JP5874389B2 - ローラーヘミング装置 - Google Patents

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本発明は、ローラーヘミング装置の技術に関する。
従来、車両のホイールアーチ部を形成する場合に、ボディを構成するサイメンパネルとホイールアーチ部の板材を結合するための加工方法として、ローラーヘミング加工を採用する場合が多い。
ホイールアーチ部に対するローラーヘミング加工を施すためのローラーヘミング装置に係る技術としては、例えば、以下に示す特許文献1に開示された技術が知られており、公知となっている。
特許文献1に開示されている従来技術では、ローラーヘミング装置は、ヘミングローラーを有するヘミングユニットと、移動金型と、該移動金型を移動させる金型用ロボットを備える構成としている。そして、移動金型とヘミングローラーでホイールアーチ部を挟み、フランジに対してヘミングローラーを転動させながら折り曲げる際、転動箇所で移動金型がホイールアーチ部を支持するように、金型用ロボットが移動金型の向きを調整する構成としている。
このようなローラーヘミング装置を用いることにより、ワーク(ホイールアーチ部)に歪みや変形が生じることを防止することができる。
特開2008−188662号公報
ワークの寸法には加工誤差があるため、従来技術に係る加工方法のように、ヘミングローラーの動きに合わせて、金型用ロボットにより移動金型を予め決められた向きに向けるだけでは、移動金型とワークの間に生じる隙間を確実に防止することができなかった。
このため従来は、ローラーヘミング加工を施した部位にしわや歪み等の不良が生じることを確実に防止することができなかった。
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、ローラーヘミング加工を施す部位にしわや歪み等の不良が生じることを確実に防止するべく、ワークに加工誤差があっても、ワークと金型を確実に密着させながらローラーヘミング加工を行うことができるローラーヘミング装置を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、車両のホイールアーチ部にローラーヘミング加工を施すための装置であるローラーヘミング装置であって、前記ホイールアーチ部におけるローラーヘミングの対象部位たる加工面の背面に当接する部材たる当て金と、該当て金の姿勢を前記加工面の背面に倣うように調整可能であり、前記当て金を支持するための機構である支持機構と、を備え、前記支持機構は、前記当て金を支持するための、軸心方向を水平に向けた回転軸である第一の軸と、前記第一の軸を回転可能に支持する、軸心方向を鉛直に向けた回転軸である第二の軸と、を備え、前記当て金が、ローラーヘミング加工を施す前に、前記第一の軸と前記第二の軸回りに傾動され、前記加工面の背面の全面に当接されるとともに、ローラーヘミング加工を施す間、前記支持機構によって前記加工面の背面の全面に当接された姿勢に保持されるものである。
請求項2においては、前記加工面を、前記当て金に向けて押圧するための機構である押圧機構、をさらに備えるものである。
請求項3においては、前記当て金は、ローラーヘミング加工が行われる方向である加工方向において、前記加工面におけるローラーヘミングされる部位である加工部の範囲よりも大きく形成され、前記押圧機構は、前記加工面上の、前記加工方向における前記加工面の前記加工部の範囲よりも外側であって、かつ、前記加工方向における前記当て金の端部よりも内側の部位を押圧するものである。
請求項4においては、前記当て金を、前記支持機構に対して着脱可能に構成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ホイールアーチ部における加工面の背面側に、当て金を確実に沿わせることができ、当て金をホイールアーチ部に対して確実に密着させながらローラーヘミング加工を行うことができる。
これにより、ホイールアーチ部に加工誤差があっても、当て金とホイールアーチ部の間の隙間を減少させることができ、精度よくローラーヘミング加工を行うことができる。
請求項2においては、ホイールアーチ部と当て金を確実に密着させることができる。
請求項3においては、ホイールアーチ部における加工部の始端点および終端点と当て金を確実に密着させることができる。
請求項4においては、加工対象たる車両の車種が変更された場合であっても、ホイールアーチ部における加工面の背面側に、当て金を確実に沿わせることができる。
本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置を示す模式図、(a)平面模式図、(b)側面模式図。 本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置を示す模式図、(a)正面模式図、(b)背面模式図。 ローラーヘミング加工の対象部位たるホイールアーチ部を示す模式図。 ローラーヘミング加工の対象部位たるホイールアーチ部を示す側面断面模式図。 ホイールアーチ部に対する本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置の配置状態を模式図、(a)側面視における当て金と押圧部によるホイールアーチ部の狭圧状態を示す模式図、(b)正面視におけるホイールアーチ部に対する当て金および押圧部の配置位置を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置を用いたローラーヘミング加工状況(ローラーヘミング装置の動作の流れ)を示す側面模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置の全体構成について、図1〜図5を用いて説明をする。
本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1は、ワークの所望する部位に対してローラーヘミング加工を施すための装置であり、図1および図2に示す如く、当て金3、支持機構4、押圧機構5等と、図示しないヘミングユニットを備えている。
そして、本実施形態において示すローラーヘミング装置1は、図3に示すような車両10を構成するボディ10aにおいて、タイヤを覆うために略円弧状に形成される部位であるホイールアーチ部11を形成するに際し、該ホイールアーチ部11に対してヘミングユニット(図示せず)によりローラーヘミング加工を施すための装置である。
図3および図4に示す如く、ホイールアーチ部11は、車両10のリアタイヤを覆う部分を構成する部位であり、ボディ10aを構成するサイメンパネルとホイールアーチ部11の内部を構成するカバー部材10bとを、ローラーヘミング加工により一体化することによって形成される。
尚、本実施形態では、車両10のリア部分における円弧状のホイールアーチ部11に対してローラーヘミング加工をするためのローラーヘミング装置1を例示しているが、本発明に係るローラーヘミング装置によりローラーヘミング加工を行う対象たる部位およびその形状をこれに限定するものではなく、例えば、ローラーヘミング加工を行う対象部位がフロント部分であってもよく、また加工対象部位が略直線状の部位であって、略直線状の部位に対してローラーヘミング加工を行うためのローラーヘミング装置であってもよい。
当て金3は、ホイールアーチ部11におけるローラーヘミング加工を施す部位である加工面11aの裏側(以下、背面11bと呼ぶ)に当接する部材である。
尚、背面11bは、車両10において外観上見えやすい部位にあたるため、該背面11bにしわや歪み等が発生しないようにホイールアーチ部11のローラーヘミング加工を行うことが要求される。
当て金3は、加工面11aの端部(以下、加工部11cと呼ぶ)をローラーヘミング加工する際に、加工部11cの背後(即ち、背面11b)を支持することによって、ヘミングローラー(図示せず)による押圧力を確実に加工部11cに作用させる役割を果たす部材である。また、当て金3は、ホイールアーチ部11の形状に合う形状が与えられており、当て金3を該ホイールアーチ部11に宛がうことによって、ホイールアーチ部11の変形を防止する役割も果たしている。
また、当て金3は、図5(a)に示す如く、加工面11aにおける加工部11cの範囲Aの角度θ1よりも大きな角度θ2を有する円弧状に形成されており、ローラーヘミング加工が行われる方向(以降、適宜「加工方向」と記載する)において、範囲Aよりも広い範囲で、加工面11aの背後(背面11b)に当接する大きさとしている。
また、このような当て金3は、車両10の車種ごとに、該車両10におけるホイールアーチ部11(即ち、背面11b)の形状に対応させて作成される。
図1および図2に示す如く、支持機構4は、当て金3を支持するための機構であり、支持フレーム4a、支持プレート4b、支持ブロック4c・4c、水平軸4d・4d、鉛直軸4e等を備えている。
鉛直軸4eは、支持フレーム4aに対して、軸心方向を鉛直に保持した状態で回転可能に支持されている軸部である。
そして、鉛直軸4eの上端部において、平板状の部材である支持プレート4bを、そのプレート面を水平に保持した状態で固設している。
また、支持プレート4bの上面には、軸部である水平軸4d・4dが、支持ブロック4c・4cを介して、軸心方向を水平に保持した状態で回転可能に支持されている。
そして、ローラーヘミング装置1において、当て金3は、支持機構4の水平軸4d・4dに対して固定される構成としている。
このような構成の支持機構4によって支持される当て金3は、水平軸4d・4dを軸心として、該水平軸4d・4d回りに回転可能に構成され、かつ、鉛直軸4eを軸心として、該鉛直軸4e回りに回転可能に構成されている。
また、当て金3を回転可能に支持している水平軸4d・4dは、支持ブロック4c・4cに対して着脱可能に支持される構成としており、当て金3および水平軸4d・4dを容易に取り換えることが可能な構成としている。
あるいは、ローラーヘミング装置1においては、水平軸4d・4dを支持ブロック4c・4cに対して着脱不可である構成とし、当て金3のみを水平軸4d・4dに対して着脱可能な構成としてもよい。
押圧機構5は、加工面11aを(背面11b側に向けて)押圧するための機構であり、シリンダ5a、アーム5b、関節部5c、押圧部5d等を備えている。
シリンダ5aはアーム5bを押圧方向(図5(b)中に示す矢印Xの方向)に向けて変位させるための装置である。
そして、シリンダ5aは伸縮可能な軸部である伸縮部5eを備えており、該伸縮部5eの端部に、関節部5cを設けている。
関節部5cは、アーム5bを伸縮部5eに対して支持するとともに、アーム5bを該関節部5cの有する軸部5f回りに回転可能に支持するための部材である。
そして、アーム5bの一端部を関節部5cにより支持することにより、アーム5bの他端部に設けた押圧部5dを軸部5f回りに回転させる構成としている。関節部5cには、図示しないモータを内蔵しており、該モータを作動させることによって、アーム5bを軸部5f回りに回転させる構成としている。
そして、押圧部5dは、関節部5cによる軸部5f回りの回転変位と、シリンダ5aによる水平方向への変位によって、例えば、図5(b)中に示す矢印Yの方向に押圧部5dを変位させる構成としている。
このような構成により、当て金3と押圧部5dの間に配置するホイールアーチ部11を、当て金3と押圧部5dによって狭圧することができる。
またこれにより、押圧部5dによって、ホイールアーチ部11の加工面11aを、当て金3に向けて押圧することができる。
また、図5(a)に示す如く、押圧部5dにより加工面11aを押圧する位置は、当て金3の両端部に対応する位置としており、加工面11aにおける加工部11cの範囲Aよりも外側の部位である点P1および点P2を押圧する構成としている。
このような構成により、ローラーヘミング加工を施す加工部11cの始端点Sと終端点Eを確実に当て金3に対して密着させることができる。
尚、本実施形態では、シリンダ5a、アーム5b、関節部5c等からなる簡易な構成の押圧機構5を例示しているが、本発明に係るローラーヘミング装置において備えられる押圧機構の態様をこれに限定するものではなく、例えば、多関節型の産業用ロボットの手先部分に押圧部を付設するような態様であってもよい。
次に、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1を用いたホイールアーチ部11に対するローラーヘミング加工の状況について、図6を用いて説明をする。
例えば、図6に示すようなボディ10aに対して、当て金3を予め設定しておいた一定の位置および姿勢で配置する場合、ローラーヘミング加工前の状態におけるホイールアーチ部11には加工誤差が存在しているため、ホイールアーチ部11と当て金3との当接状況(例えば隙間の有無等)は、ローラーヘミング加工の度に変化する。
即ち、当て金3を予め設定しておいた一定の位置および姿勢で配置する場合には、ホイールアーチ部11と当て金3との間に隙間が生じないこともあれば、隙間が生じることもあり、このような隙間の有無に起因してローラーヘミング加工による加工品質にばらつきが生じることとなる。
しかしながら、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1を用いたホイールアーチ部11に対するローラーヘミング加工においては、ホイールアーチ部11と当て金3との間に生じる隙間を抑えることによって、ローラーヘミング加工による加工品質にばらつきが生じることを抑制するようにしている。
ローラーヘミング装置1を用いてホイールアーチ部11にローラーヘミング加工を施す場合には、図6に示す如く、まず始めに、加工対象となるボディ10aを所定の位置に配置する。
ここでは例えば、車両10をパレット(図示せず)や台車(図示せず)の上に、所定の姿勢で位置決めして配置する。
次に、当て金3をボディ10aに向けて変位させて、該当て金3をボディ10aにおけるホイールアーチ部11の背面11bに接触させる。
例えば、本実施形態においては、支持フレーム4aを図示しないスライドレール上に設ける構成としており、支持機構4全体をボディ10a側に変位させることによって、当て金3をボディ10aに向けて変位させる構成としている。あるいは、当て金3を固定しておいて、ボディ10aを当て金3に向けてさらに変位させる構成であってもよい。
あるいは、その他の実施形態としては、ローラーヘミング装置1において、鉛直軸4eが、支持フレーム4aに対して図示しないスライド機構を介して支持される構成であってもよく、支持フレーム4aを固定したまま、鉛直軸4e、水平軸4d・4dおよび当て金3をボディ10aに向けて変位させる構成としてもよい。
背面11bに接触した当て金3は、水平軸4d・4dおよび鉛直軸4e回りに自在に回転することができるため、背面11bに沿うように傾動する。
このため、ホイールアーチ部11に加工誤差が存在している場合であっても、ホイールアーチ部11の背面11bに対して、確実に当て金3を全面にわたって沿わせることができる。
そして、当て金3が背面11bに沿う姿勢になった時点で、各軸4d・4d・4eをロックして、当て金3の姿勢を背面11bに沿わせた状態に保持する。
例えば、本実施形態においては、各軸4d・4d・4eにおいて、各軸4d・4d・4eを回転不能にロックするための図示しないロック機構(例えば、トグルクランプ等)を備える構成としており、当て金3の配置状態を確認した後に、作業者がロック機構を作動させることで、当て金3の姿勢を背面11bに沿わせた状態に保持する構成としている。
次に、押圧機構5を用いて、ホイールアーチ部11に対して当て金3を密着させる。
具体的には、ホイールアーチ部11内に押圧機構5の押圧部5dが位置するようにアーム5bを振り込んだ状態で、シリンダ5aおよび関節部5cを作動させて、押圧部5dによって、ホイールアーチ部11の加工面11aを当て金3側に押圧する。
そして、このように押圧部5dによって、加工面11aを当て金3側に押圧することによって、ホイールアーチ部11の背面11bを当て金3に密着させるようにしている。
このように、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1を用いたホイールアーチ部11に対するローラーヘミング加工においては、ホイールアーチ部11と当て金3との当接状態を、常に安定させることができ、背面11bと当て金3との間に生じる隙間を抑制することができる。
即ち、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1は、車両10のホイールアーチ部11にローラーヘミング加工を施すための装置であって、ホイールアーチ部11におけるローラーヘミングの対象部位たる加工面11aの背面11bに当接する部材たる当て金3と、該当て金3の姿勢を加工面11aの背面11bに倣うように調整可能であり、当て金3を支持するための機構である支持機構4と、を有するものである。
このような構成により、当て金3をホイールアーチ部11に対して確実に密着させながらローラーヘミング加工を行うことができる。
これにより、ホイールアーチ部11に加工誤差があっても、当て金3とホイールアーチ部11の間の隙間を減少させることができ、精度よくローラーヘミング加工を行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1において、支持機構4は、当て金3を支持するための、軸心方向を水平に向けた回転軸である第一の軸たる水平軸4d・4dと、水平軸4d・4dを回転可能に支持する、軸心方向を鉛直に向けた回転軸である第二の軸たる鉛直軸4eと、を備えるものである。
このような構成により、当て金3の角度を自在に変更することが可能になり、ホイールアーチ部11における加工面11aの背面11b側に、当て金3を確実に沿わせることができる。
さらに、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1は、加工面11aを、当て金3に向けて押圧するための機構である押圧機構5、をさらに備えるものである。
このような構成により、ホイールアーチ部11と当て金3を確実に密着させることができる。
そして次に、この状態で図示しないヘミングユニットを作動させて、ホイールアーチ部11における加工部11cに対してローラーヘミング加工を施す。
このとき、加工部11cに対するローラーヘミング加工は、ホイールアーチ部11と当て金3との間の隙間を抑制した状態で行われるため、ローラーヘミング加工における加工品質のばらつきを低減させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1を用いたホイールアーチ部11に対するローラーヘミング加工においては、加工部11cの始端点Sと終端点Eにおいて、背面11bを当て金3に対して確実に密着させることができる。このため、加工部11cの始端点Sと終端点Eにおいて生じやすかったしわや歪み等の不具合を、抑制することができる。
即ち、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1において、当て金3は、加工方向において、加工面11aにおけるローラーヘミングされる部位である加工部11cの範囲Aよりも大きく形成され、押圧機構5の押圧部5dは、加工面11a上の、加工方向における加工部11cの範囲Aよりも外側であって、かつ、加工方向における当て金3の端部よりも内側の部位である点P1および点P2を押圧するものである。
このような構成により、ホイールアーチ部11における加工部11cの始端点Sおよび終端点Eに対応する背面11bに対して、当て金3を確実に密着させることができる。
また、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1において、当て金3は支持機構4の支持ブロック4c・4cに対して、着脱自在に構成されている。
このため、ローラーヘミング装置1によるローラーヘミング加工が予定されている車種ごとに当て金3を準備しておけば、一の生産ラインにおいて複数の車種が存在しているような場合であっても、当て金3を随時変更することによって、容易に対応することができる。
即ち、本発明の一実施形態に係るローラーヘミング装置1においては、当て金3を、支持機構4に対して着脱可能に構成するものである。
このような構成により、加工対象たる車両10の車種が変更された場合であっても、車種変更に容易に対応することができ、ホイールアーチ部11における加工面11aの背面11b側に、当て金3を確実に沿わせることができる。
1 ローラーヘミング装置
3 当て金
4 支持機構
4d 水平軸
4e 鉛直軸
5 押圧機構
5a シリンダ
5d 押圧部
10 車両
11 ホイールアーチ部
11a 加工面
11b 背面
11c 加工部

Claims (4)

  1. 車両のホイールアーチ部にローラーヘミング加工を施すための装置であるローラーヘミング装置であって、
    前記ホイールアーチ部におけるローラーヘミングの対象部位たる加工面の背面に当接する部材たる当て金と、
    該当て金の姿勢を前記加工面の背面に倣うように調整可能であり、前記当て金を支持するための機構である支持機構と、を備え、
    前記支持機構は、
    前記当て金を支持するための、軸心方向を水平に向けた回転軸である第一の軸と、
    前記第一の軸を回転可能に支持する、軸心方向を鉛直に向けた回転軸である第二の軸と、
    を備え、
    前記当て金が、
    ローラーヘミング加工を施す前に、前記第一の軸と前記第二の軸回りに傾動され、前記加工面の背面の全面に当接されるとともに、
    ローラーヘミング加工を施す間、前記支持機構によって前記加工面の背面の全面に当接された姿勢に保持される
    ことを特徴とするローラーヘミング装置。
  2. 前記加工面を、
    前記当て金に向けて押圧するための機構である押圧機構、
    をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のローラーヘミング装置。
  3. 前記当て金は、
    ローラーヘミング加工が行われる方向である加工方向において、前記加工面におけるローラーヘミングされる部位である加工部の範囲よりも大きく形成され、
    前記押圧機構は、
    前記加工面上の、前記加工方向における前記加工面の前記加工部の範囲よりも外側であって、かつ、前記加工方向における前記当て金の端部よりも内側の部位を押圧する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のローラーヘミング装置。
  4. 前記当て金を、
    前記支持機構に対して着脱可能に構成する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のローラーヘミング装置。
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