JP2005131146A - ベビーキャリア - Google Patents

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    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
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Abstract

【課題】 多様な使用者の体格や抱持方法に対応できる汎用性の高いベビーキャリアを提供する。
【解決手段】 幼児の身体を収容するキャリア本体(10)と、このキャリア本体(10)に取り付けられる左右一対の肩ベルト(30a)(30b)とを備えるベビーキャリア(1)において、前記肩ベルト(30a)(30b)は、長さ調節可能なベルト基材(31a)(31b)と、このベルト基材(31a)(31b)に装着され、ベルト基材(31a)(31b)の長さ方向にスライド移動可能となされたパッド(36a)(35b)とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、幼児抱持に用いるベビーキャリア、特に多様な抱持方法に適したベビーキャリアに関する。
幼児を抱持するためのベビーキャリアは、首のすわる前には幼児を略水平に寝かせて保持する横抱き用のものが使用され、首がすわってからは幼児の身体を起こしておんぶやだっこで保持する縦抱き用のものが使用される。このように、幼児の成長に伴って抱持方法やベビーキャリアを使い分けるのが一般的である。また、使用期間の短い横抱き専用のベビーキャリアを用いずに、従来の縦抱用ベビーキャリアに横抱き支援部材を追加したり細部を改良することで、一つのベビーキャリアを横抱きと縦抱きに兼用することも行われている(特許文献1参照)。
図8に、従来の一般的な縦抱き用ベビーキャリア(70)を示す。
前記ベビーキャリア(70)は、幼児の身体を収容するキャリア本体(71)に左右一対の肩ベルト(72)(72)が取付けられ、キャリア本体(71)を使用者の背側または前側に配置することでおんぶにもだっこにも用いられる。前記肩ベルト(72)は、キャリア本体(71)の上部から引き出される基端側が、弾力性に富む厚いクッション材(73)で構成され、先端側が薄く幅の狭い帯紐材(74)で構成されている。前記帯紐材(74)は、その中間部に長さ調節機能を有する中間バックル(75a)が取付られ、キャリア本体(70)の相手方バックル(75b)に脱着自在に連結される。また、前記帯紐材(73)の先端には一対の先端バックル(76a)(76b)が取り付けられ、左右の肩ベルト(72)(72)を脱着自在に連結するものとなされ、抱持方法や使用者の体型によって帯紐材(73)(73)の中間バックル(75a)(75a)より先端部分が余った場合に使用者の腰に巻いて連結される。また、肩ベルト(72)(72)は縦抱きより横抱きに長尺を要するため、兼用ベビーキャリアでは縦抱き専用ベビーキャリアよりも帯紐材(74)が長く設計されている。
前記ベビーキャリア(70)を横抱きで使用する場合、図9Aおよび図9Bに示すように、左右の肩ベルトを一括して片方の肩にたすき掛けにして使用される。
特開2000−296033号公報
しかしながら、横抱きで肩ベルト(72)の長さを長くして使用すると、長身の使用者ではクッション材(73)の長さが不足して肩への緩衝効果が得られないという不都合があった。
ところで、肩ベルト(72)のたすき掛けによる横抱きはいわば肩ベルト(72)でキャリア本体(71)を吊した状態であるから、歩行時の揺れや使用者の前傾姿勢によって使用者とキャリア本体(71)とが離れるおそれがある。このため、肩ベルト(72)(72)を左右の肩に掛けて背中で交差させて横抱きしたいという要望がある。交差掛けでは、左右の肩ベルト(72)(72)がキャリア本体(71)の頭側と足側の両側から使用者に引き寄せた状態となって使用者とキャリア本体(71)との密着性が高まり、たすき掛けよりも安定性の高い抱持ができる。横抱きは生後間も幼児に適用する抱持方法であるから、より高い安定抱持性が求められているのである。また、使用者にとっても、片方の肩に全重量がかかるたすき掛けよりも、両肩に二分される交差掛けの方が負担が少ない。
しかしながら、交差掛けはたすき掛けよりも肩ベルト(72)の長さを長くする必要があるため、ますますクッション材(73)の長さが不足して肩に当たらなくなる。
上述した問題は、以下の理由によりクッション材(73)の長さを延長することでは解決できない。
肩ベルト(72)の必要長さはおんぶ、だっこ、横抱きたすき掛け、横抱き交差掛けの順で長くなり、さらに使用者の体格による差が加わる。すなわち、小柄な使用者がおんぶで使用する時に最も短く調節され、大柄な使用者が横抱き交差掛けで使用する時に最も長く調節される。一方、肩ベルト(72)の長さ調節は帯紐材(74)の中間バックル(75a)で行っているため、最短長さはクッション材(73)と略同じ長さとなる。このような肩ベルト(72)において、大柄な使用者の交差掛けに適したクッション材(73)の長さは小柄な使用者がおんぶに要するよりも長い、という現実がある。従って、汎用品としての兼用ベビーキャリアではクッション材(73)を小柄使用者がおんぶに要する長さ以上に設定することができない。このため、消費者は、使用期間の短い横抱き時の不都合を承知しながら汎用品を使用するか、あるいはクッション材の長いベビーキャリアを個別に製作することで対応している。
なお、肩ベルト全体をクッション材で構成したり、クッション材と帯紐材に跨って長さ調節すれば、肩への緩衝効果に関する限りは多様な使用者や抱持方法に対応できる。しかし、調節具の構造や調節操作が複雑になり、汎用品としての現実性に欠けるものとなる。
この発明は、上述した技術背景に鑑み、多様な使用者の体格や抱持方法に対応できる汎用性の高いベビーキャリアの提供を目的とする。
即ち、本発明のベビーキャリアは下記の(1)〜(5)の構成を有する。
(1) 幼児の身体を収容するキャリア本体(10)と、このキャリア本体(10)に取り付けられる左右一対の肩ベルト(30a)(30b)とを備えるベビーキャリアにおいて、
前記肩ベルト(30a)(30b)は、長さ調節可能なベルト基材(31a)(31b)と、このベルト基材(31a)(31b)に装着され、ベルト基材(31a)(31b)の長さ方向にスライド移動可能となされたパッド(36a)(35b)とを有することを特徴とするベビーキャリア。
(2) 前記ベルト基材(31a)(31b)は、基端部が前記キャリア本体(10)の左上端部および右上端部に固着され、先端部が前記キャリア本体(10)の左下端部または右下端部のいずれに対しても着脱自在に取り付けられてなる前項(1)に記載のベビーキャリア。
(3) 前記パッドは基端側パッド(35a)(35b)と先端側パッド(36a)(36b)とにより構成され、基端側パッド(35a)(35b)が前記ベルト基材(31a)(31b)の基端側に固着される一方、先端側パッド(36a)(36b)がスライド移動可能となされている前項(1)または(2)に記載のベビーキャリア。
(4) 基端側パッド(35a)(35b)または先端側パッド(36a)(36b)のいずれか一方において、他方のパッドとの対向部に他方のパッドに重なるフラップ(37)が設けられている前項(3)に記載のベビーキャリア。
(5) 前記キャリア本体(10)は、少なくとも、背当て部(11)と、この背当て部(11)に連続する股当て部(12)と、前記背当て部(11)に装着される頭部サポート部材(40)とを有する前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載のベビーキャリア。
(1)の発明にかかるベビーキャリアによれば、肩ベルト(30a)(30b)のベルト基材(31a)(31b)上でパッド(36a)(36b)をスライド移動させ、使用者の肩にパッド(36a)(36b)を当てることができる。このため、抱持方法や使用者の体格が変わっても、パッド(36a)(36b)を適正位置に配置することができる。
(2)の発明にかかるベビーキャリアによれば、肩ベルト(30a)(30b)を平行掛けにすることも、交差掛けにすることもできる。
(3)の発明にかかるベビーキャリアによれば、肩ベルト(30a)(30b)の基端部が常にパッド(35a)(35b)に覆われているため、幼児に対する保護効果が得られる。
(4)の発明にかかるベビーキャリアによれば、先端側パッド(36a)(36b)を基端側パッド(35a)(35b)に接する位置に移動させた場合、フラップ(37)がこれらのパッド(35a)(36a)、(35b)(36b)の継ぎ目を覆ってベルト基材(31a)(31b)の露出を防ぎ、2つのパッドによる緩衝作用を連続させることができる。
(5)の発明にかかるベビーキャリアによれば、頭部サポート部材(40)の装着により横抱き、おんぶ、だっこに兼用でき、いずれの抱持方法においてもパッド(36a)(36b)を肩に当てることができる。
この発明の好適な1つの実施形態を、図示例に基づいて以下に説明する。
図1に示すベビーキャリア(1)は、幼児の身体を収容するキャリア本体(10)と左右一対の肩ベルト(30a)(30b)から構成され、さらに、図2Aおよび図2Bに示す敷材(50)を装着することができる。また、前記敷材(50)の着脱と肩ベルト(30a)(30b)の装着方向の組合せにより、横抱き、おんぶ、対面だっこおよび前向きだっこの4通りの保持方法で使用することができる。
前記キャリア本体(10)は、逆台形状の背当て部(11)と、該背当て部(11)の下端に連続形成された側面略U字状を呈する広幅帯状の股当て部(12)とを有する。そして、前記背当て部(11)の左右側縁のほぼ中央と、前記股当て部(12)の左右側縁と間に伸縮自在の足ぐりベルト(13)(13)が架け渡され、前記股当て部(12)が持ち上げられてキャリア本体(10)内が幼児の身体に沿った立体形状となっている。
さらに、前記キャリア本体(10)は、前記背当て部(11)に上方突出状に着脱自在に装着される頭部サポート部材(40)を有する。
前記頭部サポート部材(40)は、概略長方形の板状の後頭サポート部(41)と、この後頭サポート部(41)の左右両側に突出する帯状の側頭サポート部(42)(42)とを有する。前記後頭サポート部材(41)は、重ねられた板材とクッション材とを内包し、幼児の頭部を後方から柔らかくかつしっかりと支持する。前記側頭サポート部(42)(42)は、後頭サポート部(41)に一体に形成され、各先端部には肩ベルト(30a)(30b)に係止させるための2対のスナップ(44a)(44a)(44b)(44b)が取付けられている。前記側頭サポート部(42)は、肩ベルト(30a)(30b)への係止状態において幼児の頭部を側方から支持する。
前記頭部サポート部材(40)の着脱は、頭部サポート部材(40)に設けたスナップによる止着具(47a)と背当て部(11)の内面側に形成された袋部(14)内に設けた相手方止着具(47b)との係合により行う。
前記左右一対の肩ベルト(30a)(30b)は、それぞれ、扁平で強靱な帯紐からなるベルト基材(31a)(31b)と、このベルト基材(31a)(31b)上に装着されたクッション性を有するパッド(35a)(35b)(36a)(36b)とにより構成されている。
前記ベルト基材(31a)(31b)は、基端部で前記背当て部(11)の左上端部および右上端部に縫着される一方、長さ方向の中間部に第1バックル(32a)(32b)が、摺動による取付位置変更自在に取付けられている。これらの第1バックル(32a)(32b)は、キャリア本体(10)の股当て部(12)の前端部外面に取付けられた相手方の第2バックル(33a)(33b)と対をなすもので、左右どちらの第2バックル(33a)(33b)に対しても分離自在に止着連結しうるものである。即ち、2本の肩ベルト(30a)(30b)はキャリア本体(10)の上端部から下端部に渡される実質的な長さが調節可能となされているとともに、使用者の身体に対して平行に掛けることも交差させて掛けることもできるものとなされている。さらに、ベルト基材(31a)(31a)の先端には、互いに対をなす第1および第2のバックル(34a)(34b)が取付けられ、相互を止着連結しうるものとなされている。
図1および図7Aに示すように、前記パッドは、長さ方向における基端側の固定パッド(35a)(35b)と先端側のスライドパッド(36a)(36b)とにより構成されている。これらのパッド(35a)(35b)(36a)(36b)は樹脂発泡体を布で覆って形成したものであり、クッション性を有する。前記固定パッド(35a)(35b)は、その基端部でベルト基材(31a)(31b)とともに前記背当て部(11)の上端部に縫着されている。また、固定パッド(35a)(35b)は先端部のフラップ(37)を残してベルト基材(31a)(31b)に縫着されている。一方、スライドパッド(36a)(36a)は、外面に別布を縫着することによってベルト通し(38)が形成され、ベルト基材(31a)(31b)を挿通させることによって該ベルト基材(31a)(31b)に対してスライド移動可能に装着されている。
また、前記固定パッド(35a)(35b)には上述の側頭サポート部(42)を係止するためのD鐶(39)が取付けられている。
なお、以下の説明において、肩ベルト(30a)(30b)の基端から第1バックル(32a)(32b)までの長さ、即ちキャリア本体(10)の背当て部(11)から股当て部(12)に渡される長さを肩ベルト(30a)(30b)の実質長さと称する。
図3Aおよび図3Bに示す敷材(50)は、敷材(50)は、幼児の背面側にあてがう本体部(51)と、この本体部(51)の頭部側に連続的に形成されたガード部(52)とから構成される。
前記本体部(51)は、概略長方形の布製で、頭部側には硬質の芯材が挟み込まれたものである。前記本体部(51)の脚部側の左右両側縁には耳部(53a)(53b)が突設され、さらに面ファスナ(54a)(54b)が縫着された巻き留めベルト(55a)(55b)が取り付けられている。また、前記本体部(51)の裏面頭部側には本体部(51)の上半部とほぼ同形の袋部材(56)が付設されている。前記袋部材(56)は、下端部および上部の左右所定位置を除く外周部が本体部(51)の周縁に縫着され、この縫着によって、下端に開口部(59)を有する袋状部(57)に形成されているとともに、この袋状部(57)には左右側縁にスリット状の開口部(58)(58)が
次に、前記ベビーキャリア(1)の使用方法について説明する。
〈横抱き〉
まず、上述した方法でキャリア本体(10)に頭部サポート部材(40)を装着する。また、横抱きでは長い肩ベルト(30a)(30b)が必要となるため、第1バックル(32a)(32b)を先端側に位置調節して肩ベルト(30a)(30b)の実質長さを長くしておく。
さらに、キャリア本体(10)に敷材(50)を装着する。図3に示すように、頭部サポート部材(40)の上方から後頭サポート部(41)に前記敷材(50)の袋部材(56)を被せて袋状部(57)内に深く差し込み、左右のスリット状開口部(58)(58)から側頭サポート部(42)(42)を通して引き出す。さらに、本体部(51)の両耳部(53a)(53b)でキャリア本体(10)の股当て部(12)の側縁を覆って両巻き留めベルト(55a)(55b)を係合させる。これらの操作により、敷材(50)は頭部側と脚部側の両方でキャリア本体(10)の所定位置に装着され、使用中のずれが防止される。
次に、図4A等に示すように、左右の側頭サポート部(42)(42)の先端部を肩ベルト(30a)(30b)のD鐶(39)(39)に係止する。これにより、敷材(50)はさらに安定した装着状態となる。
このようにして敷材(50)を装着したベビーキャリア本体(10)内に幼児を寝かせ、足をキャリア本体(10)と足ぐりベルト(13)との間に差し入れる。この足ぐりベルト(13)によって幼児の足を抑えてキャリア本体(10)からの脱落を防止することができる。また、股当て部(12)の側縁を敷材部(50)の耳部(53a)(53b)が覆っているため、幼児の足への食い込みが緩和される。
そして、図4Aおよび図4Bに示すように、キャリア本体(10)を水平近くにするとともに、左右の肩ベルト(30a)(30b)を背中で交差させ、ベルト基(31a)(31b)材の第1バックル(32a)(32b)をキャリア本体(10)の第2バックル(33b)(33a)に連結する。このとき、各スライドパッド(36a)(36b)を肩に当たるように移動させる。
横抱きでは、抱き方向(頭の方向)によって左右の肩ベルト(30a)(30b)で肩に当たる位置が大きく異なる。このため、基端側(背当て部側)が使用者に近接する肩ベルト(30a)では第1バックル(32a)に近い部分で肩に当たり、スライドパッド(36a)を第1バックル(32a)近くまで大きく移動させている。一方、使用者から離れた肩ベルト(30b)では背当て部(11)に近い部分で肩に当たるため、スライドパッド(36b)の移動量は小さくなっている。また、抱き方向が左右逆になると左右のスライドパッド(36a)(36b)の移動量の大小が逆になり、使用者が大柄になるほど移動量は左右ともに大きくなる。
〈おんぶ〉
敷材(50)は用いず、上述した方法でキャリア本体(10)に頭部サポート部材(40)を装着する。また、肩ベルト(30a)(30b)の第1バックル(32a)(32a)は、横抱き時よりも基端側に位置調節して肩ベルト(30a)(30b)の実質長さを短くしておく。
そして、図5に示すように、左右の肩ベルト(30a)(30b)が平行するように第1バックル(32a)(32b)と第2バックル(33a)(33b)を連結し、キャリア本体(10)を背負って肩ベルト(30a)(30b)を左右の肩に掛ける。さらに、肩ベルト(30a)(30b)の実質長さを調節してベルト基材(31a)(31b)の先端余剰部分を腰に回し、先端部のバックル(34a)(34b)を連結する。
おんぶでは、肩ベルト(30a)(30b)の実質長さが短く左右ともに基端部に近い部分で肩に当たるため、横抱きよりもスライドパッド(36a)(36b)の移動量が少ない。このため、図5に示すように、小柄な使用者では固定パッド(35a)(35b)に当接する位置が適正位置となることがある。図6Bに示すように、固定パッド(34a)(34b)とスライドパッド(36a)(36b)が当接する場合、固定パッド(35a)(35b)のフラップ(36)がスライドパッド(36a)(36b)の端部に重なってこれらの継ぎ目を覆い、ベルト基材(31a)(31b)の露出を防いでパッドによる緩衝作用を連続させることができる。
〈だっこ〉
肩ベルト(30a)(30b)の実質長さは、おんぶ時よりも長く横抱き時よりも短く調節しておく。そして、図7に示すように、キャリア本体(10)を使用者の正面側に配置し、肩ベルト(30a)(30b)を背面側で交差させて第1バックル(32a)(32b)および第2バックル(33b)(33a)を連結する。
だっこでは、おんぶよりも肩ベルト(30a)(30b)の実質長さが長く、スライドパッド(36a)(36b)の移動量もやや大きくなる。図8では、スライドパッド(36a)(36b)を先端側に若干量移動させている。
なお、図5のおんぶおよび図7の対面だっこでは背当て部(11)に頭部サポート部材(40)を装着しているが、頭部サポート部材(40)を外しても良いし、ガード部(52)が邪魔にならない場合は敷材(50)を装着することもできる。また、前向きだっこでは、頭部サポート部材(40)を外す。
以上説明したように、前記ベビーキャリア(1)によれば、肩ベルト(30a)(30b)の長さ調節とスライドパッド(36a)(36b)の移動を組み合わせることにより、横抱き、おんぶ、だっこのいずれの抱持方法においてもパッドを使用者の肩に当てることができる。また、使用者の体格差にも対応してパッドを適正位置に配置することができる。このため、多様な抱持方法や使用者に適した汎用性の高いベビーキャリアとなし得る。
なお、この発明のベビーキャリアの各部の詳細な構成は、図示とともに上述した態様に限定されない。
固定パッド(35a)(35b)は、どのような抱持方法においても使用者の肩に当たることはないが、幼児の頭部に近い部分であるから、固定パッド(35a)(35b)の取り付けによって幼児に対する保護効果を得ることができる。もちろん、スライドパッド(36a)(36b)のみのベビーキャリアも本発明に含まれる。また、フラップ(37)はスライドパッド(36a)(36b)に設けて固定パッド(35a)(35b)の端部に重なるようにしても良い。
スライドパッド(36a)(36b)をスライド移動させる方法は上記実施形態に限定されない。
キャリア本体(10)は、背当て部(11)のみからなるもの、あるいは股当て部(12)の前側に前当て部が付加されて袋状に形成されたものでも良い。頭部サポート部材(40)の有無も問わない。横抱きには頭部サポート部材(40)が必要であるが、本発明は横抱き、おんぶ・だっこの兼用ベビーキャリアに限定するものではなく、おんぶまたはだっこ専用のベビーキャリアも本発明に含まれる。おんぶまたはだっこにおいても、使用者の体格によって肩ベルトの長さが調節され、これにともなってパッドの適正位置が変化するためである。また、頭部サポート部材や敷き材が背当て部と一体化された横抱き用ベビーキャリアも本発明に含まれる。また、前記頭部サポート部材(40)は、少なくとも幼児の後頭部を支持する後頭サポート部(41)を備えていれば横抱きに用いることができ、側頭サポート部(42)のないものも本発明に含まれる。
横抱き、特に肩ベルトを交差掛けする横抱きでは使用者の体格やだっこ方向によってパッドの適正位置が大きく変化し、かつおんぶ・だっこと兼用することによってさらに変化量が拡大する。このため、横抱きとおんぶ・だっこを兼用するベビーキャリアにおいて、スライド移動可能なパッドを用いる意義は大きい。
肩ベルト(30a)(30b)は、先端部をキャリア本体(10)の下端部の左右のどちらに対しても着脱可能としたことで、図5に示す平行掛けと図4A,図4B,図7に示す交差掛けとを自由に選択できる。特に横抱き時の交差掛けでは、キャリア本体(10)を頭側と脚側の両側から使用者に引き寄せ、安定した抱持状態が得られる。このため、横抱きとおんぶ・だっこを兼用するベビーキャリアにおいては、左右に着脱自在であることが好ましい。但し、肩ベルトを平行掛けまたは交差掛けのどちらか一方で使用するベビーキャリアも本発明に含まれる。また、肩ベルトの着脱手段および長さ調節手段はバックルの連結およびバックルの摺動によるものに限定されず、またこれらの機能を別々の部材で行っても良い。
また、肩ベルトの取り付け位置はキャリア本体の形状によって適宜変更することができる。例えば、背当て部、股当て部に加えて胸部を覆う前当て部を有するキャリア本体であれば、肩ベルトの基端部を前当て部の上端部に固着し、先端部を前当て部の下端部または股当て部に着脱させる。
本発明のベビーキャリアの一実施形態を示す全体斜視図である。 図1のベビーキャリアに装着する敷材を表側から見た斜視図である。 図1のベビーキャリアに装着する敷材を裏側から見た斜視図である。 キャリア本体に頭部サポート部材および敷材を装着した状態を示す要部斜視図である。 図1のベビーキャリアを横抱きで使用した状態を前側から見た斜視図である。 図1のベビーキャリアを横抱きで使用した状態を背面側から見た斜視図である。 図1のベビーキャリアをおんぶで使用した状態を示す斜視図である。 スライドパッドを移動させて固定パッドから離れた状態を示す斜視図である。 スライドパッドが固定パッドに接した状態を示す斜視図である。 図1のベビーキャリアをだっこで使用した状態を示す斜視図である。 従来のベビーキャリアの全体斜視図である。 図8のベビーキャリアを横抱きで使用した状態を前側から見た斜視図である。 図8のベビーキャリアを横抱きで使用した状態を背面側から見た斜視図である。
符号の説明
1…ベビーキャリア
10…キャリア本体
11…背当て部(キャリア本体)
12…股当て部(キャリア本体)
30a,30b…肩ベルト
31a,31b…ベルト基材
35a,35b…固定パッド(基端側パッド)
36a,36b…スライドパッド(先端側パッド)
37…フラップ

Claims (5)

  1. 幼児の身体を収容するキャリア本体(10)と、このキャリア本体(10)に取り付けられる左右一対の肩ベルト(30a)(30b)とを備えるベビーキャリアにおいて、
    前記肩ベルト(30a)(30b)は、長さ調節可能なベルト基材(31a)(31b)と、このベルト基材(31a)(31b)に装着され、ベルト基材(31a)(31b)の長さ方向にスライド移動可能となされたパッド(36a)(35b)とを有することを特徴とするベビーキャリア。
  2. 前記ベルト基材(31a)(31b)は、基端部が前記キャリア本体(10)の左上端部および右上端部に固着され、先端部が前記キャリア本体(10)の左下端部または右下端部のいずれに対しても着脱自在に取り付けられてなる請求項1に記載のベビーキャリア。
  3. 前記パッドは基端側パッド(35a)(35b)と先端側パッド(36a)(36b)とにより構成され、基端側パッド(35a)(35b)が前記ベルト基材(31a)(31b)の基端側に固着される一方、先端側パッド(36a)(36b)がスライド移動可能となされている請求項1または2に記載のベビーキャリア。
  4. 基端側パッド(35a)(35b)または先端側パッド(36a)(36b)のいずれか一方において、他方のパッドとの対向部に他方のパッドに重なるフラップ(37)が設けられている請求項3に記載のベビーキャリア。
  5. 前記キャリア本体(10)は、少なくとも、背当て部(11)と、この背当て部(11)に連続する股当て部(12)と、前記背当て部(11)に装着される頭部サポート部材(40)とを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のベビーキャリア。
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