JPH09264877A - 超音波自動探傷装置 - Google Patents

超音波自動探傷装置

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Publication number
JPH09264877A
JPH09264877A JP8104099A JP10409996A JPH09264877A JP H09264877 A JPH09264877 A JP H09264877A JP 8104099 A JP8104099 A JP 8104099A JP 10409996 A JP10409996 A JP 10409996A JP H09264877 A JPH09264877 A JP H09264877A
Authority
JP
Japan
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ultrasonic flaw
ultrasonic
flaw detection
detection head
inspected
Prior art date
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Pending
Application number
JP8104099A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Egami
眞 江上
Hidemitsu Suga
秀充 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIA DENSHI OYO KK
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
DIA DENSHI OYO KK
Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by DIA DENSHI OYO KK, Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd filed Critical DIA DENSHI OYO KK
Priority to JP8104099A priority Critical patent/JPH09264877A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査物の溶接欠陥を自動的に検査し、しか
も、客観性のある検査で正確に且つ短い時間で、更に検
査結果も自動的に記憶して必要に応じて容易に取り出す
ことのできる超音波自動探傷装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 機台2にアーム4を昇降自在に取り付
け、アーム4の前部側を伸縮自在に設け、上記伸縮自在
のアーム4の前部側の先端側に超音波を発射しその反射
波を受信して溶接欠陥を検査する超音波探傷ヘッド6を
角度回動自在に設けると共に、被検査物の表面に対して
垂直に且つ所定圧力で超音波探傷ヘッド6を押し付け保
持自在に上記アーム4の前部側の先端側に設け、上記ア
ーム4の昇降及び伸縮動作及び上記超音波探傷ヘッド6
を被検査物の表面に対して垂直に且つ所定圧力で押し付
け保持動作をコントロールし、且つ超音波で検査された
被検査物の溶接欠陥の有無を判断し記憶する制御部12
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属性の管など
の内周面に耐久性などを高めるために行われる溶接部分
の溶接欠陥を超音波を使用して自動的に検査する超音波
自動探傷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属性の管などにあっては工作過
程で種々の溶接が行われ、例えば、管としての耐久性を
高めるために、管の内周面を肉盛溶接によって補強して
耐久性を高める方法が一般に行われ、溶接後にはその溶
接欠陥を検査するための探傷検査が行われている。従来
の探傷検査は、複数の作業員、例えば3人の作業員によ
って手動により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、従来の探傷検査は、複数の作業員によって手
動により行われ、作業員各自の技量に頼っているため、
検査内容に作業員各自の技量が入り込み主観的となり易
く、検査作業員の技量及び経験によって検査結果にぶれ
があり、均一な検査結果が得られ難くくなるという課題
があった。
【0004】しかも、手動による探傷検査では、長時間
連続して検査を行うことはできず、途中に休憩時間など
も入り、その分、検査時間も長くなり、更に、検査結果
を記録用紙に記入するのにも時間と手間がかかり、ま
た、その際に記入ミスなどもあり、正確に且つ短い時間
で探傷検査を行うのは困難であった。
【0005】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、被検査物の溶接欠陥を自動的に検査
し、しかも、客観性のある検査で正確に且つ短い時間
で、更に検査結果も自動的に記憶して必要に応じて容易
に取り出すことのできる超音波自動探傷装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、機台にアームを昇降自在に取
り付け、アームの前部側を伸縮自在に設け、上記伸縮自
在のアームの前部側の先端側に超音波を発射しその反射
波を受信して溶接欠陥を検査する超音波探傷ヘッドを角
度回動自在に設けると共に、被検査物の表面に対して垂
直に且つ所定圧力で超音波探傷ヘッドを押し付け保持自
在に上記アームの前部側の先端側に設け、上記アームの
昇降及び伸縮動作及び上記超音波探傷ヘッドを被検査物
の表面に対して垂直に且つ所定圧力で押し付け保持動作
をコントロールし、且つ超音波で検査された被検査物の
溶接欠陥の有無を判断し記憶する制御部を設けた手段よ
りなるものである。
【0007】ここで、好ましい態様として、請求項2の
ように、被検査物の溶接欠陥箇所の表面に印を付けるマ
ーキング装置が設けられる。
【0008】また、請求項3のように、被検査物に孔が
形成されているのを検出する複数の補助センサーが設け
られる。
【0009】更に、請求項4のように、超音波探傷ヘッ
ドを所定圧力で押し付け保持するエアーシリンダーを設
け、該エアーシリンダーのピストンロッドの或る範囲内
の伸縮位置を検出する位置検出センサーをそれぞれ設
け、ピストンロッドの伸縮位置を通じて超音波探傷ヘッ
ドを所定圧力で押し付け保持するようにしている。
【0010】更にまた、請求項5のように、超音波振動
子と被検査物の表面との隙間に水を流し出す流水口が超
音波探傷ヘッドには形成され、超音波探傷ヘッドの超音
波振動子と被検査物の表面との隙間を水で満たして空気
が隙間に入るのを防いでいる。
【0011】更にまた、請求項6のように、レールと係
合してレールに沿って誘導案内される車輪が機台には設
けられ、走行自在な機台の車輪の駆動は制御部でコント
ロールされる。又走行自在な機台の前部には、障害物に
当接時に作動して該障害物を検出するバンパースイッチ
が設けられており、機台の車輪の昇降自在で機台は走行
及び固定自在となっている。
【0012】更にまた、請求項9のように、超音波自動
探傷装置で被検査物を検査中に不具合が生じたときに音
声で警報する音声器が設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は胴部の検査状態の全体斜視図、図2(A)
は超音波自動探傷装置の正面図、図2(B)は超音波自
動探傷装置の側面図、図3は一部省略した超音波自動探
傷装置の拡大正面図、図4はアームの先端側の側面図、
図5はアームの先端側の拡大側面図、図6は超音波探傷
ヘッドの側面図、図7(A)は所定圧力を超える圧力で
超音波探傷ヘッドを押し付けている状態を示す模式図、
図7(B)は所定圧力で超音波探傷ヘッドを押し付けて
いる状態を示す模式図、図7(C)は所定圧力より弱い
圧力で超音波探傷ヘッドを押し付けている状態を示す模
式図、図8は超音波探傷ヘッドを正面からみた概略図、
図9は制御部のブロック図、図10(A)は胴部の検査
状態を示す側面図、図10(B)は胴部の検査状態を示
す正面図、図11(A)は鏡部の検査状態を示す平面
図、図11(B)は鏡部の検査状態を示す側面図、図1
1(C)は鏡部の検査状態を示す部分拡大平面図、図1
1(D)は鏡部の検査状態を示す部分拡大側面図であ
る。
【0014】図において、超音波自動探傷装置1は、金
属性の管としてのタンクなどの円筒形の胴部a(図1参
照)及びその両端の半球面状のいわゆる鏡部b(図11
参照)の内周面に耐久性を高めるために肉盛溶接された
部分の溶接欠陥を自動的に検査し、また検査結果を自動
的に記録する機能を備えた装置である。
【0015】機台2は厚みある長方形の形状をしてお
り、機台2の左右両側にはその前後側に車輪2a,2b
がそれぞれ取り付けられている。このうち、機台2の片
方の側面側の車輪2a,2aは、その円周方向の周面に
窪んだV溝が形成されていて、図に示すように逆V字状
に床面に設置された山形鋼からなるレール2cに係合さ
れて走行する構造になっている。
【0016】レール2cは超音波自動探傷装置1の機台
2を誘導案内する機能を果たすものであり、円筒形の胴
部aの傍に略平行に設置されて、超音波自動探傷装置1
の機台2はこのレール2cに沿って移動して、円筒形の
胴部aの内面の溶接部分を自動的に検査するものであ
る。この場合、胴部aの傍に設置されるレール2cは円
筒形の胴部aに完全に平行になるように設置する必要は
なく、目測で略平行になるように設置すればよいので、
レール2cの設置が簡単となる。
【0017】機台2には車輪2a,2bを駆動するモー
ター2dが取り付けられている。モーター2dは制御部
12からの指令によってコントロールされて、車輪2
a,2bを回転させて機台2を移動させる。機台2の車
輪2a,2bは、機台2上に設けられた昇降レバー2e
によって昇降し、機台2を固定させる場合には昇降レバ
ー2eによって車輪2a,2bを上昇させて、車輪2
a,2bが床面に接地しないようにして、機台2が車輪
2a,2bで移動しないようにして固定させることがで
きる。
【0018】機台2の前端には後述する安全装置10の
一部を構成するバンパー2fが取り付けられていて、超
音波自動探傷装置1の機台2が障害物に直接当たるのが
防がれている。また、機台2上の後部側には制御部12
を収納する制御室2gが設置されている。
【0019】長方形状の機台2の中央には昇降柱3が上
向きに垂直に設置されている。昇降柱3の側面には該昇
降柱3に沿って上下に昇降する昇降盤3aが取り付けら
れている。昇降盤3aは昇降柱3の内側に上下方向に取
り付けられたチェーンの駆動によって昇降する構造にな
っている。チェーンは昇降柱3の下部に設けられたモー
ター3bで駆動する。モーター3bは制御部12からの
指令によってコントロールされて、昇降盤3aを昇降さ
せる。
【0020】昇降盤3aにはアーム4が取り付けられて
いる。アーム4は昇降盤3aに水平に取り付けられてお
り、その前部側は内蔵されたモーター4aによって伸縮
自在な構造になっている。モーター4aは制御部12か
らの指令によってコントロールされて、アーム4の前部
側を伸縮させる。
【0021】アーム4の伸縮自在な前部側の先端側側面
には、探傷ヘッド取付板4bが側方に向けて直角に突出
した状態で取り付けられている。この探傷ヘッド取付板
4bは上下回りに回動自在に取り付けられており、アー
ム4の先端側の内部には探傷ヘッド取付板4bを回動さ
せるサーボモーター4cが設けられている。サーボモー
ター4cは制御部12からの指令によってコントロール
されて、探傷ヘッド取付板4bを上下回りに回動させ
て、超音波探傷ヘッド6の超音波振動子6aが胴部a又
は鏡部bの被検査物の表面に対して常に垂直になるよう
に調整される。
【0022】探傷ヘッド取付板4bには、エアーシリン
ダー5を介して超音波探傷ヘッド6が取り付けられてい
る。超音波探傷ヘッド6はサイコロ状の角形の形状をし
ており、その方形状の前面中央には円形状の超音波振動
子6aが取り付けられている。超音波振動子6aは、超
音波を発信し又反射して戻ってきた超音波を受信して、
超音波を利用して溶接欠陥を発見する機器である。超音
波振動子6aは制御部12に接続されていて、制御部1
2からの指令によってコントロールされ、超音波振動子
6aで調査された情報は制御部12に送られる。
【0023】超音波振動子6aが取り付けられた超音波
探傷ヘッド6の前面には、該超音波振動子6aの上部側
に流水口6bが形成されている。超音波振動子6aと胴
部a又は鏡部bの被検査物との 0.1mm程度の僅かな隙間
を、流水口6bから流出する水でうめて水の膜を造り、
超音波振動子6aから発信され又受信される超音波が空
気に接するのを防いでいる。
【0024】また、超音波探傷ヘッド6の前面の両側に
は、前面の超音波振動子6aと胴部a又は鏡部bの被検
査物との隙間を 0.1mm程度の非接触状態に維持するため
の複数のローラー6cが取り付けられている。各ローラ
ー6cはその一部が超音波探傷ヘッド6の前面の超音波
振動子6aの表面より僅かに突出するように取り付けら
れている。この実施の形態ではローラー6cは超音波探
傷ヘッド6の前面の両側の前後に合計で4個取り付けら
れている。
【0025】エアーシリンダー5は超音波探傷ヘッド6
を一定の圧力で被検査物の表面に押し付けて保持するも
のであり、上下に2基平行に配置されている。上下に平
行に配置された2基のエアーシリンダー5,5は、探傷
ヘッド取付板4bに垂直に貫通して取り付けられてい
る。2基のエアーシリンダー5,5にはピストンロッド
5a,5aが胴部a又は鏡部bの被検査物に向けて突出
して各々伸縮自在に取り付けられ、伸縮するピストンロ
ッド5a,5aの先端に超音波探傷ヘッド6が取り付け
られている。超音波探傷ヘッド6はピストンロッド5
a,5aの先端の上下間で挟まれて取り付けられてい
る。
【0026】エアーシリンダー5には、超音波探傷ヘッ
ド6を一定の圧力で被検査物の表面に押し付けているか
否かを判断するために、胴部a又は鏡部bの被検査物に
向けて突出しているピストンロッド5aの突出量が所定
の範囲内にあるのか否かを検出する2個の位置検出セン
サー5b,5bが取り付けられている。2個の位置検出
センサー5b,5bは所定の範囲の両端側に各々取り付
けられている。
【0027】位置検出センサー5bには例えば磁気セン
サーが使用され、棒状のピストンロッド5aの一か所に
取り付けた磁気性の検出片5cを検出することによって
ピストンロッド5a,5aの突出量が所定範囲内にある
のか否かを検出し、これから、超音波探傷ヘッド6を一
定の圧力で被検査物の表面に押し付けているか否かを判
断する構造になっている。
【0028】位置検出センサー5b,5bで検出された
情報は制御部12に送られる。制御部12では、位置検
出センサー5b,5bによるピストンロッド5a,5a
の突出量の検出を通じて、該ピストンロッド5a,5a
の先端に取り付けられている超音波探傷ヘッド6を所定
の圧力で胴部a又は鏡部bの被検査物の表面に押し付け
て、超音波探傷ヘッド6の超音波振動子6aと胴部a又
は鏡部bの被検査物との隙間を 0.1mm程度の非接触状態
に常に維持している。
【0029】即ち、ピストンロッド5aの検出片5cの
位置が両側の位置検出センサー5b,5bの外側にある
場合、例えば、ピストンロッド5aの検出片5cが後方
側に位置する場合(図7(A)参照)には、超音波探傷
ヘッド6を胴部a又は鏡部bの被検査物の表面に押し付
ける圧力が強過ぎることになり、このときにはアーム4
の先端側を胴部a又は鏡部bの被検査物側から少し後退
させて、ピストンロッド5aの検出片5cの位置が両側
の位置検出センサー5b,5bの範囲内に位置するよう
して、超音波探傷ヘッド6を胴部a又は鏡部bの被検査
物の表面に押し付ける圧力を弱めて所定の圧力に維持す
る。
【0030】また、検出片5cが胴部a又は鏡部bの被
検査物側寄りの前方側に位置する場合(図7(C)参
照)には、超音波探傷ヘッド6を胴部a又は鏡部bの被
検査物の表面に押し付ける圧力が不十分であり、このと
きにはエアーシリンダー5及び探傷ヘッド取付板4bを
介して超音波探傷ヘッド6が取り付けられるアーム4の
先端側を、胴部a又は鏡部bの被検査物側に向けて少し
前進させて、ピストンロッド5aの検出片5cの位置が
両側の位置検出センサー5b,5bの範囲内に位置する
ようにして、超音波探傷ヘッド6を胴部a又は鏡部bの
被検査物の表面に押し付ける圧力を高めて所定の圧力に
維持する。これらの調整は制御部12からの指令によっ
てコントロールされる。
【0031】各エアーシリンダー5には制御弁5dがそ
れぞれ設けられている。制御弁5dは、胴部a又は鏡部
bの被検査物に向けて突出しているピストンロッド5
a,5aを瞬時に収縮させてその先端の超音波探傷ヘッ
ド6を後退させる必要がある場合に、エアーシリンダー
5の内部の高圧エアーを制御する弁である。また、エア
ーシリンダー5にエアーを供給するエアーポンプ5eが
設けられている。これらの制御弁5d及びエアーポンプ
5eは、制御部12からの指令によってコントロールさ
れる。
【0032】補助センサー7は、胴部a又は鏡部bの被
検査物の表面に穿設された孔に超音波探傷ヘッド6が誤
って入り込むのを防ぐためのもので、超音波探傷ヘッド
6の外周側の箇所となる探傷ヘッド取付板4bに取り付
けられている。この実施の形態では、超音波探傷ヘッド
6の4つの角の外側の位置となる探傷ヘッド取付板4b
上に合計で4個取り付けられている。補助センサー7に
は例えば光センサーが使用されている。
【0033】4個の各補助センサー7は制御部12に接
続されていて、各補助センサー7で検出された情報は制
御部12に送られる。制御部12では、4個の補助セン
サー7の少なくとも1つが孔部分を発見した場合には、
超音波探傷ヘッド6の超音波振動子6aによる胴部a又
は鏡部bの被検査物の超音波による検査を直ちに中止さ
せると共に、エアーシリンダー5の制御弁5dを開けて
ピストンロッド5a,5aを収縮させて、ピストンロッ
ド5a,5aの先端側の超音波探傷ヘッド6を瞬時に後
退させ、超音波探傷ヘッド6が孔内部に入り込むのを防
止している。
【0034】マーキング装置8は、超音波探傷ヘッド6
の超音波振動子6aによって溶接欠陥が発見された場合
に、その発見箇所の表面に印をつける装置で、探傷ヘッ
ド取付板4bに取り付けられている。マーキング装置8
はその先端側に印をつけるマーカーチョーク8aが装着
される円筒形状の装着筒8bが取り付けられていて、印
をつける場合にはマーカーチョーク8aを装着した装着
筒8bが前方に向けて瞬間的に突出し、その後直ちに後
退する構造になっている。
【0035】マーキング装置8は制御部12からの指令
によってコントロールされて、印をつける構造になって
いる。即ち、マーカーチョーク8aを装着した装着筒8
bはその後部のエアーシリンダー8cによって進退移動
する構造になっている。このため、エアーシリンダー8
cには制御弁8dが設けられている。制御弁8dは胴部
a又は鏡部bの被検査物の表面に向けて突出して印を付
けたマーカーチョーク8aを後退させる場合に、エアー
シリンダー8cの内部の高圧エアーを制御する弁であ
る。また、エアーシリンダー8cにエアーを供給するエ
アーポンプ8eが設けられている。これらの制御弁8d
及びエアーポンプ8eは、制御部12からの指令によっ
てコントロールされる。
【0036】マーキング装置8はこの実施の形態では超
音波探傷ヘッド6の上部側に取り付けられており、マー
キング装置8の先端位置と超音波探傷ヘッド6の超音波
振動子6aの位置とは、ずれがある。このため、マーキ
ング装置8で印をつける場合には、制御部12ではこの
ずれを考慮して、マーキング装置8の先端が溶接欠陥が
発見された胴部a又は鏡部bの被検査物の表面の真上位
置に移動してきた時点で、マーカーチョーク8aを装着
した先端側が前方に瞬時に突出して、溶接欠陥が発見さ
れた被検査物の表面に印をつける構造になっている。
【0037】給水装置9は超音波探傷ヘッド6の流水口
6bから流出する水を供給する装置で、機台2上の前部
側に設置されている。給水装置9は、水を溜める給水タ
ンク9a、給水タンク9a内の水を送り出す給水ポンプ
9b、給水タンク9aから流水口6bへ供給される水の
通路となる給水ホース9cなどから構成されている。給
水ポンプ9bは制御部12からの指令によってコントロ
ールされる。
【0038】安全装置10は、超音波自動探傷装置1の
作動中に不具合が生じた場合、例えば、移動中の超音波
自動探傷装置1の前方に障害物がある場合、探傷のため
に水が不足した場合、超音波探傷ヘッド6から超音波が
発生しない場合等に、その異常を音声と点滅灯で知らせ
る装置で、超音波自動探傷装置1の機台2上の後部側に
設置された制御室2gの上面に、音声器10aと点滅灯
10bとが取り付けられている。これらの音声器10a
及び点滅灯10bは制御部12によってコントロールさ
れる。
【0039】そして、超音波自動探傷装置1の作動中に
生じる不具合を検出する各種のセンサーが超音波自動探
傷装置1に取り付けられている。例えば、機台2の前端
には安全装置としてのバンパー2fが取り付けられてい
るが、前進移動中の機台2が前方の人や物などの障害物
などに遭遇して前記機台2の前端のバンパー2fがこれ
らの障害物に当たると作動するバンパースイッチ10c
がバンパー2fの内部に設けられている。
【0040】このバンパースイッチ10cは制御部12
に接続されていて、その情報はバンパースイッチ10c
を通じて制御部12に送られ、制御部12では機台2の
前方に障害物があると判断して駆動中のモーター2dを
止めて、移動中の機台2を直ちに停止させると共に音声
器10aと点滅灯10bで警報し、危険な状態を未然に
回避できるようになっている。
【0041】また、探傷のために水が不足した場合にこ
れを検出する水センサー10d、超音波探傷ヘッド6か
ら超音波が発生しない場合これを検出する音センサー1
0eなどが設けられている。これらの水センサー10d
や音センサー10eは制御部12に接続されていて、水
センサー10dや音センサー10eで検知された情報は
制御部12に送られて、制御部12ではこれらのセンサ
ーからの情報に基づいて異常事態を知り、超音波自動探
傷装置1の作動を自動停止させると共に音声器10aと
点滅灯10bで異常を警報するようになっている。
【0042】ターニングローラー11は胴部aからなる
被検査物を胴周りに回転支持するものであり、又旋回盤
11aは鏡部bからなる被検査物を回転支持するもので
あり、ターニングローラー11及び旋回盤11aの回転
速度は制御部12に入力される。また、回転する胴部a
又は鏡部bの被検査物の1回転を検出する回転センサー
11bが設けられているが、この回転センサー11bは
制御部12に接続されていて、胴部a又は鏡部bの被検
査物が1回転すると回転センサー11bはこれを検出し
てその情報は制御部12に送られるようになっている。
【0043】制御部12は、超音波自動探傷装置1の各
機器をコントロールして、胴部a又は鏡部bの被検査物
の溶接検査を自動的に行わせて、その検査結果を自動的
に記録する機能を備えたものであり、パソコンなどのコ
ンピュータ12aからなっている。制御部12は超音波
自動探傷装置1の機台2上の後部側に設置された制御室
2gに内装されている。
【0044】制御部12には、探傷モードつまり被検査
物が胴部aであるか鏡部bであるかを設定したり、記録
モードが国内向け(日本語)であるか外国向け(英語)
であるかを設定したり、胴部aを回転支持するターニン
グローラー11の回転速度を入力したりする、各種の設
定条件などの初期情報をコンピュータ12aに入力する
ための入力盤12bが設けられている。
【0045】制御部12は、上記のように、超音波自動
探傷装置1の各機器をコントロールして、胴部a又は鏡
部bの被検査物の溶接検査を自動的に行わせるものであ
り、前記の超音波振動子6aに指令して、該超音波振動
子6aから超音波を被検査物に向けて発信しその反射波
を受信してコンピュータ12aに送り、コンピュータ1
2aで受信した反射波から溶接欠陥の有無を判断し、又
その検査結果をコンピュータ12aの記憶部12cに例
えば図表ような形で記録することができるようになって
いる。記憶部12cに記録された検査結果の情報は、磁
気ディスクなどによって簡単に取り出すことができる。
【0046】制御部12は、超音波振動子6aによる溶
接検査にあたり、この溶接検査を円滑に行わせるため
に、前述した位置検出センサー5b,5b、補助センサ
ー7、バンパースイッチ10c、水センサー10d、音
センサー10e、回転センサー11bなどから情報を受
け取りながら、前述したモーター2d、モーター3b、
モーター4a、サーボモーター4c、制御弁5d、エア
ーポンプ5e、エアーポンプ8d、給水ポンプ9bなど
に指令を出してこれらの機器を作動させて、被検査物の
溶接検査を自動的にしかも安全に行うことができるよう
に超音波自動探傷装置1をコントロールしている。
【0047】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く動作について以下説明する。被検査物が胴部aの場合
には次のような動作で溶接検査が行われる。例えば円筒
状の鋼管からなる胴部aを複数のターニングローラー1
1上に、該胴部aの胴周りに回転自在にセットする。
【0048】続いて、複数のターニングローラー11上
にセットされた被検査物の胴部aの傍に、該胴部aの軸
芯方向に目測で略平行になるように、例えば山形鋼から
なるレール2cを逆さまつまり逆V字状にして敷設す
る。レール2cの敷設は作業員の目測で略平行なるよう
にすればよいので、非常に容易にしかも短時間に行うこ
とができ、作業能率の高めることができる。
【0049】超音波自動探傷装置1をターニングローラ
ー11上にセットされた被検査物の胴部aの傍に移動さ
せ、該超音波自動探傷装置1の片側のV溝が形成された
車輪2a,2aをレール2c上に載せて係合させる。
【0050】ターニングローラー11上にセットされた
被検査物の胴部aに、該胴部aの1回転を検出する回転
センサー11bを取り付け、該回転センサー11bの配
線コードの端部を制御部12のコンピュータ12aに接
続して、回転センサー11bを制御部12に接続する。
【0051】制御部12のコンピュータ12aに、被検
査物の胴部aの板厚、外径、長さ、また、探傷モードつ
まり被検査物が胴部aであるか鏡部bであるか、記録モ
ードが国内向け(日本語)であるか外国向け(英語)で
あるか、胴部aを回転支持するターニングローラー11
の回転速度等、各種の設定条件などの初期情報を入力盤
12bから入力する。
【0052】そして、標準試験片を用いて超音波の探傷
感度を確認した後、始動スイッチをオンにすると、制御
部12が始動して該制御部12からの指令により、アー
ム4を昇降させる昇降盤3aを昇降させるモーター3
b、アーム4を伸縮させるモーター4a、探傷ヘッド取
付板4bの回動角度を調整するサーボモーター4c、超
音波探傷ヘッド6を保持するエアーシリンダー5のエア
ーポンプ5e、給水ポンプ9bなどが作動し始める。
【0053】アーム4を保持する昇降盤3aの昇降、ア
ーム4の伸縮、探傷ヘッド取付板4bの回動角度の調
整、超音波探傷ヘッド6を胴部aの被検査物の表面に所
定の圧力で押し付けるように保持するエアーシリンダー
5の調整等が行われ、超音波探傷ヘッド6は被検査物の
胴部aの外周面の表面に対して垂直な状態で所定の圧力
で押し付けることになり、又超音波探傷ヘッド6の側面
に取り付けられた各ローラー6c,6cによって、超音
波探傷ヘッド6の前面に取り付けられた超音波振動子6
aは被検査物の表面と 0.1mm程の僅かな隙間を保つこと
になる。
【0054】また、この超音波振動子6aと被検査物と
の僅かな隙間に対しては、給水ポンプ9bの作動によっ
て給水タンク9aから給水ホース9cを通って送られて
きた水が超音波探傷ヘッド6の流水口6bから流れ出し
て、その流水口6bから流れ出した水によって満たされ
て空気が入るのが防がれる。
【0055】そして、超音波探傷ヘッド6の超音波振動
子6aから超音波が被検査物の胴部aの表面に対して垂
直に発信され、胴部aの内周面の溶接表面で反射して超
音波振動子6aに受信され、その情報は逐次、制御部1
2のコンピュータ12aに送られてその記憶部12cに
記憶される状態になる。このように超音波振動子6aか
らの超音波で被検査物の胴部aの溶接検査を行うことが
できる状態にした後、ターニングローラー11を駆動さ
せて、被検査物の胴部aを胴周りに1回転させる。
【0056】円筒形状の被検査物の胴部aがその胴周り
に1回転する間、超音波振動子6aから超音波が胴部a
の被検査物の表面に向かって連続的に発射され、胴部a
の内周面の溶接表面で反射して超音波振動子6aに受信
されて、円筒形状の被検査物の胴部aの或る位置におけ
る胴周りつまり円周方向の溶接検査が行われる。検査内
容は制御部12のコンピュータ12aの記憶部12cに
連続的に記憶され、その内容は磁気ディスクによって取
り出すことができる。
【0057】ところで、胴部aの被検査物に溶接欠陥が
あるときには、超音波探傷ヘッド6の超音波振動子6a
で受信される反射波に変化があるが、溶接欠陥のときの
反射波のパターンがコンピュータ12aにはデーターと
して予め記憶されていて、この記憶されているデーター
と比較して、制御部12のコンピュータ12aで溶接欠
陥の有無が判断される。
【0058】そして、制御部12のコンピュータ12a
で溶接欠陥ありと判断すると、その内容は記憶部12c
に記憶されると共に、制御部12では、マーキング装置
8のエアーシリンダー5を作動させて、マーキング装置
8の先端の装着筒8bに装着されたマーカーチョーク8
aの先端を、被検査物の溶接欠陥箇所の表面に押し当て
て印を付ける。
【0059】この場合において、マーキング装置8と超
音波探傷ヘッド6の超音波振動子6aとは同一位置にな
いため、超音波振動子6aで検査された溶接欠陥箇所と
その表面に印を付けるマーキング装置8との間にはずれ
があり、制御部12では、このずれを考慮してマーキン
グ装置8が溶接欠陥箇所の真上に移動したときに、マー
キング装置8を瞬時に作動させて、溶接欠陥箇所の表面
に印を付ける構造になっている。
【0060】これはターニングローラー11で胴周りに
回転する胴部aの回転速度と、超音波振動子6aとマー
キング装置8とのずれ長さから、マーキング装置8のず
れ長さの移動時間が計算されて、超音波振動子6aが溶
接欠陥箇所を発見した時点からこの移動時間経過後に、
マーキング装置8を作動させることによって、溶接欠陥
箇所の真上表面に正確に印を付けることができる構造に
なっている。
【0061】また、超音波振動子6aからの超音波によ
る溶接検査が行われている間、超音波探傷ヘッド6の外
周側の探傷ヘッド取付板4bに設けた4個の補助センサ
ー7が作動して、光センサーからなる補助センサー7か
らは被検査物の胴部aの検査表面に向けて光が発射され
その反射波を受信して、溶接検査が行われている被検査
物の表面部分に孔があるか否かの検査が行われる。
【0062】この場合において、4個の補助センサー7
のうち少なくとも1個が孔を確認すると、その情報が制
御部12に送られ、制御部12ではエアーシリンダー5
の制御弁5dを直ちに開放して、胴部aの表面から超音
波探傷ヘッド6を瞬時に後退させて、超音波探傷ヘッド
6が胴部aの表面に形成された孔内に誤って入り込むの
を防いでいる。そして、孔を通過すると再び自動的に復
帰して自動探傷を繰り返す。
【0063】胴部aの被検査物がターニングローラー1
1によって1回転すると、回転センサー11bによって
1回転したことが検出され、その情報は制御部12に送
られる。制御部12では、回転センサー11bからの情
報に基づいて、機台2の車輪2a,2bを駆動させるモ
ーター2dを駆動させて、車輪2a,2bを回転させて
機台2を前方につまり胴部aの胴長さ方向に所定距離だ
け移動させ、モーター2dを停止して機台2の移動を止
めると、最初の溶接検査箇所から胴部aの胴長さ方向に
所定距離だけ離れた箇所の胴部aの胴周りの溶接検査が
再開される。
【0064】以下、同様な動作を繰り返して、胴部aの
長さ方向に対して所定間隔毎の胴部aの胴周りの溶接検
査を自動的に行い、また、検査結果は制御部12の記憶
部12cに記憶される。その検査結果は磁気ディスクな
どにより記憶部12cから取り出すことができる。
【0065】被検査物が鏡部bの場合には次のような動
作で溶接検査が行われる。例えば半球面状の鋼管からな
る鏡部bを旋回盤11a上に回転自在にセットし、超音
波自動探傷装置1を旋回盤11a上にセットされた被検
査物の鏡部bの傍に移動して動かないように固定する。
超音波自動探傷装置1の固定は、機台2の昇降レバー2
eを操作して車輪2a,2bを上げて床面に接地しない
ようにすることにより簡単に達成される。
【0066】旋回盤11a上にセットされた被検査物の
鏡部bに、該鏡部bの1回転を検出する回転センサー1
1bを取り付け、該回転センサー11bの配線コードの
端部を制御部12のコンピュータ12aに接続して、回
転センサー11bを制御部12に接続する。
【0067】制御部12のコンピュータ12aに、被検
査物の鏡部bの板厚、外径、及び、探傷モードつまり被
検査物が鏡部bであるか鏡部bであるか、記録モードが
国内向け(日本語)であるか外国向け(英語)である
か、鏡部bを回転支持する旋回盤11aの回転速度等、
各種の設定条件などの初期情報を入力盤12bから入力
する。
【0068】そして、標準試験片を用いて超音波の探傷
感度を確認した後、始動スイッチをオンにすると、制御
部12が始動して該制御部12からの指令により、アー
ム4を昇降させる昇降盤3aを昇降させるモーター3
b、アーム4を伸縮させるモーター4a、探傷ヘッド取
付板4bの回動角度を調整するサーボモーター4c、超
音波探傷ヘッド6を保持するエアーシリンダー5のエア
ーポンプ5e、給水ポンプ9bなどが作動し始める。
【0069】アーム4を保持する昇降盤3aの昇降、ア
ーム4の伸縮、探傷ヘッド取付板4bの回動角度の調
整、超音波探傷ヘッド6を鏡部bの被検査物の表面に所
定の圧力で押し付けるように保持するエアーシリンダー
5の調整等が行われ、超音波探傷ヘッド6は被検査物の
鏡部bの外周面の表面に対して垂直な状態で所定の圧力
で押し付けることになり、又超音波探傷ヘッド6の側面
に取り付けられた各ローラー6c,6cによって、超音
波探傷ヘッド6の前面に取り付けられた超音波振動子6
aは被検査物の表面と 0.1mm程の僅かな隙間を保つこと
になる。
【0070】また、この超音波振動子6aと被検査物と
の僅かな隙間に対しては、給水ポンプ9bの作動によっ
て給水タンク9aから給水ホース9cを通って送られて
きた水が超音波探傷ヘッド6の流水口6bから流れ出し
て、その流水口6bから流れ出した水によって満たされ
て空気が入るのが防がれる。
【0071】そして、超音波探傷ヘッド6の超音波振動
子6aから超音波が被検査物の鏡部bの表面に対して垂
直に発信され、鏡部bの内周面の溶接表面で反射して超
音波振動子6aに受信され、その情報は逐次、制御部1
2のコンピュータ12aに送られてその記憶部12cに
記憶される状態になる。このように超音波振動子6aか
らの超音波で被検査物の鏡部bの溶接検査を行うことが
できる状態にした後、旋回盤11aを駆動させて、被検
査物の鏡部bを水平周りの円周方向に1回転させる。
【0072】半球面状の被検査物の鏡部bがその水平周
りの円周方向に1回転する間、超音波振動子6aから超
音波が鏡部bの被検査物の表面に向かって連続的に発射
され、鏡部bの内周面の溶接表面で反射して超音波振動
子6aに受信されて、半球面状の被検査物の鏡部bの或
る位置における水平周りの円周方向の溶接検査が行われ
る。検査内容は制御部12のコンピュータ12aの記憶
部12cに連続的に記憶され、その内容は磁気ディスク
によって取り出すことができる。
【0073】ところで、鏡部bの被検査物に溶接欠陥が
あるときには、超音波探傷ヘッド6の超音波振動子6a
で受信される反射波に変化があるが、溶接欠陥のときの
反射波のパターンがコンピュータ12aにはデーターと
して予め記憶されていて、この記憶されているデーター
と比較して、制御部12のコンピュータ12aで溶接欠
陥の有無が判断される。
【0074】そして、制御部12のコンピュータ12a
で溶接欠陥ありと判断すると、その内容は記憶部12c
に記憶されると共に、制御部12では、マーキング装置
8のエアーシリンダー5を作動させて、マーキング装置
8の先端の装着筒8bに装着されたマーカーチョーク8
aの先端を、被検査物の溶接欠陥箇所の表面に押し当て
て印を付ける。この場合、前述したようにマーキング装
置8は超音波振動子6aとのずれを考慮して作動され
る。
【0075】また、超音波振動子6aからの超音波によ
る溶接検査が行われている間、超音波探傷ヘッド6の外
周側の探傷ヘッド取付板4bに設けた4個の補助センサ
ー7が作動して、光センサーからなる補助センサー7か
らは被検査物の鏡部bの検査表面に向けて光が発射され
その反射波を受信して、溶接検査が行われている被検査
物の表面部分に孔があるか否かの検査が行われる。
【0076】鏡部bの被検査物が旋回盤11aによって
1回転すると、回転センサー11bによって1回転した
ことが検出され、その情報は制御部12に送られる。制
御部12では、回転センサー11bからの情報に基づい
て、アーム4、昇降盤3a、探傷ヘッド取付板4bの回
動角度を調整して、超音波探傷ヘッド6を半球面状の鏡
部bの中央頂点側からいわゆる赤道側つまり旋回盤11
a上に直接接地している周縁側に向けて所定距離だけ移
動降下させ、最初の溶接検査箇所から鏡部bの半径方向
に所定距離だけ離れた箇所の鏡部bの水平周りの円周方
向の溶接検査が再開される。鏡部bの溶接検査は同心円
状に行われる。
【0077】このとき、移動降下後の超音波探傷ヘッド
6の超音波振動子6aが鏡部bの被検査物の表面に対し
て垂直になるように、アーム4、昇降盤3a、探傷ヘッ
ド取付板4bなどによって調整される。
【0078】以下、同様な動作を繰り返して、鏡部bの
中央から半径方向に対して所定間隔毎つまり同心円状に
鏡部bの溶接検査を自動的に行い、また、検査結果は制
御部12の記憶部12cに記憶される。その検査結果は
磁気ディスクなどにより記憶部12cから取り出すこと
ができる。
【0079】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0080】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、請求項
1の発明に係る超音波自動探傷装置によれば、機台にア
ームを昇降自在に取り付け、アームの前部側を伸縮自在
に設け、上記伸縮自在のアームの前部側の先端側に超音
波を発射しその反射波を受信して溶接欠陥を検査する超
音波探傷ヘッドを角度回動自在に設けると共に、被検査
物の表面に対して垂直に且つ所定圧力で超音波探傷ヘッ
ドを押し付け保持自在に上記アームの前部側の先端側に
設け、上記アームの昇降及び伸縮動作及び上記超音波探
傷ヘッドを被検査物の表面に対して垂直に且つ所定圧力
で押し付け保持動作をコントロールし、且つ超音波で検
査された被検査物の溶接欠陥の有無を判断し記憶する制
御部を設けたことにより、被検査物の溶接欠陥を自動的
に検査することができ、しかも、所定圧力で押し付けな
がら検査するので、検査結果に振れがなく、また検査結
果も制御部で判断するので作業員による個人差が生じる
ことがなく、均一で正確な客観性のある検査を行うこと
ができる。更に、検査用の作業員を不要にできるので作
業員の疲労を考慮することなく何時でも検査することが
でき、しかも作業員による検査に比べて短い時間で行う
ことができる。加えて、検査結果も自動的に記憶するの
で、作業員が検査結果を図表に書き写す手間を不要にで
きてその時間を省略することができ、その検査結果を必
要に応じて容易に取り出すこともできる。
【0081】また、請求項2のように、被検査物の溶接
欠陥箇所の表面に印を付けるマーキング装置が設けるこ
とにより、被検査物に溶接欠陥が発見された場合には、
その被検査物の溶接欠陥箇所の表面に自動的に印を付け
ることができる。
【0082】また、請求項3のように、被検査物に孔が
形成されているのを検出する複数の補助センサーが設け
ることにより、超音波探傷ヘッドが誤って被検査物の孔
に入り込むのを未然に防ぐことができる。
【0083】また、請求項4のように、超音波探傷ヘッ
ドを所定圧力で押し付け保持するエアーシリンダーを設
け、該エアーシリンダーのピストンロッドの或る範囲内
の伸縮位置を検出する位置検出センサーをそれぞれ設
け、ピストンロッドの伸縮位置を通じて超音波探傷ヘッ
ドを所定圧力で押し付け保持することにより、エアーシ
リンダーのピストンロッドの伸縮位置のチェックを通じ
て、超音波探傷ヘッドを被検査物の表面に押し付ける超
音波探傷ヘッドの圧力を所定圧力に保持することができ
る。
【0084】また、請求項5のように、超音波振動子と
被検査物の表面との隙間に水を流し出す流水口が超音波
探傷ヘッドには形成され、超音波探傷ヘッドの超音波振
動子と被検査物の表面との隙間を水で満たして空気が隙
間に入るのを防ぐことにより、超音波探傷ヘッドの超音
波振動子から発射され、その反射波を受信される超音波
は空気中を通過することなく被検査物の内部に入ること
ができ、超音波による正確な検査を行うことができる。
【0085】また、請求項6のように、レールと係合し
てレールに沿って誘導案内される車輪が機台には設けら
れ、走行自在な機台の車輪の駆動は制御部でコントロー
ルされることにより、超音波自動探傷装置を被検査物に
沿って移動させる場合に、レールに沿って誘導案内移動
させることができる。しかも、この場合において、レー
ルを被検査物に対して正確に平行に敷設しなくても超音
波探傷ヘッドは被検査物に対して所定圧力で押し付けら
れるので、レールの敷設が簡単となり、レール敷設のた
めの作業時間の短縮を図ることができる。
【0086】また、請求項7のように、走行自在な機台
の前部に障害物に当接時に作動して該障害物を検出する
バンパースイッチが設けることにより、移動中の超音波
自動探傷装置の機台が障害物に当たって事故や故障など
をおこすのを防ぐことができる。
【0087】また、請求項8のように、機台の車輪の昇
降自在で機台は走行及び固定自在となっていることによ
り、超音波自動探傷装置の機台を移動させながら検査す
る必要がある場合、及び超音波自動探傷装置の機台を固
定して検査させる必要がある場合の、いずれの双方にも
使用することができる。
【0088】また、請求項9のように、超音波自動探傷
装置で被検査物を検査中に不具合が生じたときに音声で
警報する音声器が設けることにより、超音波自動探傷装
置の周囲で作業している作業員に対して音声で、超音波
自動探傷装置の故障、事故などを知らせることができ、
作業員はそれに関する迅速な対応・対策を図ることがで
き、事後の回復作業を迅速に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す胴部の検査状態の
全体斜視図である。
【図2】(A)はこの発明の実施の形態を示す超音波自
動探傷装置の正面図である。(B)はこの発明の実施の
形態を示す超音波自動探傷装置の側面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す一部省略した超音
波自動探傷装置の拡大正面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示すアームの先端側の
側面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示すアームの先端側の
拡大側面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す超音波探傷ヘッド
の側面図である。
【図7】(A)はこの発明の実施の形態を示す所定圧力
を超える圧力で超音波探傷ヘッドを押し付けている状態
を示す模式図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示す所定圧力で超音波探傷ヘッドを押し付けている状態
を示す模式図である。(C)はこの発明の実施の形態を
示す所定圧力より弱い圧力で超音波探傷ヘッドを押し付
けている状態を示す模式図である。
【図8】この発明の実施の形態を示す超音波探傷ヘッド
を正面からみた概略図である。
【図9】この発明の実施の形態を示す制御部のブロック
図である。
【図10】(A)はこの発明の実施の形態を示す胴部の
検査状態を示す側面図である。(B)はこの発明の実施
の形態を示す胴部の検査状態を示す正面図である。
【図11】(A)はこの発明の実施の形態を示す鏡部の
検査状態を示す平面図である。(B)はこの発明の実施
の形態を示す鏡部の検査状態を示す側面図である。
(C)はこの発明の実施の形態を示す鏡部の検査状態を
示す部分拡大平面図である。(D)はこの発明の実施の
形態を示す鏡部の検査状態を示す部分拡大側面図であ
る。
【符号の説明】
1 超音波自動探傷装置 2 機台 2a 車輪 2b 車輪 2c レール 2d モーター 2e 昇降レバー 2f バンパー 2g 制御室 3 昇降柱 3a 昇降盤 3b モーター 4 アーム 4a モーター 4b 探傷ヘッド取付板 4c サーボモーター 5 エアーシリンダー 5a ピストンロッド 5b 位置検出センサー 5c 検出片 5d 制御弁 5e エアーポンプ 6 超音波探傷ヘッド 6a 超音波振動子 6b 流水口 6c ローラー 7 補助センサー 8 マーキング装置 8a マーカーチョーク 8b 装着筒 8c エアーシリンダー 8d 制御弁 8e エアーポンプ 9 給水装置 9a 給水タンク 9b 給水ポンプ 9c 給水ホース 10 安全装置 10a 音声器 10b 点滅灯 10c バンパースイッチ 10d 水センサー 10e 音センサー 11 ターニングローラー 11a 旋回盤 11b 回転センサー 12 制御部 12a コンピュータ 12b 入力盤 12c 記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台にアームを昇降自在に取り付け、ア
    ームの前部側を伸縮自在に設け、上記伸縮自在のアーム
    の前部側の先端側に超音波を発射しその反射波を受信し
    て溶接欠陥を検査する超音波探傷ヘッドを角度回動自在
    に設けると共に、被検査物の表面に対して垂直に且つ所
    定圧力で超音波探傷ヘッドを押し付け保持自在に上記ア
    ームの前部側の先端側に設け、上記アームの昇降及び伸
    縮動作及び上記超音波探傷ヘッドを被検査物の表面に対
    して垂直に且つ所定圧力で押し付け保持動作をコントロ
    ールし、且つ超音波で検査された被検査物の溶接欠陥の
    有無を判断し記憶する制御部を設けたことを特徴とする
    超音波自動探傷装置。
  2. 【請求項2】 被検査物の溶接欠陥箇所の表面に印を付
    けるマーキング装置が設けられている請求項1記載の超
    音波自動探傷装置。
  3. 【請求項3】 被検査物に孔が形成されているのを検出
    する複数の補助センサーが設けられている請求項1記載
    の超音波自動探傷装置。
  4. 【請求項4】 超音波探傷ヘッドを所定圧力で押し付け
    保持するエアーシリンダーを設け、該エアーシリンダー
    のピストンロッドの或る範囲内の伸縮位置を検出する位
    置検出センサーをそれぞれ設け、ピストンロッドの伸縮
    位置を通じて超音波探傷ヘッドを所定圧力で押し付け保
    持するようした請求項1記載の超音波自動探傷装置。
  5. 【請求項5】 超音波振動子と被検査物の表面との隙間
    に水を流し出す流水口が超音波探傷ヘッドには形成さ
    れ、超音波探傷ヘッドの超音波振動子と被検査物の表面
    との隙間を水で満たして空気が隙間に入るのを防いでい
    る請求項1記載の超音波自動探傷装置。
  6. 【請求項6】 レールと係合してレールに沿って誘導案
    内される車輪が機台には設けられ、走行自在な機台の車
    輪の駆動は制御部でコントロールされる請求項1記載の
    超音波自動探傷装置。
  7. 【請求項7】 走行自在な機台の前部には、障害物に当
    接時に作動して該障害物を検出するバンパースイッチが
    設けられている請求項6記載の超音波自動探傷装置。
  8. 【請求項8】 機台の車輪の昇降自在で機台は走行及び
    固定自在となっている請求項6記載の超音波自動探傷装
    置。
  9. 【請求項9】 超音波自動探傷装置で被検査物を検査中
    に不具合が生じたときに音声で警報する音声器が設けら
    れている請求項1記載の超音波自動探傷装置。
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