JP5876055B2 - 芳香を有する石鹸組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、芳香性が強まった、液体および固形石鹸組成物に関する。
石鹸とは、C10〜C24脂肪酸の塩の化学用語である。これらに限定されないが、液体クレンザー、固形化粧石鹸(toilet bars)、シャンプー、シェービング組成物、および防臭/制汗配合物などのパーソナルケア組成物は、相当な量の石鹸を含み得る。脂肪酸原料は、何らかの少量の低分子量酸を必ず含む。これらは、C4〜C8酸のことがある。これらが、悪臭問題を引き起こす。
短鎖酸は、揮発性である。大きな不快感を与えるのに、これらの材料をほんの少ししか必要としない。例えば、ヘキサン酸(カプロン酸)は、リンバーガーチーズの臭いを有する。酪酸は、嫌な臭いをまさに有するものと説明されている。これらの理由によって、配合物を含有する石鹸には、臭気マスキング化合物、および/または、心地よい芳香を放つ物質のカバーが必要である。
石鹸配合物の代表的な開示を、本明細書に記述する。米国特許第5,147,574号(MacGilpら)は、5〜20%の飽和高級脂肪酸カリウム石鹸、3〜18%の遊離脂肪酸を含み、石鹸と遊離脂肪酸が約1:0.5〜1:1の比を有する、液体の分散質性クレンジング組成物を開示している。
米国特許第5,308,526号(Diasら)は、5〜20%のC8〜C22脂肪酸カリウム石鹸、0.1〜7%のC8〜C22遊離脂肪酸、35〜70%の水、ならびにポリオール、ペトロラタム、およびグリコールエステルを有している、安定したマイルドな分散質性液体石鹸を報告している。
米国特許第5,312,559号(Kasherら)は、C8〜C22遊離脂肪酸石鹸、C8〜C22遊離脂肪酸、水、およびエモリエント剤を含む、マイルドな石鹸パーソナルクレンジングおよびモイスチャライジング組成物を報告している。
米国特許第5,851,978号(Shana'a)は、5〜35重量%のC8〜C22脂肪酸、および最大で10重量%までの界面活性剤を含む、水性クレンジングおよびモイスチャライジング組成物を報告している。
米国特許第6,906,016B1号(Tsaur)は、C8〜C13直鎖状脂肪酸と組み合わせた水溶性または水膨潤性デンプンを含む液体クレンザーを詳述している。
米国特許出願公開第2005/0020461A1号(Seki)は、20〜50%の脂肪酸およびその塩を有し、そこで、20〜24個の炭素原子を有している脂肪酸の含有量が、全脂肪酸成分の重量に対して10〜30%であり、15個以下の炭素原子を有している脂肪酸と、16個以上の炭素原子を有している脂肪酸との重量比が20:80〜50:50の範囲にある、クレンジング組成物を記載している。
最後に、米国特許出願公開第2005/0220736A1号(Polonkaら)は、特定の視覚的属性とともに、増強された視覚的な利益を皮膚にもたらす組成物中の、部分的に中和された脂肪酸を報告している。前述の特許文献のほとんどは、組成物における香料(芳香剤)の使用を開示している。
米国特許第5,147,574号 米国特許第5,308,526号 米国特許第5,312,559号 米国特許第5,851,978号 米国特許第6,906,016B1号 米国特許出願公開第2005/0020461A1号 米国特許出願公開第2005/0220736A1号
芳香剤は、非常に高価である可能性があり、また、それらは、多くの成分の混合物であるので、どれが短鎖脂肪酸の悪臭に対して最高の抑制効果を有するかを知るのは困難である。最も費用効果が高く、最も美しい結果を達成するためには、最も適切な石鹸ベースを、最も有効な芳香成分と組み合わせることが有用であろう。
(i)酢酸ヘキシル、ジヒドロミルセノール、フェニルエチルアルコール、酢酸ベンジル、およびそれらの混合物からなる群から選択される、組成物の重量に対して0.00001〜1%の芳香成分と、
(ii)組成物の重量に対して1〜30%のC10〜C24脂肪酸材料であって、脂肪酸材料の60〜85重量%が塩であり、その脂肪酸材料の残りが遊離脂肪酸であるC10〜C24脂肪酸材料と
を含む、パーソナルケア組成物が提供される。
ある種の芳香成分が、石鹸配合パーソナルケア組成物から、比較的速く放出されることを今や発見した。速い放出には、C10〜C24脂肪酸材料がさらに必要であり、そこでは、材料の50〜65重量%が脂肪酸の塩(すなわち石鹸)であり、任意の残りの材料が遊離脂肪酸である。
芳香成分は、組成物の重量に対して、0.00001〜1%、好ましくは0.0001〜1%、より好ましくは0.001〜0.5%、最適には0.05〜0.2%の量で存在することとなる。適切な芳香成分は、酢酸ヘキシル、ジヒドロミルセノール、フェニルエチルアルコール、酢酸ベンジル、およびそれらの混合物からなる群から選択することができる。特に好ましい脂肪酸材料は、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、およびそれらの混合物からなる群から選択されるものである。脂肪酸材料の量は、組成物の重量に対して、1〜30%、好ましくは5〜20%、最適には10〜15%の範囲にすることができる。
塩形態で存在する脂肪酸材料の量は、脂肪酸材料の重量に対して、60〜85%、好ましくは60〜80%、より好ましくは65〜85%、最適には70〜80%の範囲にすることができる。
塩形態の場合の脂肪酸に対する対イオンは、これらに限定されないが、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、およびトリエタノールアンモニウムカチオンであり得る。特に好ましいのは、ナトリウム塩である。
塩を得る一つの方法は、組成物に脂肪酸を配合することである。その後に、流動形態の組成物は、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物の水溶液を添加することによって、中和させることができ、それによって、それぞれ、脂肪酸ナトリウム塩または脂肪酸カリウム塩を形成することができる。
本発明の組成物は、ある範囲のpHを示し得る。特に好ましいのは、限定されないが、7.5〜9、好ましくは7.5〜8.5、最適には7.7〜8.5の範囲であり得るpHである。
有利には、石鹸は、組成物の主要な界面活性剤として存在し得る。しばしば、組成物は、さらなる界面活性剤を含むことができる。補助界面活性剤(co-surfactant)は、アニオン、非イオン、カチオン、または両性型でもよい。補助界面活性剤の量は、組成物の重量に対して、0.1〜15%、好ましくは1〜10%、最適には3〜7%の範囲にすることができる。
アニオン性補助界面活性剤の実例としては、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルグリセロールエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホン化脂肪エステル、スルホン化脂肪酸、アシルサルコシネート(acyl sarcosinates)、メチルアシルタウレート(methyl acyl taurates)、N-アシルグルタミン酸塩、アシルイセチオン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルホスフェートエステル、エトキシル化アルキルホスフェートエステル、トリデセス硫酸塩、およびそれらの混合物がある。
補助界面活性剤として適切な非イオン性剤としては、アルキレンオキシドグループと、脂肪族性またはアルキル芳香族性であり得る有機疎水性化合物との縮合により生成する化合物がある。実例は、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、エチレンオキシドと、プロピレンオキシドおよびエチレンジアミンの反応から生じた生成物との縮合生成物、C8〜C18炭素原子を有している脂肪族アルコールと、アルコール1モルあたり10〜30モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、アルキルポリグルコシド、およびそれらの混合物である。また、ジメチルドデシルアミンオキシド、およびオレイルジ(2-ヒドロキシエチル)アミンオキシドなどの第三級アミンオキシドも適切である。
適切な両性界面活性剤としては、ベタインがある。このグループの中には、ラウリルジメチルカルボキシメチルベタイン、およびココアミドプロピルベタインなどのアルキルベタインがある。
適切なカチオン性補助界面活性剤としては、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアラルコニウムクロリド、およびジタロー(ditallow)(水素化)ジメチルアンモニウムクロリドがある。
パーソナルケア組成物は、特に液体組成物について、構造化系を含むことができる。デンプンは、この目的に特に有用である。典型的なデンプンは、トウモロコシ、モチトウモロコシ(waxy corn)、タピオカ、ジャガイモ、小麦、または米のデンプンなどの植物から得られる多糖類である。これらは、天然のもの、誘導されたもの、および/または加水分解されたものでもよい。変性種は、リン酸基、硫酸基、スルホン酸基、カルボキシレート基、またはヒドロキシプロピル基などの親水性のイオン基および/または非イオン基を有することができる。特に好ましいのは、タピオカデンプン、および、Grain Processing Corportationから入手可能なPureGel B990として知られている化工デンプン(ヒドロキシプロピルデンプンリン酸ナトリウム(sodium hydroxypropyl starch phosphate))である。構造化剤の量は、組成物の重量に対して、0.01〜10%、好ましくは0.1〜5%、より好ましくは2〜4%の範囲にすることができる。
ポリオールも、構造化に利用することができる。実例は、ポリオキシエチレングリコール(PEG)縮合物、およびポリオキシプロピレングリコール(PPG)縮合物である。特に有用なのは、数平均分子量が、1,000〜100,000、好ましくは5,000〜75,000、より好ましくは40,000〜50,000の範囲である、それらの縮合物である。実例は、PEG 45Mである。ポリオールの構造化剤の量は、組成物の重量に対して、0.001〜5%、特に0.01〜1%、とりわけ0.02〜0.5%の範囲にすることができる。
さらに、パーソナルケア組成物は、付着助剤(deposition aids)を含むことができる。ほとんどの場合、これらの物質は、カチオン性ポリマーである。実例は、Jaguar(登録商標)C13Sなどのカチオン性グアルゴム、Polymer(登録商標)JR30などのカチオン性の変性セルロース、およびMerquat 550(登録商標)などの合成カチオン性ポリマーである。
パーソナルケア組成物の他の構成成分としては、エチレンジアミン四酢酸テトラナトリウムなどの金属イオン封鎖剤、着色剤、乳白剤、真珠光沢剤(pearlizers)、起泡力増進剤(foam boosters)(ココアミドモノエタノールアミドなど)、電解質(塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムなど)、抗酸化剤(ブチル化ヒドロキシトルエンなど)、抗菌剤(2-ヒドロキシ-4,2',4'-トリクロロジフェニルエーテルなど)、および防腐剤(メチルパラベンおよびプロピルパラベン、Kathon CG(登録商標)およびGlydant Plus(登録商標)など)を含むことができる。
本発明の組成物は、固形または液体の形態をとることができる。大抵の場合において、パーソナルケア組成物の重量に対して、0.5〜90%、ある場合には10〜85%、他の場合には、50〜80%の範囲になり得る、水が存在することとなる。
本明細書において参照した、すべての特許、特許出願、および印刷刊行物を含めたすべての文献は、本開示において、それら全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
用語「含んだ」は、それに続いて述べた任意の要素に限定することではなく、機能的重要性が大きいまたは小さい、非特定的な要素を包含することをむしろ意味する。言い換えると、記述したステップ、要素、または選択肢は、網羅的である必要はない。用語「含めた」または「有している」を使用した場合は常に、これらの用語は、先に定義した「含んだ」と同じであることを意味する。
実施例および比較例、または、別途、明確に指示した場合を除いて、材料の量を示す記述におけるすべての数字は、用語「約」によって修飾されると理解されるべきである。
任意の範囲の濃度または量を特定した場合、任意の特定の高い方の濃度を、任意の特定の低い方の濃度または量と関連づけることができることに留意すべきである。
実施例1
一連の液体石鹸組成物を調合した。それらの組成物を、Table I(表1)に詳述する。ラウリン酸、ミリスチン酸、およびステアリン酸/パルミチン酸の脂肪酸を、水酸化ナトリウムとの反応によって、その場で中和した。例えば、中和の度合いが60%である例1は、約6.6%の脂肪酸ナトリウム、および約4.9%の遊離脂肪酸を含有する。
Figure 0005876055
試料、および、水で10倍希釈した試料のヘッドスペース芳香分析を、以下の通りに実施した。ガスクロマトグラフィー(GC)を利用して、ヘッドスペースにおける芳香成分およびそれらの相対量を特定した。また、試料を、蒸留水と1:9の重量比で混合し、撹拌プレート上に2〜3時間置いた。次いで、2グラムの希釈試料を、GCバイアルに秤量し、臭いの影響について試験した。GC測定前に、すべてのGC試料を、室温で、少なくとも12時間放置して、ヘッドスペースにおける芳香の平衡を確実にした。GC測定の間、これらの試料を保温しなかった(すべての実験は、室温で行った)。Table II(表2)およびTable III(表3)中の値について、誤差範囲は、±0.05である。
標準化したヘッドスペースの各芳香成分の相対重量を表に示したので、Table II(表2)において報告する。このヘッドスペースは、店の棚で見られる典型的な製品ボトルに入った石鹸組成物に関する、芳香の配分を表す。試料4を、標準化した1.00値を有する比較対照として利用して、その値に対して、その他すべての試料を評価した。試料4は、使用前にボトルの中で、最も強い香りを与える。
Figure 0005876055
本問題および発明に最も重要なことは、製品を実際使用している間に香りを盛んに放つ(blooming)ことができる芳香成分を特定することであった。シャンプー、ボディーソープ、およびハンドソープの場合、香りを盛んに放つことは、消費者によって使用される水による約10倍の希釈に対する、肝要な条件である。各試料の10倍希釈溶液に関する、標準化したヘッドスペースの各芳香成分としての結果を、Table III(表3)において報告する。
Figure 0005876055
Table III(表3)のデータは、脂肪酸石鹸の含有量が全脂肪酸材料の60%から少なくとも80%の範囲である、酢酸ヘキシル、ジヒドロミルセノール、フェニルエチルアルコール、酢酸ベンジル、シトロネロール、およびリリアールについての、香りの盛んな放出(影響)の高まりを明らかにしている。例4におけるように、ほぼ完全に中和された状態では、前述の芳香成分は、香りをあまり盛んに放出しない。一般的な芳香成分のα-ピネン、β-ピネン、およびリモネンの場合、反対の結果を見出した。中和の程度は、これらの成分に影響を与えなかった。

Claims (10)

  1. (i)酢酸ヘキシル、ジヒドロミルセノール、フェニルエチルアルコール、酢酸ベンジル、およびそれらの混合物からなる群から選択される、組成物の重量に対して0.00001〜1%の芳香成分と、
    (ii)組成物の重量に対して1〜30%のC10〜C24脂肪酸材料であって、脂肪酸材料の60〜85重量%が塩であり、前記脂肪酸材料の残りが遊離脂肪酸であるC10〜C24脂肪酸材料と
    を含
    前記C 10 〜C 24 脂肪酸材料がラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、およびそれらの混合物からなる群から選択される脂肪酸材料であり、
    組成物のpHが7.7〜8.5の範囲であり、
    組成物が、50〜90重量%の水を有する液体である、パーソナルケア組成物。
  2. 芳香成分が酢酸ヘキシルである、請求項1に記載の組成物。
  3. 芳香成分がジヒドロミルセノールである、請求項1に記載の組成物。
  4. 芳香成分がフェニルエチルアルコールである、請求項1に記載の組成物。
  5. 芳香成分が酢酸ベンジルである、請求項1に記載の組成物。
  6. 脂肪酸材料の60〜80重量%が塩形態をとる、請求項1に記載の組成物。
  7. 脂肪酸材料の70〜80重量%が塩形態をとる、請求項1に記載の組成物。
  8. デンプン0.01〜10%と、数平均分子量が1,000〜100,000のポリエチレングリコール0.01〜1%との構造化系をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
  9. 7.5〜9の範囲のpHを有する、請求項1に記載の組成物。
  10. 組成物が、50〜80重量%の水を有する、請求項1に記載の組成物。
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