JP5878936B2 - シフトレジスタ及び択一型シフトレジスタ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、例えば、択一型(einer-aus-vielen:多数のうちの1つ)シフトレジスタで使用することができるようなシフトレジスタを提供する。さらなる実施形態は、例えば、画像センサ又は一般にマルチプレクサで使用することができるような択一型シフトレジスタを提供する。
択一型選択回路では、N個の出力のうちのただ1つがデジタルレベル「1」をもつ。他のすべての出力はレベル「0」をもつ。その実現のために、「1」をシフトするシフトレジスタが使用される。
そのような従来のシフトレジスタ(SR)の構成を図4に示す。
すべてのD型フリップフロップ401aから401nが同じクロック信号403(又は、少なくとも同じクロックレベルとクロックエッジ)を受信するようにフリップフロップ401aから401nが互いに接続されている。1つのD型フリップフロップの出力は次のD型フリップフロップの入力に接続される。
図4に示されているD型フリップフロップは、ここで、図5に示すように構成することができる。
図5では、さらに、多くのスタンダードセルからなり、クロック反転及びクロック調整のための2つのインバータ501、503が導入されている。
D型フリップフロップ401aの入力にあるインバータ501は入力信号505を復元する役割を担い、D型フリップフロップ401aの出力にあるインバータ503は出力負荷を駆動する役割を担う。その間に、逆のクロック制御をもつ2つのラッチ507、509(ラッチメモリ部材)が配置されている。
第1のラッチ507は、第1のラッチ507の入力スイッチ511が閉じたとき(導電状態)、入力でデータを受け取る。図5では、第1のラッチ507はCKDが「0」でCKNが「1」のとき、すなわちCK=0(クロック信号403がローレベル)のとき、入力データを受け取る。その時、第1のラッチ507のフィードバックスイッチ513が開き(非導電状態)、第1のラッチ507のインバータ515、517が入力信号505に依存した状態となる。CK=0の間、入力信号505がどのように変化しても、第1のラッチ507の2つのインバータ515、517のインバータ出力を変化させる。ラッチが透過状態であると言える。CK(クロック信号403)の立ち上がりエッジで、第1のラッチ507の入力スイッチ511が開き、第1のラッチ507のフィードバックスイッチ513が閉じる。これで、直前の入力値がフィードバックインバータ515、517に保持される。第1のラッチ507は、もはや透過状態ではない。
互いに逆のクロック信号を受けるラッチ507と509の直列接続のため、常に、一方のラッチは透過状態、他方のラッチはラッチ状態となる。CK=0の間、第1のラッチ507における入力(入力における入力信号505の信号状態)は透過状態で受け取られる。その間、第2のラッチ509は古い出力値のままである。CKが1に上がると、第1のラッチ507は直前の入力値を保持し、それを第2のラッチ509に送る。この時点で、第2のラッチ509は透過であるが、入力が変化しないために(第1のラッチ507が、非透過状態にあるために)、出力は変化しない。つまり、入力が出力に進められることとなる。このように、D型フリップフロップ401aは、クロックエッジの立ち上がりで入力を出力に送る。クロックエッジと次のクロックエッジとの間は、入力信号505が変化しても出力は変化しない。
図4に示されているシフトレジスタにおいて、出力状態において、すべてのD型フリップフロップ401aから401nは入力及び出力で「0」を有し、クロックレベルが「0」であると仮定する。シフトレジスタの入力に(第1のD型フリップフロップ401aのデータ入力で)「1」が印加され、クロックに立ち上がりエッジが印加された場合、この「1」は第1のD型フリップフロップ401aに引き継がれ、他のすべてのD型フリップフロップ401bから401nは、初期値「0」に従って入力を出力に送る。次いで、シフトレジスタの入力に「0」が印加されるとともに、次のクロック周期が始まると、入力での「0」は第1のD型フリップフロップ401aに引き継がれ、第2のD型フリップフロップ401bは第1のD型フリップフロップ401aの「1」を受け取り、他のすべてのD型フリップフロップは再び「0」を受け取る。(クロック信号402の)さらなる立ち上がりクロックエッジ毎に、1つのD型フリップフロップによって「1」がシフトされる。
この回路は、N個のうち1つを選択するために使用することができる。この目的のために、N個のD型フリップフロップが必要となる。
この機能を実現するために必要なトランジスタの数は、1つのD型フリップフロップが24個のトランジスタを含むため、N×24である。スイッチ及びインバータは、ここでは、それぞれ2つのトランジスタから構成されることが前提条件である。
動的なD型フリップフロップを使用する可能性がある。しかしながら、動的なD型フリップフロップには最小のクロック周波数からのみエラーなく動作するという欠点がある。したがって、シフトレジスタの各出力に対しD型フリップフロップが必要とされる。従来のD型フリップフロップ実施態様(例えば、図5に示したような)は、24個のトランジスタを必要とするため、そのようなシフトレジスタに対し、多数のトランジスタが、したがって、シフトレジスタのために広い領域が必要とされる。
本発明の目的は、より省スペースのシフトレジスタを可能にする概念を提供することである。
この目的は請求項1に記載のシフトレジスタによって解決される。
本発明の実施形態は、第1のラッチ、第2のラッチ、第1の出力回路及び第2の出力回路をもつシフトレジスタを提供する。
第1のラッチは、透過動作状態ではその入力に印加された信号状態を受け取り、非透過動作状態では受け取った信号状態を維持するよう実現されている。第2のラッチは、透過動作状態ではその入力に印加された信号状態を受け取り、非透過動作状態では受け取った信号状態を維持するよう実現されている。
第1のラッチと第2のラッチは直列接続されている。したがって、第2のラッチでの入力レベルは、第1のラッチでの出力レベルに基づくことになる。
2つのラッチのクロック入力は、第1のラッチが非透過動作状態にあるとき第2のラッチが透過動作状態にあり、第2のラッチが非透過動作状態にあるとき第1のラッチが透過動作状態にあるように切り替えられる。例えば、2つのラッチのクロック入力は、互い逆に制御することができる。
第1の出力回路は、第1のラッチが透過動作状態にあるとき、シフトレジスタの第1のシフトレジスタ出力に第1のラッチ内に存在する信号状態とは独立した所定のレベルをもたらし、第1のラッチが非透過動作状態にあるとき、第1のラッチ内に保持された信号状態に応じたレベル(例えば、第1のラッチ内に保持された信号状態と同一レベル又はそれを反転させたレベル)をもたらすように実現されている。
第2の出力回路は、第2のラッチが透過動作状態にあるとき、シフトレジスタの第2のシフトレジスタ出力に第2のラッチ内に存在する信号状態とは独立した所定のレベルをもたらし、第2のラッチが非透過動作状態にあるとき、第2のラッチ内に保持された信号状態に応じたレベル(例えば、第2のラッチ内に保持された信号状態と同一レベル又はそれを反転させたレベル)をもたらすように実現されている。
D型フリップフロップで使用される典型的なラッチが、(入力値のシフトの意味において)2つの「連続する」又は隣接するシフトレジスタ出力を制御するように使用される場合、より省スペースのシフトレジスタ(例えば、より少数のトランジスタですむシフトレジスタ)を提供できるというのが本発明の中心の考えである。第1のラッチの非透過動作モードにおいてのみ第1のシフトレジスタ出力でのレベルが第1のラッチに保持された信号状態に依存し、第1のラッチの透過動作モードにおいては、所定のレベルが第1のシフトレジスタ出力に印加される場合、クロックエッジによりシフトレジスタの動作を制御することを達成できることが分かった。したがって、D型フリップフロップを用いると、入力が変化しても出力は変化しないという状態を達成することができる。このことは、第2のシフトレジスタ出力及び第2のラッチに対して同様に当てはまる。第1のラッチが非透過動作モードにあるとき第2のラッチが透過動作モードにあり、逆も同様であるように2つのラッチのクロック入力が配線されていることと、それに対応して出力回路が制御されることとにより、常に、シフトレジスタ出力の一方が(切替え時間又はスイッチング時間を除いて)その関連したラッチ内に保持された信号状態に依存するレベルをもち、シフトレジスタ出力の他方が固定された所定のレベルをもつことが達成される。
さらに、2つの(時計回りに対して互いに逆に制御される)直列接続されたラッチを使用することによって、出力又は出力される値を各クロックエッジで(すなわち、立ち下がりクロックエッジ及び立ち上がりクロックエッジで)、1つのシフトレジスタ出力から次のシフトレジスタ出力にシフトすることを達成できることが分かった。これは、図4に示されている従来のシフトレジスタでは1つおきのクロックエッジでのみシフトされるのとは異なる。
言い換えると、本発明のシフトレジスタでは、ラッチごとに少なくとも1つの出力があり、対応する出力回路が設けられている。したがって、入力値(例えば、少なくとも1つの「0」が前にあり、少なくとも1つの「0」が後にある1つの「1」)がクロック信号の1周期内に2つのシフトレジスタ出力に現れる。すなわち、例えば、そのクロック信号の第1の位相(例えば、そのクロック信号の「1」状態)で第1のシフトレジスタ出力に入力値が現れ、そのクロック信号の第2の位相(例えば、クロック信号の「0」状態)で第2のシフトレジスタ出力に入力値が現れる。
したがって、シフトレジスタを制御するクロック周波数は半分とすることができ、しかも(第1のラッチの入力で)シフトレジスタの入力に印加された「1」を図4に示されている従来のシフトレジスタと同じ速度でシフトすることを達成できる。
スイッチングの複雑さを明確に減らし、さらに、シフト速度を減少させることなくクロック周波数を半分にできるシフトレジスタを提供できることが本発明の幾つかのむ実施形態の利点である。

クロック周波数を低減できるため、同じ集積回路上の他の回路部品の干渉を減らすことができ、さらに、シフトレジスタの電流消費を従来のシフトレジスタと比較して減らすことができる。このシフトレジスタは論理値の配列によく適合し、分離された「1」値と「0」値が現れる。
このように、実施形態は、より省スペースで、より省電流のシフトレジスタを可能にする。
実施形態によれば、第1のラッチのクロック入力に第1のレベル(例えば、デジタル高レベル又は論理「1」)を印加するとき、第2のラッチのクロック入力に第1のレベルに相補的なレベル(例えば、デジタル低レベル又は論理「0」)を印加するように、2つのラッチのクロック入力を反転して切り替えることができる。したがって、例えば、第1のラッチのクロック入力でのレベルがシフトレジスタのクロック入力でのレベルに等しくなるように第1のラッチのクロック入力をシフトレジスタのクロック入力につなぎ、第2のラッチのクロック入力でのレベルがシフトレジスタのクロック入力でのレベルに対して反転したものとなるように第2のラッチのクロック入力をシフトレジスタのクロック入力につなぐことができる。2つのラッチは、例えば、クロック状態により制御されるラッチとすることができ、すなわち、それらは、それぞれのクロック入力に印加されるクロック信号のレベルに応じて、透過動作モード又は非透過動作モードのいずれかとなる。例えば、ラッチのクロック入力での高レベル又は「1」はラッチが非透過動作状態にあるということを導くことができ、低レベル又は「0」はラッチが透過動作状態にあるということを導くことができ、逆も同様である。したがって、2つのラッチは、ラッチの動作状態を制御するための同一の内部クロック制御を備えることができる。
本出願において、2つの端子の結合は直接結合であってもよく、1つ又はいくつかの接続部材を介した間接結合であってもよく、その結果、第2の回路ノード(又は第2の端子)での信号は第2の回路ノードに結合された第1の回路ノード(又は第1の端子)での信号に左右される。言い換えると、互いに結合された2つの端子の間に、他の部材、特に、受動部材を接続してもよく、又は、能動部材からなるスイッチング経路を接続してもよい。そのような受動部材としては抵抗器等を挙げることができ、能動部材としては、例えばスイッチ、トランジスタ又はインバータも挙げることができる。互いに結合された端子では、これらの端子の間に、ある部材が接続されていてもいなくてもよく、2つの結合された端子もまた、互いに直接接続(すなわち、低インピーダンス導電接続)することができる。
さらに、本出願によれば、第2の端子に印加された信号が第1の端子に印加された信号と同一であるならば、第1の端子は第2の端子に直接接続される。そこでは、寄生効果、導体抵抗によるわずかな損失、又は追加のバッファ要素による遅延は考慮されていない。2つの直接接続された端子は、したがって、通常は、間に追加の接続部材なしに、少しの導体又は配線を介して接続される。
しかしながら、さらなる実施形態によれば、同じクロック信号を第1のラッチと第2のラッチに印加することができる。その場合は、しかし、2つのラッチの内部クロック制御が異なる。その結果、例えば、第1のラッチのクロック入力での高レベルが第1のラッチが非透過動作状態にあるということを導き、一方、第2のラッチのクロック入力での高レベルが第2のラッチが透過動作状態にあるということを導く。次いで、第1のラッチのクロック入力での低レベルが第1のラッチが透過動作状態にあるということを導き、第2のラッチのクロック入力での低レベルが第2のラッチが非透過動作状態にあるということを導く。逆も同様である。
さらなる実施形態によれば、出力回路もまたクロック入力を備えることができ、第1の出力回路のクロック入力に第1のレベルが印加されたとき、第1のレベルに対し相補的であるレベルが第2の出力回路のクロック入力に印加されるように、出力回路のクロック入力は反転して切り替えることができる。
以下において、本発明の実施形態を、添付図面を参照してより詳細に説明する。
一実施形態によるシフトレジスタのブロック図である。 他の実施形態によるシフトレジスタの回路の模式図である。 図2Aに示されているシフトレジスタのさまざまな信号ノードの状態の時間状態図である。 一実施形態による、択一型シフトレジスタのブロック図である。 従来のシフトレジスタのブロック図である。 D型フリップフロップの回路の模式図である。
本発明の実施形態を以下で詳細に記載する前に、同一の要素もしくは同一の機能をもつ要素には同じ参照番号を付し、それらの要素について繰返し記述することは省くことに留意されたい。したがって、同じ参照番号をもつ要素の記述は、互いに共通である。
図1は一実施形態によるシフトレジスタ100のブロック図を示す。
シフトレジスタ100は、データ入力103aとクロック入力105aとをもつ第1のラッチ101aを備えている。さらに、シフトレジスタ100は、データ入力103bとクロック入力105bとをもつ第2のラッチ101bを備えている。さらに、シフトレジスタ100は、第1の出力回路107aと第2の出力回路107bとを備えている。
第1のラッチ101aは、透過動作状態ではそのデータ入力103aに印加された信号状態を受け取り、非透過状態ではその受け取った信号状態を維持するよう実現されている。
第2のラッチ101bは、透過動作状態ではそのデータ入力103bに印加された信号状態を受け取り、非透過状態ではその受け取った信号状態を維持するよう実現される。
第1のラッチ101aと第2のラッチ101bは、例えば、第2のラッチ101bのデータ入力103bでのレベルは第1のラッチ101aの出力109aでのレベルに基づくように直列接続されている。
ラッチ101a、101bのクロック入力105a、105bは、第1のラッチ101aが非透過動作状態にあるとき第2のラッチ101bが透過動作状態にあり、逆も同様であり、すなわち第1のラッチ101aが透過動作状態にあるとき第2のラッチ101bが非透過動作状態にある切り替えられ、。
第1の出力回路107aは、第1のラッチ101aが透過動作状態にあるとき、第1のラッチ101a内に存在する信号状態とは独立した所定のレベルをシフトレジスタ100の第1のシフトレジスタ出力111aにもたらし、第1のラッチ101aが非透過動作状態にあるとき、第1のラッチ101a内に保持した信号状態に応じたレベルをシフトレジスタ100の第1のシフトレジスタ出力111aにもたらすよう実現されている。
第2の出力回路107bは、第2のラッチ101bが透過動作状態にあるとき、第2のラッチ101b内に存在する信号状態とは独立した所定のレベルをシフトレジスタ100の第2のシフトレジスタ出力111bにもたらし、第2のラッチ101bが非透過動作状態にあるとき、第2のラッチ101b内に保持した信号状態に応じたレベルをシフトレジスタ100の第2のシフトレジスタ出力111bにもたらすように実現されている。
第1のラッチ101aのクロック入力105aはシフトレジスタ100のクロック入力113に(例えば、直接接続されるか、2つの直列接続されたインバータにより)結合することができ、例えば、第1のラッチ101aのクロック入力105aでのレベルはシフトレジスタ100のクロック入力113でのレベルに等しい。
第2のラッチ101bのクロック入力105bはシフトレジスタ100のクロック入力113に(例えば、インバータにより)結合することができ、例えば、第2のラッチ101bのクロック入力105bでのレベルはシフトレジスタ100のクロック入力113でのレベルに(及び第1のラッチ101aのクロック入力105aでのレベルに)相補的である。
さらに、データ入力103aはシフトレジスタ100のデータ入力115に結合(例えば、直接接続)することができ、第1のラッチ101aのデータ入力103aでのレベルはシフトレジスタ100のデータ入力115でのレベルである。
以下に、図1に示されているシフトレジスタ100の機能について説明する。ここでは、ラッチ101a、101bはそれらのクロック入力105a、105bでのレベルが低いときは非透過動作状態にあり、それらのクロック入力105a、105bでのレベルが高いときは透過動作状態にあると仮定する。
第1のラッチ101a内に存在する信号状態のレベルが「0」であり、第2のラッチ101b内に存在する信号状態のレベルが「0」である状態において、シフトレジスタ100のデータ入力115に「1」が印加されるとする。この「1」は、第1のラッチ101aの次の透過動作状態(すなわち、第1のラッチ101aのクロック入力105aでの次のレベルが「0」)おいて、第1のラッチ101aに引き継がれる。第1のラッチ101aの透過状態において、第1の出力回路107aは第1のシフトレジスタ出力111aに所定のレベル(例えば、レベル「0」)をもたらす。さらに、第2のラッチ101bは非透過状態にあるので、第2の出力回路107bは第2のシフトレジスタ出力111bに第2のラッチ101b内に保持された信号状態に応じたレベル(例えば、第2のラッチ101b内に保持された信号状態がレベル「0」をもつので、レベル「0」)をもたらす。
シフトレジスタ100のクロック入力113が次にレベル「1」になると、第1のラッチ101aは非透過動作モードに切り替わり、受け取った信号状態(データ入力103aから受け取った「1」)を維持する。さらに、第1の出力回路107aは、第1のラッチ101a内に保持された信号状態に応じたレベル(例えば、第1のラッチ101a内に保持された信号状態がレベル「1」をもつので、レベル「1」)を第1のシフトレジスタ出力111aにもたらす。また、第2のラッチ101bは透過状態に切り替わり、そのデータ入力103bに印加された信号状態(2つのラッチ101a、101bが直列接続されているため、第1のラッチ101aにおける信号状態に基づいて、第1のラッチ101aと例えば同一、すなわち、例えば、レベル「1」をもつ)を受け取る。さらに、第2の出力回路107bは、第2のシフトレジスタ出力111bに所定のレベル(例えば、レベル「1」)をもたらす。
シフトレジスタでは、データ入力115でのレベル「1」は、典型的には、1つのクロックサイクル(例えば、立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまで)に対してのみ利用可能であり、すなわち、シフトレジスタ100のクロック信号入力113でのクロック信号が次にレベル「0」になると、データ入力115は、(レベル「0」に)すでにリセットされている。第2のラッチ101bは非透過動作状態に切り替わり、そのデータ入力103bから受け取った信号状態(すなわち、レベル「1」)を維持する。第2の出力回路107bは、第2のラッチ101b内に保持された信号状態に応じたレベル(例えば、第2のラッチ101b内に保持された信号状態がレベル「1」をもつので、レベル「1」)を第2のシフトレジスタ出力111bにもたらす。
さらに、第1のラッチ101aは、透過動作状態に切り替わり、そのデータ入力103aに印加される信号状態を受け取る。第1の出力回路107aは、第1のシフトレジスタ出力111aに第1のラッチ101aにおける信号状態とは独立した所定のレベルをもたらす。
図1に示されている概念により、クロックエッジにより制御されるシフトレジスタは、1回のクロックサイクル(又は、クロック入力113での1回のクロック周期)でそのデータ入力115での「1」を前方に2回シフトすることを可能にする。
従来のシフトレジスタでは、(それぞれが2つのラッチをもつ)2つのD型フリップフロップが図1に示されている機能を達成するために使用される必要があり、その2つのD型フリップフロップは、図1に示されている概念の場合の2倍の速さでクロック制御される必要がある。したがって、本発明の実施形態は、より省スペースで、より省電流のシフトレジスタを可能にする。
図1に示されているように、出力回路107aは、さらに、クロック入力117aを備えることができ、第2の出力回路107bはクロック入力117bを備えることができる。出力回路107a、107bのクロック入力117a、117bは、第1の出力回路107aのクロック入力117aに第1のレベル(例えば、レベル「1」)が印加されるとき、第2の出力回路107bのクロック入力117bにクロック入力117aでのレベルに相補的なレベル(例えば、レベル「0」)を印加するように、反転して切り替えることができる。図1にさらに示されているように、出力回路107a、107bは、シフトレジスタ100のクロック入力113から、2つのラッチ101a、101bと同じクロック信号を受信することができる。したがって、ラッチ101a、101bの動作状態を切り替えると、出力回路107a、107bのスイッチング状態も同時に切り替えることができるということが達成できる。
言い換えると、シフトレジスタ100のクロック入力113は、2つのラッチ101a、101bのクロック入力105a、105bと出力回路107a、107bのクロック入力117a、117bとに結合して、シフトレジスタ100のクロック入力113でのクロック状態の変化に応じて、ラッチ101a、101bの動作状態と出力回路107a、107bのスイッチング状態との両方が変化するようにできる。例えば、出力回路107a、107bは、それぞれの関連したシフトレジスタ出力に、第1のスイッチング状態において、関連したラッチ内に保持された信号値に応じたレベルをもたらし、第2のスイッチング状態において、所定のレベルをもたらすことができる。
したがって、第1の出力回路107aは、第1のラッチ101aが非透過動作状態にあるとき第1のスイッチング状態をもち、第1のラッチ101aが透過動作状態にあるとき第2のスイッチング状態をもつ。このことは、第2の出力回路107bと第2のラッチ101bに対しても同様に適用される。
図2Aは、さらなる実施形態によるシフトレジスタ200の回路の模式図を示す。シフトレジスタ200は、図1に示されているシフトレジスタ100の1つの可能な実施態様とすることができる。シフトレジスタ200は、第1のラッチ201aと第2のラッチ201bを備えている。2つのラッチ201a、201bは、それらの機能に関して、シフトレジスタ100の2つのラッチ101a、101bに対応させることができる。さらに、シフトレジスタ200は、第1の出力回路207aと第2の出力回路207bを備えている。2つの出力回路207a、207bは、それぞれの機能に関して、シフトレジスタ100の2つの出力回路107a、107bに対応させることができる。
さらに、シフトレジスタ200は、オプションのクロック信号インバータ及びクロック信号リフレッシャもしくはリピータ221を備えている。
クロック信号インバータ及びクロック信号リフレッシャ221は、クロック信号CKの反転と復元を行い、シフトレジスタ200のクロック信号入力115にクロック信号CKを反転バージョンCKNと非反転バージョンCKDでもたらすように実現されている。クロック信号インバータ及びクロック信号リフレッシャは、2つの直列接続されたインバータ223a、223bを備え、反転クロック信号CKNは直列接続されたインバータ223a、223bの第1のインバータ223aの出力で取り出され、非反転クロック信号CKDはクロック信号インバータ及びクロック信号リフレッシャ221の直列接続された2つのインバータ223a、223bの第2のインバータ223bの出力で取り出される。したがって、シフトレジスタ200では、クロック信号CKは反転バージョンCKNと非反転バージョンCKDで存在する。
第1のラッチ201aのデータ入力103aは、シフトレジスタ200のデータ入力115を同時に形成している。第1のラッチ201aは、第1の入力スイッチ225aと第1のフィードバックループ227aを備えている。第1の入力スイッチ225aは、第1のラッチ201aの第1のフィードバックループ227aとデータ入力103aとの間に接続されている。第1の入力スイッチ225aは、第1のラッチ201aが透過動作状態にあるとき、第1のフィードバックループ227aを第1のラッチ201aのデータ入力103aに結合し、データ入力103aに印加されるデータ信号Dの信号状態が第1のフィードバックループ227aに引き継がれるように実現されている。第1のフィードバックループ227aは、非透過動作状態では、第1のラッチ201aが透過動作状態にあるときに受け取った信号状態を維持するよう実現されている。
本出願では、スイッチが閉じられた状態は、スイッチ(又は、スイッチのスイッチングパス)が導電状態(又は、低インピーダンス)であることを示す。スイッチが開いているとき又は開かれた状態は、スイッチ(又は、スイッチのスイッチングパス)が非導電状態(又は、高インピーダンス)であることを示す。
したがって、第1の入力スイッチ225aは、第1のラッチ201aが透過動作状態にあるときに閉じられ、第1のラッチ201aが非透過動作状態にあるときに開かれる。
第1のラッチ201aと同様に、第2のラッチ201bもまた、第2の入力スイッチ225bと第2のフィードバックループ227bを備えている。第2のラッチ201bでもまた、第2の入力スイッチ225bは、データ入力103bと第2のフィードバックループ227bとの間に接続されている。2つのラッチ201a、201bの2つの入力スイッチ225a、225bは互いに相補的に制御され、すなわち、第1の入力スイッチ225aが開れられた状態では第2の入力スイッチ225bが閉じられ、第1の入力スイッチ225aが閉じられた状態では第2の入力スイッチ225bが開けられる。
図2Aに示されている例では、第1のフィードバックループ227aは、第1のインバータ229a、直列接続された(例えば、直接接続された)第2のインバータ231a、及び第2のインバータ231aに直列接続された第1のフィードバックスイッチ233aを備えている。第1のフィードバックループ227aの第1のインバータ229aの入力は、第1のフィードバックループ227aの入力を同時に形成し、第1の入力スイッチ225aに結合されている。フィードバックループ227aのフィードバックスイッチ233aは、第1のフィードバックループ227aの第1のインバータ229aの入力と第2のインバータ231aの出力との間に接続されている。
第1のフィードバックループ227aと同様に、第2のフィードバックループ227bもまた、2つの直列接続された(例えば、直接接続された)インバータ229b、231b、及びそれらに直列接続された第2のフィードバックスイッチ233bを備えている。第2のラッチ201b内の2つのインバータ229b、231bと第2のフィードバックスイッチ233bとの相互接続は、第1のラッチ201aの第1のフィードバックループ227a内のインバータ229a、231aと第1のフィードバックスイッチ233aとの相互接続と同一である。
第1のラッチ201aの第1の入力スイッチ225aと、第1のラッチ201aの第1のフィードバックスイッチ233aとは、相補的に切り替えら、すなわち、第1のフィードバックスイッチ233aが閉じられると第1の入力スイッチ225aが開けられ、逆も同様である。したがって、第2のラッチ201bの第2の入力スイッチ225bと第2のラッチ201bの第2のフィードバックスイッチ233bについても同じことが当てはまる。
このように、フィードバックスイッチ233a、233bは、これらのラッチ201a、201bが透過動作状態にあるときに開けられ、したがって、フィードバックループ227a、227bもまた開けられる。これらのラッチ201a、201bが非透過動作状態にあるとき、フィードバックスイッチ233a、233bは閉じられ、したがって、フィードバックループ227a、227bもまた閉じられ、それぞれのラッチに引き継がれた信号値がフィードバックループ227a、227bで維持される。
さらに、第1の出力回路207aは、第1の入力237aと第2の入力239aをもつ第1の切換スイッチ235aを備えている。第1の切換スイッチ235aは、第1のスイッチング状態においてその第1の入力237aを第1のシフトレジスタ出力111aに結合し、第2のスイッチング状態においてその第2の入力239aを第1のシフトレジスタ出力111aに結合するように実現されている。第1の切換スイッチ235aの第1の入力237aは、第1のラッチ201aの出力109aに結合(例えば、直接結合)されている。第1のラッチ201a内に存在する信号状態とは独立したレベル(例えば、供給される電圧レベル)が、第1の切換スイッチ235aの第2の入力239aに印加されている。図2Aに示されている実施形態では、第1のフィードバックループ227a内に保持された信号状態は、フィードバックループ227aの第1のインバータ229aの出力(ノードint1)で取り出される。したがって、第1のラッチ201aの出力109aでの出力信号は、第1のラッチ201aに印加された元の信号状態を反転したものである。この反転を均衡させるとともに、出力負荷を駆動できるようにするために、第1の出力回路207aは、さらに、第1の切換スイッチ235aの出力244aと第1のシフトレジスタ出力111aとの間に接続されたインバータ241aを備えることができる。
また、第2の出力回路207bは、第1の入力237bと第2の入力239bとをもつ第2の切換スイッチ235bを備えている。第2の切換スイッチ235bは、第1の切換スイッチ235aと同様に、その第1のスイッチング状態においてその第1の入力237bを第2のシフトレジスタ出力111bに結合し、その第2のスイッチング状態においてその第2の入力239bを第2のシフトレジスタ出力111bに結合するように実現されている。ここでは、第1の入力237bは、この入力でのレベルが第2のフィードバックループ227b内に保持された信号状態とは独立したものとなるように接続又は切り替えられる。第2の入力は、第2のラッチ201bに印加された信号状態とは独立したレベル(例えば電源電位で、それは、例えば、第1の切換スイッチ235aの第2の入力239aでのレベルに等しい)が第2の入力に印加されるように切り替えられる。
第2の切換スイッチ235bと第2のラッチ201bとの相互接続は、第1の切換スイッチ235aと第1のラッチ201aとの相互接続とは異なるが、これは、第2の切換スイッチ235bの第1の入力237bが、第2のフィードバックループ227bの第2のインバータ231bの出力に結合されているからである。したがって、第2の切換スイッチ235bの第1の入力237bに印加されるレベルは、第2のラッチ201bの第2のフィードバックループ227b内に保持された信号状態のレベルに等しい。
シフトレジスタ200のデータ入力115に印加された元のデータ信号Dは、(インバータ229a、229b、231bによって3回反転されるため)反転されて第2のフィードバックループ227bの第2のインバータ231bの出力に印加される。この信号は、第2の切換スイッチ235bの出力244bと第2のシフトレジスタ出力111bとの間に接続された、第2の出力回路207bのインバータ241bを介して修正される。さらに、インバータ241bは出力負荷を駆動するために動作する。
さらなる実施形態によれば、例えば、第1の切換スイッチ235aの第1の入力237aが第1のフィードバックループ227aの第2のインバータ231aの出力に結合され、第2の切換スイッチ235bの第1の入力237bが第2のフィードバックループ227bの第1のインバータ229bの出力に結合された場合は、インバータ241a、241bは省略することもできる。
切換スイッチ235a、235bのクロック入力117a、117bは、第1の切換スイッチ235aが第1のスイッチング状態にある(かつ、その第1の入力237aを第1のシフトレジスタ出力111aに結合させる)とき、第2の切換スイッチ235bが第2のスイッチング状態にあり(かつ、その第2の入力239bを第2のシフトレジスタ出力111bに結合させる)ように、またその逆も同様であるように切り替えられる。このことは、図2Aにおいて、第1の切換スイッチ235aがクロック信号CKの非反転バージョンCKDを受信し、一方、第2の切換スイッチ235bがクロック信号CKの反転バージョンCKNを受信するということからわかる。言い換えると、クロック信号CKの非反転バージョンCKDが第1の切換スイッチ235aのクロック入力117aに印加され、クロック信号CKの反転バージョンCKNが第2の切換スイッチ235bのクロック入力117bに印加される。
シフトレジスタ200のクロック入力113が、ラッチ201a、201bのクロック入力と、さらに出力回路207a、207bのクロック入力との両方に結合するということのため、シフトレジスタ200のクロック入力113でのクロック状態の変化に応じて、ラッチ201a、201bの動作状態と、さらに出力回路207a、207bのスイッチング状態との両方が変化することを達成することができる。言い換えると、ラッチ201a、201bの動作状態の変化、及び出力回路207a、207b(又は、それらの切換スイッチ235a、235b)のスイッチング状態の変化は、シフトレジスタ200のクロック信号入力113でのクロック信号CKに基づく。したがって、シフトレジスタ200は、単一のクロック信号入力と、1つの内部クロック分配とを備えることができる。出力回路207a、207bと、さらにラッチ201a、201bとの両方が、同じクロック信号CKに基づくため、ラッチ201a、201bは、出力回路207a、207bに同期して切り替わることを達成することができる。
いくつかの実施形態によれば、切換スイッチ235a、235bは、クロック状態で制御することができる。したがって、例えば、第1の切換スイッチ235aは、第1のレベル(例えば、レベル「1」)がそのクロック入力に印加されたとき第1のスイッチング状態となることができ、第1のレベルに相補的なレベル(例えば、レベル「0」)がそのクロック入力に印加されたとき第2のスイッチング状態となることができる。これは、第2の切換スイッチ235bにもまた同様に当てはまる。しかしながら、注意すべきことは、2つの切換スイッチ235a、235bの反転した配線(このことは、第1の切換スイッチ235aがクロック信号CKの非反転バージョンCKDを受信し、第2の切換スイッチ235bがクロック信号CKの反転バージョンCKNを受信するということからわかる)のため、2つの切換スイッチ235a、235bのスイッチング状態もまた、互いに相補的となることである。実現に関して、2つの切換スイッチ235a、235bは同様に実現することができ、すなわち、第1の切換スイッチ235aを第1のスイッチング状態にさせるレベルで、さらに第2の切換スイッチ235bを第1のスイッチング状態にさせ、及び、第1の切換スイッチ235aを第2のスイッチング状態にさせるレベルで、さらに第2の切換スイッチ235bを第2のスイッチング状態にさせることができる。
さらに、シフトレジスタ200は、第3のシフトレジスタ出力241を備えている。第3のシフトレジスタ出力241は、図2Aに示されているシフトレジスタ200のD型フリップフロップ機能を実現するために動作する。したがって、シフトレジスタ入力115に印加されたデータ信号が、クロック信号CKの1クロック周期の遅延を伴って、第3のシフトレジスタ出力241に印加される。第3のシフトレジスタ出力241は、いくつかのシフトレジスタ200を互いと結合し、択一型シフトレジスタを実現するために使用することができる。したがって、第1のシフトレジスタ200の第3のシフトレジスタ出力241は、択一型シフトレジスタにおいて、後続のシフトレジスタ200のデータ入力115に結合(例えば、直接結合)することができる。図2Aに示されている実施形態では、第3のシフトレジスタ出力241は、第2のラッチ201bの第2のフィードバックループ227bにおける第1のインバータ229bの出力に結合されている。したがって、第2のラッチ201bは2つの出力を備え、第2のラッチ201bのデータ入力103bから受け取った信号状態は、反転形態で一方の出力(第3のシフトレジスタ出力241)に、非反転形態で他方の出力(第2の切換スイッチ235bの入力237bに結合されている)に印加される。
言い換えると、第2のラッチ201bは、第3のシフトレジスタ出力241でのレベルは、シフトレジスタ200のクロック信号入力113でのクロック信号CKの所定の数(例えば2)のクロック信号エッジの後、第1のラッチ201aのデータ入力103aでのレベルに従うように、第3のシフトレジスタ出力241に結合(例えば、直接結合)されている。
したがって、第3のシフトレジスタ出力241でのレベルは、第2のラッチ201bのフィードバックループ227b内で優勢である信号状態のみに基づいており、出力回路207a、207bのスイッチング状態とは独立したものである。
図2Aに示されている実施形態では、入力スイッチ225a、225b及びフィードバックスイッチ233a、233bは、例えば、伝達ゲート225a、225b、233a、233bの形で、並列に接続されたトランジスタによって実現される。ここでは、1つのラッチの伝達ゲート(例えば、第1のラッチ201aの伝達ゲート225aと伝達ゲート233a)は反転制御される。
さらなる実施形態によれば、入力スイッチ225a、225b及びフィードバックスイッチ233a、233bはまた、他のスイッチ、例えば、リレー又は1トランジスタスイッチ等で実現してもよい。
さらに、第1の出力回路207aの第1の切換スイッチ235aは、第1のスイッチングトランジスタ243a及び第2のスイッチングトランジスタ245aによって実現されている。第1のスイッチングトランジスタ243aはnチャネル電界効果トランジスタであり、第2のスイッチングトランジスタ245aはpチャネル電界効果トランジスタである。第1の切換スイッチ235aの第1のスイッチングトランジスタ243aのソース−ドレインパスは、第1の切換スイッチ235aの第1の入力237aと出力244aとの間に接続されている。第1の切換スイッチ235aの第2のスイッチングトランジスタ245aのソース−ドレインパスは、第1の切換スイッチ235aの第2の入力239aと出力244aとの間に接続されている。第1の切換スイッチ235aの2つのスイッチングトランジスタ243a、245aのゲート端子には、クロック信号CKが、非反転バージョンCKDで印加される。
第2の切換スイッチ235bもまた、nチャネル電界効果トランジスタである第1のスイッチングトランジスタ243bと、pチャネル電界効果トランジスタである第2のスイッチングトランジスタ245bとによって実現されている。第1のスイッチングトランジスタ243bのソース−ドレインパスは、第2の切換スイッチ235bの第1の入力237bと出力244bとの間に接続されている。第2の切換スイッチ235bの第2のスイッチングトランジスタ245bのソース−ドレインパスは、第2の切換スイッチ235bの第2の入力239bと出力244bとの間に接続されている。第2の切換スイッチ235bの2つのスイッチングトランジスタ243b、245bのゲート入力には、クロック信号CKが反転バージョンCKNで印加され、このようにして、第1の切換スイッチ235aが第2の切換スイッチ235bと反転して切り替わることを保証することができる。
さらなる実施形態によれば、スイッチングトランジスタ243a、245a、243b、245bは、スイッチ225a、225b、233a、233bに対応した伝達ゲートと置き換えることもできる。
図2Aに示されている実施形態では、入力スイッチ225a、225b、フィードバックスイッチ233a、233b、及びトランジスタ243a、243b、245a、245bは、電界効果トランジスタとして実現されるが、さらなる実施形態では、他の種類のトランジスタ、例えば、バイポーラトランジスタも使用することができる。さらに、図2Aに示されている実現形態に相補的な実現形態もまた、例えば、反転されたクロック制御を使用して実現可能である。
以下に、図2Aに示されているシフトレジスタ200の機能を、図2Bに示されている時間状態図を参照して説明する。図2Bに示されている時間状態図では、以下の信号が時間とともに描かれている。すなわち、
クロック信号CKの非反転バージョンCKD、
クロック信号CKの反転バージョンCKN、
シフトレジスタ200のデータ入力115、及び、したがって第1のラッチ201aのデータ入力103aでのデータ信号Dのレベル、
第1のラッチ201aの出力109a(ノードint1)でのレベル、
第2のラッチ201bの出力109b(ノードint2)でのレベル、
第1のシフトレジスタ出力111a(O0)でのレベル、
第2のシフトレジスタ出力111b(O1)でのレベル、
第3のシフトレジスタ出力241(Q)でのレベル、
第1のラッチ201bの第1のフィードバックループ227aにおける第1のフィードバックスイッチ233aと第1のインバータ229aとの間のノード(ノードint3)でのレベル、
第1の切換スイッチ235aの出力244a(ノードint4)でのレベル、
第2のラッチ201bのフィードバックループ227bにおける第2のフィードバックスイッチ233bと第2のインバータ229bとの間のノード(ノードint5)でのレベル、及び
第2の出力回路207bの第2の切換スイッチ235bの出力244b(ノードint6)でのレベルである。
内部ノードint1及びint2は重複した値をもつことが、図2Bに示されている図からわかる(シフトレジスタ200が入力インバータを欠いているため、それらの信号がデータ信号Dに対し反転されている。)。NMOSスイッチ(スイッチングトランジスタ243a、243b)及びPMOSスイッチ(スイッチングトランジスタ245a、245b)がこの重複を正し、これにより、CKDがレベル「1」の間、O0はレベル「1」を出力し、CKDのレベルが「0」の間、O1はレベル「1」を出力する。
ノードint1がレベル「0」で、CKDがレベル「1」のとき、O0はレベル「1」を出力する。そのとき、ノードint1でのNMOSスイッチ243aが閉じており(導通)、ノードint1の値を出力インバータ241aに伝わる。
このことは、ノードがレベル「0」になるとき、すなわち、ラッチ201aに「1」が保持されているとき、非常によく機能する。もしノードint1がレベル「1」になるときであれば、NMOSスイッチ243aは、完全なレベル「1」になるまで導通しない。しかし、インバータ241aのインバータ入力でのレベルが非常に高いので、インバータ出力(第1のシフトレジスタ出力111a)がレベル「0」に正確に設定されるのである。PMOSスイッチ245aは、CKDがレベル「0」の場合、出力インバータ241aのインバータ入力を、常に所定のレベル(図2Aに示されている実施形態ではレベル「1」に)に設定する。ノードint2でのスイッチは反転制御され、したがって、CKDがレベル「0」である間、第2のシフトレジスタ出力111bに「1」が現れる。
シフトレジスタ200は、クロック信号CKの各クロックエッジでのそのデータ入力115におけるレベル「1」でシフトを行い、従来のD型フリップフロップの場合のように、1つおきのクロックエッジでシフトを行うのではないことが、図2Bに示されている図から明らかである。さらに、クロック信号CKの半分のクロック周期で、データ入力115から受け取られたレベル「1」は、2つのシフトレジスタ出力111a、111bにのみ印加される。さらに、シフトレジスタ200によってもまた、典型的なクロック状態制御されたD型フリップフロップ機能が第3のシフトレジスタ出力241に与えられる。この第3のシフトレジスタ出力241に与えられるレベルは、後続のシフトレジスタにおける入力として使用することができる。
図2Aに示されているシフトレジスタ(すなわち、フリップフロップ200)は、2つのシフトレジスタ出力111a、111bに対して28個のみのトランジスタ、すなわち、シフトレジスタ出力毎に14個のトランジスタを備えている。すなわち、図3に示されるように相互に接続された択一型シフトレジスタの場合、例えば、×14個(Nはラッチの数、又は出力回路によって制御されるシフトレジスタ出力の数)のトランジスタが必要となる。
図3は、さらなる実施形態による、択一型シフトレジスタ300のブロック図を示す。択一型シフトレジスタ300はデータ入力301とクロック入力303を備えている。択一型シフトレジスタ300は、複数の直列接続されたシフトレジスタ200aから200nを備えている。シフトレジスタ200aから200nは、例えば、図2Aに示されているシフトレジスタ200のように構成することができる。
シフトレジスタ200aから200nは、データ入力301に印加された「1」がシフトレジスタ200aから200nにわたってシフトされるようにデータ入力301とクロック入力303に結合されている。そのシフトは、クロック入力303での立ち下がり(又は、立ち上がり)クロックエッジでその「1」がシフトレジスタの第1のシフトレジスタ出力から同じシフトレジスタの第2のシフトレジスタ出力にシフトされ、立ち上がり(又は立ち下がり)クロックエッジでその「1」がシフトレジスタの第2のシフトレジスタ出力から後続のシフトレジスタの第1のシフトレジスタ出力にシフトされるようになされる。言い換えると、第1のクロックエッジ方向で「1」はシフトレジスタ内部でシフトし、第2のクロックエッジ方向(第1のクロックエッジ方向とは相補的)で「1」はシフトレジスタから次のシフトレジスタにシフトする。したがって、例えば、図2Aに示されているシフトレジスタの実施態様を使用すると、択一型シフトレジスタ300のデータ入力301での「1」は、それが複数のシフトレジスタ200aから200nのうちの第1のシフトレジスタ200a内に保持されているとすると、立ち下がりクロックエッジで第1のシフトレジスタ200aの第1のシフトレジスタ出力O0から第1のシフトレジスタ200aの第2のシフトレジスタ出力O1にシフトし、後続の立ち上がりクロックエッジで第1のシフトレジスタ200aから第2のシフトレジスタ200b(第1のシフトレジスタ200aの下流にあるシフトレジスタ)にシフトし、したがって、次いで、「1」は、第2のシフトレジスタ200bの第1のシフトレジスタ出力O2に印加される。
シフトレジスタ200aから200nは直接接続することができ、すなわち、第1のシフトレジスタ200aの第3のシフトレジスタ出力は、(例えば、追加の増幅器、インバータ又はスイッチなしで)第2のシフトレジスタ200bのデータ入力に直接接続することができる。このことは、さらなるシフトレジスタ200cから200nの直列接続にも当てはまる。
シフトレジスタ200aから200nを互いに直接接続することにより、フリップフロップ又はシフトレジスタ200aから200nが(論理素子及び長い配線無しに)互いに直接接続され、それにより、信号の復元が不要になるので、図5に示されている入力インバータ501と出力インバータ503との両方を、シフトレジスタ200aから200nにおいて省略することができる。シフトレジスタ200aから200nで入力インバータ及び出力インバータをこのように除去することにより、さらに、択一型シフトレジスタ300の実施態様に対して要求されるトランジスタの数を減らすことができる。必要なトランジスタをさらに減らすことは、すでに上記したように、シフトレジスタ出力に両方のラッチ出力を使用することによって達成される。
このように、図3に示されている択一型シフトレジスタは、N×14個(Nはシフトレジスタ300の出力数又はシフトレジスタ200aから200nの2倍の数である)のトランジスタで実現している。
トランジスタの数を減らすことにより、択一型シフトレジスタ300全体に対して、及び各個々のシフトレジスタ200aから200nに対して必要なスペースが大幅に減少する。
本発明の実施形態は、(実質的に)すべてのクロック周波数に対して機能し、また、非常に低い周波数に対しても、又はクロックがある時間止まった場合でも機能する。
さらに、あらゆるクロックエッジにおいて出力がシフトし、その結果、クロック周波数を半分にすることができ、同じ集積回路上の他の回路部品からの干渉を減らせることになる。
さらなる実施形態によれば、低出力負荷に対し、図2Aに示されている出力インバータ241a、241bも省略することができ、それにより、必要なトランジスタの数をさらに減らせる結果となる。
さらに、実施形態によれば、任意の位置でインバータをインバータのカスケード接続で置き換えることができる。インバータのカスケード接続はまた、スイッチ間でなされたものであってもよい。
さらなる実施形態によれば、図2Aに示されているシフトレジスタ200は、さらに、データ入力115に入力インバータを、第3のシフトレジスタ出力241に出力インバータを備えることができる。
さらなる実施形態によれば、また、信号の反転のために、(出力回路の)出力スイッチ入力を、フィードバックチェーン(フィードバックループ227a、227b)のそれぞれのインバータの前、又はそれぞれの次のインバータの後から取り出すこともできる。
さらなる実施形態によれば、インバータを追加挿入することによって一部の中間信号を反転させることができる。これにより、例えば、1トランジスタスイッチ243a、245a、243b、245bの極性(NMOS→POMS、逆も同様)と制御レベル(CKN→CKD、逆も同様)を反転させることができる。
さらなる実施形態によれば、第3のシフトレジスタ出力241は、例えば、それの前のインバータ又は次のインバータの前で経路内の信号をさらに反転させることによってシフトさせることができる。
実施形態は、例えば、一般的には、画像センサ又はマルチプレクサで適用することができる。
したがって、実施形態は、択一型シフトレジスタのためのより省スペースのD型フリップフロップを提供する。
従来のシフトレジスタでは、D型フリップフロップは各出力に対して必要とされた。従来のD型フリップフロップ実施態様(例えば、図5に示されている)は24個のトランジスタをもっているので、シフトレジスタ毎にも24個のトランジスタが必要とされる。本発明の実施形態は、シフトレジスタ出力毎に必要なトランジスタを減らすことができる(例えば、図2Aに示されているように、シフトレジスタ出力毎のトランジスタを14個にする)。

Claims (19)

  1. データ入力(301)及びクロック入力(303)を備えた択一型フトレジスタ(300)を備えた択一型選択回路であって、前記択一型フトレジスタ(300)は、最初のシフトレジスタのデータ入力に前記データ入力(301)が接続され、後段のシフトレジスタのデータ入力にはそのすぐ前段のシフトレジスタの出力が接続されるように直列接続された複数のシフトレジスタ(100;200;200a−200n)を備えており、
    前記シフトレジスタ(100;200;200a−200n)は第1のラッチ(101a;201a)、第2のラッチ(101b;201b)、第1の出力回路(107a、207a)及び第2の出力回路(107b、207b)を備え、
    前記第1のラッチ(101a;201a)は、そのデータ入力(103a)に印加された信号状態を透過動作状態で受け取り、前記受け取った信号状態を非透過動作状態で維持するよう実現されており、
    前記第2のラッチ(101b;201b)は、そのデータ入力(103b)に印加された信号状態を透過動作状態で受け取り、前記受け取った信号状態を非透過動作状態で維持するよう実現されており、
    前記第1のラッチ(101a;201a)と前記第2のラッチ(101b;201b)は直列接続されており
    前記ラッチ(101a、101b;201a、201b)のクロック入力(105a、105b)は、前記第1のラッチ(101a;201a)が前記非透過動作状態にあるときは前記第2のラッチ(101b;201b)が前記透過動作状態にあり、逆も同様であるように切り替えられ、
    前記第1の出力回路(107a、207a)は、前記第1のラッチ(101a;201a)が前記透過動作状態にあるとき、それぞれのシフトレジスタ(100、200;200a−200n)の第1のシフトレジスタ出力(111a)に前記第1のラッチ(101a;201a)内に存在する前記信号状態とは独立した所定のレベルを提供し、前記第1のラッチ(101a;201a)が前記非透過動作状態にあるとき、このシフトレジスタ(100、200;200a−200n)の第1のシフトレジスタ出力(111a)に前記第1のラッチ(101a;201a)内に保持された前記信号状態に応じたレベルを提供するように実現されており、
    前記第2の出力回路(107b、207b)は、前記第2のラッチ(101b;201b)が前記透過動作状態にあるとき、前記それぞれのシフトレジスタ(100、200、200a−200n)の第2のシフトレジスタ出力(111b)に前記第2のラッチ(101b;201b)内に存在する前記信号状態とは独立した所定のレベルを提供し、前記第2のラッチ(101b;201b)が前記非透過動作状態にあるとき、このシフトレジスタ(100、200、200a−200n)の第2のシフトレジスタ出力(111b)に前記第2のラッチ(101b,201b)内に保持された前記信号状態に応じたレベルを提供するよう実現されており、
    前記クロック入力(303)での立ち下がりクロックエッジで、前記データ入力(301)に印加された「1」が前記複数のシフトレジスタ(200a−200n)の第1のシフトレジスタ(200a)の第1のシフトレジスタ出力(O0)から前記第1のシフトレジスタ(200a)の第2のシフトレジスタ出力(O1)にシフトされ、立ち上がりクロックエッジで、前記「1」が前記第1のシフトレジスタ(200a)の前記第2のシフトレジスタ出力(O1)から後続のシフトレジスタ(200b)の第1のシフトレジスタ出力(O2)にシフトされるようになっているか、又は、
    前記クロック入力(303)での立ち上がりクロックエッジで、前記データ入力(301)に印加された「1」が前記複数のシフトレジスタ(200a−200n)の第1のシフトレジスタ(200a)の第1のシフトレジスタ出力(O0)から前記第1のシフトレジスタ(200a)の第2のシフトレジスタ出力(O1)にシフトされ、立ち下がりクロックエッジで、前記「1」が前記第1のシフトレジスタ(200a)の前記第2のシフトレジスタ出力(O1)から後続のシフトレジスタ(200b)の第1のシフトレジスタ出力(O2)にシフトされるようになっていることにより、前記「1」が前記シフトレジスタ(200a−200n)を通ってシフトされるように、前記シフトレジスタ(200a−200n)が結合されている択一型選択回路。
  2. 前記2つのラッチ(101a、101b、201a、201b)の前記クロック入力(105a、105b)は、第1のレベルが前記第1のラッチ(101a、201a)の前記クロック入力(105a)に印加されるとき、前記第1のレベルに相補的なレベルが、前記第2のラッチ(101b、201b)の前記クロック入力(105b)に印加されるように、反転して切り替えられる請求項1に記載の択一型選択回路。
  3. 前記出力回路(107a、107b、207a、207b)のクロック入力(117a、117b)は、第1のレベルが前記第1の出力回路(107a、207a)のクロック入力(117a)に印加されるとき、前記第1のレベルに相補的なレベルが前記第2の出力回路(107b、207b)のクロック入力(117b)に印加されるように、反転して切り替えられる請求項1又は2に記載の択一型選択回路。
  4. 前記シフトレジスタ(100、200)のクロック入力(113)は、前記ラッチ(101a、101b、201a、201b)のクロック入力(105a、105b)及び前記出力回路(107a、107b、207a、207b)のクロック入力(117a、117b)に結合され、前記シフトレジスタ(100、200)の前記クロック入力(113)でのクロック状態の変化に応じて、前記ラッチ(101a、101b、201a、201b)の前記動作状態と前記出力回路(107a、107b、207a、207b)のスイッチング状態との両方が変化する請求項1から3のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  5. 前記第1の出力回路(207a)は、第1の入力(237a)及び第2の入力(239a)をもつ第1の切換スイッチ(235a)を備えており、
    前記第1の切換スイッチ(235a)は、その第1のスイッチング状態でその第1の入力(237a)を前記第1のシフトレジスタ出力(111a)に結合し、その第2のスイッチング状態でその第2の入力(239a)を前記第1のシフトレジスタ出力(111a)に結合するように実現されており、
    前記第1の切換スイッチ(235a)は、その第1の入力(237a)に印加されるレベルが前記第1のラッチ(201a)内に存在する前記信号状態に基づき、その第2の入力(239a)に印加されるレベルが前記第1のラッチ(201a)内に存在する前記信号状態とは独立しているように切り替えられ、
    前記第2の出力回路(207b)は、第1の入力(237b)及び第2の入力(239b)をもつ第2の切換スイッチ(235b)を備えており、
    前記第2の切換スイッチ(235b)は、その第1のスイッチング状態でその第1の入力(237b)を前記第2のシフトレジスタ出力(111b)に結合し、その第2のスイッチング状態でその第2の入力(239b)を前記第2のシフトレジスタ出力(111b)に結合するように実現されており、
    前記第2の切換スイッチ(235b)は、その第1の入力(237b)に印加されるレベルが前記第2のラッチ(201b)内に存在する前記信号状態に基づき、その第2の入力(239b)に印加されるレベルが前記第2のラッチ(201b)内に存在する前記信号状態とは独立しているように切り替えられる請求項1から4のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  6. 前記切換スイッチ(235a、235b)のクロック入力は、前記第1の切換スイッチ(235a)がその第1のスイッチング状態にあるとき、前記第2の切換スイッチ(235b)がその第2のスイッチング状態にあり、逆も同様であるように、切り替えられる請求項5に記載の択一型選択回路。
  7. 前記第1の切換スイッチ(235a)は、第1のレベルがそのクロック入力に印加されたときその第1のスイッチング状態にあり、前記第1のレベルに相補的なレベルがそのクロック入力に印加されたときその第2のスイッチング状態にあるように、かつ、前記第2の切換スイッチ(235b)は、第2のレベルがそのクロック入力に印加されたときその第2のスイッチング状態にあり、前記第2のレベルに相補的なレベルがそのクロック入力に印加されたときその第1のスイッチング状態にあるように、前記切換スイッチ(235a、235b)がクロック状態により制御される請求項5又は6に記載の択一型選択回路。
  8. 前記第2のラッチ(201b)は、第3のシフトレジスタ出力(241)でのレベルが、このシフトレジスタ(200)のクロック信号入力(113)での所定の数のクロック信号エッジの後、前記第1のラッチ(201a)の前記データ入力(103a)でのレベルに従うように、前記第3のシフトレジスタ出力(241)に結合されている請求項1から7のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  9. 前記第1のラッチ(201a)は、第1の入力スイッチ(225a)と、前記第1の入力スイッチ(225a)に対し相補的に切り替わる第1のフィードバックスイッチ(233a)とを備え、
    前記第1の入力スイッチ(225a)は、前記第1のラッチ(201a)の前記透過動作状態において導電状態となって前記第1のラッチ(201a)の前記データ入力(103a)に印加された前記信号状態を受け取り、前記第1のラッチ(201a)の前記非透過動作状態においては導電状態にならず、
    前記第1のフィードバックスイッチ(233a)は、前記第1のラッチ(201a)の前記非透過動作状態において導電状態となって前記第1のラッチ(201a)の前記データ入力(103a)から受け取った前記信号状態を前記第1のラッチ(201a)内に維持し、
    前記第2のラッチ(201b)は、第2の入力スイッチ(225b)と、前記第2の入力スイッチ(225b)と相補的に切り替わる第2のフィードバックスイッチ(233b)とを備え、
    前記第2の入力スイッチ(225b)は、前記第2のラッチ(201b)の前記透過動作状態において導電状態となって前記第2のラッチ(201b)の前記データ入力(103b)に印加された前記信号状態を受け取り、前記第2のラッチ(201b)の前記非透過動作状態においては導電状態にならず、
    前記第2のフィードバックスイッチ(233b)は、前記第2のラッチ(201b)の前記非透過動作状態において導電状態となって前記第2のラッチ(201b)の前記データ入力(103b)から受け取った前記信号状態を前記第2のラッチ(201b)内に維持する請求項1から8のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  10. このシフトレジスタは、前記第1のラッチ(201a)の前記第1の入力スイッチ(225a)が前記第2のラッチ(201b)の前記第2の入力スイッチ(225b)と相補的に切り替わり、前記第1のラッチ(201a)の前記第1のフィードバックスイッチ(233a)が前記第2のラッチ(201b)の前記第2のフィードバックスイッチ(233b)と相補的に切り替わるよう実現されている請求項9に記載の択一型選択回路。
  11. 前記第1のラッチ(201a)は第1のフィードバックループ(227a)を備え、
    前記第1のフィードバックループ(227a)は前記第1の入力スイッチ(225a)の後に接続され、前記第1のフィードバックスイッチ(233a)は前記第1のフィードバックループ(227a)を開閉し、第1のフィードバックループ(227a)が開いて前記第1のラッチ(201a)が前記透過動作状態にあるときに、前記第1のラッチ(201a)の前記データ入力(103a)に印加された前記信号状態を前記第1のフィードバックループ(227a)に受け取り、第1のフィードバックループ(227a)が閉じて前記第1のラッチ(201a)が前記非透過動作状態にあるときに、前記受け取った信号状態を前記第1のフィードバックループ(227a)に維持するように実現されており、
    前記第2のラッチは第2のフィードバックループ(227b)を備え、
    前記第2のフィードバックループ(227b)は前記第2の入力スイッチ(225b)の後に接続され、前記第2のフィードバックスイッチ(233b)は前記第2のフィードバックループ(227b)を開閉し、第2のフィードバックループ(227b)が開いて前記第2のラッチ(201b)が前記透過動作状態にあるときに、前記第2のラッチ(201b)の前記データ入力(103b)に印加された前記信号状態を前記第2のフィードバックループ(227b)に受け取り、第2のフィードバックループ(227b)が閉じて前記第2のラッチ(201b)が前記非透過動作状態にあるときに、前記受け取った信号状態を前記第2のフィードバックループ(227b)に維持するように実現されている請求項9又は10に記載の択一型選択回路。
  12. 前記第1のフィードバックループ(227a)は少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229a、231a)を備えており、
    前記第1の入力スイッチ(225a)は、前記第1のフィードバックループ(227a)の前記少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229a、231a)の最初のインバータ(229a)の入力に結合されており、
    前記第1のフィードバックスイッチ(233a)は、前記第1のフィードバックループ(227a)の前記少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229a、231a)の最後のインバータ(231a)の出力と、前記第1のフィードバックループ(227a)の前記最初のインバータ(229a)の前記入力との間に接続されており、
    前記第2のラッチ(201b)の前記第2のフィードバックループ(227b)は少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229b、231b)を備えており、
    前記第2の入力スイッチ(225b)は、前記第2のフィードバックループ(227b)の前記少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229b、231b)の最初のインバータ(229b)の入力に結合されており、
    前記第2のフィードバックスイッチ(233b)は、前記第2のフィードバックループ(227b)の前記少なくとも2つの直列接続されたインバータ(229b、231b)の最後のインバータ(231b)の出力と、前記第2のフィードバックループ(227b)の前記最初のインバータ(229b)の前記入力との間に接続されている請求項11に記載の択一型選択回路。
  13. 前記第1の出力回路(107a)は、前記第1のフィードバックループ(227a)の前記最初のインバータ(229a)の出力に結合されており、前記第1のラッチ(201a)の前記非透過動作状態において前記第1のフィードバックループ(227a)の前記最初のインバータ(229a)の前記出力でのレベルに応じて前記第1のシフトレジスタ出力(111a)にもたらされる前記レベルを出力する請求項12に記載の択一型選択回路。
  14. 前記第2の出力回路(207b)は、前記第2のフィードバックループ(227b)の最後のインバータの出力に結合されており、前記第2のラッチ(201b)の前記非透過動作状態において前記第2のフィードバックループ(227b)の前記最後のインバータの前記出力でのレベルに応じて前記第2のシフトレジスタ出力(111b)にもたらされる前記レベルを出力する請求項12又は13に記載の択一型選択回路。
  15. 第3のシフトレジスタ出力(241)が前記第2のフィードバックループ(227b)の前記最初のインバータ(229b)の出力に結合されて、前記第3のシフトレジスタ出力(241)でのレベルが前記第2のフィードバックループ(227b)の前記最初のインバータ(229b)の前記出力でのレベルに基づき、かつ、前記2つの出力回路(207a、207b)のスイッチング状態とは独立であるようになっている請求項12から14のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  16. 前記第1のラッチ(201a)は、前記第1のラッチ(201a)の出力(109a)に印加されるレベルが前記第2のラッチ(201b)のデータ入力(103b)に印加されるレベルと等しくなるように、前記第2のラッチ(201b)に直接接続されている請求項1から15のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  17. 前記第1の出力回路(207a)の第1の入力(237a)は前記第1のラッチ(201a)の出力(109a)に直接接続されており、
    前記第2の出力回路(207b)の第1の入力(237b)は前記第2のラッチ(201b)の出力(109b)に直接接続されている請求項1から16のいずれか一項に記載の択一型選択回路。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の択一型選択回路をもった画像センサ。
  19. 請求項1から17のいずれか一項に記載の択一型選択回路をもったマルチプレクサ。
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