JP6444934B2 - モータ温度に応じて動作を変更する制御装置及び制御方法 - Google Patents

モータ温度に応じて動作を変更する制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、工作機械のマスタ軸及びスレーブ軸を駆動するモータの温度に応じて、該工作機械の動作を変更する機能を備えた制御装置、及び該工作機械の制御方法に関する。
モータにより駆動される主軸や送り軸を有する工作機械では、その主軸において、重切削加工や加減速頻度の高い加工を行うと、モータ温度が上昇し、主軸駆動用モータがオーバヒートになることがある。このような不具合を回避するため、例えば特許文献1には、可動体を駆動するサーボモータの温度を検出し、検出された温度に応じて可動体の加減速時定数を変更してモータのトルクを下げることにより、サーボモータを制御する技術が記載されている。
また、特許文献2には、送り軸モータの温度を予測演算して温度データを作成し、該温度データと予め記憶した所定の温度データとを比較し、その比較結果に応じて送り軸の加減速時定数を変更する技術が記載されている。
更に、特許文献3には、横編機のキャリッジ駆動用モータの平均負荷トルクに基づいて仮想的なモータ温度を算出し、仮想温度が許容値を超えているときに、モータへの印加電力を低減させる技術が記載されている。
特開2003−9563号公報 特開平09−179623号公報 特開2009−41130号公報 特開2013−85388号公報 特開2015−75994号公報
しかし、上記の特許文献1乃至3に係る発明は、マスタスレーブ同期方式で動作する駆動システムに適用可能ではなかった。
具体的には、マスタスレーブ同期方式で動作する駆動システムは、例えば図7のブロック図に示すような構成を有する。マスタ軸モータ522Aとスレーブ軸モータ522Bとを同期駆動させる駆動システム500は、数値制御部520とマスタ軸モータ駆動部521Aとスレーブ軸モータ駆動部521Bとを備え、マスタ軸モータ駆動部521Aはマスタ軸モータ522Aを、スレーブ軸モータ駆動部521Bはスレーブ軸モータ522Bを駆動させる。
数値制御部520には、マスタ軸動作指令作成部531が設けられており、該マスタ軸動作指令作成部531によって作成されたマスタ軸動作指令は、通信回路532−1を介して、マスタ軸モータ駆動部521A内のマスタ軸動作指令受信部533に送信される。マスタ軸モータ駆動部521A内の制御部534−Aは、上記のマスタ軸動作指令受信部533から受信したマスタ軸動作指令とマスタ軸モータ522Aの駆動の結果生じる位置フィードバック情報とに基づき、マスタ軸モータ522Aの駆動を制御する。
また、マスタ軸モータ522Aの駆動の結果生じる位置フィードバック情報は、通信回路532−2を介して、スレーブ軸モータ駆動部521Bに伝送される。伝送された該位置フィードバック情報には、所定の同期比が乗算されて、スレーブ軸モータ駆動部521B内の制御部534−Bに送信される。制御部534−Bは受信した該位置フィードバック情報と、スレーブ軸モータ522Bからの位置フィードバック情報とに基づき、スレーブ軸モータ522Bを駆動させる。これにより、マスタ軸モータ522Aとスレーブ軸モータ522Bとの同期駆動が実現される。
ここで、例えば特許文献1から特許文献3に係る発明を、図1に記載のマスタスレーブ同期方式で動作する駆動システム500に適用しても、スレーブ軸のオーバヒートを回避することは出来なかった。具体的には、特許文献1から特許文献3に係る発明を図1に記載の駆動システム500に適用した場合、マスタ軸のオーバヒートを防ぐためにマスタ軸モータ522Aの駆動を制御しても、スレーブ軸モータ522Bは、仮にその温度が上昇しても独自に制御することが出来ないため、スレーブ軸のオーバヒートが生じる可能性があった。
そこで本発明は、マスタ軸及びスレーブ軸双方のオーバヒートを防ぐことが可能な、モータ温度に応じて動作を変更する制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る制御装置(例えば、後述の制御装置100、200)は、マスタ軸モータ(例えば、後述のマスタ軸モータ122A、222A)を駆動するマスタ軸モータ駆動部(例えば、後述のマスタ軸モータ駆動部121A、221A)と、スレーブ軸モータ(例えば、後述のスレーブ軸モータ122B、222B)を駆動するスレーブ軸モータ駆動部(例えば、後述のスレーブ軸モータ駆動部121B、221B)と、前記マスタ軸モータ駆動部に対してマスタ軸動作指令を送信する数値制御部(例えば、後述の数値制御部120、220)とを備え、前記マスタ軸モータ駆動部は、前記数値制御部から受信した前記マスタ軸動作指令に基づき、前記マスタ軸モータを駆動させ、前記スレーブ軸モータ駆動部は、前記マスタ軸モータから前記マスタ軸モータ駆動部経由で受信した位置フィードバック情報に基づき、前期マスタ軸モータと同期するように前記スレーブ軸モータを駆動させる、工作機械の制御装置であって、前記マスタ軸モータ駆動部は、前記マスタ軸モータの温度を取得する第一の温度取得部(例えば、後述の温度取得部135A、236A)を備え、前記スレーブ軸モータ駆動部は、前記スレーブ軸モータの温度を取得する第二の温度取得部(例えば、後述の温度取得部135B、236B)を備え、前記数値制御部は、前記第一の温度取得部から受信した前記マスタ軸モータの温度が第一の所定値を超えたか、または、前記第二の温度取得部から受信した前記スレーブ軸モータの温度が第二の所定値を超えた際、前記マスタ軸モータの出力を制限するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令(例えば、後述のマスタ軸動作指令作成部131、231によって作成される指令)を作成する。
更に好適には、前記マスタ軸モータ駆動部は、前記マスタ軸モータが加減速動作を行っているか、加減速以外の動作を行っているかを判定する加減速判定部(例えば、後述の加減速判定部235)と、前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定する第一の温度変化量推定部(例えば、後述の第1温度変化量推定部237A)と、前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定する第二の温度変化量推定部(例えば、後述の第2温度変化量推定部238A)とを備え、前記スレーブ軸モータ駆動部は、前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定する第三の温度変化量推定部(例えば、後述の第3温度変化量推定部237B)と、前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定する第四の温度変化量推定部(例えば、後述の第4温度変化量推定部238B)とを備え、前記数値制御部は、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果、及び、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第四の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果の少なくとも一方に基づいて、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する。
更に好適には、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分より大きい場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第四の温度変化分によって推定された温度変化分より大きい場合は、前記数値制御部は、前記マスタ軸モータの加減速時出力が制限されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する制御装置とするとよい。
更に好適には、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分より小さい場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第四の温度変化量推定部によって推定された温度変化分より小さい場合は、前記数値制御部は、前記マスタ軸に対する加工時負荷が制限されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する制御装置とするとよい。
更に好適には、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との差分が所定値以内にある場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第四の温度変化部によって推定された温度変化分との差分が所定値以内にある場合は、前記数値制御部は、前記マスタ軸モータの加減速時出力と前記マスタ軸に対する加工時負荷とが制限されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する制御装置とするとよい。
本発明に係る制御方法は、マスタ軸モータを駆動するマスタ軸モータ駆動部と、スレーブ軸モータを駆動するスレーブ軸モータ駆動部と、前記マスタ軸モータ駆動部に対してマスタ軸動作指令を送信する数値制御部とを用い、前記マスタ軸モータ駆動部が、前記数値制御部から受信した前記マスタ軸動作指令に基づき、前期マスタ軸モータと同期するように前記マスタ軸モータを駆動させるステップと、前記スレーブ軸モータ駆動部が、前記マスタ軸モータから前記マスタ軸モータ駆動部経由で受信した位置フィードバック情報に基づき、前記スレーブ軸モータを駆動させるステップと、を含む工作機械の制御方法であって、前記マスタ軸モータ駆動部が有する第一の温度取得部が、前記マスタ軸モータの温度を取得するステップと、前記スレーブ軸モータ駆動部が有する第二の温度取得部が、前記スレーブ軸モータの温度を取得するステップと、前記数値制御部が、前記第一の温度取得部から受信した前記マスタ軸モータの温度が第一の所定値を超えたか、前記第二の温度取得部から受信した前記スレーブ軸モータの温度が第二の所定値を超えた際、前記マスタ軸モータの出力を制限するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令を作成するステップと、を含む。
本発明によれば、マスタ軸モータのモータ温度だけではなく、スレーブ軸モータのモータ温度も監視した上で、マスタ軸に対する動作制御によってスレーブ軸の動作を制御することにより、マスタ軸だけではなく、スレーブ軸のオーバヒートをも回避することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御装置で用いられる動作フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置で用いられる動作フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置で用いられる動作フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御装置で用いられる動作フロー図である。 マスタスレーブ同期方式で動作する駆動システムの例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
<第1の実施形態>
まず、図1及び図2を参照しながら、第1の実施形態について詳述する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る制御装置100は、数値制御部120、マスタ軸モータ駆動部121A、スレーブ軸モータ駆動部121Bを備える。更に、数値制御部120は、マスタ軸動作指令作成部131と判定部136を備え、マスタ軸モータ駆動部121Aは、マスタ軸動作指令受信部133、制御部134A、及び温度取得部135Aを備え、スレーブ軸モータ駆動部121Bは、制御部134Bと温度取得部135Bを備える。
ここで、制御装置100は、マスタ軸とスレーブ軸を有し、マスタスレーブ方式で動作する工作機械に対する制御装置である。当該工作機械としては、例えば、ワークを加工してギア(歯車)を製造するギア加工機が挙げられる。この場合、通常は、工具軸をマスタ軸、ワーク軸をスレーブ軸、すなわち、工具用モータをマスタ軸モータ、ワーク用モータをスレーブ軸モータとした上で、工具用モータとワーク用モータとの間で同期運転が実現される。
また、上記のマスタ軸モータ駆動部121A、及び、スレーブ軸モータ駆動部121Bは、各々、マスタ軸モータ122A、及び、スレーブ軸モータ122Bに交流の駆動電力を供給するために設けられた逆変換器である。
図1に記載の制御装置100が備える構成要素のうち、数値制御部120が備えるマスタ軸動作指令作成部131、マスタ軸モータ駆動部121Aが備えるマスタ軸動作指令受信部133、及び制御部134A、スレーブ軸モータ駆動部121Bが備える制御部134Bは、図7に記載の従来のマスタスレーブ同期方式で動作する駆動システム500が備える、各要素に対応する構成要素と同様の機能を有する。具体的には、マスタ軸動作指令作成部131で作成されたマスタ軸動作指令は、通信回路132−1を経由して、マスタ軸モータ駆動部121Aが備えるマスタ軸動作指令受信部133に送信される。更に、マスタ軸動作指令受信部133は、受信したマスタ軸動作指令を、制御部134Aに送信する。制御部134Aは、マスタ軸動作指令受信部133から受信したマスタ軸動作指令と、マスタ軸モータ122Aから受信した位置フィードバック情報とに基づき、マスタ軸モータ122Aの動作を制御する。また、該位置フィードバック情報は、通信回路132−2を経由して、スレーブ軸モータ駆動部121Bに送信される。スレーブ軸モータ駆動部121Bに送信された位置フィードバック情報は、所定の同期比が乗算されて、スレーブ軸モータ駆動部121B内の制御部134Bに送信される。制御部134Bは受信した該位置フィードバック情報とスレーブ軸モータ122Bからの位置フィードバック情報とに基づき、スレーブ軸モータ122Bを駆動させる。これにより、マスタ軸モータ122Aとスレーブ軸モータ122Bとの同期駆動が実現される。
一方で、図7に記載の従来のマスタスレーブ同期方式で動作する駆動システム500に比較して、図1に記載の制御装置100は、主として、マスタ軸モータ駆動部121Aが温度取得部135Aを備え、スレーブ軸モータ駆動部121Bが温度取得部135Bを備え、数値制御部120が判定部136を備える点で異なる。
具体的には、マスタ軸モータ駆動部121Aの温度取得部135Aは、マスタ軸モータ122Aの温度を取得し、取得したマスタ軸モータ122Aの温度を、数値制御部120の判定部136に送信する。同様に、スレーブ軸モータ駆動部121Bの温度取得部135Bは、スレーブ軸モータ122Bの温度を取得し、取得したスレーブ軸モータ122Bの温度を、数値制御部120の判定部136に送信する。数値制御部120の判定部136は、取得されたマスタ軸モータ122Aの温度と第一の所定値との比較結果、及び、取得されたスレーブ軸モータ122Bの温度と第二の所定値との比較結果をマスタ軸動作指令作成部131に送信する。マスタ軸動作指令作成部131は、上記の2つの比較結果の内、少なくとも一方に基づいて、マスタ軸動作指令を作成し、当該マスタ軸動作指令をマスタ軸モータ駆動部121Aが備えるマスタ軸動作指令受信部133に送信する。
ここで、マスタ軸モータ駆動部121Aが備える温度取得部135A、及び、スレーブ軸モータ駆動部121Bが備える温度取得部135Bは、周知の方法で各モータの温度を検出または推定する。例えば、モータから出力される電流値と、モータ内の巻線温度との相関値を事前に求め、動作中の電流値と当該相関値に基づき巻線温度を算出し、当該巻線温度に基づいて各モータの温度を検出してもよい。あるいは、例えば特許文献4に記載のように、モータハウジング内の油温、モータの熱容量及び発熱量等を用いて、モータ温度を推定してもよい。
図2は、上記の制御装置100の動作フローを示す。まず、STEP11において、マスタ軸モータ駆動部121Aの温度取得部135Aは、マスタ軸モータ122Aのモータ温度Tmを取得し、スレーブ軸モータ駆動部121Bの温度取得部135Bは、スレーブ軸モータ122Bのモータ温度Tsを取得する。
次に、STEP12において、判定部136は、マスタ軸モータ122Aのモータ温度Tmを所定値TLmと比較し、スレーブ軸モータ122Bのモータ温度Tsを所定値TLsと比較する。TmがTLmよりも大きい場合、または、TsがTLsよりも大きい場合(STEP12のYES)は、STEP13に進み、マスタ軸出力が制限されるように、マスタ軸モータ122Aの動作を変更する。スレーブ軸モータ122Bは、マスタ軸モータ122Aと同期駆動されているため、スレーブ軸モータ122Bの動作も、同様に変更される。
ここで、マスタ軸モータ122Aの動作変更としては、例えば、マスタ軸モータ122Aへの印加電力を低減し、トルクを下げることが挙げられる。しかし、本発明の実施形態はこれには限定されない。
STEP12において、TmがTLm以下であると共に、TsがTLs以下である場合(STEP12のNO)は、STEP13を省略し、動作変更はしないものとする。
<第2の実施形態>
次に、図3から図6を参照しながら、第2の実施形態について詳述する。
図3に示すように、第2の実施形態に係る制御装置200は、数値制御部220、マスタ軸モータ駆動部221A、スレーブ軸モータ駆動部221Bを備える。更に、数値制御部220は、マスタ軸動作指令作成部231と判定部239を備え、マスタ軸モータ駆動部221Aは、マスタ軸動作指令受信部233、制御部234A、加減速判定部235、温度取得部236A、第1温度変化量推定部237A、第2温度変化量推定部238Aを備え、スレーブ軸モータ駆動部221Bは、制御部234B、温度取得部236B、第3温度変化量推定部237B、第4温度変化量推定部238Bを備える。
図3に記載の制御装置200が備える構成要素のうち、数値制御部220が備えるマスタ軸動作指令作成部231、マスタ軸モータ駆動部221Aが備えるマスタ軸動作指令受信部233、制御部234A、及び温度取得部236A、スレーブ軸モータ駆動部221Bが備える制御部234B、及び温度取得部236Bは、図1に記載の第1の実施形態に係る制御装置100が備える、各要素に対応する構成要素と同様の機能を有するため、説明を省略する。
第2の実施形態に係る制御装置200は、第1の実施形態に係る制御装置100と異なり、マスタ軸モータ駆動部221Aが、加減速判定部235、第1温度変化量推定部237A、第2温度変化量推定部238Aを有する。加減速判定部235は、マスタ軸動作指令受信部233から受信したマスタ軸動作指令を基に、マスタ軸モータ222Aが加減速の状態にあるか否かを判定する。なお、図3の点線で示すように、加減速判定部235は、マスタ軸動作指令受信部233から受信したマスタ軸動作指令ではなく、マスタ軸モータ222Aの実測度を所定のサンプリング周期で取り込んで加減速状態の判定をしてもよい。第1温度変化量推定部237Aは、加減速判定部235から、現時点が加減速状態にある旨の通知を受け取った場合は、加減速状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度変化分を推定する。第2温度変化量推定部238Aは、加減速判定部235から、現時点が加減速状態にない旨の通知を受け取った場合は、加減速状態以外の状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度変化分を推定する。なお、上記の加減速判定部235による加減速状態にあるか否かの判断、及び、第1温度変化量推定部237A及び第2温度変化量推定部238Aによるモータ温度変化分の推定は、例えば、特許文献5に記載の方法を用いて実現することが可能である。
また、スレーブ軸モータ駆動部221Bは、第1の実施形態に係る制御装置100のスレーブ軸モータ駆動部121Bと異なり、第3温度変化量推定部237B、及び第4温度変化量推定部238Bを有する。第3温度変化量推定部237Bは、通信回路232−2を経由して、加減速判定部235から現時点が加減速状態にある旨の通知を受け取った場合は、加減速状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度変化分を推定する。第4温度変化量推定部238Bは、通信回路232−2を経由して、加減速判定部235から現時点が加減速状態にない旨の通知を受け取った場合は、加減速状態以外の状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度変化分を推定する。なお、図3においては、スレーブ軸モータ駆動部221Bには、加減速判定部が記載されていないが、マスタ軸モータ駆動部221Aが備える加減速判定部235とは別個に、スレーブ軸モータ駆動部221Bが加減速判定部を備え、スレーブ軸モータ駆動部221Bが独自に、スレーブ軸モータ222Bが加減速状態にあるか否かを判定してもよい。
マスタ軸モータ駆動部221Aの温度取得部236Aは、マスタ軸モータ222Aの温度を取得し、取得したマスタ軸モータ222Aの温度を、数値制御部220の判定部239に送信する。同様に、スレーブ軸モータ222Bの温度取得部236Bは、スレーブ軸モータ222Bの温度を取得し、取得したスレーブ軸モータ222Bの温度を、数値制御部220の判定部239に送信する。また、上記の第1温度変化量推定部237A、第2温度変化量推定部238A、第3温度変化量推定部237B、第4温度変化量推定部238Bの各々は、各々が推定した温度変化量を数値制御部220の判定部239に送信する。数値制御部220の判定部239は、取得されたマスタ軸モータ222Aの温度と第一の所定値との第一の比較結果、取得されたスレーブ軸モータ222Bの温度と第二の所定値との第二の比較結果、第1温度変化量推定部237Aによって推定された温度変化量と第2温度変化量推定部238Aによって推定された温度変化量との第三の比較結果、及び、第3温度変化量推定部237Bによって推定された温度変化量と第4温度変化量推定部238Bによって推定された温度変化量との第四の比較結果をマスタ軸動作指令作成部231に送信する。マスタ軸動作指令作成部231は、第一の比較結果と第二の比較結果のうち少なくとも一方、及び、第三の比較結果と第四の比較結果のうち少なくとも一方に基づいて、マスタ軸動作指令を作成し、該マスタ軸動作指令をマスタ軸モータ駆動部221Aが備えるマスタ軸動作指令受信部233に送信する。
上記の制御装置200の動作フローの第1の例は、第1の実施形態に係る制御装置100の動作フローである図2に記載のフローと基本的に同一であるが、このフローのうち、STEP13は、具体的には図4に記載のフローとなる。
まず、STEP13−01において、マスタ軸モータ駆動部221Aの第1温度変化量推定部237Aは、加減速状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定し、第2温度変化量推定部238Aは、加減速状態以外の状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定する。また、スレーブ軸モータ駆動部221Bの第3温度変化量推定部237Bは、加減速状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定し、第4温度変化量推定部238Bは、加減速状態以外の状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定する。
次に、STEP13−02において、判定部239は、第1温度変化量推定部237Aによって推定された温度上昇分T1mと、第2温度変化量推定部238Aによって推定された温度上昇分T2mとを比較し、第3温度変化量推定部237Bによって推定された温度上昇分T1sと、第4温度変化量推定部238Bによって推定された温度上昇分T2sとを比較する。T1mがT2mよりも大きい場合、または、T1sがT2sよりも大きい場合(STEP13−02のYES)は、STEP13−03に進み、マスタ軸の加減速時出力が制限されるように、マスタ軸モータ222Aの動作を変更する。スレーブ軸モータ222Bは、マスタ軸モータ222Aと同期駆動されているため、スレーブ軸モータ222Bの動作も、同様に変更される。
ここで、マスタ軸の加減速時出力が制限されるようなマスタ軸モータ222Aの動作変更としては、例えば、マスタ軸モータ222Aの加減速時定数を変更して、モータのトルクを下げることが挙げられる。しかし、本発明の実施形態はこれには限定されない。
STEP13−02において、T1mがT2m以下であると共に、T1sがT2s以下である場合(STEP13−02のNO)は、STEP13−03を省略し、動作変更はしないものとする。
上記の制御装置200の動作フローの第2の例は、第1の実施形態に係る制御装置100の動作フローである図2に記載のフローと基本的に同一であるが、このフローのうち、STEP13は、具体的には図5に記載のフローとなる。まず、STEP13_11において、マスタ軸モータ駆動部221Aの第1温度変化量推定部237Aは、加減速状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定し、第2温度変化量推定部238Aは、加減速状態以外の状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定する。また、スレーブ軸モータ駆動部221Bの第3温度変化量推定部237Bは、加減速状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定し、第4温度変化量推定部238Bは、加減速状態以外の状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定する。
次に、STEP13_12において、判定部239は、第1温度変化量推定部237Aによって推定された温度上昇分T1mと、第2温度変化量推定部238Aによって推定された温度上昇分T2mとを比較し、第3温度変化量推定部237Bによって推定された温度上昇分T1sと、第4温度変化量推定部238Bによって推定された温度上昇分T2sとを比較する。T2mがT1mよりも大きい場合、または、T2sがT1sよりも大きい場合(STEP13_12のYES)は、STEP13_13に進み、マスタ軸に対する加工時負荷が制限されるように、マスタ軸モータ222Aの動作を変更する。スレーブ軸モータ222Bは、マスタ軸モータ222Aと同期駆動されているため、スレーブ軸モータ222Bの動作も、同様に変更される。
ここで、マスタ軸に対する加工時負荷が制限されるようなマスタ軸モータ222Aの動作変更としては、例えば、マスタ軸モータ222Aが主軸モータであり、スレーブ軸モータ222Bが送り軸モータである場合、マスタ軸モータ222Aへの速度指令を減少させることにより、送り軸モータであるスレーブ軸モータ222Bの回転速度を減少させる措置が挙げられる。しかし、本発明の実施形態はこれには限定されない。
STEP13_12において、T1mがT2m以上であると共に、T1sがT2s以上である場合(STEP13_12のNO)は、STEP13_13を省略し、動作変更はしないものとする。
上記の制御装置200の動作フローの第3の例は、第1の実施形態に係る制御装置100の動作フローである図2に記載のフローと基本的に同一であるが、このフローのうち、STEP13は、具体的には図6に記載のフローとなる。まず、STEP13_21において、マスタ軸モータ駆動部221Aの第1温度変化量推定部237Aは、加減速状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定し、第2温度変化量推定部238Aは、加減速状態以外の状態にある間のマスタ軸モータ222Aのモータ温度上昇分を推定する。また、スレーブ軸モータ駆動部221Bの第3温度変化量推定部237Bは、加減速状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定し、第4温度変化量推定部238Bは、加減速状態以外の状態にある間のスレーブ軸モータ222Bのモータ温度上昇分を推定する。
次に、STEP13_22において、判定部239は、第1温度変化量推定部237Aによって推定された温度上昇分T1mと、第2温度変化量推定部238Aによって推定された温度上昇分T2mとを比較し、第3温度変化量推定部237Bによって推定された温度上昇分T1sと、第4温度変化量推定部238Bによって推定された温度上昇分T2sとを比較する。T1mとT2mがほぼ同一である場合、または、T1sとT2sがほぼ同一である場合、具体的には、T1mとT2mとの差分が所定の範囲内にある場合、または、T1sとT2sとの差分が所定の範囲内にある場合(STEP13_22のYES)は、STEP13_23に進み、マスタ軸の加減速時出力とマスタ軸に対する加工時負荷との双方が制限されるように、マスタ軸モータ222Aの動作を変更する。スレーブ軸モータ222Bは、マスタ軸モータ222Aと同期駆動されているため、スレーブ軸モータ222Bの動作も、同様に変更される。
ここで、マスタ軸の加減速時出力が制限されるようなマスタ軸モータ222Aの動作変更としては、第1の例と同様に、例えば、マスタ軸モータ222Aの加減速時定数を変更して、モータのトルクを下げることが挙げられる。しかし、本発明の実施形態はこれには限定されない。
また、マスタ軸に対する加工時負荷が制限されるようなマスタ軸モータ222Aの動作変更としては、第2の例と同様に、例えば、マスタ軸モータ222Aが主軸モータであり、スレーブ軸モータ222Bが送り軸モータである場合、マスタ軸モータ222Aへの速度指令を減少させることにより、送り軸モータであるスレーブ軸モータ222Bの回転速度を減少させる措置が挙げられる。しかし、本発明の実施形態はこれには限定されない。
STEP13_22において、T1mとT2mとの差分が所定の範囲内になく、かつ、T1sとT2sの差分も所定の範囲内にない場合(STEP13_22のNO)は、STEP13_23を省略し、動作変更はしないものとする。
上記の第1の実施形態に係る制御装置100及び第2の実施形態に係る制御装置200のいずれを用いても、マスタ軸及びスレーブ軸双方のモータ温度を監視し、マスタ軸に対する動作制御によってスレーブ軸の動作を制御することにより、両軸のオーバヒートを回避することが可能となる。とりわけ、第2の実施形態に係る制御装置200においては、モータ温度の温度上昇の要因が、加減速かそれ以外の要因かによって、マスタ軸モータ222A、ひいてはスレーブ軸モータ222Bに対する動作指令の内容を変えることが可能であり、より一層、両軸のオーバヒートを回避することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
制御装置100または制御装置200による制御方法は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ(制御装置100または制御装置200)にインストールされる。また、これらのプログラムは、リムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。更に、これらのプログラムは、ダウンロードされることなくネットワークを介したWebサービスとしてユーザのコンピュータ(制御装置100または制御装置200)に提供されてもよい。
100 200 制御装置
120 220 数値制御部
121A 221A マスタ軸モータ駆動部
121B 221B スレーブ軸モータ駆動部
122A 222A マスタ軸モータ
122B 222B スレーブ軸モータ
131 231 マスタ軸動作指令作成部
132−1 132−2 232−1 232−2 232−3 通信回路
133 233 マスタ軸動作指令受信部
134A 134B 234A 234B 制御部
135A 135B 236A 236B 温度取得部
136 239 判定部
235 加減速判定部
237A 第1温度変化量推定部
238A 第2温度変化量推定部
237B 第3温度変化量推定部
238B 第4温度変化量推定部
500 駆動システム
520 数値制御部
521A マスタ軸モータ駆動部
521B スレーブ軸モータ駆動部
522A マスタ軸モータ
522B スレーブ軸モータ
531 マスタ軸動作指令作成部
532−1 532−2 通信回路
533 マスタ軸動作指令受信部
534−A 534−B 制御部

Claims (5)

  1. マスタ軸モータを駆動するマスタ軸モータ駆動部と、スレーブ軸モータを駆動するスレーブ軸モータ駆動部と、前記マスタ軸モータ駆動部に対してマスタ軸動作指令を送信する数値制御部とを備え、前記マスタ軸モータ駆動部は、前記数値制御部から受信した前記マスタ軸動作指令に基づき、前記マスタ軸モータを駆動させ、前記スレーブ軸モータ駆動部は、前記マスタ軸モータから前記マスタ軸モータ駆動部経由で受信した位置フィードバック情報に基づき、前記マスタ軸モータと同期するように前記スレーブ軸モータを駆動させる、工作機械の制御装置であって、
    前記マスタ軸モータ駆動部は、
    前記マスタ軸モータの温度を取得する第一の温度取得部
    前記マスタ軸モータが加減速動作を行っているか、加減速以外の動作を行っているかを判定する加減速判定部と、
    前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定する第一の温度変化量推定部と、
    前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定する第二の温度変化量推定部とを備え、
    前記スレーブ軸モータ駆動部は、
    前記スレーブ軸モータの温度を取得する第二の温度取得部
    前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定する第三の温度変化量推定部と、
    前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定する第四の温度変化量推定部とを備え、
    前記数値制御部は、前記第一の温度取得部から受信した前記マスタ軸モータの温度が第一の所定値を超えたか、または、前記第二の温度取得部から受信した前記スレーブ軸モータの温度が第二の所定値を超えた際、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果に基づいて、前記マスタ軸モータの出力を低減するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令を作成し、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第四の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果に基づいて、前記マスタ軸モータの出力を低減するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令を作成する制御装置。
  2. 前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分より大きい場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第四の温度変化分によって推定された温度変化分より大きい場合は、前記数値制御部は、前記マスタ軸モータの加減速時出力が低減されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する請求項に記載の制御装置。
  3. 前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分より小さい場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分が前記第四の温度変化分によって推定された温度変化分より小さい場合は、前記数値制御部は、マスタ軸に対する加工時負荷が低減されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する請求項に記載の制御装置。
  4. 前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との差分が所定値以内にある場合、または、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第四の温度変化部によって推定された温度変化分との差分が所定値以内にある場合は、前記数値制御部は、前記マスタ軸モータの加減速時出力とマスタ軸に対する加工時負荷とが低減されるように、前記マスタ軸モータの動作を変更するマスタ軸動作指令を作成する請求項に記載の制御装置。
  5. マスタ軸モータを駆動するマスタ軸モータ駆動部と、スレーブ軸モータを駆動するスレーブ軸モータ駆動部と、前記マスタ軸モータ駆動部に対してマスタ軸動作指令を送信する数値制御部とを用い、前記マスタ軸モータ駆動部が、前記数値制御部から受信した前記マスタ軸動作指令に基づき、前記マスタ軸モータと同期するように前記マスタ軸モータを駆動させるステップと、前記スレーブ軸モータ駆動部が、前記マスタ軸モータから前記マスタ軸モータ駆動部経由で受信した位置フィードバック情報に基づき、前記スレーブ軸モータを駆動させるステップと、を含む工作機械の制御方法であって、
    前記マスタ軸モータ駆動部が有する第一の温度取得部が、前記マスタ軸モータの温度を取得するステップと、
    前記マスタ軸モータ駆動部が有する加減速判定部が、前記マスタ軸モータが加減速動作を行っているか、加減速以外の動作を行っているかを判定するステップと、
    前記マスタ軸モータ駆動部が有する第一の温度変化量推定部が、前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定するステップと、
    前記マスタ軸モータ駆動部が有する第二の温度変化量推定部が、前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記マスタ軸モータの温度変化分を推定するステップと、
    前記スレーブ軸モータ駆動部が有する第二の温度取得部が、前記スレーブ軸モータの温度を取得するステップと、
    前記スレーブ軸モータ駆動部が有する第三の温度変化量推定部が、前記マスタ軸モータの加減速動作期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定するステップと、
    前記スレーブ軸モータ駆動部が有する第四の温度変化量推定部が、前記マスタ軸モータの加減速動作以外の動作の期間において流れた電流による前記スレーブ軸モータの温度変化分を推定するステップと、
    前記数値制御部が、前記第一の温度取得部から受信した前記マスタ軸モータの温度が第一の所定値を超えたか、前記第二の温度取得部から受信した前記スレーブ軸モータの温度が第二の所定値を超えた際、前記第一の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第二の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果に基づいて、前記マスタ軸モータの出力を低減するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令を作成し、前記第三の温度変化量推定部によって推定された温度変化分と前記第四の温度変化量推定部によって推定された温度変化分との比較結果に基づいて、前記マスタ軸モータの出力を制限低減するように動作を変更する前記マスタ軸動作指令を作成するステップと、を含む制御方法。
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