JP5877202B2 - ピリピロペン殺虫剤及び塩基を含有する組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、以下に定義のピリピロペン殺有害生物剤及び塩基を含む組成物に関する。
殺有害生物性化合物の農薬製剤を調製する場合、様々な問題に直面し得る。ある問題は、殺有害生物活性のある化合物の安定性が、農薬製剤において、例えば特に保存時に影響を受けるおそれがあると考えられる。安定性の欠如は、製剤において殺有害生物化合物が溶解形態で存在する場合、又は殺有害生物製剤が、水若しくは特定の界面活性剤/補助剤などの、化合物の安定性に影響を及ぼす構成成分を含有する場合、特に問題があることがある。したがって殺有害生物剤の公知の農薬製剤の不利益の一つは、農薬製剤における殺有害生物活性成分の安定性が、潜在的に低下することである。
WO2009/081851 EP2 119 361 EP1 889 540 WO2006/129714 EP2 186 815 WO94/09417 日本特許第2993767号 WO2004/060065
Journal of Society of Synthetic Organic Chemistry、日本(1998年)、第56巻、第6番、478〜488頁 Journal of Antibiotics (1993年)、46(7)、1168〜9頁 Applied and Environmental Microbiology(1995年)、61(12)、4429〜35頁
したがって、本発明の一目的は、農薬製剤における殺有害生物剤を安定にし、農薬製剤における殺有害生物剤の保存時間を改善、増大及び/又は延長するための方法を見出すことである。
特に、本発明の一目的は、農薬製剤における殺虫活性を有するピリピロペン誘導体を、好ましくは高温でも安定にする方法を見出すことである。
この目的は、ピリピロペン殺有害生物剤及び塩基を含む農薬組成物によって解決された。
本発明の組成物は、殺有害生物剤として、式(I)又は式(II)のピリピロペン誘導体を含む。
式(I)のピリピロペン殺有害生物剤
Figure 0005877202
(以下、「殺虫剤A」とも呼ばれる)は、WO2009/081851(実施例、化合物4)から公知であり、ピリピロペン誘導体のクラスに属する。
WO2009/081851は、殺虫剤Aの様々な農薬製剤及びその農薬製剤に有用な添加剤を開示している。
EP2 119 361及びEP1 889 540は、ピリピロペン誘導体の様々な農薬製剤及びその農薬製剤に有用な添加剤を開示している。
式(I)のピリピロペン殺有害生物剤は、WO2006/129714又はEP2 186 815に記載の方法によって調製することができる。
例えば、Journal of Society of Synthetic Organic Chemistry、日本(1998年)、第56巻、第6番、478〜488頁又はWO94/09417に記載の方法によって生成されるピリピロペンA(本明細書では、下記の式II)は、例えば、さらなるピリピロペン誘導体を調製するための出発材料として使用することができる。
Figure 0005877202
式IIのピリピロペンA(以下、「殺虫剤B」とも呼ばれる)は、ACAT(アシル-CoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ)に対して阻害活性を有し、例えば、日本特許第2993767号(特開1992-360895)及びJournal of Antibiotics (1993年)、46(7)、1168〜9頁に記載の通り、コレステロール蓄積によって誘発される疾患の治療のために適用されると期待される。
さらに、Applied and Environmental Microbiology(1995年)、61(12)、4429〜35頁は、ピリピロペンA(「殺虫剤B」)自体が、アメリカタバコガ(Helicoverpa zea)の幼生に対して殺虫活性を有すると記載している。さらに、WO2004/060065は、ピリピロペンAが、コナガ(Plutella xylostella L)幼生及びチャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor L)に対して殺虫活性を有すると記載している。
ピリピロペン誘導体、特に式I又はIIのピリピロペン誘導体の農業用製剤を提供しようとする場合、いくつかの問題に直面する。式I及びIIのピリピロペン誘導体に関連するある問題は、農業用製剤におけるこれらの誘導体の安定性が低いことである。式I又はIIの化合物の安定性の欠如は、製剤において殺有害生物化合物が溶解形態で存在する場合、又は殺有害生物製剤が、水若しくはアルコキシ化脂肪族アルコールなどの特定の界面活性剤/補助剤などの、化合物の安定性に影響を及ぼす構成成分を含有する場合、特に問題がある。直面し得る別の問題は、殺有害生物活性のある化合物の殺有害生物活性が、農薬製剤において何らかの方法で負の影響を受けるおそれがあるということである。
したがって、本発明の一目的は、農薬製剤における式I及びIIのピリピロペン誘導体を安定にする方法を見出すことである。本発明のさらなる目的は、液体製剤におけるピリピロペン誘導体の安定性を改善することであり、この場合、式IIのピリピロペン誘導体は、エマルション濃縮物又はマイクロエマルションなどの溶解形態で存在する。本発明のさらなる目的は、水又は特定の界面活性剤/補助剤を含有する農業組成物における式I及びIIのピリピロペン誘導体を安定にすることである。
農薬製剤における式I又はIIのピリピロペンの殺虫活性の改善は、本発明の別の態様である。有効な殺虫活性を有する、式I又はIIのピリピロペン自体を含む、有害生物を制御する新しい組成物の開発が望ましい。したがって、本発明の一目的は、式I又はIIのピリピロペン誘導体の殺虫活性を安定化、改善、増大及び/又は延長するための方法を見出すことである。
これらの目的及びさらなる目的は、式I又はIIのピリピロペン殺有害生物剤及び少なくとも一つの塩基を含む農薬組成物によって解決される。
本発明はまた、かかる組成物を調製し、適用する方法、並びにかかる組成物のいくつかの使用に関する。特に、本発明はまた、式I又はIIのピリピロペン殺有害生物剤と、塩基を接触させるステップ、特に混合するステップを含む、前記組成物を調製する方法に関する。
本発明はまた、a)式I又はIIのピリピロペン殺有害生物剤を含有する組成物を提供するステップと、b)塩基を含有する組成物を提供するステップと、c)ステップa)及びb)の組成物を接触させ、水で希釈するステップとを含む、水性タンクミックスを調製する方法に関する。
本発明はまた、a)式I又はIIのピリピロペン殺有害生物剤及び塩基を含有する組成物を提供するステップと、b')ステップa)で得られた組成物を水で希釈するステップとを含む、水性タンクミックスを調製する方法に関する。
さらに、本発明は、農業組成物における式I又はIIのピリピロペン殺有害生物剤の安定性を増大するための塩基の使用、並びにa)式I又はIIのピリピロペン及びb)補助剤を、組み合わせて使用するために別個の構成成分として含むキットオブパーツに関する。
さらなる主題は、昆虫、ダニ又は線虫による攻撃又は寄生から植物を保護するための方法であって、植物、又は植物が生育する土壌若しくは水と、殺有害生物有効量の前記組成物とを接触させるステップを含む方法;昆虫、クモ又は線虫を制御する方法であって、昆虫、ダニ若しくは線虫、又はそれらの食物供給、生息地、温床若しくはそれらの位置と、殺有害生物有効量の前記組成物とを接触させるステップを含む方法;植物繁殖材料を保護する方法であって、植物繁殖材料、好ましくは種子と、殺有害生物有効量の前記組成物を接触させるステップを含む方法;及び最後に前記組成物を含む種子である。
農薬製剤におけるピリピロペンAの殺虫活性の改善は、本発明の別の態様である。有効な殺虫活性を有する天然由来の殺虫剤としてピリピロペンA自体を含む、有害生物を制御する新しい組成物の開発が望ましい。したがって、本発明の別の目的はまた、農薬製剤における殺虫剤Bを安定にし、殺虫剤Bの保存時間を増大、改善及び/又は延長するための方法を見出すことであった。
式I又はIIの殺有害生物剤化合物は、溶解、懸濁又は乳化形態などの任意の形態で、組成物中に存在することができる。好ましくは、式I又はIIの殺有害生物剤化合物は、溶解形態で存在する。
塩基は、一般に、20℃の水中で、0.1mol/lの濃度において少なくとも7.0、好ましくは少なくとも7.5、特に少なくとも8.0のpH値を有する化合物である。換言すれば、塩基は、20℃の水中で、0.1mol/lの濃度において少なくとも7.0、好ましくは少なくとも7.5、特に少なくとも8.0のpH値を有する化合物の水溶液である。しばしば、前記pH値は、7.0〜14.0、好ましくは7.5〜12.0、特に8.0〜10.0の範囲である。したがって、20℃の水中におけるプロトン化塩基(すなわち共役酸)の酸性度定数pKaは、一般に、少なくとも7.0、好ましくは少なくとも8.0、特に少なくとも8.5、例えば7.0〜14、特に8.0〜13.0、特に8.5〜12.0である。
好ましくは、塩基は、1013mbarで少なくとも40℃、好ましくは少なくとも80℃、特に少なくとも150℃の沸点を有する。
塩基は、通常、20℃で少なくとも0.1g/l、好ましくは少なくとも1.0g/l、特に少なくとも10g/lの水溶性を有する。
塩基の化学的分類は、例えば金属水酸化物、無機無水塩基(anhydrobase)、弱酸の無機塩、又は特に、アンモニア及び有機アミンを含むアミンである。
金属水酸化物の好ましい例は、20℃で少なくとも1g/lの水溶性を有する、水溶性の金属水酸化物である。例は、水酸化ナトリウム、水酸化バリウム、水酸化ストロンチウム又は水酸化カルシウム、好ましくは水酸化ナトリウム及び水酸化カルシウムである。
適切な無機無水塩基は、水と反応すると同時に水酸化物イオンを形成する無機化合物である。無水塩基の例は、酸化バリウム又は酸化カルシウムである。
弱酸の適切な無機塩は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、リン酸三ナトリウムなどの炭酸塩及びリン酸塩である。
適切なアミンは、通常、少なくとも一つの第一級、第二級及び/又は第三級アミノ基を含む有機化合物である。好ましくは、アミンは、少なくとも一つの第二級及び/又は第三級アミノ基を含む。特に、アミンは、少なくとも一つの第三級アミノ基を含む。
アミンは、一般に、20℃の水中で、0.1mol/lの濃度において少なくとも7.0(好ましくは少なくとも7.5、特に少なくとも8.0)のpH値を有する。換言すれば、塩基は、その水溶液が、好ましくは20℃の水中で0.1mol/lの濃度において少なくとも7.0、好ましくは少なくとも7.5、特に少なくとも8.0のpH値を有するアミンから選択される。しばしば、前記pH値は、7.0〜14.0、好ましくは7.5〜12.0、特に8.0〜10.0の範囲である。好ましいアミンは、20℃の水中における共役アンモニウムイオンの酸性度定数pKaが、一般に、少なくとも7.0、好ましくは少なくとも8.0、特に少なくとも8.5、例えば7.0〜14、特に8.0〜13.0、特に8.5〜12.0であるアミンである。
通常、1013mbarにおけるアミンの沸点は、少なくとも40℃、好ましくは少なくとも80℃、特に少なくとも150℃である。好ましくは、アミンは、芳香族基を含まない。
アミンは、通常、20℃で少なくとも0.1g/l、好ましくは少なくとも1.0g/l、特に少なくとも10g/lの水溶性を有する。
アミンの例は、アンモニア(NH3)、2-(2-アミノエトキシ)エタノール(DGA)、ジメチルアミン(DMA)、N-アミノプロピルモルホリン(APM)、テトラエチレンペンタミン(TEPA)、ジプロピレントリアミン、ジエチレントリアミン(DETA)、テトラ(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン(Quadrol(登録商標))、トリエタノールアミン(TEA)、ヘキサメチレンジアミン、Jeffamine D-230、トリイソプロパノールアミン(TIPA)、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチルエタノールアミン(DEEA)、DMF-DMA、2-(ジエチルアミノ)エチルアミン、2-フェニルエチルアミン、3-(2-エチルヘキソキシ)プロピルアミン、3-エトキシプロピルアミン、3-メトキシプロピルアミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ジ-2-エチルヘキシルアミン(DEHA)、ジブチルアミン、ジエチルアミン(DEA)、ジエチルアミン(DEA)、ジプロピルアミン、ジプロピレントリアミン、ジトリデシルアミン(DTDアミン)、ヘキシルアミン、イソプロピルアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン(PM-DETA)、メトキシイソプロピルアミン、N,N-ビス-3-アミノプロピルメチルアミン(BAPMA)、N,N-ジメチルイソプロピルアミン、N-エチルジイソプロピルアミン、N-オクチルアミン、3-(2-アミノエチルアミノ)プロピルアミン(N3-アミン)、プロピルアミン、トリブチルアミン、トリデシルアミン、トリプロピルアミン、トリス-(2-エチルヘキシル)アミン(TEHA)、tert-ブチルアミン(t-BA)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、N,N-ジメチルエタノールアミン、N,N-ジメチルイソプロパノールアミン、N-メチルエタノールアミン(NMEA)、N-メチルジエタノールアミン(MDEA)、2,6-キシリジン、Dicykan、ベンジルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン(DMCHA)、N,N-ジメチルベンジルアミン(DMBA)、N-(2-ヒドロキシエチル)アニリン、o-トルイジン、エチル-(2-ヒドロキシエチル)アニリン、1,2-プロピレン-ジアミン(1.2-PDA)、1,3-ジアミノプロパン(DAP)、Dimethyldicykan(DMDC)、3-アミノプロピルジエチレングリコール(モノ-TTD)、4,7,10-トリオキサトリデカン-1,13-ジアミン(Diame)(TTD)、4,9-ジオキサドデカン,1,12-ジアミン(DODA)、ジメチルアミノプロピルアミン(DMAPA)、エチレンジアミン(EDA)、イソホロンジアミン、トリエチレンジアミン(TEDA)、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル(BDMAEE)、N-(2-アミノエチル)エタノールアミン(AEE)、N-エチルピペラジン、2,2-ジメチル-プロパン-1,3-ジアミン、ピペラジン、ジエタノールアミン(DEA)、N-エチルエタノールアミン(EEA)、モノエタノールアミン(MEOA)、N-(2-アミノエチル)エタノールアミン、ポリエーテルアミン D 2000(PEA D 2000)、ポリエーテルアミンD 400(PEA D 2000)、ポリエーテルアミン T403、1-メチルイミダゾール、1-ビニルイミダゾール、2-エチルイミダゾール、2-メチルイミダゾール、イミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、Morphline、ピロリジン、ジイソプロパノール-p-トルイジン(PIIPT)、イソプロパノールアミン、2,2'-ジモルホリニルジエチルエーテル(DMDEE)、N-エチルモルホリン(NEM)、N-メチルモルホリン、ジメチルアミノエトキシエタノール(DMEE)、N,N'-ジメチルピペラジン、トリメチルアミノエチルエタノールアミン(TMAEEA)、S-トリアジン、1,8-ジアザビシクロ-5,4,0-ウンデセン-7、N-(3-アミノプロピル)イミダゾール、N-ブチルエタノールアミン(BEA)、3-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)プロパノール、3-アミノ-1-プロパノール、3-ジメチルアミノプロパン-1-オール、アミノエチルエタノールアミン(AEEA)、M-メチルモルホリンオキシド(NMMO)、N-アミノエチルピペラジン(AEP)、ジメチルピペラジン(DMP)、メトキシプロピルアミン(MOPA)、テトラメチルビス(アミノエチル)エーテル(ZF-20)、N,N-ジメチル-2(2-アミノエトキシ)エタノール(ZR-70)、ペンタメチルジプロピレントリアミン(ZR-40)、テトラメチルジプロピレントリアミン(Z-130)、ベンジルジメチルアミン(BDMA)、トリエチレンテトラアミン(TETA)、Jeffamine(登録商標)D-400、モノイソプロパノールアミン(MIPA)である。
さらなる適切なアミンは、アルコキシ化アミノ基を含むアミンである。好ましいのは、アルコキシ化C8〜24脂肪アミン、特にエトキシ化C12〜20脂肪アミンである。その例は、エトキシ化ココアミン、POE 2(Agnique(登録商標)CAM-2)、エトキシ化ココアミン、POE 10(Agnique(登録商標)CAM-10)、エトキシ化ココアミン、POE 15(Agnique(登録商標)CAM-15)、エトキシ化ココアミン、POE 20(Agnique(登録商標)CAM-20)、エトキシ化オレイルアミン、POE 30(Agnique(登録商標)OAM-30)、エトキシ化牛脂アミン、POE 5(Agnique(登録商標)TAM-5)、エトキシ化牛脂アミン、POE 10(Agnique(登録商標)TAM-10)、エトキシ化牛脂アミン、POE 15(Agniqu(登録商標)TAM-15)、エトキシ化牛脂アミン、POE 20(Agnique(登録商標)TAM-20)、エトキシ化牛脂アミン、POE 50(Agnique(登録商標)TAM-50)、エトキシ化ステアリルアミン、POE 50(Agnique(登録商標)SAM-50)である。Agnique製品シリーズは、Cognisから利用可能である。
適切な有機アミンは、特に式IIIのアミンである
Figure 0005877202
[式中、
R1は、H、C1〜C4-アルキル又は基(A-O)nH、特に式(A-O)nHの基であり、
Aは、C2〜C4-アルカンジイル、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルであり、
mは、整数1〜100、特に1〜50であり、R1、R2の少なくとも一つ、特にR1及びR2の両方がHと異なる場合、mは0であってもよく、
nは、整数1〜100、特に1〜50であり、
R2は、H、C1〜C30アルキル、C2〜C30アルケニル又は式-[A'-N(R3)]k-A'-NR4R5の基であり、
A'は、C2〜C4-アルカンジイル、特に1,2-エタンジイル、1,2-プロパンジイル、1,3-プロパンジイル又は1,4-ブタンジイルであり、
kは、整数0〜10、特に0、1又は2であり、
R3は、H、C1〜C4-アルキル又は基(A-O)nH、特に基(A-O)nHであり、
R4は、H、C1〜C4-アルキル若しくは基(A-O)nH、特に基(A-O)nHであり、
R5は、H、C1〜C4-アルキル若しくは基(A-O)nH、特に基(A-O)nHであり、又は
NR4R5は、N-結合したピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル若しくはモルホリニル基を表す]。
ここで、以下、接尾辞Cn〜Cmは、それぞれの基に可能な炭素原子の数の数範囲を示す。したがって、C1〜C30アルキルは、1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基である。同様に、C2〜C30アルケニルは、少なくとも1個、例えば1、2又は3個のC=C二重結合を有する、1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐脂肪族基である。C1〜C4アルキルは、1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基であり、その例には、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、2-ブチル、イソブチル(=2-メチルプロパン-1-イル)又はtert-ブチル(=2-メチルプロパン-2-イル)が含まれる。C2〜C4アルカンジイルは、2〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分岐の二価アルキル基であり、その例には、1,2-エタンジイル、1,2-プロパンジイル、1,3-プロパンジイル、1,2-ブタンジイル、1,3-ブタンジイル、1,1-ジメチルエタン-1,2-ジイル1,2-ジメチルエタン-1,2-ジイル又は1,4-ブタンジイルが含まれる。
式IIIのアミンの中でも、mが1〜100、特に1〜50であり、R1が、式(A-O)nHの基であり、nが、1〜50、特に1〜50であるアミンが好ましい。
式IIIのアミンの中でも、R2が、C5〜C30アルキル、C5〜C30アルケニル又は式-[A'-N(R3)]k-A'-NR4R5の基であり、A'が、C2〜C4-アルカンジイル、特に1,2-エタンジイル、1,2-プロパンジイル、1,3-プロパンジイル又は1,4-ブタンジイルであり、kが、整数0〜10、特に0、1又は2であり、R3、R4及びR5が、互いに独立に、H、C1〜C4-アルキル及び基(A-O)nHからなる群から選択され、特に基(A-O)nHであり、A及びnが、先に定義の通りであり、nが、特に1〜50であり、Aが、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルであるアミンが好ましい。
式IIIのアミンの中でも、R2が、C5〜C30アルキル又はC5〜C30アルケニル、特にC8〜C24アルキル又はC8〜C24アルケニルであり、mが、1〜50、特に2〜50であり、R2が、式(A-O)nHの基であり、A及びnが、先に定義の通りであり、nが、特に1〜50、特に2〜50であり、Aが、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルであるアミンが特に好ましい。
式IIIのアミンの中でも、R2が、式-[A'-N(R3)]k-A'-NR4R5の基であり、A'が、C2〜C4-アルカンジイル、特に1,2-エタンジイル、1,2-プロパンジイル、1,3-プロパンジイル又は1,4-ブタンジイルであり、kが、先に定義の通りであり、特に0、1又は2であり、R3、R4及びR5が、互いに独立に、H、C1〜C4-アルキル及び基(A-O)nHからなる群から選択され、特に基(A-O)nHであり、A及びnが、先に定義の通りであり、nが、特に1〜10であり、Aが、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルであり、mが、1〜50、特に1〜10であり、R2が、式(A-O)nHの基であり、A及びnが、先に定義の通りであり、nが、特に1〜10であり、Aが、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルであるアミンも同様に好ましい。
特に好ましい塩基は、少なくとも一つの第二級及び/又は第三級アミノ基を含有するアミン、特に少なくとも一つの第三級アミノ基を含有するアミン、並びにアルコキシ化アミノ基を含むアミン、特に式IIIのアミン、好ましくはアルコキシ化C8〜24脂肪アミン、特にR2が、C8〜C24アルキル又はC8〜C24アルケニル、特にC10〜C22アルキル又はC10〜C22アルケニルであり、mが、1〜50、特に2〜50であり、R2が、式(A-O)nHの基であり、A及びnが、先に定義の通りであり、nが、特に1〜50、特に2〜50であり、Aが、特に1,2-エタンジイル又は1,2-プロパンジイルである式IIIのアミンである。かかる脂肪アミンの例には、エトキシ化ココアミン、POE 2(Agnique(登録商標)CAM-2)、エトキシ化ココアミン、POE 10(Agnique(登録商標)CAM-10)、エトキシ化ココアミン、POE 15(Agnique(登録商標)CAM-15)、エトキシ化ココアミン、POE 20(Agnique(登録商標)CAM-20)、エトキシ化オレイルアミン、POE 30(Agnique(登録商標)OAM-30)、エトキシ化牛脂アミン、POE 5(Agnique(登録商標)TAM-5)、エトキシ化牛脂アミン、POE 10(Agnique(登録商標)TAM-10)、エトキシ化牛脂アミン、POE 15(Agniqu(登録商標)TAM-15)、エトキシ化牛脂アミン、POE 20(Agnique(登録商標)TAM-20)、エトキシ化牛脂アミン、POE 50(Agnique(登録商標)TAM-50)、エトキシ化ステアリルアミン、POE 50(Agnique(登録商標)SAM-50)が含まれる。
本発明の組成物における塩基の濃度は、好ましくは、組成物を水で1.0wt%の濃度に希釈した後、少なくとも6.0のpHをもたらすような範囲から選択される(通常20℃で測定される)。換言すれば、本発明の組成物における塩基の濃度は、好ましくは、組成物を水中1.0wt%の濃度(水中の製剤の量)に希釈すると、少なくとも6.0、特に少なくとも7.0の水での希釈によるpH値、例えば6.0〜13.0、特に7.0〜12.0の範囲のpH(20℃で測定される)が得られるように選択される。したがって当業者は、例えば標準のpH計を用いて濃度を容易に調整することができる。6.0未満のpHであることが見出される場合、塩基の濃度を簡単に増大することができる。高すぎるpHが見出される場合、塩基の濃度を簡単に低減することができる。好ましくは、組成物における塩基の濃度は、組成物の重量に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5wt%の範囲となる。
このwt%という用語は、本明細書で使用される場合、重量%として理解されるべきである。
本発明の特定の一実施形態では、組成物は、少なくとも一つの補助剤、特に少なくとも一つのアルコキシ化脂肪族アルコールを含む。本発明の組成物が少なくとも一つの補助剤を含む場合、組成物における補助剤の濃度は、通常、組成物に対して少なくとも10wt%、例えば10〜70wt%、好ましくは少なくとも15wt%、特に15〜50wt%である。
適切な補助剤は、このクラスの公知のあらゆる材料であり、例えばHazen、Weed Technology、2000年、14、773〜784頁「Adjuvants-terminology, classification and chemistry」から当業者には公知である。例は、湿潤剤-展着剤としての補助剤、粘着補助剤、保湿剤(humectant)又は浸透剤である。さらなる例は、界面活性剤(例えば、非イオン性、アニオン性、カチオン性又は両性(ampohoteric))、湿潤剤、展着剤、粘着剤、保湿剤、浸透剤(例えば、パラフィン系又は植物由来のクロップオイル(crop oil)濃縮物、植物に有毒でない(phytobland)油、乳化性クロップオイル作物、植物油濃縮物、変性植物油)である。前述の用語の定義及び例は、Hazen (2000年)に記載されている。

本発明の特定の一実施形態では、組成物は、式I又はIIの化合物及び塩基に加えて、以下アルコキシレートとも呼ばれる少なくとも一つのアルコキシ化脂肪族アルコールを含む。アルコキシ化脂肪族アルコールのベースとなる脂肪族アルコールは、直鎖又は分岐であり得る。アルコキシ化脂肪族アルコールのベースとなる脂肪族アルコールは、5〜36個の炭素原子、好ましくは10〜32個の炭素原子、より好ましくは14〜26個の炭素原子、特に15〜20個の炭素原子を有することができる。アルコキシ化脂肪族アルコールと、アルコキシ化脂肪族アルコールのベースとなる脂肪族アルコールの脂肪族基における異なる数の炭素原子との混合物を使用することも可能である。アルコキシ化脂肪族アルコールのベースとなる脂肪族アルコールは、好ましくは直鎖脂肪族アルコール、特に14〜22個の炭素原子又は16〜20個の炭素原子を有する直鎖脂肪族アルコールである。
アルコキシ化脂肪族アルコールの状況において、アルコキシ化されているとは、脂肪族アルコールのOH部分が、ポリオキシアルキレン部分又はポリアルキレンオキシド部分(これらは同義語である)によって置き換えられていることを意味する。本発明に関して、ポリオキシアルキレンは、アルキレンオキシド繰返し単位A-O(Aは、アルカンジイル、特にC2〜C5-アルカンジイルである)から構築されている脂肪族ポリエーテル基である。本発明に関して、ポリオキシアルキレンは、好ましくはポリ-C2〜C5-アルキレンオキシド部分、より好ましくはポリ-C2〜C4-アルキレンオキシド部分、特にポリ-C2〜C3-アルキレンオキシド部分、例えば、ポリエチレンオキシド部分、ポリプロピレンオキシド部分、ポリ(エチレンオキシド-コ-プロピレンオキシド)部分、ポリ(エチレンオキシド-コ-ブチレンオキシド)部分又はポリ(エチレンオキシド-コ-ペンチレンオキシド)部分である。ポリオキシアルキレン基におけるアルキレンオキシド繰返し単位の数は、一般に1〜100又は2〜100、好ましくは5〜40、より好ましくは10〜30、特に12〜20である。
特定の好ましい一実施形態では、アルコキシ化脂肪族アルコール(アルコキシレート)は、式(IV)のアルコキシ化アルコールから選択される
Ra-O-(CmH2mO)x-(CnH2nO)y-(CpH2pO)z-Rb (IV)
[式中、
Raは、C5〜C36-アルキル、C5〜C36-アルケニル若しくはその混合物、好ましくは直鎖C5〜C36-アルキル、C5〜C36-アルケニル若しくはその混合物、特に直鎖C14〜C36-アルキル、C14〜C36-アルケニル若しくはその混合物、又は直鎖C14〜C26-アルキル、C14〜C26-アルケニル若しくはその混合物、より好ましくは直鎖C14〜C22-アルキル若しくはその混合物、特に直鎖C16〜C20-アルキル若しくはその混合物を表し、
Rbは、H又はC1〜C12-アルキル、特にH又はC1〜C4-アルキル、好ましくはH又はメチル、特にHを表し、
m、n、pは、互いに独立に、整数2〜16、好ましくは2〜5、より好ましくは2、3又は2及び3(特に2及び3)を表し、
x、y、zは、互いに独立に、数0〜100、好ましくは数0〜30、より好ましくは0〜20を表し、
x+y+zは、値1〜100、好ましくは5〜40、より好ましくは10〜30、特に12〜20に相当する]。
Raは、直鎖又は分岐であってよく、好ましくは直鎖である。Raは、飽和又は不飽和であってよく、好ましくは飽和である。Raは、置換又は非置換であってよく、好ましくは非置換である。好ましくは、Raは、直鎖C5〜C36-アルキル、C5〜C36-アルケニル又はその混合物を表す。特に、Raは、直鎖C14〜C36-アルキル、C14〜C36-アルケニル又はその混合物、特に直鎖C14〜C26-アルキル、C14〜C26-アルケニル又はその混合物を表す。より好ましくは、Raは、直鎖C14〜C22-アルキル又はその混合物を表す。特に好ましくは、Raは、直鎖C16〜C20-アルキル又はその混合物を表す。
Rbは、好ましくはH又はメチル、特にHを表す。
好ましくは、m、n、pは、互いに独立に、整数2〜5、より好ましくは2、3又は2及び3(特に2及び3)を表す。
好ましくは、x、y、zは、互いに独立に、数0〜30、より好ましくは0〜20を表す。好ましくは、x+y+zは、値5〜40、より好ましくは10〜30、特に12〜20に相当する。
特定の一実施形態によれば、m=2であり、xの値が0を超える式(IV)のアルコールアルコキシレートが使用される。この場合、これはEOタイプのアルコールアルコキシレートに関し、これには、特にアルコールエトキシレート(m=2;x>0;y、z=0)及びEOブロックがアルコール部分に結合しているアルコールアルコキシレート(m=2;x>0;y及び/又はz>0)が属する。EOブロックがアルコール部分に結合しているアルコールアルコキシレートの中でも、特に、EO-POブロックアルコキシレート(m=2;x>0;y>0;n=3;z=0)、EO-PeOブロックアルコキシレート(m=2;x>0;y>0;n=5;z=0)及びEO-PO-EOブロックアルコキシレート(m、p=2;x、z>0;y>0;n=3)を列挙することができる。特に好ましいのは、EO-POブロックアルコキシレート(m=2;x>0;y>0;n=3;z=0)である。
ここで、以下EOは、CH2CH2Oを表す。POは、CH(CH3)CH2O又はCH2CH(CH3)Oを表す。BuOは、CH(C2H5)CH2O、C(CH3)2CH2O、CH2C(CH3)2O、CH(CH3)CH(CH3)O又はCH2CH(C2H5)Oを表し、PeOは、(C5H10O)を表す。
式(IV)のアルコキシ化アルコールの中で好ましいのは、EO対POの比(x対y)が、10:1〜1:10、好ましくは1:1〜1:12、特に1:2〜1:8であるEO-POブロックアルコキシレートである。この文脈では、エトキシ化度(xの値)は、一般に1〜20、好ましくは2〜15、特に2〜10であり、プロポキシ化度(yの値)は、一般に1〜30、好ましくは4〜20、特に8〜16である。全体的なアルコキシ化度、すなわちEO及びPO単位の合計は、一般に2〜50、好ましくは4〜30、特に6〜20である。式(IV)のアルコキシ化アルコールの中でさらに好ましいのは、EO対PeOの比(x対y)が、2:1〜25:1、特に4:1〜15:1であるEO-PeOブロックアルコキシレートである。この文脈では、エトキシ化度(xの値)は、一般に1〜50、好ましくは4〜25、特に6〜15であり、ペントキシ化度(yの値)は、一般に0.5〜20、好ましくは0.5〜4、特に0.5〜2である。全体的なアルコキシ化度、すなわちEO及びPeO単位の合計は、一般に1.5〜70、好ましくは4.5〜29、特に6.5〜17である。
さらなる特定の一実施形態によれば、n=2であり、x及びyの値が、共に0を超え、z=0である式(IV)のアルコールアルコキシレートが使用される。またこの場合、これらは、EOタイプのアルコールアルコキシレートであるが、EOブロックが末端に結合している。これらには、特にPO-EOブロックアルコキシレート(n=2;x>0;y>0;m=3;z=0)及びPeO-EOブロックアルコキシレート(n=2;x>0;y>0;m=5;z=0)が含まれる。
式(IV)のアルコキシ化アルコールの中で好ましいのは、PO対EOの比(x対y)が、1:10〜10:1、好ましくは12:1〜1:1、特に2:1〜8:1であるPO-EOブロックアルコキシレートである。この文脈では、エトキシ化度(yの値)は、一般に1〜20、好ましくは2〜15、特に2〜10である。プロポキシ化度(xの値)は、一般に0.5〜30、好ましくは4〜20、特に6〜16である。全体的なアルコキシ化度、すなわちEO及びPO単位の合計は、一般に1.5〜50、好ましくは2.5〜30、特に8〜20である。
式(IV)のアルコキシ化アルコールの中でさらに好ましいのは、PeO対EOの比(x対y)が、1:50〜1:3、特に1:25〜1:5であるPeO-EOブロックアルコキシレートである。この文脈では、ペントキシ化度(xの値)は、一般に0.5〜20、好ましくは0.5〜4、特に0.5〜2であり、エトキシ化度(yの値)は、一般に3〜50、好ましくは4〜25、特に5〜15である。全体的なアルコキシ化度、すなわちEO及びPeO単位の合計は、一般に3.5〜70、好ましくは4.5〜45、特に5.5〜17である。
さらなる特定の一実施形態では、x、y及びzの値が、すべて0を超える式(IV)のアルコールアルコキシレートが使用される。これらには、特にPeO-EO-POブロックアルコキシレート(m=5;x>0;n=2;y>0;m=3;z>0)が含まれる。
特に好ましい一実施形態では、アルコキシレートは、
Raが、直鎖C12〜C22-アルキル、特に直鎖C10〜C20アルキル又はその混合物を表し、
Rbが、H又はC1〜C4-アルキル、好ましくはH又はメチル、特にHを表し、
m、n、pが、互いに独立に、整数2〜5、好ましくは2〜3を表し、
x、y、zが、互いに独立に、数0〜50を表し、
x+y+zが、値5〜50、好ましくは8〜25に相当する、
式(IV)のアルコキシ化アルコールから選択される。
アルコキシレートの浸漬による湿潤力は、通常、少なくとも120秒、好ましくは少なくとも180秒、特に少なくとも220秒である。湿潤力は、通常、DIN 1772に従って、室温において2g/l炭酸ナトリウム中1g/Lで分析される。
アルコキシレートの表面張力は、通常、少なくとも30mN/m、好ましくは少なくとも31mN/m、特に少なくとも32mN/mである。さらに、表面張力は、好ましくは30〜40mN/m、特に30〜35mN/mである。表面張力は、DIN 14370に従って、室温において1g/Lで分析することができる。
好ましくは、アルコキシレートは、少なくとも120秒の浸漬による湿潤力及び少なくとも30mN/mの表面張力を有する。より好ましくは、アルコキシレートは、少なくとも180秒の浸漬による湿潤力及び30〜40mN/mの表面張力を有する。
アルコキシレートは公知であり、WO98/35553、WO00/35278又はEP0 681 865などの公知の方法によって調製することができる。多くのアルコキシレートは、例えば、Croda製のAtplus(登録商標)242、Atplus(登録商標)245、Atplus(登録商標)MBA 1303、BASF SE製のPlurafac(登録商標)LFタイプ、Cognis製のAgnique(登録商標)BP 24-24、Agnique(登録商標)BP 24-36、Agnique(登録商標)BP 24-45、Agnique(登録商標)BP 24-54、Agnique(登録商標)BP24-52Rで市販されている。
本発明の特に好ましい組成物(最も好ましくはエマルション濃縮物の形態)は、組成物に対して、通常少なくとも10wt%のアルコキシレート、例えば10〜70wt%、好ましくは少なくとも15wt%、特に15〜50wt%のアルコキシレートを含む。
本発明の好ましい組成物では、アルコキシ化脂肪族アルコール(アルコキシレート)又は様々なアルコキシ化アルコールの混合物が、唯一の補助剤となり得る。しかし、アルコキシ化脂肪族アルコール、特に式IVのアルコキシ化脂肪族アルコールが、様々な補助剤と組み合わされるならば、それも好ましい。少なくとも一つのアルコキシ化脂肪族アルコール及びそれとは異なる少なくとも一つの補助剤を含む、本発明の好ましい組成物(好ましくはエマルション濃縮物の形態)では、補助剤の総量は、組成物に対して一般に少なくとも10wt%、例えば10〜70wt%、好ましくは少なくとも15wt%、特に15〜50wt%である。
本発明の組成物は、固体又は液体形態、好ましくは液体形態(水性又は非水性など)で存在することができる。一般に、組成物は、農薬製剤として製剤化される。一般的な製剤の種類の例を、以下に示す。組成物中、殺有害生物剤は、溶解、懸濁又は乳化形態などの任意の形態で存在することができる。好ましくは、式I又はIIの殺有害生物化合物は、溶解形態又は懸濁形態で組成物中に存在する。特に、式I又はIIの殺有害生物化合物及び塩基を含む組成物は、溶液又は懸濁液又はエマルションの形態の液体組成物であり、式I又はIIの殺有害生物化合物は、溶解形態若しくは懸濁化粒子の形態で、又は殺有害生物化合物を溶解形態で含有する乳化液滴の形態で存在する。
本発明の組成物は、農薬製剤において通例の助剤を含むこともできる。使用される助剤は、特定の適用形態及び活性物質にそれぞれ依存して決まる。適切な助剤の例は、溶媒、固体担体、分散剤又は乳化剤(さらなる可溶化剤、保護コロイド、界面活性剤及び接着剤など)、有機及び無機増粘剤、殺菌剤、凍結防止剤、消泡剤、適切な場合には着色剤及び粘着付与剤又は結合剤(例えば、種子処理製剤のため)である。
適切な溶媒は、水、中〜高沸点の鉱油画分などの有機溶媒、例えば灯油又はディーゼル油、さらにコールタール油及び植物起源又は動物起源の油、脂肪族、環式及び芳香族炭化水素、例えばトルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレン又はそれらの誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール及びシクロヘキサノールなどのアルコール、グリコール、シクロヘキサノン及びガンマ-ブチロラクトンなどのケトン、脂肪酸ジメチルアミド、脂肪酸及び脂肪酸エステル、並びに強い極性の溶媒、例えばN-メチルピロリドンなどのアミンである。
固体担体は、無機土類、例えばケイ酸塩、シリカゲル、タルク、カオリン、石灰石、石灰、白亜、赤土、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕された合成材料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素などの肥料、並びに穀粉(cereal meal)、樹皮粉(tree bark meal)、木粉及び堅果殻粉(nutshell meal)などの植物起源の生成物、セルロース粉末、並びに他の固体担体である。
適切な界面活性剤(補助剤、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤)は、芳香族スルホン酸、例えばリグニンスルホン(ligninsoulfonic)酸(Borresperse(登録商標)タイプ、Borregard、ノルウェー) フェノールスルホン酸、ナフタレンスルホン酸(Morwet(登録商標)タイプ、Akzo Nobel、米国)、ジブチルナフタレンスルホン酸(Nekal(登録商標)タイプ、BASF、ドイツ)の、及び脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルサルフェート、ラウリルエーテルサルフェート、脂肪アルコールサルフェート、並びに硫酸化ヘキサデカノレート、ヘプタデカノレート及びオクタデカノレート、硫酸化脂肪アルコールグリコールエーテル、さらにナフタレンと又はナフタレンスルホン酸と、フェノール及びホルムアルデヒドの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシ化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、トリステアリルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、アルコール及び脂肪アルコール/エチレンオキシドの縮合物、エトキシ化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシ化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステル、リグニン亜硫酸廃液、並びにタンパク質、変性タンパク質、多糖(例えば、メチルセルロース)、修飾された疎水性デンプン、ポリビニルアルコール(Mowiol(登録商標)タイプ、Clariant、スイス)、ポリカルボキシレート(Sokolan(登録商標)タイプ、BASF、ドイツ)、ポリアルコキシレート、ポリビニルアミン(Lupasol(登録商標)タイプ、BASF、ドイツ)、ポリビニルピロリドン、並びにそのコポリマーである。
増粘剤(すなわち、製剤に改変された流動性を付与し、すなわち静止状態で高粘度を付与し、撹拌中には低粘度を付与する化合物)の例は、多糖、並びに有機及び無機粘土、例えばキサンタンガム(Kelzan(登録商標)、CP Kelco、米国)、Rhodopol(登録商標)23(Rhodia、フランス)、Veegum(登録商標)(R.T. Vanderbilt、米国)又はAttaclay(登録商標)(Engelhard Corp.、NJ、米国)である。殺菌剤は、製剤を保存し、安定にするために添加することができる。適切な殺菌剤の例は、ジクロロフェン及びベンジルアルコールヘミホルマールをベースとするもの(ICI製のProxel(登録商標)又はThor Chemie製のActicide(登録商標)RS及びRohm & Haas製のKathon(登録商標)MK)、並びにアルキルイソチアゾリノン及びベンズイソチアゾリノンなどのイソチアゾリノン誘導体をベースとするもの(Thor Chemie製のActicide(登録商標)MBS)である。適切な凍結防止剤の例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素及びグリセリンである。消泡剤の例は、シリコーンエマルション(例えば、Silikon(登録商標)SRE、Wacker、ドイツ又はRhodorsil(登録商標)、Rhodia、フランスなど)、長鎖アルコール、脂肪酸、脂肪酸の塩、有機フッ素化合物及びその混合物である。適切な着色剤は、低水溶性の顔料及び水溶性の色素である。列挙される例は、名称ローダミンB、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ソルベントレッド1、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:1、ピグメントブルー80、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー13、ピグメントレッド112、ピグメントレッド48:2、ピグメントレッド48:1、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド53:1、ピグメントオレンジ43、ピグメントオレンジ34、ピグメントオレンジ5、ピグメントグリーン36、ピグメントグリーン7、ピグメントホワイト6、ピグメントブラウン25、ベーシックパープル10、ベーシックパープル49、アシッドレッド51、アシッドレッド52、アシッドレッド14、アシッドブルー9、アシッドイエロー23、ベーシックレッド10、ベーシックレッド108である。粘着付与剤又は結合剤の例は、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール及びセルロースエーテル(Tylose(登録商標)、信越、日本)である。
粉末、拡散用材料及び微粉は、本発明の混合物中に存在する化合物であるそれぞれの活性化合物、及び適切な場合にはさらなる活性物質を、少なくとも一つの固体担体と共に混合し、又は同時に粉砕することによって調製することができる。粒剤(granule)、例えばコーティングされた粒剤、含浸された粒剤及び均質な粒剤は、活性物質を固体担体と結合させることによって調製することができる。固体担体の例は、無機土類、例えばシリカゲル、ケイ酸塩、タルク、カオリン、アタクレイ(attaclay)、石灰石、石灰、白亜、赤土、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕された合成材料、例えば、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素などの肥料、並びに穀粉、樹皮粉、木粉及び堅果殻粉などの植物起源の生成物、セルロース粉末、並びに他の固体担体である。
本発明の組成物のための農薬製剤の種類の例は、以下のものである。
1.水で希釈する組成物の種類
i)液剤(water-soluble concentrate)(SL、LS)
10重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、90重量部の水又は水溶性溶媒に溶解する。代替として、湿潤剤又は他の助剤を添加する。活性物質は、水で希釈すると溶解する。こうして、10重量%の含量の活性物質を有する製剤を得る。
ii)分散性濃縮物(DC)
20重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、70重量部のシクロヘキサノンに、10重量部の分散剤、例えばポリビニルピロリドンを添加して溶解する。水で希釈して分散液を得る。活性物質の含量は、20重量%である。
iii)乳剤(emulsifiable concentrate)(EC)
15重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、75重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート(各場合、5重量部)を添加して溶解する。水で希釈してエマルションを得る。組成物は、15重量%の含量の活性物質を有する。
iv)エマルション(EW、EO、ES)
25重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、35重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム及びヒマシ油エトキシレート(各場合、5重量部)を添加して溶解する。この混合物を、乳化装置(Ultraturrax)を用いて30重量部の水に導入し、均質なエマルションを生成する。水で希釈してエマルションを得る。組成物は、25重量%の含量の活性物質を有する。
v)懸濁剤(suspension)(SC、OD、FS)
撹拌型ボールミルで、20重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、10重量部の分散剤及び湿潤剤、並びに70重量部の水又は有機溶媒を添加して粉末化して、微細な活性物質の懸濁液を得る。水で希釈して、活性物質の安定な懸濁液を得る。組成物における活性物質の含量は、20重量%である。
vi)顆粒水和剤(water-dispersible granule)及び水溶性粒剤(water-soluble granule)(WG、SG)
50重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、50重量部の分散剤及び湿潤剤を添加して微粉砕し、技術的な電化器具(例えば、押出機、噴霧塔、流動床)を用いて顆粒水和剤又は水溶性粒剤として調製する。水で希釈して、活性物質の安定な分散液又は溶液を得る。組成物は、50重量%の含量の活性物質を有する。
vii)水和剤(water-dispersible powder)及び水溶剤(water-soluble powder)(WP、SP、SS、WS)
75重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、25重量部の分散剤、湿潤剤及びシリカゲルを添加して、ローターステーターミルで粉砕する。水で希釈して、活性物質の安定な分散液又は溶液を得る。組成物における活性物質の含量は、75重量%である。
viii)ゲル(GF)
撹拌型ボールミルで、20重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤湿潤剤及び70重量部の水又は有機溶媒を添加して粉末化して、活性物質の微細な懸濁液を得る。水で希釈して、活性物質の安定な懸濁液を得、それによって活性物質20%(w/w)を含む組成物を得る。
2.希釈なしに適用される組成物の種類
ix)粉剤(dustable powder)(DP、DS)
5重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を微粉砕し、95重量部の微分割したカオリンと十分に混合する。これによって、5重量%の含量の活性物質を有する粉剤組成物を得る。
x)粒剤 (GR、FG、GG、MG)
0.5重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を微粉砕し、99.5重量部の担体と合わせる。現行方法は、押出し、噴霧乾燥又は流動床である。これにより、0.5重量%の含量の活性物質を有する、希釈なしに適用される粒剤を得る。
xi)ULV溶液(UL)
10重量部の活性物質(例えば、殺虫剤A)を、90重量部の有機溶媒、例えばキシレンに溶解する。これにより、10重量%の含量の活性物質を有する、希釈なしに適用される組成物を得る。
農薬製剤は、一般に、0.01〜95重量%の間、好ましくは0.1〜90重量%の間、最も好ましくは0.5〜90重量%の間の活性物質を含む。殺虫剤Aは、純度90%〜100%、好ましくは95%〜100%で用いられる(NMRスペクトルによる)。
本発明の組成物は、そのまま使用することができ、又はそれらの農薬製剤の形態で、例えば、直接噴霧できる溶液、粉末、懸濁液、分散液、エマルション、油分散液、ペースト剤、粉剤生成物、拡散用材料又は粒剤の形態で、噴霧、アトマイジング、微粉化、拡散、ブラッシング、浸漬又は注入を用いて使用することができる。適用形態は、完全に所期の目的に応じて決まり、各場合、本発明の組成物中に存在する化合物が、最も微細になり得る分布を確保するよう企図される。
水性適用の形態は、エマルション濃縮物、ペースト剤又は水和剤(wettable powder)(噴霧できる粉末、油分散液)から、それに水を添加することによって調製することができる。エマルション、ペースト剤又は油分散液を調製するために、物質は、そのままで、又は油若しくは溶媒に溶解して、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤を用いて、水中で均質化することができる。或いは、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、及び適切な場合には、溶媒又は油から構成される濃縮物を調製することが可能であり、かかる濃縮物は、水で希釈するのに適している。
すぐに使用できる調製物の活性物質濃度は、比較的広範囲に変わり得る。一般に、その濃度は、本発明の組成物の化合物の0.0001〜10重量%、好ましくは0.001〜1重量%である。
本発明の組成物の化合物は、超低体積法(ULV)で上手く使用することもでき、95重量%を超える活性物質を含む組成物を適用することが可能であり、又はさらには、添加剤なしに活性物質を適用することも可能である。
様々な種類の油、湿潤剤、補助剤、除草剤、殺菌剤、他の殺有害生物剤又は殺菌剤を、適切な場合、使用直前に活性化合物に添加することができる(タンクミックス)。これらの薬剤は、本発明の組成物の化合物と、1:100〜100:1、好ましくは1:10〜10:1の重量比で混合することができる。
本発明の組成物は、硝酸アンモニウム、尿素、カリ及び過リン酸、植物に有害な物質及び植物成長調整剤及び薬害軽減剤(safener)などの肥料を含有することもできる。これらは、前述の組成物と逐次的に、又は組み合わせて使用することができ、適切な場合、やはり使用直前になって初めて添加されることができる(タンクミックス)。例えば、植物(複数可)には、肥料で処理する前又は後のいずれかに、本発明の組成物を噴霧することができる。
本発明の組成物の化合物は、本発明の組成物を調製するために、個々に使用することができ、又は互いに既に部分的に若しくは完全に混合されていてもよい。本発明の組成物の化合物は、パッケージし、キットオブパーツなどの組合せ組成物としてさらに使用することも可能である。本発明の一実施形態では、キットオブパーツは、a)殺有害生物剤及びb)塩基を、組み合わせて使用するために別個の構成成分として含む。キットは、対象となる農薬組成物を調製するために使用することができる、すべてを含む1種以上の構成成分を含むことができる。三つ以上の構成成分がキットとして提供される実施形態では、構成成分は、既に一緒に組み合わされていてよく、それ自体、バイアル、ボトル、缶、ポーチ、バッグ又は小型容器などの単一容器内にパッケージされる。他の実施形態では、キットの二つ以上の構成成分は、別個にパッケージすることができ、すなわち予め製剤化されていなくてもよい。したがって、キットは、バイアル、缶、ボトル、ポーチ、バッグ又は小型容器などの1種以上の別個の容器を含むことができ、各容器は、農薬組成物のための別個の構成成分を含有する。両方の形態において、キットの構成成分は、さらなる構成成分とは別個に、若しくはさらなる構成成分と一緒に、又は本発明の組成物を調製するための本発明の組合せ組成物の構成成分として、適用することができる。
使用者は、本発明の組成物を、通常は、事前に投与量を設定できる(predosage)デバイス、背負い式噴霧器、噴霧タンク又は噴霧飛行機から適用する。ここで農薬組成物は、所望の適用濃度まで、水及び/又は緩衝液で構成され、適切な場合には、さらなる助剤を添加することが可能であり、したがって、すぐに使用できる本発明の噴霧液又は農薬組成物が得られる。通常、農業上有用な面積1ヘクタール当たり、すぐに使用できる噴霧液50〜500リットル、好ましくは100〜400リットルが適用される。
本発明はさらに、昆虫、ダニ又は線虫による攻撃又は寄生から植物を保護するための方法に関し、該方法は、植物、又は植物が生育する土壌若しくは水と、殺有害生物有効量の本発明の組成物とを接触させるステップを含む。
本発明はさらに、昆虫、クモ又は線虫を制御する方法に関し、該方法は、昆虫、ダニ若しくは線虫、又はそれらの食物供給、生息地、温床若しくはそれらの位置と、殺有害生物有効量の本発明の組成物とを接触させるステップを含む。
本発明の組成物は、以下の目の動物有害生物(例えば、昆虫、ダニ又は線虫)に対して傑出した作用を示す。
鱗翅目(Lepidoptera)に由来する昆虫、例えば、アグロティス・イプシロン(Agrotis ypsilon)、アグロティス・セゲタム(Agrotis segetum)、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia conjugella)、オートグラファ・ガンマ(Autographa gamma)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエキア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア・レチキュラナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、コリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fumiferana)、コリストネウラ・オシデンタリス(Choristoneura occidentalis)、キルフィス・ウニパンクタ(Cirphis unipuncta)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)、デンドロリマス・ピニ(Dendrolimus pini)、ジアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ジアトラエア・グランジオセラ(Diatraea grandiosella)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモパルパス・リグノセラス(Elasmopalpus lignosellus)、エウポエキリア・アンビゲラ(Eupoecilia ambiguella)、エベトリア・ボーリアナ(Evetria bouliana)、フェルチア・サブテラネア(Feltia subterranea)、ガレリア・メロネラ(Galleria mellonella)、グラホリタ・フネブラナ(Grapholitha funebrana)、グラホリタ・モレスタ(Grapholitha molesta)、ヘリオチス・アルミゲラ(Heliothis armigera)、ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオチス・ゼア(Heliothis zea)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヒベルニア・デフォリアリア(Hibernia defoliaria)、ヒファントリア・クネア(Hyphantria cunea)、ヒポノメウタ・マリネルス(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、ラムジナ・フィスセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ・エキシグア(Laphygma exigua)、ロイコプテラ・コフェーラ(Leucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレティス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、ロキソステジ・スティクティカリス(Loxostege sticticalis)、リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)、リマントリア・モナカ(Lymantria monacha)、リオネチア・クレルケラ(Lyonetia clerkella)、マラコソマ・ニューストリア(Malacosoma neustria)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、オルギア・シュードツガタ(Orgyia pseudotsugata)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、ペクチノフォラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、ペリドロマ・サウキア(Peridroma saucia)、ファレラ・ブセファラ(Phalera bucephala)、フトリマエア・オペルクレラ(Phthorimaea operculella)、フィロクニスティス・キトレラ(Phyllocnistis citrella)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)、プラチペナ・スカブラ(Plathypena scabra)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、シュードプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)、リアキオニア・フルストラナ(Rhyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、シトトラガ・セレアレラ(Sitotroga cerealella)、スパルガノティス・ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)、タウマトポエア・ピチオカンパ(Thaumatopoea pityocampa)、トルトリックス・ビリダナ(Tortrix viridana)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)及びゼイラフェラ・カナデンシス(Zeiraphera canadensis)、
甲虫(甲虫目(Coleoptera))、例えば、アグリルス・シヌアツス(Agrilus sinuatus)、アグリオテス・リネアツス(Agriotes lineatus)、アグリオテス・オブスクルス(Agriotes obscurus)、アンヒマルス・ソルスチチアリス(Amphimallus solstitialis)、アニサンドルス・ジスパル(Anisandrus dispar)、アントノムス・グランジス(Anthonomus grandis)、アントノムス・ポモルム(Anthonomus pomorum)、アフトナ・エウフォリダエ(Aphthona euphoridae)、アトウス・ハエモロイダリス(Athous haemorrhoidalis)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus piniperda)、ブリトファガ・ウンダータ(Blitophaga undata)、ブルクス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、ブルクス・ピソルム(Bruchus pisorum)、ブルクス・レンチス(Bruchus lentis)、ビクチスクス・ベツラエ(Byctiscus betulae)、カシダ・ネブロサ(Cassida nebulosa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)、セトニア・アウラータ(Cetonia aurata)、ソートリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus assimilis)、ソートリンクス・ナピ(Ceuthorrhynchus napi)、カエトクネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、コノデルス・ベスペルチヌス(Conoderus vespertinus)、クリオセリス・アスパラギ(Crioceris asparagi)、クテニセラ属の種(Ctenicera spp.)、ジアブロチカ・ロンギコルニス(Diabrotica longicornis)、ジアブロチカ・セミプンクタタ(Diabrotica semipunctata)、ジアブロチカ・12-プンクタタ(Diabrotica 12-punctata)、ジアブロティカ・スペキオサ(Diabrotica speciosa)、ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルチペニス(Epitrix hirtipennis)、エウチノボトルス・ブラシリエンシス(Eutinobothrus brasiliensis)、ヒロビウス・アビエチス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ブルネイペニス(Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、イプス・チポグラフス(Ips typographus)、レマ・ビリネアタ(Lema bilineata)、レマ・メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス・カリフォルニクス(Limonius californicus)、リソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)、メラノツス・コムニス(Melanotus communis)、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani)、メロロンタ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、オウレマ・オリザエ(Oulema oryzae)、オチオリンクス・スルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、オチオリンクス・オバツス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、フィロビウス・ピリ(Phyllobius pyri)、フィロトレタ・クリソセファラ(Phyllotreta chrysocephala)、フィロファガ属の種(Phyllophaga spp.)、フィロペルタ・ホルチコラ(Phyllopertha horticola)、フィロトレタ・ネモルム(Phyllotreta nemorum)、フィロトレタ・ストリオラタ(Phyllotreta striolata)、ポピリア・ジャポニカ(Popillia japonica)、シトナ・リネアツス(Sitona lineatus)及びシトフィルス・グラナリア(Sitophilus granaria)、
ハエ、蚊(双翅目(Diptera))、例えば、アエデス・アエギプチ(Aedes aegypti)、アエデス・アルボピクツス(Aedes albopictus)、アエデス・ベキサンス(Aedes vexans)、アナストレファ・ルデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、アノフェレス・クルキアンス(Anopheles crucians)、アノフェレス・アルビマヌス(Anopheles albimanus)、アノフェレス・ガンビアエ(Anopheles gambiae)、アノフェレス・フレボルニ(Anopheles freeborni)、アノフェレス・ロイコスフィルス(Anopheles leucosphyrus)、アノフェレス・ミニムス(Anopheles minimus)、アノフェレス・クァドリマクラツス(Anopheles quadrimaculatus)、カリフォラ・ビキナ(Calliphora vicina)、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミア・ベジアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミア・ホミニボラックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミア・マセラリア(Chrysomya macellaria)、クリソプス・ジスカリス(Chrysops discalis)、クリソプス・シラセア(Chrysops silacea)、クリソプス・アトランチクス(Chrysops atlanticus)、コクリオミア・ホミニボラックス(Cochliomyia hominivorax)、コンタリニア・ソルギコラ(Contarinia sorghicola)、コルジロビア・アントロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、クリコイデス・フレンス(Culicoides furens)、クレックス・ピピエンス(Culex pipiens)、クレックス・ニグリパルパス(Culex nigripalpus)、クレックス・クインクエファシアツス(Culex quinquefasciatus)、クレックス・タルサリス(Culex tarsalis)、クリセタ・イノルナタ(Culiseta inornata)、クリセタ・メラヌラ(Culiseta melanura)、ダクス・ククルビタエ(Dacus cucurbitae)、ダクス・オレアエ(Dacus oleae)、ダシネウラ・ブラシカエ(Dasineura brassicae)、デリア・アンチクエ(Delia antique)、デリア・コアルクタタ(Delia coarctata)、デリア・プラツラ(Delia platura)、デリア・ラジクム(Delia radicum)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、ファニア・カニクラリス(Fannia canicularis)、ゲオミザ・トリプンクタタ(Geomyza Tripunctata)、ガステロフィルス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinalis)、グロシナ・モルシタンス(Glossina morsitans)、グロシナ・パルパリス(Glossina palpalis)、グロシナ・フシペス(Glossina fuscipes)、グロシナ・タキノイデス(Glossina tachinoides)、ハエマトビア・イリタンス(Haematobia irritans)、ハプロジプロシス・エクエストリス(Haplodiplosis equestris)、ヒッペラテス属の種(Hippelates spp.)、ヒレミア・プラツラ(Hylemyia platura)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、レプトコノプス・トレンス(Leptoconops torrens)、リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・トリフォリイ(Liriomyza trifolii)、ルキリア・カプリナ(Lucilia caprina)、ルキリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルキリア・セリカタ(Lucilia sericata)、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マンソニア・チチラヌス(Mansonia titillanus)、マイエチオラ・デストルクトル(Mayetiola destructor)、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)、ムシナ・スタブランス(Muscina stabulans)、オエストルス・オビス(Oestrus ovis)、オポミザ・フロルム(Opomyza florum)、オシネラ・フリット(Oscinella frit)、ペゴミア・ヒソキアミ(Pegomya hysocyami)、フォルビア・アンチクア(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラシカエ(Phorbia brassicae)、フォルビア・コアルクタタ(Phorbia coarctata)、フレボトムス・アルゲンチペス(Phlebotomus argentipes)、プソロフォラ・コルンビアエ(Psorophora columbiae)、プシラ・ロサエ(Psila rosae)、プソロフォラ・ジスコロル(Psorophora discolor)、プロシムリウム・ミクスツム(Prosimulium mixtum)、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、サルコファガ・ハエモロイダリス(Sarcophaga haemorrhoidalis)、サルコファガ属の種(Sarcophaga spp.)、シムリウム・ビッタツム(Simulium vittatum)、ストモキシス・カルキトランス(Stomoxys calcitrans)、タバヌス・ボビヌス(Tabanus bovinus)、タバヌス・アトラツス(Tabanus atratus)、タバヌス・リネオラ(Tabanus lineola)及びタバナス・シミリス(Tabanus similis)、チプラ・オレラセア(Tipula oleracea)及びチプラ・パルドサ(Tipula paludosa)、
アザミウマ(総翅目(Thysanoptera))、例えば、ジクロモトリプス・コルベッティ(Dichromothrips corbetti)、ジクロモトリプス属の種(Dichromothrips spp.)、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)、フランクリニエラ・オシデンタリス(Frankliniella occidentalis)、フランクリニエラ・トリチキ(Frankliniella tritici)、シルトリプス・キトリ(Scirtothrips citri)、トリプス・オリザエ(Thrips oryzae)、トリプス・パルミ(Thrips palmi)及びトリプス・タバキ(Thrips tabaci)、
シロアリ(等翅目(Isoptera))、例えば、カロテルメス・フラビコリス(Calotermes flavicollis)、ロイコテルメス・フラビペス(Leucotermes flavipes)、ヘテロテルメス・アウレウス(Heterotermes aureus)、レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)、レチクリテルメス・ビルギニクス(Reticulitermes virginicus)、レチクリテルメス・ルキフグス(Reticulitermes lucifugus)、テルメス・ナタレンシス(Termes natalensis)及びコプトテルメス・フォルモサヌス(Coptotermes formosanus)、
ゴキブリ(ゴキブリ目(Blattaria-Blattodea))、例えば、ブラテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)、ブラテラ・アサヒナエ(Blattella asahinae)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Periplaneta americana)、ペリプラネタ・ジャポニカ(Periplaneta japonica)、ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)、ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuligginosa)、ペリプラネタ・アウストララシアエ(Periplaneta australasiae)、及びブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)、
半翅類の昆虫(半翅目(Hemiptera))、例えば、アクロステルヌム・ヒラレ(Acrosternum hilare)、ブリサス・ロイコプテルス(Blissus leucopterus)、シルトペルチス・ノタツス(Cyrtopeltis notatus)、ディスデルクス・キングラツス(Dysdercus cingulatus)、ディスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、エウリガステル・インテグリセプス(Eurygaster integriceps)、エウシスツス・インピクチベントリス(Euschistus impictiventris)、レプトグロッスス・フィロプス(Leptoglossus phyllopus)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)、リグス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea insularis)、チアンタ・ペルジトル(Thyanta perditor)、アクリトシフォン・オノブリキス(Acrythosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリキス(Adelges laricis)、アフィズラ・ナスツルチ(Aphidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)、アフィス・フォルベシ(Aphis forbesi)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・ゴシピ(Aphis gossypii)、アフィス・グロスラリアエ(Aphis grossulariae)、アフィス・シュネイデリ(Aphis schneideri)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)、アフィス・サンブキ(Aphis sambuci)、アクリトシフォン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)、アウラコルツム・ソラニ(Aulacorthum solani)、ベミシア・アルゲンチフォリ(Bemisia argentifolii)、ブラチカウズス・カルズイ(Brachycaudus cardui)、ブラチカウズス・ヘリクリシ(Brachycaudus helichrysi)、ブラチカウズス・ペルシカエ(Brachycaudus persicae)、ブラチカウズス・プルニコラ(Brachycaudus prunicola)、ブレビコリネ・ブラシカエ(Brevicoryne brassicae)、カピトフォルス・ホルニ(Capitophorus horni)、セロシファ・ゴシピ(Cerosipha gossypii)、カエトシフォン・フラガエフォリ(Chaetosiphon fragaefolii)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、ドレイフシア・ノルドマニアナエ(Dreyfusia nordmannianae)、ドレイフシア・ピセアエ(Dreyfusia piceae)、ジサフィス・ラジコラ(Dysaphis radicola)、ジサウラコルツム・シュードソラニ(Dysaulacorthum pseudosolani)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)、ジサフィス・ピリ(Dysaphis pyri)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)、ヒアロプテルス・プルニ(Hyalopterus pruni)、ヒペロミズス・ラクツカエ(Hyperomyzus lactucae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフォン・ロサエ(Macrosiphon rosae)、メゴウラ・ビキアエ(Megoura viciae)、メラナフィス・ピラリウス(Melanaphis pyrarius)、メトポロフィウム・ジローズム(Metopolophium dirhodum)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)、ミズス・アスカロニクス(Myzus ascalonicus)、ミズス・セラシ(Myzus cerasi)、ミズス・バリアンス(Myzus varians)、ナソノビア・リビス-ニグリ(Nasonovia ribis-nigri)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)、ペムフィグス・ブルサリウス(Pemphigus bursarius)、パーキンシエラ・サッカリキダ(Perkinsiella saccharicida)、ホロドン・フミリ(Phorodon humili)、プシラ・マリ(Psylla mali)、プシラ・ピリ(Psylla piri)、ロパロミズス・アスカロニクス(Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)、ロパロシフム・インセルツム(Rhopalosiphum insertum)、サッパフィス・マラ(Sappaphis mala)、サッパフィス・マリ(Sappaphis mali)、シザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)、シゾネウラ・ラヌジノサ(Schizoneura lanuginosa)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)、トリアロイロデス・バポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トキソプテラ・アウランチアンド(Toxoptera aurantiiand)、ビテウス・ビチフォリイ(Viteus vitifolii)、キメックス・レクツラリウス(Cimex lectularius)、キメックス・ヘミプテルス(Cimex hemipterus)、レデュビウス・セニリス(Reduvius senilis)、トリアトマ属の種(Triatoma spp.)及びアリルス・クリタツス(Arilus critatus)、
アリ、ミツバチ、狩蜂、ハバチ(膜翅目(Hymenoptera))、例えば、アタリア・ロサエ(Athalia rosae)、アッタ・セファロテス(Atta cephalotes)、アッタ・カピグアラ(Atta capiguara)、アッタ・ラエビガタ(Atta laevigata)、アッタ・ロブスタ(Atta robusta)、アッタ・セクスデンス(Atta sexdens)、アッタ・テキサナ(Atta texana)、クレマトガステル属の種(Crematogaster spp.)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa minuta)、ホプロカンパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)、ソレノプシス・リクテリ(Solenopsis richteri)、ソレノプシス・キシロニ(Solenopsis xyloni)、ポゴノミルメックス・バルバツス(Pogonomyrmex barbatus)、ポゴノミルレックス・カリフォルニクス(Pogonomyrmex californicus)、フェイドレ・メガセファラ(Pheidole megacephala)、ダシムチラ・オシデンタリス(Dasymutilla occidentalis)、ボンブス属の種(Bombus spp.)、ベスプラ・スクアモサ(Vespula squamosa)、パラベスプラ・ブルガリス(Paravespula vulgaris)、パラベスプラ・ペンシルバニカ(Paravespula pennsylvanica)、パラベスプラ・ゲルマニカ(Paravespula germanica)、ドリコベスプラ・マクラタ(Dolichovespula maculata)、ベスパ・クラブロ(Vespa crabro)、ポリステス・ルビギノサ(Polistes rubiginosa)、カンポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)及びリネピテマ・フミレ(Linepithema humile)、
コオロギ、バッタ、イナゴ(直翅目(Orthoptera))、例えば、アケタ・ドメスティカ(Acheta domestica)、グリロタルパ・グリロタルパ(Gryllotalpa gryllotalpa)、ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプラス・ビビタツス(Melanoplus bivittatus)、メラノプラス・フムルールブラム(Melanoplus femurrubrum)、メラノプラス・メキシカヌス(Melanoplus mexicanus)、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプラス・スプレツス(Melanoplus spretus)、ノマダクリス・セプテムファシアタ(Nomadacris septemfasciata)、シストセルカ・アメリカナ(Schistocerca americana)、シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)、ドキオスタウルス・マロカヌス(Dociostaurus maroccanus)、タキキネス・アシナモルス(Tachycines asynamorus)、オエダレウス・セネガレンシス(Oedaleus senegalensis)、ゾノゼルス・バリエガツス(Zonozerus variegatus)、ヒエログリフス・ダガネンシス(Hieroglyphus daganensis)、クラウサリア・アングリフェラ(Kraussaria angulifera)、カリプタムス・イタリクス(Calliptamus italicus)、コルトイセテス・テルミニフェラ(Chortoicetes terminifera)、及びロクスタナ・パルダリナ(Locustana pardalina)、
クモ形類動物などのクモ類(コナダニ)、例えば、ヒメダニ科(Argasidae)、マダニ科(Ixodidae)及びヒゼンダニ科(Sarcoptidae)、例えば、アンブリオマ・アメリカヌム(Amblyomma americanum)、アンブリオマ・バリエガツム(Amblyomma variegatum)、アンブリオマ・マクラツム(Ambryomma maculatum)、アルガス・ペルシクス(Argas persicus)、ボーフィルス・アヌラツス(Boophilus annulatus)、ボーフィルス・デコロラツス(Boophilus decoloratus)、ボーフィルス・ミクロプルス(Boophilus microplus)、デルマセントル・シルバルム(Dermacentor silvarum)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)、デルマセントル・バリアビリス(Dermacentor variabilis)、ヒアローマ・トルンカツム(Hyalomma truncatum)、イクソデス・リキヌス(Ixodes ricinus)、イクソデス・ルビクンズス(Ixodes rubicundus)、イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)、イクソデス・ホロシクルス(Ixodes holocyclus)、イクソデス・パキフィクス(Ixodes pacificus)、オルニトドルス・モウバタ(Ornithodorus moubata)、オルニトドルス・ヘルムシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドルス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)、オルニトニスス・バコチ(Ornithonyssus bacoti)、オトビウス・メグニニ(Otobius megnini)、デルマニススス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)、リピセファルス・サングイネウス(Rhipicephalus sanguineus)、リピセファルス・アペンジクラツス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファルス・エベルトシ(Rhipicephalus evertsi)、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、並びにフシダニ属の種(Eriophyidae)、例えば、アクルス・シレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、フィロコプトラタ・オレイボラ(Phyllocoptrata oleivora)、及びエリオフィエス・シェルドニ(Eriophyes sheldoni);タルソネミダエ属の種(Tarsonemidae spp.)、例えば、フィトネムス・パリズス(Phytonemus pallidus)及びポリファゴタルソネムス・ラツス(Polyphagotarsonemus latus);ヒメハダニ属の種(Tenuipalpidae spp.)、例えば、ブレビパルプス・フォエニキス(Brevipalpus phoenicis);ハダニ属の種(Tetranychidae spp.)、例えば、テトラニクス・キンナバリヌス(Tetranychus cinnabarinus)、テトラニクス・カンザワイ(Tetranychus kanzawai)、テトラニクス・パキフィクス(Tetranychus pacificus)、テトラニクス・テラリウス(Tetranychus telarius)及びテトラニクス・ウルティカエ(Tetranychus urticae)、パノニクス・ウルミ(Panonychus ulmi)、パノニクス・キトリ(Panonychus citri)、及びオリゴニクス・プラテンシス(Oligonychus pratensis);真正クモ目(Araneida)、例えば、ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)、ロクソセレス・レクルサ(Loxosceles reclusa)、
ノミ(ノミ目(Siphonaptera))、例えば、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)、クテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)、キセノプシラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)、プレックス・イリタンス(Pulex irritans)、ツンガ・ペネトランス(Tunga penetrans)、及びノソプシルス・ファシアツス(Nosopsyllus fasciatus)、
セイヨウシミ、マダラシミ(シミ目(Thysanura))、例えば、レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)及びテルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)、
ムカデ(ムカデ綱(Chilopoda))、例えば、スクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera cole
optrata)、
ヤスデ(ヤスデ網(Diplopoda))、例えば、ナルセウス属の種(Narceus spp.)、
ハサミムシ(革翅目(Dermaptera))、例えば、フォルフィクラ・アウリクラリア(forficu
la auricularia)、
シラミ(フチラプテラ(Phthiraptera))、例えば、ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)、ペジクルス・フマヌス・コルポリス(Pediculus humanus corporis)、プチルス・プビス(Pthirus pubis)、ハエマトピヌス・エウリステルヌス(Haematopinus eurysternus)、ハエマトピヌス・スイス(Haematopinus suis)、リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)、ボビコラ・ボビス(Bovicola bovis)、メノポン・ガリナエ(Menopon gallinae)、メナカンツス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)及びソレノポテス・カピラツス(Solenopotes capillatus)、
植物寄生線虫、例えば根こぶ線虫、メロイドギュネ・アレナリア(Meloidogyne arenaria)、メロイドギュネ・キトウォオディ(Meloidogyne chitwoodi)、メロイドギュネ・エクシグア(Meloidogyne exigua)、メロイドギュネ・ハルパ(Meloidogyne hapla)、メロイドギュネ・インコグニタ(Meloidogyne incognita)、メロイドギュネ・ヤウァニカ(Meloidogyne javanica)及び他のメロイドギュネ属の種(Meloidogyne species);シスト線虫、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis)、グロボデラ・パッリダ(Globodera pallida)、グロボデラ・タバクム(Globodera tabacum)及び他のグロボデラ属の種(Globodera species)、ヘテロデラ・アウェナエ(Heterodera avenae)、ヘテロデラ・グリュキネス(Heterodera glycines)、ヘテロデラ・スカクティイ(Heterodera schachtii)、ヘテロデラ・トリフォリイ(Heterodera trifolii)、及び他のヘテロデラ属の種(Heterodera species);種こぶ線虫、アングイナ・フネスタ(Anguina funesta)、アングイナ・トリティキ(Anguina tritici)及び他のアングイナ属の種(Anguina species);茎及び葉の線虫、アペレンコイデス・ベッセイ(Aphelenchoides besseyi)、アペレンコイデス・フラガリアエ(Aphelenchoides fragariae)、アペレンコイデス・リトゼマボシ(Aphelenchoides ritzemabosi)及び他のアペレンコイデス属の種(Aphelenchoides species);刺す線虫、ベロノライムス・ロンギカウダトゥス(Belonolaimus longicaudatus)及び他のベロノライムス属の種(Belonolaimus species);松線虫、ブルサペレンクス・クシュロピルス(Bursaphelenchus xylophilus)及び他のブルサペレンクス属の種(Bursaphelenchus species);輪状線虫、クリコネマ属の種(Criconema species)、クリコネメッラ属の種(Criconemella species)、クリコネモイデス属の種(Criconemoides species)、及びメソクリコネマ属の種(Mesocriconema species);茎及び球根の線虫、ディチュレンクス・デストルクトル(Ditylenchus destructor)、ディチュレンクス・ディプサキ(Ditylenchus dipsaci)、ディチュレンクス・ミュケリオパグス(Ditylenchus myceliophagus)及び他のディチュレンクス属の種(Ditylenchus species);オール(awl)線虫、ドリコドルス属の種(Dolichodorus species);螺旋状線虫、ヘリコチュレンクス・ディヒュステラ(Helicotylenchus dihystera)、ヘリコチュレンクス・ムルティキンクトゥス(Helicotylenchus multicinctus)及び他のヘリコチュレンクス属の種(Helicotylenchus species)、ロチュレンクス・ロブストゥス(Rotylenchus robustus)及び他のロチュレンクス属の種(Rotylenchus species);鞘型線虫、ヘミキュクリオポラ属の種(Hemicycliophora species)及びヘミクリコネモイデス属の種(Hemicriconemoides species);ヒルスマンニエッラ属の種(Hirshmanniella species);ランス(lance)線虫、ホプロライムス・コルムブス(Hoplolaimus columbus)、ホプロライムス・ガレアトゥス(Hoplolaimus galeatus)及び他のホプロライムス属の種(Hoplolaimus species);疑似根こぶ線虫、ナコッブス・アベッランス(Nacobbus aberrans)及び他のナコッブス属の種(Nacobbus species);針状線虫、ロンギドルス・エロンガテス(Longidorus elongates)及び他のロンギドルス属の種(Longidorus species);ピン状(pin)線虫、パラチュレンクス属の種(Paratylenchus species);病変(lesion)線虫、プラチュレンクス・ブラキュウルス(Pratylenchus brachyurus)、プラチュレンクス・コッフェアエ(Pratylenchus coffeae)、プラチュレンクス・クルウィタトゥス(Pratylenchus curvitatus)、プラチュレンクス・ゴオデイ(Pratylenchus goodeyi)、プラチュレンクス・ネグレクトゥス(Pratylencus neglectus)、プラチュレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans)、プラチュレンクス・スクリブネリ(Pratylenchus scribneri)、プラチュレンクス・ウルヌス(Pratylenchus vulnus)、プラチュレンクス・ゼアエ(Pratylenchus zeae)及び他のプラチュレンクス属の種(Pratylenchus species);ラディナペレンクス・ココピルス(Radinaphelenchus cocophilus)及び他のラディナペレンクス属の種(Radinaphelenchus species);穿孔線虫、ラドポルス・シミリス(Radopholus similis)及び他のラドポルス属の種(Radopholus species);腎形線虫、ロチュレンクルス・レニフォルミス(Rotylenchulus reniformis)及び他のロチュレンクルス属の種(Rotylenchulus species);スクテッロネマ属の種(Scutellonema species);太根(stubby root)線虫、トリコドルス・プリミティウス(Trichodorus primitives)及び他のトリコドルス属の種(Trichodorus species);パラトリコドルス・ミノル(Paratrichodorus minor)及び他のパラトリコドルス属の種(Paratrichodorus species);萎縮(stunt)線虫、チュレンコリュンクス・クラュトニ(Tylenchorhynchus claytoni)、チュレンコリュンクス・デュビウス(Tylenchorhynchus dubius)及び他のチュレンコリュンクス属の種(Tylenchorhynchus species)及びメルリニウス属の種(Merlinius species);かんきつ類線虫、チュレンクルス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans)及び他のチュレンクルス属の種(Tylenchulus species);ダガー(dagger)線虫、クシピネマ・アメリカヌム(Xiphinema americanum)、クシピネマ・インデクス(Xiphinema index)、クシピネマ・ディウェルシカウダトゥム(Xiphinema diversicaudatum)及び他のクシピネマ属の種(Xiphinema species);及び他の植物寄生線虫種。
本発明の組成物は、卵、幼生、蛹及び成体などの、有害生物の任意の及びすべての発達段階に適用することができる。有害生物は、標的とする有害生物、その食物供給、生息地、温床又はその位置と、殺有害生物有効量の本発明の組成物とを接触させることによって制御することができる。「位置」は、有害生物が成長するか、又は成長することができる植物、植物繁殖材料(好ましくは種子)、土壌、地域、材料又は環境を意味する。
一般に、「殺有害生物有効量」は、動物有害生物を壊死、死滅、遅延、予防及び除去、破壊する効果、又はそれ以外では発生及び活性を減少する効果を含む、増殖に対して観測可能な効果を達成するのに必要な、本発明の組成物の量を意味する。殺有害生物有効量は、本発明で使用される様々な組成物に対して変わり得る。組成物の殺有害生物有効量はまた、望ましい殺有害生物性効果及び期間、天候、標的種、位置、適用方法などの一般的な条件に従って変わることになる。
本発明の組成物は、動物有害生物、又は殺有害生物性攻撃から保護されるべき植物、植物繁殖材料(好ましくは種子)、材料若しくは土壌を、殺有害生物有効量の活性化合物で処理することによって用いられる。この適用は、有害生物による材料、植物又は植物繁殖材料(好ましくは種子)の感染症が生じる前及び生じた後の両方に実施することができる。
好ましくは、本発明の組成物は、動物有害生物、又は殺有害生物性攻撃から保護されるべき植物若しくは土壌を、殺有害生物有効量の活性化合物を用いて葉面適用して処理することによって用いられる。また本明細書では、この適用は、有害生物による植物の感染症が生じる前及び生じた後の両方に実施することができる。
動物有害生物(昆虫、ダニ又は線虫)に対抗する方法では、本発明の組成物の適用率は、化合物の種類及び所望の効果に応じて、0.1g/ha〜10000g/ha、好ましくは1g/ha〜5000g/ha、より好ましくは20〜1000g/ha、最も好ましくは10〜750g/ha、特に20〜500g/haである。
本発明の文脈において、この植物という用語は、植物全体、植物の一部、又は植物繁殖材料を指す。
本発明の組成物で処理することができる植物並びに前記植物の繁殖材料には、すべての遺伝的に修飾された植物又は遺伝子導入植物、例えば、遺伝子操作方法を含む育種のおかげで除草剤又は殺菌剤又は殺虫剤の作用に耐性を示す作物、或いは例えば従来の育種方法及び/若しくは変異体の発生によって、又は組換え手順によって発生し得る、既存の植物と比較して改変された特徴を有する植物が含まれる。
例えば、本発明の組成物は、限定されるものではないが、市販の又は開発中の農業バイオ技術による生成物を含む、育種、変異誘発又は遺伝子操作によって修飾されている植物にも適用することができる(種子処理、畝間の噴霧処理として、又は任意の他の手段によって)。遺伝的に修飾された植物は、遺伝子材料が、交雑育種、突然変異又は自然の組換えによって自然環境では容易には得ることができない、組換えDNA技術の使用によってそのように修飾されている植物である。一般に、植物の特定の特性を改変するために、1種以上の遺伝子が、遺伝的に修飾された植物の遺伝子材料に統合されている。かかる遺伝的修飾には、それに限定されるものではないが、例えばグリコシル化による、又はプレニル化、アセチル化若しくはファルネシル化部分若しくはPEG部分などのポリマー付加による、タンパク質(複数可)、オリゴペプチド又はポリペプチドの標的化翻訳後(post-transtional)修飾も含まれる。
育種、変異誘発又は遺伝子操作によって修飾されている植物は、育種又は遺伝子操作の従来方法の結果として、例えば、ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤;スルホニル尿素(例えば、US6,222,100、WO01/82685、WO00/26390、WO97/41218、WO98/02526、WO98/02527、WO04/106529、WO05/20673、WO03/14357、WO03/13225、WO03/14356、WO04/16073参照)又はイミダゾリノン(例えば、US6,222,100、WO01/82685、WO00/026390、WO97/41218、WO98/002526、WO98/02527、WO04/106529、WO05/20673、WO03/014357、WO03/13225、WO03/14356、WO04/16073参照)などのアセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤;グリホセートなどのエノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(EPSPS)阻害剤(例えば、WO92/00377参照);グルホシネートなどのグルタミン合成酵素(GS)阻害剤(例えば、EP-A 242 236、EP-A 242 246参照)又はオキシニル除草剤(例えば、US5,559,024参照)などの、特定のクラスの除草剤の適用に耐性を示すようにされている。いくつかの栽培植物、例えばイミダゾリノン、例えばイマザモックスに耐性を示すClearfield(登録商標)夏ナタネ(Canola、BASF SE、ドイツ)は、従来の育種方法(変異誘発)によって除草剤に耐性を示すようにされている。遺伝子操作方法は、ダイズ、綿、トウモロコシ、ビーツ及びナタネなどの栽培植物が、グリホサート及びグルホシネートなどの除草剤に耐性を示すようにするために使用されており、そのような植物のいくつかは、商標RoundupReady(登録商標)(グリホセート耐性、Monsanto、米国)及びLibertyLink(登録商標)(グルホシネート耐性、Bayer CropScience、ドイツ)で市販されている。
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、1種以上の殺虫性タンパク質、特にδ-エンドトキシン、例えば、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)又はCry9cなどの、細菌属バチルス、特にバチルスチューリンゲンシス由来の公知のもの;植物性殺虫性タンパク質(VIP)、例えばVIP1、VIP2、VIP3又はVIP3A;細菌コロニーを形成する線虫の殺虫性タンパク質、例えば、フォトラブダス(Photorhabdus)属の種又はゼノラブダス(Xenorhabdus)属の種;サソリ毒素、クモ毒素、スズメバチ毒素又は他の昆虫に特異的な神経毒などの、動物によって生成される毒素;ストレプトミセス(Streptomycetes)毒素などの菌類によって生成される毒素、エンドウマメ又はオオムギレクチンなどの植物レクチン;凝集素;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン又はパパイン阻害剤などのプロテイナーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、ルフィン、サポリン又はブリオジン(bryodin)などのリボソーム不活化タンパク質(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-IDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤又はHMG-CoA-還元酵素などのステロイド代謝酵素;ナトリウム又はカルシウムチャネル遮断薬などのイオンチャネル遮断薬;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体(ヘリコキニン受容体);スチルベン合成酵素、ビベンジル合成酵素、キチナーゼ又はグルカナーゼを合成することができる植物も包含される。本発明の文脈において、これらの殺虫性タンパク質又は毒素は、プレトキシン、ハイブリッドタンパク質、切断されているか又はそうでなければ修飾されたタンパク質としても明確に理解されるべきである。ハイブリッドタンパク質は、タンパク質ドメインの新しい組合せによって特徴付けられる(例えば、WO02/015701参照)。かかる毒素、又はかかる毒素を合成することができる遺伝的に修飾された植物のさらなる例は、例えば、EP-A 374 753、WO93/007278、WO95/34656、EP-A 427 529、EP-A 451 87
8、WO03/18810及びWO03/52073に開示されている。かかる遺伝的に修飾された植物を生成する方法は、一般に当業者に公知であり、例えば前述の刊行物に記載されている。遺伝的に修飾された植物に含有されるこれらの殺虫性タンパク質は、これらのタンパク質を生成する植物に、節足動物(athropods)のすべての分類群由来の有害な有害生物、特に甲虫(甲虫目(Coeloptera))、双翅目昆虫(双翅目)及び蛾(鱗翅目)、並びに線虫(線形動物門)に対する耐性を付与する。1種以上の殺虫性タンパク質を合成することができる遺伝的に修飾された植物は、例えば、前述の刊行物に記載されており、そのいくつかは、YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を生成するトウモロコシ栽培品種)、YieldGard(登録商標)Plus(Cry1Ab及びCry3Bb1毒素を生成するトウモロコシ栽培品種)、Starlink(登録商標)(Cry9c毒素を生成するトウモロコシ栽培品種)、Herculex(登録商標)RW(Cry34Ab1、Cry35Ab1及び酵素ホスフィノトリシン-N-アセチルトランスフェラーゼ[PAT]を生成するトウモロコシ栽培品種);NuCOTN(登録商標)33B(Cry1Ac毒素を生成する綿栽培品種)、Bollgard(登録商標)I(Cry1Ac毒素を生成する綿栽培品種)、Bollgard(登録商標)II(Cry1Ac及びCry2Ab2毒素を生成する綿栽培品種);VIPCOT(登録商標)(VIP-毒素を生成する綿栽培品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を生成するジャガイモ栽培品種);Bt-Xtra(登録商標)、NatureGard(登録商標)、KnockOut(登録商標)、BiteGard(登録商標)、Protecta(登録商標)、Syngenta Seeds SAS、フランス製のBt11(例えば、Agrisure(登録商標)CB)及びBt176(Cry1Ab毒素及びPAT酵素を生成するトウモロコシ栽培品種)、Syngenta Seeds SAS、フランス製のMIR604(Cry3A毒素の改変版を生成するトウモロコシ栽培品種、WO03/018810参照)、Monsanto Europe S.A.、ベルギー製のMON 863(Cry3Bb1毒素を生成するトウモロコシ栽培品種)、Monsanto Europe S.A.、ベルギー製のIPC 531(Cry1Ac毒素の改変版を生成する綿栽培品種)、並びにPioneer Overseas Corporation、ベルギー製の1507(Cry1F毒素及びPAT酵素を生成するトウモロコシ栽培品種)などで市販されている。
さらに、組換えDNA技術の使用により、細菌、ウイルス又は菌類病原体に対するそれらの植物の抵抗性又は耐性を増大する1種以上のタンパク質を合成することができる植物も包含される。かかるタンパク質の例は、いわゆる「病変形成に関係するタンパク質」(PRタンパク質、例えばEP-A 392 225参照)、植物病抵抗性遺伝子(例えば、メキシコの野生ジャガイモであるソラヌム・ブルボカスタヌム(Solanum bulbocastanum)由来のジャガイモ疫病菌(Phytophthora infestans)に対して作用する抵抗性遺伝子を発現するジャガイモ栽培品種)又はT4-リゾチーム(例えば、火傷病菌(Erwinia amylvora)などの細菌に対して高い抵抗性を有するこれらのタンパク質を合成することができるジャガイモ栽培品種)である。かかる遺伝的に修飾された植物を生成する方法は、一般に当業者に公知であり、例えば前述の刊行物に記載されている。
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、生産性(例えば、バイオマス生成、穀物収率、デンプン含量、油含量又はタンパク質含量)を増大し、干ばつ、塩分若しくは他の成長制限環境因子に対する耐性、又はそれらの植物の有害生物及び菌類、細菌若しくはウイルス病原体に対する耐性を増大する1種以上のタンパク質を合成することができる植物も包含される。
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、特にヒト又は動物の栄養を改善する、改変された量の物質含量又は新しい物質含量を含有する植物、例えば、健康を促進する長鎖オメガ-3脂肪酸又は不飽和オメガ-9脂肪酸を生成するクロップオイル(例えば、Nexera(登録商標)ナタネ、DOW Agro Sciences、カナダ)も包含される。
さらに、組換えDNA技術を使用することにより、特に原料生成を改善する、改変された量の物質含量又は新しい物質含量を含有する植物、例えば、多量のアミロペクチンを生成するジャガイモ(例えば、Amflora(登録商標)ジャガイモ、BASF SE、ドイツ)も包含される。
本発明の組成物は、接触(土壌、ガラス、壁、蚊帳、カーペット、植物部分又は動物部分を介する)及び摂取(餌又は植物部分)の両方、並びに栄養交換及び移動によって有用となる。
好ましい適用方法は、水域への適用、土壌、亀裂及び割れ目、牧草地、堆肥の山、下水を介する適用、水への適用、床、壁上への適用、又は周囲への噴霧適用及び餌による適用である。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、蚊、コオロギ、バッタ又はゴキブリなどの非植物病原性(non phytophathogenic)の有害生物に対して使用するために、本発明の組成物は、餌調製物に調製される。
餌は、液体、固体又は半固体調製物(例えば、ゲル)であり得る。組成物に用いられる餌は、アリ、シロアリ、スズメバチ、ハエ、蚊、コオロギ等又はゴキブリなどの昆虫が餌を食べるように刺激するのに十分誘引力のある生成物である。この誘引物質は、当技術分野で容易にわかる摂食刺激物質又はフェロモン類似物質及び/若しくは性フェロモンから選択され得る。
非植物病原性の昆虫によって伝染する伝染病(例えば、マラリア、デング熱及び黄熱、リンパ管フィラリア症、並びにリーシュマニア症)を、本発明の組成物及びそれらのそれぞれの組成物を用いて制御する方法は、小屋及び家屋の表面を処理し、空気噴霧し、カーテン、テント、衣料品、蚊帳、ツェツェバエの罠等に含浸させることも含む。繊維、織物、編物、不織布、網材料又はホイル及び放水布に適用するための殺虫性組成物は、好ましくは、本発明の組成物を含む組成物、任意選択により、忌避剤及び少なくとも一つの結合剤を含む組成物を含む。
本発明の組成物は、木、板塀、枕木などの木製材料、及び家屋、納屋、工場などの建物だけでなく、建築材料、家具、革、繊維、ビニル物質、電気ワイヤ及びケーブル等をアリ及び/又はシロアリから保護し、アリ及びシロアリが作物又はヒトに害を与えないように制御するために使用することができる(例えば、有害生物が家屋及び公共施設に侵入する場合)。
土壌を処理し、又は有害生物の住処若しくは巣に適用する場合、活性成分の量は、100m2当たり0.0001〜500g、好ましくは100m2当たり0.001〜20gの範囲である。
材料の保護における通例の適用率は、例えば、処理される材料1m2当たり0.01g〜1000gの活性化合物、望ましくは1m2当たり0.1g〜50gである。
材料への含浸に使用するための殺虫性組成物は、一般に、0.001〜95重量%、好ましくは0.1〜45重量%、より好ましくは1〜25重量%の少なくとも一つの忌避剤及び/又は殺虫剤を含有する。
餌組成物における使用では、活性成分の一般的な含量は、0.0001重量%〜15重量%、望ましくは0.001重量%〜5重量%の活性化合物である。使用される組成物は、活性材料の溶媒、香味剤、保存剤、色素又は苦味剤などの他の添加剤を含むこともできる。組成物の誘引性は、特別な色、形状又は質感によって強化することもできる。
噴霧組成物における使用では、活性成分の組成物含量は、0.001〜80重量%、好ましくは0.01〜50重量%、最も好ましくは0.01〜15重量%である。
本発明はさらに、植物繁殖材料を保護する方法に関し、該方法は、植物繁殖材料と、殺有害生物有効量の本発明の組成物とを接触させるステップを含む。
初めに言及した通り、本発明の好ましい一実施形態では、本発明の組成物は、種子、並びに実生の根及び苗条、好ましくは種子を保護するために使用される。
種子処理は、田畑に植え付ける前に、種子箱内で行うことができる。
種子処理目的では、本発明の組成物の重量比は、一般に、本発明の組成物の化合物の特性に応じて決まる。
種子処理に特に有用な通例の製剤は、例えば、
A 液剤(SL、LS)
D エマルション (EW、EO、ES)
E 懸濁剤(SC、OD、FS)
F 顆粒水和剤及び水溶性粒剤(WG、SG)
G 水和剤及び水溶剤(WP、SP、WS)
H ゲル製剤(GF)
I 粉剤(DP、DS)
である。
これらの組成物は、希釈し又は希釈せずに、植物繁殖材料、特に種子に適用され得る。これらの組成物は、希釈し又は希釈せずに、植物繁殖材料、特に種子に適用され得る。当該組成物は、2〜10倍希釈した後、すぐに使用できる調製物において0.01〜60重量%、好ましくは0.1〜40重量%の活性物質濃度をもたらす。適用は、播種の前又は最中に実施することができる。
本発明の化合物及びその組成物を、それぞれ植物繁殖材料、特に種子上に適用する方法は、当技術分野で公知であり、その方法には、それに限定されるものではないが、種子粉衣、種子コーティング、種子への散粉、種子浸漬、種子フィルムコーティング、種子多層コーティング、種子被覆(encrusting)、種子への滴下(dripping)及び種子ペレット化が含まれる。
好ましい一実施形態では、化合物又はその組成物は、それぞれ、発芽が誘発されないような方法によって、例えば種子粉衣、種子ペレット化、種子コーティング及び種子への散粉によって、植物繁殖材料上に適用される。
植物繁殖材料(好ましくは種子)の処理では、本発明の組成物の適用率は、一般に、製剤化される生成物に関するものである(通常、10〜750g/lの活性剤(複数可)を含む)。
本発明はまた、先に定義の本発明の組成物を含む、すなわち本発明の組成物でコーティングされ、且つ/又は本発明の組成物を含有する、植物の繁殖生成物、特に種子に関する。植物繁殖材料(好ましくは種子)は、植物繁殖材料(好ましくは種子)100kg当たり0.1g〜10kg、好ましくは植物繁殖材料(好ましくは種子)100kg当たり0.1g〜1kgの量の本発明の組成物を含む。
本発明の組成物の化合物を別個に、又は一緒に適用することは、植物の播種の前若しくは後、又は植物の出芽前若しくは出芽後に、種子、実生、植物又は土壌を噴霧又は散粉することによって実施される。
土壌への適用の一変形によれば、本発明のさらなる主題は、畝間処理であり、この処理は、本発明の組成物を含む固体又は液体製剤を、既に種子が播種されている開いた畝間に添加するか、或いは開いた畝間に、種子と製剤を同時に適用するステップを含む。
特に好ましい一実施形態では、本発明の組成物は、塩基、特にアミン、特に式IIIのアミンを含むエマルション濃縮物(EC)である。好ましくは、ECは、0.5〜30wt%、特に1〜15wt%の殺虫剤A、塩基及び100%までの製剤用助剤を含み、該製剤用助剤は、通常、10〜70重量%、特に25〜60wt%の少なくとも一つの有機溶媒を含む(すべての構成成分の合計は、最大で100wt%になり、すなわちwt%値は、組成物の総重量に対する値である)。これらのECにおける塩基の濃度は、水で1.0wt%に希釈した後、少なくともpH6.0、特に少なくともpH6.5、特に少なくともpH7.0、例えばpH6.0〜13、特に6.5〜12、特に7.0〜10のpHをもたらすような範囲から選択される。好ましくは、エマルション濃縮物における塩基の濃度は、組成物に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5.0wt%である。
同様に、好ましくは、ECは、0.5〜30wt%、特に1〜15wt%の殺虫剤B、塩基及び100%までの製剤用助剤を含み、該製剤用助剤は、通常、10〜70重量%、特に25〜60wt%の少なくとも一つの有機溶媒を含む(すべての構成成分の合計は、最大で100wt%になり、すなわちwt%値は、組成物の総重量に対する値である)。これらのECにおける塩基の濃度は、水で1.0wt%に希釈した後、少なくともpH6.0、特に少なくともpH6.5、特に少なくともpH7.0、例えばpH6.0〜13、特に6.5〜12、特に7.0〜10のpHをもたらすような範囲から選択される。好ましくは、エマルション濃縮物における塩基の濃度は、組成物に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5.0wt%である。
特に、ECは、1〜15wt%の殺虫剤A又は殺虫剤B、塩基、特にアミン、特に式IIIのアミン、25〜60wt%の有機溶媒、及び100%までの製剤用助剤を含む(すべての構成成分の合計は、最大で100wt%になり、すなわちwt%値は、組成物の総重量に対する値である)。ECにおける塩基の濃度は、水で1.0wt%に希釈した後、少なくともpH6.5、特に少なくともpH7.0、例えばpH6.0〜13、特に6.5〜12、特に7.0〜10のpHをもたらすような範囲から選択される。好ましくは、エマルション濃縮物における塩基の濃度は、組成物に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5.0wt%である。
特に好ましい一実施形態では、本発明の組成物は、塩基、特にアミン、特に式IIIのアミン、及び補助剤、特にアルコキシ化脂肪族アルコール、特に式(IV)のアルコールを含むエマルション濃縮物(EC)である。好ましくは、ECは、0.5〜30wt%、特に1〜15wt%の殺虫剤A又は殺虫剤B、塩基、補助剤、及び100%までの製剤用助剤を含み、該製剤用助剤は、通常、10〜70重量%、特に25〜60wt%の少なくとも一つの有機溶媒を含む(すべての構成成分の合計は、最大で100wt%になり、すなわちwt%値は、組成物の総重量に対する値である)。好ましくは、前記ECにおける塩基の濃度は、組成物の総重量に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5.0wt%である。好ましくは、前記エマルション濃縮物における補助剤の量は、組成物の総重量に対して10〜70重量%、特に15〜50wt%である。
特に、ECは、1〜15wt%の殺虫剤A又は殺虫剤B、塩基、特にアミン、特に式IIIのアミン、25〜60wt%の有機溶媒、及び100%までの製剤用助剤を含む(すべての構成成分の合計は、最大で100wt%になり、すなわちwt%値は、組成物の総重量に対する値である)。好ましくは、ECにおける塩基の濃度は、組成物に対して0.1〜10wt%、特に0.2〜5.0wt%である。好ましくは、前記エマルション濃縮物における補助剤の量は、組成物の総重量に対して10〜70重量%、特に15〜50wt%である。
本発明はさらに、殺有害生物剤及び塩基を接触させるステップを含む、本発明の組成物を調製する方法に関する。通常、接触は、公知の手段によって農薬製剤を調製するときに行われる。構成成分の接触は、室温などの任意の温度において、従来の装置によって達成することができる。好ましい混合方法は、農薬組成物を調製するために適用される方法である。
本発明はさらに、
a)殺有害生物剤を含有する組成物を提供するステップと、
b)塩基を含有する組成物を提供するステップと、
c)水と、ステップa)及びb)の組成物を接触させるステップと
を含む、水性タンクミックスを調製する方法に関する。
本発明はさらに、
a')殺有害生物剤及び塩基を含有する組成物を提供するステップと、
c')水と、ステップa')の組成物を接触させるステップと
を含む、水性タンクミックスを調製する方法に関する。
好ましくは、ステップa)の組成物は、エマルション濃縮物(EC)、特に上記のエマルション濃縮物である。
本発明はさらに、式I又はIIの殺有害生物剤の安定性を増大するために、塩基を使用することに関する。殺有害生物剤の安定性は、65℃で14日間保存して分析することができる。殺有害生物剤の安定性の増大は、前記保存の後、化学物質の回収物を分析することによって同定することができる。
本発明の利点は、例えば、本発明の組成物が、高い安定性を有し、高温でも活性化合物を低減せずに、より長期間保存できることである。その他に、本発明の組成物は、特に補助剤を含有するECの形態である場合、高い殺有害生物活性を有する。
殺虫剤A:式(I)の殺有害生物剤
アルコールアルコキシレートA:エトキシ化及びプロポキシ化された直鎖C16/C18アルコール、室温で液体、浸漬による湿潤力:少なくとも240秒(DIN 1772に従って、室温において2g/l炭酸ナトリウム中1g/Lで)、含水量5〜10wt%、表面張力:30〜35mN/m(DIN 14370に従って、室温において1g/Lで)、水中pHは約7。
実施例1
エマルション濃縮物の安定化
以下の組成:5.0wt%の殺虫剤A、14wt%ポリアリールフェニルエーテル硫酸塩アンモニウム塩、11.5wt%のエトキシ化イソ-C13アルコール(DIN 53914に従って、蒸留水中、23℃において1g/lで表面張力27〜29mN/m)、20wt%のアルコールアルコキシレートA、10.5wt%の2-ヘプタノン及び39wt%の重質芳香族溶媒ナフサ(初期沸点240℃)を有するエマルション濃縮物(EC A)を調製した。ECを、以下の手順によって調製した。殺虫剤Aを、まず2-ヘプタノン及び溶媒ナフサに、十分撹拌しながら溶解した。その後、先の溶媒溶液に、他の製剤用添加剤を添加し、EC A(200g)の透明溶液が得られるまで混合した。
a)安定剤Aを含むEC B
30gのEC Aを、分離容器内で秤量し、0.201gのN,N,N',N'-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン(安定剤A)を逆添加(back add)し、均質になるまで十分に混合した。このエマルション濃縮物EC Bは、0.66wt%の安定剤Aを含んでいた。
b)安定剤Bを含むEC C
30gのEC Aを、分離容器内で秤量し、0.708gの安定剤B(エトキシ化牛脂アミン、約20molのEO)を逆添加し、均質になるまで十分に混合した。得られたEC Cは、2.3wt%の安定剤Bを含んでいた。
最後に、エマルション濃縮物のすべての試料を、65℃で最大2週間保存し、保存の前及び後に、化学的アッセイによって決定付けた。化学的安定性の結果、並びに製剤の初期pH(室温において水により1%の製剤希釈で測定した)を、表1の一覧にした。安定剤Aの添加によって、殺虫剤Aの化学的安定性は、劇的に改善され、化学的に安定になったことが見出された。
Figure 0005877202
本発明の実施形態として例えば以下を挙げることができる。
[実施形態1]
式I又は式IIのピリピロペン殺有害生物剤
Figure 0005877202
及び塩基を含む、農薬組成物。
[実施形態2]
ピリピロペン殺有害生物剤が、式Iの殺有害生物剤である、実施形態1に記載の組成物。
[実施形態3]
塩基の濃度が、組成物を水で1.0wt%の濃度に希釈した後、少なくともpH6.0が得られるような範囲から選択される、実施形態1又は2に記載の組成物。
[実施形態4]
塩基の濃度が、組成物の総重量に対して0.1〜10wt%の範囲である、実施形態1から3のいずれかに記載の組成物。
[実施形態5]
5wt%以下の水を含む、実施形態1から4に記載の組成物。
[実施形態6]
塩基が、20℃で少なくとも0.1g/lの水への溶解度を有する、実施形態1から5のいずれかに記載の組成物。
[実施形態7]
少なくとも40wt%の水を含み、塩基が、20℃で少なくとも1.0g/lの水への溶解度を有する、実施形態1、2、3、4又は6のいずれかに記載の組成物。
[実施形態8]
塩基が、0.1mol/lの濃度の塩基と水の混合物が20℃の水中で少なくとも7.0のpHを有する塩基から選択される、実施形態1から7のいずれかに記載の組成物。
[実施形態9]
塩基が、第二級又は第三級アミノ基を含む、実施形態1から8のいずれかに記載の組成物。
[実施形態10]
塩基が、式IIIの化合物から選択される、実施形態1から9のいずれかに記載の組成物
Figure 0005877202
[式中、
R 1 は、H、C 1 〜C 4 -アルキル又は基(A-O) n Hであり、
Aは、C 2 〜C 4 -アルカンジイルであり、
mは、整数1〜100であり、R 1 、R 2 の少なくとも一つがHと異なる場合、mは0であってもよく、
nは、整数1〜100であり、
R 2 は、H、C 1 〜C 30 アルキル、C 2 〜C 30 アルケニル又は式-[A'-N(R 3 )] k -A'-NR 4 R 5 の基であり、
A'は、C 2 〜C 4 -アルカンジイルであり、
kは、整数0〜10であり、
R 3 は、H、C 1 〜C 4 -アルキル又は基(A-O) n Hであり、
R 4 は、H、C 1 〜C 4 -アルキル若しくは基(A-O) n Hであり、
R 5 は、H、C 1 〜C 4 -アルキル若しくは基(A-O) n Hであり、又は
NR 4 R 5 は、N-結合したピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル若しくはモルホリニル基を表す]。
[実施形態11]
アルコキシ化脂肪族アルコールをさらに含む、実施形態1から10のいずれかに記載の組成物。
[実施形態12]
アルコキシ化脂肪族アルコールが、式(IV)の化合物から選択される、実施形態11に記載の組成物
R a -O-(C m H 2m O) x -(C n H 2n O) y -(C p H 2p O) z -R b (IV)
[式中、
R a は、C 5 〜C 36 -アルキル、C 5 〜C 36 -アルケニル又はその混合物を表し、
R b は、H又はC 1 〜C 12 -アルキルを表し、
m、n、pは、互いに独立に、整数2〜16を表し、
x、y、zは、互いに独立に、数0〜100を表し、
x+y+zは、値1〜100に相当する]。
[実施形態13]
R a が、直鎖C 5 〜C 36 -アルキル、C 5 〜C 36 -アルケニル又はその混合物を表す、実施形態11又は12に記載の組成物。
[実施形態14]
R a が、直鎖C 14 〜C 36 -アルキル、C 14 〜C 36 -アルケニル又はその混合物を表す、実施形態11から13のいずれかに記載の組成物。
[実施形態15]
m、n、pが、互いに独立に、整数2〜5を表す、実施形態11から14のいずれかに記載の組成物。
[実施形態16]
x+y+zが、値10〜30に相当する、実施形態11から15のいずれかに記載の組成物。
[実施形態17]
殺有害生物剤が、溶解形態で存在する、実施形態1から16のいずれかに記載の組成物。
[実施形態18]
エマルション濃縮物である、実施形態1から17のいずれかに記載の組成物。
[実施形態19]
前記殺有害生物剤と前記塩基とを接触させるステップを含む、実施形態1から18に記載の組成物を調製する方法。
[実施形態20]
a)実施形態1又は2に定義の殺有害生物剤を含有する組成物を提供するステップと、
b)実施形態1又は実施形態6から10のいずれかに定義の塩基を含有する組成物を提供するステップと、
c)水と、ステップa)及びb)の組成物を接触させるステップと
を含む、水性タンクミックスを調製する方法。
[実施形態21]
実施形態1又は2に定義の殺有害生物剤の安定性を増大するための、実施形態1及び実施形態6から10のいずれかに定義の塩基の使用。
[実施形態22]
a)実施形態1又は2に定義の殺有害生物剤、及びb)実施形態1又は実施形態6から10のいずれかに定義の塩基を、組み合わせて使用するために別個の構成成分として含むキットオブパーツ。
[実施形態23]
昆虫、ダニ又は線虫による攻撃又は寄生から植物を保護するための方法であって、植物、又は植物が生育する土壌若しくは水と、殺有害生物有効量の実施形態1から18のいずれかに記載の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
[実施形態24]
昆虫、クモ又は線虫を制御する方法であって、昆虫、ダニ若しくは線虫、又はそれらの食物供給、生息地、温床若しくはそれらの位置と、殺有害生物有効量の実施形態1から18のいずれかに記載の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
[実施形態25]
植物繁殖材料を保護する方法であって、植物繁殖材料と、殺有害生物有効量の実施形態1から18のいずれかに定義の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
[実施形態26]
実施形態1から18のいずれかに記載の組成物を含む、種子。

Claims (27)

  1. 式Iのピリピロペン殺有害生物剤
    Figure 0005877202
    及び塩基を含む、農薬組成物であって、
    塩基は、その共役酸の酸性度定数が20℃の水中で少なくとも7.0であり、
    塩基は、第二級又は第三級アミノ基を含む塩基から選択される、上記組成物。
  2. 塩基の濃度が、組成物を水で1.0wt%の濃度に希釈した後、少なくともpH7.0が得られるような範囲から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 塩基の濃度が、組成物の総重量に対して0.1〜10wt%の範囲である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 5wt%以下の水を含む、請求項1から3のいずれかに記載の組成物。
  5. 塩基が、20℃で少なくとも0.1g/lの水への溶解度を有する、請求項1から4のいずれかに記載の組成物。
  6. 少なくとも40wt%の水を含み、塩基が、20℃で少なくとも1.0g/lの水への溶解度を有する、請求項1、2、3又は5のいずれかに記載の組成物。
  7. 塩基が、0.1mol/lの濃度の塩基と水の混合物が20℃の水中で少なくとも7.0のpHを有する塩基から選択される、請求項1から6のいずれかに記載の組成物。
  8. 塩基が、式IIIの化合物から選択される、請求項1から7のいずれかに記載の組成物
    Figure 0005877202
    [式中、
    R1は、H、C1〜C4-アルキル又は基(A-O)nHであり、
    Aは、C2〜C4-アルカンジイルであり、
    mは、整数1〜100であり、R1、R2の少なくとも一つがHと異なる場合、mは0であってもよく、
    nは、整数1〜100であり、
    R2は、H、C1〜C30アルキル、C2〜C30アルケニル又は式-[A'-N(R3)]k-A'-NR4R5の基であり、
    A'は、C2〜C4-アルカンジイルであり、
    kは、整数0〜10であり、
    R3は、H、C1〜C4-アルキル又は基(A-O)nHであり、
    R4は、H、C1〜C4-アルキル若しくは基(A-O)nHであり、
    R5は、H、C1〜C4-アルキル若しくは基(A-O)nHであり、又は
    NR4R5は、N-結合したピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル若しくはモルホリニル基を表す]。
  9. 1013mbarでの塩基の沸点が少なくとも40℃である、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 1013mbarでの塩基の沸点が少なくとも80℃である、請求項9に記載の組成物。
  11. 塩基が芳香族基を含まない、請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. アルコキシ化脂肪族アルコールをさらに含む、請求項1から11のいずれかに記載の組成物。
  13. アルコキシ化脂肪族アルコールが、式(IV)の化合物から選択される、請求項12に記載の組成物
    Ra-O-(CmH2mO)x-(CnH2nO)y-(CpH2pO)z-Rb (IV)
    [式中、
    Raは、C5〜C36-アルキル、C5〜C36-アルケニル又はその混合物を表し、
    Rbは、H又はC1〜C12-アルキルを表し、
    m、n、pは、互いに独立に、整数2〜16を表し、
    x、y、zは、互いに独立に、数0〜100を表し、
    x+y+zは、値1〜100に相当する]。
  14. Raが、直鎖C5〜C36-アルキル、C5〜C36-アルケニル又はその混合物を表す、請求項13に記載の組成物。
  15. Raが、直鎖C14〜C36-アルキル、C14〜C36-アルケニル又はその混合物を表す、請求項13又は14に記載の組成物。
  16. m、n、pが、互いに独立に、整数2〜5を表す、請求項13から15のいずれかに記載の組成物。
  17. x+y+zが、値10〜30に相当する、請求項13から16のいずれかに記載の組成物。
  18. 殺有害生物剤が、溶解形態で存在する、請求項1から17のいずれかに記載の組成物。
  19. エマルション濃縮物である、請求項1から18のいずれかに記載の組成物。
  20. 前記殺有害生物剤と前記塩基とを接触させるステップを含む、請求項1から19に記載の組成物を調製する方法。
  21. a)請求項1に定義の殺有害生物剤を含有する組成物を提供するステップと、
    b)請求項1又は請求項5から11のいずれかに定義の塩基を含有する組成物を提供するステップと、
    c)水と、ステップa)及びb)の組成物を接触させるステップと
    を含む、水性タンクミックスを調製する方法。
  22. 請求項1に定義の殺有害生物剤の安定性を増大するための、請求項1及び請求項5又は6に定義の塩基の使用。
  23. a)請求項1に定義の殺有害生物剤、及びb)請求項1又は請求項5から11のいずれかに定義の塩基を、組み合わせて使用するために別個の構成成分として含むキットオブパーツ。
  24. 昆虫、ダニ又は線虫による攻撃又は寄生から植物を保護するための方法であって、植物、又は植物が生育する土壌若しくは水と、殺有害生物有効量の請求項1から19のいずれかに記載の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
  25. 昆虫、クモ又は線虫を制御する方法であって、昆虫、ダニ若しくは線虫、又はそれらの食物供給、生息地、温床若しくはそれらの位置と、殺有害生物有効量の請求項1から19のいずれかに記載の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
  26. 植物繁殖材料を保護する方法であって、植物繁殖材料と、殺有害生物有効量の請求項1から19のいずれかに定義の組成物とを接触させるステップを含む、上記方法。
  27. 請求項1から19のいずれかに記載の組成物を含む、種子。
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