JP5800886B2 - 単一指令で複数の軸に指令を与える数値制御装置 - Google Patents

単一指令で複数の軸に指令を与える数値制御装置 Download PDF

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Description

本発明は数値制御装置に関し、特に単一指令で複数の軸に指令を与えることが可能な数値制御装置に関する。
数値制御装置を用いて複数のモータを駆動して、ボールネジを介してテーブルや加工機を駆動して、ワークや工具を所望の位置に位置決めするようにする数値制御装置がある。このような数値制御装置においては、それぞれのモータに動作を指令して、ワークや工具を所望の位置に位置決めするように制御する必要がある。
このようにそれぞれのモータに異なった動作を指令する場合、従来は指令プログラムの設定をもとに指令回路を切り換えて行っていた。このような技術においては、制御軸数を拡張する際、指令プログラムを追加して、指令ケーブルや指令回路を増設することが必要であった。
図17は、従来の数値制御装置の構成を示した概要図である。20は数値制御装置であり、数値制御装置20にサーボ駆動装置40が接続されている。サーボ駆動装置40には、複数のサーボモータ50(50a〜50d)が接続されており、数値制御装置20から送られてくる軸指令に基づいて、それぞれのサーボモータ50を駆動するようにされている。
また、数値制御装置20には上位コントローラ30が接続されている。上位コントローラ30内には、サーボモータ50の台数に対応する数の複数のパルス発生器32(32a〜32d)と、複数の制御用信号発生器34(34a,34b)が設けられている。複数のパルス発生器32は、パルス発生器32aが数値制御装置20の入力チャネル1CH、パルス発生器32bが数値制御装置20の入力チャネル2CHというように、各入力チャネルに接続されている。
制御用信号発生器34は、制御する信号の種類の数に対応して設けられている。図17に示された例では、制御する信号の種類が信号1、信号2の2種類であるため、2台の制御用信号発生器34が設けられている。各制御用信号発生器34からは、サーボモータ50の台数に対応する数のパルスケーブル(本例では4本)によって、数値制御装置20と接続されており、それぞれのパルスケーブルによって、各サーボモータに対して独立した指令を与えるように構成されている。
特許文献1にも、従来技術と同様の技術が開示されている。特許文献1には、モーションコントロールモジュールに格納された命令の中から命令を選択して、各軸の制御装置に指令を与える技術が開示されている。
特開平10−340106号公報
従来技術においては、サーボモータ50の台数に対応する数のパルス発生器32と、パルスケーブルを備えている。そのため、軸に対して異なる指令を行うために、異なるサーボモータ50に対して指令を行う場合には、指令プログラムや指令回路を変更する必要がある。また、軸数やそれを駆動するサーボモータ50の数を拡張する場合には、その分の指令ケーブルや指令回路を増設する必要がある。
そこで本発明は、ハードウェアを削減して、効率よく軸や、それを駆動するモータの駆動を行うことができる数値制御装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明では、パルス発生器からの1つの指令パルスを受けて、複数の軸に対して指令を行う数値制御装置において、少なくとも1つの制御テーブルを記憶した記憶手段と、前記複数の軸へ指令を行う指令手段とを備え、前記制御テーブルは、前記指令パルスの係数を、前記軸毎に設定しており、前記指令手段は、前記制御テーブルに基づき、前記指令パルスと前記指令パルスの係数に基づいて、前記複数の軸へ指令を行うことを特徴とする数値制御装置が提供される。
本願の請求項2に係る発明では、アナログ電圧出力機器からの1つのアナログ電圧を受けて、複数の軸に対して指令を行う数値制御装置において、少なくとも1つの制御テーブルを記憶した記憶手段と、前記複数の軸へ指令を行う指令手段とを備え、前記制御テーブルは、軸毎に制御モードと、倍率とを設定し、前記制御モードは、速度制御を行う速度制御モードと、トルク制御を行うトルク制御モードを有し、前記指令手段は、前記制御テーブルの前記制御モードの種別と倍率に基づいて、前記複数の軸へ指令を行うことを特徴とする数値制御装置が提供される。
本願の請求項3に係る発明では、前記制御テーブルは、さらに制御用信号を設定し、該制御用信号として使用する信号の種類を軸毎に設定可能であり、前記制御テーブルの内容に基づいて、前記制御用信号を前記軸へ反映することを特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御装置が提供される。
本願の請求項4に係る発明では、機械における軸の構成や各軸の動作に応じて、前記制御テーブルの内容を更新する手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置が提供される。
本願の請求項5に係る発明では、前記記憶手段は複数の制御テーブルを記憶しており、使用する制御テーブルを専用信号により切り換える制御テーブル切り換え手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置が提供される。
本願の請求項6に係る発明では、前記記憶手段は複数の制御テーブルを記憶しており、使用する制御テーブルをセンサからの外部信号により切り換える制御テーブル切り換え手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置が提供される。
本発明により、ハードウェアを削減して、効率よく軸や、それを駆動するモータの駆動を行うことができる数値制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態の構成を示した概略図である。 本発明の実施形態の制御テーブルの一例を示した図である。 本発明の実施形態において、パルス発生器から指令を受ける場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態において、アナログ電圧入力機器から指令を受ける場合の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態をプレス加工に適用した例を説明する図である。 本発明の実施形態をプレス加工に適用した例を説明する図である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本発明の実施形態をプレス加工の軸の引き戻しに適用した例を説明する図である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本発明の実施形態をプレス加工に適用し、一部の軸を使用しない例を説明する図である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本発明の実施形態をプレス加工と切板加工に適用した例を説明する図である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 本実施例において用いられる制御テーブルの例である。 従来の数値制御装置の構成を示した概略図である。
(本発明の実施形態)
本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の構成を示す概要図である。サーボ駆動装置40と、サーボモータ50(50a〜50d)については、従来技術として示された図17と同様であり、数値制御装置20から送られてくる軸指令に基づいて、それぞれのサーボモータ50を駆動するようにされている。
数値制御装置20内には、複数の制御テーブル10(10a〜10d)が記憶されている。これらの制御テーブル10は、後述する制御テーブル専用信号発生器36やセンサ38からの制御テーブル切り換え指令に基づいて切り換えて使用される。
また、数値制御装置20には上位コントローラ30が接続されている。上位コントローラ30内には、パルス発生器32と、制御用信号発生器34と、制御テーブル専用信号発生器36とが設けられている。図17に示された従来技術においては、サーボモータ50の台数に対応する数の複数のパルス発生器32や、複数の制御用信号発生器34が設けられていたが、それぞれ1台ずつとされている点が異なっている。本実施形態においては、パルス発生器32は数値制御装置20の入力チャネル1CHに接続されている。
制御用信号発生器34は、図17に示された従来技術においては、数値制御装置20と接続するパルスケーブルがサーボモータ50の台数に対応して設けられていたが、本実施形態においては、1本のパルスケーブルで数値制御装置20と接続されている。
制御テーブル専用信号発生器36は、数値制御装置20に対して制御テーブル切り換え信号を発生し、数値制御装置20内に複数記憶された制御テーブル10の中から、有効となる制御テーブル10を切り換えるようにする。
また、数値制御装置20には、センサ38も接続されており、このセンサ38の検知結果に応じて発声する制御テーブル切り換え信号によっても、数値制御装置20内に複数記憶された制御テーブル10の中から、有効となる制御テーブル10を切り換えるようにすることもできる。
本実施形態においては、数値制御装置20に入力されるパルス指令や制御用信号を、制御テーブル10の内容に反映させて、サーボ駆動装置40に対して指令する。制御テーブル10では、後述するように、指令を送信するパルス発生器やアナログ電圧入力機器の各入力チャネル、位置、速度、トルク等の制御モード、位置の場合のパルス指令、速度モードの場合の速度、トルクモードの場合のトルクに対する係数、制御用信号として使用する信号を、軸毎に設定する。これらの制御テーブル10は、数値制御装置20の表示設定操作によって作成し、複数記憶された制御テーブル10の中から有効となる制御テーブルを信号によって切り換える。なお、本実施形態においては、制御テーブル10を数値制御装置20の表示設定操作によって作成しているが、上位コントローラ30において作成するようにすることも可能である。
このような方法でサーボ駆動装置40に指令すると、パルス発生器、パルスケーブル、信号ケーブルがサーボモータの数より少ない場合であっても、各軸を駆動するためのサーボモータ50に対して独立した指令を行うことが可能となり、ハードウェアを削減することが可能となる。
図2は、制御テーブル10の一例を示している。図2に示されているように、軸毎に(すなわち、それぞれの軸を駆動するサーボモータ毎に)、入力チャネル11、アナログ電圧入力チャネル12、制御モード13、パルス倍率14、速度倍率15、トルク倍率16、制御用信号17が設定されている。入力チャネル(11,12)、倍率(パルス倍率14、速度倍率15、トルク倍率16)、制御用信号17については、指定する必要がない場合には“−”とされている。
入力チャネル11は、パルス発生器32から指令を受ける軸に対して、パルス発生器32が接続されているチャネル番号を指定する。本実施形態においては、1台のパルス発生器32のみを用いているため、入力チャネルとして1CHが設定されている。
アナログ電圧入力チャネル12は、図示しないアナログ電圧入力機器から指令を受ける軸に対して、アナログ電圧入力機器が接続されているチャネル番号を指定する。本実施形態においては、アナログ電圧入力機器についても、1台のみ用いているため、アナログ電圧入力チャネル12として1CHが設定されている。
制御モード13は、制御方法について位置制御、速度制御、トルク制御の中から選択して設定されている。
パルス倍率14は、パルス発生器32から指令を受ける軸に対して、パルス発生器32から指令された単位時間あたりのパルス数に掛ける倍率が設定されている。数値制御装置20では、この単位時間あたりのパルス数にパルス倍率14で設定された倍率を掛けて、サーボ駆動装置40に出力する。
速度倍率15は、制御モード13として速度制御が設定されている軸に対して、図示しないアナログ電圧入力機器から指令された電圧に掛ける倍率が設定されている。数値制御装置20では、このアナログ電圧入力機器から指令された電圧に速度倍率15で設定された倍率を掛けて、サーボ駆動装置40に出力する。
トルク倍率16は、制御モード13としてトルク制御が設定されている軸に対して、図示しないアナログ電圧入力機器から指令された電圧に掛ける倍率が設定されている。数値制御装置20では、このアナログ電圧入力機器から指令された電圧にトルク倍率16で設定された倍率を掛けて、サーボ駆動装置40に出力する。
制御用信号17は、I/O機器に割り付ける信号を設定する。
次に、本実施形態における処理の流れを図面に基づいて説明する。図3は、パルス発生器32から指令を受ける場合の処理の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSA1)制御テーブル10で設定された入力チャネル11から指令パルスを受け取る。
・(ステップSA2)受け取った指令パルスの単位時間当たりのパルス数に、制御テーブル10で設定されたパルス倍率14の値を掛ける。
・(ステップSA3)接続されているI/O機器の信号スイッチがオンされているかどうかを判定する。オンされている場合(YES)は、ステップSA4に進み、オンされていない場合(NO)は、ステップSA6に進む。
・(ステップSA4)制御テーブル10において、制御用信号17として使用する信号が設定されているかどうかを判定する。制御用信号17として使用する信号が設定されている場合(YES)は、ステップSA5に進み、信号が設定されていない場合(NO)は、ステップSA6に進む。
・(ステップSA5)制御用信号17の内容を指令内容に反映する。
・(ステップSA6)サーボ駆動装置40に、パルス倍率14が掛けられたパルス数で指令して、位置制御を行い、終了する。
図4は、アナログ電圧入力機器から指令を受ける場合の処理の流れを示すフローチャートである。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSB1)制御テーブル10で設定されたアナログ電圧入力チャネル12からアナログ電圧を受け取る。
・(ステップSB2)制御モード13が速度制御モードであるかどうかを判定する。速度制御モードの場合(YES)は、ステップSB3に進み、速度制御モードではない場合(NO)は、トルク制御モードであるとして、ステップSB8に進む。
・(ステップSB3)受け取ったアナログ電圧の値に、制御テーブル10で設定された速度倍率15の値を掛ける。
・(ステップSB4)接続されているI/O機器の信号スイッチがオンされているかどうかを判定する。オンされている場合(YES)は、ステップSB5に進み、オンされていない場合(NO)は、ステップSB7に進む。
・(ステップSB5)制御テーブル10において、制御用信号17として使用する信号が設定されているかどうかを判定する。制御用信号として使用する信号が設定されている場合(YES)は、ステップSB6に進み、信号が設定されていない場合(NO)は、ステップSB7に進む。
・(ステップSB6)制御用信号17の内容を指令内容に反映する。
・(ステップSB7)サーボ駆動装置40に、速度倍率15が掛けられたアナログ電圧値で指令して、速度制御を行い、終了する。
・(ステップSB8)受け取ったアナログ電圧の値に、制御テーブル10で設定されたトルク倍率16の値を掛ける。
・(ステップSB9)接続されているI/O機器の信号スイッチがオンされているかどうかを判定する。オンされている場合(YES)は、ステップSB10に進み、オンされていない場合(NO)は、ステップSB12に進む。
・(ステップSB10)制御テーブル10において、制御用信号17として使用する信号が設定されているかどうかを判定する。制御用信号17として使用する信号が設定されている場合(YES)は、ステップSB11に進み、信号が設定されていない場合(NO)は、ステップSB12に進む。
・(ステップSB11)制御用信号17の内容を指令内容に反映する。
・(ステップSB12)サーボ駆動装置40に、トルク倍率16が掛けられたアナログ電圧値で指令して、トルク制御を行い、終了する。
(実施例1)
次に、本実施形態の構成を具体的に適用した実施例について説明する。図5及び図6は、本実施の形態をプレス加工に適用した例を説明する図であり、図7は、本実施例において用いられる制御テーブルの例である。
本実施例は、搬送機60で運ばれてくるワークを、流れ作業で数回に分けてプレスするプレス加工の例である。プレスする位置が各軸で異なるため、各軸の移動量を「パルス倍率」によって調整する。
図5に示されているように、搬送機60上にワーク80が順に運ばれてきてプレスされる。ワーク80の搬送方向に、順に第1軸51、第2軸52、第3軸53、第4軸54が設置されており、それぞれの軸の先端に金型(71,72,73,74)が接続されている。そして、軸毎にプレスする位置は異なっており、具体的には、第1軸51は移動量100、第2軸52は移動量150、第3軸53は移動量180、第4軸54は移動量200に設定されている。これらの移動量の違いは、パルス倍率の値で調整を行う。また、このときトルクリミット信号を有効として、各軸毎に目標位置までプレスを行う(図6参照)。
図7は、本実施例における制御テーブル10の例を示している。前提として、本実施例においては指令パルスが100パルスとされており、基本の移動量が100とされている。本実施例においては、1つのパルス発生器32を用いているため、いずれの軸についても入力チャネル11は1CHに設定されている。また、いずれの軸もプレス加工のための位置の制御を行うものであるため、制御モード13は位置制御に設定されている。
パルス倍率14は、指令パルスとして設定されている100パルスと、実際の移動量との関係を示す係数が設定されている。具体的には、移動量が100に設定されている第1軸はパルス倍率14が1.0、移動量が150に設定されている第2軸はパルス倍率14が1.5、移動量が180に設定されている第3軸はパルス倍率14が1.8、移動量が200に設定されている第4軸はパルス倍率14が2.0に設定されている。
制御用信号17としては、いずれの軸もトルクリミット信号に設定されている。トルクリミット信号は、オンのときにモータのトルク出力をリミット値でクランプさせる機能を有しており、機械を壊さないようにトルクを制限するために使用されている。この制御テーブル10においては、いずれの軸も制御用信号17がトルクリミット信号に設定されていたが、サーボオフ信号に設定されている場合もある。サーボオフ信号は、オンのときにサーボモータに電流を流さず、制御を行わない機能を有しており、軸を動かさない場合に使用されている。
これらの信号は、制御テーブル10が切り換わる度にI/O機器に割り付ける。そのため、I/O機器側のスイッチがオンになっていないと、送信する信号が有効に機能しない。制御テーブル10を使用する場合、このI/O機器側のスイッチは複数軸で共通して使用するため、常時オンにしておく。軸毎に信号をオン/オフする場合には、そのように設定した制御テーブルを切り換えて使用する。
次に、プレス加工した後に、軸を引き戻す例を説明する。図8は、本実施例を説明する図であり、図9は、本実施例において用いられる制御テーブルの例である。軸を引き戻す際には、図7に示された制御テーブル10から、上位コントローラ30の制御テーブル専用信号発生器36からの信号等により、図9に示される制御テーブル10に切り換える。
プレス加工時には、第1軸は移動量100、第2軸は移動量150、第3軸は移動量180、第4軸は移動量200で移動しているため、軸を引き戻す際には、反対方向に同じ量だけ引き戻す必要がある。そのため、図9に示される制御テーブル10では、プレス加工時に使用した、図7に示された制御テーブル10のパルス倍率14の値を、それぞれ絶対値が等しく正負を入れ換えた数値をパルス倍率14の値として用いている。
軸の引き戻しが終わったら、各軸に次のワークが搬送されて、またプレス加工の動作が行われる。
(実施例2)
本実施例においては、複数の軸のうち、一部の軸を使用しない場合を説明する。具体的には、第4軸を使用しない場合を説明する。図10は、本実施例を説明する図であり、図11は、本実施例におけるプレス加工時に用いられる制御テーブルの例、図12は、軸引き戻し時に用いられる制御テーブルの例である。図11及び図12に示されているように、使用しない第4軸については、制御用信号17として、トルクリミット信号に代えてサーボオフ信号を設定して、サーボモータ50に電流を流さない設定としている。また、制御用信号17の設定を代えることに加えて、図10に示されているように、第4軸にクランプ等をつけて、機械的に固定するようにすることも可能である。さらに、パルス倍率の値として0の値を設定することで、動かさないように設定することもできる。
(実施例3)
本実施例は、プレス加工と切板加工とで構成された例であり、図13は本実施例を説明するための図である。第1軸55には金型75が接続されており、第2軸56にはカッター76が接続されている。また、第3軸としては搬送機60が割り当てられている。まず、第1軸55において、プレス加工と軸の引き戻しを行い、その後搬送機60によって、第2軸56の位置に搬送し、センサがワークを感知したら搬送機60の搬送を停止させ、第2軸56の位置において、カッター76を用いてワークの余計な部分を切り落とす。
図14は、第1軸55におけるプレス加工時に用いられる制御テーブル10を示した図である。第1軸55に対して移動量200を規定するためのパルス倍率14の値として2.0が設定されており、制御用信号17としてトルクリミット信号が設定されている。第2軸56、第3軸(搬送機60)については、動作しないためパルス倍率14は0.0に設定されている。これにより、第1軸55でプレス加工が行われる。
図15は、第1軸55が目標位置に到達した後、上位コントローラ30の制御テーブル専用信号発生器36等からの信号により、切り換えられる制御テーブル10を示した図である。第1軸55に対しては、軸を引き戻すためのパルス倍率14の値として−2.0が設定されており、第3軸(搬送機60)に対しては、搬送機60の移動量500を規定するためのパルス倍率14の値として5.0が設定されている。これにより、第1軸55の引き戻しを行いつつ、ワークを第2軸56の位置に搬送する。
図16は、搬送機60による搬送で、センサがワークを検知により切り換えられる制御テーブル10を示した図である。第1軸55に対しては、制御用信号17としてサーボオフ信号を設定して、動作が行われないように設定し、第2軸56に対して移動量300を規定するためのパルス倍率14の値として3.0が設定されている。第2軸56については、プレス加工ではないため、制御用信号としてトルクリミット信号を設定する必要はない。
なお、本実施形態においては、制御テーブルに格納する計数として、パルス倍率、速度倍率、トルク倍率等の倍率の値を用いたが、必ずしも倍数の値に限られたものではなく、序数や累乗数など、他の係数を用いることも可能である。
本実施形態により、パルス発生器32の個数や、制御用信号指令用のパルスケーブル、制御用信号I/F、信号ケーブルの一部が削減可能となり、ハードウェアの削減が可能となる。
10 制御テーブル
11 入力チャネル
12 アナログ電圧入力チャネル
13 制御モード
14 パルス倍率
15 速度倍率
16 トルク倍率
17 制御用信号
20 数値制御装置
30 上位コントローラ
32 パルス発生器
34 制御用信号発生器
36 制御テーブル専用信号発生器
38 センサ
40 サーボ駆動装置
50 サーボモータ
51 第1軸
52 第2軸
53 第3軸
54 第4軸
55 第1軸
56 第2軸
60 搬送機
71,72,73,74 金型
75 金型
76 カッター
80 ワーク

Claims (6)

  1. パルス発生器からの1つの指令パルスを受けて、複数の軸に対して指令を行う数値制御装置において、
    少なくとも1つの制御テーブルを記憶した記憶手段と、
    前記複数の軸へ指令を行う指令手段とを備え、
    前記制御テーブルは、前記指令パルスの係数を、前記軸毎に設定しており、
    前記指令手段は、前記制御テーブルに基づき、前記指令パルスと前記指令パルスの係数に基づいて、前記複数の軸へ指令を行う
    ことを特徴とする数値制御装置。
  2. アナログ電圧出力機器からの1つのアナログ電圧を受けて、複数の軸に対して指令を行う数値制御装置において、
    少なくとも1つの制御テーブルを記憶した記憶手段と、
    前記複数の軸へ指令を行う指令手段とを備え、
    前記制御テーブルは、軸毎に制御モードと、倍率とを設定し、
    前記制御モードは、速度制御を行う速度制御モードと、トルク制御を行うトルク制御モードを有し、
    前記指令手段は、前記制御テーブルの前記制御モードの種別と倍率に基づいて、前記複数の軸へ指令を行う
    ことを特徴とする数値制御装置。
  3. 前記制御テーブルは、さらに制御用信号を設定し、該制御用信号として使用する信号の種類を軸毎に設定可能であり、
    前記制御テーブルの内容に基づいて、前記制御用信号を前記軸へ反映する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 機械における軸の構成や各軸の動作に応じて、前記制御テーブルの内容を更新する手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置。
  5. 前記記憶手段は複数の制御テーブルを記憶しており、使用する制御テーブルを専用信号により切り換える制御テーブル切り換え手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置。
  6. 前記記憶手段は複数の制御テーブルを記憶しており、使用する制御テーブルをセンサからの外部信号により切り換える制御テーブル切り換え手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の数値制御装置。
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