JP2006302208A - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の系統を制御する数値制御装置において、各系統で独立若しくは同期してパステーブルによる運転を可能とし、1つの系統でパステーブル運転中において、他の系統のパステーブル運転、NC文運転を可能とする。
【解決手段】 各系統毎に基準位置3-1,3-2備える。共通の基準位置(3-1)とするか、独自の基準位置(3-1,3-2)とするか切り替える手段5を設ける。1つの系統でのパステーブル(T-1,T-2)運転中、他の系統のパステーブル運転を指令し、他の系統のパステーブル運転を開始させたり、複数の系統で待ち合わせてパステーブル運転を可能とする。基準位置を共通とすれば、同一基準による同期したパステーブル運転ができ、独自の基準位置とすれば、各系統独立してパステーブル運転ができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械を制御する数値制御装置に関する。特に、テーブル形式で記憶されたデータに基づいて各軸を駆動制御する機能を有する数値制御装置に関する。
NCプログラムのブロックによる指令ではなく、予め各軸の移動量や位置をテーブル形式で記憶しておき、該テーブルに記憶されたデータに基づいて各軸を駆動制御することによって、従来のブロックによる指令にとらわれない自由な工具の動作が可能となり、加工時間の短縮や、加工の高精度化を実現した数値制御装置はすでに公知である。
例えば、時間毎又は回転角度毎に対する可動軸の位置を数値制御データとして記憶しておき、時間又は回転角度を監視し、記憶した時間又は回転角度に達する毎に、可動軸に対応する数値制御データを出力するようにした発明が知られている(特許文献1参照)。
又、基準位置に対するX軸、Z軸の指令位置を記憶するデータテーブルを設けておき、基準パルスをカウントするカウンタの値にオーバライド値をかけて基準位置を求めて、該基準位置に基づいて、データテーブルに記憶されたX軸、Z軸の指令位置を出力してX軸、Z軸を同期制御することにより、データテーブルに記憶されたデータによって駆動制御する場合でもオーバライドがかけられるようにし、さらには、指令位置間を直線的に接続するか、2次関数接続、3次関数接続等を指令できると共に、補助機能も指令できるようにした発明も知られている(特許文献2参照)。
図8〜図10は、この特許文献2等に記載され従来から実施されているテーブル形式データによる運転(以下パステーブル運転という)の概要図である。
この図8に示す例では、X軸用パステーブルTx、Z軸用パステーブルTzを備えている。図9は、X軸用パステーブルTxの例を示すもので、基準位置に対して、X軸の位置が記憶されているものである。図10は、この図9に示したX軸用パステーブルTxに基づいて移動したX軸の位置を示すグラフである。
同様にZ軸用パステーブルTzにもZ軸の位置が基準位置に対して記憶されている。又、主軸に取り付けられたポジションコーダからのパルス(主軸位置)又は基準とする外部パルス発生部からの時間を基準とする基準パルスが、カウンタ1に入力され計数される。このカウンタ1の計数値にオーバライド手段に設定されているオーバライド値が乗算器2で乗じられ基準位置カウンタ3に格納される。この基準位置カウンタ3は、パステーブル運転が指令された時点でリセットとされる。基準位置カウンタ3の値が基準位置としてX軸,Z軸パステーブル補間処理部4x,4zに入力される。X軸,Z軸パステーブル補間処理部4x,4zでは、X軸パステーブルTx、Z軸パステーブルTzを参照して基準位置に対するX,Z軸の指令位置を求め、処理周期での移動量を求め該移動量を指令として各制御軸モータ5x,5zに出力し、X,Z軸を基準位置に合わせて同期運転するものである。
特開昭59−177604号公報 特開2003−303005号公報
多軸多系統旋盤等でパステーブル運転を実施する場合、従来の数値制御装置は基準となる時間あるいは主軸位置が共通であることから、各系統で独立してパステーブル運転による加工を行うことはできない。他の系統の加工完了を待って実行する必要がある。又、ある系統でパステーブル運転中は、他の系統で通常のNC文による動作を実行することができなかった。
そこで、本発明の目的は、複数の系統を制御する数値制御装置において、各系統で独立してパステーブル運転を可能とすると共に、1つの系統でパステーブル運転中において、他の系統のパステーブル運転、NC文運転を可能とした数値制御装置を提供することにある。
本願請求項1に係る発明は、複数の系統毎の運転を可能にする数値制御装置において、前記系統毎にNC文の運転をする第1の運転手段と、記憶手段に基準位置に対する各系統の各軸位置を指令するテーブル形式データを格納し、該テーブル形式データを用いて各軸モータを駆動させ運転をする第2の運転手段と、前記第1および第2の運転手段を切り替える切り替え手段を具備し、NC文でもテーブル形式データでも運転を可能とした。又、請求項2に係る発明は、前記記憶手段に記憶されるテーブル形式データを、各系統毎との独自の基準位置に基づいた軸位置データとした。さらに、請求項3に係る発明は、複数系統のテーブル形式データの運転を待ち合わせる手段を備えるようにした。
請求項4に係る発明は、前記記憶手段に記憶されるテーブル形式データを、前記各系統間で共通した基準位置に基づいた軸位置データとした。請求項5に係る発明は、前記基準位置を系統間で共通とするか各系統で独立とするかを切り替える手段を有するものとした。請求項6に係る発明は、ある系統のテーブル形式データによる運転から他の系統のテーブル形式データによる運転を開始させる手段を備えるものとした。請求項7に係る発明は、ある系統のNC文から他の系統のテーブル形式データによる運転を開始させる手段を備えるものとした。請求項8に係る発明は、前記基準位置を、時間あるいは主軸(ここで主軸とは、一方向に回転する軸をいう)位置を基準とするものとした。
複数系統を制御し運転する多系統数値制御装置において、NC文でもテーブル形式データでも運転ができ、テーブル形式データの基準としては、共通の基準でも、系統毎の独自の基準でも運転可能となる。又、NC文又はテーブル形式データによる運転中に、他の系統のテーブル形式データによる運転開始を指令できる。又、2つ以上の系統の待ち合せをしてテーブル形式データによる運転ができる。
図1は、本発明の一実施形態における複数系統のパステーブル運転の概要説明図である。本実施形態では、図8に示した従来のパステーブル運転を系統毎に備えているものであり、図1では、2つの系統を備えた例を示している。
系統1、系統2毎にそれぞれのパステーブルT-1、T-2、基準位置カウンタ3-1、3-2、パステーブル補間処理部4-1,4-2を備え、系統毎のモータM-1x,M-1z、M-2x,M-2zを備えている。
又、主軸に取り付けられたポジションコーダからのパルス(主軸位置)又は基準とする外部パルス発生部からの時間を基準とする基準パルスが、カウンタ1に入力され計数される。このカウンタ1の計数値にオーバライド手段に設定されているオーバライド値が乗算器2で乗じられ、この乗算器2の出力が各基準位置カウンタ3-1,3-2に入力される構成となっている。又、各基準位置カウンタ3-1,3-2は、それぞれ独自にリセットが可能であると共に、それぞれ更新を停止、再開させることができる構成となっている。なお、基準位置として主軸位置を用いた場合、ポジションコーダからの帰還パルスはすでに主軸回転数にオーバライドが掛けられて発生しているものであるから、カウンタ1の値に掛けられるオーバライド値は1となる。なお、主軸の指令パルスを計数してもよい。
さらに、各系統間で基準位置を同一として同期してパステーブル運転を可能とするために、いずれかの系統の基準位置を共通基準位置として設定し、この基準位置に基づいて各系統を同期パステーブル運転ができるようにしている。この実施形態では系統1の基準位置カウンタ3-1の出力を系統2のパステーブル補間処理部4-2に出力できるようにしており、系統2では、共通の基準位置(基準位置カウンタ3-1の出力)を選択するか、自己の基準位置(基準位置カウンタ3-2の出力)を選択するための切り替え手段5を備えている。
切り替え手段5で共通基準位置を選択した場合、系統1も系統2も基準位置カウンタ3-1の出力である基準位置と各系統のパステーブルT-1,T-2によって各系統のパステーブル補間処理部4-1,4-2は、補間処理して各系統のモータM-1x,M-1z,M-2x,M-2zを駆動制御して系統1,2が同期してパステーブル運転がなされることになる。
又、切り替え手段5を系統独自の基準位置を選択した場合には、各系統の各基準位置カウンタ3-1,3-2の出力がそれぞれの系統の基準位置として各系統のパステーブル補間処理部4-1,4-2に入力されることになる。そして、各基準位置カウンタ3-1,3-2は、そのリセットを独自に行うことができることから、全く独自にそれぞれパステーブル運転を実施することができる。
図2は、本実施形態の多系統を制御し、それぞれのパステーブル運転を可能とする数値制御装置10の要部ブロック図である。
CPU11は数値制御装置10を全体的に制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12に格納されたシステムプログラムを、バス20を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表示データ及び表示器/MDIユニット70を介してオペレータが入力した各種データが格納される。CMOSメモリ14は図示しないバッテリでバックアップされ、数値制御装置10の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。CMOSメモリ14中には、インターフェイス15を介して読み込まれた加工プログラムや表示器/MDIユニット70を介して入力された加工プログラム等が記憶される。さらに、前述した各系統のパステーブルT-1,T-2が予め格納されている。
インターフェイス15は、数値制御装置10と外部機器との接続を可能とするものである。PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)16は、数値制御装置10に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置にI/Oユニット17を介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU11に渡す。
表示器/MDIユニット70はCRTや液晶等で構成されるディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インターフェイス18は表示器/MDIユニット70のキーボードからの指令,データを受けてCPU11に渡す。インターフェイス19は操作盤71に接続され、操作盤71からの各種指令を受け取るようになっている。
さらに、系統1〜nの各軸モータMを制御する軸制御回路がバス20に接続され、CPU11から、各系統の各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプに出力し、サーボアンプはこの指令を受けて、各軸のサーボモータMを駆動する。各軸のサーボモータMは位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置、速度フィードバック信号を軸制御回路にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、図2では、位置・速度のフィードバックについては省略している。
また、少なくとも1つ以上の系統には、主軸モータSMを備えており、スピンドル制御回路がCPU11から主軸回転指令を受け、スピンドルアンプを介して主軸を駆動する主軸モータ駆動する。ポジションコーダPCは、主軸の回転に同期して帰還パルス(基準パルス)及び1回転信号をスピンドル制御回路にフィードバックし、速度制御を行う。この帰還パルス及び1回転信号は、スピンドル制御回路を介してCPU11によって読み取られ、帰還パルス(基準パルス)はRAM13に設けられたカウンタ(図1におけるカウンタ1)で計数される。なお、主軸の指令パルスを計数してもよい。
図3は、この数値制御装置の各系統で所定周期毎実行される動作処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。
CPU11は、パステーブル運転を記憶するフラグFが「1」にセットされているか判断し(ステップa1)、セットされていなければ、NC文より1ブロック読み出し(ステップa2)、読み出したブロックの指令が他の系統のパステーブル運転指令か判断し(ステップa3)、他の系統のパステーブル運転指令であれば、他の系統へパステーブル運転指令を出力する(ステップa4)。他の系統では、このパステーブル運転指令で、パステーブル運転を記憶するフラグFを「1」にセットしてパステーブル運転を開始する。一方、ステップa3で他の系統へパス運転指令ではないと判断されたときは、自己の系統に対するパステーブル運転指令か判断し(ステップa5)、自己に対するパステーブル運転指令であれば、フラグFを「1」にセットし(ステップa6)、ステップ1に戻る。又、自己に対するパステーブル運転指令でもなければ、このブロックにより指令された処理を実行する(ステップa7)。
一方、ステップa1でフラグFが「1」にセットされていることが検出されると、指令されているパステーブルでの運転を開始する(ステップa8)。このパステーブル運転については後述する。パステーブル運転が終了すると(ステップa9)、フラグFを「0」にセットし(ステップa10)、ステップa1に戻る。その結果、次の周期からは、NC文による処理、運転が実行されることになる。
図4は、パステーブル運転中に他の系統のパステーブルを指令する実施形態のパステーブル運転処理のフローチャートである。この場合、切り替え手段5によってモードを選択し、共通基準位置によって複数の系統をパス運転させることも、各系統独自の基準位置によってパステーブル運転することもできるものである。なお、パステーブル運転を開始する際には、基準位置はリセットされる。
又、このパステーブル運転中に他の系統のパステーブルを指令する実施形態に用いるパステーブルの一例を図5に示す。この図5の系統では、X軸に対するパステーブルT-1の例を示しており、他の軸に対しても同様なパステーブルが設けられている。
基準位置に対して、X軸の位置が設定記憶されており、かつ、他の系統への開始指令も基準位置に基づいて設定記憶されている。図5では、基準位置がL0では、X軸はX0の位置、基準位置がL1では、X軸はX1の位置が指令されると共に系統2,3に対してパステーブル運転開始指令が設定記憶されている。又、基準位置がL2では、X軸はX2の位置が指令され、基準位置がL3では、X軸はX3の位置が指令されると共に系統4に対してパステーブル運転開始指令が設定記憶されている。
そこで、パステーブル運転を開始すると、CPU11は図4に示す処理を開始し、まず、順次更新される基準位置Lを読み取り(ステップb1)、該読み取った基準位置Lに近く且つ大きい指令基準位置のデータをパステーブルより読み取る(ステップb2)。なお、基準位置は増大方向に変化しているものとしている。そして、現在基準位置Lよりも大きい指令基準位置であるか判断し(ステップb3)、あればその指令基準位置に対して指令されている指令位置を読み取ると共に他の系統へのパステーブル運転開始指令が設定されているか判断する(ステップb4)、指令基準位置がない場合はこのパステーブル運転終了を意味するが、指令基準位置があり、他の系統へのパステーブル運転開始指令が設定記憶されている場合には、該他の系統へパステーブル運転開始を指令し(ステップb5)、ステップb6に移行する。又、他の系統へのパステーブル運転開始指令が設定記憶されていない場合は、ステップb4から直接ステップb6に移行する。ステップb6では、現在の基準位置から読み取った基準位置までの間に該基準位置に対して指令されている軸位置を目標位置として所定周期毎、補間処理を行い(ステップb6)、基準位置を読み取り(ステップb7)、読み取った基準位置が指令された基準位置に達したか判断し(ステップb8)、達してなければ、ステップb6からステップb8の処理を所定周期毎実行する。
図5に示すパステーブルT-1の場合、まず指令基準位置L0が読み出され、該指令基準位置L0と共の指令されている位置X0が読み出され、他の系統へのパステーブル運転開始指令がないことから、現在基準位置から指令基準位置L0の間に指令位置X0に達するように所定周期毎、補間処理がなされ、当該系統の軸制御回路に出力されてモータが駆動される。
そして、基準位置が指令基準位置に達するとステップb2に戻り、前述した処理を行うが、図5に示すパステーブルT-1の場合、次の基準位置L1に対する指令位置X1が読み込まれると共に、系統2,3へのパス運転指令S23が読み込まれることから、系統2,3へのパステーブル運転指令がステップb5で出力されることになる。
以上のようにして、順次パステーブル運転が行われ、図5のパステーブルT-1において、基準位置L3が読み込まれたとき、系統4へのパステーブル運転指令S4が設定されているから、系統4へパステーブル開始指令が出力され、現在の基準位置から指令基準位置L3までの間に位置X3へ移動する補間処理がなされることになる。そして、基準位置がこの指令基準位置L3に達し、ステップb2に戻って次の指令基準位置を読み出そうとしても、パステーブルT-1には次の基準位置が設定されていないことから、このパステーブル運転は終了する。
以上が、図5に示したパステーブルT-1により、パステーブル運転中に他の系統へのパステーブル運転開始指令を出力できる動作処理である。この場合、各系統は共通の基準位置を用いても、各系統の独自の基準位置を用いてもよいものである。独自の基準位置を用いる場合には、パステーブル運転指令を受けた時点で自己の基準位置(図1に示す自己の基準位置カウンタ3-2)をリセットし、パステーブル運転を開始することになる。
図6,図7は、パステーブル運転中、複数の系統間で待つ合わせ動作を行う例の実施形態であり、図6は、この実施形態での動作処理のアルゴリズムを示すフローチャートであり、図7は、この実施形態で使用するパステーブルの一例である。この実施形態では、系統1と系統2が待ち合わせ動作を行う例をあげている。図7(a)は、系統1で使用するパステーブルT-1の例であり、図7(b)は系統2で使用するパステーブルT-2の例である。又、この系統待ち合わせを行うパステーブル運転は、基準位置はそれぞれ自己の基準位置を用いて行われるものである。
CPU11は、まず、順次更新される基準位置Lを読み取り(ステップc1)、該読み取った基準位置Lに近く且つ大きい指令基準位置のデータをパステーブルT-1より読み取る(ステップc2)。そして、現在基準位置Lよりも大きい指令基準位置であるか判断し(ステップc3)、あればその指令基準位置に対して指令されている指令位置を読み取ると共に他の系統から待ち合わせ指令が入力されていないか判断する(ステップc4)。対応する指令基準位置がパステーブルT-1にあり、待ち合わせ指令も入力されていなければ、ステップc9に進み、現在の基準位置から読み取った基準位置までの間に該基準位置に対して指令されている軸位置を目標位置として所定周期毎、補間処理を行い(ステップc9)、基準位置を読み取り(ステップ10)、読み取った基準位置が指令された基準位置に達したか判断し(ステップc11)、達してなければ、ステップc9からステップc11の処理を所定周期毎実行する。そして、基準位置が読み取った指令基準位置に達したならばステップc2に戻り、前述した処理を実行する。
又、読み出した指令基準位置と共に系統待ち合わせ指令が設定記憶されていたときには、ステップc4からステップc5に移行し、他の系統からすでに待ち合わせ信号が来ているか判断し、来ていれば、そのままステップc9に進み、前述したステップc9以下の処理を実行する。又、他の系統から系統待ち合わせ指令が来ていなければ、ステップc5からステップc6に進み、他の系統に系統待ち合わせ指令を出力し、基準位置の更新を停止させ(ステップc6)、他の系統から系統待ち合わせ指令がくるまで待つ(ステップc7)。そして、他の系統から待ち合わせ指令が入力されると、基準位置の更新を再開し、ステップc9に進み、前述したステップc9以下の処理を実行する。
図7に示したパステーブルT-1,T-2の例では、系統1では、最初に基準位置La0と該基準位置に対して設定されている軸位置Xa0がよみだされ(ステップc1、c2)、系統待ち合わせ指令が設定されていないので、この指令基準位置と指令軸位置に基づいて補間処理がなされる。そして、次の指令基準位置La1と指令軸位置Xa1を読み出したとき、系統待ち合わせ指令P12(系統1と系統2の待ち合わせ指令)が設定されていることから、系統2から系統待ち合わせ指令が入力されていないか判断し、入力されていなければ、系統待ち合指令を系統2に出力すると共に、基準位置の更新を停止し保持する(ステップc4〜c6)。この場合、基準位置はLa1に保持されることになる。
一方、系統2においても、図7(b)に示すパステーブルT-2で運転を実行しており、指令基準位置Lb3を読み出し、該指令基準位置Lb3に対して系統待ち合わせP12が設定記憶されていることから、この系統待ち合わせ指令を系統1に出力する。系統1では、この系統待ち合わせ指令を受けて、ステップc11に進み基準位置の更新を再開し、ステップc9に進み、基準位置がLa1、軸位置がXa1に達するまで補間処理がなされ、系統1の軸制御回路へ移動指令が出力される。なお、系統2においても、系統待ち合わせ指令を系統1から受信することによって、基準位置がLb3、軸位置がXb3に達するまで補間処理がなされ、パステーブル運転が続行されることになる。
本発明の一実施形態における複数系統のパステーブル運転の概要説明図である。 同実施形態の数値制御装置の要部ブロック図である。 同実施形態での各系統で所定周期毎実行される動作処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 パステーブル運転中に他の系統のパステーブルを指令する実施形態のパステーブル運転処理のフローチャートである。 パステーブル運転中に他の系統のパステーブルを指令する実施形態に用いるパステーブルの一例の説明図である。 パステーブル運転中、複数の系統間で待つ合わせ動作を行う実施形態での動作処理のアルゴリズムを示すフローチャートである。 複数の系統間で待つ合わせ動作を行う実施形態で使用するパステーブルの一例の説明図である。 従来のパステーブル運転の概要説明図である。 同従来のパステーブル運転におけるパステーブルの一例の説明図である。 図9に示すパステーブルでの軸移動の説明図である。
符号の説明
1 カウンタ
2 乗算器
3 基準位置カウンタ
M、M-1x,M-1z,M-2x,M-2z サーボ
SM 主軸サーボ
PC ポジションコーダ
10 数値制御装置

Claims (8)

  1. 複数の系統毎の運転を可能にする数値制御装置において、
    前記系統毎にNC文の運転をする第1の運転手段と、記憶手段に基準位置に対する各系統の各軸位置を指令するテーブル形式データを格納し、該テーブル形式データを用いて各軸モータを駆動させ運転をする第2の運転手段と、前記第1および第2の運転手段を切り替える切り替え手段を具備することを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記記憶手段に記憶されるテーブル形式データは、各系統毎の独自の基準位置に基づいた軸位置データである請求項1に記載の値制御装置。
  3. 複数系統のテーブル形式データの運転を待ち合わせる手段を具備した請求項2に記載の数値制御装置。
  4. 前記記憶手段に記憶されるテーブル形式データは、前記各系統間で共通した基準位置に基づいた軸位置データである請求項1に記載の値制御装置。
  5. 前記基準位置を系統間で共通とするか各系統で独立とするかを切り替える手段を具備した請求項1記載の数値制御装置。
  6. ある系統のテーブル形式データによる運転から他の系統のテーブル形式データによる運転を開始させる手段を具備した請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
  7. ある系統のNC文から他の系統のテーブル形式データによる運転を開始させる手段を具備した請求項1記載の数値制御装置。
  8. 前記基準位置は、時間あるいは主軸位置を基準とした請求項1乃至7の内いずれか1項に記載の数値制御装置。
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