JP2016201623A - フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 - Google Patents
フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016201623A JP2016201623A JP2015079197A JP2015079197A JP2016201623A JP 2016201623 A JP2016201623 A JP 2016201623A JP 2015079197 A JP2015079197 A JP 2015079197A JP 2015079197 A JP2015079197 A JP 2015079197A JP 2016201623 A JP2016201623 A JP 2016201623A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- flip
- gate
- flop circuit
- latch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/353—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
- H03K3/356—Bistable circuits
- H03K3/3562—Bistable circuits of the master-slave type
- H03K3/35625—Bistable circuits of the master-slave type using complementary field-effect transistors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/01—Details
- H03K3/012—Modifications of generator to improve response time or to decrease power consumption
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
- H03K3/02—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
- H03K3/027—Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
- H03K3/037—Bistable circuits
- H03K3/0372—Bistable circuits of the master-slave type
Abstract
【課題】スキャンテスト時におけるスキャンチェーン回路のホールドマージンを設けることを、通常動作時の性能の犠牲を避けつつ実現することができるフリップフロップ回路および半導体集積回路装置の提供を図る。【解決手段】クロックCLK,CLKBの第1エッジに基づいて動作する第1ゲートPG1と、前記第1ゲートの出力を保持する第1ラッチLAT1と、前記クロックの第2エッジに基づいて動作する第2ゲートPG2と、前記第2ゲートを経由した出力を保持する第2ラッチLAT2と、前記第1ラッチおよび前記第2ラッチの間に、前記第2ゲートと直列に設けられ、前記クロックを遅延した制御信号により制御される第3ゲートPG3と、を有する。【選択図】図5
Description
本明細書で言及する実施例は、フリップフロップ回路および半導体集積回路装置に関する。
従来、半導体集積回路装置(LSI)のテストを容易に行う設計手法として、例えば、ランダムロジックを対象にするスキャンテストが知られている。スキャンテストは、例えば、回路内のフリップフロップ(FF:Flip-Flop)をスキャンFFに置き換え、スキャンテスト時には、回路内のスキャンFFの入力を切り替え、直列に接続してシフトレジスタを形成する。
そして、このシフトレジスタにより、LSIの外部I/O端子からスキャンFFを制御および観測するスキャンチェーン回路を形成する。なお、通常動作時には、スキャンFFの入力を切り替えて、通常のFFとして使用する。
ところで、従来、スキャンFF(フリップフロップ回路)としては様々なものが提案されている。
上述したように、スキャンテスト時には、例えば、回路内のスキャンFFの入力を切り替えてスキャンチェーン回路を形成するが、このとき、スキャンチェーン回路のホールドマージンを確保できずに、データの突き抜けが発生する虞がある。
また、データの突き抜けを避けるために、例えば、スキャンテストのデータパスにも、バッファなどの遅延素子を配置することが行われるが、この場合、新たに設けたバッファが消費電力の増加や占有面積の増大を引き起こす原因になる。さらに、データの突き抜けを避けるために、データや制御信号の遅延を行うことも考えられるが、通常動作時の性能を低下させる虞がある。
一実施形態によれば、クロックの第1エッジに基づいて動作する第1ゲートと、前記第1ゲートの出力を保持する第1ラッチと、第2ゲートと、第2ラッチと、第3ゲートと、を有するフリップフロップ回路が提供される。
前記第2ゲートは、前記クロックの第2エッジに基づいて動作し、前記第2ラッチは、前記第2ゲートを経由した出力を保持する。前記第3ゲートは、前記第1ラッチおよび前記第2ラッチの間に、前記第2ゲートと直列に設けられ、前記クロックを遅延した制御信号により制御される。
開示のフリップフロップ回路および半導体集積回路装置は、スキャンテスト時におけるスキャンチェーン回路のホールドマージンを設けることを、通常動作時の性能の犠牲を避けつつ実現することができるという効果を奏する。
まず、本実施例のフリップフロップ回路および半導体集積回路装置を詳述する前に、図1〜図4を参照して、フリップフロップ回路の例およびその問題点を説明する。図1は、フリップフロップ回路の一例を示すブロック図であり、マスタスレーブ型フリップフロップの一例を示すものである。
図1に示されるように、フリップフロップ回路は、セレクタ(マルチプレクサ)SEL、第1および第2ゲート(パスゲート回路)PG1およびPG2、第1および第2ラッチ(ラッチ回路)LAT1およびLAT2、並びに、インバータI3を含む。
セレクタSELは、スキャンモード信号SMCで制御されるインバータI1およびI2を含み、スキャンモード信号SMCに基づいて、通常動作時に使用する実データDATAと、スキャンテスト時に使用するスキャンデータSINを切り替えて出力する。
具体的に、例えば、通常動作時には、スキャンモード信号SMCを低レベル『L』とすることでDATAを選択し、スキャンテスト時には、SMCを高レベル『H』とすることでSINを選択する。
すなわち、通常動作時には、インバータI1を活性化(インバータI2をオフ)して、DATAを反転してパスゲート回路PG1に出力し、スキャンモード時には、I2を活性化(I1をオフ)して、SINを反転してパスゲート回路PG1に出力する。
パスゲート回路(第1ゲート)PG1は、ゲートにクロックCLKが入力されたpチャネル型MOSトランジスタ(pMOSトランジスタ)と、ゲートに反転クロックCLKBが入力されたnチャネル型MOSトランジスタ(nMOSトランジスタ)を含む。ここで、CLKBは、CLKのレベルを反転した信号である。
パスゲート回路PG1の出力は、ラッチ回路(第1ラッチ)LAT1に入力されて保持され、ラッチ回路LAT1の出力は、パスゲート回路(第2ゲート)PG2を介して、ラッチ回路(第2ラッチ)LAT2に入力されて保持される。
ここで、ラッチ回路LAT1は、入出力が交差接続された2つのインバータI11,I12により形成され、また、ラッチ回路LAT2は、入出力が交差接続された2つのインバータI21,I22により形成されている。
なお、パスゲート回路PG2は、パスゲート回路PG1と同様に、pMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含むが、pMOSトランジスタのゲートにはCLKBが入力され、nMOSトランジスタのゲートにはCLKが入力されている。
すなわち、パスゲート回路PG1とPG2は、クロックCLK(CLKB)により交互にオン/オフされ、マスタ側のラッチ回路LAT1とスレーブ側のラッチ回路LAT2に保持されるデータを、クロックCLKに基づいて制御するようになっている。なお、ラッチ回路LAT2の出力は、インバータI3により反転されてQ出力として出力される。
図2は、図1に示すフリップフロップ回路の動作を説明するための図である。図2において、クロックCLKの『↑』は、CLKの立ち上がりエッジを示し、『↓』は、CLKの立ち下がりエッジを示し、それぞれの『X』は、ドントケア(don't care)を示す。
図2に示されるように、図1のマスタスレーブ型フリップフロップは、通常動作時にはスキャンモード信号SMCを『L』とすることでDATAを選択し、スキャンテスト時にはSMCを『H』とすることでSINを選択する。なお、クロックCLKが『↓』になると、そのときのデータが保持され、フリップフロップ回路のQ出力として出力される。
さらに、クロックCLK(CLKB)で交互に制御されるパスゲート回路PG1,PG2により、通常動作時には、CLKの1周期ごとにDATAがQとして出力され、スキャンテスト時には、CLKの1周期ごとにSINがQとして出力される。
図3は、図1に示すフリップフロップ回路を適用した回路の一例を示すブロック図であり、図1に示すマスタスレーブ型フリップフロップを3個(FF1〜FF3)適用した回路(論理回路)の一例を示すものである。
図3に示す回路は、例えば、実際に論理回路として動作する論理積回路AND1およびバッファBUF1を有し、AND1により、一方の入力に与えられたFF1の出力信号Qと、他方の入力の信号との論理積を取るようになっている。さらに、AND1の出力信号は、BUF1を介してFF2のDATAとして入力される。
ここで、通常動作時のデータパスは、FF1の出力(Q)からAND1,BUF1およびFF2のデータ入力DATAに至る経路DPnになる。また、スキャンテスト時のデータパスは、FF1の出力(Q)から直接FF3のスキャン入力SINに至る経路DPsになる。
すなわち、例えば、通常動作時には、前段のフリップフロップFF1のQ出力に基づいて、通常複数の論理ゲート(図3では、AND1)を介して、後段のフリップフロップFF2のデータ入力DATAに接続される。
ここで、例えば、スキャンテスト時には、フリップフロップのチェーンを形成するが、このとき、前段のフリップフロップFF1のQ出力は、後段のフリップフロップFF3スキャン入力SINに直接接続される。すなわち、スキャンテストは、フリップフロップの機能試験を目的とするため、スキャンテストのデータパスDPsには、論理ゲートの配置は不要になるためである。
図4は、図3に示す回路における問題点を説明するためのタイミング図であり、フリップフロップ回路におけるデータ突き抜けを説明するためのものである。
図4に示されるように、通常動作時において、クロックCLKの立ち上がりタイミング(A点)で前段のFF1に取り込まれたデータ(DATA)は、データパスDPnで遅延を生じる。そのため、後段のFF2では、B点で入力に反映され、次のクロックCLKの立ち上がりタイミング(C点)で正しく、後段のFF2に伝達される。
一方、スキャンテスト時において、スキャンのデータパスDPsの遅延は小さいため、A点で前段のFF1に取り込まれたデータDATAは、直ちに、D点で後段のFF3のスキャン入力SINに到達する。
ここで、フリップフロップ間では、クロックCLK波形のタイミングにもズレが生じるため、図4に示されるように、D点でデータの突き抜けが生じ、前段のFF1に取り込まれたDATAが、同一クロックCLKでそのまま後段のFF3にも取り込まれてしまう。
このようなデータの突き抜けを避けるために、例えば、スキャンテストのデータパスDPsにも、バッファなどの遅延素子を配置することが行われるが、この場合、新たに設けたバッファが消費電力の増加や占有面積の増大を引き起こす原因になる。また、データの突き抜けを避けるために、データや制御信号の遅延を行うことも考えられるが、通常動作時の性能を低下させる虞がある。
以下、フリップフロップ回路および半導体集積回路装置の実施例を、添付図面を参照して詳述する。図5は、フリップフロップ回路の第1実施例を示すブロック図であり、マスタスレーブ型フリップフロップの一例を示すものである。
図5と前述した図1の比較から明らかなように、第1実施例のフリップフロップ回路は、図1のフリップフロップ回路に対して、第2ゲート(パスゲート回路)PG2と第2ラッチ(ラッチ回路)LAT2の間に、第3ゲート(パスゲート回路)PG3が設けられている。
図5に示されるように、フリップフロップ回路は、セレクタ(マルチプレクサ)SEL、第1および第2ゲート(パスゲート回路)PG1およびPG2、第1および第2ラッチ(ラッチ回路)LAT1およびLAT2、並びに、インバータI3を含む。
セレクタSELは、スキャンモード信号SMCで制御されるインバータI1およびI2を含み、スキャンモード信号SMCに基づいて、通常動作時に使用する実データDATAと、スキャンテスト時に使用するスキャンデータSINを切り替えて出力する。
具体的に、例えば、通常動作時には、スキャンモード信号SMCを低レベル『L』とすることでDATAを選択し、スキャンテスト時には、SMCを高レベル『H』とすることでSINを選択する。
すなわち、通常動作時には、インバータI1を活性化(インバータI2をオフ)して、DATAを反転してパスゲート回路PG1に出力し、スキャンモード時には、I2を活性化(I1をオフ)して、SINを反転してパスゲート回路PG1に出力する。
パスゲート回路(第1ゲート)PG1は、ゲートにクロックCLKが入力されたpMOSトランジスタと、ゲートに反転クロックCLKBが入力されたnMOSトランジスタを含む。ここで、CLKBは、CLKのレベルを反転した信号である。
パスゲート回路PG1の出力は、ラッチ回路(第1ラッチ)LAT1に入力されて、保持される。さらに、ラッチ回路LAT1の出力は、パスゲート回路(第2ゲート)PG2およびパスゲート回路(第3ゲート)PG3を介して、ラッチ回路(第2ラッチ)LAT2に入力されて、保持される。
ここで、パスゲート回路PG2は、パスゲート回路PG1と同様に、pMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含むが、pMOSトランジスタのゲートにはCLKBが入力され、nMOSトランジスタのゲートにはCLKが入力されている。すなわち、パスゲート回路PG1とPG2は、クロックCLK(CLKB)により交互にオン/オフされる。
また、パスゲート回路PG3は、パスゲート回路PG1およびPG2と同様に、pMOSトランジスタおよびnMOSトランジスタを含む。ただし、パスゲート回路PG3において、pMOSトランジスタのゲートにはCLK2Bが入力され、nMOSトランジスタのゲートにはCLK2が入力されている。なお、クロックCLK2(CLK2B)は、クロックCLK(CLKB)を遅延したクロックである。
すなわち、パスゲート回路PG1とPG2は、クロックCLK(CLKB)により交互にオン/オフされるが、パスゲート回路PG3は、パスゲート回路PG2よりも少し遅れてスイッチング制御される。
これにより、スレーブ側のラッチ回路LAT2は、パスゲート回路PG3がオンするまで、パスゲート回路PG2の出力、すなわち、マスタ側のラッチ回路LAT1の出力を取り込むことができず、データの突き抜けを防止することが可能になる。そして、ラッチ回路LAT2の出力は、インバータI3により反転されてQ出力として出力される。
なお、通常動作時において、パスゲート回路PG3は、常にオン状態に保持され、スレーブ側のラッチ回路LAT2は、パスゲート回路PG2の出力をそのまま受け取ることになり、通常動作時における性能の低下を避けることができる。
図5において、ラッチ回路LAT1およびLAT2は、入出力が交差接続された2つのインバータI11,I12およびI21,I22により形成されているが、様々な構成のものを適用することができるのはいうまでもない。
そして、パスゲート回路PG1とPG2は、クロックCLK(CLKB)により交互にオン/オフされ、また、スキャンテスト時において、パスゲート回路PG3は、クロックCLK2(CLK2B)によりパスゲート回路PG2より少し遅れてオン/オフされる。なお、通常動作時において、パスゲート回路PG3は、オン状態に保持される。
これにより、マスタ側のラッチ回路LAT1とスレーブ側のラッチ回路LAT2に保持されるデータは、スキャンテスト時のデータの突き抜けや、通常動作時の性能低下を避けつつ、クロックCLKに基づいて制御される。
図6は、図5に示すフリップフロップ回路における第3ゲートの制御信号を生成する回路(制御信号生成回路3)の一例を示す図である。図6に示されるように、制御信号生成回路(遅延回路)3は、インバータ31,34、遅延部32および否定論理積(NAND)回路33を含む。
インバータ31は、クロックCLKを受け取って反転し、反転クロックCLKBを生成すると共に、CLKBを遅延部32に入力する。遅延部32は、複数のバッファを含み、入力されたCLKBを遅延して、NAND回路33の一方の入力に与える。
NAND回路33の他方の入力には、スキャンモード信号SMCが与えられ、CLKBとSMCの否定論理積を取って制御信号CLK2を生成し、さらに、インバータ34で反転して制御信号CLK2Bを生成する。
ここで、制御信号生成回路3は、それぞれのフリップフロップ回路に設けてもよいが、例えば、クロックツリーの所定のノード毎に、すなわち、複数のフリップフロップ回路に対して共通に設けてもよい。また、図6に示す制御信号生成回路3は、単なる例であり、様々な変形および変更が可能なのはもちろんである。
図7は、図5に示すフリップフロップ回路の動作を説明するためのタイミング図であり、図7(a)は、スキャンテスト時(SMCが『H』)におけるクロック(制御信号)波形を示し、図7(b)は、通常動作時(SMCが『L』)におけるクロック波形を示す。
図7(a)に示されるように、スキャンテスト時において、図5に示すフリップフロップ回路のパスゲート回路(第3ゲート)PG3の制御信号CLK2,CLK2Bは、クロックCLK,CLKBを遅延させた波形になっている。
このCLK2,CLK2Bにより、パスゲート回路PG3は、CLK,CLKBで制御されるパスゲート回路PG2よりも、遅延部32により与えられる遅延量だけ遅れたタイミングでオン/オフ動作を行う。
これにより、スレーブ側のラッチ回路LAT2は、パスゲート回路PG2が既にオンしていても、パスゲート回路PG3がオンするまで、マスタ側のラッチ回路LAT1の出力を取り込むことができない。
そして、パスゲート回路PG3がオンした時点からラッチ回路LAT1の出力の、ラッチ回路LAT2への取り込みが開始されるため、ラッチ回路LAT1の出力変化のタイミングが遅れる。これにより、前段のFF1から後段のFF3へのスキャン入力SINを遅らせることができ、スキャンテスト時のデータの突き抜けを防止することが可能になる。
一方、ラッチ回路LAT1の出力の、ラッチ回路LAT2への取り込みは、パスゲート回路PG3がオンしていてもパスゲート回路PG2が先にオフした時点で終了する。そのため、フリップフロップ回路内部でのCLK2の立下り時のデータ突き抜けを抑制することができる。
また、図7(b)に示されるように、通常動作時において、パスゲート回路PG3の制御信号CLK2およびCLK2Bは、それぞれ『H』および『L』とされ、パスゲート回路PG3はオン状態に保持される。
すなわち、通常動作時において、パスゲート回路PG3がオン状態に保持されているため、スレーブ側のラッチ回路LAT2は、パスゲート回路PG2のオン/オフ動作に従ってマスタ側のラッチ回路LAT1の出力を取り込むことができる。
このように、第1実施例によれば、第3ゲートPG3をフリップフロップ回路の内部に追加し、通常動作時には、第3ゲートPG3を常にオン状態とすることで、クロックCLK,CLKBをそのまま使用して第1および第2ゲートPG1,PG2を制御する。これにより、通常動作時の高速動作の犠牲を避けつつスキャンテスト時の対策を実現することができる。
さらに、第1実施例によれば、スキャンテスト時には、第3ゲートPG3を、クロックCLK,CLKBから一定時間遅らせた制御信号CLK2,CLK2Bで制御することで、スキャンテスト時のデータ突き抜けのマージンを設けることができる。
すなわち、第1実施例によれば、スキャンテスト時におけるスキャンチェーン回路のホールドマージンを設けることが、通常動作時の性能の犠牲を避けつつ実現することが可能になる。この効果は、他の実施例でも同様に発揮される。
図8は、図5に示すフリップフロップ回路の変形例を示すブロック図である。図8と前述した図5の比較から明らかなように、本変形例は、第1実施例のフリップフロップ回路におけるパスゲート回路PG2(第2ゲート)とPG3(第3ゲート)の配置を逆にしたものである。
すなわち、図8に示されるように、本変形例において、ラッチ回路LAT1の出力は、パスゲート回路(第3ゲート)PG3およびパスゲート回路(第2ゲート)PG2を介して、ラッチ回路(第2ラッチ)LAT2に入力されて、保持される。
ここで、パスゲート回路PG2は、CLK,CLKBによりスイッチング制御され、パスゲート回路PG3は、CLK,CLKBを遅延したCLK2,CLK2Bによりスイッチング制御される。
従って、マスタ側のラッチ回路LAT1の出力は、既にPG2がオンしていても、PG3がオンするまで、スレーブ側のラッチ回路LAT2に伝達されない。また、ラッチ回路LAT1の出力の、ラッチ回路LAT2への取り込みは、パスゲート回路PG3がオンしていてもパスゲート回路PG2が先にオフした時点で終了する。そのため、図5に示す第1実施例のフリップフロップ回路と同様の効果が得られることになる。
すなわち、前段のFF1から後段のFF3へのスキャン入力SINを遅らせることができ、スキャンテスト時のデータの突き抜けを防止することが可能になり、また、フリップフロップ回路内部でのCLK2の立下り時のデータ突き抜けを抑制することができる。
なお、本変形例においても、上述した第1実施例と同様に、PG3は、通常動作時では常にオン状態に保持され、LAT2は、PG2の出力をそのまま受け取ることになるため、通常動作時における性能の低下を避けることができる。
図9は、フリップフロップ回路の第2実施例を示すブロック図であり、図10は、図9に示すフリップフロップ回路における第3ゲートの一例を示す図である。ここで、図10(a)は、複合ゲート回路(第3ゲート)PG3’の入出力関係を示す図であり、図10(b)は、複合ゲート回路PG3’の一例を示す回路図である。
図9と前述した図5の比較から明らかなように、本第2実施例は、第1実施例のフリップフロップ回路におけるパスゲート回路PG3を、複合ゲート回路PG3’としたものである。なお、図10に示す第2実施例のフリップフロップ回路では、複合ゲート回路PG3’がインバータの機能を有しているため、例えば、図5におけるインバータI3が省略されている。
図10に示されるように、複合ゲート回路PG3’は、pMOSトランジスタTp1,Tp2およびnMOSトランジスタTn1,Tn2を含み、Tp1およびTn2はインバータを形成している。
すなわち、複合ゲート回路PG3’は、インバータ(Tp1,Tn2)と、このインバータに直列接続されたTp2およびTn1を含み、Tp2のゲートにはCLK2Bが入力され、Tn1のゲートにはCLK2を入力されて、動作の制御が行われる。
ここで、CLK2,CLK2Bは、CLK,CLKBを遅延させた信号であるため、スキャンテスト時において、複合ゲート回路PG3’は、パスゲート回路PG2のオン/オフ動作よりも少し遅れて動作(反転動作)のオン/オフを行うようになっている。
また、本第2実施例においても、上述した第1実施例と同様に、通常動作時には、複合ゲート回路PG3’の制御信号CLK2,CLK2Bは、それぞれ『H』,『L』とされ、複合ゲート回路PG3’はオン状態に保持されて通常のインバータとして機能する。
これにより、通常動作時における性能の低下を避けつつ、スキャンテスト時におけるホールドマージンを設けてデータの突き抜けを防止することが可能になる。なお、図8を参照して説明した第1実施例の変形例と同様に、本第2実施例においても、複合ゲート回路PG3’とパスゲート回路PG2の配置を逆にすることができるのはいうまでもない。
また、ラッチ回路LAT1の出力の、ラッチ回路LAT2への取り込みは、複合ゲート回路PG3’がオンしていてもパスゲート回路PG2が先にオフした時点で終了する。そのため、第1実施例のフリップフロップ回路と同様に、フリップフロップ回路内部でのCLK2の立下り時のデータ突き抜けを抑制することができる。
さらに、図10に示す複合ゲート回路PG3’において、例えば、トランジスタTp2およびTn1によりインバータを形成し、トランジスタTp1のゲートにCLK2Bを入力し、トランジスタTn2のゲートにCLK2を入力することもできる。
図11は、半導体集積回路装置の第1実施例を示すブロック図である。図11に示されるように、第1実施例の半導体集積回路装置は、機能ブロック101,102、および、遅延制御ブロック103を含む。
機能ブロック101および102は、それぞれフリップフロップ回路FFを含む。ここで、フリップフロップ回路FFは、例えば、図5,図8或いは図9に示すフリップフロップ回路であり、図6を参照して説明した第3ゲートの制御信号を生成する制御信号生成回路(遅延回路)3は、含まない。
図11に示されるように、第1実施例の半導体集積回路装置は、図6に示す制御信号生成回路3に相当する遅延制御ブロック103を、各フリップフロップ回路FFに内蔵せずに、共通の回路ブロックとして設けるようになっている。
すなわち、遅延制御ブロック103から各機能ブロック101,102(フリップフロップ回路FF)に対して、クロックCLKを遅延した信号CLK2が与えられるようになっている。
なお、図11では、2個の機能ブロック101,102のみが描かれ、各機能ブロック101,102におけるフリップフロップ回路FFも1個のみが描かれているが、これらはさらに多数であってもよい。
また、図11では、遅延制御ブロック103から各機能ブロック101,102への信号は、CLK2のみが描かれているが、CLK2の反転信号CLK2BおよびクロックCLKの反転信号CLKB等が含まれてもよい。
さらに、遅延制御ブロック103は1つに限定されるものではなく、所定数の機能ブロックに対して遅延制御ブロック103を設け、結果的に、遅延制御ブロック103を複数設けるようになってもよい。これらは、図12および図13でも同様である。
このように、第1実施例の半導体集積回路装置によれば、遅延制御ブロック103により、第3ゲートの制御信号(CLK2,CLK2B)を複数の機能ブロック101,102(FF)に対して共通に与えることができるため、面積効率を向上させることができる。そのため、比較的大きな遅延量を発生する回路を、遅延制御ブロック内103に配置し、例えば、機能ブロック間で大きな調整を行うこともできる。
図12は、半導体集積回路装置の第2実施例を示す図である。ここで、図12(a)は、半導体集積回路装置のブロック図を示し、図12(b)は、図12(a)に示す半導体集積回路装置におけるフリップフロップ回路FF’の一例のブロック図を示す。
図12(a)と上述した図11の比較から明らかなように、第2実施例の半導体集積回路装置は、第1実施例における遅延制御ブロック103が省略されている。その代わりに、図12(b)に示されるように、各機能ブロック101,102に設けられたフリップフロップ回路FF’には、それぞれ図6を参照して説明した制御信号生成回路(遅延回路)3が設けられている。
第2実施例の半導体集積回路装置によれば、各フリップフロップ回路FF’に設けられた遅延回路(制御信号生成回路)3により、そのFF’に適した遅延量を与えた制御信号CLK2,CLK2Bを生成することが可能になる。すなわち、FF’が設けられた機能ブロック101,102における個々の経路に対して、前述した対策を施すことができる。
図13は、半導体集積回路装置の第3実施例を示すブロック図である。ここで、図13(a)は、半導体集積回路装置のブロック図を示し、図13(b)は、図13(a)に示す半導体集積回路装置におけるフリップフロップ回路FF’の一例のブロック図を示す。
図13(a)と前述した図11および図12(a)の比較から明らかなように、第3実施例の半導体集積回路装置は、第2実施例において、さらに、第1実施例と同様に、遅延制御ブロック103が設けられたものに相当する。なお、図13(b)は、上述した図12(b)と同様に、遅延回路3が内蔵されたフリップフロップ回路FF’を示している。
すなわち、本第3実施例の半導体集積回路装置において、遅延制御ブロック103は、クロックCLK(CLKB)を受け取り、CLK(CLKB)を遅延した遅延クロックCLK3(CLK3B)を生成して、複数の機能ブロック回路101,102に共通に与える。
各機能ブロック101,102のフリップフロップ回路FF’では、遅延回路(制御信号生成回路)3により、遅延制御ブロック103からの遅延クロックCLK3,CLK3Bをさらに遅延して、制御信号CLK2,CLK2Bを生成する。
或いは、遅延回路3により、クロックCLK,CLKBを遅延して制御信号CLK2,CLK2Bを生成する。若しくは、遅延制御ブロック103からの遅延クロックCLK3,CLK3Bをそのまま制御信号CLK2,CLK2Bとして使用する。
このように、本第3実施例の半導体集積回路装置によれば、第1実施例と同様に、例えば、比較的大きな遅延量を発生する回路を、遅延制御ブロック内103に配置して、機能ブロック間で大きな調整を可能とする。
さらに、本第3実施例の半導体集積回路装置は、第2実施例と同様に、各フリップフロップ回路FF’に遅延回路3を設けることで、そのFF’に適した遅延量を与えた制御信号を生成することが可能になる。すなわち、本第3実施例の半導体集積回路装置によれば、機能ブロック間の大きな調整と、機能ブロック内の個々の経路についての対策を両立することができる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
クロックの第1エッジに基づいて動作する第1ゲートと、
前記第1ゲートの出力を保持する第1ラッチと、
前記クロックの第2エッジに基づいて動作する第2ゲートと、
前記第2ゲートを経由した出力を保持する第2ラッチと、
前記第1ラッチおよび前記第2ラッチの間に、前記第2ゲートと直列に設けられ、前記クロックを遅延した制御信号により制御される第3ゲートと、を有する、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。
(付記1)
クロックの第1エッジに基づいて動作する第1ゲートと、
前記第1ゲートの出力を保持する第1ラッチと、
前記クロックの第2エッジに基づいて動作する第2ゲートと、
前記第2ゲートを経由した出力を保持する第2ラッチと、
前記第1ラッチおよび前記第2ラッチの間に、前記第2ゲートと直列に設けられ、前記クロックを遅延した制御信号により制御される第3ゲートと、を有する、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。
(付記2)
前記第3ゲートは、前記第2ゲートの出力と前記第2ラッチの入力の間に設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載のフリップフロップ回路。
前記第3ゲートは、前記第2ゲートの出力と前記第2ラッチの入力の間に設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載のフリップフロップ回路。
(付記3)
前記第3ゲートは、前記第1ラッチの出力と前記第2ゲートの入力の間に設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載のフリップフロップ回路。
前記第3ゲートは、前記第1ラッチの出力と前記第2ゲートの入力の間に設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載のフリップフロップ回路。
(付記4)
前記第3ゲートは、pチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含むパスゲート回路である、
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
前記第3ゲートは、pチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含むパスゲート回路である、
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
(付記5)
前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記パスゲート回路は、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする付記4に記載のフリップフロップ回路。
前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記パスゲート回路は、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする付記4に記載のフリップフロップ回路。
(付記6)
前記第3ゲートは、インバータと、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含む複合ゲート回路である。
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
前記第3ゲートは、インバータと、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含む複合ゲート回路である。
ことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
(付記7)
前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記複合ゲート回路における、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタは、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする付記6に記載のフリップフロップ回路。
前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記複合ゲート回路における、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタは、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする付記6に記載のフリップフロップ回路。
(付記8)
さらに、
前記クロックを受け取って、前記制御信号を生成する制御信号生成回路を有する、
ことを特徴とする付記1乃至付記7のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
さらに、
前記クロックを受け取って、前記制御信号を生成する制御信号生成回路を有する、
ことを特徴とする付記1乃至付記7のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
(付記9)
前記第1エッジは、前記クロックの立ち上がりおよび立ち下がりの一方のエッジであり、
前記第2エッジは、前記クロックの立ち上がりおよび立ち下がりの他方のエッジである、
ことを特徴とする付記1乃至付記8のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
前記第1エッジは、前記クロックの立ち上がりおよび立ち下がりの一方のエッジであり、
前記第2エッジは、前記クロックの立ち上がりおよび立ち下がりの他方のエッジである、
ことを特徴とする付記1乃至付記8のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。
(付記10)
前記フリップフロップ回路は、マスタスレーブ型フリップフロップであり、
前記第1ゲートおよび前記第1ラッチは、前記マスタスレーブ型フリップフロップのマスタ側を形成し、
前記第2ゲートおよび前記第2ラッチは、前記マスタスレーブ型フリップフロップのスレーブ側を形成する、
ことを特徴とする付記9に記載のフリップフロップ回路。
前記フリップフロップ回路は、マスタスレーブ型フリップフロップであり、
前記第1ゲートおよび前記第1ラッチは、前記マスタスレーブ型フリップフロップのマスタ側を形成し、
前記第2ゲートおよび前記第2ラッチは、前記マスタスレーブ型フリップフロップのスレーブ側を形成する、
ことを特徴とする付記9に記載のフリップフロップ回路。
(付記11)
付記1乃至付記10のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路を少なくとも1つ含む、複数の機能ブロック回路を有する、
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
付記1乃至付記10のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路を少なくとも1つ含む、複数の機能ブロック回路を有する、
ことを特徴とする半導体集積回路装置。
(付記12)
さらに、
前記クロックを受け取り、前記クロックを遅延した信号を生成して、前記機能ブロック回路に出力する遅延制御ブロックを有する、
ことを特徴とする付記11に記載の半導体集積回路装置。
さらに、
前記クロックを受け取り、前記クロックを遅延した信号を生成して、前記機能ブロック回路に出力する遅延制御ブロックを有する、
ことを特徴とする付記11に記載の半導体集積回路装置。
3 制御信号生成回路(遅延回路)
31,34,I1〜I3,I11,I12,I21,I22 インバータ
32 遅延部
33 否定論理積(NAND)回路
100 半導体集積回路装置
101,102 機能ブロック
103 遅延制御ブロック
AND1 論理積(AND)回路
BUF1〜BUF6 バッファ
FF,FF’,FF1〜FF3 フリップフロップ回路(マスタスレーブ型フリップフロップ)
LAT1 第1ラッチ
LAT2 第2ラッチ
PG1 第1ゲート(パスゲート回路)
PG2 第2ゲート(パスゲート回路)
PG3 第3ゲート(パスゲート回路)
PG3’ 第3ゲート(複合ゲート回路)
SEL セレクタ(マルチプレクサ)
31,34,I1〜I3,I11,I12,I21,I22 インバータ
32 遅延部
33 否定論理積(NAND)回路
100 半導体集積回路装置
101,102 機能ブロック
103 遅延制御ブロック
AND1 論理積(AND)回路
BUF1〜BUF6 バッファ
FF,FF’,FF1〜FF3 フリップフロップ回路(マスタスレーブ型フリップフロップ)
LAT1 第1ラッチ
LAT2 第2ラッチ
PG1 第1ゲート(パスゲート回路)
PG2 第2ゲート(パスゲート回路)
PG3 第3ゲート(パスゲート回路)
PG3’ 第3ゲート(複合ゲート回路)
SEL セレクタ(マルチプレクサ)
Claims (8)
- クロックの第1エッジに基づいて動作する第1ゲートと、
前記第1ゲートの出力を保持する第1ラッチと、
前記クロックの第2エッジに基づいて動作する第2ゲートと、
前記第2ゲートを経由した出力を保持する第2ラッチと、
前記第1ラッチおよび前記第2ラッチの間に、前記第2ゲートと直列に設けられ、前記クロックを遅延した制御信号により制御される第3ゲートと、を有する、
ことを特徴とするフリップフロップ回路。 - 前記第3ゲートは、pチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含むパスゲート回路である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。 - 前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記パスゲート回路は、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする請求項2に記載のフリップフロップ回路。 - 前記第3ゲートは、インバータと、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタを含む複合ゲート回路である、
ことを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。 - 前記フリップフロップ回路は、スキャンテスト時と通常動作時を切り替えて使用されるスキャンテスト用フリップフロップ回路であり、
前記複合ゲート回路における、前記インバータに直列接続されたpチャネル型MOSトランジスタおよびnチャネル型MOSトランジスタは、
前記スキャンテスト時には、前記制御信号によりオン/オフ制御され、
前記通常動作時には、常にオン状態に保持される、
ことを特徴とする請求項4に記載のフリップフロップ回路。 - さらに、
前記クロックを受け取って、前記制御信号を生成する制御信号生成回路を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のフリップフロップ回路を少なくとも1つ含む、複数の機能ブロック回路を有する、
ことを特徴とする半導体集積回路装置。 - さらに、
前記クロックを受け取り、前記クロックを遅延した信号を生成して、前記機能ブロック回路に出力する遅延制御ブロックを有する、
ことを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015079197A JP2016201623A (ja) | 2015-04-08 | 2015-04-08 | フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 |
US15/078,294 US20160301395A1 (en) | 2015-04-08 | 2016-03-23 | Flip-flop circuit, and semiconductor integrated circuit device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015079197A JP2016201623A (ja) | 2015-04-08 | 2015-04-08 | フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016201623A true JP2016201623A (ja) | 2016-12-01 |
Family
ID=57112872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015079197A Pending JP2016201623A (ja) | 2015-04-08 | 2015-04-08 | フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20160301395A1 (ja) |
JP (1) | JP2016201623A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180129617A (ko) * | 2017-05-25 | 2018-12-05 | 삼성전자주식회사 | 순차 회로에서 스캔 홀드-타임 위반 및 저전압 동작을 개선하기 위한 시스템 및 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112885396B (zh) * | 2021-01-21 | 2021-10-15 | 北京源启先进微电子有限公司 | 移位寄存器、运算单元以及芯片 |
TWI789218B (zh) * | 2022-01-21 | 2023-01-01 | 瑞昱半導體股份有限公司 | 校正資料產生電路及相關方法 |
-
2015
- 2015-04-08 JP JP2015079197A patent/JP2016201623A/ja active Pending
-
2016
- 2016-03-23 US US15/078,294 patent/US20160301395A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180129617A (ko) * | 2017-05-25 | 2018-12-05 | 삼성전자주식회사 | 순차 회로에서 스캔 홀드-타임 위반 및 저전압 동작을 개선하기 위한 시스템 및 방법 |
KR102497597B1 (ko) * | 2017-05-25 | 2023-02-08 | 삼성전자주식회사 | 순차 회로에서 스캔 홀드-타임 위반 및 저전압 동작을 개선하기 위한 시스템 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160301395A1 (en) | 2016-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7358786B2 (en) | Control signal generator, latch circuit, flip flop and method for controlling operations of the flip-flop | |
JP5807333B2 (ja) | ディレイラッチ回路、および、ディレイフリップフロップ | |
TWI676042B (zh) | 掃描輸出正反器 | |
JP6397829B2 (ja) | メタスタビリティ解決のための回転シンクロナイザ回路 | |
JP2009288056A (ja) | スキャン出力信号遮断機能付きスキャンフリップフロップ | |
TW201724743A (zh) | 能容忍偏移的正反器 | |
US9081061B1 (en) | Scan flip-flop | |
KR20110105153A (ko) | 플립플롭 회로 및 스캔 플립 플롭 회로 | |
JP2011004196A (ja) | 半導体集積回路 | |
KR20090046464A (ko) | 테스트 입력을 갖는 플립-플롭 회로 | |
JP2016201623A (ja) | フリップフロップ回路および半導体集積回路装置 | |
KR20100134937A (ko) | 다이내믹 도미노 회로 | |
US7600167B2 (en) | Flip-flop, shift register, and scan test circuit | |
US8854093B2 (en) | Multi-phase clock generation circuit | |
KR100632615B1 (ko) | 동기식 메모리 장치의 테스트를 위한 데이터 스트로브신호 생성 회로 | |
KR20100134935A (ko) | 멀티플렉싱 기능을 갖는 다이내믹 회로, 이를 포함하는 플립-플롭 회로 및 파이프라인 회로 | |
US8670520B2 (en) | Shift register and one-of-many shift register | |
JP2012253657A (ja) | 多数決回路を使用した半導体集積回路及び多数決方法 | |
JP4862588B2 (ja) | クロック制御回路および半導体集積回路 | |
JP4649064B2 (ja) | 出力回路 | |
US8994405B1 (en) | Semiconductor integrated circuit device | |
JPH10239400A (ja) | 論理ゲート回路およびスキャン機能付きラッチ回路 | |
JP6697798B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
WO2011092759A1 (ja) | フリップフロップ回路 | |
KR100728554B1 (ko) | 반도체 메모리의 데이터 처리장치 |