JP5872817B2 - 情報提供システム - Google Patents
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Description
ところで、近年、例えばソーシャルネットワーキングサービス(英語:Social Networking Service、SNS)等を始め、ネットワークを介して各種のサービスを提供する様々なネットワークサービスが行われている。
そこで、このようなネットワークサービスと、従来のような住宅内のエネルギー情報を活用するシステムとを結びつけたいという要望があった。
複数の住宅のそれぞれに設けられる、
エネルギーの使用量を検出するための検出部16と、
前記検出部16が検出したエネルギーの使用量を表示する表示部11と、
地域を特定する番号を含む住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を送信する表示器側通信部15と、
ユーザが操作可能な操作部12と、を有するエネルギー表示器10と、
前記エネルギーの使用量を受信するサーバ側通信部33と、
各住宅の識別番号と前記検出部16が検出したエネルギーの使用量とを対応させて記憶している記憶部32と、
前記サーバ側通信部33と前記記憶部32の動作を制御する制御部31と、を有するネットワークサーバ30と、を備え、
前記ネットワークサーバ30では、
前記制御部33が、前記住宅の識別番号に含まれる地域を特定する番号と一致する番号を含む住宅の識別番号を前記記憶部32から抽出し、前記抽出された住宅の識別番号に対応して記憶されたエネルギーの使用量の総和を求めて、この総和を前記抽出された住宅の識別番号の数で除算して地域毎のエネルギーの平均使用量を算出し、
前記サーバ側通信部33が、前記エネルギーの平均使用量を前記エネルギー表示器10に送信し、
前記エネルギー表示器10では、
前記表示器側通信部15が、前記エネルギーの平均使用量を受信し、
前記表示部11が、前記検出部16が検出したエネルギーの使用量と前記平均使用量を比較可能に表示するとともに、所定の基準値と、当該所定の基準値に対する今後のエネルギー使用における削減目標レベルと、前記所定の基準値および前記削減目標レベルに基づいて算出された削減目標金額と、を表示し、
前記所定の基準値を、前記操作部12の操作に基づいて、検出部16が検出した使用量および前記平均使用量の中から何れかを選択して設定可能であるとともに、前記削減目標レベルを、前記操作部12の操作に基づいて、それぞれ程度の異なる複数の選択肢の中から何れかを選択して設定可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の情報提供システム100において、
前記ネットワークサーバ30では、前記制御部31が、前記識別番号に基づき、設備仕様が同一設備仕様か異なる設備仕様かを、自家用発電装置、蓄電池、または、蓄熱装置が設置されているか否かで判断し、異なる設備仕様の組み合わせ毎に前記エネルギーの平均使用量を算出することを特徴とする。
請求項1または2に記載の情報提供システム100において、
前記記憶部33は、各住宅の設備仕様を前記住宅の識別番号と前記検出したエネルギーの使用量とを対応させて記憶し、
前記平均使用量は、複数の同一設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量、または、異なる設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量であり、
前記エネルギー表示器10では、同一設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量、または、異なる設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量を選択可能に表示することを特徴とする。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供システム100において、
前記エネルギー表示器10は、前記表示器側通信部15に前記住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を所定時間毎に送信させ、
前記ネットワークサーバ30では、前記制御部33が、前記住宅の識別番号により特定される地域における前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を算出し、前記エネルギー表示器10へ前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を前記サーバ側通信部33に送信させることを特徴とする。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供システム100において、
携帯可能な情報端末20を更に備え、
前記エネルギー表示器10は、前記表示器側通信部15に前記住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を所定時間毎に送信させ、
前記ネットワークサーバ30では、前記制御部31が、前記住宅の識別番号により特定される地域における前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を算出し、前記情報端末20へ前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を前記サーバ側通信部33に送信させることを特徴とする。
図1は本発明に係る情報提供システムの一例を示す図である。
この情報提供システムは、検出部16と、情報端末20と、ネットワークサーバ30と、を備えている。
検出部16は、複数のユーザ1,・・・,1xそれぞれが居住する住宅2,・・・,2xで利用されるエネルギーを計測するためのものであり、これら各住宅2,・・・,2xに設けられている。
情報端末20は、複数のユーザ1,・・・,1xそれぞれが使用するものであり、デスクトップやラップトップ等のパーソナルコンピュータや、スマートフォンや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末、その他、タブレット型パソコン等、全ての端末装置を含む。特に、本実施の形態においては、スマートフォンやノートパソコン等のように携帯が可能な情報端末を採用している。
ネットワークサーバ30は、サービス提供者5によって管理されており、インターネット等のネットワークを介して、情報端末6と、前記検出部16および情報端末20と接続されている。そして、このネットワークサーバ30は、ユーザ1,・・・,1xそれぞれの住宅2,・・・,2xの検出部16で計測されたエネルギーの情報に基づくサービス(コンテンツ)を、ユーザ1,・・・,1xそれぞれが使用するエネルギー表示器10、情報端末20に対して提供するように構成されている。
なお、外部ネットワーク切断時にも対応できるように、住宅2,・・・,2x内にWEBサーバを設置しても良いものとする。
これによって、ユーザ1,・・・,1xは、前記ネットワークサーバ30から情報端末20に対して提供されるサービスだけでなく、エネルギー表示器10で住宅2,・・・,2xのエネルギー情報も知ることができるので、より多くのサービスを受けることができる。
なお、自家発電設備は太陽光発電装置2aに限られるものではなく、例えば燃料電池やガスから電気を発生させる発電システム等の発電システムを採用しても良く、適宜変更可能であることは言うまでもない。
本実施の形態においてサービス提供者5は、ユーザ1,・・・,1xが居住する住宅2,・・・,2xの施工を行った住宅メーカーを指しているが、これに限定されるものではない。
このサービス提供者5側の情報端末6では、例えばユーザ1,・・・,1xのエネルギー表示器10、情報端末20に通知するお知らせの管理・書き込みや、通信部33による地域毎のエネルギーの平均使用量、ユーザ情報の管理、ユーザ1,・・・,1xが居住する住宅2,・・・,2xの太陽光発電装置2aの発電状態の監視、住宅2,・・・,2xで利用される電力等の監視および最適化診断等を行うことができる。なお、情報端末6で実行されるこれらの各種処理は、ネットワークサーバ30でも処理が可能である。ネットワークサーバ30では、前記制御部が、前記エネルギー表示器10から受信した住宅の識別番号から住宅の設備仕様を前記住宅の識別番号と前記検出したエネルギーの使用量とを対応させて前記記憶部32に記憶し、前記住宅の識別番号に含まれる地域を特定する番号と一致する番号を含む住宅の識別番号を抽出し、前記抽出された住宅の識別番号に対応して記憶されたエネルギーの使用量の総和を求めて、この総和を前記抽出された住宅の識別番号の数で除算して地域毎のエネルギーの平均使用量を算出し、前記エネルギー表示器10、情報端末20へエネルギーの平均使用量を前記通信部33に送信させる。なお、記憶部32は、図6に示す各住宅の設備仕様およびエネルギーの使用量(電気、ガス、水道)を記憶している。エネルギーの使用量は、4人家族の1日の使用量を表示している。更に、記憶部32は、1時間単位ごとのエネルギーの使用量も記憶している。
情報端末20は、図4に示すように、情報端末20正面の大部分を占めるディスプレイ部分を前記表示部21としている。また、本実施の形態の情報端末20のディスプレイ部分はタッチパネルとされている。すなわち、情報端末20のディスプレイ部分を前記操作部22としている。したがって、表示部21に表示されるボタン22a等を押下したり、画面をスライドさせたり、文字入力することによって操作ができる。また、筺体の正面下部や側面にも別のボタンが設けられており、操作を行えるようになっている。
これによって、前記表示部21に表示されるサービスを、前記操作部22で、前記ネットワークサーバ30の動作を操作しながら利用することができる。
なお、本実施の形態の操作部22としては、ボタン22a、選択されることで表示部21にキーボード画面も同時に表示できる入力欄22b、複数の選択肢から任意の項目を選択する所謂プルダウンリストである選択ボタン22c、タブ切替ボタン22d、ラジオボタン22e、チェックボックス22f、リンク22g等が採用されている。
これによって、ユーザ1,・・・,1xは、例えば、いつ・どれくらいエネルギーを使用または発電したかという情報や、ユーザ1,・・・,1x自身が任意で選択した時間の自宅のエネルギー情報、地域のエネルギーの平均使用量との比較情報等を知ることが可能なサービスを利用することができる。比較情報は、図7、図8に示すように、ユーザのエネルギー使用量と地域のエネルギーの平均使用量とを棒グラフ、折れ線グラフ等を用いて、比較可能に表示する。
また、前記記憶部32には、エネルギー情報が蓄積されることになり、この蓄積データを利用して、サービスの提供を行うことができる。
また、このエネルギー情報は、時間情報と関連付けるだけでなく、エネルギーの種別情報や住宅2,・・・,2x内の複数のエリア情報と関連付けて記憶されている。すなわち、住宅2,・・・,2x内のどこのエリアで使用された、どのような種類のエネルギーなのかが明確になる。
なお、本実施の形態のエネルギー表示器10の通信部15と、携帯端末20の通信部は、ネットワークサーバ30の通信部33とデータの送受信が可能である。また、通信部33とサービス提供者5側の情報端末6との間での通信は双方向で行われている。
図2において、符号16aは、複数のエリアにおいて使用される電力の使用量をそれぞれ検出するとともに、太陽光発電装置2aが発電した電力を検出する使用電力・発電電力検出部である。
使用電力・発電電力検出部16aは、電気が使用された場合に電力の使用量を計測し、太陽光発電装置2aで発電された電力(発電電力)の発電量を計測する。
また、符号16bは、複数のエリアにおいて使用されるガスの使用量を検出するガス使用量検出部であり、符号16cは、複数のエリアにおいて使用される水の使用量をそれぞれ検出する水使用量検出部であり、符号17は、パルスカウンターである。
ここで、ガス使用量検出部16bはガスの使用があった場合に使用量に応じたパルス信号をパルスカウンター17に出力する。水使用量検出部16cは水の使用があった場合に使用量に応じたパルス信号をパルスカウンター17に出力する。そして、パルスカウンター17は、ガス使用量検出部16bおよび水使用量検出部16cから出力されるパルスをカウントしてガスの積算使用量および水の積算使用量をそれぞれ算出し、信号出力する。
検出部16で計測されたエネルギー情報には、エネルギーの種別に関する情報と、住宅内のエリアに関する情報が関連付けられていることになる。
表示部11は、例えば、液晶画面で構成される。表示部11は、制御部13からの表示信号に応じた画像を画面に表示する。具体的には、表示部11は、前記複数のエリアのそれぞれに対応する複数の画像を画面内に表示し、使用電力・発電電力検出部16a、ガス使用量検出部16bおよび水使用量検出部16cのいずれか一つで検出された現在の使用量を前記複数の画像内に表示する(図3参照)。
操作部12は、例えば図3に示すように、「発電」画面、「目標達成」画面、「エリア別」画面、「分岐別」画面の切り替えや、「電気使用量」画面、「ガス使用量」画面、「水道使用量」画面の切り替え等を行う操作手段である。また、複数のエリアの各々に所定の使用量や所定の時間等の設定値を入力するためのボタン等が配置された操作手段でもあり、ユーザ1,・・・,1xの操作に応じた操作信号を制御部13に出力する。
記憶部14は、表示部11に表示する複数の画像、使用電力量、発電量、ガス使用量、水使用量等の各種データを記憶する。また、各エネルギーの使用量・発電量が記憶部14に記憶される際に、時間情報も関連付けて記憶されている。この記憶部14に記憶された各エネルギーの使用量・発電量のデータが、エネルギー情報として通信部15からネットワークサーバ30に送信される。
通信部15から送信されたエネルギー情報は、ネットワークサーバ30の通信部33によって受信される。
操作部12は、上下左右ボタン12a、決定ボタン12b、戻るボタン12c、切り替えボタン12d、メニューボタン12e、TOPボタン12fから構成される。
ここで、切り替えボタン12dは、「電気」、「ガス」、「水道」のいずれかを選択するために使用される。メニューボタン12eを押すと、設定画面やその他のサブメニューが選択可能に表示部11に表示される。
TOPボタン12fを押すと、予め設定した画像が表示される。本実施の形態では図示はしないが、発電状態を示す画面が、TOPボタン12fを押したときに表示される画面とされている。
図3において、画面の右には、「発電」、「目標達成」、「エリア別」、「分岐別」の項目が表示されている。これらの項目は、上下左右ボタン12aの上下方向のいずれかのボタンを押すことにより選択可能であり、画面の切り替えを行うことができる。
また、「リビング」、「ダイニング」、「キッチン」、「寝室」、「エアコン」、「子供部屋」の各画像は、所定の使用量以上の使用電力である場合の表示状態を示す。
ここで、各画像は緑色の大きな画像であり、エリア名および現在の使用電力量が各画像内に表示されている。所定の使用量は、例えば、リビングが200W、子供部屋が150Wに設定されている。
制御部13は、「リビング」、「ダイニング」、「キッチン」、「寝室」、「エアコン」、「子供部屋」の各エリアに設定された所定の使用量を超えたと判断し、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を「白抜きの枠で囲まれた表示状態」から「緑色の大きな画像」に変更する。
制御部13が前記所定の使用量を越えた状態で「リビング」、「キッチン」、「子供部屋」の各エリアに設定された所定の使用時間(例えば、30分)を経過したと判断し、制御部13は前記所定の使用時間が設定されたエリアの画像の表示状態を「エリア名と現在の使用電力量を表示した緑色の大きな画像」から「エリア名と現在の使用電力量と経過時間を表示し、且つ、点滅する緑色の大きな画像」に変更する。
ここで、「エアコン」の画像は、画像が大きくなり、オレンジ色の画像となっている。制御部13は、「エアコン」のエリアに設定された所定の使用量(例えば、ブレーカー容量の90%)を超えたと判断し、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態を「白抜きの枠で囲まれた表示状態」から「オレンジ色の大きな画像」に変更する。
なお、制御部13は、「エアコン」のエリアに設定された所定の使用量(例えば、ブレーカー容量の90%)を超えたと判断し、前記所定の使用量を超えたエリアの画像の表示状態をから「エリア名と現在の使用電力量を表示した緑色の大きな画像」または「エリア名と現在の使用電力量と経過時間を表示し、且つ、点滅する緑色の大きな画像」から「オレンジ色の大きな画像」に変更する場合もある。
また、制御部13は、「エアコン」のエリアに設定された所定の使用量(例えば、ブレーカー容量の90%)以下になったと判断し、「エリア名と現在の使用電力量を表示したオレンジ色の大きな画像」から、「エリア名と現在の使用電力量を表示した緑色の大きな画像」または「エリア名と現在の使用電力量と経過時間を表示し、且つ、点滅する緑色の大きな画像」等に変更する。
いずれの画面においても、ユーザ1,・・・,1xは、エネルギーの使用状態や発電状態の良否について容易に把握することが可能となっている。
次に、ネットワークサーバ30によって情報端末20に提供されるサービス(コンテンツ)について説明する。なお、エネルギー表示器10においては、アプリケーションが予めインストールされていてもよく、情報端末20と同様にサービスの表示が可能である。
なお、本実施の形態において、ユーザ1,・・・,1xは、ネットワークサーバ30から、サービスを実行するためのアプリケーションをネットワーク経由で予め情報端末20にダウンロードしておき、サービスの提供を受ける際には、アプリケーションを起動するとともに操作部22を操作して、アプリケーションを実行する。
また、サービス提供者5は、任意で課金システムを採用し、ユーザ1,・・・,1xの了承に基づいて、ユーザ1,・・・,1xがアプリケーションをダウンロードする際や、アプリケーションを継続して利用する際などに料金を課することができる。
ログイン画面では、ログインIDおよびパスワードの入力欄と、ログインボタンとが表示される。また、このログイン画面では、ログインIDおよびパスワードを忘れた際に表示されるIDおよびパスワード紛失画面(図示せず)を表示するためのリンクが表示される。
なお、ログイン画面が初回のみ表示される設定の場合には、ログアウトするまで、ログイン状態が保持される。したがって、ログアウトしない限り、アプリケーション起動時にログイン画面は表示されない設定となっている。
ログインが完了すると表示部21には、図4に示すように、ユーザ1,・・・,1xが受けられるサービスの一つであるマイポータル機能の画面50が表示される。
本情報提供システムでは、ユーザ1,・・・,1xは、マイポータル機能、ユーザ情報設定機能、アドバイス機能、認証機能等のサービスを受けることが可能である。なお、以下に説明する機能は、エネルギー表示器10も備えている。
マイポータル機能は、ネットワークサーバ30から提供される各サービスの入り口として機能するものである。
マイポータル機能では、画面50の左上に、最新データ取得時刻が表示される。
画面50の右上には、「ログアウト」ボタン22a、その下方に、「ユーザ設定」ボタン22aが表示される。「ログアウト」ボタン22aを押下することで、表示部21には、図示しないログアウト画面が表示される。ログアウト画面には、「ログイン」ボタン22aが表示されるものとする。
「ユーザ設定」ボタン22aを押下することで、表示部21には、ユーザ情報設定画面60が表示される。
最新データ取得時刻表示および「ユーザ設定」ボタン22aの下方には、目標達成度バーが表示される。この目標達成度バーでは、ユーザ1,・・・,1xが設定したエネルギー使用量の目標に対する達成度をゲージで表すことができる。
具体的には、「今月の設定」ボタン22aや、「データ表示」ボタン22a、「同一設備比較」ボタン22a、「異なる設備比較」ボタン22a、「エネウォッチ」ボタン22a、「お帰りアラーム」ボタン22a、「レポート」ボタン22a、「ファミリーノート」ボタン22a、「お知らせ一覧」ボタン22a、「みんなのノート」ボタン22aが表示される。
ユーザ1,・・・,1xがマイポータル機能の画面50の表示時に、このような問いかけに応じることによって、ユーザ1,・・・,1xの生活の標準的なパターンを学習し、それに対する変位を元にユーザ1,・・・,1xの生活の変化を推定できるようになる。そして、例えば昨日に電力使用量が高かった場合などに、ユーザ1,・・・,1xに対して、その旨をコメントできるようにすることができる。すなわち、この問いかけ表示は、日々のエネルギー使用に関するコメントをユーザ1,・・・,1xに対して発信するガイダンスサービスとして機能することになる。
左側にお知らせが投稿された日時が表示されており、右側にお知らせのタイトルが表示される。また、お知らせのタイトルはリンク22gとされており、押下することで、お知らせ詳細画面71が表示される。
マイポータル機能の画面50で、「ユーザ設定」ボタン22aを押下すると、表示部21には、ユーザ情報設定画面60が表示される。以下、画面に表示される項目に従って適宜操作する。
このユーザ情報設定画面60には、主に、図5(a)に示すように、ユーザ1,・・・,1xに関する基本情報を設定するための項目が表示される。
具体的には、「ユーザID」入力欄22b、「MOC−ID」入力欄22b、「ログインID」入力欄22b、「ログインID(確認用)」入力欄22b、「氏名」入力欄22b、「ニックネーム」入力欄22b、「パスワード」入力欄22b、「パスワード(確認用)」入力欄22b、「メールアドレス」入力欄22b、「住所」入力欄22b、「電話番号」入力欄22b、「詳細設定」ボタン22a、「回路設定」ボタン22a、「目標設定」ボタン22aが表示される。ユーザ情報設定を行っていないユーザ1,・・・,1xは、各入力欄22bに必要事項を入力する。また、各ボタン22aを押下して各設定画面を表示し、必要な設定を行う。
なお、「メールアドレス」入力欄22b横の「+」ボタン22a、「−」ボタン22aを押下することで、「メールアドレス」入力欄22bの追加・削除が行える。ただし、メインのメールアドレスは削除できないように、入力欄22bの横に「−」ボタン22aが表示されない。
また、画面60の右上には、「ログアウト」ボタン22a、その下方に、「戻る」ボタン22aが表示される。「ログアウト」ボタン22aを押下することで、表示部21には、前記ログアウト画面が表示される。「戻る」ボタン22aを押下することで、表示部21には、マイポータル機能の画面50が表示される。
「戻る」ボタン22aの下方には、退会を希望するユーザ1,・・・,1xのために「退会はこちら」リンク22gが表示される。
画面60の下方中央には、前記入力欄22bに入力された内容や選択した内容等の設定を保存・更新するための「設定」ボタン22aと、当該画面の設定内容をクリアする「クリア」ボタン22aが表示される。「設定」ボタン22aを押下することで、表示部21には、図示しない設定完了画面が表示される。この設定完了画面には、「ログアウト」ボタン22a、ユーザ設定に戻るための「戻る」ボタン22a、マイポータル機能の画面50に戻るための「マイポータル」ボタン22aが表示される。
具体的に、この画面には、ユーザ1,・・・,1xの家族構成、住宅2,・・・,2xの面積、太陽電池容量を入力する入力欄22bや、その他の発電装置、電力会社、電灯契約種別、給湯器種別を選択する選択ボタン22c等が表示される。
なお、この画面61で「戻る」ボタン22aが押下されると、表示部21には、ユーザ情報設定画面60が表示される。
「どこ」項目、「なに」項目、「だれ」項目には、適宜、選択ボタン22cが表示されており、プルダウンリストで表示される選択肢を選択することができる。「名称」項目には入力欄22bが表示されており、任意の名称を入力する。
「電気」タブ切替ボタン22d、「ガス」タブ切替ボタン22d、「水道」タブ切替ボタン22dを押下することで、これら3種別ごとの回路情報を表示できる。
ここで設定された目標値に対する達成度は、マイポータル機能の画面50で表示される目標達成度バーで表示される。
ユーザ情報設定画面60で、「目標設定」ボタン22aを押下することで表示される目標設定画面62も、マイポータル機能の画面50で、「今月の設定」ボタン22aを押下することで表示される目標設定画面62も共通のものであり、図5(c)に示すものである。
ただし、マイポータル機能の画面50で「今月の設定」ボタン22aを押下することで表示された目標設定画面62で、「戻る」ボタン22aを押下すると、マイポータル機能の画面50に戻るように設定されている。一方、ユーザ情報設定画面60で「目標設定」ボタン22aを押下することで表示された目標設定画面62で、「戻る」ボタン22aが押下すると、ユーザ情報設定画面60に戻るように設定されている。
なお、「電気」タブ切替ボタン22dを押下することで表示される画面62にのみ、売電量の目標値を設定するための各項目が表示される。
使用量の目標値を設定するための各項目は、使用量削減および発電量増加のレベルを設定するための「設定レベル」項目と、設定レベルから目標値を算出する際の基準対象を選択する「基準対象」項目と、選択可能な基準対象の実績値を示す「実績値」項目と、設定レベルおよび基準対象で選択した内容に応じて目標金額が自動的に入力される「がんばりポイント」項目とからなる。
売電量の目標値を設定するための各項目は、設定レベルから目標値を算出する際の基準対象を選択する「基準対象」項目と、選択可能な基準対象の実績値を示す「実績値」項目と、設定レベルおよび基準対象で選択した内容に応じた目標値を表示する「がんばりポイント」項目とからなる。
「実績値」項目には、「前月」に設定された実績値を自動的に示す欄と、「前年同月」に設定された実績値を自動的に示す欄と、サービスを利用する全ユーザ1,・・・,1x(みんな)の実績値の平均を自動的に示す欄とが表示される。ここで、全ユーザ1,・・・,1xは同一地域のユーザであり、前記ネットワークサーバ30は、前記識別番号に基づき、前記設備仕様が同一設備仕様か異なる設備仕様かを、自家用発電装置、蓄電池、または、蓄熱装置が設置されているか否かで判断し、異なる設備仕様の組み合わせ毎に前記エネルギーの平均使用量を算出する。各ユーザは、図示しない詳細設定画面において、目標設定を、同一設備仕様の「みんなの平均」、または、異なる設備仕様の「みんなの平均」に選択可能に設定できる。
続いて、ネットワークサーバ30によって、エネルギー表示器10、情報端末20に提供されるサービスの一つとして、アドバイス機能がある。エネルギー表示器10の表示部11、情報端末20の表示部は、前記検出された使用量と前記平均使用量の比較結果に応じたアドバイスを表示する。
住宅2,・・・,2xには、住宅2,・・・,2x内部および外部の環境情報を取得するための各種センサを取り付けて常に環境情報を取得するとともに、エネルギー表示器10にて環境情報を収集し、ネットワークサーバ30側に送信する構成とする。各種センサとしては、例えば温度センサや湿度センサ、降雨センサ等、環境情報を取得するために必要な全てのものが挙げられる。なお、ネットワークサーバ30に送信された各種情報は、時間情報と関連付けて記憶される。
また、ネットワークサーバ30では、住宅2,・・・,2x周辺エリアの気象情報も取得する。エリアの気象情報としては、例えば降水確率や黄砂情報、花粉情報等、必要な全てのものが挙げられる。さらに、地域ごとに建てられた各住宅2,・・・,2xから環境情報を収集し、この環境情報をもとに、地域ごとの気象観測システムを構築してもよい。
そして、ネットワークサーバ30は、このように収集された環境情報および気象情報に基づいて、各ユーザ1,・・・,1xに対して個別に、エネルギー使用量の節約アドバイスや、より快適な生活環境を形成するためのアドバイスを生成し、各ユーザ1,・・・,1xの情報端末20に送信する。
なお、ユーザ1,・・・,1xへのサービス提供を実現するため、本実施の形態のネットワークサービスシステム全体には、認証機能が作用している。
すなわち、ユーザ1,・・・,1xの情報端末20やエネルギー表示器10にも、サービス提供者5の情報端末6にも、ネットワークサーバ30にも、例えば識別IDやMACアドレス、ログインID、ログインパスワード等を始めとする様々な認証情報が設定されている。本実施の形態のネットワークサービスシステムは、これら認証情報に基づいて認証が行われることにより初めて利用可能となる。
ユーザ1,・・・,1xは、例えば、ネットワークサービスシステムの利用申請を行う際や、ユーザ設定を行う際、パスワード変更を行う際等に、この認証機能の設定登録や変更を行っている。
また、サービスは、ネットワークを介して前記情報端末20に対して提供されるので、この情報端末20が持ち運び可能であれば、ユーザ1,・・・,1xは、時間や場所にとらわれずに気軽にサービスの提供を受けることができるので、使い勝手がよい。
2,・・・,2x 住宅
2a 太陽光発電装置
5 サービス提供者
6 情報端末
10 エネルギー表示器
11 表示部
12 操作部
13 制御部
14 記憶部
15 通信部
16 検出部
17 パルスカウンター
20 情報端末
21 表示部
22 操作部
30 ネットワークサーバ
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
35 レポート
60 ユーザ情報設定画面
61 回路設定画面
62 目標設定画面
70 一覧画面
71 詳細画面
100 情報提供システム
Claims (5)
- 複数の住宅のそれぞれに設けられる、
エネルギーの使用量を検出するための検出部と、
前記検出部が検出したエネルギーの使用量を表示する表示部と、
地域を特定する番号を含む住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を送信する表示器側通信部と、
ユーザが操作可能な操作部と、を有するエネルギー表示器と、
前記エネルギーの使用量を受信するサーバ側通信部と、
各住宅の識別番号と前記検出部が検出したエネルギーの使用量とを対応させて記憶している記憶部と、
前記サーバ側通信部と前記記憶部の動作を制御する制御部と、を有するネットワークサーバと、を備え、
前記ネットワークサーバでは、
前記制御部が、前記住宅の識別番号に含まれる地域を特定する番号と一致する番号を含む住宅の識別番号を前記記憶部から抽出し、前記抽出された住宅の識別番号に対応して記憶されたエネルギーの使用量の総和を求めて、この総和を前記抽出された住宅の識別番号の数で除算して地域毎のエネルギーの平均使用量を算出し、
前記サーバ側通信部が、前記エネルギーの平均使用量を前記エネルギー表示器に送信し、
前記エネルギー表示器では、
前記表示器側通信部が、前記エネルギーの平均使用量を受信し、
前記表示部が、前記検出部が検出したエネルギーの使用量と前記平均使用量を比較可能に表示するとともに、所定の基準値と、当該所定の基準値に対する今後のエネルギー使用における削減目標レベルと、前記所定の基準値および前記削減目標レベルに基づいて算出された削減目標金額と、を表示し、
前記所定の基準値を、前記操作部の操作に基づいて、前記検出部16が検出した使用量および前記平均使用量の中から何れかを選択して設定可能であるとともに、前記削減目標レベルを、前記操作部の操作に基づいて、それぞれ程度の異なる複数の選択肢の中から何れかを選択して設定可能であることを特徴とする情報提供システム。 - 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
前記ネットワークサーバでは、前記制御部が、前記識別番号に基づき、設備仕様が同一設備仕様か異なる設備仕様かを、自家用発電装置、蓄電池、または、蓄熱装置が設置されているか否かで判断し、異なる設備仕様の組み合わせ毎に前記エネルギーの平均使用量を算出することを特徴とする情報提供システム。 - 請求項1または2に記載の情報提供システムにおいて、
前記記憶部は、各住宅の設備仕様を前記住宅の識別番号と前記検出したエネルギーの使用量とを対応させて記憶し、
前記平均使用量は、複数の同一設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量、または、異なる設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量であり、
前記エネルギー表示器では、同一設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量、または、異なる設備仕様の住宅におけるエネルギーの平均使用量を選択可能に表示することを特徴とする情報提供システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、
前記エネルギー表示器は、前記エネルギー表示器の前記表示器側通信部に前記住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を所定時間毎に送信させ、
前記ネットワークサーバでは、前記制御部が、前記住宅の識別番号により特定される地域における前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を算出し、前記エネルギー表示器へ前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を前記サーバ側通信部に送信させることを特徴とする情報提供システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、
情報端末を更に備え、
前記エネルギー表示器は、前記エネルギー表示器の前記表示器側通信部に前記住宅の識別番号と検出したエネルギーの使用量を所定時間毎に送信させ、
前記ネットワークサーバでは、前記制御部が、前記住宅の識別番号により特定される地域における前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を算出し、前記情報端末へ前記所定時間毎のエネルギーの平均使用量を前記サーバ側通信部に送信させることを特徴とする情報提供システム。
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