JP5876797B2 - クランク軸探傷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クランク軸探傷装置に関する。
エンジンの構成部品であるクランク軸は、ジャーナル部、クランクピン及びジャーナル部とクランクピンとを連結するウェブを有し、クランク軸の出荷時には、これら各部について品質検査(超音波探傷)が求められる。この品質検査は一般に手作業で探触子を走査させて行われている。しかし、大径やピン数の多い大型のクランク軸の場合、手作業での検査は非常に時間がかかり、大きな工数が必要となる。
一方で、タービン等に用いられるクランクピン部分(偏芯部分)を有さない円柱型の軸に対する品質検査を自動化したシステム(特開2005−300544号公報参照)が開発されている。このシステムは、プローブを軸の表面に接触させ、軸を回転させることで周面探傷を行うため、クランク軸のジャーナル部の表面探傷を自動化することができる。しかし、偏芯により公転するクランクピンの表面を周回させることができないため、ジャーナル部以外の探傷に用いることはできない。
特開2005−300544号公報
本発明は、前述のような事情に基づいてなされたものであり、クランクピン、ジャーナル、ウェブ及びフィレット部の探傷を自動化して探傷時間を大幅に縮減できるクランク軸探傷装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、
同一軸心上に並設される複数のジャーナルと、隣り合う一対のジャーナル間に偏心状態で配設されるクランクピンと、隣接するクランクピン及びジャーナル間を連結する板状のウェブとを備え、そのジャーナルが略水平に支持され、かつ回動可能に設置されるクランク軸の探傷に用いるクランク軸探傷装置であって、
上記クランクピン又はジャーナルを略上方及び下方から挟持可能に構成され、軸表面を探傷可能な第1プローブ又は軸根元のフィレット部を探傷可能な第2プローブを有する一対の軸部探傷ヘッドと、
上記クランクピン又はジャーナルに略側方から当接可能に構成され、ウェブの側面を探傷可能な第3プローブを有する鉛直面探傷ヘッドと
を備え、
上記鉛直面探傷ヘッド及び一対の軸部探傷ヘッドが、所定の鉛直面内で移動自在に構成されることを特徴とする。
当該クランク軸探傷装置は、クランクピン(又はジャーナル)に当接される鉛直面探傷ヘッドと、クランクピン(又はジャーナル)を挟持する一対の軸部探傷ヘッドとを有し、これらが所定の鉛直面内で移動自在に構成されているため、クランク軸を回転させると、クランク軸の軸心(回転軸)を中心とするクランクピンの公転運動に鉛直面探傷ヘッド及び軸部探傷ヘッドが追従する。その結果、クランク軸を回転させることで、クランクピン(又はジャーナル)の表面、ウェブの側面及びフィレット部を各プローブで自動的に探傷することができる。
上記鉛直面探傷ヘッドが上記ジャーナルと平行な鉛直面内で移動自在となるよう構成される基台を備え、上記鉛直面探傷ヘッドが上記基台に連結され、上記一対の軸部探傷ヘッドが鉛直面探傷ヘッドに連結されているとよい。このような基台を備えることで、クランク軸の大きさにあわせて鉛直面探傷ヘッド及び軸部探傷ヘッドの移動可能域を容易に調整することができる。また、鉛直面探傷ヘッドと軸部探傷ヘッドとを連結することで、これらを移動自在にする機構を共通化して省スペース化することができる。
上記一対の軸部探傷ヘッドの第1プローブが、軸部探傷ヘッドが挟持した軸方向に首振り可能に構成されているとよい。第1プローブをこのような構成とすることで、クランクピン(又はジャーナル)の軸方向の一定範囲の表面を自動的に探傷することができるため、探傷効率を向上させることができる。
上記一対の軸部探傷ヘッドの第2プローブが、フィレット部を浸水状態にして超音波探傷可能に構成されているとよい。第2プローブをこのような構成とすることで、フィレット部の探傷を容易かつ確実に行うことができる。
上記鉛直面探傷ヘッドの第3プローブが、鉛直面探傷ヘッドが当接した軸に向かって往復移動可能に構成されているとよい。第3プローブをこのような構成とすることで、ウェブの側面の探傷を容易かつ確実に行うことができる。
上記第1プローブを上方の軸部探傷ヘッドに有し、第2プローブを下方の軸部探傷ヘッドに有するとよい。このように第1プローブ及び第2プローブを配設することで、第2プローブの浸水探傷に用いる水が第1プローブや他の部材に付着することを防止することができる。
以上説明したように、本発明のクランク軸探傷装置は、クランクピン、ジャーナル、ウェブ及びフィレット部の探傷を自動化して探傷時間を大幅に縮減できるため、特に大型のクランク軸の検査に好適に用いることができる。
本発明の第一実施形態に係るクランク軸探傷装置の(a)模式的側面図及び(b)模式的平面図 本発明の第一実施形態における上側軸部探傷ヘッドの(a)模式的側面図及び(b)図1の右手方向から見た模式的正面図 本発明の第一実施形態における下側軸部探傷ヘッドの(a)模式的側面図及び(b)図1の右手方向から見た模式的正面図 本発明の第一実施形態における鉛直面探傷ヘッドの(a)模式的側面図及び(b)図1の右手方向から見た模式的正面図 本発明の第一実施形態におけるスライダの(a)模式的側面図及び(b)模式的平面図
以下、適宜図面を参照しつつ本発明のクランク軸探傷装置の実施の形態を詳説する。
<第一実施形態>
図1のクランク軸探傷装置1は、上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3、鉛直面探傷ヘッド4及び連結アーム5を有する探傷部材と、スライダ6及び支持台7を有する基台とを備える。以下、このクランク軸探傷装置1の構造を具体的に説明する。なお、図1(a)、図2(a)、図3(a)、図4(a)及び図5(a)において、紙面上下方向をZ軸方向と呼び、このZ軸に直行する左右方向をX軸方向と呼ぶ。また、図1(b)及び図5(b)において、紙面上下方向をY軸方向と呼び、このY軸に直行する左右方向をX軸方向と呼ぶ。また、図2(b)、図3(b)、図4(b)において、紙面上下方向をZ軸方向と呼び、このZ軸に直行する左右方向をY軸方向と呼ぶ。異なる図中のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、それぞれ同一方向を指す。
また、図1において、実線で表示したクランクピンXが最も支持台7に近接した状態の他に、クランクピンXが最上方に到達した状態P、クランクピンXが最も支持台7から遠方に到達した状態Q、及びクランクピンXが最下方に到達した状態Rにおける当該クランク軸探傷装置1を部分的に(鉛直面探傷ヘッド4、連結アーム5及びスライダ6について)二点鎖線で表した。
<探傷部材>
探傷部材は、上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4を有する。上側軸部探傷ヘッド2は、第1プローブ2b及びクランクピンXに略上方から接触する軸受部分を有し、下側軸部探傷ヘッド3は、第2プローブ3b及びクランクピンXに略下方から接触する軸受部分を有し、鉛直面探傷ヘッド4は、第3プローブ4b及びクランクピンXに略側方(X軸方向)から接触する軸受部分を有する。上側軸部探傷ヘッド2及び下側軸部探傷ヘッド3は、それぞれ連結部11を介して鉛直面探傷ヘッド4に連結され、これら上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4は、クランクピンXに回転自在に取付けられる軸受を構成している。また、鉛直面探傷ヘッドには、略柱状体の連結アーム5が連結されている。この連結アーム5は、鉛直面探傷ヘッド4のクランクピンXと接触する側と反対側の端部に一方の端が接続され、スライダ6に他方の端が連結されている。また、下側軸部探傷ヘッド3には連結ベルト10が付設されており、この連結ベルト10を上側軸部探傷ヘッド2に係止することで、探傷部材の軸受部分(上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4)をクランクピンXに装着できる。
<上側軸部探傷ヘッド>
図1及び図2に示す上側軸部探傷ヘッド2は、枠体2aと、2つの第1プローブ2bと、車輪2cと、位置調節機構2dとを有する。枠体2aは、2枚の略平行に配置された平板と、これらを接続する平板及び複数の接続棒(図示せず)で形成されている。この枠体2aの側壁を形成する平板は、平面視で、略長方形の基部の両端から、短手方向(Z軸方向)に略長方形の突出部が形成された形状を有する。2枚の側壁の基部長辺には平面視略長方形状の平板が底壁として接続され、突出部の外側の長辺には複数の接続棒が接続され、内部空間部を有する枠体2aが形成されている。
枠体2aのサイズとしては、第1プローブ2bを支持してクランクピンX表面に近接させることができれば特に限定されず、例えば長さ(側壁の基部長辺の長さ)が70mm以上600mm以下、高さ(側壁の突出部短辺から対向する基部長辺までの距離)が100mm以上300mm以下、幅(側壁間の距離)が100mm以上200mm以下とすることができる。また、枠体2aの側壁及び底壁の厚さとしては、例えば3mm以上20mm以下とすることができる。
枠体2aの材質としては、強度を維持できれば特に限定されず、例えばアルミニウム等の金属を用いることができる。また、枠体2aを構成する側壁、底壁及び接続棒は、例えばボルト及びナット(図示せず)の締結によって接続することができる。
第1プローブ2bは、上側軸部探傷ヘッド2に配設され、クランクピンXの表面及び内部を探傷する。第1プローブ2bは、クランクピンXを探傷して信号を送信するプローブ本体と、このプローブ本体を格納するホルダと、クランクピンXに接触するプローブ用ローラとを有する。2つの第1プローブ2bは、クランクピンXの周方向(X軸方向)に並んで配設される。
第1プローブ2bに用いる探触子としては、金属用の公知の探触子を用いることができ、例えば超音波式探触子を用いることができる。
上記プローブ用ローラは、クランク軸の回転方向と同じ方向に自由回転可能なローラであり、探傷時にクランクピンに回転接触する。プローブ用ローラは、上記ホルダのクランクピンXに近接する側に配設された軸受で軸支されている。探傷部材をクランクピンXに装着した状態でクランク軸を回転させると、クランクピンXに接触したプローブ用ローラが回転するためプローブ本体の位置がずれることなく、相対的にクランクピンXの表面を走査させることができる。
第1プローブ2bは、位置調節機構2dのロッドに接続されている。このロッドは、上側軸部探傷ヘッド2の底壁からクランクピンXへの接触方向に延伸されており、2つの第1プローブ2bは、このロッドの先端部に接続されている。第1プローブ2bは、この位置調節機構2dによって、クランクピンXの軸方向に首ふり可能に構成されている。
車輪2cは、クランク軸の回転方向と同じ方向に自由回転可能な円柱状体であり、クランクピンXに回転接触し、転がり軸受の転動体として機能する。車輪2cは、枠体2aの各側壁の突出部の端部に配設されている。上側軸部探傷ヘッド2は、枠体2aの各突出部にそれぞれ1つずつ、計4つの軸受を有し、各軸受に車輪2cの軸が挿通される。上側軸部探傷ヘッド2は、この車輪2cを介してクランクピンXに接触するため、クランクピンXが回転しても枠体2aが供回りを起こさず、姿勢を維持することができる。なお、車輪2cは枠体2aの内部に配置してもよいし、外側に配置してもよい。
車輪2cのサイズとしては特に限定されず、例えば直径が10mm以上100mm以下、幅が10mm以上60mm以下とすることができる。また、車輪2cの材質としては特に限定されず、例えばステンレス鋼を用いることができる。
位置調節機構2dは、第1プローブ2bの位置を調節する機構である。この位置調節機構2dは、第1プローブ2bのクランクピンXの半径方向(Z軸方向)及び軸方向(Y軸方向)の位置を変更する機能を有する。第1プローブ2bのZ軸方向位置を変更する機構としては、例えば図2(a)に示すように、柱体にネジ溝又はネジ山を形成したロッドを第1プローブ2bに接続し、このロッドのネジ溝又はネジ山と螺合させた回転子を回転させてロッドをZ軸方向に移動させる機構を用いることができる。また、第1プローブ2bのY軸方向の位置を変更する(首を振る)機構としては、例えば上記ロッドの一点を支点とし、この支点を中心にクランクピンXの周方向にロッドを回転させる機構を用いることができる。これらの機構における回転動力としては、例えばアクチュエータや手動のウインチ等を用いることができる。このように第1プローブ2bのクランクピンXの半径方向の位置を調節可能とすることで、当該クランク軸探傷装置1は、直径の異なる種々のクランク軸に対して探傷を行うことができる。また、第1プローブ2bのクランクピンXの軸方向の位置を調節可能とすることで、クランクピンXの軸方向の探傷可能域を大きくして当該クランク軸探傷装置1の作業効率を向上させることができる。
<下側軸部探傷ヘッド>
図1及び図3に示す下側軸部探傷ヘッド3は、枠体3aと、2つの第2プローブ3bと、車輪3cと、位置調節機構3dとを有する。枠体3aは、上記上側軸部探傷ヘッド2の枠体2aと略同形状であり、サイズ及び材質は、上記上側軸部探傷ヘッド2の枠体2aと同様とすることができる。また、車輪3cは、上記上側軸部探傷ヘッド2の車輪2cと同様である。
第2プローブ3bは、下側軸部探傷ヘッド3の内部に配設され、フィレット部(クランクピンX及びウェブYの接合部)を探傷する。この第2プローブ3bに用いる探触子としては、金属用の公知の探触子を用いることができ、例えば超音波式探触子を用いることができる。さらに精度を向上させる観点から、フィレット部を浸水状態にして探傷を行うことが好ましい。フィレット部を浸水状態にする方法としては、例えばプローブの先端部と探傷するフィレット部をカバーで被覆し、このカバー内に水を噴射する方法を挙げることができる。また、第2プローブ3bに用いる探触子としては、フィレット部を複数のゾーンに分割することで容易かつ確実に探傷を行えるフェーズドアレイ式の探触子を用いることが好ましい。
2つの第2プローブ3bは、図3(a)に示すように、探傷方向がクランクピンXの中心を指向するようにクランクピンXの円周方向(X軸方向)に傾けて配置される。また、第2プローブ3bは、図3(b)に示すように、クランクピンXの軸方向(Y軸方向)に2つの第2プローブ3bが線対称の向き(一方がY軸方向プラス側、他方がY軸方向マイナス側)となるように傾けて配置される。このように第2プローブ3bが傾斜配置されるのは、フィレット部の探傷を容易かつ確実に行うためであり、クランクピンXの軸方向に線対称に第2プローブ3bを配置するのは、クランクピンXの両端側で当該クランク軸探傷装置1の向きを変更せずにフィレット部を探傷できるようにするためである。なお、下側軸部探傷ヘッド3が有する第2プローブ3bの数は単数であってもよい。第2プローブ3bを単数とした場合、一方のフィレット部の探傷後に、第2プローブ3bのクランクピンXの軸方向(Y軸方向)の傾斜角を逆向きに変更することで、他方のフィレット部を探傷することができる。
位置調節機構3dは、上記2つの第2プローブ3bを保持し、探傷を行うフィレット部が探傷域に含まれるように第2プローブ3bの姿勢を変更する。この位置調節機構3dは、第2プローブ3bのY軸方向の傾斜角及び高さ(Z軸方向の位置)を変更することができる。この位置調節機構3dとしては、例えば、上側軸部探傷ヘッド2の位置調節機構2dと同様に、アクチュエータや手動のウインチ等によって第2プローブ3bを回転させる機構や第2プローブ3bを接続したロッドを移動させる機構等を用いることができる。このように第2プローブ3bの傾斜角及び高さを変更可能とすることで、直径の異なる種々のクランク軸に対して当該クランク軸探傷装置1を用いて探傷を行うことができる。
<鉛直面探傷ヘッド>
図1及び図4に示す鉛直面探傷ヘッド4は、枠体4aと、2つの第3プローブ4bと、車輪4cと、位置調節機構4dとを有する。枠体4aは、2枚の略平行に配置された平板と、これらを接続する平板で形成されている。この枠体4aの側壁を形成する平板は、平面視で、略長方形の基部の両端から、長方形の短手方向(X軸方向)に略長方形の突出部が形成された形状を有する。2枚の側壁の基部長辺には平面視略長方形状の平板が底壁として接続され、内部空間部を有する枠体4aが形成されている。なお、車輪4cは、上側軸部探傷ヘッド2の車輪2cと同様のものである。
枠体4aのサイズとしては、ウェブYの側面を探傷可能な第3プローブ4bの可動範囲が確保できれば特に限定されず、例えば長さ(側壁の基部長辺の長さ)が100mm以上1000mm以下、幅(側壁間の距離)が100mm以上400mm以下とすることができる。また、枠体4aの側壁及び底壁の厚さとしては、例えば3mm以上20mm以下とすることができる。
第3プローブ4bは、枠体4aの両側壁側においてウェブYの側面を探傷できるように、鉛直面探傷ヘッド4の内部の両壁面側に1つずつ配設されている。このように両側壁側に第3プローブ4bを配設することで、当該クランク軸探傷装置1の向きを変更せずに、クランクピンXの両端のウェブY側面を探傷することができる。この第3プローブ4bに用いる探触子としては、金属用の公知の探触子を用いることができ、例えば超音波式探触子を用いることができる。第3プローブ4bは、位置調節機構4dと連結され、下側鉛直面探傷ヘッド4が当接するクランクピンXに向かって往復移動可能に構成されている。
位置調節機構4dは、上記第3プローブ4bと連結され、第3プローブ4bのクランクピンXの半径方向(X軸方向)の位置を変更する機構である。この位置調節機構4dとしては、図4に示すように、第3プローブ4bにネジを設けたロッドを挿通させ、このロッドをアクチュエータや手動のウインチ等によって回転させる機構を用いることができる。このように第3プローブ4bのX軸方向の位置を変更可能とすることで、クランク軸の回転に合わせて第3プローブ4bのX軸方向を変化させることができ、クランクピンXの半径方向に広がるウェブYの側面に第3プローブ4bを走査させることができる。
<その他の探傷部材構成要素>
連結アーム5は、略四角柱であり、一方の端は上記鉛直面探傷ヘッド4の枠体4aに接続され、他方の端は、スライダ6を中心に回転可能なようにスライダ6に連結されている。具体的には、連結アーム5の一方の端は鉛直面探傷ヘッド4の枠体4aを形成する側壁の基部に、例えばボルト及びナットの締結によって接続されている。また連結アーム5は、他方の端部にクランクピンXの軸方向(Y軸方向)に延伸した軸を有し、後述するスライダ6が有するスライダ軸受6aにこの軸が挿通され軸支されている。
連結アーム5のサイズとしては、上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4を支持可能な強度を有し、またクランク軸の回転時にクランクピンXの公転に追従できる長さを有すれば特に限定されない。なお、連結アーム5は中空体であってもよい。
連結アーム5の材質としては特に限定されず、例えば炭素鋼を用いることができる。
連結部11は、上側軸部探傷ヘッド2及び下側軸部探傷ヘッド3を鉛直面探傷ヘッド4に連結する部材である。具体的には、連結部11は、平面視略長方形状の厚板であり、両端部に軸受を有している。この軸受の一方に上側軸部探傷ヘッド2が有する車輪2cの軸を挿通し、他方の軸受に鉛直面探傷ヘッド4が有する車輪4cの軸を挿通することで、上側軸部探傷ヘッド2と鉛直面探傷ヘッド4とが連結されている。下側軸部探傷ヘッド3と鉛直面探傷ヘッド4とも同様の方法で連結されている。このように連結部11を用いて上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4を連結すると、鉛直面探傷ヘッド4と上側軸部探傷ヘッド2及び下側軸部探傷ヘッド3との成す角度を自由に調節することができるため、クランクピンXの直径の変化に容易かつ確実に対応できる。
連結部11のサイズとしては特に限定されず、例えば長さが10mm以上200mm以下、幅が10mm以上100mm以下、厚みが3mm以上20mm以下とすることができる。また、クランクピンXとの接触を避けるため、クランクピンXに近接する側に台形状の切欠き部を有することが好ましい。
連結ベルト10は、上側軸部探傷ヘッド2と下側軸部探傷ヘッド3とを連結する弾性体である。連結ベルト10は、一方の端が下側軸部探傷ヘッド3の鉛直面探傷ヘッド4と反対側の枠体3aの突出部に固定され、他方の端にはフック10aが取り付けられている。また、連結ベルト10は、中央部分にベルト台車10bを有している。フック10aは、探傷部材のクランクピンXへの装着時に上側軸部探傷ヘッド2の枠体2aに懸架される。また、ベルト台車10bは、連結ベルト10の長さを調節するアジャスタと、クランクピンXの表面に回転接触する複数の車輪とを有する。上記アジャスタとしては公知のものが使用でき、例えばレバー部とベース部との間に連結ベルト10を挿通し、レバー部を押し下げることで連結ベルト10を係止するタイプのものを用いることができる。ベルト台車10bによって、クランクピンXの直径にあわせて連結ベルト10の長さを調節できるため、探傷部材を容易かつ確実にクランクピンXに装着することができる。また、ベルト台車10bが車輪を介してクランクピンXと接触するため、連結ベルト10が直接クランクピンXに接触して摺動を起こすことを防止できる。
連結ベルト10の材質としては、弾性体であれば特に限定されず、例えばナイロンを用いることができる。
<基台>
基台は、スライダ6及び支持台7を有する。図1及び図5に示すスライダ6は、2つのスライダ軸受6aとスライダ基板6bとから構成される。スライダ軸受6aは、上記連結アーム5が有する軸を両側で軸支する部位であり、スライダ基板6bの表面(Z軸正方向側の面)側にこの表面と平行に配設されている。スライダ基板6bの裏面側にはレールコロ6cがX軸方向に2列、Y軸方向に2列、計4つ配設されている。このレールコロ6cは、支持台7が有するスライダ用レール7aに沿って、スライダ6が水平方向(X軸方向)に移動可能なように設けられている。
スライダ基板6bのサイズとしては特に限定されない。また、スライダ軸受6a、スライダ基板6b及びレールコロ6cの材質としては、例えば炭素鋼を用いることができる。
支持台7は、探傷部材及びスライダ6を支持する台であり、天板及び天板に垂直に接続された複数の支柱で構成されている。支持台7は、天板の表面(Z軸正方向側の面)にスライダ6のレールコロ6cがクランク軸と垂直な方向(X軸方向)に走行可能なスライダ用レール7aを有する。
支持台7の天板は、クランクピンX側に長方形状の切欠き部を有している。この切欠き部は、クランクピンに装着した探傷部材(上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3、鉛直面探傷ヘッド4及び連結アーム5)の先端部が天板よりも低い位置に移動可能なように形成されており、切欠き部の幅(Y軸方向)は、鉛直面探傷ヘッド4及び連結アーム5の幅よりも大きい。このような切欠き部によって、クランク軸の回転によってクランクピンXが天板よりも低い位置に移動しても探傷部材がクランクピンXに追従して移動することができる。
また、図示しないが、支持台7はジャーナルと平行な鉛直面内(Y−Z面内)で移動自在に構成されている。この構成は、例えばジャーナルと略平行に支持台7を移動可能な平行移動手段と、鉛直方向に支持台7を移動可能な鉛直移動手段とから構成することができる。この移動手段としては、例えば支持台7の脚部に設けた車輪と、これと係合するレールとからなる手段等を挙げることができる。また、上記鉛直移動手段としては、例えば支持台7の支柱の長さをジャッキ等により変更する手段等を挙げることができる。
支持台7のサイズとしては、ウェブYの側面より鉛直面探傷ヘッド4を抜き出せる可動範囲が確保できれば特に限定されず、例えば長さ(X軸方向)が100mm以上2000mm以下、幅(Y軸方向)が100mm以上1000mm以下、高さ(Z軸方向)が500mm以上1500mm以下とすることができる。また、上記切欠き部のサイズとしては、例えば長さが100mm以上1500mm以上、幅が100mm以上800mm以下とすることができる。さらに、スライダ用レール7aのサイズとしては、例えば長さが100mm以上1500mm以下、幅が5mm以上50mm以下とすることができる。
<クランク軸探傷装置の使用方法(クランク軸の探傷方法)>
次に、当該クランク軸探傷装置1を用いたクランク軸の探傷方法について説明する。
まず、当該クランク軸探傷装置1を探傷対象のクランク軸クランクピンXの側方(X軸方向)で、クランクピンXに探傷部材(上側軸部探傷ヘッド2、下側軸部探傷ヘッド3及び鉛直面探傷ヘッド4)を装着したときにウェブYに探傷部材が近接する位置に配置する。このとき、精度及び安全の観点から、支持台7の脚を床面にアンカー打ち等で固定することが好ましい。
次に、鉛直面探傷ヘッド4の車輪4cがクランクピンXの表面に当接するように位置を調節する。このとき、クランクピンXの中心がクランク軸の軸心と同じ高さになるようにクランク軸を回転させておくと探傷部材の装着作業を容易に行うことができる。
鉛直面探傷ヘッド4の車輪4cをクランクピンXの側方から表面に当接させた後、上側軸部探傷ヘッド2の車輪2cがクランクピンXの表面に当接するように、連結部11を支点に上側軸部探傷ヘッド2をクランクピンXに向けて回転移動させる。
上側軸部探傷ヘッド2の車輪2cをクランクピンXの表面に上側から当接させた後、下側軸部探傷ヘッド3の車輪3cがクランクピンXの表面に下側から当接するように、連結部11を支点に下側軸部探傷ヘッド3をクランクピンXに近接させるように回転移動させる。
上記下側軸部探傷ヘッド3をクランクピンXに当接させた後、連結ベルト10のフック10aを上側軸部探傷ヘッド2の枠体2aに懸架する。フック10aの懸架後、ベルト台車10bのアジャスタを用いて連結ベルト10の懸架長さを短くして下側軸部探傷ヘッド3の車輪3cをクランクピンXの表面に当接させる。これにより探傷部材がクランクピンXに装着される。
探傷部材が装着された後、上側軸部探傷ヘッド2が有する第1プローブ2bの半径方向位置を調節する。同様に、下側軸部探傷ヘッド3が有する第2プローブ3bの半径方向位置及び軸方向傾斜角度を調整する。
各プローブの位置調整が完了した後、各プローブを作動させ、クランク軸を回転させる。クランク軸を回転させると、クランクピンXは図1に二点鎖線で示すようにジャーナル部を中心とした公転運動をする。当該クランク軸探傷装置の探傷部材は、クランク軸に対して垂直な鉛直面内で移動自在に構成され、自由回転可能な複数の車輪を転動体とする転がり軸受を介してクランクピンXに当接しているため、クランクピンXに装着された探傷部材の先端部自体は回転しないが、スライダ6の水平方向の移動及び探傷部材(連結アーム5より先の部分)の回転移動によって、図1に二点鎖線で示すようにクランクピンXの公転運動に追従する。そのため、探傷部材に対してクランクピンXの表面が相対的に回転し、クランク軸を一回転させると、クランクピンXの表面も探傷部材に対して相対的に一回転するため、第3プローブ4bをウェブYの側面に、第1プローブ2bをクランクピンXの表面に、第2プローブ3bをフィレット部に向けた状態で、それぞれ相対的に走査させることができる。
クランク軸を回転させる際、クランク軸が一回転する毎に軸方向(Y軸方向)に上側軸部探傷ヘッド2の第1プローブ2bの位置を変化させる(首を振る)ことで、軸方向に幅広くクランクピンの探傷をすることができる。この第1プローブ2bの位置の変化は、自動でも手動でもよいが、効率の観点から自動で行うことが好ましい。また、鉛直面探傷ヘッド4の第3プローブ4bは、ウェブYの側面を走査するように、クランク軸の回転に合わせて半径方向に位置が調整される。この第3プローブ4bの位置の調整も、自動又は手動で行うことができるが、効率の観点及び遺漏なくウェブY側面の走査を行う観点から、自動で制御して行うことが好ましい。
上述のように各プローブの位置調整を行うことで、クランク軸の回転に伴い、上側軸部探傷ヘッド2の第1プローブ2bと、下側軸部探傷ヘッド3の第2プローブ3bと、鉛直面探傷ヘッド4の第3プローブ4bとにより、クランクピンXと、フィレット部と、ウェブYの側面との探傷を同時に行うことができる。なお、下側軸部探傷ヘッド3が有する第2プローブ3b及び鉛直面探傷ヘッド4が有する第3プローブ4bは、ウェブYに近接する側のプローブのみが使用され、他方側のプローブは探傷を行わない。
探傷部材を装着した部分における探傷可能域での探傷が終了したら、探傷部材をクランクピンXから取り外し、当該クランク軸探傷装置をクランクピンXの軸方向に移動させ、未探傷部分に上述の手順で装着する。その後、クランク軸を回転させて探傷を行う。この作業を繰り返すことで、クランクピンX全体の探傷を行うことができる。なお、最初に探傷したウェブYと反対側のウェブに到達した場合は、下側軸部探傷ヘッド3の第2プローブ3b及び鉛直面探傷ヘッド4の使用する第3プローブ4bを反対側のものに切り替えることで反対側のフィレット部及びウェブ側面の探傷を行うことができる。
このように当該クランク軸探傷装置1は、クランク軸のクランクピンに探傷部材を装着してクランク軸を回転させることで、クランクピン、ウェブ側面及びフィレット部の探傷を自動化することができる。その結果、クランク軸の探傷に係る時間及びコストを大幅に削減できる。
なお、当該クランク軸探傷装置1は、ジャーナルに取付けることで、第1プローブ2bによってジャーナル表面の探傷を行うことも可能である。
また、当該クランク軸探傷装置1は、ジャーナル、クランクピン及びウェブを有する一体型クランク軸の探傷に好適に用いることができるものであるが、組立型クランク軸における組立後の探傷にも好適に用いることができる。
なお、当該クランク軸探傷装置1を用いて一体型クランク軸の探傷を行ったところ、手作業で探傷を行った場合に比較して約80%の工数短縮を達成することができた。
<その他の実施形態>
本発明のクランク軸探傷装置は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、第1プローブから第3プローブまでの3種類のプローブを用いたが、4種類以上のプローブを有するものも本発明の意図する範囲内である。さらに、例えば上側軸部探傷ヘッドに複数種類のプローブが配設されていてもよく、下側軸部探傷ヘッドは必ずしもプローブを有さなくてもよい。また、クランクピン及びフィレット部を探傷するプローブの配置も、上記実施形態に限定されず、例えばクランクピンを計測する第1プローブが下側軸部探傷ヘッドに配設されていてもよい。また、各プローブの数はそれぞれ単数であってもよい。
また、上記実施形態では、探傷部材(上側軸部探傷ヘッド、下側軸部探傷ヘッド及び鉛直面探傷ヘッド)を鉛直方向に移動させるために、回転運動可能なように基台に探傷部材を連結する機構を用いたが、上下(鉛直方向)に往復運動が可能な機構を用いてもよい。このような上下に往復運動可能な機構としては、例えば鉛直方向に延伸したレールとこのレール上を走行するスライダとを有する機構を挙げることができる。
さらに、上記実施形態では、探傷部材が車輪による転がり軸受を介してクランクピンに装着されるものとしたが、探傷部材が有する軸受は転がり軸受に限定されるものではなく、例えばすべり軸受、磁気軸受、流体軸受等を用いることもできる。
また、当該クランク軸探傷装置は、スライダを水平方向ではなく、上下方向(重力方向)に移動させる構成とすることもできる。クランク軸の上方にスライダを上下方向に移動可能とするレール等を設け、スライダから探傷部材を下方に吊るすように配置しても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明のクランク軸探傷装置は、クランクピン、ジャーナル、ウェブ及びフィレット部の探傷時間を大幅に縮減することができるため、特に大型のクランク軸の検査に用いることで大幅なコストダウンを図ることができる。
1 クランク軸探傷装置
2 上側軸部探傷ヘッド
2a 枠体
2b 第1プローブ
2c 車輪
2d 位置調節機構
3 下側軸部探傷ヘッド
3a 枠体
3b 第2プローブ
3c 車輪
3d 位置調節機構
4 鉛直面探傷ヘッド
4a 枠体
4b 第3プローブ
4c 車輪
4d 位置調節機構
5 連結アーム
6 スライダ
6a スライダ軸受
6b スライダ基板
6c レールコロ
7 支持台
7a レール
10 連結ベルト
10a フック
10b ベルト台車
11 連結部

Claims (6)

  1. 同一軸心上に並設される複数のジャーナルと、隣り合う一対のジャーナル間に偏心状態で配設されるクランクピンと、隣接するクランクピン及びジャーナル間を連結する板状のウェブとを備え、そのジャーナルが略水平に支持され、かつ回動可能に設置されるクランク軸の探傷に用いるクランク軸探傷装置であって、
    上記クランクピン又はジャーナルを略上方及び下方から挟持可能に構成され、軸表面を探傷可能な第1プローブ及び軸根元のフィレット部を探傷可能な第2プローブを有する一対の軸受ヘッドと、
    上記クランクピン又はジャーナルに略側方から当接可能に構成され、ウェブの側面を探傷可能な第3プローブを有する鉛直面探傷ヘッドと
    を備え、
    上記鉛直面探傷ヘッド及び一対の軸受ヘッドが、所定の鉛直面内で移動自在に構成されることを特徴とするクランク軸探傷装置。
  2. 上記鉛直面探傷ヘッドが上記ジャーナルと平行な鉛直面内で移動自在となるよう構成される基台を備え、
    上記鉛直面探傷ヘッドが上記基台に連結され、
    上記一対の軸受ヘッドが鉛直面探傷ヘッドに連結されている請求項1に記載のクランク軸探傷装置。
  3. 上記一対の軸受ヘッドの第1プローブが、軸受ヘッドが挟持した軸方向に首振り可能に構成されている請求項1又は請求項2に記載のクランク軸探傷装置。
  4. 上記一対の軸受ヘッドの第2プローブが、フィレット部を浸水状態にして超音波探傷可能に構成されている請求項1、請求項2又は請求項3に記載のクランク軸探傷装置。
  5. 上記鉛直面探傷ヘッドの第3プローブが、鉛直面探傷ヘッドが当接した軸に向かって往復移動可能に構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のクランク軸探傷装置。
  6. 上記第1プローブを上方の軸受ヘッドに有し、第2プローブを下方の軸受ヘッドに有する請求項5に記載のクランク軸探傷装置。
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