JP5873140B2 - 同期制御装置 - Google Patents

同期制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5873140B2
JP5873140B2 JP2014130043A JP2014130043A JP5873140B2 JP 5873140 B2 JP5873140 B2 JP 5873140B2 JP 2014130043 A JP2014130043 A JP 2014130043A JP 2014130043 A JP2014130043 A JP 2014130043A JP 5873140 B2 JP5873140 B2 JP 5873140B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movement amount
command
speed
synchronization
driven shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014130043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016009355A (ja
Inventor
敬 出射
敬 出射
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2014130043A priority Critical patent/JP5873140B2/ja
Priority to DE102015007840.2A priority patent/DE102015007840B4/de
Priority to US14/748,449 priority patent/US9622201B2/en
Priority to CN201510358376.4A priority patent/CN105223838B/zh
Publication of JP2016009355A publication Critical patent/JP2016009355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5873140B2 publication Critical patent/JP5873140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B17/00Systems involving the use of models or simulators of said systems
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37436Prediction of displacement, relative or absolute, motion
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50218Synchronize groups of axis, spindles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Software Systems (AREA)

Description

本発明は、同期制御装置に関し、特に工作機械、産業用機械、ロボット等の作動部分を有する機械類の制御において用いられる同期制御装置に関する。
工作機械、産業用機械、ロボット等の作動部分を有する機械類の制御において、複数の作動部材を同期させて制御する場合がある。このような同期制御において、複数の作動部材を駆動側と従動側に区分して、従動側の部材の位置制御を駆動側の部材の位置データに対応させて行う同期制御が知られている。このような同期制御は、電子カムを用いることが多く、従動側部材はサーボモータ等の駆動機構を備え、該駆動機構を駆動側部材の位置データに応じて位置制御する。この同期制御によって、従動側部材は駆動側部材に同期した動作を行う。
図8は従来の同期制御を説明するための概略構成図である。図8において、従動側2は制御装置6の移動指令に基づいてサーボモータ4によって駆動される。制御装置6は、内部に変位テーブルTDとして、駆動側1と従動側2の各部材が同期して作動する時の各部材間の位置関係を記憶して、所定間隔で駆動側1の部材位置に対する従動側2の部材位置の位置データを変位テーブルTDとして記憶された位置関係から求め、この位置関係に基づいて移動指令を従動側2の部材駆動用のサーボモータ4に与えて、従動側2の部材の位置制御を行う。これによって、駆動側1と従動側2との同期を取ることが可能となる。
図9は、従来の同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。縦軸は従動軸の変位PAであり、横軸は駆動軸の位相PHである。図中の曲線は変位テーブルTDであり、駆動軸の位相ごとに、駆動軸の位相と従動軸の変位の関係を示している。PWは従動軸待機位置を示しており、同期する前の従動軸はこの位置において待機している。また、DAは許容移動量を示しており、従動軸待機位置PWから同期可能な範囲を示している。このように設定された同期制御装置において、従動軸待機位置PWで停止中の従動軸を途中から駆動軸に同期させる場合には、従動軸の移動量が許容移動量DAとなった時点で同期を開始して、変位テーブルTDに基づいて同期を行っている。
特許文献1には、従動側部材の駆動を開始して駆動側部材の動作に同期させる際に、同期した動作を開始する同期開始位置より前の時点において従動側部材の移動を開始し、加減速制御により同期開始位置において駆動側部材と従動側部材の同期を合わせ、同期開始位相以降は変位テーブルに基づいて位置制御を行う技術が開示されている。
図10は、特許文献1に開示されている同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。図9と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略している。図10においては、同期開始位相PHS2よりも前の時点の移動開始位相PHS1において、従動軸の移動を開始して、移動開始位相PHS1から同期開始位相PHS2までの期間を加減速制御を行い、同期開始位相PHS2において同期を行っている。
特開2002−202818号公報
従来技術の同期手法においては、従動軸の移動量が許容移動量DA以下となった時点で同期を開始することとなっている。一方、駆動軸の移動は監視周期ごとに読み取るため、駆動軸が高速で移動する場合に、監視する時点においては従動軸の移動量が許容移動量DAに入らずに同期が行えなくなってしまうおそれがある。これを避けるためには、許容移動量DAを駆動軸の最高速度に合わせて大きく設定する方法があるが、許容移動量DAを大きく設定すると、それに伴い同期時の従動軸の移動量も大きくなるため、同期時の機械へのショックが大きくなってしまうおそれがある。
また、図10に示されている特許文献1に開示されている技術では、移動開始位相PHS1から同期開始位相PHS2までの加減速制御を行っている期間は、変位テーブルTDに基づいた動きとは異なった動きを行っているため、他の従動軸と干渉するおそれがあった。
そこで本発明は、駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御において、他の従動軸と干渉することなく、また、同期時のショックを低減して確実に従動軸の同期を行うことが可能な同期制御装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明では、駆動軸の位相の各々に対して従動軸の変位を対応付けた変位テーブルが予め登録されており、前記変位テーブルに基づき駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御装置において、前記変位テーブルに基づき、現在の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動量である指令移動量を算出する指令移動量算出手段と、前記変位テーブルに基づき、現在以降の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動量である予測指令移動量を算出する予測指令移動量算出手段と、前記指令移動量と前記予測指令移動量とを比較する移動量比較手段と、を備え、前記移動量比較手段による比較結果が、前記予測指令移動量が前記指令移動量未満であるときは前記従動軸の同期を開始せず、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上であるときは同期を開始することを特徴とする同期制御装置が提供される。
請求項1に係る発明では、現在の駆動軸の位相における従動軸の同期位置への移動量である指令移動量と、現在以降の駆動軸の位相における従動軸の同期位置への移動量である予測指令移動量とを比較して、予測指令移動量が指令移動量以上であるときに同期を開始するため、移動量が最小のときに同期を開始することができるため、同期時のショックを低減して確実に従動軸の同期を行うことが可能となり、他の従動軸と干渉することもない。
本願の請求項2に係る発明では、前記従動軸の同期位置への移動量の最大値である許容移動量を設定し、前記指令移動量が前記許容移動量以下であり、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上である時に同期を開始することを特徴とする請求項1記載の同期制御装置が提供される。
請求項2に係る発明では、従動軸の同期位置への移動量の最大値である許容移動量を設定して、指令移動量が許容移動量以下であるときに同期を行うようにしているため、従動軸の変位の範囲が大きく変動するような場合であっても、設定された許容移動量以下のときのみに同期を行うようにでき、過大な移動量で同期を行うことを防ぐことが可能となる。
本願の請求項3に係る発明では、前記予測指令移動量算出手段が算出する前記予測指令移動量は、次回の演算周期における予測指令移動量、次回以降複数回の各演算周期における予測指令移動量、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令移動量のいずれかから選択可能とし、前記移動量比較手段は、選択された予測指令移動量と前記指令移動量を比較して、前記指令移動量が最小となった時点で同期を開始することを特徴とする請求項1又は2記載の同期制御装置が提供される。
請求項3に係る発明では、予測指令移動量として、次回の演算周期における1回の予測指令移動量、次回以降複数回の演算周期における予測指令移動量、駆動軸が1回転する期間の複数回の演算周期における予測指令移動量の中から選択可能として、それらの中で指令移動量が最小となった時点で同期を開始するようにしているため、選択状況によっては、増加減少がいろいろ変化するような変位テーブルの場合であっても、現在から次回以降の複数回の演算周期における予測指令移動量との比較を行って、指令移動量が最小となる点で同期を開始するため、より正確に従動軸の移動量が最小となる点を算出することが可能となる。
本願の請求項4に係る発明では、前記指令移動量算出手段により算出された前記指令移動量に基づく移動の方向と、前記予測指令移動量算出手段により算出された前記予測指令移動量に基づく移動の方向が同一で、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上であるときに同期動作を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同期制御装置が提供される。
請求項4に係る発明では、指令移動量に基づく移動の方向と、予測指令移動量に基づく移動の方向が異なる場合には同期を行わず、方向が同一となる場合に同期を行うようにしているため、移動の方向が安定したときに同期を行うようにすることが可能となり、より安定した同期動作を行うことが可能となる。
本願の請求項5に係る発明では、駆動軸の位相の各々に対して従動軸の変位を対応付けた変位テーブルが予め登録されており、前記変位テーブルに基づき駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御装置において、前記変位テーブルに基づき、現在の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動速度である指令速度を算出する指令速度算出手段と、前記変位テーブルに基づき、現在以降の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動速度である予測指令速度を算出する予測指令速度算出手段と、前記指令速度と前記予測指令速度とを比較する速度比較手段と、を備え、前記速度比較手段による比較結果が、前記予測指令速度が前記指令速度未満であるときは前記従動軸の同期を開始せず、前記予測指令速度が前記指令速度以上であるときは同期を開始することを特徴とする同期制御装置が提供される。
請求項5に係る発明では、現在の駆動軸の位相における従動軸の同期位置への移動速度である指令速度と、現在以降の駆動軸の位相における従動軸の同期位置への移動速度である予測指令速度とを比較して、予測指令速度が指令速度以上であるときに同期を開始するため、移動速度が最小のときに同期を開始することができるため、同期時のショックを低減して確実に従動軸の同期を行うことが可能となり、他の従動軸と干渉することもない。
本願の請求項6に係る発明では、前記従動軸の同期位置への移動速度の最大値である許容移動速度を設定し、前記指令速度が前記許容移動速度以下であり、前記予測指令速度が前記指令速度以上である時に同期を開始することを特徴とする請求項5記載の同期制御装置が提供される。
請求項6に係る発明では、従動軸の同期位置への移動速度の最大値である許容移動速度を設定して、指令速度が許容移動速度以下であるときに同期を行うようにしているため、従動軸の変位の範囲が大きく変動するような場合で、同期時の移動速度が大きくなってしまう場合であっても、設定された許容移動速度以下のときのみに同期を行うようにでき、過大な移動速度で同期を行うことを防ぐことが可能となる。
本願の請求項7に係る発明では、前記予測指令速度算出手段が算出する前記予測指令速度は、次回の演算周期における予測指令速度、次回以降複数回の各演算周期における予測指令速度、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令速度のいずれかから選択可能とし、前記速度比較手段は、選択された予測指令速度と前記指令速度を比較して、前記指令速度が最小となった時点で同期を開始することを特徴とする請求項5又は6記載の同期制御装置が提供される。
請求項7に係る発明では、予測指令速度として、次回の演算周期における1回の予測指令速度、次回以降複数回の演算周期における予測指令速度、駆動軸が1回転する期間の複数回の演算周期における予測指令速度の中から選択可能として、それらの中で指令速度が最小となった時点で同期を開始するようにしているため、選択状況によっては、増加減少がいろいろ変化するような変位テーブルの場合であっても、現在から次回以降の複数回の演算周期における予測指令速度との比較を行って、指令速度が最小となる点で同期を開始するため、より正確に従動軸の移動速度が最小となる点を算出することが可能となる。
本願の請求項8に係る発明では、前記指令速度算出手段により算出された前記指令速度に基づく移動の方向と、前記予測指令速度算出手段により算出された前記予測指令速度に基づく移動の方向が同一で、前記予測指令速度が前記指令速度以上であるときに同期動作を開始することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の同期制御装置が提供される。
請求項8に係る発明では、指令速度に基づく移動の方向と、予測指令速度に基づく移動の方向が異なる場合には同期を行わず、方向が同一となる場合に同期を行うようにしているため、移動の方向が安定したときに同期を行うようにすることが可能となり、より安定した同期動作を行うことが可能となる。
本発明により、駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御において、他の従動軸と干渉することなく、また、同期時のショックを低減して確実に従動軸の同期を行うことが可能な同期制御装置を提供することが可能となる。
本発明の同期制御装置を適用した数値制御装置のブロック図である。 第1の実施形態における従動軸の同期の様子を示した図である。 第1の実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態における従動軸の同期の様子を示した図である。 第3の実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。 従来の同期制御の概略構成図である。 従来の同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。 従来の同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。
図1は、本発明の同期制御装置を適用した数値制御装置のブロック図である。100は数値制御装置であり、内部にCPU10、ROM12、RAM14、CMOS16、インターフェイス18、PMC20、I/Oユニット22、インターフェイス24、軸制御回路(26,28)を有しており、それぞれはバスで接続されている。CPU10は、数値制御装置100を全体的に制御するプロセッサである。CPU10は、ROM12に格納されたシステムプログラムをバスを介して読み出し、システムプログラムに従って数値制御装置100全体を制御する。RAM14には一時的な計算データや表示データ及び表示器/MDIユニット60を介してオペレータが入力した各種データが格納される。
CMOS16は図示しないバッテリでバックアップされ、数値制御装置100の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。CMOS16中には、インターフェイス18を介して読み込まれた加工プログラムや、表示器/MDIユニット60を介して入力された加工プログラム等が記憶される。また、ROM12には、加工プログラムの作成及び編集のために必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処理を実施するための各種システムプログラムがあらかじめ書き込まれている。
本発明を実行する変位テーブルはインターフェイス18やCRT/MDIユニット60を介して入力し、CMOS16に格納することができる。変位テーブルの具体的な内容については後述する。
PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)20は、数値制御装置100に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置(例えば、工具交換用のロボットハンドといったアクチュエータ)にI/Oユニット22を介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU10に渡す。
表示器/MDIユニット60はディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インターフェイス24は表示器/MDIユニットのキーボードからの指令,データを受けてCPUに渡す。
各軸の軸制御回路(26,28)はCPU10からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプに出力する。サーボアンプ(42,44)はこの指令を受けて、駆動軸モータ52、従動軸モータ54を駆動する。駆動軸モータ52、従動軸モータ54は、それぞれ図示しない位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路(26,28)にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、ブロック図では、位置・速度のフィードバックについての記載は省略している。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて、図1において説明した変位テーブルと従動軸の同期手法について説明する。
図2は、本実施形態の同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。従来技術の図9と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、駆動軸が同一方向に一定速度で動いているものとする。D1〜D4は制御装置の分配(分配1〜分配4)であり、分配1(D1)、分配2(D2)、分配3(D3)、分配4(D4)における、待機位置PWで待機している従動軸との差分が許容移動量DA以下になっているものとする。このとき、分配1(D1)、分配2(D2)、分配3(D3)、分配4(D4)における駆動軸の位相をそれぞれn,n+1,n+2,n+3とし、それぞれの位相における変位テーブルに基づく従動軸の変位を、それぞれB,C,D,Eとする。
それぞれの位相における従動軸の変位の値を比較する。現在の駆動軸の位相がnであるとき(分配1(D1))、待機位置PWで待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(B−A)となる。次に、現在の駆動軸の位相以降の駆動軸の位相において、予測移動量を予測する。本実施形態においては、現在の駆動軸の位相がnであるとき(分配1(D1))において、次の分配2(D2)での駆動軸の位相n+1において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量を予測する。本実施形態における分配2(D2)での移動量は(C−A)となる。ここで、移動量のB−AとC−Aとを比較すると、C−Aの方が移動量が短くなるため、分配1(D1)においては従動軸の同期を見送り、従動軸は待機状態を継続する。
次に、駆動軸の位相がn+1となったとき(分配2(D2))を考える。このとき、待機位置PWにおいて待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(C−A)となる。そして、次の分配3(D3)での駆動軸の位相n+2において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量を予測する。本実施形態における分配3(D3)での移動量は(D−A)となる。ここで、移動量のC−AとD−Aとを比較すると、D−Aの方が移動量が短くなるため、分配2(D2)においても従動軸の同期を見送り、従動軸は待機状態を継続する。
次に、駆動軸の位相がn+2となったとき(分配3(D3))を考える。このとき、待機位置PWにおいて待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(D−A)となる。そして、次の分配4(D4)での駆動軸の位相n+3において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量を予測する。本実施形態における分配4(D4)での移動量は(E−A)となる。ここで、移動量のD−AとE−Aとを比較すると、E−Aの方が移動量が長くなるため、分配3(D3)において従動軸の位置決めを行い、駆動軸に同期する。
分配4(D4)においては、分配3(D3)において従動軸が駆動軸に同期しているため、従動軸は同期を継続して変位Eへの位置決めを行う。
このようにして、変位テーブルに基づいた従動軸の同期位置の決定と、実際の同期動作を行う。
図3は本実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSA1)従動軸の許容移動量DAを設定する。
・(ステップSA2)現在の駆動軸の位置における、駆動軸の位相(n)を取得する。
・(ステップSA3)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n)に対する従動軸の変位(B)を取得する。
・(ステップSA4)従動軸の待機位置Aからの同期移動量DS1(B−A)を取得する。
・(ステップSA5)同期移動量DS1が許容移動量DA以下であるかどうかを判定する。同期移動量DS1が許容移動量DA以下である場合(YES)はステップSA6に進み、同期移動量DS1が許容移動量DAより大きい場合(NO)はステップSA11に進む。
・(ステップSA6)次の分配周期での駆動軸の位相(n+1)を予測する。
・(ステップSA7)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n+1)に対する従動軸の変位(C)を取得する。
・(ステップSA8)従動軸の待機位置Aからの同期移動量DS2(C−A)を取得する。
・(ステップSA9)同期移動量DS1が同期移動量DS2以下であるかどうかを判定する。同期移動量DS1が同期移動量DS2以下である場合(YES)はステップSA10に進み、同期移動量DS1が同期移動量DS2より大きい場合(NO)はステップSA11に進む。
・(ステップSA10)従動軸の移動量を(B−A)として同期を開始する。
・(ステップSA11)待機状態を継続する。
なお、本実施形態においては、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1と、次の分配周期での同期移動量DS2とを比較する前に、同期移動量DS1と許容移動量DAとを比較しているが、従動軸があまり変位をしない場合などにおいては、同期移動量DS1と許容移動量DAとの比較を省略して、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1と、次の分配周期での同期移動量DS2との比較のみで、従動軸の同期開始位置を決定することも可能である。
また、本実施形態においては、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1に対して、次の分配周期での同期移動量DS2との比較のみで同期するための移動量を比較して従動軸の同期開始位置を決定したが、比較対象として、次回の演算周期における予測指令移動量、次回以降複数回の各演算周期における予測指令移動量、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令移動量のいずれかから選択可能とし、その中で現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1が最小であると判断したときに同期を開始するようにすることも可能である。
この例を図2に基づいて説明する。図2の例において、次回以降2回の各演算周期における予測指令移動量を比較するものとすると、現在の駆動軸の位相がnであるとき(分配1(D1))、待機位置PWで待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(B−A)となる。ここで、次の分配2(D2)での駆動軸の位相n+1において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(C−A)となる。また、さらに次の分配3(D3)での駆動軸の位相n+2において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(D−A)となる。ここで、移動量のB−A,C−A,D−Aとを比較すると、D−Aが最小であって、B−Aが最小ではないため、分配1(D1)においては従動軸の同期を見送り、従動軸は待機状態を継続する。以下、同様に繰り返し、現在の位置における移動量が最小となる時点において同期を開始する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、従動軸を駆動軸に同期するための移動量を比較して同期開始位置を決定したが、現在のポイントにおける同期するための速度と、現在以降の地点における同期するための速度とを比較して、現在のポイントにおける同期するための速度が最小であるときに同期を開始するようにすることもできる。
図4は本実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSB1)従動軸の許容移動速度SAを設定する。
・(ステップSB2)現在の駆動軸の位置における、駆動軸の位相(n)を取得する。
・(ステップSB3)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n)に対する従動軸の変位(B)を取得する。
・(ステップSB4)従動軸の待機位置Aからの同期速度SS1を取得する。
・(ステップSB5)同期速度SS1が許容移動速度SA以下であるかどうかを判定する。同期速度SS1が許容移動速度SA以下である場合(YES)はステップSB6に進み、同期速度SS1が許容移動速度SAより大きい場合(NO)はステップSB11に進む。
・(ステップSB6)次の分配周期での駆動軸の位相(n+1)を予測する。
・(ステップSB7)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n+1)に対する従動軸の変位(C)を取得する。
・(ステップSB8)従動軸の待機位置Aからの同期速度SS2を取得する。
・(ステップSB9)同期速度SS1が同期速度SS2以下であるかどうかを判定する。同期速度SS1が同期速度SS2以下である場合(YES)はステップSB10に進み、同期速度SS1が同期速度SS2より大きい場合(NO)はステップSB11に進む。
・(ステップSB10)従動軸の同期速度をSS1として同期を開始する。
・(ステップSB11)待機状態を継続する。
(第3の実施形態)
第1の実施形態においては、従動軸を駆動軸に同期するための移動量を比較して同期開始位置を決定したが、本実施形態においては、移動量との比較に加えて、移動する方向についても考慮して同期開始位置を決定している。以下、図5に基づいて説明する。
図5は、本実施形態の同期制御装置における従動軸の同期の様子を示した図である。本実施形態においては、駆動軸が同一方向に一定速度で動いているものとする。D1〜D4は制御装置の分配(分配1〜分配4)であり、分配1(D1)、分配2(D2)、分配3(D3)、分配4(D4)における、待機位置PWで待機している従動軸との差分が許容移動量D以下になっているものとする。このとき、分配1(D1)、分配2(D2)、分配3(D3)、分配4(D4)における駆動軸の位相をそれぞれn,n+1,n+2,n+3とし、それぞれの位相における変位テーブルに基づく従動軸の変位を、それぞれB,C,D,Eとする。
それぞれの位相における従動軸の変位の値を比較する。現在の駆動軸の位相がnであるとき(分配1(D1))、待機位置PWで待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(B−A)となる。次に、現在の駆動軸の位相以降の駆動軸の位相において、予測移動量を予測する。本実施形態においては、現在の駆動軸の位相がnであるとき(分配1(D1))において、次の分配2(D2)での駆動軸の位相n+1において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量を予測する。本実施形態における分配2(D2)での移動量は(C−A)となる。ここで、移動量のB−AとC−Aとを比較すると、B−Aの方が移動量が短くなる。しかし、次の分配2(D2)における駆動軸の位相n+1では、従動軸を同期させるための軸の移動の方向が分配1(D1)と逆となるため、分配1(D1)においては従動軸の同期を見送り、従動軸は待機状態を継続する。
次に、駆動軸の位相がn+1となったとき(分配2(D2))を考える。このとき、待機位置PWにおいて待機中の従動軸を駆動軸に同期させるための移動量は(C−A)となる。そして、次の分配3(D3)での駆動軸の位相n+2において、従動軸を駆動軸に同期させるための移動量を予測する。本実施形態における分配3(D3)での移動量は(D−A)となる。ここで、移動量のC−AとD−Aとを比較すると、C−Aの方が移動量が短くなる。また、分配2(D2)と分配3(D3)とでは、従動軸を同期させるための軸の移動の方向が同一となるため、分配2(D2)において従動軸の位置決めを行い、駆動軸に同期する。
分配3(D3)、分配4(D4)においては、分配2(D2)において従動軸が駆動軸に同期しているため、従動軸は同期を継続して変位D及び変位Eへの位置決めを行う。
このようにして、変位テーブルに基づいた従動軸の同期位置の決定と、実際の同期動作を行う。
図6は本実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSC1)従動軸の許容移動量DAを設定する。
・(ステップSC2)現在の駆動軸の位置における、駆動軸の位相(n)を取得する。
・(ステップSC3)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n)に対する従動軸の変位(B)を取得する。
・(ステップSC4)従動軸の待機位置Aからの同期移動量DS1(B−A)を取得する。
・(ステップSC5)同期移動量DS1の絶対値が許容移動量DA以下であるかどうかを判定する。同期移動量DS1の絶対値が許容移動量DA以下である場合(YES)はステップSC6に進み、同期移動量DS1の絶対値が許容移動量DAより大きい場合(NO)はステップSC12に進む。
・(ステップSC6)次の分配周期での駆動軸の位相(n+1)を予測する。
・(ステップSC7)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n+1)に対する従動軸の変位(C)を取得する。
・(ステップSC8)従動軸の待機位置Aからの同期移動量DS2(C−A)を取得する。
・(ステップSC9)同期移動量DS1による移動方向と、同期移動量DS2による移動方向とが同じであるかどうかを判定する。同じである場合(YES)はステップSC10に進み、同じでない場合(NO)はステップSC12に進む。
・(ステップSC10)同期移動量DS1の絶対値が同期移動量DS2の絶対値以下であるかどうかを判定する。同期移動量DS1の絶対値が同期移動量DS2の絶対値以下である場合(YES)はステップSC11に進み、同期移動量DS1の絶対値が同期移動量DS2の絶対値より大きい場合(NO)はステップSC12に進む。
・(ステップSC11)従動軸の移動量を(B−A)として同期を開始する。
・(ステップSC12)待機状態を継続する。
なお、本実施形態においても、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1と、次の分配周期での同期移動量DS2とを比較する前に、同期移動量DS1と許容移動量DAとを比較しているが、従動軸があまり変位をしない場合などにおいては、同期移動量DS1と許容移動量DAとの比較を省略して、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1と、次の分配周期での同期移動量DS2との比較のみで、従動軸の同期開始位置を決定することも可能である。
また、本実施形態においても、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1に対して、次の分配周期での同期移動量DS2との比較のみで同期するための移動量を比較して従動軸の同期開始位置を決定したが、比較対象として、次回の演算周期における予測指令移動量、次回以降複数回の各演算周期における予測指令移動量、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令移動量のいずれかから選択可能とし、現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1に基づく移動の方向と、複数回の各演算周期における予測指令移動量に基づく移動の方向が同じ方向である移動量の中で現在の駆動軸の位置における従動軸の同期移動量DS1が最小になると判断したときに同期を開始するようにすることも可能である。
(第4の実施形態)
第3の実施形態においては、従動軸を駆動軸に同期するための移動量を比較して同期開始位置を決定したが、現在のポイントにおける同期するための速度と、現在以降の地点における同期するための速度とを比較して、現在のポイントにおける同期するための速度が最小であるときに同期を開始するようにすることもできる。
図7は本実施形態における従動軸の同期位置の決定と同期動作の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSD1)従動軸の許容移動速度SAを設定する。
・(ステップSD2)現在の駆動軸の位置における、駆動軸の位相(n)を取得する。
・(ステップSD3)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n)に対する従動軸の変位(B)を取得する。
・(ステップSD4)従動軸の待機位置Aからの同期速度SS1を取得する。
・(ステップSD5)同期速度SS1が許容移動速度SA以下であるかどうかを判定する。同期速度SS1が許容移動速度SA以下である場合(YES)はステップSD6に進み、同期速度SS1が許容移動速度SAより大きい場合(NO)はステップSD12に進む。
・(ステップSD6)次の分配周期での駆動軸の位相(n+1)を予測する。
・(ステップSD7)変位テーブルに基づき、駆動軸の位相(n+1)に対する従動軸の変位(C)を取得する。
・(ステップSD8)従動軸の待機位置Aからの同期速度SS2を取得する。
・(ステップSD9)同期速度SS1による移動方向と同期速度SS2による移動方向が同じであるかどうかを判定する。同じである場合(YES)はステップSD10に進み、同じでない場合(NO)はステップSD12に進む。
・(ステップSD10)同期速度SS1が同期速度SS2以下であるかどうかを判定する。同期速度SS1が同期速度SS2以下である場合(YES)はステップSD11に進み、同期速度SS1が同期速度SS2より大きい場合(NO)はステップSD12に進む。
・(ステップSD11)従動軸の同期速度をSS1として同期を開始する。
・(ステップSD12)待機状態を継続する。
1 駆動側
2 従動側
4 サーボモータ
6 制御装置
10 CPU
12 ROM
14 RAM
16 CMOS
18 インターフェイス
20 PMC
22 I/Oユニット
24 インターフェイス
26 軸制御回路(駆動側)
28 軸制御回路(従動側)
42 サーボアンプ(駆動側)
44 サーボアンプ(従動側)
52 駆動軸モータ
54 従動軸モータ
60 表示器/MDIユニット
100 数値制御装置

Claims (8)

  1. 駆動軸の位相の各々に対して従動軸の変位を対応付けた変位テーブルが予め登録されており、前記変位テーブルに基づき駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御装置において、
    前記変位テーブルに基づき、現在の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動量である指令移動量を算出する指令移動量算出手段と、
    前記変位テーブルに基づき、現在以降の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動量である予測指令移動量を算出する予測指令移動量算出手段と、
    前記指令移動量と前記予測指令移動量とを比較する移動量比較手段と、を備え、
    前記移動量比較手段による比較結果が、前記予測指令移動量が前記指令移動量未満であるときは前記従動軸の同期を開始せず、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上であるときは同期を開始することを特徴とする同期制御装置。
  2. 前記従動軸の同期位置への移動量の最大値である許容移動量を設定し、
    前記指令移動量が前記許容移動量以下であり、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上である時に同期を開始することを特徴とする請求項1記載の同期制御装置。
  3. 前記予測指令移動量算出手段が算出する前記予測指令移動量は、
    次回の演算周期における予測指令移動量、次回以降複数回の各演算周期における予測指令移動量、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令移動量のいずれかから選択可能とし、
    前記移動量比較手段は、選択された予測指令移動量と前記指令移動量を比較して、前記指令移動量が最小となった時点で同期を開始することを特徴とする請求項1又は2記載の同期制御装置。
  4. 前記指令移動量算出手段により算出された前記指令移動量に基づく移動の方向と、前記予測指令移動量算出手段により算出された前記予測指令移動量に基づく移動の方向が同一で、前記予測指令移動量が前記指令移動量以上であるときに同期動作を開始することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同期制御装置。
  5. 駆動軸の位相の各々に対して従動軸の変位を対応付けた変位テーブルが予め登録されており、前記変位テーブルに基づき駆動軸の位相に対する従動軸の変位を求めて位置決めする同期制御装置において、
    前記変位テーブルに基づき、現在の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動速度である指令速度を算出する指令速度算出手段と、
    前記変位テーブルに基づき、現在以降の前記駆動軸の位相における、前記従動軸の同期位置への移動速度である予測指令速度を算出する予測指令速度算出手段と、
    前記指令速度と前記予測指令速度とを比較する速度比較手段と、を備え、
    前記速度比較手段による比較結果が、前記予測指令速度が前記指令速度未満であるときは前記従動軸の同期を開始せず、前記予測指令速度が前記指令速度以上であるときは同期を開始することを特徴とする同期制御装置。
  6. 前記従動軸の同期位置への移動速度の最大値である許容移動速度を設定し、
    前記指令速度が前記許容移動速度以下であり、前記予測指令速度が前記指令速度以上である時に同期を開始することを特徴とする請求項5記載の同期制御装置。
  7. 前記予測指令速度算出手段が算出する前記予測指令速度は、
    次回の演算周期における予測指令速度、次回以降複数回の各演算周期における予測指令速度、次回から前記駆動軸が1回転する期間の複数回の各演算周期における予測指令速度のいずれかから選択可能とし、
    前記速度比較手段は、選択された予測指令速度と前記指令速度を比較して、前記指令速度が最小となった時点で同期を開始することを特徴とする請求項5又は6記載の同期制御装置。
  8. 前記指令速度算出手段により算出された前記指令速度に基づく移動の方向と、前記予測指令速度算出手段により算出された前記予測指令速度に基づく移動の方向が同一で、前記予測指令速度が前記指令速度以上であるときに同期動作を開始することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の同期制御装置。
JP2014130043A 2014-06-25 2014-06-25 同期制御装置 Active JP5873140B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014130043A JP5873140B2 (ja) 2014-06-25 2014-06-25 同期制御装置
DE102015007840.2A DE102015007840B4 (de) 2014-06-25 2015-06-18 Synchronisationssteuervorrichtung
US14/748,449 US9622201B2 (en) 2014-06-25 2015-06-24 Synchronization of control device
CN201510358376.4A CN105223838B (zh) 2014-06-25 2015-06-25 同步控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014130043A JP5873140B2 (ja) 2014-06-25 2014-06-25 同期制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016009355A JP2016009355A (ja) 2016-01-18
JP5873140B2 true JP5873140B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=54839852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014130043A Active JP5873140B2 (ja) 2014-06-25 2014-06-25 同期制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9622201B2 (ja)
JP (1) JP5873140B2 (ja)
CN (1) CN105223838B (ja)
DE (1) DE102015007840B4 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6721307B2 (ja) * 2015-09-16 2020-07-15 ファナック株式会社 複数軸を備えた工作機械の制御装置
JP6262706B2 (ja) * 2015-11-25 2018-01-17 ファナック株式会社 カム形状データ作成装置及び同期制御装置
JP7124696B2 (ja) * 2018-12-27 2022-08-24 オムロン株式会社 同期制御装置、同期制御システム、同期制御方法及びシミュレーション装置
JP6939832B2 (ja) * 2019-03-15 2021-09-22 オムロン株式会社 制御装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4267458A (en) * 1972-04-26 1981-05-12 Westinghouse Electric Corp. System and method for starting, synchronizing and operating a steam turbine with digital computer control
JP2824588B2 (ja) * 1989-08-24 1998-11-11 株式会社エスジー サーボモータ同期制御方式
JP3010583B2 (ja) * 1989-12-31 2000-02-21 株式会社エスジー 複数軸の同調制御方式
JP2899075B2 (ja) * 1990-06-29 1999-06-02 三菱電機株式会社 同期駆動装置および同期駆動方法
JP2661422B2 (ja) * 1991-08-16 1997-10-08 三菱電機株式会社 加工装置および加工方法
JP3047628B2 (ja) * 1992-06-22 2000-05-29 富士電機株式会社 同期運転装置
US6725281B1 (en) * 1999-06-11 2004-04-20 Microsoft Corporation Synchronization of controlled device state using state table and eventing in data-driven remote device control model
JP3452899B2 (ja) * 2000-12-28 2003-10-06 ファナック株式会社 同期制御方法及び装置
JP3665008B2 (ja) * 2001-10-25 2005-06-29 ファナック株式会社 同期制御方法及び同期制御装置
US6997074B2 (en) * 2003-10-30 2006-02-14 Eaton Corporation Prediction of destination gear for progressive shift feature
SE0400091D0 (sv) * 2004-01-16 2004-01-16 Abb Ab Control system, method and computer program
JP4335124B2 (ja) * 2004-12-09 2009-09-30 ファナック株式会社 同期制御装置
JP4083767B2 (ja) * 2005-12-22 2008-04-30 ファナック株式会社 サーボモータを制御する数値制御装置
JP2007245247A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Fanuc Ltd プログラム確認機能を有する機械
JP4226629B2 (ja) * 2007-01-05 2009-02-18 ファナック株式会社 複数の軸を制御する数値制御装置及び数値制御装置を用いた同期制御方法
EP2012207B1 (en) * 2007-07-02 2016-11-23 Fanuc Corporation Numerical controller controlling acceleration and deceleration of respective control axes up to command speeds
JP4323542B2 (ja) * 2007-10-22 2009-09-02 ファナック株式会社 学習制御機能を備えた電動機の制御装置
JP4853842B2 (ja) * 2010-01-12 2012-01-11 株式会社安川電機 同期制御装置
JP4973792B1 (ja) * 2011-03-15 2012-07-11 オムロン株式会社 演算ユニット、出力制御方法、およびプログラム
JP5803337B2 (ja) * 2011-06-28 2015-11-04 オムロン株式会社 同期制御装置、同期制御方法、同期制御プログラム、および同期制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5642828B2 (ja) * 2013-03-28 2014-12-17 ファナック株式会社 二つの軸を互いに同期させる同期制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015007840A1 (de) 2015-12-31
CN105223838B (zh) 2017-07-11
US9622201B2 (en) 2017-04-11
DE102015007840B4 (de) 2018-07-26
US20150378326A1 (en) 2015-12-31
CN105223838A (zh) 2016-01-06
JP2016009355A (ja) 2016-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5873140B2 (ja) 同期制御装置
JP4099503B2 (ja) 回転軸の定位置停止制御装置
JP4382123B2 (ja) 制御モード切り換え機能を有する数値制御装置
JP5324679B1 (ja) 工作機械の送り軸を駆動するサーボモータを制御するサーボモータ制御装置
CN106239257A (zh) 机床的控制装置以及控制方法
JP2010211467A (ja) 可動部重量を推定する機能を有する工作機械を制御する数値制御装置
US8630732B2 (en) Method for avoiding an unwanted collision between a tool and a workpiece in a machine tool
JP5694431B2 (ja) 送り速度を制御する数値制御装置
US20140084838A1 (en) Numerical controller having function for switching between pressure control and position control
JP2007245247A (ja) プログラム確認機能を有する機械
JP6444934B2 (ja) モータ温度に応じて動作を変更する制御装置及び制御方法
JP6151667B2 (ja) 重畳制御の速度制御機能を有する数値制御装置
JP6423904B2 (ja) 工作機械の数値制御装置
US9071174B2 (en) Motor control device controlling a plurality of motors that drive one driven body
JP5823045B2 (ja) トルク制御装置
JP5573664B2 (ja) 数値制御装置、移動制御方法、移動制御プログラム及び記憶媒体
WO2014013550A1 (ja) 数値制御装置および数値制御システム
JP6464135B2 (ja) 数値制御装置
JP5873144B2 (ja) 穴あけ加工を制御する数値制御装置
US11294354B2 (en) Servo controller
JP5800886B2 (ja) 単一指令で複数の軸に指令を与える数値制御装置
JP7445006B2 (ja) 表示装置
JP2001134321A (ja) 数値制御装置
CN109308050B (zh) 数值控制装置
TWI399029B (zh) 馬達速度控制方法、馬達速度控制器及具有馬達速度控制器之製造系統

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5873140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150