤と、を有する。
そして、チタン酸化合物粒子として、鉄の含有量が1200ppmを超え6000ppm以下のチタン酸化合物粒子を適用する。ただし、本実施形態に係るトナーでは、チタン酸化合物粒子の鉄の含有量は2500ppm以上5000ppm以下(好ましくは2500ppm以上4000ppm以下)とする。
しかしながら、外添剤としてチタン酸化合物粒子を含むトナーは、低温低湿環境下(例えば10℃、15%RH)において画像部及び非画像部が明確に分かれた画像を連続で出力し、その後ハーフトーン画像を出力した場合、画像にムラが生じてしまう場合がある。具体的には、例えば、先に出力した画像の非画像部において、後に出力するハーフトーン画像のドット乱れや画像濃度の低下が生じる場合がある。
なお、画像部及び非画像部が明確に分かれた画像とは、例えば、画像濃度が90%以上の画像部(例えばベタ画像)と非画像部とを含む画像であって、画像部及び非画像部の境界が視認し得る画像である。一方で、ハーフトーン画像は、例えば、画像濃度が40%以上60%以下の画像である。
ここで、チタン酸化合物粒子は、ペロブスカイト結晶構造を有するため、強誘電体又はそれに準ずる挙動(電界によって誘電分極し、電界印加をやめても分極が残る挙動)をとるため、低温低湿環境下では、現像バイアスによってチタン酸化合物粒子内に誘電分極により局所的にマイナス電荷部位とプラス電荷部位が顕著に発生すると考えられる。特に、低温低湿下では水分が少ないため誘電率が高くなることから、チタン酸化合物粒子中のマイナス電荷部位と像保持体上のプラス電荷間に静電的付着力が働くと考えられる。
このため、像保持体の非画像部に付着したチタン酸化合物粒子は、像保持体に対する強い静電付着力によって、クリーニングブレードによって除去され難く、接触帯電方式の帯電手段(例えば帯電ロール)を汚染し、この汚染によって帯電手段の表面抵抗が変化してしまうと考えられる。
このため、接触帯電方式の帯電手段(例えば帯電ロール)の汚染が発生し難く、汚染による帯電手段の表面抵抗の変化は生じ難いと考えられる。
トナー粒子は、例えば、結着樹脂と、必要に応じて、着色剤と、離型剤と、その他添加剤と、を含んで構成される。
結着樹脂としては、例えば、スチレン類(例えばスチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等)、(メタ)アクリル酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等)、エチレン性不飽和ニトリル類(例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)、オレフィン類(例えばエチレン、プロピレン、ブタジエン等)等の単量体の単独重合体、又はこれら単量体を2種以上組み合せた共重合体からなるビニル系樹脂が挙げられる。
結着樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、変性ロジン等の非ビニル系樹脂、これらと前記ビニル系樹脂との混合物、又は、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等も挙げられる。
これらの結着樹脂は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
ポリエステル樹脂としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの縮重合体が挙げられる。なお、非晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成したものを使用してもよい。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求め、より具体的にはJIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求められる。
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2000以上100000以下が好ましい。
ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
なお、重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120を用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
なお、原料の単量体が、反応温度下で溶解又は相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。この場合、重縮合反応は溶解補助剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い単量体とその単量体と重縮合予定の酸又はアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、クロムイエロー、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリンイエロー、ピグメントイエロー、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パーマネントレッド、ブリリアンカーミン3B、ブリリアンカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レーキレッドC、ピグメントレッド、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、フタロシアニングリーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の顔料、又は、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系などの各種染料等が挙げられる。
着色剤は、1種類単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
なお、融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。
ここで、コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と必要に応じて着色剤及び離型剤等のその他添加剤とを含んで構成された芯部と、結着樹脂を含んで構成された被覆層と、で構成されていることがよい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。なお、サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、累積数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡(SEM)画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、チタン酸化合物粒子が含まれる。外添剤には、チタン酸化合物粒子以外に、他の外添剤も含んでいてもよい。
チタン酸化合物粒子は、1200ppmを超え6000ppm以下の範囲(望ましくは1240ppm以上5000ppm以下、より望ましくは1250ppm以上4000ppm以下)で、鉄(鉄原子)を含む。
一方、鉄(鉄原子)の含有量を6000以下とすると、チタン酸化合物粒子のペロブスカイト型結晶構造の過度な乱れによる鉄(鉄原子)の導通路の形成が抑えられる。その結果、画像部において現像されるトナーの帯電の不安定化を抑え、画像ムラの発生が抑制される。
鉄の含有量は、例えば、チタン酸化合物粒子を製造するときに添加する鉄化合物(例えば塩化鉄、硫化鉄、酸化鉄等)の添加量により調整される。
なお、鉄は、鉄化合物(例えば三酸化二鉄等)の形態又はチタン酸化合物の結晶格子中に取り込まれた形態で、チタン酸化合物粒子中に含まれると考えられる。
測定手順は、以下の通りである。
1.乾燥した200mLのビーカーに測定対象のチタン酸化合物粒子1gを投入する。
2.ビーカーに硫酸20mLを加え、密封型マイクロウェーブ湿式分解装置「MLS−1200MEGA」(MILESTONE社製)を用いて未溶解物が無くなるまで処理した後、水冷して溶液を得る。
3.処理した溶液を100mLメスフラスコに移し、蒸留水を加えて全容積を100mLとしたサンプル溶液を調整する。
4.サンプル溶液をさらに蒸留水で4倍に希釈して分析用試料とする。
5.分析用試料をICP−OESを用いてFe波長=238.204nmとして測定し、分析用試料の組成に対応する検量線と照合することにより、鉄イオンを定量する。
なお、検量線用試料は鉄を含有していないチタン酸化合物の分析用試料を作製し、鉄標準溶液を加えて調整する。
チタン酸化合物粒子として具体的には、例えば、チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)、チタン酸カルシウム(CaTiO3)、チタン酸マグネシウム(MgTiO3)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、チタン酸亜鉛(PbTiO3)等の粒子が挙げられる。これらチタン酸化合物粒子は、1種単独で用いてもよし、2種以上併用してもよい。
これらの中でも、チタン酸化合物粒子としては、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、チタン酸マグネシウム粒子がよい。
特に、チタン酸ストロンチウム粒子は、他のチタン酸化合物粒子に比べ、強誘電性が弱い傾向があることから、鉄の含有量の調整により、ペロブスカイト型結晶構造の乱れが適度に発現し易い点で好適である。
固相法は、例えば、酸化チタンと他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを混合し、焼成する方法である。
液相法は、例えば、メタチタン酸(酸化チタンの水和物)と他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを水系中で反応させた後、焼成する方法である。
ここで、チタン酸化合物粒子に鉄(鉄原子)を添加する方法としては、例えば、原料に、酸化鉄、水溶性の鉄酸化化合物(塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄等)を添加した状態で、焼成する方法が挙げられる。また、液相法において、水溶性の鉄酸化化合物の無水物又は水和物の水溶液に、メタチタン酸(酸化チタンの水和物)と他の金属酸化物又は他の金属炭酸塩とを添加して反応させた後、焼成する方法も挙げられる。
チタン酸化合物粒子の外添量を上記範囲とすると、画像ムラが抑制され易くなる。
他の外添剤としては、例えば、チタン酸化合物粒子以外の他の無機粒子が挙げられる。該他の無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量としては、通常、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部である。
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法について説明する。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造後、トナー粒子に対して、外添剤を外添することで得られる。
これらの中でも、凝集合一法により、トナー粒子を得ることがよい。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)と、樹脂粒子分散液中で(必要に応じて他の粒子分散液を混合した後の分散液中で)、樹脂粒子(必要に応じて他の粒子)を凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)と、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液に対して加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)と、を経て、トナー粒子を製造する。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーを少なくとも含むものである。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアと混合した二成分現像剤であってもよい。
なお、磁性粉分散型キャリア、樹脂含浸型キャリア、及び導電性粒子分散型キャリアは、当該キャリアの構成粒子を芯材とし、これに被覆樹脂により被覆したキャリアであってもよい。
なお、被覆樹脂、及びマトリックス樹脂には、導電材料等、その他添加剤を含ませてもよい。
具体的な樹脂被覆方法としては、芯材を被覆層形成用溶液中に浸漬する浸漬法、被覆層形成用溶液を芯材表面に噴霧するスプレー法、芯材を流動エアーにより浮遊させた状態で被覆層形成用溶液を噴霧する流動床法、ニーダーコーター中でキャリアの芯材と被覆層形成用溶液とを混合し、溶剤を除去するニーダーコーター法等が挙げられる。
本実施形態に係る画像形成装置/画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図1に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第4の画像形成ユニット10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。なお、これらユニット10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して脱着するプロセスカートリッジであってもよい。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを含むトナーの供給がなされる。
なお、一次転写ロール5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各一次転写ロール5Y、5M、5C、5Kには、一次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各一次転写ロールに印加する転写バイアスを可変する。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Yによって感光体1Yの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Yは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー画像パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによってトナー画像として可視像(現像像)化される。
一方、感光体1Y上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー画像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑が好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図2に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及びクリーニングブレード113−1を有する感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
なお、図2中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係るトナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
(トナー粒子1)
−ポリエステル樹脂粒子分散液の調製−
・エチレングリコール〔和光純薬工業(株)製〕 37部
・ネオペンチルグリコール〔和光純薬工業(株)製〕 65部
・1,9 ノナンジオール〔和光純薬工業(株)製〕 32部
・テレフタル酸〔和光純薬工業(株)製〕 96部
上記モノマーをフラスコに仕込み、1時間をかけて温度200℃まで上げ、反応系内が攪拌されていることを確認したのち、ジブチル錫オキサイドを1.2部投入した。更に、生成する水を留去しながら同温度から6時間をかけて240℃まで温度を上げ、240℃で更に4時間脱水縮合反応を継続し、酸価が9.4mgKOH/g、重量平均分子量13,000、ガラス転移温度62℃であるポリエステル樹脂Aを得た。
体積平均粒径160nm、固形分30%、ガラス転移温度62℃、重量平均分子量Mwが13,000の樹脂粒子が分散されたポリエステル樹脂粒子分散液を得た。
・シアン顔料〔PigmentBlue15:3、大日精化工業(株)製〕 10部
・アニオン性界面活性剤〔ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製〕 2部
・イオン交換水 80部
上記の成分を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー〔HJP30006、(株)スギノマシン製〕により1時間分散し、体積平均粒径180nm、固形分20%の着色剤粒子分散液を得た。
・カルナバワックス〔RC−160、溶融温度84℃、東亜化成(株)製〕 50部
・アニオン性界面活性剤〔ネオゲンSC、第一工業製薬製〕 2部
・イオン交換水 200部
上記成分を120℃に加熱して、IKA社製、ウルトラタラックスT50で混合・分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径が200nm、固形分20%の離型剤粒子分散液を得た。
・ポリエステル樹脂粒子分散液 200部
・着色剤粒子分散液 25部
・離型剤粒子分散液: 30部
・ポリ塩化アルミニウム 0.4部
・イオン交換水 100部
上記の成分をステンレス製フラスコに投入し、IKA社製のウルトラタラックスを用い混合、分散した後、加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら48℃まで加熱した。48℃で30分保持した後、ここに上記と同じポリエステル樹脂粒子分散液を70部追加した。
トナー粒子1の体積平均粒径D50vをコールターカウンターで測定したところ5.8μmであり、SF1は130であった。
(チタン酸化合物粒子T1)
以下に示す方法により、チタン酸化合物粒子T1を作製した。
メタチタン酸分散液に、4.0規定の水酸化ナトリウム水溶液を加えてpH9.0に調整した後、6.0規定の塩酸水溶液を添加してpHを5.5に調整して中和処理した。その後、濾過・水洗浄して作製したメタチタン酸に水を加え、酸化チタン換算で1.25モル/Lに相当する分散液を作製した後、6.0規定の塩酸水溶液を加えてpHを1.2に調整した。次に、分散液の温度を35℃に調整して55分間撹拌した。
上記分散液より酸化チタン換算で0.156モルに相当するメタチタン酸を採取し反応容器に投入し、塩化ストロンチウムSrCl2水溶液と塩化第二鉄水溶液を反応容器に投入した。続いて、反応容器に水を加え、酸化チタン濃度が0.156モル/Lになるよう調整した。ここで、塩化ストロンチウムSrCl2は酸化チタンに対しモル比で1.15となるよう、塩化第二鉄は酸化チタンに対してモル比で0.130になるよう添加した。
反応容器内を窒素ガスに置換後、撹拌しながら90℃に昇温し、4.0規定の水酸化ナトリウム水溶液を24時間かけてpHが8.0になるまで滴下し、その後90℃で1時間撹拌し反応を終了した。反応終了後、内容物を40℃まで冷却、静置し、上澄み液を除去した後、純水2500質量部を用いてデカンテーションを2回繰り返した後、吸引濾過でヌッチェ上にケーキ層を形成させ、ケーキ層に純水3000重量部を通水させて洗浄した。洗浄したケーキ層を固形物として取り出し、110℃で8時間乾燥処理を行い、チタン酸ストロンチウム乾燥物を得た。
得られたチタン酸ストロンチウム乾燥物をアルミナ製のるつぼに入れ930℃で焼成処理を行った。焼成処理後、機械式粉砕装置を用いて60分間解砕処理を行いチタン酸化合物粒子T1を得た。得られたチタン酸化合物粒子T1の鉄含有量を測定したところ1250ppmであり、体積平均粒径は0.3μmであった。
表1に従って、添加する塩化第二鉄の量を変更した以外は、チタン酸化合物粒子T1と同様にして、チタン酸化合物粒子T2、T3、T6、T7、T8を作製した。
塩化ストロンチウムSrCl2のかわりに塩化カルシウムCaCl2を用い、表1に従って、添加する塩化第二鉄の量、メタチタン酸分散液の35℃での撹拌時間を変更した以外は、チタン酸化合物T1と同様にして、チタン酸化合物T4を作製した。
塩化ストロンチウムSrCl2のかわりに塩化マグネシウムMgCl2を用い、表1に従って、添加する塩化第二鉄の量、メタチタン酸分散液の35℃での撹拌時間を変更した以外は、チタン酸化合物T1と同様にして、チタン酸化合物T5を作製した。
表1に従って、添加する塩化第二鉄の量を変更した以外は、チタン酸化合物粒子T1と同様にして、チタン酸化合物粒子CT1〜CT2を作製した。
硫酸チタニル粉末を蒸留水に溶解し、溶液中のTi濃度が1.5(mol/l)、反応終了時の酸濃度が2.0(mol/l)になるように、硫酸及び蒸留水を添加した溶液を調整し、この溶液を、密閉した容器により、110℃の加熱処理を36時間行い、加水分解反応を行った。その後、水洗浄を行い十分に硫酸、不純物を除去し、メタチタン酸スラリーを得た。このスラリーに、酸化チタンに対して等モル量になるように炭酸ストロンチウム(SrCO3:平均粒子径80nm)を添加、また酸化チタンに対して2%モル量になるように酸化鉄(Fe2O3:平均粒子径20nm)を添加する。水系湿式中で十分に混合した後、洗浄、乾燥後、750℃にて7時間焼結し、機械粉砕、分級工程を経て、チタン酸化合物粒子CT3(チタン酸ストロンチウム粒子)を得た。
硫酸法により作製したメタチタン酸分散液に、4.0モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液によりpHを9.0に調整して脱硫処理を行った後、6.0モル/リットルの塩酸水溶液を添加してpHを5.5に調整して中和処理した。その後、メタチタン酸分散液をろ過、水洗処理して作製したメタチタン酸のケーキ物に水を加え、酸化チタンTiO2換算で1.25モル/リットルに相当する分散液に調製した後、6.0モル/リットルの塩酸水溶液でpH1.2に調整した。そして、分散液の温度を35℃に調整して、この温度下で1時間撹拌を行ってメタチタン酸分散液を解膠処理した。
上記解膠処理を行ったメタチタン酸分散液より、酸化チタンTiO2換算で0.156モルに相当するメタチタン酸を採取して反応容器に投入し、続いて、炭酸カルシウムCaCO3水溶液と塩化第二鉄水溶液を反応容器に投入した。その後、酸化チタン濃度が0.156モル/リットルとなる様に反応系を調製した。ここで、炭酸カルシウムCaCO3は、酸化チタンに対しモル比で1.15となる様(CaCO3/TiO2=1.15/1.00)添加し、塩化第二鉄は、酸化チタンに対してモル比で0.03になる様に添加した(FeCl3/TiO2=0.03/1.00)。
反応終了後、反応容器内を40℃まで冷却し、窒素雰囲気下で上澄み液を除去した後、純水2500質量部を反応容器内に投入してデカンテーションを繰り返し2回行った。デカンテーション実施後、反応系をヌッチェでろ過処理してケーキ物を形成し、得られたケーキ物を110℃に加熱して大気中で8時間の乾燥処理を行った。
表1に記載したトナー粒子及びチタン酸化合物粒子の組み合わせで、トナー粒子100部に対して、チタン酸化合物粒子(部数は表1に記載)、及びコロイダルシリカ(日本アエロジル社製R972)3部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合して、各トナーを得た。
・フェライト粒子(体積平均粒子径:50μm) 100部
・トルエン 14部
・スチレン−メチルメタクリレート共重合体 2部
(成分比:90/10、Mw=80000)
・カーボンブラック(R330:キャボット社製) 0.2部
まず、フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで撹拌させて、分散した被覆液を調製し、次に、この被覆液とフェライト粒子とを真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、さらに加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリアを得た。
各例で得られた現像剤について、以下の評価を行った。
各例で得られた現像剤を、富士ゼロックス社製画像形成装置「DocuPrintC3200」改造機(プロセス速度を320mm/sにし、定着装置を除去して、転写工程までは通常と同じように動作するように改造したもの)を用い、記録媒体上のトナー量を0.2g/m2として10℃/15%RH環境下において5000枚の連続出力を行い、感光体へのフィルミングによる画像欠陥が発生したプリント枚数について百分率で数値化し評価した。
評価基準は以下の通りである。
G1:フィルミングによる画像欠陥の発生が0.5%未満
G2:フィルミングによる画像欠陥の発生が0.5%以上1.0%未満
G3:フィルミングによる画像欠陥の発生が1.0%以上2.0%未満
G4:フィルミングによる画像欠陥の発生が2.0%以上5.0%未満
G5:フィルミングによる画像欠陥の発生が5.0%以上
各例で得られた現像剤を、富士ゼロックス社製画像形成装置「DocuCentre500CP」の現像器に充填した。
この画像形成装置を用いて、10℃、15%RH環境下で、部分的に非画像部が含まれる画像濃度90%のベタ画像をA4紙に連続で1000枚出力した。その後、画像濃度50%のハーフトーン画像をA4紙に出力し、出力したハーフトーン画像について、部分的に非画像部が含まれるベタ画像の非画像部に相当する部分、ベタ画像部に相当する部分について、X−rite濃度計(X−rite404、X−rite社製)によって画像濃度をそれぞれ12点測定しその平均値を取り、非画像部に相当する部分とベタ画像部に相当する部分の画像濃度の差を算出し、画像ムラの評価を行った。なお、G1〜G4が許容される範囲である。
評価基準は以下の通りである。
G1:画像濃度の差が0.01%未満
G2:画像濃度の差が0.01%以上0.1%未満
G3:画像濃度の差が0.1%以上0.3%未満
G4:画像濃度の差が0.3%以上0.5%未満
G5:画像濃度の差が0.5以上
2Y、2M、2C、2K、帯電ロール(帯電手段の一例)
3 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
6Y−1、6M−1、6C−1、6K−1 クリーングブレード
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次次転写ロール(二次転写手段の一例)
30 中間転写体クリーニング装置
107 感光体(像保持体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
113−1 クリーングブレード
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (8)
- トナー粒子と、
鉄の含有量が2500ppm以上5000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む外添剤と、
を有する静電荷像現像用トナー。 - 前記鉄の含有量が、2500ppm以上4000ppm以下のチタン酸化合物粒子を含む請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記チタン酸化合物粒子の外添量が、トナー粒子に対して、0.4質量%以上1.5質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記チタン酸化合物粒子が、チタン酸ストロンチウム粒子、チタン酸カルシウム粒子、及びチタン酸マグネシウム粒子から選択される少なくとも1種である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。 - 請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する接触帯電方式の帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記像保持体の表面をクリーニングするクリーニングブレードを有するクリーニング手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013058903A JP5880476B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
US13/965,539 US8916321B2 (en) | 2013-03-21 | 2013-08-13 | Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, and image forming apparatus |
CN201310468117.8A CN104062860B (zh) | 2013-03-21 | 2013-10-09 | 静电荷图像显影用调色剂、静电荷图像显影剂、调色剂盒、处理盒和成像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013058903A JP5880476B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014186050A JP2014186050A (ja) | 2014-10-02 |
JP5880476B2 true JP5880476B2 (ja) | 2016-03-09 |
Family
ID=51550638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013058903A Active JP5880476B2 (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8916321B2 (ja) |
JP (1) | JP5880476B2 (ja) |
CN (1) | CN104062860B (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6995632B2 (ja) * | 2018-01-10 | 2022-01-14 | キヤノン株式会社 | 白色トナー |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4979517B2 (ja) * | 2007-09-04 | 2012-07-18 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP4853465B2 (ja) | 2007-11-30 | 2012-01-11 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | トナー |
JP5088252B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2012-12-05 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 二成分現像方法 |
JP2010176068A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電潜像現像用トナーと画像形成装置 |
JP5737031B2 (ja) * | 2011-07-15 | 2015-06-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
-
2013
- 2013-03-21 JP JP2013058903A patent/JP5880476B2/ja active Active
- 2013-08-13 US US13/965,539 patent/US8916321B2/en active Active
- 2013-10-09 CN CN201310468117.8A patent/CN104062860B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8916321B2 (en) | 2014-12-23 |
CN104062860A (zh) | 2014-09-24 |
US20140287352A1 (en) | 2014-09-25 |
JP2014186050A (ja) | 2014-10-02 |
CN104062860B (zh) | 2019-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6269221B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6988236B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6872108B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6750245B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2019168540A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6455041B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6260386B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2021148998A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5949566B2 (ja) | 静電荷像現像トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2017044790A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6597326B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6229560B2 (ja) | 静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2016050961A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP7443793B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2019061040A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5880476B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2018049150A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 | |
JP2021085929A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2017219805A (ja) | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP6828346B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP6439584B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP7494475B2 (ja) | 静電荷像現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2016157022A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 | |
JP2023047228A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2016070985A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150918 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5880476 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |