JP3077992U - 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア - Google Patents

乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア

Info

Publication number
JP3077992U
JP3077992U JP2000008445U JP2000008445U JP3077992U JP 3077992 U JP3077992 U JP 3077992U JP 2000008445 U JP2000008445 U JP 2000008445U JP 2000008445 U JP2000008445 U JP 2000008445U JP 3077992 U JP3077992 U JP 3077992U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
baby
carrier
infant
holding
carrier body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000008445U
Other languages
English (en)
Inventor
順一 樋口
Original Assignee
ラッキー工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラッキー工業株式会社 filed Critical ラッキー工業株式会社
Priority to JP2000008445U priority Critical patent/JP3077992U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077992U publication Critical patent/JP3077992U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots

Landscapes

  • Portable Outdoor Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦抱きにも横抱きにも使用でき、しかも乳幼
児の身体を安全に安定して保持できるベビーキャリアの
提供する。 【解決手段】 ベビーキャリアは、少なくとも背当て部
11および前記背当て部11の上部に頭部安定用の頭当て部
材13を有し、乳幼児を収容保持するキャリア本体10と、
前記キャリア本体10に左右一対が取付けられ、縦抱きで
両肩掛け使用時と横抱きで2本一括たすき掛け使用時と
で長さ調節可能なショルダーベルト30,30と、前記キャ
リア本体10内に装着され、乳児を仰臥させる敷材部51お
よび該敷材部51の頭部側周縁に起立状態に形成されたガ
ード部52を有する乳児用パッド50とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、乳幼児を保持して移動する際に縦抱き・横抱きに兼用できるベビ ーキャリア、および横抱き時に使用する乳児用パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児を保持して移動する際に保持具として使用されるベビーキャリアを大別 すると、乳幼児の身体を起こしてだっこまたはおんぶの状態で保持する縦抱き用 と、横に寝かせた状態で保持する横抱き用の2種類がある。
【0003】 前者の縦抱き用ベビーキャリアは、乳幼児の身体を起こした状態で保持するキ ャリア本体に左右一対のショルダーベルトを取り付けたものが種々提案され、一 般に多く用いられている。このタイプのベビーキャリアは、キャリア本体を使用 者の正面側(だっこ)または背面側(おんぶ)に位置させるとともに、両肩にショル ダーベルトを掛けて使用され、乳幼児の安全保護の観点から乳幼児の首がすわる 生後約3ヶ月以降の使用を前提としている。
【0004】 一方、後者の横抱き用ベビーキャリアは、乳幼児を横に寝かせた状態で保持す るキャリア本体に、使用者の一方の肩にたすき掛けにする1本のショルダーベル トを取り付けたものが一般に多く用いられている。このタイプのベビーキャリア は、乳幼児を寝かせて首や頭部に負担がかからない状態で保持できるものである から、生後間もない首がすわる前の乳児に対しても使用することができる。
【0005】 これら2種類のベビーキャリアのうち、横抱き用ベビーキャリアは生後すぐか ら使用できるが、成長して体重が増してきた乳児の横抱きは使用者への負担が増 すし、乳幼児にとっても縦抱きの方が快適になってくる。そのため、首がすわっ た後には縦抱き用ベビーキャリアに移行するのが一般的である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来のベビーキャリアでは、生後すぐ使用する横抱き用と首 がすわってから使用する縦抱き用の2種類を必要とし、しかも横抱き用のベビー キャリアは使用できる期間が短いという問題点があった。縦抱き、横抱きのいず れにも使用できるベビーキャリアがあれば1つで済むが、横抱きは首がすわらず 身体のしっかりしていない乳児に対しても行われるため、縦抱き用ベビーキャリ ア以上に保持状態の安全性や安定性が求められる。
【0007】 この考案は、このような技術背景に鑑み、横抱き時に乳児の身体を安全に保持 するための乳児用パッドおよびこの乳児パッドを装着して縦抱きおよび横抱きに 兼用できるベビーキャリアの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の乳児用パッドは、前記目的を達成するために、乳児を仰臥させる敷 材部(51)と、該敷材部(51)の頭部側周縁から起立状態に形成されたガード部(52) とを有することを特徴とする。
【0009】 また、縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリアは、少なくとも背当て部(11)および 前記背当て部(11)の上部に頭部安定用の頭当て部材(13)を有し、乳幼児を収容保 持するキャリア本体(10)と、前記キャリア本体(10)に左右一対が取付けられ、縦 抱きで両肩掛け使用時と横抱きで2本一括たすき掛け使用時とで長さ調節可能な ショルダーベルト(30)(30)と、横抱き時に前記キャリア本体(10)内に装着され、 乳児を仰臥させる敷材部(51)および該敷材部(51)の頭部側周縁に起立状態に形成 されたガード部(52)を有する乳児用パッド(50)とを備えることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
この考案の好適な1つの実施形態を、図示例に基づいて以下に説明する。
【0011】 図1に乳児用パッド(50)を示すとともに、図2に前記乳児用パッド(50)の装着 によって縦抱きおよび横抱きに兼用可能なベビーキャリア(1)を示す。
【0012】 前記乳児用パッド(50)は、仰臥させた乳児の身体に敷く略長方形の敷材部(51) と、この敷材部(51)の頭部側に連続的に形成されたガード部(52)とから構成され る。
【0013】 前記敷材部(51)およびガード部(52)は、いずれも乳児側に位置する柔らかい内 布とキャリア本体側に位置する張りのある外布との間にクッション材を挟み込ん だ積層体で構成され、ガード部(52)は前記敷材部(51)の頭部側の周縁から略垂直 に起立するように縫着されている。
【0014】 前記ベビーキャリア(1)は、キャリア本体(10)およびショルダーベルト(30)か ら構成される。
【0015】 前記キャリア本体(10)は、背当て部(11)と、該背当て部(11)の下端に連続形成 された側面略U字状を呈する広幅帯状の股当て部(12)とを有し、さらに前記背当 て部(11)の上部に着脱自在に取付けられた頭当て部材(13)と、前記股当て部(12) に着脱自在に取付けられた正面視略逆凸状の前当て片(14)とを有する。
【0016】 前記頭当て部材(13)は、乳幼児の首から頭部を支持して安定させるための板状 体であり、背当て部(11)に上方突出状に、ホックによる止着部材(図示略)と、抑 さえ帯(18)との併用で背当て部(11)に着脱可能に取付けられている。
【0017】 前記前当て片(14)は、下端縁がファスナー(19)を有して、股当て部(12)の前端 縁に分離可能に連結される一方、上部両側縁が上下各1対のホックによる止着具 (20)(20)を有して、背当て部(11)の両側耳部(11a)(11a)の先端部に分離可能に連 結されたものとなされている。
【0018】 また、前記前当て片(14)の上部外面には、横向きに1本の安全補助ベルト(21) が中間部を縫い付けて取付けられている。この補助ベルト(21)は、前当て片(14) の上部の止着具(20)が万一外れたときの安全対策として付設されたものであり、 両端の第1バックル(22a)(22a)を背当て部(11)の両側耳部(11a)(11a)の外面に取 付けられた第2バックル(22b)(22b)に止着連結しうるものとなされている。
【0019】 従って、前記キャリア本体(10)は、前記前当て片(14)を股当て部(12)および背 当て部(11)に連結することにより、その内側に幼児をすっぽりと収めて保持する 袋状タイプとしても、また前記前当て片(14)を分離することにより、幼児の前側 の拘束を弛めて保持するオープンタイプの両用タイプに転換可能である。
【0020】 前記ショルダーベルト(30)(30)は左右一対あり、その基部が背当て部(11)の背 面に、背面視略V字状をなす態様に重ね合わされて縫着一体化され、背当て部(1 1)の上端面側縁部から上方に引き出されている。使用者の肩に掛かる部分は、太 い帯状のものに形成される一方、先端側はそれより細い帯紐部(31)(31)によって 形成され、全長としては縦抱き使用時よりも長さい寸法を必要とする横抱き使用 に適するような十分な長さを有するものに形成されている。
【0021】 また、前記ショルダーベルト(30)(30)の先端側の前記帯紐部(31)(31)には、そ の中間部に第1バックル(32a)(32a)が、摺動による取付位置変更自在に取付けら れている。これらの第1バックル(32a)(32a)は、キャリア本体(10)における股当 て部(12)の前端部外面両側縁部に取付けられた相手方の第2バックル(32b)(32b) と対をなすもので、それらに分離自在に止着連結しうるものである。さらに、前 記ショルダーベルト(30)(30)の帯紐部(31)(31)の各先端には、互いに対をなす第 1および第2のバックル(33a)(33b)が取付けられ、相互を止着連結しうるものと なされている。
【0022】 さらに、図示例のベビーキャリア(1)では、横抱き時の安定保持性を向上させ るために腰ベルト(40)が付加されている。
【0023】 図3に示すように、前記腰ベルト(40)は、1本の細幅の帯紐(41)の両端に一対 のバックル(42a)(42b)を取付けることにより構成され、バックル(42a)(42b)相互 を止着連結しうるものとなされている。横抱き使用時において、この腰ベルト(4 0)は前記キャリア本体(10)の背当て部(11)の外面側のポケット(15)の両脇と背当 て部(11)の下端部とに縫着された左右のベルト通し(16a)(16b)(17a)(17b)のうち の左右どちらかのベルト通し(17a)(17b)に差し通すとともに、使用者の腰周りに 巻き留めて使用され、キャリア本体(10)を使用者の身体に引き寄せた状態に保持 するものである。なお、この実施態様では、キャリア本体(10)を使用者に引き寄 せた状態を安定させるために、ベルト通しを上下2箇所を設け、さらに左右どち らの横抱きにも対応できるように左右両方に設けている。
【0024】 この考案の縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリアの各部の詳細な構成は、図示と ともに前述した態様に限定するものではない。
【0025】 即ち、キャリア本体(10)は、乳幼児を縦抱き・横抱きのいずれの状態において も安定して保持できるものであれば良い。前記実施態様では分離可能な前当て片 (14)により袋−オープン転換可能なキャリア本体を例示したが、袋専用またはオ ープン専用のキャリア本体も縦抱き・横抱き兼用として用いることができる。ま た、縦抱きはおんぶまたはだっこのどちらか一方ができれば良い。また、頭当て 部材(13)として背当て部(11)に着脱可能なものを例示したが、これらが連続して 一体に形成されていても良い。頭当て部材は首のすわらない乳児を横抱きする場 合に不可欠であるが、前記実施態様のように着脱自在とすることにより、頭当て 部材のみの洗濯が可能となるし、成長した幼児を縦抱きする場合には取外して使 用することもできる。
【0026】 ショルダーベルト(30)(30)は、縦抱き両肩掛けに対応できるように左右一対あ って、長い寸法を必要とする横抱きに足りる長さがあり、かつ縦抱き使用時と横 抱き使用時とで長さが調節できれば良い。長さ調節機構も前記実施形態例の他に 、ショルダーベルトの中間位置にラダー部材を設けるなど適宜変更できる。また 、ショルダーベルトの取付位置もキャリア本体の形状に応じて前当て片等に適宜 変更できる。
【0027】 次に、前記ベビーキャリア(1)の使用方法について説明する。
【0028】 図4および図5に、縦抱き時の使用例として、キャリア本体(10)を袋状タイプ に転換し、ショルダーベルト(30)(30)を両肩に掛けておんぶする使用態様を例示 する。
【0029】 キャリア本体(10)は、前当て片(14)を股当て部(12)に結合させた状態に準備す る。そして、乳幼児を載せた後、前記前当て片(14)を背当て部(11)に結合させて 、キャリア本体(10)を袋状に形成するとともに、袋状部内に幼児を収容する。こ のとき、予め両ショルダーベルト(30)(30)の中間部に取付けられている第1バッ クル(32a)(32a)の位置を両肩掛け用に対応する長さに適当な取付位置にスライド 調整したのち、該第1バックル(32a)(32a)を対応位置の第2バックル(32b)(32b) に止着連結する。縦抱き両肩掛けに必要とするショルダーベルト(30)(30)の長さ は横抱きよりも短くて済むので、第1バックル(32a)(32a)より先端側には帯紐部 (31)(31)の余剰部が生じる。
【0030】 この状態でキャリア本体(10)を使用者の背中側に位置させ、ショルダーベルト (30)(30)を両肩に掛けて背負い、帯紐部(31)(31)の前記余剰部を使用者の腰まわ りに回し、その先端の第1および第2バックル(33a)(33b)を相互に止着連結する 。
【0031】 このおんぶ状態では、乳幼児はキャリア本体(10)内に収まって脱落の心配なく 安全に保持されると共に、ショルダーベルト(30)(30)によって幼児の身体が使用 者の身体側に引き寄せられる方向に拘束されるため、良好な安定性が保持される 。
【0032】 なお、前述の縦抱き使用例では、おんぶについて示したが、キャリア本体を(1 0)を使用者の正面側に位置させてだっこで使用することもできる。だっこではお んぶよりもショルダーベルト(30)(30)が若干長く必要となるが、この考案の縦抱 き・横抱き兼用ベビーキャリアでは、横抱きのために十分な長さのショルダーベ ルトを備えているため、だっこでの使用には何ら支障はない。
【0033】 次に、図6〜図8に、キャリア本体(10)を袋状タイプで使用し、ショルダーベ ルト(30)(30)を片方の肩にたすき掛けにして横抱きする使用態様を示す。
【0034】 まず、図6に示すように、前記キャリア本体(10)の内面側に乳児用パッド(50) を敷いて配置する。そして、図7に示すようにキャリア本体(10)の左右どちらか のベルト通し(17a)(17b)に腰ベルト(40)を差し通して取付けた状態で、前述の縦 抱き時と同様にキャリア本体(10)を袋状に形成するとともに乳幼児を収容保持す る。このとき、予め両ショルダーベルト(30)(30)の中間部に取付けられている第 1バックル(32a)(32a)の位置をたすき掛け用に対応する長さに適当な取付位置に スライド調整したのち、該第1バックル(32a)(32a)を対応位置の第2バックル(3 2b)(32b)に止着連結する。横抱きたすき掛けに必要とするショルダーベルト(30) (30)の長さは縦抱きよりも長く必要となるから、第1バックル(32a)(32a)より先 端側の帯紐部(31)(31)の余剰部は縦抱き使用時に比べて極めて短いものとなる。
【0035】 この状態で、図7に示すように2本のショルダーベルト(30)(30)を束ねて1本 にまとめて手に持ち、キャリア本体(10)を使用者の正面側に位置させるとともに 、2本のショルダーベルト(30)(30)を一括して片方の肩にたすき掛けにするとと もに、腰ベルト(40)を使用者の腰まわりに回し、その先端のバックル(33a)(33b) を相互に止着連結する(図8(A)(B))。なお、図7および図8では、腰ベルト(4 0)をキャリア本体(10)の背面視右側の上下ベルト通し(17a)(17b)に取り付けて、 ショルダーベルト(30)(30)を使用者の左肩にたすき掛けにして横抱きする使用例 を示している。
【0036】 このような横抱き状態では、起立するガード部(52)が乳児の頭頂部から側頭部 を囲んで頭部を保護するともに頭からの脱落を防止できる。また、敷材部(51)が キャリア本体(10)内の凹凸を解消するとともに、揺れや衝撃を緩和する。さらに 、前記キャリア本体(10)は2本のショルダーベルトで吊り上げられるから、傾き にくく安定して保持され、保持状態の安全性が確保される。しかも、前記腰ベル ト(40)の装着によってキャリア本体(10)が使用者の身体に引き寄せられた状態に 常時保持されるから、歩行時の横揺れや前傾姿勢時のキャリア本体(10)の使用者 からの離反や揺動等を防止して、横抱きした乳幼児を安定保持できる。
【0037】 例示した乳児用パッド(50)はキャリア本体(10)内に敷いて配置するだけである から、既存の縦抱き用ベビーキャリアを改造することなくパッド(50)を付加する だけで横抱き使用が可能になる。横抱きは比較的運動量の少ない乳児に対して行 うものであり、しかも前記キャリア本体(10)が袋状で乳幼児の身体をすっぽりと 包むように収容しているため、上述のように乳児用パッド(50)を敷くだけでもず れにくい。しかし、パッドのずれ防止に完全を期するならば、スナップ等の止着 具を追加してキャリア本体に着脱可能に取付るようにしても良い。また、乳児用 パッドの外布側にベルトを取付け、このベルトでキャリア本体に巻留めるように すれば、キャリア本体側に止着具等を追加せずにキャリア本体に取付けることが できる。
【0038】 さらに、この考案の他の実施形態について、図9〜図11に基づいて説明する 。
【0039】 本実施形態は、先の実施形態とは、頭当て部材に側頭サポート部材が装着され ている点が異なり、さらにこれに付随して頭当て部材の形状が異なる。その他の 構成は先の実施形態と共通する。
【0040】 図9に示すように、頭当て部材(60)は、頭部を安定して支えるための剛体を縫 込んだ外片(61)と頭部の当りを和らげるためのクッション材を縫込んだ内片(62) とを上端部を残して側縁を縫い合わせて形成されたものであり、この縫い合わせ により上端部が開口する溝(63)が形成されている。そして、この溝(63)は外片(6 1)および内片(62)の対向面にそれぞれ縫着された面ファスナ(64a)(64b)により開 閉可能となされている。また、この頭当て部材(60)は、先の頭当て部材(13)と 同様に、ホックによる止着部材(図示略)と、抑さえ帯(18)との併用で背当て部(1 1)に着脱可能に取付けられる。
【0041】 一方、側頭サポート部材(70)は、前記頭当て部材(60)相当の幅の基体部(71)と 該基体部(71)の両側縁に帯状の当て片(72)(72)とが一体に形成された概略T字形 であり、前記基体部(71)の基端(71a)側で前記ポケット(15)の内部に縫着されて いる。また、前記頭当て部材(60)への係着具として、基体部(71)の前面、即ち頭 当て部材(60)に接する面に前記頭当て部材(60)への掛留め用テープ(73)が長さ方 向の両端で縫着されているとともに、前記当て片(72)(72)の先端部にはショルダ ーベルト(30)(30)に留付けるためのスナップ(74a)(74a)が取付けられている。ま た、図11に示すように、ショルダーベルト(30)(30)にはその相手方スナップ(7 4b)(74b)が取付られている。
【0042】 前記側頭サポート部材(70)のベビーキャリア(1)への装着は次のようにして行 う。
【0043】 先ず、図10に示すように、ベビーキャリア(1)の背当て部(11)のポケット(15 から側頭サポート部材(70)を引出す一方、前記頭当て部材(60)の溝(63)の面ファ スナ(64a)(64b)を開いておく。そして、頭当て部材(60)の背後から側頭サポート 部材(70)を添わせ、掛留め用テープ(73)を頭当て部材(60)の溝(63)に深く掛けた のち、面ファスナ(64a)(64b)を閉じて該テープ(73)が頭当て部材(60)から抜けな いようにする。側頭サポート部材(70)は、基体部(71)の基端(71a)側でポケット( 15)に縫着されて固定されているので、テープ(73)の掛留めおよび面ファスナ(64 a)(64b)の閉塞により確実に装着され、幼児が活発に動いても側頭サポート部材( 70)が外れるおそれはない。次に、側頭サポート部材(70)の左右の当て片(72)(72 )の先端部をスナップ(74a)によりそれぞれ左右のショルダーベルト(30)(30)の相 手方スナップ(74b)に係着して当て片(72)(72)を固定する。
【0044】 そして、先の実施形態と同様に乳児用パッド(50)をキャリア本体(10)内に配置 して、図11に示すように乳児を横抱きする。前記側頭サポート部材(70)を使用 することにより、乳児の頭部が側方に対しても保持されて安定性および安全性が 増す。
【0045】 なお、前記側頭サポート部材(70)は図示した横抱きの他に縦抱き時に使用して も良く、縦抱き時の保持安定性を助長することも可能である。また、側頭サポー ト部材(70)を使用しない時は、頭当て部材(60)から外して、前記ポケット(15)内 に収納する。また、実施形態の側頭サポート部材(70)は基体部(71)の基端(71a) 側でポケット(15)内に縫着されてこれらが結合一体化されているが、ファスナ、 スナップ等の係着具により着脱自在に結合させる構成も可能である。
【0046】
【考案の効果】
以上の次第で、この考案の乳児用パッドの敷材部上に乳児を仰臥させると、頭 部がガード部で囲まれて保護される。このような乳児用パッドをベビーキャリア のキャリア本体に装着して横抱きすると、キャリア本体内面の凹凸を解消できる とともに、揺れ等の外部からの衝撃を緩和することができる。また、ガード部に が頭部を保護するとともに頭からの脱落を防止して、横抱きの保持状態の安全性 や安定性、あるいは快適性を高めることができる。
【0047】 また、この考案の縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリアにおいては、ショルダー ベルトの長さ調節と、肩への掛け方を両肩掛けまたは一対を2本一括して片方の 肩にたすき掛けのいずれかを選択することにより、縦抱き、横抱きのいずれの態 様にも使用できる。しかも、横抱き使用時においては、キャリア本体を傾けない ように安定して保持できるから、歩行時の揺れ防ぐことができ、特に身体のしっ かりしていない乳児に対しても安全で安定した状態で保持することができる。従 って、この考案の縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリアは、乳児用パッドを装着し て生後すぐから横抱きで使用し、首がすわった後は乳児用パッドを外して縦抱き に転換使用でき、1つのベビーキャリアを長期間にわたって安全で安定した状態 で使用できる。しかも、縦抱き・横抱きの選択は、乳児用パッドの有無とショル ダーベルトの長さ調節と肩への掛け方のみであり、いずれも極めて簡単に行える 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の乳児用パッドの一実施態様を示す全
体斜視図である。
【図2】図1の乳児用パッドの使用によって縦抱きおよ
び横抱きに兼用可能なベビーキャリアを示す全体斜視図
である。
【図3】図2の要部背面図である。
【図4】縦抱きおんぶ使用時において、使用準備状態を
示す正面側から見た斜視図である。
【図5】縦抱きおんぶ使用状態を背面側から示す斜視図
である。
【図6】横抱き使用時において、使用準備状態を示す正
面側から見た斜視図である。
【図7】横抱き使用時において、使用準備状態を示す背
面側から見た斜視図である。
【図8】横抱き使用状態を示すもので、図(A)は正面
姿、図(B)は背面姿をそれぞれ示す正面図および後面図
である。
【図9】他の実施形態において、頭当て部材および側頭
サポート部材を示す斜視図である。
【図10】側頭サポート部材を頭当て部材に装着する方
法を示す正面図である。
【図11】他の実施形態において、横抱き使用状態を示
す正面姿である。
【符号の説明】
1…縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア 10…キャリア本体 30…ショルダーベルト 50…乳児用パッド 51…敷材部 52…ガード部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳児を仰臥させる敷材部(51)と、該敷材
    部(51)の頭部側周縁から起立状態に形成されたガード部
    (52)とを有することを特徴とする乳児用パッド。
  2. 【請求項2】 少なくとも背当て部(11)および前記背当
    て部(11)の上部に頭部安定用の頭当て部材(13)を有し、
    乳幼児を収容保持するキャリア本体(10)と、 前記キャリア本体(10)に左右一対が取付けられ、縦抱き
    で両肩掛け使用時と横抱きで2本一括たすき掛け使用時
    とで長さ調節可能なショルダーベルト(30)(30)と、 横抱き時に前記キャリア本体(10)内に装着され、乳児を
    仰臥させる敷材部(51)および該敷材部(51)の頭部側周縁
    に起立状態に形成されたガード部(52)を有する乳児用パ
    ッド(50)とを備えることを特徴とする縦抱き・横抱き兼
    用ベビーキャリア。
JP2000008445U 2000-11-29 2000-11-29 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア Expired - Lifetime JP3077992U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008445U JP3077992U (ja) 2000-11-29 2000-11-29 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000008445U JP3077992U (ja) 2000-11-29 2000-11-29 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3077992U true JP3077992U (ja) 2001-06-12

Family

ID=43210958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000008445U Expired - Lifetime JP3077992U (ja) 2000-11-29 2000-11-29 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3077992U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141573A (ja) * 2002-08-29 2004-05-20 Lucky Kogyo Kk 頭部サポート部材および頭部サポート部材付ベビーキャリア
JP2005185426A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Lucky Kogyo Kk サポート部材およびベビーキャリア
KR101320616B1 (ko) * 2011-11-04 2013-10-22 김건형 유아용 샴푸 걸이대
JP2016002371A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 ピジョン株式会社 横抱き用子守帯
IT202100011948A1 (it) * 2021-05-10 2022-11-10 Jan Mattassi Zaino trasporta bambini

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141573A (ja) * 2002-08-29 2004-05-20 Lucky Kogyo Kk 頭部サポート部材および頭部サポート部材付ベビーキャリア
JP2005185426A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Lucky Kogyo Kk サポート部材およびベビーキャリア
KR101320616B1 (ko) * 2011-11-04 2013-10-22 김건형 유아용 샴푸 걸이대
JP2016002371A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 ピジョン株式会社 横抱き用子守帯
IT202100011948A1 (it) * 2021-05-10 2022-11-10 Jan Mattassi Zaino trasporta bambini

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3856625B2 (ja) 対面・前向きだっこ兼用ベビーキャリア
EP1992257B1 (en) Reversible infant carrier
JP5827008B2 (ja) 運搬具
US5178309A (en) Infant carrier and harness combination
US10631664B2 (en) Two-piece baby carrier
JP2010524605A5 (ja)
JP4463348B2 (ja) おんぶ専用子守帯
WO2012079787A1 (en) Child carrier
US11440444B2 (en) Baby carrier
CA3160906A1 (en) Baby carrier
US20220024360A1 (en) Baby carrier
JP2005131146A (ja) ベビーキャリア
JP3077992U (ja) 乳児用パッドおよび縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア
JP3754768B2 (ja) 袋形ベビーキャリア
JP2004181268A (ja) 子守帯および使用者装着部材
JP2000296034A (ja) 足ぐりベルト付ベビーキャリア
JP3990876B2 (ja) 敷材および敷材付ベビーキャリア
JP2000296033A (ja) 縦抱き・横抱き兼用ベビーキャリア
JPH0727870Y2 (ja) 抱き具の機能を具えたリュックサック
JP4643304B2 (ja) 頭部サポート部材およびベビーキャリア
JP2004141573A (ja) 頭部サポート部材および頭部サポート部材付ベビーキャリア
JP3247212U (ja) 子守帯
JPH0515251Y2 (ja)
JPH056850Y2 (ja)
JP2004248879A (ja) 敷材およびベビーキャリア

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term