JP5871311B2 - ベビーキャリア - Google Patents
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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- A47D13/00—Other nursery furniture
- A47D13/02—Baby-carriers; Carry-cots
- A47D13/025—Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position
Description
ここで、ベビーキャリア(1)を用いて幼児を保持する際の態様について説明する。この態様としては、「横抱き」、「縦抱き」または「おんぶ」の3つの態様があり、更に、「縦抱き」には「前抱き」と「対面抱き」があり、「おんぶ」には「通常のおんぶ」と「クロスおんぶ」とがあり、総計で5つの態様がある。そして、使用者は自己のニーズに応じてこれら5つの態様のうちから1つの態様を選択し、幼児を運搬するものである。
また、特許文献2については、背板の少なくとも一部の外周に拡大部を設けることにより、使用者に背板が当たったときの背板の食い込みを抑えて接触時の感覚を和らげることができ、これにより、例えば、授乳姿勢のように支持具と使用者とが密着するような姿勢を取っても使用者が不快感を感じることなく長時間その姿勢を続けられるという作用効果を奏するものの、ベビーキャリアに抱かれている幼児体形の安全性については追及するものがない。特に、従来の首がすわっていない乳幼児を対象とした子守帯の横抱きの体形と、首がすわってからの乳幼児を対象とした子守帯の縦抱きの体形が、当該子守帯の使用者に過大な負担が加わることなく、かつ、乳幼児側にも体形に負担の少ない子守帯という概念は存在していない。また、横抱きの体形では乳幼児の足が子守帯から出ているので、当該子守帯の使用者の不注意で建造物等に当ててしまう可能性がある。
また、上記腰ベルト部は、使用者の腰回りに配設するもので、前記本体部の下部(縦抱き状態の下部)と略逆T字状に一体化し、その水平方向の長さ方向の端部は腰ベルト連結具によって互いに連結自在としている。また、腰ベルト連結具、肩ベルト連結具とは、ナスカン、カラビナ、Dロック、クイックキャッチ、楕円リング等の連結具、バックルの連結差込具と連結受具の対が使用できる。
そして、前記腰ベルト部の縦抱き状態の最下端付近の2カ所に配設した肩ベルト連結具は、連結自在な手段であればよく、できれば、連結及びその解除が容易に操作できるものであることが好ましい。
更にまた、上記横抱き用補助具は、前記本体部に重ね合わせて取り付け、取り外しが自在であり、かつ、乳幼児の身体の背側があてがわれる内部に剛性の比較的高い硬質ボード等の芯材を収容し、前記芯材の表面をクッション性に富む材料で覆うと共に、その下端を折曲自在とし、腰ベルト部の動きに追随させたものである。
そして、前記本体部の最下端付近の2カ所に配設した連結具と、一対の肩ベルト部の使用者側の肩または首の背後に回して他端を最下端付近の2カ所に配設した肩ベルト連結具と接続する。この状態で、一対の肩ベルト部に首を通して乳幼児を横抱きする。
なお、前記本体部の最下端付近の2カ所に配設した連結具は、一対の肩ベルト部の端部を入れ替えれば、肩ベルトがクロスになったり、並行になったりする。したがって、一対の肩ベルト部の長さを個別に調整でき、使用者に合った使い方が容易である。
したがって、乳幼児の足が横抱きしていてもベビーキャリアから露出することがなく、足を保護できる。よって、首がすわっていない乳幼児を対象としたベビーキャリアの横抱きの体形と、首がすわってからの乳幼児を対象としたベビーキャリアの縦抱きの体形共に、当該ベビーキャリアの使用者に過大な負担が加わることなく、かつ、乳幼児側の体形にも負担が少なく、横抱きの際には乳幼児の足を保護できる。
まず、図1乃至図7、図9及び図10に示すように、本発明の実施の形態1の本体部10は、縦抱きのとき乳幼児Mの身体の腹側または背部が直接あてがわれる部分で、所定の柔軟性を持ち、かつ、乳幼児Mの体形に無理が加わらないように若干の弾性を有する芯材を入れて形成されている。全体が略長方形状となっている。
本体部10の下部、即ち、縦抱き状態の下部、即ち、図の手前側には略逆T字状に一体化した腰ベルト部20が配設されている。腰ベルト部20のベルト長方向の端部に配設した連結具としての連結差込具21と連結受具22によって両者が連結自在とし、使用者Mの腰回りに配設自在となっている。なお、連結具としての連結差込具21及び連結受具22は本実施の形態の腰ベルト連結具を構成する。
なお、以下、実施の形態において最下端付近、下部とは、縦抱き状態の位置の最下端またはその5cm以内の近傍、下部またはその5cm以内の下部近傍を示すものとする。
本実施の形態の腰ベルト連結具としての連結差込具21と連結受具22は、必要ベルト長が決められるように、一方または両方に所定長のベルト23を配設し、腰ベルト部20の長さを決定している。この所定長のベルト23は使用者Mの腰の周囲の長さに合わせるものであり、腰ベルト部20の中央で調整することもできるから、必ずしも必要とするものではない。
即ち、格納部30は、連結具としての連結差込具21と連結受具22及び所定長のベルト23及び腰ベルト部20の両側の一部以上を格納すると共に、連結受具24a,24b及び腰ベルト部20から突出している少なくとも連結ベルト25a,25bの一部以上の格納を行う。特に、このとき、格納部30を弾性体で形成してあると、収容物が容易に離脱しないようになる。勿論、格納部30は蓋付のポケット状として形成し、ファスナー等で開閉自在としてもよい。
なお、この係合に限定されることなく、延長ベルト部42aの端部の連結差込具43aは、腰ベルト部20に配設した連結受具24bと係合し、そして、延長ベルト部42bの端部の連結差込具43bは、腰ベルト部20に配設した連結受具24aと係合し、一対の肩ベルト部40をクロスさせることもできる。
したがって、補助ベルト50の連結差込具52aと連結受具52bを係合状態としておけば、一対の肩ベルト部40の間隔が固定され、これにより、肩掛け部41aと肩掛け部41bとの間が所定の距離を保つことができる。よって、使用状態で、肩掛け部41aと肩掛け部41bとの一方のみまたは両方が肩から外れるという事態が発生しない。
本実施の形態では、山高Dカン61a,61bを延長ベルト部42a,42b及びその連結差込具43a,43bが通過し、山高Dカン61a,61bの取付け部を支点としているが、本発明を実施する場合には、山高Dカン61a,61bを連結受具45a,45bとしてもよい。しかし、本実施の形態のように構成すると、縦抱きと横抱きの長さが大きく変化しないから、乳幼児Mの年齢によっては、使い勝手が良くなる。
基部75には、横抱きのとき乳幼児Mの身体の背部が直接あてがわれる部分であり、乳幼児Mの体形に無理が加わらないように、また、保護を行うように本体部10よりも強い芯材を入れて形成され、その表面は所定の柔軟性を持たせて肌触り感を良くしている。基部75には芯材が入っているが、折曲端部74には芯材が入っていても連続していないものが入っているか、或いは、芯材が入っていないものである。したがって、折曲端部74は基部75から折曲自在となっている。
また、折曲端部74には金属スナップボタン74a,74bが配設されていて、腰ベルト部20に取り付けられた金属スナップボタン28a,28bが接続または解除自在になっている。
また、乳幼児Mの頭部の頂上に外力が加わらないように、所定の厚みでクッション性を持たせ、かつ、芯によって外力が直接乳幼児Mに加わらないようにしている。
基部75と折曲端部74との関係は、基部75が中央が沈むように湾曲させているから、基部75と折曲端部74の境界線は湾曲した縫製線となっている。したがって、折曲端部74を基部75の面に対して直角に立設した場合には、両者の形状が維持されやすくなっている。
まず、横抱きについて説明する。
横抱き用補助具70を本体部10に取付保持部材77a,77bを肩掛け部41a,41bに取り付け、金属スナップボタン74a,74bを腰ベルト部20の金属スナップボタン28a,28bに取り付けて両者を一体化する。横抱き用補助具70の基部75で乳幼児Mの身体の多く、頭部及び背部及び臀部を受ける。また、乳幼児Mは、本体部10の乳幼児保持用の固定ベルト12a,12bにより、その先端の幼児用連結具としての連結差込具13aと連結受具13bが接続され乳幼児Mの重心位置を保持する。この状態で基部75の下側に位置し、基部75に対して直角な位置状態となる折曲端部74は、乳幼児Mの足部を保護することになる。
腰ベルト部20の格納部30には、腰ベルト部20の使用者Mの腰回り方向の端部に配設された連結差込具21及び連結受具22の腰ベルト連結具及び所定長のベルト23が格納され、肩ベルト連結具の一部である連結受具24a,24bを取り出す。
肩ベルト連結具としての連結差込具43a,43bと連結受具24a,24bとの接続は、連結差込具43aと連結受具24a及び連結差込具43bと連結受具24bとの接続とすることができる。また、連結差込具43a,43bと連結受具45a,45bとの接続は、連結差込具43aと連結受具24b及び連結差込具43bと連結受具24aとの接続とすることができる。前者の場合には、一対の肩ベルト部40は平行に配置されるが、後者の場合はクロスさせて首または肩にかけ横抱きすることができる。
そして、本体部10の下部と一体化した腰ベルト部20を使用者Mの腰回りに腰ベルト連結具としての連結差込具21と連結受具22を用いて接続し、使用者Mの腰回りに取り付ける。そして、一対の肩ベルト部40に手を通して乳幼児Mを縦抱きする。更に、補助ベルト50の連結差込具52aと連結受具52bを係合状態とし、一対の肩ベルト部40の間隔を固定し、これにより、使用状態で肩掛け部41aと肩掛け部41bが肩から外れるという事態が発生しないようにする。
したがって、乳幼児Mの足が横抱きしていてもベビーキャリアから露出することがなく、足を保護できる。よって、首がすわっていない乳幼児Mを対象としたベビーキャリアの横抱きの体形と、首がすわってからの乳幼児Mを対象としたベビーキャリアの縦抱きの体形共に、当該ベビーキャリアの使用者Mに過大な負担が加わることなく、かつ、乳幼児M側の体形にも負担が少なく、横抱きの際には乳幼児Mの足を保護できる。
特に、図8を用いて、実施の形態1と実施の形態2との相違を中心に簡単に説明する。
腰ベルト連結具としての連結差込具21と連結受具22は、一対のバックルから構成されているが、本発明を実施する場合には、ナスカン、カラビナ、スプリングホック、Dロック、クイックキャッチ、楕円リング等の連結具が使用可能である。腰ベルト連結具としての連結差込具21と連結受具22は、必要ベルト長が決められるように、一方または両方に所定長のベルト23を配設し、腰ベルト部20の長さを決定している。この点は実施の形態1と基本的に相違していない。
即ち、格納部30は腰ベルト部20の長さ方向に開口し、連結具としての連結差込具21と連結受具22が途中で折り返して、ほぼ本体部10の幅を残して格納されるように大きさが設定されている。
即ち、格納部30は、連結具としての連結差込具21と連結受具22及び所定長のベルト23の一部以上を格納すると共に、山高Dカン28及び腰ベルト部20から突出している少なくとも調整ベルト27の一部以上の格納を行う。
横抱き用補助具70を本体部10に取り付け、基部75で乳幼児Mの身体の多く、頭部及び背部及び臀部を受ける。また、基部75の下側に位置し、基部75に対して直角な位置状態となる折曲端部74を有し、乳幼児Mの足部を保護するようにする。
腰ベルト部20の格納部30には、腰ベルト部20の使用者Mの腰回り方向の端部に配設された連結差込具21及び連結受具22の腰ベルト連結具及び所定長のベルト23が格納され、調整ベルト27及び山高Dカン28を取り出す。
この場合には、一対の肩ベルト部40は並行に配置されるが、首または肩にかける場合においては、乳幼児Mの上部でクロスさせて横抱きすることもできる。例えば、連結差込具43a,43bと連結受具45a,45bとの接続は、連結差込具43aと連結受具45b及び連結差込具43bと連結受具45aとの接続とすることができる。
なお、本体部10側の反対側の最下端付近の2カ所に配設した連結差込具43a,43bからなる肩ベルト連結具は、調整ベルト27及び山高Dカン28からなる環状支持部80を通過後に、一対の肩ベルト部40の端部の連結差込具43aを連結受具45bに接続し、また、連結差込具43bを連結受具45aに接続すれば、一対の肩ベルト部40の延長ベルト部42a,42bがクロスさせることもできる。
なお、本体部10側の反対側の最下端付近の環状支持部80は、一対の肩ベルト部40の端部を入れ替えれば、肩ベルトがクロスになったり、並行になったりし、肩ベルト部40の長さの調節によりバランス調整を行うことができる。
なお、腰ベルト連結具としては、連結差込具21及び連結受具22に特定されるものではなく、本発明を実施する場合には、肩ベルト連結具、環状支持部60,80と共に、ナスカン、カラビナ、Dロック、クイックキャッチ、楕円リング等の連結具が使用可能であり、少なくとも対となって機能する連結具であれば使用できる。
更に、上記一対の肩ベルト部40は、本体部10の上部に一端が固着され、使用者M側の肩または首の背後に回して他端を最下端付近の2カ所に配設した連結差込具43a,43bと連結受具45a,45bからなる肩ベルト連結具が互いに接続自在なものである。
加えて、上記実施の形態1及び2の横抱き用補助具70は、本体部10に重ね合わせて取り付け、取り外しが自在であり、かつ、乳幼児Mの身体の背側があてがわれる内部に剛性の高い硬質ボードを収容し、前記硬質ボードの表面をクッション性に富む材料で覆うと共に、その下端を折曲自在としたものである。
B 乳幼児
10 本体部
20 腰ベルト部
21 連結差込具
22 連結受具
24a,24b 連結受具
25a,25b 連結ベルト
30 格納部
40 肩ベルト部
41a,41b 肩掛け部
42a,42b 延長ベルト部
43a,43b 連結差込具
50 補助ベルト
60 環状支持部
61a,61b 山高Dカン
62a,62b ベルト
70 横抱き用補助具
74 折曲端部
75 基部
80 環状支持部
Claims (1)
- 乳幼児の身体の腹側が直接的または背側が直接的、間接的にあてがわれる本体部と、
前記本体部の縦抱き状態における下部と略逆T字状に一体化し、前記略逆T字状の長さ方向の端部に配設した腰ベルト連結具によって連結自在とし、使用者の腰回りに配設自在な腰ベルト部と、
前記腰ベルト部の縦抱き状態における下部に配設した肩ベルト連結具と、
前記肩ベルト連結具並びに腰ベルト連結具を格納自在な格納部と、
前記本体部の上部に一端が固着され、使用者側の肩または首の背後に回して他端を前記肩ベルト連結具と接続自在な一対の肩ベルト部と、
前記本体部に重ね合わせて乳幼児の重心位置を保持する幼児用連結具及び前記一対の肩ベルト部に取り付け、取り外し自在であり、かつ、乳幼児の身体の背側があてがわれる内部に剛性のある芯材を収容し、前記芯材の表面をクッション性に富む材料で覆うと共に、その下端を折曲自在とした横抱き用補助具と
を具備することを特徴とするベビーキャリア。
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