JP5874456B2 - 増幅器および増幅方法 - Google Patents

増幅器および増幅方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5874456B2
JP5874456B2 JP2012054448A JP2012054448A JP5874456B2 JP 5874456 B2 JP5874456 B2 JP 5874456B2 JP 2012054448 A JP2012054448 A JP 2012054448A JP 2012054448 A JP2012054448 A JP 2012054448A JP 5874456 B2 JP5874456 B2 JP 5874456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
source
capacitance
transistor
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012054448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013191910A (ja
Inventor
佐藤 優
優 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2012054448A priority Critical patent/JP5874456B2/ja
Priority to DE102013200040A priority patent/DE102013200040A1/de
Priority to US13/740,246 priority patent/US8988150B2/en
Publication of JP2013191910A publication Critical patent/JP2013191910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5874456B2 publication Critical patent/JP5874456B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/16Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only with field-effect devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/08Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements
    • H03F1/083Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers
    • H03F1/086Modifications of amplifiers to reduce detrimental influences of internal impedances of amplifying elements in transistor amplifiers with FET's
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/56Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
    • H03F1/565Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for using inductive elements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/193High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、増幅器および増幅方法に関する。
利得と入力インピーダンの双方が高いソース接地増幅器は、最もよく用いられる増幅器である。しかし、入力信号の周波数が高くなると、ソース接地増幅器の利得は、ミラー効果により急激に減少する。
ミラー効果は、一対のソース接地増幅器をキャパシタにより交差結合されたクロスカップル型差動増幅器により抑制することができる。
特開2006−521748号公報
しかし、クロスカップル型差動増幅器は、2つのソース接地増幅器を駆動するため、消費電力が大きいという問題がある。
上記の問題を解決するために、本装置の一観点によれば、一端が入力ポートに接続され他端が基準電位に接続された1次コイルと前記1次コイルに磁界結合する2次コイルとを有するトランスフォーマと、前記2次コイルの一端に接続されたソースと、前記2次コイルの他端に接続されたゲートと出力ポート側に接続されたドレインとを含むトランジスタとを有する増幅器が提供される。
本装置によれば、ミラー効果を抑制しながら少ない電力で動作する増幅器が提供される。
実施の形態の増幅器の回路図である。 ミラー効果を説明する図である。 ソース接地増幅器のミラー効果を説明する図である。 実施の形態の増幅器のトランスフォーマを等価回路で表した回路図である。 実施の形態の増幅器の小信号等価回路である。 実施の形態の増幅器の周波数特性である。 1次インダクタンスをパラメータとする増幅器の周波数特性である。 クロスカップル型差動増幅器を説明する図である。 クロスカップル容量のキャパシタンスをパラメータとするクロスカップル型差動増幅器の周波数特性である。 1次インダクタンスをパラメータとする実施の形態の増幅器の周波数特性である。 インダクタによりゲートとドレインが接続されたソース接地増幅器の回路図である。 図11に示すソース接地増幅器の周波数特性である。 トランジスタの雑音を考慮した増幅器の等価回路である。 出力ポートから出力される雑音電圧を説明する図である。 第1の変形例を説明する図である。 第2の変形例を説明する図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。尚、図面が異なっても対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(1)構造
図1は、実施の形態の増幅器2の回路図である。
図1に示すように、実施の形態の増幅器2は、トランスフォーマ4とトランジスタ6とを有している。尚、図1には、トランジスタ6のバイアス電源8も示されている。
トランスフォーマ4は、1次コイル10と、1次コイル10に磁界結合する2次コイル12とを有している。
1次コイル10の一端は入力ポート(入力端子)14に接続され、1次コイル10の他端は基準電位(図1の例では、グラウンドGND)に接続されている。
トランジスタ6のソースSには2次コイル12の一端が接続され、トランジスタ6のゲートGには2次コイル12の他端が接続されている。トランジスタ6のドレインDには、出力ポート(出力端子)16が接続されている。トランジスタ6の駆動電圧は、例えば出力ポート16を介してドレインDに供給される。
図1に示すように、増幅器2は、さらにキャパシタ18と抵抗20とを有している。キャパシタ18は、トランジスタ6のゲートGと2次コイル12の間に設けられている。抵抗20の一端には、バイアスポート(バイアス端子)22を介してバイアス電源8が接続される。抵抗20の他端は、キャパシタ18とゲートGの間のノードNに接続されている。
2次コイル12の中央部は、基準電位に接続されている。したがって、トランジスタ6のゲートGに、バイアス回路8が生成するバイアス電圧が印加される。バイアス電圧は直流電圧なので、キャパシタ18により遮断され、2次コイル12には殆ど印加されない。
抵抗20のレジスタンスは、入力信号の周波数においてトランスフォーマ4のインピーダンス(正確にはその絶対値、以下同様)より十分に大きい。さらにキャパシタ18は、入力信号周波数におけるインピーダンスがトランスフォーマ4のインピーダンスより十分に小さくなるようなキャパシタンスは有している。したがって、入力信号に応答して2次コイル12の両端に発生する高周波信号は、バイアス回路8には殆ど流れず、トランジスタ6のソースSとゲートGの間に供給される。
尚、トランスフォーマ4のインピーダンスとは、入力回路が入力ポート14に接続されている時に、トランジスタ6側からトランスフォーマ4を見たインピーダンスである。
増幅器2の各素子(トランスフォーマやトランジスタ)は、例えば共通の半導体基板(例えば、Si基板)に形成される。トランジスタ6は、例えば半導体基板に形成されたMOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタである。トランスフォーマ4の1次コイル10および2次コイル12は、例えば層間絶縁膜を挟んで対向するループ状の配線である。キャパシタ18は、例えば層間絶縁膜を挟んで対向する一対の電極である。抵抗20は、半導体基板に形成された不純物拡散層である。
(2)動作
まず、バイアス電源8を起動して、トランジスタ6のゲートGにバイアス電圧を印加する。さらに、トランジスタ6の駆動電源(図示せず)を起動して、出力ポート16を介してトランジスタ6のドレインDに駆動電圧を印加する。この状態で入力ポート14に、例えば周波数10〜100GHzの信号を入力する。
入力ポート14に入力された信号は、トランスフォーマ4の1次コイル10に供給される。すると入力された信号は、磁界結合により2次コイル12に伝えられる。2次コイル12は伝えられた信号を、トランジスタ6のソースSとゲートGの間に供給する。
トランジスタ6は供給された信号を増幅し、出力ポート16から出力する。この時トランジスタ6のゲート-ドレイン間容量とトランスフォーマ4の1次インダクタが共振して、ミラー効果による利得の減少を抑制する。
図2は、ミラー効果を説明する図である。
今、図2(a)に示すように、入力ポート14aと出力ポート16aを接続する容量(キャパシタ)24と、入力ポート14aと出力ポート16aの間に配置された増幅素子3とを有する増幅器2aを考える。容量24のキャパシタンスは、Cとする。
ここで、増幅素子3の電圧増幅率および入力信号を夫々−A(<0)およびVinとすると、増幅素子3の出力信号は−AVinになる。したがって、の両端には電圧(1+A)Vin(=Vin−(−AVin))が印加される。このため、容量24には、入力ポート14aから電流C(1+A)d(Vin)/dtが流れ込む(tは、時間)。
故に、入力ポート14aから見ると、図2(a)の増幅器2aは、図2(b)に示すように、キャパシタンスC(1+A)を有する容量(以下、ミラー容量と呼ぶ)26が入力ポート14aと基準電位(図2では、グラウンドGND)の間を接続した回路と等価である。このため、入力信号の周波数が高くなると増幅器2aの入力インピーダンスは小さくなり、増幅器2aの利得は小さくなる。これが、ミラー効果である。
尚、出力ポート16aから見ると、図2(a)の増幅器2aは、キャパシタンスC(1+1/A)を有する容量28が出力ポート16aと基準電位の間を接続した回路(図2(b)参照)と等価である。
図3は、ソース接地増幅器のミラー効果を説明する図である。図3(a)には、ソース接地増幅器2bが示されている。図3(b)には、ソース接地増幅器(増幅素子)2bの等価回路2cが示されている。尚、バイアス回路等は図示されていない。
図3(a)に示すように、ソース接増幅器2bでは、トランジスタ6aのゲート−ドレイン間容量24aにより入力ポート14bと出力ポート16bが接続される。また、トランジスタ6aの電圧増幅率は負である。したがって、ゲート−ドレイン間容量24aを図2の容量24に対応させ、トランジスタ6aを増幅素子3に対応させることができる。故に、ソース接地増幅器2bの増幅率は、入力信号の周波数が高くなると、ミラー効果により小さくなる。
図3(b)は、ソース接地増幅器2bの等価回路5である。等価回路5は、入力ポート14bと基準電位(図3では、グラウンドGND)の間を接続するミラー容量26aと、トランジスタ6bとを有している。トランジスタ6bは、ゲート−ドレイン間容量を有しないトランジスタである。
入力ポート14bに接続される信号源(図示せず)とミラー容量26aは、ローパス・フィルタを形成する。ところで、ローパス・フィルタの遮断周波数fは、式(1)で表される。
Figure 0005874456
Cは、ローパス・フィルタのキャパシタンスである。Rは、ローパス・フィルタのレジスタンスである。
ソース接地増幅器2bと信号源が形成するローパス・フィルタのCはミラー容量26aのキャパシタンスであり、Rは信号源の内部抵抗のレジスタンスである。
上述したように、ミラー容量26aのキャパシタンスは、ゲート−ドレイン間容量24aのキャパシタンスを(1+A)倍した値である。このため式(1)のCは、ゲート−ドレイン間容量より格段に大きい。このため、ソース接地増幅器2bと信号源が形成するローパス・フィルタの遮断周波数は、著しく低い。故に、ソース接地増幅器2bの利得は、入力信号の周波数が高くなると急激に小さくなる。
尚、トランジスタ6aのゲート−ソース間容量とドレイン−ソース間容量は、ゲート−ドレイン間容量24aと同程度のキャパシタンスを有する。しかし、これら容量が、トランジスタの電圧増幅率によって増幅はされることはない。したがって、これらの容量が、ソース接地増幅器2bの周波数特性に殆ど影響は僅かである。
図4は、実施の形態の増幅器(図1参照)2のトランスフォーマ4を等価回路で表した回路図である。トランスフォーマ4は、図4に示すように、1次巻線漏洩インダクタ30と、1次インダクタ32と、理想トランスフォーマ34と、2次巻線漏洩インダクタ36とを有する回路と等価である。
1次巻線漏洩インダクタ30のインダクタンスLおよび2次巻線漏洩インダクタ36のインダクタンスLは、それぞれ式(2)及び(3)で表される。
Figure 0005874456
Figure 0005874456
ここでLは、1次インダクタ32のインダクタンス(以下、1次インダクタンスと呼ぶ)である。kは、理想トランスフォーマ34の結合度である。Nは、理想トランスフォーマ34の巻線比である。
結合度kは、例えば約0.7である。巻線比Nは、例えば1程度である。したがって、1次巻線漏洩インダクタ30と2次巻線漏洩インダクタ36は、略無視することができる。
図5は、この近似に基づく増幅器2の小信号等価回路38である。図5には、小信号等価回路38に信号を供給する信号源41も示されている。信号源41は、電圧源46と内部インピーダンス48とを有している。
小信号等価回路38は、図5に示すように、トランジスタ6に対応する電流源40と、トランジスタ6のゲート−ドレイン間容量に対応するミラー容量42と、トランスフォーマ44の1次インダクタ32に対応する等価インダクタ44とを有している。等価インダクタ44は、1次インダクタンスLの1/N倍のインダクタンスを有する。
図5に示すように、ミラー容量42と等価インダクタ44とは、トランジスタ6のソースSとドレインGの間に並列に接続される。
このため、等価インダクタ44とミラー容量42は、並列共振周波数(インダクタとキャパシタを有する並列回路の共振周波数)で共振する。すると、小信号等価回路38の入力インピーダンスは無限大になり、信号源41の内部インピーダンス48には電流が流れなくなる。
この時、トランジスタ6のゲート−ソース間には、信号源41に含まれる電圧源46の電圧がそのまま印加される。このため、小信号等価回路38の利得(すなわち、増幅器2の利得)は、並列共振周波数で高くなる。並列共振周波数の近傍でも、同様である。
ところで、並列共振周波数fは、式(4)で表せされる。
Figure 0005874456
ここで、Cは並列共振回路のキャパシタンスである。Lは、並列共振回路のインダクタンスである。
図5の回路では、Cはミラー容量42のキャパシタンスである。Lは、等価インダクタ44のインダクタンス(=L/N)である。したがって、式(4)から明らかなように、トランスフォーマ4の1次インダクタンスLが小さくなると、共振周波数fは高くなる。
1次インダクタンスLは、トランスフォーマ4の1次コイル10および2次コイル12の面積に略比例する。したがって、1次コイル10および2次コイル12の面積を小さくすることで、増幅器2の増幅率が大きくなる周波数を高くすることができる。
(3)周波数特性
図6は、実施の形態の増幅器2の周波数特性である。横軸は、入力信号の周波数である。縦軸は、最大有能利得(Maximum Available Gain)である。図6には、増幅器2の周波数特性50と共に、ソース接地増幅器の周波数特性52およびクロスカップル型差動増幅器の周波数特性54も示されている。
図6の周波数特性は、トランジスタモデルを用いたシミュレーションにより得られる(以下に示す周波数特性も同じ)。図6のシミュレーションでは、各増幅器に共通する素子(例えば、トランジスタ)は、共通のパラメータ値を有するものとした。シミュレーションに用いたトランジスタのパラメータ値は、表1に示されている。クロスカップル容量のキャパシタンスは、10fFである。
Figure 0005874456
図6に示すように、ソース接地増幅器の利得52は、信号周波数の増加と共に単調に減少する。一方、実施の形態の増幅器2の利得50は、高周波領域(図6の例では、95GHzの近傍)で極大化し、ソース接地増幅器の利得52より高くなる。さらに増幅器2の利得50は、高周波領域でクロスカップル型差動増幅器の利得54よりも高くなる。
図7は、1次インダクタンスLをパラメータとする増幅器2の周波数特性である。横軸は、入力信号の周波数である。縦軸は、最大有能利得である。各周波数特性には、シミュレーションに用いた1次インダクタンスLが付されている。
図7示すように、1次インダクタンスLを調整することで、増幅器2の最大有能利得を所望の周波数範囲内で極大にすることができる。図7に示す例では、増幅器2の最大有能利得がミリ波帯(30〜300GHz)内の40〜70GHzで極大化するように、1次インダクタンスLが調整されている。1次インダクタンスLは、他の周波数範囲(例えば、ミリ波帯内の更に高い周波数範囲内やマイクロ波帯(3〜30GHz))で、最大有能利得が極大化するように調整されてもよい。
図6に示すように、ソース接地増幅器の利得52は、10〜100Gで著しく減少する。したがって、上記所望の周波数範囲は、10GHz以上100GHz以下が好ましい。
上述したように、1次コイル10および2次コイル12のサイズを調整することで、利得のピーク周波数(利得が極大化する周波数)を所望の周波数にすることができる。所望のピーク周波数に対応する1次コイル10および2次コイル12のサイズは、トランスモデルを用いたシミュレーションにより得ることができる。
図8は、クロスカップル型差動増幅器を説明する図である。図8(a)には、一対のソース接地増幅器2d,2eを有する差動差動増幅器2cが示されている。尚、図8(a)及び(b)では、ソース接地増幅器2d,2eのバイアス回路等は図示されていない。
差動差動増幅器2cは、図8(a)に示すように、第1のバラン56aと、第1及び第2のソース接地増幅器2d,2eと、第2のバラン56bとを有している。第1及び第2のソース接地増幅器2d,2eは、略共通のパラメータ値を有するトランジスタである。
第1及び第2のバラン56a,56bは、例えば、2次コイル(平衡端子側のコイル)の中央部が基準電位に接続されたトランスフォーマ(図1のトランスフォーマ4参照)である。入力信号は、第1のバラン56aにより、第1の信号58aと、第1の信号58aとは位相が180°異なる第2の信号58bとに分割される。分割された第1および第2の信号58a,58bはそれぞれ、第1のソース接地増幅器2dおよび第2のソース接地増幅器2eにより増幅される。第2のバラン56bは、増幅された第1及び第2の信号58a,58bの差分を出力する。
図8(b)には、ソース接地増幅器2d,2eを第1及び第2のクロスカップル容量60a,60bにより交差結合したクロスカップル型差動増幅器2fが示されている。
ここで、第1のソース接地増幅器2dのゲート−ドレイン間容量(図示せず)に流れる電流を求める。第1の信号58aの電圧をV(t)とし第1のソース接地増幅器2dの電圧利得を−Aとすると、ゲート−ドレイン間容量の両端には電圧(1+A)V(t)が印加される。したがって、第1のソース接地増幅器2dのゲート−ドレイン間容量には、Cgd(1+A)dV(t)/dtを電流値とする電流が流れる。Cgdは、ゲート−ドレイン間容量である。
一方、第2のクロスカップル容量60bの一端は第1のソース接地増幅器2dのゲートに接続され、他端は第2のソース接地増幅器2eのドレインに接続されている。第2のソース接地増幅器2eのドレインには、第2の信号58b(=−V(t))を−A倍した信号が出力される。したがって第2のクロスカップル容量60bには、C(1-A)dV(t)/dtを電流値とする電流が流れる。ここで、Cは、第2のクロスカップル容量60bのキャパシタンス(以下、クロスカップル・キャパシタンスと呼ぶ)である。
ここで、電圧増幅率Aが1より十分に大きく、更に第1のソース接地増幅器2dのゲート−ドレイン間容量とクロスカップル・キャパシタンスCは略等しいとする。この場合、第1のソース接地増幅器2dのゲート側(すなわち、ノードN1)にゲート−ドレイン間容量が供給する電流は、第2のクロスカップル容量60bがノードN1に供給する電流により略相殺される。
ここで、ゲート−ドレイン間容量がノードN1に供給する電流は、略CgddV(t)/dtである。一方、第2のクロスカップル容量60bがノードN1に供給する電流は、略‐Cgdd・AV(t)/dt)である。
したがって、トランスフォーマ4から見ると第1のソース接地増幅器2dのゲート−ドレイン間容量は存在しないに等しいので、第1のソース接地型増幅器2dのミラー効果は抑制される。
同様に、電圧増幅率Aが1より十分に大きく第1のクロスカップル容量60aのキャパシタンスと第2のソース接地増幅器2eのゲート−ドレイン間容量が略等しい場合、第2のソース接地増幅器2eのミラー効果も抑制される。
共振現象を利用しないので、クロスカップル容量によるミラー効果の抑制効果は、周波数に依存しない。したがって、図6に示すように、クロスカップル型差動増幅器の利得54は、例えば20〜110GHzに亘る広い周波数範囲で、ソース接地増幅器の利得52より高くなる。
このようなクロスカップル型差動増幅器の利得54より、実施の形態の増幅器2の利得50は、ピーク周波数およびその近傍で高くなる(図6参照)。
(4)利得誤差
クロスカップル型差動増幅器の利得は、クロスカップル容量のキャパシタンスとソース接地トランジスタの2d,2eのゲート−ソース間キャパシタンスが略一致した時に最も高くなる。
ところで、トランジスタのゲート−ソース間キャパシタンスは、例えば10fF程度である。一方、半導体基板上のクロスカップル容量には、数fF程度の寄生キャパシタンスが付随している。このため、クロスカップル容量のキャパシタンスを、ソース接地トランジスタの2d,2eのゲート−ソース間キャパシタンスに一致させることは容易ではない。
図9は、クロスカップル容量のキャパシタンス(寄生キャパシタンスを含む)をパラメータとするクロスカップル型差動増幅器の周波数特性である。横軸は、入力信号の周波数である。縦軸は、最大有能利得である。尚、クロスカップル容量60a,60bのキャパシタンスは等しいとする。また、ソース接地トランジスタ2d,2eのゲート−ソース間容量も等しいとする。
図9に示すように、クロスカップル容量のキャパシタンス(以下、交差キャパシタンスと呼ぶ)が4fFの場合と8fFの場合とでは、最大有能利得が約2dB異なる。寄生キャパシタンスを制御することは困難であり、例えば交差キャパシタンス(寄生キャパシタンスを含む)の目標値を6fFをとしてクロスカップル容量を形成しても、実際の交差キャパシタンスは4fF〜8fFの範囲にばらついてしまう。このため、最大有能利得に約2dBのばらつきが生じる。
尚、図9のシミュレーションでは、交差キャパシタンスの目標値を、ゲート−ソース間容量のキャパシタンスとある程度異ならせている。これは、交差キャパシタンスとゲート−ソース間容量のキャパシタンスが近づき過ぎると、増幅器が発振しやすくなるためである。
実施の形態の増幅器2では、トランスフォーマ4の1次インダクタンスLによりミラー効果を抑制する。上述したように、1次インダクタンスLは、1次コイル10と2次コイル12のサイズにより決まる。配線の加工精度を考慮すると、1次インダクタンスLの製造誤差は高々数%程度である。
図10は、1次インダクタンスLをパラメータとする増幅器2の周波数特性である。横軸は、入力信号の周波数である。縦軸は、最大有能利得である。
今、200pHを1次インダクタンスLの目標値としてトランスフォーマ4を形成すると、1次インダクタンスLは180〜220pHの周波数範囲でばらつくとする(すなわち、±10%の誤差)。この場合、最大有能利得は、図10に示すように、65〜77GHzの周波数範囲Rで極大化する。
この周波数範囲Rの高周波数側の周波数(例えば、80GHz)における最大有能利得の違いは、高々1dB程度である(図10参照)。このバラつきは、クロスカップル型差動増幅器の最大有能利得のばらつき(2dB)より小さい。すなわち、実施の形態の増幅器2によれば、製造誤差による最大有能利得のばらつき(利得誤差)が小さくなる。
(5)利得帯域幅
図11は、インダクタ62によりゲートGとドレインDが接続されたソース接地増幅器2gの回路図である。インダクタ62には、ドレインDに印加される電源電圧(直流電圧)をカットするためのキャパシタ18aが直列に接続されている。尚、図11には、バイアス回路等は図示されていない。
図12は、図11に示すソース接地増幅器2gの周波数特性64である。図11には、インダクタ62を有さないソース接地増幅器(図3(a)参照)の周波数特性52も示されている。
図12に示すように、トランジスタ6のゲートGとドレインDの間をインダクタ62で接続しても、高周波領域(図12では88GHz近傍)で最大有能利得が高くなる。これは、インダクタ62がゲート−ソース間容量24aと共振してミラー効果を抑制するためである。
しかし、ソース接地増幅器2gの周波数特性64は、ピーク周波数の低周波側で急激に減少し0dB以下になる。
一方、実施の形態の増幅器2の周波数特性は、図6及び7に示すように、ピーク周波数の低周波側でも十分に高い利得を有している。したがって、実施の形態の増幅器2は、インダクタ62によりゲートとドレインを接続したソース接地増幅器2gより優れている。
図11のソース接地増幅器2gでは、周波数が高い場合には、インダクタ62のインピーダンスが高くなり、一方キャパシタ18aのインピーダンスは低くなる。この場合、キャパシタ18aが回路特性に及ぼす影響は小さく、インダクタ62とゲート−ソース間容量24aが共振する。
一方、周波数が低い場合には、インダクタ62のインピーダンスが低くなり、一方キャパシタ18aのインピーダンスが高くなる。この場合は、インダクタ62が回路特性に及ぼす影響は小さく、キャパシタ18aは、そのキャパシタンスの(1+A)倍のキャパシタンスを有しトランジスタ6のゲートGと基準電気を接続するキャパシタと等価になる。このため、接地増幅器2gの利得は、ピーク周波数の低周波側で急激に減少する。
(6)雑音の抑制
図13は、トランジスタ6の雑音を考慮した増幅器2の等価回路である。図13の回路では、雑音電流源66がトランジスタ6のソースSとドレインDの間に設けられている。図13では、バイアス回路等は図示されていない。
雑音電流源66が生成する電流(以下、1次雑音電流と呼ぶ)68aは2次コイル12に流入し、2次コイル12の中央に接続された基準電位(図13では、グラウンドGND)に吸収される。
この時、磁界結合により2次雑音電流68bが、1次コイル10で発生する。この2次雑音電流68bとの磁界結合により、2次コイル12で3次雑音電流68cが発生する。この3次雑音電流68cがゲートGに流入し、ゲート−ソース間容量が充電(または放電)される。
この3次雑音電流68cの充放電により、ゲート−ソース間に雑音電圧が発生する。この雑音電圧に応答して、トランジスタ6は雑音電流(以下、帰還雑音電流と呼ぶ)を生成する。
図14は、出力ポート16から出力される雑音電圧を説明する図である。図14(a)〜(c)の横軸は時間である。図14(a)〜(c)の縦軸は電圧である。
図14は、出力ポート16に負荷(具体的には、50Ωの抵抗)70が接続された場合のシミュレーションである(図13参照)。
雑音電流源66から流出した雑音電流は、基準電位を通って雑音電流源66に戻る。したがって負荷70には、1次雑音電流68aと帰還雑音電流(図示せず)とが流れる。
図14(a)には、1次雑音電流68aにより負荷抵抗70に発生する雑音電圧(以下、オリジナル雑音電圧と呼ぶ)が示されている。図14(b)には、帰還雑音電圧により負荷抵抗70に発生する雑音電圧(以下、帰還雑音電圧と呼ぶ)が示されている。
図14(c)には、オリジナル雑音電圧と帰還雑音電圧を合成した雑音電圧(以下、出力雑音電圧と呼ぶ)が示されている。出力ポート16から出力される雑音電圧は、この出力雑音電圧である。
ところで雑音は、様々な周波数の信号を含んでいる。図14(a)〜(c)には、雑音電圧に含まれる様々な周波数の電圧のうちの周波数80GHの電圧が示されている。
図14(a)及び(b)に示すように、オリジナル雑音電圧と帰還雑音電圧は位相が略180°程度ずれている。このため、出力雑音電圧は図14(c)に示すように、オリジナル雑音電圧より小さくなる。
上述したように、オリジナル雑音電圧は、ソース接地増幅器が出力する雑音電圧である。したがって、出力雑音電圧(出力ポート16から出力される雑音電圧)は、ソース接地増幅器が生成する雑音電圧より小さくなる。
すなわち、実施の形態の増幅器2が出力する雑音電圧は、ソース接地増幅器の雑音電圧より小さくなる。
(7)変形例
図15は、第1の変形例を説明する図である。
図15の増幅器2hは、図1の増幅器2において更に、トランスフォーマ4とは別のトランスフォーマ4aを有している。図15には、トランジスタ6の駆動電源74も示されている。
図15に示すように、トランスフォーマ4aは、1次コイル10aと2次コイル12aとを有している。
1次コイル10aの一端は、トランジスタ6のドレインDに接続されている。1次コイル10aの他端は、電源ポート72を介してトランジスタ6の駆動電源74に接続される。
2次コイル12aは、1次コイル10aに磁界結合するコイルである。2次コイル12aの一端は出力ポート16に接続され、他端は基準電位に接続されている。
図15の増幅器2hによれば、トランジスタ6により増幅された信号をトランジスタ6の駆動電圧から分離することができる。
図16は、第2の変形例を説明する図である。
図16の増幅器2iは、図15の増幅器2hにおいて更に、トランジスタ6とは別のトランジスタ6aを有している。
図16に示すように、トランジスタ6aは、トランスフォーマ4aの2次コイル12aの一端に接続されたソースS1と、2次コイル12aの他端に接続されたゲートG1と、出力ポート16に接続されたドレインD1を有するトランジスタ6aとを有している。
図16に示すように、増幅器2iは、さらにキャパシタ18aと抵抗20aとを有している。2次コイル12aの中央部は、基準電位に接続されている。したがって、トランスフォーマ4aが出力する高周波信号はトランジスタ6aのゲートG1とソースS1の間に供給され、駆動電源8aには殆ど供給されない。
図16に示すように、増幅器2iは、図1の増幅器2が縦列接続された増幅器である。したがって、増幅器2iの利得は、図1の増幅器2の利得より高い。
以上の例では、2次コイル12,12aの中央部が基準電位に接続されている。しかし、基準電位の接続箇所は、ソースS,S1とキャパシタ18,18aの間(2次コイル内も含む)の何処でもよい。これは、基準電位は、トランジスタ6,6aのゲートにバイアス電圧を供給するために接続されるからである。
また、以上の例では、高周波信号を遮断するため、抵抗20,20aがバイアスポート22,22aに接続される。しかし、抵抗20,20aの代わりにショートスタブを設けてもよい。
また以上の例では、トランジスタ6はMOS電界効果トランジスタである。しかし、MOS電界効果トランジスタの代わりに、他のトランジスタ(例えば、高電子移動度トランジスタ(high electron mobility transistor))を用いてもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
一端が入力ポートに接続され他端が基準電位に接続された1次コイルと、前記1次コイルに磁界結合する2次コイルとを有するトランスフォーマと、
前記2次コイルの一端に接続されたソースと、前記2次コイルの他端に接続されたゲートと、出力ポート側に接続されたドレインとを含むトランジスタとを
有する増幅器。
(付記2)
付記1の増幅器において、
前記トランスフォーマは、所望の周波数範囲内で前記増幅器の最大有能利得を極大にする1次インダクタンスを有することを
特徴とする増幅器。
(付記3)
付記1又は2に記載の増幅器において、さらに、
一端が前記トランジスタのドレインに接続された、前記1次コイルとは別の1次コイルと、
前記別の1次コイルに磁界結合し、一端が前記出力ポート側に接続され他端が前記基準電位に接続された、前記2次コイルとは別の2次コイルとを含むトランスフォーマを有することを
特徴とする増幅器。
(付記4)
付記4に記載の増幅器において、さらに、
前記別の2次コイルの一端に接続されたソースと、前記別の2次コイルの他端に接続されたゲートと、前記出力ポート側に接続されたドレインとを含むトランジスタを有することを
特徴とする増幅器。
(付記5)
トランスフォーマの1次コイルに信号を入力し、
前記トランスフォーマの2次コイルの出力を、トランジスタのソースとゲートとの間に供給する
増幅方法。
2・・・増幅器
4・・・トランスフォーマ
6・・・トランジスタ
10・・・1次コイル
12・・・2次コイル
14・・・入力ポート
16・・・出力ポート

Claims (4)

  1. 一端が入力ポートに接続され他端が基準電位に接続された1次コイルと、前記1次コイルに磁界結合し中央部が基準電位に接続された2次コイルとを有するトランスフォーマと、
    前記2次コイルの一端に接続されたソースと、前記2次コイルの他端に接続されたゲートと、出力ポート側に接続されたドレインとを含むトランジスタとを
    有する増幅器。
  2. 請求項1の増幅器において、
    前記トランスフォーマは、所望の周波数範囲内で前記増幅器の最大有能利得を極大にする1次インダクタンスを有することを
    特徴とする増幅器。
  3. 請求項1又は2の増幅器において、
    前記ゲートは、前記2次コイルの前記他端にキャパシタを介して接続されていることを
    特徴とする増幅器。
  4. トランスフォーマの1次コイルに信号を入力し、
    中央部が基準電位に接続された、前記トランスフォーマの2次コイルの出力を、トランジスタのソースとゲートとの間に供給する
    増幅方法。
JP2012054448A 2012-03-12 2012-03-12 増幅器および増幅方法 Expired - Fee Related JP5874456B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054448A JP5874456B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 増幅器および増幅方法
DE102013200040A DE102013200040A1 (de) 2012-03-12 2013-01-03 Verstärker und Verstärkungsverfahren
US13/740,246 US8988150B2 (en) 2012-03-12 2013-01-13 Amplifier and amplification method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054448A JP5874456B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 増幅器および増幅方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013191910A JP2013191910A (ja) 2013-09-26
JP5874456B2 true JP5874456B2 (ja) 2016-03-02

Family

ID=49029709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012054448A Expired - Fee Related JP5874456B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 増幅器および増幅方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8988150B2 (ja)
JP (1) JP5874456B2 (ja)
DE (1) DE102013200040A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101627790B1 (ko) * 2013-12-12 2016-06-07 전자부품연구원 트랜스포머 기반 기생 캐패시터 보상 증폭기
US9819315B2 (en) * 2015-07-01 2017-11-14 Sunrise Micro Devices, Inc. Scaleable RF tuned low noise amplifier
GB2541782B (en) * 2015-07-01 2018-08-22 Sunrise Micro Devices Inc Scaleable RF tuned low noise amplifier
US10581472B2 (en) 2018-06-22 2020-03-03 Futurewei Technologies, Inc. Receiver with reduced mixer-filter interaction distortion
US10211865B1 (en) * 2018-06-22 2019-02-19 Futurewei Technologies, Inc. Fully differential adjustable gain devices and methods for use therewith
CN111130473B (zh) * 2019-12-24 2023-06-23 华东师范大学 一种76~81GHz的CMOS全集成功率放大器
CN114513175B (zh) * 2021-12-30 2023-10-27 电子科技大学 一种带体漏交叉耦合技术的高增益中频放大器
CN116015221B (zh) * 2023-03-24 2023-05-26 安徽矽磊电子科技有限公司 一种基于变压器负反馈的射频放大器电路

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2928050A (en) * 1956-11-14 1960-03-08 Westinghouse Air Brake Co Signal generator with supply voltage compensation
USRE25285E (en) * 1958-08-12 1962-11-13 cannon
US3895306A (en) * 1973-05-29 1975-07-15 Trw Inc Self-balancing push-pull amplifier
JPS6036651B2 (ja) * 1976-12-02 1985-08-21 ソニー株式会社 被パルス幅変調信号増巾装置の保護装置
JPS54118758A (en) * 1978-03-08 1979-09-14 Nec Corp Negative feedbak amplifier
JPS5739605A (en) * 1980-08-21 1982-03-04 Toshiba Corp Preamplifier
JPH09106503A (ja) * 1995-10-06 1997-04-22 Sony Corp 信号増幅回路
US6271721B1 (en) * 1999-06-23 2001-08-07 Christopher Trask Common-base transistor amplifiers with linearity augmentation
EP1611677A1 (en) 2003-03-28 2006-01-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Neutralization of feedback capacitance in amplifiers
US7863986B2 (en) * 2008-08-11 2011-01-04 Qualcomm Incorporation Techniques for improving balun loaded-Q

Also Published As

Publication number Publication date
US20130234798A1 (en) 2013-09-12
DE102013200040A1 (de) 2013-09-12
JP2013191910A (ja) 2013-09-26
US8988150B2 (en) 2015-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5874456B2 (ja) 増幅器および増幅方法
US7420423B2 (en) Active balun device
US8093950B2 (en) Power amplifier having transformer
US7286013B2 (en) Coupled-inductance differential amplifier
US8779855B2 (en) Power amplification circuit having transformer
JP5463580B2 (ja) インダクタ
JP4402143B2 (ja) 発振器及びそれを用いた通信システム
CN109661774B (zh) 具有电抗反馈的低噪声放大器
TW201918020A (zh) 放大器
US8040188B2 (en) Low noise cascode amplifier
WO2022067201A1 (en) Amplifier linearization using magnetically coupled feedback provided by a transformer coupled to a balun-based load
JP2012070151A (ja) 増幅器、送信器
TWI533597B (zh) 雙回授之低雜訊放大器
JP5319006B2 (ja) 電力増幅回路
US8264276B2 (en) Low-noise amplifier
TWI310262B (en) Resonant amplifier
US7508264B1 (en) DC-couples RF multi-stage amplifier
TW201316679A (zh) 單端至差動放大電路及方法
JP5883477B2 (ja) 電圧制御発振器
JPS58202607A (ja) 増幅器
Trinh et al. An X‐band single‐pull class A/B power amplifier in 0.18 μm CMOS
JP2008228149A (ja) 低雑音増幅器
JP5605256B2 (ja) 低雑音増幅器
JP2024008506A (ja) 信号変換回路
KR101691119B1 (ko) 집적 회로 상에 형성되는 대칭형 인덕터를 포함하는 증폭기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5874456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees