JP5877322B2 - 床材 - Google Patents

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本発明は、床材に関し、さらに詳細には、合板の表面に化粧面材を一体化してなる床材に関する。本発明の床材は、容易に製造可能なものである。
合板等の基材に化粧面材を貼付した複合フローリングと呼ばれるものが、住宅用の床材として使用されている。合板の材料としては広葉樹や針葉樹等が用いられている。また森林保護を目的として、MDF(中密度繊維板)等のファイバーボードも使用されている。ファイバーボードとは、材料表面の凹凸が多く、そのままでは床材として使用できない低質木材等を、加工することによって利用したものである。詳述すると、ファイバーボードは、廃材や低質木材を粉状に粉砕し、蒸解して取り出した木材繊維を接着剤と混合した後、板状に熱圧成型することによって、製造されている。
ファイバーボードは、原料の木材を粉状に粉砕してできたものであり、水や湿気に弱く、反りを生じ易いという欠点がある。特許文献1には、ファイバーボードを用いた床材に防湿加工を施した構成が開示されている。特許文献1に記載された床材では、複数の木質繊維層から成る基板の裏面側に防湿シートを貼付することによって、床材に発生する反りを防止するとされている。
特開平6−280376号公報
ところが、複雑な工程を経て製造されるファイバーボードを用いた床材は、製造コストが掛かり、原価低減に限界が生じている。また、複雑な工程自体が煩雑であり、手間が掛かる。
そこで、本発明は、容易に製造可能な床材の提供を目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、合板の表面に化粧面材を貼着一体化してなる床材において、前記合板と前記化粧面材との間および前記合板の裏面に凹凸抑制材が設けられており、この凹凸抑制材は、前記合板に貼着される側の貼着面と、この貼着面とは反対側の平滑面と、を有し、前記貼着面が変形した場合にでも、前記平滑面は前記貼着面から影響を受けずに平滑さを保持可能な部材であることを特徴とする床材である。
凹凸抑制材は、凹凸が多い材料表面を平滑に近づけることが可能なものである。すなわち、そのままでは床材として使用できない低質木材等を合板として用いた場合にでも、凹凸抑制材を貼付することにより、表面の凹凸を抑制することが可能である。つまり、粉砕や蒸解、熱圧成型といった工程を経なくても、低質木材等の表面の凹凸が多い材料を合板として用いることが可能である。
本発明の床材によれば、容易に製造可能である。
更に、請求項に記載の発明は、前記凹凸抑制材は、表裏両面が紙シート層で覆われた熱可塑性樹脂シート層であって、前記貼着面側の前記紙シート層は変形可能な紙シートで構成され、前記平滑面側の前記紙シート層は平滑さを保持可能な紙シートで構成されていることを特徴とする床材である。
紙シート層は、凹凸の抑制性に優れ、且つ吸湿性が高いものである。つまり、凹凸を平滑に近づけ、且つ合板が吸湿することを防止可能である。
一方、熱可塑性樹脂シート層は、防水性に優れたものである。つまり、合板に水分等が浸透することを防止可能である。
本発明の床材によれば、容易に製造可能であって、吸湿や水分等の浸透によって生じる床材の反りを防止可能である。
請求項1に記載の床材は、容易に製造可能である。
更に、請求項に記載の床材によれば、容易に製造可能であって、吸湿や水分等の浸透によって生じる床材の反りを防止可能である。
本発明の第1実施形態に係る床材の積層構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る床材の積層構造を示す断面図である。
以下では、本発明の床材の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明は、実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって、本発明が制限して理解されるべきではない。
図1に示すように、第1実施形態に係る床材1は、化粧面材2と、凹凸抑制材3と、合板4と、凹凸抑制材5とを有し、この順に積層されている。化粧面材2と、凹凸抑制材3と、合板4と、凹凸抑制材5とは、図示しない樹脂で貼着されている。なお、図1の断面図においては、床材1の構造の理解を容易にするため、ハッチングを省略している。
化粧面材2は、フィルム状の化粧シートである。化粧面材2は、塩化ビニル樹脂等で構成されることが好ましい。
合板4は、繊維の方向が交互となるように単板を複数積層した板部材である。合板4は、表面6と裏面7に凹凸を有している。合板4には、表面の凹凸が多い低質木材等を単板として用いても構わない。
凹凸抑制材3,5は、それぞれ合板4の表面6と裏面7が有する凹凸を抑制するための部材である。凹凸抑制材3,5は、それぞれ貼着面8,9と平滑面10,11を有している。
貼着面8,9は、合板4に貼着された面である。貼着面8,9は、それぞれ表面6と裏面7が有する凹凸形状に沿って、変形している。換言すれば、表面6と裏面7が有する凹凸形状は、貼着面8,9で吸収されている。
平滑面10,11は、それぞれ貼着面8,9とは反対側の面にある。平滑面10,11は、どちらも平滑である。平滑面10の上に積層された化粧面材2も平滑である。
すなわち、凹凸抑制材3,5は、貼着面8,9が変形した場合にでも、平滑面10,11は貼着面8,9から影響を受けず、平滑さを保持可能な部材である。凹凸抑制材3,5は、一方の面は変形可能であって、他方の面は平滑さを保持可能な部材で構成されることが好ましい。
上記のように、凹凸抑制材3,5は、表面6と裏面7に凹凸を有した合板4を平滑に近づけることができる。すなわち、そのままでは床材として使用できない低質木材等を合板4として用いた場合にでも、凹凸抑制材3,5を貼付することにより、表面6と裏面7に有する凹凸を抑制することができる。つまり、粉砕や蒸解、熱圧成型といった工程を経なくても、低質木材等の表面の凹凸が多い材料を合板4として用いることが可能である。
図2に示すように、第2実施形態に係る床材21は、化粧面材22と、凹凸抑制材23と、合板24と、凹凸抑制材25とを有し、この順に積層されている。化粧面材22と、凹凸抑制材23と、合板24と、凹凸抑制材25とは、図示しない樹脂で貼着されている。なお、図2の断面図においては、床材1の構造の理解を容易にするため、ハッチングを省略している。
化粧面材22は、化粧面材2と同様のフィルム状の化粧シートである。
合板24は、合板2と同様の板部材である。合板24は、表面26と裏面27に凹凸を有している。
凹凸抑制材23は、紙シート層41と、熱可塑性樹脂シート層42と、紙シート層43とを有し、この順に積層されている。すなわち、凹凸抑制材23は、表裏両面が紙シート層41,43で覆われた熱可塑性樹脂シート層42である。
なお、紙シート層41と、熱可塑性樹脂シート層42と、紙シート層43とは、図示しない樹脂で貼着されている。
一方、凹凸抑制材25は、紙シート層44と、熱可塑性樹脂シート層45と、紙シート層46とを有し、この順に積層されている。すなわち、凹凸抑制材25は、表裏両面が紙シート層44,46で覆われた熱可塑性樹脂シート層45である。
なお、紙シート層44と、熱可塑性樹脂シート層45と、紙シート層46とは、図示しない樹脂で貼着されている。
紙シート層41,43,44,46は、凹凸の抑制性に優れ、且つ吸湿性が高い紙材料で構成されることが好ましい。
熱可塑性樹脂シート層42,45は、防水性に優れた合成樹脂等で構成されることが好ましい。
凹凸抑制材23は、合板24の表面26が有する凹凸を抑制するための部材である。凹凸抑制材23は、貼着面28と平滑面30を有している。貼着面28は紙シート層43の底面側に位置し、平滑面30は紙シート層41の天面側に位置している。
一方、凹凸抑制材25は、合板24の裏面27が有する凹凸を抑制するための部材である。凹凸抑制材25は、貼着面29と平滑面31を有している。貼着面29は紙シート層44の天面側に位置し、平滑面31は紙シート層46の底面側に位置している。
貼着面28,29は、合板24に貼着された面である。貼着面28,29は、それぞれ表面26と裏面27が有する凹凸形状に沿って、変形している。換言すれば、表面26と裏面27が有する凹凸形状は、貼着面28,29で吸収されている。
平滑面30,31は、それぞれ貼着面28,29とは反対側の面にある。平滑面30,31は、どちらも平滑である。平滑面30の上に積層された化粧面材22も平滑である。
すなわち、凹凸抑制材23,25は、貼着面28,29が変形した場合にでも、平滑面30,31は貼着面28,29から影響を受けず、平滑さを保持可能な部材である。凹凸抑制材23,25は、一方の面は変形可能な紙シート層43,44で構成されており、他方の面は平滑さを保持可能な紙シート層41,46で構成されている。
合板24の表裏両面は、凹凸抑制材23と凹凸抑制材25とで挟まれている。
凹凸抑制材23は、防水性に優れた熱可塑性樹脂シート42の表裏両面が、吸湿性に優れた紙シート層41,43で挟まれている。すなわち、凹凸抑制材23は、吸湿性と防水性を兼ね備えた材料である。
一方、凹凸抑制材25も凹凸抑制材23と同様であり、防水性に優れた熱可塑性樹脂シート45の表裏両面が、吸湿性に優れた紙シート層44,46で挟まれている。すなわち、凹凸抑制材25は、吸湿性と防水性を兼ね備えた材料である。
上記のように、紙シート層43,44は、凹凸の抑制性に優れている。また、紙シート層41,43,44,46は、吸湿性が高いものである。つまり、合板24の表面26と裏面27が有する凹凸を平滑に近づけ、且つ合板24が吸湿することを防止可能である。
一方、熱可塑性樹脂シート42,45層は、防水性に優れたものである。つまり、合板24に水分等が浸透することを防止可能である。
前述のように、本発明の床材1は、容易に製造できる。
また、本発明の床材21によれば、容易に製造可能であって、吸湿や水分等の浸透によって生じる床材21の反りを防止できる。
1 床材
2 化粧面材
3,5 凹凸抑制材
4 合板
6 表面
7 裏面
41,43,44,46 紙シート層
42,45 熱可塑性樹脂シート層

Claims (1)

  1. 合板の表面に化粧面材を貼着一体化してなる床材において、前記合板と前記化粧面材との間および前記合板の裏面に凹凸抑制材が設けられており、この凹凸抑制材は、前記合板に貼着される側の貼着面と、この貼着面とは反対側の平滑面と、を有し、前記貼着面が変形した場合にでも、前記平滑面は前記貼着面から影響を受けずに平滑さを保持可能な部材であり、前記凹凸抑制材は、表裏両面が紙シート層で覆われた熱可塑性樹脂シート層であって、前記貼着面側の前記紙シート層は変形可能な紙シートで構成され、前記平滑面側の前記紙シート層は平滑さを保持可能な紙シートで構成されていることを特徴とする床材。
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