JP2011092325A - 子守帯 - Google Patents

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聡美 大森
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Abstract

【課題】異なる頭部の大きさ、形および可動範囲の乳幼児を縦抱きおよび横抱きの状態にして使用でき、かつ、容易に折り畳むことができる子守帯を提供する。
【解決手段】上端に左右方向のギャザーが形成可能な第1の紐貫通部6が設けられ、かつ、中央に左右方向のギャザーが形成可能な第2の紐貫通部7が設けられた、乳幼児の頭部を支持するヘッドレスト部2と、左肩帯4および右肩帯5が設けられた乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部1と、前記子守帯本体部の上端と前記ヘッドレスト部の下端とを連結する連結部3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乳幼児の頭部を支持するヘッドレスト部を、乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部に連結させて備える子守帯に関する。
主として、子供を抱っこしたりおんぶしたりするための補助具として子守帯(「おんぶひも」とか「だっこひも」「ベビーキャリアー」等と総称することがある)がある。子守帯を形態で大別すると、(1)ベルト状のもので子供の身体を使用者の身体に縛り付ける形態のベルト式(「縛り式」、「オープン式」と称されることもあり単に、「おんぶひも」とか「だっこひも」「だっこバンド」等と称されることもある)のものと、(2)1枚の布をハンモック状の子守帯にしたスリング式のものと、(3)肩帯を備えた袋の中に子供を収めるリュックサック式(「バッグ式」とか「カンガルー式」等と称されることもある)のものとがある。
各形態の子守帯には一長一短があり、使用する子供の月齢や年齢、使用時間、持ち運びの便利さなどによって使い分けされる。
ベルト式の子守帯は、ベルトを軸とした構造をしており、容易に折り畳むことができ、携帯性に優れている。しかし、子供の保持性に難点があり、首や腰がすわっていない乳児には使用できないという問題がある。
スリング式の子守帯もまた、折り畳みが容易である。また、ベルト式の子守帯と違い、首や腰がすわっていない乳児にも使用できる。しかし、保持した子供の自由度は高いために、動きが活発な幼児の保持には向いていないという問題がある。
リュックサック式の子守帯(たとえば、特許文献1を参照)は、子供の保持性が非常に高く、したがって子供を安全に保持できる。しかし、この子守帯は、子供を縦抱き姿勢で保持するために、首や腰がすわっていない乳児には不向きであり、さらに構造上折り畳みが困難であるとの問題がある。そこで、子供の頭部を支持するヘッドレスト部を備えた折り畳み可能なリュックサック式の子守帯が開発されている(たとえば、特許文献2の図46を参照)。
意匠登録第1343886号公報 特開2007−268076号公報
しかし、特許文献2の図46に記載の子守帯のヘッドレスト部は、子供の頭部を副える構造をしており、頭部の大きさ、形および可動範囲によっては適用できない場合がある。
また、この子守帯は、幼児を縦抱きにした状態でしか使用できず、乳児を横抱きした状態で使用するためには別に用意した横抱き用シートを装着しなければならない(特許文献2の図2を参照)。この場合の子守帯は、横抱き用シートを装着した状態で折り畳むことができず、携帯性に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題点、すなわち、異なる頭部の大きさ、形および可動範囲の乳幼児を縦抱きおよび横抱きの状態にして使用でき、かつ、容易に折り畳むことができる子守帯を提供することを、発明が解決しようとする課題とした。
本発明者は、上記課題を解決するために、特許文献1に記載の子守帯にヘッドレスト部を設けることを考えた。まず、この子守帯の上部と右肩帯および左肩帯との間に布を縫い付けることによってヘッドレスト部を設けた。しかし、単に布を縫い付けたヘッドレスト部は立ちが悪く、乳幼児の頭部をしっかりと保持することができなかった。そこで、ヘッドレスト部全体に左右方向のギャザーを形成させたところ、立ちはよくなったが、折り畳むことが困難になった。
このような試行錯誤を繰り返した結果、上端と中央に左右方向のギャザーが形成可能な紐貫通部を設け、右端と左端に子守帯本体部の右肩帯および左肩帯に着脱可能な連結手段を設け、かつ、表生地と裏生地との間に芯布を含むヘッドレスト部を作製し、このヘッドレスト部を子守帯本体部と左右方向のギャザーを設けた連結部を介して連結させたところ、ヘッドレスト部の立ちがよく、乳幼児の頭部を安定に保持できる子守帯を作製することに成功した。また、このような子守帯は、紐の締め付けの強弱によってヘッドレスト部の大きさや形態を変えることができることから、異なる頭部の大きさ、形および可動範囲の乳幼児を縦抱きおよび横抱きの状態にして使用でき、さらに紐を解けばギャザーが解消されて折り畳みが可能となる。本発明はこれらの知見に基づいて、完成されたものである。
したがって、本発明によれば、乳幼児の頭部を支持するヘッドレスト部と、
左肩帯および右肩帯が設けられた、乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部と、
前記子守帯本体部の上端と前記ヘッドレスト部の下端とを連結する連結部と、
を備える子守帯であって、
前記ヘッドレスト部は、
上端に左右方向のギャザーが形成可能な第1の紐貫通部が設けられ、
中央に左右方向のギャザーが形成可能な第2の紐貫通部が設けられ、
左端に前記子守帯本体部の左肩帯と連結可能な第1の連結手段が設けられ、
右端に前記子守帯本体部の右肩帯と連結可能な第2の連結手段が設けられ、かつ、
表生地と裏生地との間に芯布を含み、および、
前記連結部は、左右方向のギャザーが設けられている、
前記子守帯が提供される。
好ましくは、前記子守帯本体部は、左肩帯および右肩帯が一方の面側で交差し縫合され、他方の面側で左肩帯および右肩帯がそれぞれねじれを有し、かつ、他方の面側の左肩帯および右肩帯上にそれぞれの肩帯を逆の肩帯に連結可能な第3の連結手段が設けられている。
好ましくは、前記子守帯本体部は、乳幼児の腰回りにされる腰帯を備える。
好ましくは、前記第3の連結手段は、他方の面側の左肩帯および右肩帯上であって、肩帯方向の上端までの距離が肩帯方向の下端までの距離よりも長くなる位置にて設けられている。
好ましくは、前記子守帯本体部は、左肩帯および右肩帯の下端に乳幼児の足を保護する股パット部が設けられている。
好ましくは、前記ヘッドレスト部は、扇状のヘッドレスト部である。
本発明の子守帯は、ヘッドレスト部の上端および中央に設けた紐貫通部の紐の締め付けによって生じたギャザーの程度を変えることによって、異なる頭部の大きさ、形および可動範囲の乳幼児を縦抱き状態にして使用できる。本発明の子守帯は、ヘッドレスト部の上端に設けた紐貫通部の紐の締め付けを強くし、かつ、中央に設けた紐貫通部の紐の締め付けを調節することによって、ヘッドレスト部をベッド状にして、横抱き用、すなわち、スリング式のものとしても使用できる。この場合、紐貫通部の紐の締め付け具合によって、乳幼児の頭が沈みすぎ、または、上がりすぎないように調節でき、さらに乳幼児が子守帯の上端から転落することを防ぐことができる。また、本発明の子守帯は、ヘッドレスト部と子守帯本体部とを連結させる連結部に左右方向のギャザーが設けられていることによって、乳幼児の頭部のふくらみに添うようにフィットする。
本発明の一実施形態に係る子守帯100を一方の面から見た正面図である。 子守帯100を他方の面から見た背面図である。 子守帯100の一方の面の左斜めから見た斜視図である。 子守帯100を用いて乳幼児を縦抱きに保持した状態を側面からみた図である。 展開した状態のヘッドレスト部2を一方の面から見た図である。 ギャザーを形成させたヘッドレスト部2を子守帯本体部1に連結させた状態を一方の面から見た図である。 図6の状態を右側面上方から見た図である。 子守帯本体部1のねじれ40を一方の面の右斜めから見た図である。 他方の面側から見た左肩帯4の中央付近を示した図である。 子守帯本体部1の下端付近を一方の面側から示した図である。 子守帯本体部1の乳幼児の尻部が当接する部分を上方から見た展開図である。 腰帯ポケット蓋部30を開けた状態を一方の面側から示した図である。 腰帯ポケット17の上部を子守帯本体部から外した状態を一方の面側から示した図である。 一方の面の左斜めから見た、乳幼児を縦抱き状態にして子守帯100を使用した図である。 一方の面から見た、乳幼児を縦抱き状態にして子守帯100を使用した図である。 一方の面から見た、乳幼児を横抱き状態にして子守帯100を使用した図である。 右側面から見た、乳幼児を横抱き状態にして子守帯100を使用した図である。 他方の面から見た、乳幼児を横抱き状態にして子守帯100を使用した図である。 他方の面から見た、本発明の子守帯100の折り畳み手順を示した図である。 子守帯100を折り畳んだ状態の図である。 収納袋格納部53を備えた腰帯15を示した図である。 収納袋200が展開した状態の腰帯15によって子守帯100を縛った状態を示す図である。
本発明の子守帯は、乳幼児の頭部を支持するヘッドレスト部と、左肩帯および右肩帯が設けられた乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部と、子守帯本体部の上端とヘッドレスト部の下端とを連結する連結部とを備える。以下に図面を参照して、本発明の子守帯を実施するための形態を詳細に説明する。ただし、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(1)子守帯の概略
図1は、本発明の一実施形態に係る子守帯100を一方の面から見た正面図である。図2は、その反対側の他方の面から見た背面図である。また、図3は、子守帯100の一方の面の左斜めから見た斜視図である。
図1を参照して、子守帯100は、子守帯本体部1と、ヘッドレスト部2と、これらを連結する連結部3とを備える。図4は、子守帯100を用いて乳幼児を縦抱きに保持した状態を側面からみた図である。図4に示される通り、ヘッドレスト部2は乳幼児の頭部を支持し、子守帯本体部1は乳幼児の胴体部を支持する。
本明細書でいう「乳幼児」とは、乳児および幼児を指す。ここで、乳児は一歳に満たない子供である。一方、幼児は満一歳から小学校就学の直前に達するまでの子供をいう。出生後28日未満の乳児について、特に新生児とよぶ場合もある。
(2)ヘッドレスト部
図5は、展開した状態のヘッドレスト部2を一方の面から見た図である。図5を参照して、ヘッドレスト部2は、上端に左右方向のギャザーが形成可能な第1の紐貫通部6が設けられ、中央に左右方向のギャザーが形成可能な第2の紐貫通部7が設けられ、左端に子守帯本体部1の左肩帯4上に設けられた第1の連結手段のメス部10bに係合する第1の連結手段のオス部10aが設けられ、右端に子守帯本体部1の右肩帯5上に設けられた第2の連結手段のメス部12bに係合する第2の連結手段のオス部12aが設けられている。
ヘッドレスト部2は、立ちをよくするために、表生地と裏生地との間に芯布を含む。すなわち、ヘッドレスト部2は、一方の面側の生地である表生地と、芯布と、一方の面と反対側の他方の面側の生地である裏生地とからなる三層構造を形成している。芯布は、柔軟性があり、かつ、子守帯100の折り畳みを妨げないものであれば特に制限されないが、たとえば、フェルトなどを用いることができる。
図5に示すように、第1の紐貫通部6および第2の紐貫通部7においてギャザーを形成させず、かつ、第1の連結手段のオス部10aとメス部10bおよび第2の連結手段のオス部12aとメス部12bを連結させない場合、ヘッドレスト部2は扇状の形態にある。
図5を参照して、ヘッドレスト部2の左端および右端に設けられているワンタッチバックル型の第1の連結手段のオス部10aおよび第2の連結手段のオス部12aは、それぞれ、子守帯本体部1の左肩帯4および右肩帯5上に設けられている第1の連結手段のメス部10bおよび第2の連結手段のメス部12bに連結される。ただし、本発明の子守帯に設けられる連結手段や連結具は、ワンタッチバックル型のもの以外にも種々のものを使用することでき、特に制限されない。
図5を参照して、ヘッドレスト部2の第1の紐貫通部6は、第1の紐8を貫通させて含む。具体的には、第1の紐8は2本の紐からなり、それぞれヘッドレスト部2の芯布と表生地との間に通されており、一方の紐の左端付近がヘッドレスト部2の左端付近に縫い付けられ、および他方の紐の右端付近がヘッドレス部2の右端付近で縫い付けられている。この第1の紐8の一方の紐の右端および他方の紐の左端、すなわち、ヘッドレスト部に縫い付けられていない端は、第1の紐貫通部6の中心付近に設けた穴を通してヘッドレスト部2の表生地から一方の面の外側に露出している。この露出している第1の紐8の一方および他方の紐を締め付けて結ぶことにより、第1の紐貫通部6付近に左右方向のギャザーを形成させ得る。
同様に、図5を参照して、ヘッドレスト部2の第2の紐貫通部7は、第2の紐9を貫通させて含む。具体的には、第2の紐9は2本の紐からなり、それぞれヘッドレスト部2の芯布と表生地との間に通されており、一方の紐の左端付近がヘッドレスト部2の左端付近に縫い付けられ、および他方の紐の右端付近がヘッドレス部2の右端付近で縫い付けられている。この第2の紐9の一方の紐の右端および他方の紐の左端、すなわち、ヘッドレスト部に縫い付けられていない端は、第2の紐貫通部7の中心付近に設けた穴を通してヘッドレスト部2の表生地から一方の面の外側に露出している。この露出している第2の紐9の一方および他方の紐を締め付けて結ぶことにより、第2の紐貫通部7付近に左右方向のギャザーを形成させ得る。
図6は、第1の連結手段10および第2の連結手段12を介してヘッドレスト部2を子守帯本体部1の左肩帯4および右肩帯5と連結させ、かつ、第1の紐8および第2の紐9を締め付けて結び、第1の紐貫通部6および第2の紐貫通部7の付近で左右方向のギャザーを形成させた状態を一方の面から見た図である。図7は、この状態にあるヘッドレスト部2を右側面上方から見た図である。図6および図7に示されるように、第1の連結手段10および第2の連結手段12を介してヘッドレスト部2を子守帯本体部1の左肩帯4および右肩帯5と連結させ、かつ、第1の紐8および第2の紐9を締め付けて結び、第1の紐貫通部6および第2の紐貫通部7の付近で左右方向のギャザーを形成させることにより、ヘッドレスト部2を立たせた状態で保つことができる。
図7を参照して、ヘッドレスト部2は、第1の紐8および第2の紐9の締め付けに強弱をつけることにより、第1の紐貫通部6および第2の紐貫通部7に形成させるギャザーの程度を変化させることができる。このようにギャザーの程度を変化させることによって、ヘッドレスト部2は様々な頭部の大きさ、形および可動範囲をもった乳幼児に適用できる。また、このようなヘッドレスト部は、様々な左肩帯および右肩帯が設けられた乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部に備え付けられ得る。
(3)子守帯本体部
図1を参照して、子守帯本体部1には、左肩帯4および右肩帯5が一方の面側で交差し縫合された交差縫合部18が設けられている。図2を参照して、子守帯本体部1は、他方の面側で左肩帯4および右肩帯5がそれぞれねじれを有しており、かつ、他方の面側の左肩帯4および右肩帯5上にそれぞれの肩帯を逆の肩帯に連結可能な第3の連結手段20が設けられている。さらに、子守帯本体部1は、使用者の腰回りに位置する第4の連結手段21が設けられている。図8は、一方の面の右斜めからみた、ねじれ40の態様を示した図である。図8を参照して、ねじれ40があることにより、一方の面からは、左肩帯4の交差縫合部19付近は一方の面41が見え、左肩帯4と右肩帯5とが縫合される付近においても一方の面41が見える。
図1および図2に示される子守帯本体部1は、たとえば、特許公報1に記載の意匠を参照して作製できる。ただし、図2に示される通り、第3の連結手段20は、他方の面側の左肩帯4および右肩帯5上であって、肩帯方向の上端までの距離が肩帯方向の下端までの距離よりも長くなる位置にて設けられる。
図4に示されているように、子守帯本体部1は、乳幼児の腰回りにされる腰帯15を備える。特に、腰がすわっていない乳児に使用する場合は、腰帯15で子供を支えるようにする。
図9は他方の面側から見た左肩帯4の中央付近を示した図である。図9を参照して、子守帯本体部1は、ねじれが生じる部分にゴムなどを通して伸縮性をもたせることによって、左肩帯4上の脇部22に縦方向のギャザーが設けられる。このように、脇部22にギャザーを形成させることによって、使用者の体のラインに子守帯100をフィットさせることができ、身につけている子守帯100を使用環境中にある他の物と接触することを防止することが期待できる。
図10は子守帯本体部1の下端付近を一方の面側から示した図である。図10に示されるように、子守帯本体部1は、左肩帯および右肩帯の下端に乳幼児の足を保護する股パット部11が設けられている。図11は、子守帯本体部1の乳幼児の尻部が当接する部分を上方から見た展開図である。股パット部11を設けることによって、乳幼児の足が子守帯本体部1によってすり切れることを防止することが期待できる。股パッド部11は、クッション性のある部材で構成され、一定の広さを有することが好ましい。
図12は、腰帯ポケット蓋部30を開けた状態を一方の面側から示した図である。図12を参照して、子守帯本体部1は、腰帯15上に小物を収納することができる腰帯ポケット17が設けられている。腰帯ポケット17は、面ファスナー31と面ファスナー33を接着することにより、腰帯ポケット蓋部30を開閉する。面ファスナー32と腰帯ポケット17の内側に設けた面ファスナーとにより、腰帯ポケット17を内側から開閉することもできる。
図13は、腰帯ポケット17の上部を子守帯本体部から外した状態を一方の面側から示した図である。図13を参照して、面ファスナー34と面ファスナー35との脱着を介して、腰帯ポケット17の上部を子守帯本体部1から脱着させることができる。腰帯ポケット17がこのような構造をとることにより、腰帯連結具14を腰帯ポケット17と子守帯本体部1との間に収納することができる。
図1に示すように、子守帯本体部1は、ジッパータグ16を上下して開閉できるジッパー部が設けられている。このジッパー部を介して、乳幼児を子守帯100から出し入れすることができる。このジッパー部はジッパー保護部13によって一方の面側から見えないようになっている。
(4)連結部
連結部は、子守帯本体部の上端とヘッドレスト部の下端とを連結するために設けられている。したがって、本発明の子守帯において、連結部は、子守帯本体部の上端とヘッドレスト部の下端とが接する部位である。図1を参照して、連結部3には左右方向のギャザーが設けられており、連結部3の周辺には縦皺が生じる。連結部にギャザーがあることにより、ヘッドレスト部の立ちがよくなる。このようなギャザーは、連結部3の中にゴムを通すことによって形成させ得るが、特に限定されない。
(5)使用形態
図14および15は、乳幼児を縦抱き状態にして本発明の子守帯100を使用した図である。本発明の子守帯を首がすわっていない乳児に使用する場合は、図4に示すように、ヘッドレスト部2を完全に立たせた状態で使用することが好ましい。本発明の子守帯を首がすわりはじめた乳児に使用する場合は、図14に示すように、第1の紐貫通部周辺にギャザーを形成させず、場合によっては第2の紐貫通部周辺にもギャザーを形成させずに、ヘッドレスト部2の一部を折り返して使用することができる。本発明の子守帯を首がすわった乳児または幼児に使用する場合は、図15に示すように、第1の連結手段10および第2の連結手段12の連結を解除して、ヘッドレスト部2の全体を折り返して使用することができる。なお、本発明の子守帯は、乳幼児を、使用者と向かい合わせて保持することも、使用者に背を向けて保持することもできる。また、本発明の子守帯によれば、乳幼児を、使用者の前面にて抱っこ状態で保持することも、使用者の背面にておんぶ状態で保持することもできる。
図16は、本発明の子守帯100をスリング式で使用した状態を示した図である。生後間もない新生児に至っては、縦抱きが適さない場合がある。この場合は、図16に示すように、本発明の子守帯100をスリング式のものとして使用することができる。この場合、乳児の頭からの落下を防ぐために、第1の紐8の締め付けを強くして結び、第1の紐貫通部6周辺に多数のギャザーを形成させ、かつ、第2の紐9の締め付けを弱くして結びまたは結ばずに第2の紐貫通部7周辺のギャザーの形成の程度を小さくすることによって、ヘッドレスト部2をベッド状にすることが好ましい。
図17および図18は、本発明の子守帯100をスリング式にして使用した側面図および背面図である。図17が示すように、本発明の子守帯100をスリング式にして使用する場合は、乳幼児の腰からの落下を防ぐために、乳幼児の腰を腰帯15で固定する。また、図18に示すように、使用する子供が新生児または乳児である場合には、子供の足を本発明の子守帯100の中に入れる。
図19は本発明の子守帯100の折り畳み手順を示した図である。図19を参照して、まず、子守帯100のヘッドレスト部2を他方の面方向に折り畳む(矢印a)。次いで、子守帯本体部1の下半分を子守帯本体部1の上半分と他方の面側で重ね合わせるように折り畳む(矢印b)。次いで、子守帯本体部1の上半分と下半分を他方の面側で重ね合わせるように折り畳む(矢印c)。最後に、折り畳んだ子守帯100の形が崩れないように、腰帯15で縛り付けて腰帯連結具14で固定する。このようにして本発明の子守帯100を4つ折りに畳み込んだ状態は、図20に示される。
(6)本発明の別の一実施形態
本発明の別の一実施形態として、本発明の子守帯が備える腰帯に、子守帯全体を収納するための収納袋を設けることができる。図21を参照して、腰帯15には、腰帯ポケットに代えて、収納袋格納部53が設けられている。この収納格納部53には、図22に示すように、収納袋200が格納されている。収納袋200は、取っ手部51と袋本体部52から構成される。図22を参照して、子守帯100を4つ折りに畳み込み、次いで腰帯15で縛り付け、次いで収納格納部53から収納袋200を取り出す。この収納袋200を裏返しにすることによって、子守帯100は収納袋200に収納される。このような形態の本発明の子守帯は、子守帯を収納するための収納袋を別途携帯する必要がなく、かつ、収納袋によって子守帯の持ち運びが容易になることから、使用者にとって非常に利便性が高い。
本発明は、乳幼児を保持するための子守帯に適用でき、リュックサック式のものとしてのみならず、スリング式のものとしても使用することができる。したがって、本発明は、出生0ヶ月の乳児から3歳程度の幼児にまで適用できる。本発明の子守帯は、使用者にとって利便性が高く、かつ、乳幼児にとって快適かつ安全なものとして、産業上有用である。
1 子守帯本体部
2 ヘッドレスト部
3 連結部
4 左肩帯
5 右肩帯
6 第1の紐貫通部
7 第2の紐貫通部
8 第1の紐
9 第2の紐
10 第1の連結手段
10a 第1の連結手段のオス部
10b 第2の連結手段のメス部
11 股パット部
12 第2の連結手段
12a 第2の連結手段のオス部
12b 第2の連結手段のメス部
13 ジッパー保護部
14 腰帯連結具
14a 腰帯連結具のオス部
14b 腰帯連結具のメス部
15 腰帯
16 ジッパータグ
17 腰帯ポケット
18 交差縫合部
20 第3の連結手段
21 第4の連結手段
22 脇部
30 腰帯ポケット蓋部
31、32、33、34、35 面ファスナー
40 ねじれ
41 一方の面
42 他方の面
51 取っ手部
52 袋本体部
53 収納袋格納部
100 子守帯
200 収納袋
a 折り畳み手順1
b 折り畳み手順2
c 折り畳み手順3

Claims (6)

  1. 乳幼児の頭部を支持するヘッドレスト部と、
    左肩帯および右肩帯が設けられた、乳幼児の胴体部を支持する子守帯本体部と、
    前記子守帯本体部の上端と前記ヘッドレスト部の下端とを連結する連結部と、
    を備える子守帯であって、
    前記ヘッドレスト部は、
    上端に左右方向のギャザーが形成可能な第1の紐貫通部が設けられ、
    中央に左右方向のギャザーが形成可能な第2の紐貫通部が設けられ、
    左端に前記子守帯本体部の左肩帯と連結可能な第1の連結手段が設けられ、
    右端に前記子守帯本体部の右肩帯と連結可能な第2の連結手段が設けられ、かつ、
    表生地と裏生地との間に芯布を含み、および、
    前記連結部は、左右方向のギャザーが設けられている、
    前記子守帯。
  2. 前記子守帯本体部は、左肩帯および右肩帯が一方の面側で交差し縫合され、他方の面側で左肩帯および右肩帯がそれぞれねじれを有し、かつ、他方の面側の左肩帯および右肩帯上にそれぞれの肩帯を逆の肩帯に連結可能な第3の連結手段が設けられている、請求項1に記載の子守帯。
  3. 前記子守帯本体部は、乳幼児の腰回りにされる腰帯を備える、請求項1または2に記載の子守帯。
  4. 前記第3の連結手段は、他方の面側の左肩帯および右肩帯上であって、肩帯方向の上端までの距離が肩帯方向の下端までの距離よりも長くなる位置にて設けられている、請求項2または3に記載の子守帯。
  5. 前記子守帯本体部は、左肩帯および右肩帯の下端に乳幼児の足を保護する股パット部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の子守帯。
  6. 前記ヘッドレスト部は、扇状のヘッドレスト部である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の子守帯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239809A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Katoji Co Ltd ベビーキャリア
JP2013036123A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Naoko Takayanagi 育児用防寒具およびその着用方法
JP2014176493A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Combi Corp 子守帯

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